那智勝浦町の堀順一郎町長は7日、役場町長室で会見を開き、12日(水)に開会する町議会第2回定例会に提出する議案の内容を明かした。
議案11、報告10を上程し、一般質問は18日(火)、19日(水)を予定している。一般会計補正予算は1億8746万4000円を追加し、総額109億926万5000円とする。
3月議会で道の駅「なち」全体のコンサル委託を除いた修正議案が可決されたことから、今回、那智駅交流センターや農産物直売所を含む道の駅「なち」のコンサル委託料600万円を再度計上する。
新たな観光誘客の取り組みとして、デジタル技術を活用して働き、さまざまな場所を行き来する「デジタルノマド」の受け入れ環境整備や、誘致に関して総務省「地域力創造アドバイザー制度」を活用し、デジタルノマド誘致の実証実験を実施する。事業費は560万円。
新宮市・那智勝浦町消防通信指令事務協議会の設置に関する議案も提出する。
ロケット見学場周辺整備事業関連に870万円を充てる。ロケット打ち上げ公式見学場の旧浦神小学校周辺整備にかかる既設門扉やフェンスなどを撤去し、グラウンドの一部芝生化に伴いポット苗を植える。
堀町長は「ロケット見学場を多目的に活用できるイベント広場として整備し、地域の方も集えるようにしたい」と話した。
(2024年6月8日付紙面より)
もっと見る
折たたむ
別窓で見る