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カレンダー検索:55件の記事がありました
【検索ステータス】 
2023年01月29日
1 11人の新議員決まる
 紀宝町議選  

1月29日21時30分確定【定数11】

当落得票数候補者名年齢党派現元新
1,261榎本 健治46
621川原田規泰67
535萩野 進也68
384原  章三75
360獺越 幸雄67
359奥峪 康之65
339向井 健雅68
313大倉 孝司64
278鈴木  学74
272平野美津子75
260市川  潔75
157野田 純志74


当日有権者数 8,888人

投票者数 5,205人

無効投票数 66票

投票率 58.56%


2023年01月29日
2 災害が起こりやすい地形とは
 AR砂場で土砂災害学習  (市野々小 )

 那智勝浦町立市野々小学校で27日、拡張現実(AR)の技術を応用した新しい学習コンテンツ「AR砂場」を使った土砂災害学習があった。和歌山県土砂災害啓発センター主任の筒井和男さんらが講師を務め、5、6年生12人が砂場で山や谷を作ることを通じて、災害が起こりやすい地形の見つけ方を学んだ。

 AR砂場は、砂場の山や谷を地形に見立て、その形状をリアルタイムで計測しながら等高線や標高別の配色といった視覚情報をプロジェクターで合成するもの。土砂災害学習に不可欠な地形についての理解を深める視覚補助の役割が期待される。同センターと和歌山工業高等専門学校の学生らが共同開発した。

 筒井さんは児童に向け「土砂災害の恐れがある場所は、谷の出口や川の近くの扇状地、崖や急な斜面の近くだけれど、離れた場所の地形はどうやったら分かるだろう?」と問いかけ、地形図の等高線について解説。児童はAR砂場で実際に平らな地面や山を作り、急な斜面や谷筋といった地形の見極め方を学んだ。妙法山や烏帽子山(えぼしやま)、光ヶ峰といった険しい山に囲まれた那智川流域の地形も作り、その特徴を考察した。

 那智川の支流・鳴子谷川の模型に航空写真や土石流のシミュレーション動画を投影する試みもあり、児童から「本物の山みたい」と声が上がった。筒井さんは「地形を読み取ることで、ハザードマップに表れていない危険箇所を発見することもできるかも。6年生は中学生になると少し違う地域へ通学することになるけれど、進学先周辺の地形にも関心を持ってほしい」と呼びかけた。

 小賀実樹君(6年)は「等高線について今日初めて聞いたけれど、砂場はリアルタイムで色が変わってすごく分かりやすかった。災害から身を守るためには、やっぱり早めに避難が大切だと思う」と話していた。

 AR砂場は、第1回高専防災減災コンテストのアイデア検証進出提案に選出されており、今年3月に東京都で最終審査の発表が行われる。筒井さんは「将来的には土砂災害啓発センターの常設展示として、中高生を含む多くの来館者の学習に役立てたい」と期待を寄せていた。

(2023年1月29日付紙面より)

砂場で那智川流域の地形を作る=27日、那智勝浦町立市野々小学校
2023年01月29日
3 地元の歴史や文化学ぶ 神倉小で御燈祭りの授業 (新宮市)

 新宮市立神倉小学校(藪中秀樹校長)で25日、ふるさと学習があった。6年生90人が、熊野速玉大社の濵中孝成禰宜(ねぎ)から毎年2月6日に摂社神倉神社で斎行されている「御燈祭(おとうまつ)り」の歴史などについて学んだ。

 同校運営協議会(下岡輝子会長)による「ヤタガラス子ども未来プロジェクト」の一環で実施。子どもたちに自分たちが暮らしている町の歴史や文化を学んでもらおうと、協議会メンバーを中心に有志ボランティアの協力を得て授業を設けている。

 濵中禰宜は、熊野権現が祭られている熊野神社は全国に約5000社あり、その総本宮が「熊野速玉大社」「熊野本宮大社」「熊野那智大社」の熊野三山であると説明。「熊野大神が三山に祭られる前、最初に降臨した聖地が神倉山といわれており、銅鐸などのさまざまな出土品から、弥生時代から神倉山で祭りが営まれていたとされています」と述べた。

 後半には清めやかがり御供(ごく)作り、阿須賀神社で神職・山伏・介釈(かいしゃく)たちが行う奉幣(ほうへい)神事など、一連の行程を紹介し「春を迎える季節に神様の火を頂くことが祭りの本意。コロナ禍で上(あ)がり子の皆さんは上がれませんが、地元には素晴らしい祭りがあることを誇りに思ってもらい、今後に伝えてもらえればうれしいです」と語った。

 大石蓮稀(はずき)君は「一度も上がったことはありませんが、一日の流れや白い物を食べる意味が分かりました。授業を聞いて通常の祭りができるようになったら、参加してみたい」と話していた。

(2023年1月29日付紙面より)

御燈祭りの歴史などについて学ぶ児童=25日、新宮市立神倉小学校
濵中孝成禰宜
2023年01月29日
4 「夏の甲子園目指す」
 木本、21世枠選出ならず  (センバツ高校野球 )

 3月に甲子園球場で開かれる「第95回記念選抜高校野球大会」の出場校が27日に決まり、21世紀枠の東海地区候補校だった県立木本高校は惜しくも選ばれなかった。報告を受けた選手たちは、ユニホームに着替え、夏の甲子園を目指して練習に打ち込んだ。

 校長から結果を聞いた、榎本和真主将(2年)は「正直悔しいけど、こうして注目していただいたことはいい経験になった」と振り返り「目標にしてきた県1番になって地域の方々とOBの皆さん、保護者の皆さんに恩返ししたい。甲子園は地域の方々の期待も大きく、OBの皆さんの夢でもある。僕たちの代で成し遂げたい。夏に1番を取って甲子園に行きたい」と前を向いた。

 西垣戸洋一監督は「結果は残念だが、選手たちはすでに夏に向けて意識を持った表情だった。普段から自分たちを律しながら戦っている子どもたちなので心配はない。夏に向けて攻撃力を高めていこうと生徒たちと話をしている」と話していた。

 木本高校は、部員13人で県内強豪校と互角に戦い秋季大会県ベスト4に進出したことや、140㌔近いストレートを誇る投手が2人いること、地元に愛されていることなどが高く評価され、東海推薦校に選出されていた。

 21世紀枠は全国9校から氷見高校(富山県)、城東高校(徳島県)、石橋高校(栃木県)の3校が選ばれた。

(2023年1月29日付紙面より)

校長の話を聞く部員たち=27日、熊野市の県立木本高校
2023年01月29日
5 一足早い節分で終息や平和願う
 補陀洛山寺で立春大護摩供星祭  (那智勝浦町 )

 那智勝浦町浜ノ宮の補陀洛山寺(髙木智英住職)で27日、立春大護摩供星祭(りっしゅんおおごまくほしまつり)があった。おととし、昨年に引き続き、今年も新型コロナウイルス感染拡大防止の観点から僧侶や職員のみが参加。コロナ終息を願い、髙木住職らが「鬼は外、福は内」と掛け声を発し、一足早い豆まきが行われた。

 この日は、同寺の国重要文化財の本尊「三貌(さんぼう)十一面千手千眼観世音菩薩(ぼさつ)」を開帳。熊野修験の山伏のほら貝が響く中、髙木住職らが入堂し、法要を営んだ。

 続いて本堂内の護摩壇で護摩木をたき上げ、家内安全、商売繁盛、身体健全などを祈願。その後、僧侶2人と山伏1人が本堂内で豆をまき、さらに回廊から境内に向けてまいた。

 例年は多くの参拝者が集まる中、かみしも姿の厄年の人たちが、境内に設置されたやぐらから豆まきや餅まきを行い、にぎわっている。

 髙木住職は「コロナ禍となって4年目。すぐには終息は難しいため、まずは共生していかなくてはならない。そして、戦争は今もなお続いている。仏教に携わる僧侶として、できることは微力だが、以前のような生活に戻ることと、世界平和を祈念し、お参りを続けていきたい」。

 今後については「もうすぐ、コロナも5類に引き下げとなる。5月の例大祭には多くの方々にお参りいただければ幸いです」と語った。

 なお、毎年和歌山県内外から、多くの人々が訪れる那智山青岸渡寺(髙木亮英住職)の「節分会」はコロナの感染拡大防止のため、今年も中止を発表している。

(2023年1月29日付紙面より)

商売繁盛やコロナ終息、世界平和などを願い護摩木をたき上げた=27日、那智勝浦町の補陀洛山寺
僧侶のみで一足早い豆まきを行った
2023年01月29日
6 災害孤立に備え訓練  無線連絡の手順確認  (那智勝浦町 )
2023年01月29日
7 73人が前期入試に臨む  初のサポートプラン入試も  (近大新宮高 )
2023年01月29日
8 平和の大切さなど学ぶ  新翔高でユネスコ講話  
2023年01月29日
9 かわいい鬼さんに変身!  よちよちくらぶに11組  (新宮市 )
2023年01月29日
10 給食にマグロカツバーガー  料理選手権入賞レシピを再現  (太地中 )
2023年01月29日
11 木本総合2.05倍、紀南2.67倍  三重県立高校前期選抜の志願状況  
2023年01月29日
12 生徒らが元気に踊る  ダンス発表会を開催  (矢渕中学校 )
2023年01月29日
13 生芋からこんにゃく作り  サロンで女性ら手際よく  (紀宝町 )
2023年01月29日
14 29日に投票、即日開票  現職、元職、新人12人が舌戦  (紀宝町議選 )
2023年01月29日
15 世古進之佑君が栄冠に  中央児童館で「こままわし大会」  (新宮市 )
2023年01月29日
16 お悔やみ情報
  
2023年01月25日
17 郷土の宝を後世へつなぐ 文化財防火デー前に訓練 (熊野本宮大社)

 「文化財防火デー」(1月26日)を前に、田辺市本宮町の熊野本宮大社(九鬼家隆宮司)で23日、防火訓練が実施された。大社職員で組織する自衛消防隊や神職、田辺市消防署本宮分署、田辺市消防団本宮支団本宮分団・請川分団から約40人が参加し、放水訓練などを通じて防火意識と文化財愛護意識の高揚を図った。

 文化財防火デーは、1949(昭和24)年に奈良県の法隆寺金堂で発生した火災で壁画が焼損したことを契機に制定された日。貴重な文化財を火災や震災、その他の災害から守るため、全国で防火運動が展開される。

 熊野本宮大社は、第一殿・第二殿(西御前・中御前)、第三殿(証誠殿)、第四殿(若一王子)が国指定重要文化財に指定されており、宝物殿には国・県指定の有形文化財である絵画や工芸品が収蔵されている。

 今年の訓練は、宝物殿奥の山林から出火し、境内を巡回中の神職が火事を発見したという想定で実施。小雨が降る中、参加者らは初期消火や119番通報、文化財の搬出などを行い、最後に延焼予防のため檜皮(ひわだ)ぶきの社殿に向けて一斉に放水した。

 田辺市消防署本宮分署による立ち入り検査や、瑞鳳殿の店舗職員も参加した自動体外式除細動器(AED)・消火器訓練もあり、地域も一体となって取り組んだ。

 訓練後、井戸清明・田辺消防署本宮分署長は「迅速に消火活動が行われていた。地域の方々の協力もあって防火が守られており、大変ありがたい」と講評。

 九鬼宮司は「日本の47都道府県には、それぞれの地域の神社仏閣、文化財が遺(のこ)されている。郷土の宝であるこれらの文化財や熊野権現造りの社殿を後世に受け継いでいくことがわれわれの責務。これからより一層寒い時期となるが、職員一同火に気をつけ、文化財愛護の精神を広めていきたい」と誓いを新たにした。

(2023年1月25日付紙面より)

延焼を防ぐため社殿に一斉放水=23日、田辺市本宮町の熊野本宮大社
2023年01月25日
18 情報共有、施策に反映
 災害対策本部各部が報告  (新宮市 )

 新宮市役所別館で23日、令和4年度災害対策本部報告会があった。本部長の田岡実千年市長や副本部長の向井雅男副市長に災害対策本部員や防災対策課職員、災対各部班長らが取り組みを報告。情報や現状を共有した。

 近い将来、発生が予想されている南海トラフを震源とする大震災。新宮市では、同大震災などの大災害に対応するため、対応マニュアルの作成や修正、実践的な訓練を各部で行い、防災力を高め不測の事態に備えている。

 報告会は、2016年の熊本地震を契機に「災対本部各部の具体的行動計画の作成」や「行動計画に基づく災対本部各部における実効性のある訓練の実施」、「災害本部各部から本部長・副本部長への報告」を行い、大災害に対応した体制を整え、今後の防災施策に反映させることを目的に実施している。

 新型コロナウイルス感染症の影響などで4年ぶりとなった開催に当たり、田岡市長は「災害から一人の犠牲者も出さないという信念で、職員一丸となって対応していく中で、それを実現するためには災害への備えや訓練が非常に重要となってくる。本日の指示に基づき、各部、各支部の災害対応に向けた取り組みを継続し、実施していただくとともに、職員一人一人が災害に対する主体的な取り組みを継続し、市民の信頼に応えるために努力を」とあいさつした。

 災対▽総務部▽救助部▽技術部▽水道部▽医療救護部▽消防水防部▽熊野川支部▽三輪崎支部▽高田支部―が、マニュアルの作成・更新や行動計画の見直し、訓練の実施など、それぞれ取り組みを発表し、防災部局がコメントした。

 報告後には竹田和之防災対策課長が、ブラインド方式を導入した訓練の実施や収集した情報の災対本部への報告、災害対応知識の向上に向けた取り組みなどを提言し「今後も全庁挙げて災害対応を」と呼びかけた。

 向井副市長は「課題の報告や防災部局からの指摘もあった。課題を踏まえて、さらに災害対応への取り組みを進めていただきたい」。

 田岡市長は各部に対して総括を行い、さらなる防災意識向上に協力を求めた。

(2023年1月25日付紙面より)

災対各部が取り組みなどを報告した=23日、新宮市役所別館
2023年01月25日
19 小中学生対象に機会提供
 ロケット打ち上げ体験会  (南紀串本観光協会 )

 南紀串本観光協会(島野利之会長)が21日、串本町潮岬にある南紀熊野ジオパークセンターや望楼の芝でイベント「モデルロケット打ち上げ体験会」を開き、事前に申し込んだ小中学生14人に体験の機会を提供した。

 和歌山ロケット応援団後援、おひさま基金活用協議会協賛。内容は▽ロケットワークショップ(WS)▽モデルロケット製作▽同ロケット打ち上げ―の3部構成で、WSはロケットガイドの神保圭志さんが担当し他地域と比較しながらのスペースポート紀伊やロケット「カイロス」の紹介、打ち上げる人工衛星がどのような利便をもたらすか、打ち上げの楽しみ方などで要点をかいつまんで解説した。

 中盤以降は県宇宙教育研究会の太田昇事務局次長(串本中教諭)を講師に迎え、14人は個々にモデルロケットキット「アルファ3」を組み立て、望楼の芝で打ち上げに臨んだ。同所ではイベント「本州最南端の火祭り」実施中で、その会場アナウンスで紹介されたこともあり来場者も多数注目。全員が同伴の家族も見守る中で打ち上げを成功させて体験を終了した。

 今回は同キットの予備分を使って島野会長や会場とした南紀熊野ジオパークセンターを代表して大江晃司さんもモデルロケットの一連の流れを体験し理解を得た。

(2023年1月25日付紙面より)

ロケットや人工衛星などの紹介をする神保圭志さん(右)=21日、串本町潮岬
太田昇事務局次長指導の下でモデルロケットの製作や打ち上げを体験する参加者ら
2023年01月25日
20 市民サービス向上に協力
 大塚製薬と包括連携協定  (新宮市 )

 新宮市と大塚製薬㈱は23日、包括連携協定を締結した。今後、両者は市民の健康寿命の延伸や熱中症対策などの各分野において、市民サービスの向上と地域の活性化を推進する取り組みを展開していく。

 同社では、47都道府県をはじめとする全国の自治体と健康に関する包括的な連携協定を締結し、医療関連事業とニュートラシューティカルズ関連事業で培ってきた健康情報やノウハウを生かした取り組みを実施している。

 日々の健康維持増進や疾病管理、また、災害時の健康支援など、地域ごとに異なる課題に対してトータルヘルスケア企業として幅広く専門的な情報などを提供し、地域の人々と共に健康づくりを推進している。

 なお、同市との協定締結は県内で7自治体目(和歌山県除く)となる。

 新宮市役所で締結式が行われ、田岡実千年市長と同社ニュートラシューティカルズ事業部の吉田卓史・関西第一支社支店長が協定書にサイン。締結に当たり、田岡市長は「当市では、地域の皆さまが安心安全で心豊かに元気に暮らせるまちづくりに向けて、市民生活に密着した諸課題の解決に向けた取り組みを進めているが、大塚製薬さまのこれまでの取り組みによる知見や企業ネットワークをご活用させていただき、市民の皆さまの生活をより良いものにしていくため、協定を機に相互に連携・協力できることを心強く感じています」とあいさつ。

 吉田支店長は「35年以上にわたって、お子さまからご高齢の方まで熱中症対策として水分補給の大切さを訴える活動をしてきた。そういった強みの他にも、市民の方々に健康情報を発信していければ」と思いを語った。

 今後、両者は協力体制の下、市民を対象とした健康教室の開催などの「健康づくり」、啓発や講習会などを通した「熱中症対策」、物資提供などの「災害対策」、スポーツ教室や既存スポーツイベントへの協力などを含めた「スポーツ振興」のほか、協定の目的達成に資する事業を展開していくという。

(2023年1月25日付紙面より)

吉田卓史・関西第一支社支店長(前列中央左)と田岡実千年市長(前列中央右)が協定書にサインした=23日、新宮市役所
2023年01月25日
21 坂野医院が優勝
 第186回職場対抗ボウリング大会  
2023年01月25日
22 3種目で優勝果たす
 県高校バドミントン新人大会  (新翔高校 )
2023年01月25日
23 医療センターに車椅子5台  県トラック協会青年協が寄贈  (新宮市 )
2023年01月25日
24 電気と磁石で科学する!  少年少女発明クラブ  (新宮市 )
2023年01月25日
25 道路沿いのごみを拾う  宇久井中学校が地域清掃  (那智勝浦町 )
2023年01月25日
26 業界の繁栄や安泰を祈願  新宮木材協同組合が末社参り  
2023年01月25日
27 大同会3年ぶり獅子だし  奉納などに向け稽古開始  (串本町 )
2023年01月25日
28 貴重な寺宝持ち出し守る  成就寺と無量寺で防火訓練  (串本町 )
2023年01月25日
29 団体は紀宝柔道会が優勝  南郡・熊野スポ少交歓大会柔道の部  
2023年01月25日
30 1人超過の選挙戦に突入  12人が届け出、29日に投開票  (紀宝町議選 )
2023年01月24日
31 湯煙の中、熱戦を展開
 3年ぶり、仙人風呂でかるた大会  (田辺市本宮町 )

 田辺市本宮町の川湯温泉にある「仙人風呂」で22日、第20回「新春!仙人風呂かるた大会」が開催された。15チーム60人が参加し、温泉に浮かべた杉板製のかるたの争奪戦を繰り広げた。

 仙人風呂実行委員会(芝伸一会長)と熊野本宮観光協会(名渕敬会長)が主催する2001年から始まった人気のイベント。河原を掘ると至る所から温泉が湧く大塔川の一部をせき止め、73度の温泉と川の水を引き入れた野趣あふれる「仙人風呂」で、風呂に浮かべたかるたを奪い合う。新型コロナウイルス感染症の影響で3年ぶりの開催となった今回は、感染拡大対策として1試合2チームによる勝ち抜き戦とした。

 開催に当たり、名渕会長は「3年ぶりの開催となったが多くの人にお集まりいただきありがたい。この川湯温泉の仙人風呂、よろしければSNS(交流サイト)などで『いい所だったよ』とたくさん発信してください」と呼びかけ、参加者の健闘を願った。

 芝会長扮する仙人がくじ引きで対戦カードを決定。平安衣装をまとった詠み手が、地元有志「くまのじかるたプロジェクト」が作製した「くまのじかるた」を詠み上げると、今年のえと・ウサギや戦闘もの、全身タイツなどカラフルな衣装に身を包んだ参加者らが、風呂に浮かぶ約250枚のかるたを目がけて突進。熱い戦いを展開した。

 今回は田辺市の地元勢はもちろん、遠方からは愛知県や大阪府、京都府、兵庫県からも参加があった。

 新宮市から初めて参加した「佐野おやじの会」の中村優さんは「敗者復活戦で復活したが上位入賞は無理だった。来年は『佐野おかんの会』を立ち上げて、共に再チャレンジしたい」。

 見事優勝を勝ち取った「バカサバイバー」は「名古屋から来たかいがあった。防衛のために来年も参加したい」と喜びを語った。

 冬の風物詩・仙人風呂の開設期間は2月28日(火)まで(予定)。時間は午前6時30分~午後10時で入浴は無料。問い合わせは同観光協会事務局(電話0735・42・0735)まで。

(2023年1月24日付紙面より)

湯煙の中、かるたを奪い合う=22日、田辺市本宮町の仙人風呂
優勝した「バカサバイバー」の皆さん
2023年01月24日
32 火災や事故防止に努める
 消防団丹鶴分団が神倉神社清掃  (新宮市 )

 新宮市消防団丹鶴分団(杉下和夫分団長)は22日、御燈祭(おとうまつ)り(2月6日)に向けて神倉神社の清掃活動に取り組んだ。

 山内での火災や事故を防止しようと毎年この時期に実施している。この日は団員19人が参加。竹ぼうきなどを手に枯れ葉を掃き、枝打ちをして松明(たいまつ)の火が燃え移らないよう、整備に汗を流した。

 なお、今年の御燈祭りは、昨今の新型コロナウイルス感染拡大状況を鑑み、3年連続の上(あ)がり子参加中止が決定している。

 かつては上がり子として毎年祭りに参加していた杉下分団長。自身の息子や孫も3歳の頃から一緒に上がっていたという。数年前からは消防団として祭りに協力。当日の警戒や防火活動に当たっている。

 この日の活動に当たって「今年も神事のみとなったが、来年こそは従来通りに斎行されることを願っています。消防団として、火災や事故防止のために力を尽くしていきたい」。

 初めて清掃活動に参加した田端昭寛さんは「丹鶴地区に住んでいるが、お互いを気にかけ合うような昔ながらの近所付き合いが残っており、人々の温かさを日々感じています。昨年9月に入団したが、可能な限り地域に貢献したいと思っている。今日は団の皆さんと一緒に活動することができてすがすがしい気持ちでいっぱい」と話していた。

(2023年1月24日付紙面より)

清掃活動に参加した皆さん(一時的にマスクを外して撮影)=22日、新宮市の神倉神社
協力して掃除を行う分団員ら
2023年01月24日
33 3年ぶりの光景、2500人見物 潮岬で「本州最南端の火祭り」 (串本町)

 串本町潮岬にある望楼の芝で21日、イベント「本州最南端の火祭り」があり夕暮深まる中での芝焼きの光景が約2500人(主催者発表)の見物を集めるなどした。

 このイベントは南紀串本観光協会(島野利之会長)が主催。芝焼きは枯れ芝に火を放って芝地に混入した雑草を焼きつつ地中にある芝本体の芽吹きを熱で促す管理手法として知られ、望楼の芝では日没後に営むことで観光資源化しこのイベントに結び付けて誘客を図っている。

 おととしと昨年は新型コロナウイルスの情勢により中止の判断をしたため、今年は3年ぶりの実施。芝焼き前には物産販売や舞踊披露、潮岬に根付く味覚・しょらさん鍋(トビウオのつみれ汁、地元の漁師飯の一つ)の振る舞いや同・芋餅の販売といった趣向があり、今年は特に別系統でモデルロケット打ち上げ体験会や潮岬灯台特別一般公開といった見どころもあり一足早い参集を誘った。

 日没に合わせて芝焼きが始まり、主催者を代表して島野会長が「3年ぶりの火祭りへ大勢の皆さまにお集まりいただき、関係者一同大変喜んでいます。これから人もどんどん動き、ロケットも打ち上がって串本町はガンガン盛り上がると思う。観光協会も頑張るので、ご協力のほどよろしくお願いします」とあいさつして見物を歓迎。この日町内で交流会議に臨んだ本州四端の首長(串本町、山口県下関市、岩手県宮古市、青森県大間町の市長や町長)が視察で立ち寄り、潮岬在住の佐藤武治・県議会議員と共に祝辞を寄せ鈴木幸夫・町議会議長も列席して祝った。

 県立串本古座高校弓道部(堀切暖木〈あこ〉部長)の部員7人が火矢を放って点火をし、演出花火を合図にして事前に延焼を食い止める緩衝帯を設けた芝地東側への火入れを開始。見物で集まった人々は炎がじわじわと広い芝地に燃え広がっていく様子を見学場所や潮岬観光タワー上などから見守った。

(2023年1月24日付紙面より)

3年ぶりに実施された「本州最南端の火祭り」の芝焼きの様子=21日、串本町潮岬
火矢を放つ県立串本古座高校弓道部の皆さん
あいさつする島野利之会長(右)と控える来賓(左から鈴木幸夫・町議会議長、佐藤武治・県議会議員、山本正德・宮古市長、前田晋太郎・下関市長、田嶋勝正・串本町長、野﨑尚文・大間町長)
2023年01月24日
34 資源になる廃品を回収
 太田小学校の保護者ら  (那智勝浦町 )

 那智勝浦町立太田小学校の育友会(宮井一也会長)は22日の朝、地域の廃品回収を実施した。保護者や児童、各区の区長、教職員らが協力し、再生可能な資源となる廃品の回収・分別に汗を流した。

 同校育友会が長年実施している取り組みで、夏と冬の年2回実施。収益は水泳で使う救命胴衣や電子黒板など、子どもたちの学習環境改善のために活用される。

 朝8時から作業を開始し、大人たちが軽トラックで各区のアルミ缶、段ボール、新聞紙を回収。小学校の駐車場では子どもたちも協力し、ビニールひもを切ったり、混入物がないかの確認をしたりした。

 きちんと仕分けされた資源を前に、太田真理愛さん(1年)は「すごくやる気で朝起きた。アルミ缶をコンテナに入れるために投げるのを頑張った」。下地ひまりさん(2年)は「段ボールが重たくて、運ぶのが疲れた」とそれぞれ達成感を味わっていた。

 宮井会長は「太田地域に根付いている活動で、この日のために資源を取っておいてくださる方も多い。大変ありがたい」と話していた。

(2023年1月24日付紙面より)

子どもたちも廃品回収に協力=22日、那智勝浦町立太田小学校
2023年01月24日
35 会員35人がごみ拾い  シルバー人材セが一善運動  (紀宝町 )
2023年01月24日
36 8年ぶりの選挙戦か  元職出馬で、定数11に12人  (紀宝町議選 )
2023年01月24日
37 家族で水害時の行動考える  クロスロードゲーム大会  (紀南P連 )
2023年01月24日
38 一人でも多くの協力呼びかける  勝浦LCが献血奉仕活動  
2023年01月24日
39 熊野川の恵み、活かすため  第1回フォーラムで意見交換  (熊野川天然資源再生連絡会 )
2023年01月24日
40 1位に杉本光朗さん  写連新宮支部1月例会  
2023年01月24日
41 新たな気持ちで活動継続  新宮市役所周辺をごみ拾い  (たばこ組合紀南支部 )
2023年01月24日
42 育てた米でポン菓子  児童生徒が作り味わう  (高田小中学校 )
2023年01月24日
43 本州四端連携の現況確認  役場本庁で首長交流会議  (串本町 )
2023年01月24日
44 お悔やみ情報
  
2023年01月15日
45 終息や商売繁盛など祈願
 大泰寺で大般若祈祷会  (那智勝浦町 )

 那智勝浦町下和田の古刹(こさつ)、定光山大泰寺(西山十海住職)で13日、西山住職ほか、同町や太地町の8人の住職が出仕して「大般若祈祷会」を営んだ。新型コロナウイルス感染症対策を施した上で恒例の餅まきも実施。境内や本堂は多くの参拝者でにぎわった。

 法要ではマスク着用やアルコール消毒、換気など新型コロナウイルス対策を徹底した。住職らは全600巻の大般若経典を左右に波打たせながら一気に読む転読を行い、厄払いや家内安全、商売繁盛などを祈願した。

 餅まきは3密防止のため、本堂と薬師堂、境内に設置した舞台の3カ所で実施。住職や関係者らによって、250㌔の餅とパン200個がまかれた。

 同寺大総代の尾屋公一さんは「コロナ禍にかかわらず、たくさんの方が集まっていただきありがたい。今日はコロナの終息と地域が明るくなることを願いました」。

 西山住職は「コロナの感染が各地で広がっていて、亡くなる方も増えている。しかし、少しずつだが、日常を取り戻してほしいという思いもあり、昨年に引き続き斎行させていただいた。今年こそはコロナが終息し、皆さまが平穏無事に幸せに生活できることを願い、祈とうさせていただきました」と語った。

 町内から訪れた70代男性は「年に1回の行事。多くの人が来られて、活気づいたので良かった。来年はコロナも収まって、もっと多くの人でにぎわってくれたらうれしい」と話していた。

 同寺は伝教大師により1200年前の平安初期に創建された桓武天皇勅願道場と伝わる。薬師堂は関南薬師の第一霊場として昔から近隣の人々の信仰を集めてきた。

 この日も開帳された本尊の薬師如来像(国重要文化財)は1156(保元元)年の作。その優美な姿に引かれ、例年の開帳の際は大阪や東京などからも参拝者が訪れている。

(2023年1月15日付紙面より)

大般若経典を転読し厄払いや商売繁盛などを祈願した=13日、那智勝浦町の定光山大泰寺
恒例の餅まきもにぎわった
2023年01月15日
46 架空請求詐欺が急増
 不審なSNSやはがきに注意を  (見守り隊が啓発 )

 三重県警によると、昨年(11月末現在)、県内で118件の特殊詐欺が発生した。被害額は約3億4180万円に上った。前年同期比で15件、約1億7500万円の増となった。

 このうち、50件が架空料金請求詐欺で、2億3370万円の被害と急増した。新型コロナウイルスの拡大が懸念されたことにより、自宅にいる機会が増えたことや、交流サイト(SNS)の利用時間が増加していることなども原因と考えられ、県内に限らず全国的に被害が増加している。

 架空料金請求詐欺は「未払いの料金がある」などと架空の事実を口実として、現金や電子マネーなどをだまし取る手口。紀宝警察署管内では、昨年5月と10月に電子マネーをだまし取られる被害があった。「はがきやSNSなどで未払い料金を請求されても心当たりがなければ相手に連絡しないように」と呼びかけている。

 紀宝町では、高齢者の特殊詐欺被害撲滅を目指し、毎月1回、高齢者地域見守り隊(伊藤俊介代表)が町内各所で啓発活動を展開。13日には鵜殿の主婦の店で今年最初の活動を行い、隊員6人が町民らにチラシを配布し、詐欺に遭わないよう求めた。

 チラシには特殊詐欺発生状況や具体的な手口、対策、相談窓口などを掲載した。不審電話などの相談は紀宝署(電話0735・33・0110)へ相談を。

(2023年1月15日付紙面より)

特殊詐欺被害撲滅を目指して啓発活動を展開=13日、紀宝町鵜殿
2023年01月15日
47 伊作の見た風景とは
 旧チャップマン邸、旧西村家住宅で企画展  (新宮市 )

 新宮市丹鶴の旧チャップマン邸と旧西村家住宅(西村伊作記念館)で、西村伊作生誕139(イサク)年記念企画展が始まった。入館無料。

 「生活を芸術として」という生涯を送った、新宮市名誉市民の西村伊作(1884~1963年)。今年は生誕139年の節目の年で、旧チャップマン邸では22日(日)まで「伊作のみた熊野新宮」(西村記念館・旧チャップマン邸の会主催)を、旧西村家住宅では29日(日)まで「西村伊作が描いた新宮」(市教育委員会主催)を開催している。

 旧チャップマン邸では「新日本の文化創出をリードした伊作は、彼を生み育てた熊野・新宮のどんな風景を見て育ったのか」をテーマに、明治や大正時代の豊富な資料・史料から解き明かす。

 展示資料の多くは熊野学研究委員会委員長の中瀬古友夫さんが提供。写真や地図を伊作による絵画とひも付けしながら、当時の熊野・新宮やゆかりの場所などを紹介している。

 伊作邸の2階にかけられていた地形図は、1911(明治44)年初版の5万分の1地形図の「新宮」や「那智」など11枚を正確に張り合わせ、掛け軸のように表装。県名が丁寧な明朝体で書き加えられ、海岸線と県境や市町村が縁取りされている。また、13(大正2)年に開通した新宮鉄道の予定線も開通した状態に書き直されており、中瀬古さんは「伊作が設計図の手法で記入したものと考えられる。鉄道開通後のふるさとに思いを巡らせていたのでは」と話している。

 旧西村家住宅では、伊作が描いた新宮の風景画11点を展示。多くが普段は見ることのできない作品となっており、伊作の目線を通して当時の新宮の風景を回顧できる内容となっている。

 開館時間は旧チャップマン邸は午前10時~午後4時。旧西村家住宅は午前9時~午後5時で、両館とも月曜日休館。

(2023年1月15日付紙面より)

当時の地図や写真などから、西村伊作の見た熊野・新宮を読み解く=旧チャップマン邸
伊作が残した、新宮の風景を捉えた作品を展示=旧西村家住宅
2023年01月15日
48 僧侶になるための儀式  光明宝院で得度入門式  (那智勝浦町 )
2023年01月15日
49 緊張した面持ちで臨む  前期入試に児童30人  (近大新宮中 )
2023年01月15日
50 お正月遊び楽しむ  「くろしおであそぼう!」  (新宮市 )
2023年01月15日
51 子どもたちの思い託す  赤い羽根共同募金に協力  (神倉小 )
2023年01月15日
52 Art in 和歌山  29日まで、石垣記念館  (太地町 )
2023年01月15日
53 3市町の各チームに寄贈  美し国三重市町対抗駅伝  (JA伊勢 )
2023年01月15日
54 児童生徒の読書活動を推進  「ものがたりライブ」、図書館が継続  (紀宝町 )
2023年01月15日
55 お悔やみ情報