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2023年01月22日
1 人手不足で給食に問題 3中学校、月2回なしに (那智勝浦町)

 那智勝浦町立の宇久井、那智、下里の3中学校の給食に、問題が生じている。調理員の不足により1月に2回、給食を提供できず生徒に「弁当持参」を求める事態に。募集は以前からかけているが人手不足で集まらず、18日現在で解消のめどは立っていない。

 3校の給食は多くの保護者の要望を受け、2020年7月に始まった。3校それぞれで調理するのではなく、下里中で3校分を調理し、他の2校へと運ぶ「親子方式」が取られている。22年12月までは問題なく給食を提供できていたが、調理員の不足は以前から生じており、休日の関係で1月に、とうとう提供できない日が生じてしまった。

 同町教育委員会によると、調理員の不足は定年も含む退職に伴うものだが、突然退職するわけではないので当然、それを見越した新規募集はかけていた。しかし応募はなく、つい最近になって、ようやく1人採用になったが、それでも不足の解消までは至らず、今も募集はかけ続けているという。

 2月以降の給食の提供に関しては、3校ともに18日現在、検討中。同町教委は「一日も早く必要数の調理員を確保し、(登校日は)毎日提供できる体制を取っていきたい」と伝えている。

 また、調理員の募集に関しても「興味がある方は、ぜひ連絡を」と呼びかけている。問い合わせは、那智勝浦町教育委員会学校教育課(電話0735・52・4686)まで。

(2023年1月22日付紙面より)

調理員の不足で給食提供に問題が生じている=18日、那智勝浦町立宇久井中学校
2023年01月22日
2 次世代に自然を残すために
 産廃車両の抜き打ち検査  (新宮市 )

 和歌山、三重両県は20日、新宮市五新の新宮自動車整備工業協同組合で産業廃棄物運搬車両に対する抜き打ち検査を実施した。警察官が車両に停止を求め、県職員らが運転手たちに積載物の内容や排出先などを聴取し、軽油の抜き取り調査も行った。悪質な事案については雇用主に対し、指導・警告などを行う。

 廃棄物処理法違反の罰則は、5年以下の懲役、1000万円以下の罰金、法人は3億円以下の罰金が科せられる。この検査は、産業廃棄物の不法投棄など不適正処理の未然防止と環境汚染の原因である不正軽油撲滅が狙い。

 和歌山県による抜き打ち検査は2016年度から県内各地で開始され、両県での実施は今回で6回目。21年度はコロナ禍のため、中止となった。

 県によると、19年度は新宮市で実施し11台を検査。法定書類を所持していないなどの違反が3件あった。20年度は三重県御浜町で6台を検査し、指摘事項はなかったという。

 この日は、和歌山県環境生活部環境政策局循環型社会推進課廃棄物指導室や東牟婁振興局健康福祉部衛生環境課、和歌山県税事務所、三重県環境生活部廃棄物対策局廃棄物監視・指導課、新宮警察署から約20人が参加。

 産業廃棄物積載車両が3(がれき類1、木くず2)台、その他空車6台の計9台を調査し、軽油の抜き取りも実施。結果、携帯書類や車両表示の不備などについて、3件の指導を行ったとした。

 また、抜き取った軽油に混和の嫌疑があるものは販売先など、流通経路を調査し、原因が確認された際は、課税処分が行われる。

 県環境生活部循環型社会推進課廃棄物指導室の秋月邦洋室長は「両県には優雅な自然環境がある。次世代の子どもたちに残すためにも活動を進めている。今後も不正行為の抑止のために、三重県や関係機関と連携して取り組んでいきたい」と話していた。

(2023年1月22日付紙面より)

産業廃棄物運搬車両を聴取する県職員ら=20日、新宮市五新の新宮自動車整備工業協同組合
積載物の確認も実施した
2023年01月22日
3 獣害対策=餌付けをやめること
 豊かな里山づくり講座  (紀宝町 )

 獣害研究家の「雅(まさ)ねえ」こと、井上雅央さんを招いての「豊かな里山づくり講座」が19、20日の2日間、紀宝町であった。2日とも約30人が参加し、初日は紀宝はぐくみの森で講演、2日目は阪松原地区で現地実習があり、参加者は「餌付けをやめる」といった発想の転換による獣害対策を学んだ。

 みえ森と緑の県民税市町交付金事業を活用し、町立図書館が主催。獣害研究家の井上さんは、獣害対策で目覚ましい実績を挙げ、全国各地で講座を開いている。

 講演では「獣害対策は分かれば簡単」と切り出し「動物は安心して食べられる場所に住みたいだけ。安心できる場所こそが餌付け。獣害に遭う田畑は餌付けに成功したことと一緒。対策は餌付けをやめるだけ」と伝えた。

 柵は「気休め柵」と「効く柵」があるとし、見た目は同じだが効く柵は3重構造。柵の外側は見渡しを良くし、周辺は餌なしゾーンにする。動物から届く餌や隠れるスペースがない所に挟まれた柵のみが効果を発揮する。イノシシ目線でどう見えているかが重要と説明。「動物に食べられて腹が立っても立たなくても餌には変わりない。イノシシやシカが悪いのではなく、餌付けした自分が悪い。餌付けをやめるための環境づくりを」と発想の転換を求めた。

  □     □

■〝えらいこっちゃ〟の場所は?



 2日目は、阪松原地区の協力を得て現地実習。田や畑で柔らかい緑の草、電気柵の隙間、入り口の開いた柵などの餌場を見つけ、全員で「えらいこっちゃ」と声を張った。

 井上さんは「何が起きているか理解しないと失敗する。動物の立場に立って考えると分かってくる」と強調。▽毎日食べないと生きていけない▽体験を基に行動する▽その日の餌が見つかればいい▽安心できる場所に住みたいだけ―といった動物の習性を紹介し「田んぼや畑に現れるのは餌があって安心だから。動物に住もうと思わせた自分が悪い」とした。

 「稲刈り後の田はごちそうの宝庫。柵の入り口が開いていると入りたい放題になる。『冬は入られてもいい』が間違い」と指摘し「稲刈り後も電気柵を撤去せず、24時間通電を」とアドバイス。

 「10月に草刈りすると餌がなくなる2月にごちそうの草が生えてくる。9月10日ごろまでに刈ると冬枯れして餌ではなくなる」と解説。「田んぼや畑は皆さんの宝物。みんなで気付き、教え合おう」と呼びかけた。

(2023年1月22日付紙面より)

井上雅央さんと共に餌付けにつながる場所を見つける
2023年01月22日
4 困難乗り越え新たな出発 卒業証書授与式を挙行 (近大新宮高)

 新宮・東牟婁地域のトップを切って21日、新宮市の近畿大学附属新宮高校(池上博基校長)で第58回卒業証書授与式が挙行された。3年にわたるコロナ禍で最も影響を受けた学年ともいわれる本年度の卒業生122人が、困難を乗り越えそれぞれの道へ新たなスタートを切った。

 池上校長が各クラスの代表者に卒業証書を授与。式辞では思想家ルソーの言葉を引用し「卒業生の皆さんにとって、人としてより良く生きるための誕生の場、自分ならではの価値を創造した場が本校。自ら学習し、考え、困難を克服し、素晴らしい『第二の誕生』を迎えられたであろうことを確信している」と述べ「本校で学んだ誇りを胸に、これからの時代を力強く生き抜いて」と言葉を贈った。

 卒業生を代表して小屋敷卓真さんが、入学直後の休校や近大新宮祭をはじめとする多くの行事の中止など、新型コロナウイルス感染拡大の影響を受けた高校生活を振り返り「高校生活には密な場面がつきものなのに、いろいろな制限によって我慢を感じることも多くあったが、この3年間を過ごした私たちはより強く成長することができた。これからは、社会をつくり上げる一員となれるよう頑張っていきたい」と述べ、これまでの生活を支えた家族や教職員ら全ての人に感謝を伝えた。

(2023年1月22日付紙面より)

卒業生を代表して小屋敷卓真さんが答辞=21日、新宮市の近畿大学附属新宮高校
2023年01月22日
5 小さな実が無数に  新宮市でフユイチゴ  
2023年01月22日
6 薬物のいらない社会とは  下里中で小林仁さんが講話  (那智勝浦町 )
2023年01月22日
7 正月の遊びを満喫  丹鶴幼が「たこ揚げ大会」  (新宮市 )
2023年01月22日
8 「山のごちそう」味わう  給食に和歌山県産シカ肉  (宇久井小 )
2023年01月22日
9 地域福祉への尽力に感謝  管内の3人に表彰状を伝達  (東牟婁振興局 )
2023年01月22日
10 救急出動は過去最多に  第7、8波の影響受け  (熊野市消防管内 )
2023年01月22日
11 動き合わせてダンス練習  1、2年生が発表会に向けて  (矢渕中 )
2023年01月22日
12 広報誌朗読しCDに  しおり会に厚労大臣表彰を伝達  (御浜町 )
2023年01月22日
13 お悔やみ情報
  
2023年01月20日
14 終息願い鬼面札作り
 熊野那智大社で節分準備  (那智勝浦町 )

 2月3日(金)の節分を前に那智勝浦町の熊野那智大社(男成洋三宮司)では8日から「鬼面札」や福升の準備が行われている。ピークを迎えた18日は神職や巫女(みこ)が真剣な表情で鬼面札作りの作業を進めていた。

 災難よけのお札「鬼面札」と縁起の良い「福桝(ふくます)」を作っている。鬼面札はしめ縄の輪の中に赤鬼・青鬼を封じ込めた図柄で1969年に3代前となる篠原四郎元宮司が作成した木版画で翌70年から授与。独特の絵柄が人気で昨年末から予約が入るという。

 神職が縦35㌢、横45㌢の画仙紙に那智の滝の水で溶いた墨を版木に付け1枚ずつ刷り出し、巫女が「那智宮印」を押して、2000枚を仕上げる。今年からは元号の印も押されるようになった。モミの木製の福升は5合升で1升の半分であることから「繁盛(半升)升」ともいわれている。

 𠮷田遥紀権禰宜(ごんねぎ)は「今年もコロナ禍が続き、予断を許さない状況だが、社会はウィズコロナに向けて動き出している。厄災の象徴である鬼を封じ込める魔よけの札で、家内安全や病気平癒の御利益をお届けできれば。皆さまにとって、健康で穏やかな一年になることをお祈りしております」と話した。

 鬼面札はすでに社頭で授与されており、郵便授与の受け付けも行う。鬼面札は1枚800円、福升は1500円、福豆が300円。郵送授与希望時は別に送料が必要で、申し込みはFAX(0735・55・0643)かメール(nachi@kumanonachitaisha.or.jp)で受け付けている。問い合わせは同大社(電話0735・55・0321)まで。同社によると、来月3日の節分行事は新型コロナウイルス対策を万全に施し、斎行する予定だという。

  □     □

■那智山青岸渡寺では



 西国三十三所第一番札所である那智山青岸渡寺(髙木亮英住職)では例年多くの参拝者が訪れる「節分会」を新型コロナの感染拡大防止の観点から中止を決定した。

 同寺によると、今年は節分で使用する祝升(いわいます)を作成せず、3日の豆まき行事も行わないという。当日午前10時から午後3時まで、本尊の如意輪観世音菩薩の開帳のみ行う。

 髙木住職は「3年連続の中止でご迷惑をおかけしますが、参拝者さま、関係者さまの健康と安全面を第一に考慮しての判断。ご理解、ご了承いただきたくお願い申し上げます。来年こそは例年通り豆まきをしたい。切なる希望を持って、コロナの平癒と終息を願っています」と話した。

(2023年1月20日付紙面より)

鬼面札作りが進められている=18日、那智勝浦町の熊野那智大社
鬼面札
2023年01月20日
15 災害時などにドローン活用
 アドホックと協定結ぶ  (太地町 )

 太地町役場で16日、太地町と新宮市三輪崎の株式会社アドホック(喜多徳幸代表取締役社長)が「災害等発生時における無人航空機の運用に関する協定」を結ぶ調印式があった。災害発生時などに、町から要請を受けた同社がドローンと操縦士を派遣し、情報収集や被害状況の把握などを行うもの。町が民間企業とドローンを使用した災害などに関する協定を結ぶのは初。

 この日は新型コロナウイルス感染防止の観点から、事前に押印した協定書の交換が行われた。

 同社は広告やデザイン作成に加え、ドローン映像コンテンツの作成や建設業での赤外線非破壊検査などのドローン事業を幅広く展開。ドローン技術向上のために、日頃から夜間訓練にも取り組んでいるという。

 昨年4月に新宮市と、6月に那智勝浦町、7月には新宮警察署と同様の協定を締結。災害協定以外では、三重県熊野市から依頼を受け、昨年に実施された花火大会のドローン撮影も行っている。

 同社によると、災害時は4機が実働可能としており、その中でも高性能産業用ドローン「Matrice300RTK」は、操縦士から最大8㌔離れた場所まで航行でき、夜間や雨天に加え、風速22㍍までなら使用可能で3㌔ほどの物資なら運搬もできるという。

 また、建物のクラックなどの検査ができるカメラで、人の体温の感知も容易にできるため、行方不明者などの捜索活動や火災の規模などの確認にも有効であると説明した。

 喜多代表取締役は「有事の際、地域に協力したいという思い。町から依頼があれば、捜索活動などの実証実験も実施したいと考えています」と話した。

 町では1機のドローンを所有しており、課をまたいで、職員が飛行訓練に取り組んできた。捜索など実践使用はないが、訓練を兼ねて、建物の航空写真撮影などにも利用している。

 漁野洋伸副町長は「災害時の情報収集はもちろん、高齢化率の高い本町では、行方不明者が出た場合などの際に協力いただければ。ドローンによって、迅速・的確に捜索ができるとともに、職員や消防団員の人手も減らすこともできるのでは」と話していた。

(2023年1月20日付紙面より)

協定が締結された=16日、太地町役場
ドローンについて説明する喜多徳幸代表取締役社長
2023年01月20日
16 キノピー迎え森を教わる
 潮岬こども園の3~5歳児  (串本町 )

 串本町立潮岬こども園(勝山久美園長、園児31人)で18日、キノピー教室があり園児全員で森の頑張りや助け合いを教わる機会を得た。

 木の妖精として誕生した「キノピー」は現在、紀の国ふるさとづくり協議会のマスコットキャラクターとして活動中。この教室は森林の恵みと支える山村への関心を深める普及活動として、県内の幼稚園、保育所(園)、こども園を対象とし紀州・山の日(11月7日、キノピーの誕生日でもある)を軸としたおおむね秋~冬に訪問実施している。同園は毎年訪問を歓迎していて、過去に託された「キノピー」のぬいぐるみを通して園児も日々目にしてよく知っているキャラクターの訪問を楽しみにしてきたという。

 当日は小鳥の「やまびこ(青)」「こだま(黄)」と一緒に訪れた「キノピー」(着ぐるみ)を元気いっぱいに歓迎し、紙芝居「みんなで森に行こう」を鑑賞。木やその集まりである森がどのように頑張り、一緒に暮らす生き物同士でどのように助け合っているかを教わった。

 鑑賞後は桃組(3歳児クラス)、赤組(4歳児クラス)、青組(5歳児クラス)それぞれに「キノピー」と一緒に記念撮影をし、間近に並ぶ好機を逃さず握手もしてもらうなどして親しみを深めた。「キノピー」は紙芝居を見てくれたお礼に園児全員分の塗り絵などのプレゼントを先生に託し、園児に送り出されながら同園を後にした。

 この日の教室実施に当たっては、県東牟婁振興局農林水産振興部林務課と町産業課が尽力。同林務課によると、新宮・東牟婁地方では潮岬こども園が本年度最終の訪問先だという。

(2023年1月20日付紙面より)

紙芝居を鑑賞して森の頑張りや助け合いを教わる園児=18日、串本町立潮岬こども園
「キノピー」らと一緒に記念撮影する青組の園児
2023年01月20日
17 白浜から飛行機利用を
 新宮駅で利便性を周知  

 南紀白浜空港を運営する南紀白浜エアポートや、熊野御坊南海バス、JR西日本、和歌山県、新宮市の5者は18日、新宮市徐福のJR新宮駅で、飛行機の利用促進活動を行った。約10人が参加、名古屋方面の特急の利用者にチラシを手渡し、白浜と東京(羽田)を結ぶ飛行機の利便性を伝えた。

 白浜―羽田の便は、存在自体を知らない人も多く、また知っていても、他の交通機関に比べ料金が安く時間も早いことが十分に認知されているとは言えない状況にあるため、今回の活動に至った。熊野御坊南海バスは、新宮・東牟婁と南紀白浜空港を結ぶリムジンバスを運行していることから、今回の活動に参加。JR西日本も、公共交通の全体の利用促進を目指し協力した。県と市も加わった。

 配るチラシには、新宮駅からバスや自家用車で白浜空港まで行き、羽田空港へと出向いた場合、時間は3時間20分、料金は1万170円からであることが記されていた。特急列車を利用して名古屋まで出向き、新幹線利用で東京駅に向かった場合、自家用車併用なら5時間30分で1万8730円、併用なしなら5時間10分で1万6060円となることも明かしていた。

 熊野御坊南海バスは、リムジンバスを紹介するチラシを配っていた。料金はいずれも片道で白浜空港までは、新宮駅からなら3200円、紀伊勝浦駅や太地駅からは2600円。ただし3月16日(木)まではキャンペーン期間中のため、片道一律1000円となっており、これを強調していた。

 南紀白浜エアポートの岡田信一郎・代表取締役社長は「まずは、飛行機という選択肢もあることを知ってほしい。早くて、安くて、体も楽。ぜひ利用を」。熊野御坊南海バスの谷埜泰正・取締役は「白浜空港まで行くリムジンバスがあり、かつキャンペーン中であることを周知したい」などと話した。

 埼玉県さいたま市から姉夫婦に会いに訪れており、新宮駅でチラシの説明を受けた会社員の渡辺英梨さん(31)は「今回は名古屋から新幹線で帰るつもりだが、白浜から飛行機で1時間で羽田に行けるとは知らなかった。今後は飛行機も利用してみたい」と語った。

(2023年1月20日付紙面より)

白浜―羽田の飛行機の利便性を伝えた=18日、新宮市徐福のJR新宮駅
2023年01月20日
18 入浴に関する事故が増加  消防本部が注意呼びかける  (那智勝浦町 )
2023年01月20日
19 みんなの道路をきれいに  ボランティア・サポート・プログラム締結、活動を継承  (環境ファースト連合会 )
2023年01月20日
20 1位に佐古金一さん  写連紀南支部新年度例会  
2023年01月20日
21 タルトレット作りに挑戦  浮島児童館で料理教室  (新宮市 )
2023年01月20日
22 威勢よい掛け声響く  原木市場で「初市」  (新宮市 )
2023年01月20日
23 各種サービスの内容を紹介  民児協が今年最初の定例会  (紀宝町 )
2023年01月20日
24 空き家対策の推進図る  プロジェクトチームを設置  (紀宝町 )
2023年01月20日
25 団員11人に永年勤続表彰  近日中に個別で伝達予定  (古座川町消防団 )
2023年01月20日
26 主催者に上達ぶりを披露  「こども茶道教室」閉講式  (古座川町 )
2023年01月20日
27 10団体が熱いステージ  新宮市民音楽祭・ロックの部  
2023年01月20日
28 お悔やみ情報
  
2023年01月13日
29 地域の発展と豊作願う
 熊野那智大社にまりひめ奉納  (那智勝浦町 )

 那智勝浦町苺(いちご)生産組合(桒野稔近〈くわの・としちか〉組合長)とJAみくまの農業協同組合が12日、熊野那智大社(男成洋三宮司)に和歌山県のオリジナル品種のイチゴ「まりひめ」約5㌔(20パック)を奉納した。

 那智勝浦町産のイチゴの振興と豊作を願い、この時季に毎年奉納している。今年も新型コロナウイルス感染拡大防止のため、おととし、昨年に引き続き生産農家や町立市野々小学校児童、同生産組合のマスコットキャラクター「まりりん」、同町イメージキャラクター「なっちー」らの参列をやめ、平安衣装によるイチゴの振る舞いも中止とした。

 神事には桒野組合長と組合員、JAみくまの農業協同組合職員ら合わせて10人が参列。巫女(みこ)が「那智の瀧舞」を奉納し、代表して桒野組合長が玉串をささげた。

 同組合は1971(昭和46)年に結成され、最盛期には、栽培面積4・5㌶で45人のイチゴ農家が生産に従事してきた。しかし生産者の高齢化などが原因で栽培が減少傾向となっていた。

 現在は若者を中心に再建され、10軒20人の農家が約70㌃の農地でイチゴを栽培している。

 まりひめは紀州の伝統工芸品「紀州手まり」にちなみ、命名された東牟婁地方を代表する特産品。同町太田地区が主要産地で、果実は大きめで甘味が強く酸味もほどよいのが特徴だ。

 神事を終え、桒野組合長は「昨年と比較して、年末から早い寒波が来たため、出荷量は昨年と比較して出だしが遅い。しかし、味は向上していて、甘くておいしいものになっている。昨年と同じ収量を目指したい」。

 今後については「那智勝浦町は観光産業がメインの町。コロナの早期終息と、地域の発展、組合員の健康を祈願しました」と話した。

 「まりひめ」は現在、出荷のピークを迎えている。

(2023年1月13日付紙面より)

まりひめ約5㌔を奉納した=12日、那智勝浦町の熊野那智大社
金幣(きんぺい)の儀が行われた
奉納されたイチゴ「まりひめ」
2023年01月13日
30 受けたい医療やケア考える
 かわりない会で人生会議を紹介  (紀宝町 )

 毎週月曜日に高齢者が集まる通所サービス「かわりない会」(牧戸光彦会長)は9日、紀宝町鵜殿の老人憩の家讃寿(さんじゅ)荘で今年最初の活動があり、演劇を通して「人生会議」の必要性を学んだ。

 人生会議は、もしものときのために、自分が望む医療やケアを前もって考え、家族や医療・ケアチームと繰り返し話し合い、共有する取り組み。

 演劇は「紀宝リベンジャーズ」と題し、くまのなる在宅診療所(同町井田)の濱口政也医師、医療・介護従事者が出演した。濱口医師演じる高齢男性が脳出血で倒れた後、過去に戻り、人生会議に取り組み、自身が望むケアを改めて計画する物語。

 「命の危機が迫った状態になると、約70%の方が医療やケアなどを自分で決めたり、望みを人に伝えたりすることができなくなるといわれている」などと話し、町地域包括支援センターが作成した「簡易版エンディングノート」や、医師が定期的に自宅を訪問する訪問診療も紹介した。

 最後は「医療や介護が必要になったとき、どこで過ごすのか、どこで最後を迎えるのか、それが自宅であれ、施設であれ、病院であれ、そこに優劣はありません。本人の意向が尊重されることです。『もしも』のときに備え、受けたい医療やケアについて、大切な人と話し合ってみてはどうでしょうか」と伝えた。

 濱口医師は「家族で話し合っておくことが大事」とし、訪問診療の手順なども話した。演劇後は、出演者も一緒にぜんざいに舌鼓を打った。

(2023年1月13日付紙面より)

演劇を通して人生会議を学ぶ=9日、紀宝町鵜殿
2023年01月13日
31 枝打ち鳴らし、平癒願う
 大泰寺で初薬師  (那智勝浦町 )

 那智勝浦町下和田の定光山大泰寺(西山十海住職)で8日、初薬師法要が営まれた。薬師堂で西山住職らが般若心経などを唱え、参拝者らがヤナギの枝を打ち鳴らして家内安全や無病息災などを祈った。

 同寺は開創1200年、比叡山の開祖・最澄により開かれたという古刹(こさつ)。この日は、秘仏で本尊の薬師如来像も開帳された。薬師如来像は1968年に国の重要文化財に指定されている。

 午前・午後の2回に分けて営まれた法要には、関係者含む約40人が参列。参拝者らは錫杖を手にした西山住職が唱える薬師如来の真言「オン コロコロ センダリ マトウギ ソワカ」に続いてヤナギの枝を打ち鳴らし、厄を払い清めるとともに病の平癒などを願った。焼香後には厄よけのお札が授与された。

 西山住職は「新型コロナウイルス感染症の一日も早い収束をお祈りしたい。薬師如来は病気を治す仏様。ご利益があるように、一生懸命法要を勤めさせていただきたい」と話していた。

 13日(金)午前10時30分からは、大般若祈祷会が営まれる。餅まきは正午から。当日の祈とう申し込みは薬師堂内で受け付ける。

(2023年1月13日付紙面より)

西山十海住職らが法要を営んだ=8日、那智勝浦町の定光山大泰寺
平癒などを願い、参拝者らが枝を打ち鳴らした(福田萌夏さん撮影)
2023年01月13日
32 一連の手順確かめつつ奉射
 有田神社総代会が「お的祭」  (串本町 )

 串本町有田上にある有田神社(山本貞夫宮司)の総代会(中橋雅総代長)が6日、「お的祭」を営み準備から当日奉仕までの一連の手順を確かめるなどした。

 同神社の新春行事の一つとして伝わっている「お的祭」。1月6日を期日とし氏子区域(有田、有田上、吐生)から弓頭を人選して営む形が長らく定着しているが、最近になって新型コロナウイルスの情勢などで中止が続いている。このような状況でも総代会だけは手順を適切に把握して文化の継承に努めなければと発起し、今年は本来の形とはならないが総代のみで「お的祭」を営むこととした。

 花形の弓頭には副総代長の多田公次さん(69)と総代の多田和男さん(67)を人選。2人は古式の修祓(しゅばつ)「湯立ての儀」で身を清めて神前奉告をし、同神社最寄りの耕作地に設けた的場へ参進した。

 的場には2㍍四方の的があり、2人は約25㍍離れた場所からそれぞれ1、2巡目は各6本、3巡目は3本を的に向けて奉射した。その後同神社へ戻り、白装束から黒装束へと着替えて世話役から魚(ハゲの切り身)の振る舞いを受け、再度的場へ参進。2本を的、最後の1本を渾身(こんしん)の力で的の上に奉射し、同神社で再度魚の振る舞いを受けるなどして締めくくった。

 氏子の向上心と勇ましさをささげて氏神に安堵(あんど)してもらう意味合いがあるとされる同神社の「お的祭」。多田公次さんは「コロナが終息しみんなが良い年を送れるようにと願って臨んだ。今年は総代で奉仕したが、来年はぜひとも(本来通り)住民中心でやれる形になればいいかなと思うし、そのように伝統を引き継いでいければ」、和男さんは「何もしないでいると準備から当日までの流れを知っている人がいなくなってしまうので、こうして総代だけで形だけでもやれたのは大きな成果だと思う。(奉仕を通して)願うのは、コロナの終息と世界平和。世界ができるだけ早く安定し、紛争のない世の中になってほしいと思う」と弓頭の奉仕に込める思いを語った。

(2023年1月13日付紙面より)

「お的祭」の奉射に臨む総代ら=6日、串本町有田上
2023年01月13日
33 フルジェンテ桜井が優勝
 新宮SSS招待兼ヤタガラスカップサッカー大会  
2023年01月13日
34 努力を忘れず成長感じて
 ミニサッカー大会with加藤恒平選手  (新宮サッカースポ少 )
2023年01月13日
35 上富田、王子が制す
 サッカー「トルベリーノカップ」  
2023年01月13日
36 26人が大烏帽子山まで歩く  山歩き部会で初登山楽しむ  (紀宝町 )
2023年01月13日
37 里親パネル展&相談会  那智勝浦町教育センターで  
2023年01月13日
38 一丸となってまい進  優良消防団員を表彰  (太地町 )
2023年01月13日
39 色鮮やかなスイセン  新宮市三輪崎で群生  
2023年01月13日
40 1年の無事やコロナ収束など祈願  天御中主神社で例大祭など  (新宮市 )
2023年01月13日
41 新設内覧会を開催  「ひだまり いのさわ」  (新宮市 )
2023年01月13日
42 県内の移民史など紹介  中央公民館でパネル展  (古座川町 )
2023年01月13日
43 生活支援商品券交付開始  引き換え期間は31日まで  (串本町 )
2023年01月13日
44 ヤツデの花が盛り  新宮城跡で  
2023年01月13日
45 お悔やみ情報