「第41回和歌山県小学校人権の花運動」写真コンテストの審査結果が発表され、古座川町立高池小学校(中井清校長)が最優秀賞に選ばれたことが明らかになった。同校は第39、40回も最優秀賞に選ばれていて、3年続けての獲得となる。
このコンテストは、県人権啓発活動ネットワーク協議会(代表=夏見聡・和歌山地方法務局長)が主催。同協議会は例年、博愛や思いやりの象徴として親しまれるチューリップの球根やプランターを県内の全小学校(義務教育学校と特別支援学校を含む)に配り、児童に協力して育ててもらって生命の尊さを感じる形で将来を担う子どもたちの情操や人権尊重思想を育んでいる。その成果を確かめるために豊かに咲き誇る花と児童の記念写真をこのコンテストで募集している。
同協議会事務局によると今回は110校から応募があり、後の審査で最優秀賞10校、優秀賞40校、奨励賞60校を決め応募した全校の取り組みをたたえるとしている。
高池小は6年生10人が卒業した上級生(現中学1年生)から引き継ぎ、新1年生歓迎の思いも込め園芸委員が中心となりみんなで育ててきた。最優秀賞に選ばれた写真は、正門周囲のソメイヨシノや花壇に植えられた春の植物と一緒に花盛りを迎えた3月30日に撮影。6年生は歴代児童の合言葉「あいさつ日本一の高池小」と「花いっぱい笑顔もいっぱい」の横断幕を掲げて、今年の花盛りを誇っている。
□ □
新宮・東牟婁地方では9校受賞
同協議会事務局によると、賞状や副賞(額装した作品)は後日、各受賞校を訪問する形で届ける予定。新宮・東牟婁地方では高池小のほか、王子ケ浜小と三輪崎小、宇久井小、太地小の4校が優秀賞、神倉小と勝浦小、明神小、三尾川(みとがわ)小の4校が奨励賞に選ばれていて、最優秀賞と優秀賞の作品は12月9日(土)に新宮市の市文化複合施設「丹鶴ホール」で開く啓発行事「人権の集い」の会場内で展示紹介する予定という。
(2023年9月13日付紙面より)