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「くまのこどもサミット」のチラシを持つ上野顯宮司(左)=4日、熊野速玉大社
こどもサミットを開催
世界遺産登録20周年記念
熊野速玉大社

 「熊野速玉大社世界遺産登録二十周年記念 くまのこどもサミット 未来へつなぐ世界遺産」が7月27日(土)午後5時50分から9時まで、熊野速玉大社(上野顯宮司)で開かれる。中高生の代表者が自由に発表する企画を考えている。参加は無料で、事前申し込みも不要。上野宮司は「小学生も含めてぜひ来てほしい」と呼びかけている。

 熊野速玉大社世界遺産を守る会(会長=上野宮司)の主催。午後5時に開場し、同20分からは世界遺産DVDを上映。同50分から6時までが主催者あいさつとなっている。

 その後は3部構成となる。第1部として▽午後6時から同40分まで、高橋典嗣・武蔵野大学客員教授/日本スペースガード協会理事長による特別講演「生命の起源と進化」▽午後6時40分から同50分まで、火入れの儀と神楽「神なぎの舞」の奉奏―を予定している。

 第2部は、午後7時から8時10分までが「くまのこどもサミット」。市内の中学校3~4校、高校3校の代表者に、「未来へつなぐ世界遺産」をテーマに意見や考えを述べてもらう。小学生にも参加を呼びかける。

 第3部は午後8時15分から同45分まで。アーティストの橋本昌彦氏の「LIFE いのち」を上映する。閉会あいさつを経て、午後9時に終了を予定する。

 雨天時は丹鶴体育館(丹鶴小体育館)に場所を移す。当日の午後1時に判断する。

 上野宮司は、20周年の記念行事を行うに当たり「世界遺産についての学識経験者の講話は多くしてきたが、子どもらが発表できる場はどこも提供していない」と指摘し、今回の企画に思い至ったことを明かした。

 「世界遺産の登録前から(この地の自然や文化などは)変わっておらず、元から素晴らしい。大自然そのものが普遍的価値を持ち、人間はその恵みを受けてきた。われわれが生きる地球の存在に感謝し、世界遺産の(理念の)究極は世界平和であることを別角度から訴えたい」と力を込めた。

(2024年6月7日付紙面より)


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県高校総体でベスト8になったチームメンバーの皆さん(串本古座高校女子バレーボール部提供)
スポーツ 県高校総体でベスト8に
女子バレーボール部健闘
串本古座高校
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串本古座高
 和歌山県立串本古座高校の女子バレーボール部が県高校総合体育大会バレーボール競技でベスト8となる健闘をした。

 この大会は全国高校総合体育大会(通称・インターハイ)の登竜門で、1日から3日までの3日間、田辺市内4会場で実施。女子の部には20チームが出場し、予選グループ戦の結果に基づく組み合わせで決勝トーナメントに臨み競い合った。

 串本古座は予選グループ戦で笠田と対戦し、セットカウント2―0で勝利。決勝トーナメントは向陽にセットカウント2―1で勝って準決勝へ進み、県内四強の一角・和歌山信愛と対戦するも及ばなかった。

 同部にとってベスト8は2022年秋の県高校バレーボール選手権大会(通称・春高バレーの登竜門)以来の好成績で、その当時も和歌山信愛と対戦して及ばず、再度強豪の実力を知る結果となった。キャプテンの柳谷琴美さん(3年)は「公式大会でベスト8に入ることができてうれしい。持ち前のチームワークと自分たちの力の可能性を日々練習してきたことが発揮でき、勝利につながったと思う。今後も部活動を通して学校や地域を盛り上げ、応援してくださっている方々に恩返しができれば」と今回の挑戦を振り返ってコメントしている。

(2024年6月7日付紙面より)



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新宮市へと伸びる熊野川河口大橋=6日、紀宝町鵜殿
地域 イベント内容を決定
河口大橋の開通記念で
新宮市―紀宝町
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新宮木材協同組合
木材協同組合
 新宮紀宝道路開通記念イベント実行委員会(田岡実千年委員長=新宮市長)の第2回会議が5日、新宮市役所であった。委員13人が出席。今秋に予定する新宮紀宝道路(熊野川河口大橋)の開通を記念し、さまざまなイベントを行うことを決めた。

 9月ごろの午前10時から午後4時まで、開通記念の地域活性化イベントを行うとした。内容は▽午前10時から地域和太鼓団体による演奏▽午前10時30分から近隣中高「吹奏楽部」による演奏▽午前11時から二県交流綱引き大会▽午後2時から新宮紀宝道路を活用した「世界記録」への挑戦―となった。

 二県交流綱引き大会は、河口大橋上で実施。子ども(小4~中3)の部と大人(高校生以上)の部に分かれ、どちらも両県合わせて約400人で競う。世界記録への挑戦も河口大橋上で、4㍍の地元角材を約800㍍の河口大橋上に並べ、長さで世界記録を目指す。参加人数は、地域住民や大工などの400人から500人を見込む。

 使用する角材はレーザー加工により「大社、王子社、峠」などの名称を入れ、世界遺産登録20周年もPRする。さらに使用後はベンチにして、ふるさと納税の返礼品などに利活用する。

 広域交流物産展とステージイベントも、新宮木材協同組合周辺で行う。物産展は50店舗程度が出店する。地元学生による吹奏楽や和太鼓演奏などのステージイベントを検討している。

 開通式直前の昼夜には、ウオーキングイベント&提灯(ちょうちん)行列も行う。ウオーキングイベントは午後1時30分に開始。申し込み不要のフリー参加で、5000人を見込む。提灯行列は、1935(昭和10)年に旧熊野大橋が開通した際の出来事を再現する。こちらは事前申込制で、600人を想定。最後は熊野川河口で記念花火を打ち上げる。

 この他、7~8月ごろに河口大橋とその周辺で工事現場見学会を、9月中旬ごろに丹鶴ホールで自衛隊音楽隊による記念コンサートを実施する。

 同実行委は、新宮市と紀宝町、両市町の商工観光団体、架橋関連団体の代表者などで組織している。この日はイベント内容のほか、昨年度の事業や決算、本年度の事業と予算などを可決した。

(2024年6月7日付紙面より)

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