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講義を聞く受講生ら=23日、新宮市大橋通の新宮信用金庫本店
「熊野に見る災害文化」
南紀熊野サテライトが開放授業
和歌山大学

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災害
防災
 和歌山大学南紀熊野サテライトは23日、新宮市大橋通の新宮信用金庫本店で学部開放授業「熊野郷土学C~郷土学からの地域振興~」を開いた。高校生から大人まで37人が参加し、全6回を通じて学んでいく。今期初の講義はシステム工学部の平田隆行准教授が「水と住まい、熊野に見る災害文化」の題で講義した。

 南紀熊野サテライトは大学の研究や教育機能を活用した地域貢献を目指し、地域社会とともに育ちあう創造的な教育、研究、社会連携活動をしている。開放授業は生涯学習と地域連携を深めようと実施しており、新宮会場では昨年から始まった。

 平田准教授は水と景観の関係性に触れ「水は恵みをもたらすが人の命を奪うものにもなる。いいところを取り、災害リスクを減らすことが自然環境にマッチして生きていくための秘訣(ひけつ)。それが心奪われる景観となる。水と住まうこと」と語った。

 地域に残る災害にまつわる習慣や言い伝え、生活の技術など「災害文化」を紹介し「災害を追いやるのではなく折り合いをつけながら生活する文化や暮らし方」。

 「雨と住まう(紀伊半島の民家外観の特徴)」「川と住まう(水防建築)」「海と住まう(津波と集落)」に分け、防風雨策や構造、輪中、川原家、防災のむらづくりなどの話を地方の環境を交えて解説し、受講者らは熱心に耳を傾けた。

(2018年6月26日付紙面より)


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3人を相手に将棋を指す大橋貴洸四段(右)=24日、新宮市佐野
文化 大橋四段が後輩ら指導
将棋連南紀将ちゃん会で
新宮市
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神倉小
 新宮市出身のプロ棋士、大橋貴洸(おおはし・たかひろ)四段(25)=大阪府=を迎え、日本将棋連盟南紀将ちゃん会支部(小井順司支部長、会員18人)は24日、同市の佐野会館で「交流指導対局会」を開いた。8~86歳の会員15人が参加し腕を磨いた。

 大橋四段は4歳で東京へ引っ越し、小学4年生から将棋を始めた。祖父母宅へ帰省中、同支部の大会に出場し優勝。その後、特別会員になった。2006年9月に日本将棋連盟の棋士養成機関「奨励会」に入会。10年に三段リーグ入りし、おととし10月に新宮市出身初のプロ棋士になった。

 大橋四段がふるさと新宮で指導するのは2回目。1人で3人を相手にする“三面指し”で後輩らと対局し、アドバイスを送った。

 飛車、角行、香車“四枚落ち”の大橋四段に勝利した市立神倉小学校6年の新谷恭多君(12)は「うれしいです。次は二枚落ちで勝ちたいです」。大橋四段は「筋の良い子どもたちが多く、今後が楽しみです」と話していた。

 大橋四段の昨年度成績は、勝率7割9分3厘(46勝12敗)で2位。対局数は58で4位、勝数は46で2位だった。「今後はタイトル獲得を目指して頑張ります」と決意を述べた。

 同支部は年2回、プロ棋士を迎えて指導対局会を開いていて、今回で21回目。次回の指導対局会は8月19日(日)の予定。小井支部長(68)は「子どもたちもプロ棋士との対局になれていて、堂々としています。将来が楽しみです」と話していた。

(2018年6月26日付紙面より)

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ササ飾り作りに取り組む子どもら=24日、古座川町中央公民館
地域 ササ飾り作り気持ち高める
中央公民館で「七夕会」
古座川町
 古座川町中央公民館で24日、児童館行事「七夕会」があり子どもら約100人が一足早く風物詩を楽しんだ。

 同館は中央公民館と児童館の2機能を宿す複合施設(町民会館)として建設され、現在は子育て支援センターを加えた3機能を発揮する複合施設として活用されている。「七夕会」は冬の「クリスマス会」と並ぶ児童館の二大行事で、いずれも期日より一足早く風物詩を楽しむ事で来る本番への気持ちを高め、家族で迎える風物詩行事に弾みをつける機会として回を重ねている。

 同町子ども教育15年プラン実施に伴い子育て領域の担当課が同町教育委員会に一元化され、現在は同町教育委員会や子育て支援センターの職員が計画し、町域の子どもやその家族に自由参加を呼び掛けている。

 開会に当たり、22日に着任した中道悟教育長があいさつして参加を歓迎。司書の土井麻由さんら職員が操り人形の織り姫やひこ星を交えた読み聞かせを披露して七夕の雰囲気を伝え、高まった気持ちでササ飾り作りを促した。

 子どもたちの短冊には書道や水泳の上達、賢くなりたいなど心身の向上、将来就きたい職業や大好きなキャラクターになりたいなど、自由奔放に願い事が記され、個々に配布されたプラスチックのササ枝にこよりで結びつけてササ飾りを仕上げた。

 ササ飾りの材料はミニゲームの景品として提供。他のゲームではシャボン玉や水鉄砲など簡単なおもちゃをもらい、「天の川の七夕飾り」をみんなで仕上げるなどした。ササ飾りを作り終えたところで同町のマスコットキャラクター「瀧之拝太郎」も登場。みんなで手作りしたササ飾りを手に持って記念撮影をして会を終えた。

 以前は4㍍超の竹を切り出してササ飾りを作るのが恒例だったが、大規模改修の一環で館内エレベーターがロビーに設置され飾る場所がなくなったため、本年度も天の川の七夕飾りを作ることにした。みんなの願い事が織り姫やひこ星に届くよう、ササ飾りと一緒に当面の間館内で展示するという。

(2018年6月26日付紙面より)

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清掃奉仕する皆さん=24日、那智勝浦町宇久井
地域 区民が一斉奉仕
シーズン前に宇久井海岸を清掃
那智勝浦町
 那智勝浦町の宇久井東漁港や宇久井海水浴場などの一帯で24日、5区合同の清掃活動があり、海水浴シーズンを前に大勢の区民が一斉奉仕した。

 那智勝浦町宇久井区(東正通総区長)の里1区、里2区、向井区、中芝区、出見世区の海岸一帯に隣接する区で取り組んでいる。他の地区でも溝掃除などを実施した。

 この日は明け方まで雨が降ったため予定時間をずらし午前8時から作業を開始。周辺の草刈り、漂着ごみや藻類、流木などを拾い集め、沿道にはいっぱいに詰まったごみ袋が大量に積み上げられていった。

 一昨年ごろから出見世区付近の浜で、ウミガメの上陸が見られるようになったという。参加した区民らは「ウミガメはきれいな浜に来ると聞きますから、うれしいですね。海で遊ぶ人もきれいに使って楽しんでもらいたいです」と話していた。

 今年の宇久井海水浴場の海開きは7月14日(土)から8月19日(日)まで。

(2018年6月26日付紙面より)

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