新宮ライオンズクラブ(新宮LC、金嶋正人会長)はこのたび、新宮市下本町の市文化複合施設「丹鶴ホール」敷地内の佐藤春夫筆塚に「佐藤春夫筆塚石碑」を寄贈した。16日には同所で除幕式があり、同LC会員や田岡実千年市長、速水盛康教育長、辻本雄一・佐藤春夫記念館長、(公財)佐藤春夫記念会の舩上光次代表理事ら約50人が出席。佐藤春夫(1892~1964年)の遺徳を再確認し、顕彰への思いを高める機会とした。
「筆塚」は春夫没2年後の1966年、新宮LCが認証5周年を記念して旧市民会館前に建立。揮毫(きごう)は春夫の親友だった詩人の堀口大學が行い、佐藤千代夫人と堀口夫妻らが除幕した。塚の中には春夫愛用の毛筆と万年筆が納められている。
「丹鶴ホール」の建設中に一時撤去していたが、施設完成に伴い同所に設置される運びとなった。
このたびの寄贈は、同LCの認証60周年記念事業の一環。びょうぶ型の石に春夫が作詞した「新宮市歌」が刻まれている。
金嶋会長は「市歌にある『人朗らかに情けあり』。この一節のような人でありたい。60周年を一つの契機に今後へのステップとして、地域の社会奉仕を大きな柱としてまい進していきたい」とあいさつ。
目録を受け取った田岡市長は「市歌を刻んだ大変立派な石碑。昨年11月の筆供養の際に筆塚の後ろが殺風景という声もあった。今後はさらに雰囲気良く供養ができると思う」。
辻本館長は春夫と堀口大學との生涯を通じた友情に触れ「市民として、2人の友情をさらに伝えていけたら」と述べた。
同LCの前田良造・認証60周年大会委員長は、春夫の「望郷五月歌」に触れ「ふるさとを思い、愛する心はわれわれも同じ。これからもふるさとのために活動を行っていきたい」と誓いを新たにした。
(2022年6月17日付紙面より)
6月定例会で16議案審議 (太地町議会 )
太地町議会(水谷育生議長、10人)の6月定例会が15日、同町役場議場で開会した。令和4年度町一般会計補正予算や条例の一部改正など16議案を承認・可決し一般質問に入った。
開会に当たり、三軒一高町長が提案理由を説明。議案審議では専決処分として承認を求めた追加後の総額が44億4943万2000円となる令和3年度町一般会計補正予算などを承認した。
町税条例の一部改正や、学童保育の保育料を無料とすると改めた町学童保育所設置条例の一部改正を可決。町学童保育所設置条例は7月1日から施行、平成30年6月1日から適用する。
令和4年度町一般会計補正予算は既定の歳入歳出予算の総額にそれぞれ1億2248万4000円を追加し、歳入歳出予算の総額をそれぞれ35億7542万7000円とするもの。
▽町有林及び町有地伐採下刈等委託料▽産婦人科医師緊急確保対策事業分担金、妊産婦交通費・宿泊費用助成金(母子対策費)▽町が文化庁から特色ある食文化の継承・振興に取り組むモデル地域として指定されたことを受け、食文化ストーリー創出・発信事業(文化財保護費)―などが盛り込まれている。
町によると、妊産婦交通費・宿泊費用助成金は、新宮市立医療センターの分娩(ぶんべん)休止期間に遠方の医療機関を受診した該当者に助成されるもの。
漁野尚登議員は、食文化ストーリー創出・発信事業に対し「どのくらいの頻度でクジラを食べるのか。町民にアンケートをとってみては」。また、物価上昇を踏まえた施策など町の意向などを質問した。
森岡茂夫議員は町有林、町有地伐採について「4年前の集中豪雨の時、木が揺れることによって一部の石垣が崩壊している。木の切り方には慎重になってほしい」などと求めた。
現在、7月第3月曜日に制定されている国民の祝日「海の日」の7月20日への固定化を求める意見書の提出もあった。
(2022年6月17日付紙面より)
阿弥陀寺で青葉まつり (那智勝浦町 )
弘法大師・空海の誕生を祝う「青葉まつり」が15日、那智勝浦町南平野の妙法山阿弥陀寺(谷宏之住職)で営まれた。護摩祈とうや先祖供養が行われたほか、参拝者が「お砂踏み」で、四国や西国の巡礼と同じ功徳を積んだ。コロナ禍の影響で、参拝者を招いての実施は3年ぶりとなる。
大師堂で護摩祈とうと四国八十八カ所のお砂踏み、本堂で先祖供養と西国三十三所のお砂踏みがあった。お砂踏みは、巡礼の札所となる寺院の砂が布袋に入れられており、これを踏んでいくことで、巡礼したのと同じ功徳が得られるとされている。同寺の青葉まつりはおととしと去年、コロナ禍の影響で参拝者を招かずに行っていた。
大師堂では、弘法大師・空海が42歳の頃の姿と伝えられる、等身大の大師尊像を開帳して行われた。谷住職が護摩をたき読経、参拝者や関係者がその周囲を巡り、お砂踏みを行った。当日は強い雨が降る荒天で、それにもかかわらず訪れた参拝者らは、手を合わせて一心に祈りながら、一つずつゆっくりと各札所の砂を踏んでいた。
新宮市から訪れた40代女性は「青葉まつりに参加するのは初めて。もともと先祖供養で、こちらでお世話になっており、それがきっかけで参加した。お砂踏みは、一歩ずつ清められていくような感じだった。来られて良かったと思った」と話した。
谷住職(65)は「少しずつ世の中で新型コロナが落ち着き、日常が戻ってきているので良かった。大師尊像も皆さんのおかげで解体修理ができ、開帳させていただいてありがたい。徐々にコロナ禍の前のように戻っていくことを願う」と語った。
阿弥陀寺は平安初期の815年、弘法大師・空海が妙法山で修行し、西にある極楽浄土への入り口として開いたとされる。阿弥陀如来を本尊としたため、阿弥陀寺と名付けられたと伝わる。大師堂は和歌山県の指定文化財で、1509年に建てられている。大師尊像は1451年の作で、2020年に解体修理を終え、当初の彩色を取り戻したという。
(2022年6月17日付紙面より)
5年目までの消防団員が基礎訓練 (県消防協会紀南支会 )
三重県消防協会紀南支会基礎訓練が熊野市有馬町の市防災公園屋根付練習場であった。入団5年目までの消防団員が対象で、経験の浅い団員の資質向上と消防機械器具取り扱いの習熟が目的。通常は3年未満を対象とするが、新型コロナウイルス感染症の影響で過去2年の訓練が中止に。このため、対象範囲を拡大して3年ぶりの開催となった。
参加団員は同市、御浜町、紀宝町各分団の60人。市消防本部職員12人が指導教官を務め、各団員はそれぞれが指示に従って訓練に励んだ。内容は基礎訓練が「集まれ」と「わかれ」の要領や、「停止」と「行進」での間隔の取り方。一方、器具取り扱い訓練では消防ホースを伸ばす展張(てんちょう)と収納および筒先の結合。筒先を持って放水姿勢を取り、消防ポンプの取り扱い説明も受けた。最初は戸惑う団員もあったが、繰り返すうちに動きもスムーズに。住民の生命と財産を守る自覚を深めていった。
訓練はコロナ感染症拡大予防のため、内容を簡素化してマスク着用で実施。紀南支会の橋本智英支会長は「各分団でも独自に訓練をしているが、一堂に集まってやれば効果が全然違うし、団員同士の連帯感や絆も深まる」と述べ、訓練の成果を期待した。
(2022年6月17日付紙面より)
少年剣道優勝大会県選考会 (三輪崎剣道クラブ )
和歌山県空手道選手権大会 (拳武館新宮 )
小学生ソフトテニス選手権大会県予選会
神倉少年野球クラブが体験会 (新宮市 )
県産品を小学校へ提供 (和歌山県 )
和歌山県は10日から、県内の小学校および特別支援学校228校に、主要農水産物の一つであるウメの提供をスタートさせた。新型コロナウイルス感染拡大の影響を受け、3年ぶりの取り組み。新宮・東牟婁地方の小学校にも届いており、各校で児童の梅ジュース作り体験が始まっている。
県産の農水産物を身近な食材と認識してもらい、学校給食でのさらなる定着を図るため、2012年度から家庭科学習や給食にウメ、モモ、カキ、ミカン、魚などの提供を開始。17年度からは鯨肉、ジビエを追加し、中学校へも提供を拡大するなど、食を通じて郷土の自然や文化、産業活動への理解を図っている。
ウメはクエン酸が豊富な食材で、疲労回復や風邪予防に効果があるといわれる。1日には、みなべ町から委託を受けた東海大学医学部の教授を中心とする研究グループが、梅干し抽出物が新型コロナウイルス感染症の原因ウイルス(SARS―CoV―2)の武漢株や変異株への抗ウイルス効果を持つと発表。特許も出願中で、全国から注目が集まっている。
太地町立太地小学校(海野文宏校長)でも10日、5、6年生19人の家庭科学習で梅ジュースの漬け込みが行われた。児童は竹串でウメのへたを取り、穴を開けて、砂糖と交互に瓶に詰めていった。
花村瑛斗君(6年)は「梅ジュースは飲んだことがないので、2週間後の完成が楽しみ。ウメの汁が目に染みた」。西昇成君(同)は「普段からご飯やおにぎりで梅干しを食べています」。雑賀大陽君(同)は「和歌山県でウメやミカンが有名なのは知っていたけれど、梅干しはちょっと苦手。でも、梅ジュースは楽しみ」と笑顔で話していた。
(2022年6月14日付紙面より)
マイナンバーカード普及率
国は健康保険証について、マイナンバーカードにその機能を持たせた上で、将来は原則廃止を目指す方針を示している。しかしマイナンバーカードの普及率(交付枚数率)は全国的に伸び悩み、新宮市と東牟婁郡の市町も全国や和歌山県より低い数値にとどまる。ただ北山村だけは、全国や県を上回っている。
全国の普及率は5月1日現在で、44・0%。対して和歌山県は39・7%となっている。全国以下の普及率であることに加え、47都道府県中39位の数字となっている。
本紙エリアはさらに▽新宮市は35・1%▽那智勝浦町は37・1%▽太地町は31・1%▽古座川町は33・8%▽串本町は31・4%―と低迷。その一方で北山村だけは48・0%となっており、全国の普及率を超えている。
北山村は好調の理由について「シニアエクササイズの会場で呼びかけたり、保健師と一緒に啓発したり、70歳代の方のイベントなどで出張の申請支援をした」と話している。もともとの人口が少ないのもあり、一人が申請すれば多くがそれに倣うという部分もあるとのこと。「特にどの年齢層が突出するということもなく、全年齢で満遍なく申請してくれている」という。
新宮市は低調ではあるものの、これまでに大型スーパーや確定申告時期の税務署などで、出張申請支援を実施。選挙時は期日前投票所の前に臨時窓口を開設するなど、普及促進に尽くしてきた。企業・団体を対象とした、予約制の出張申請支援も実施中。「今後も何か良い方法があれば、いろいろとやっていきたい」と意欲を見せる。
同じく那智勝浦町も、2020年12月から月1回、休日の申請支援を実施。大型スーパーでの出張申請支援も行ったが、普及率は伸び悩んでいる。マイナンバーカード取得者にキャッシュレス決済のポイントを付与する、マイナポイント事業の第2弾が30日(木)から予定されているため「これに合わせて申請が増えれば」と期待を寄せる。
(2022年6月14日付紙面より)
串本地区警察官友の会総会 (新宮警察署串本分庁舎 )
串本地区警察官友の会(小森正剛会長、会員98人)の本年度総会が10日、新宮警察署串本分庁舎であった。新型コロナウイルスの情勢により3年ぶりの実施。冒頭で警察官への感謝状贈呈をし、引き続き小森会長を筆頭とする役員体制を承認するなどして目的達成への気持ちを高めた。
この会は、強く正しく親切な警察官育成のために協力するとともに警察に対する県民の理解を深める活動を推進、ひいては地域の治安安定を図り地域の発展に貢献することを目的として活動している。県警察本部の4月1日付警察署など再編に伴い、地区内の串本町と古座川町は新宮署、すさみ町は白浜署の管内となったが、同会は県警―地区の関係を保ち新宮署串本分庁舎に事務局を置いてこれまでの枠組みを続けるとしている。
総会冒頭、地区内で功労があったとして同署の船代剛司(たけし)巡査部長、木村渉巡査部長、吉村勇輝巡査長、井上健教(たけのり)巡査長に感謝状を贈呈。4人を代表して佐田駐在所に勤務する船代巡査部長が謝辞を述べ、一層の精励を出席した会員らに誓った。
開会に当たり小森会長は、「(再編の)全てにおいて承服とはしかねるが、第一線で勤務する警察官が私たちの治安維持のためまい進しているのも事実。本会を存続し警察活動への理解者を増やすことが住民の安全安心や事件事故の未然防止につながると確信している」と述べて引き続きの協力を会員に呼びかけ。新宮署の田原正士署長は「(再編後の)課題は随時検討し必要に応じて改善している。今後とも初動捜査において限りあるマンパワーを集中投入し、各事案を迅速に解決へと導きたい」と応えた。
来賓の田嶋勝正串本町長、西前啓市古座川町長もそれぞれに同会の活動に期待を寄せて総会の始終を後見。以降は事業関連書議案を審議し、役員改選では前役員全員再任の体制案を承認したという。
(2022年6月14日付紙面より)
「木の薫る店」で野菜市 (新宮市高田 )
新宮市高田の雲取温泉高田グリーンランド敷地内にある「木の薫る店」で11日、「野菜市」が開かれた。地域の生産者が手がけた、新鮮な野菜や花、米などが所狭しと並び、多くの買い物客などでにぎわった。
和歌山県のモデル整備事業として県の補助を受けて2002年度に紀州材を使用し建設された「木の薫る店」。これまで無人市場などとして開所していたこともあるが、高田地域ではさらなる建物の有効利用方法を模索していた。
そんな中、おととしに五十数年ぶりのUターンを果たした石田千代さんが、これまで近隣住民らで分け合うなどしていた野菜などを地域に広く循環させようと同施設の活用を提案。昨年12月に1回目の「野菜市」を開催し、午前中で完売するほどの盛況を博した。
以降、月に1、2回の頻度で開催し、この日で8回目。回を追うごとに出品者も増え、地域外からの来場者も増えたという。この日も開始30分前から新鮮な野菜などを求める買い物客が列を作って楽しげにおしゃべり。開店と同時に、フキやラッキョウ、タマネギ、ジャガイモなど、多くの野菜が品薄となった。
同施設を訪れる一人一人に「おおきにね」「元気にしてる?」などと声をかける石田さん。手作りのチラシには「遊びに来てくださーい」「お話に来るだけでも大歓迎でーす」などの文言が躍る。
石田さんは「天候も悪い中、開店前から多くの人が来てくれた。地域のコミュニティーの場になることが一番の目的。季節や野菜の収穫量にもよるけど、今後は月2回の開催も検討していきたい」と話していた。
次回の「野菜市」は7月9日(土)午前9時30分からを予定している。
(2022年6月14日付紙面より)
新宮市伊佐田町の新宮税務署(山端克明署長)で9日、感謝状授与式があり、同署職員の日頃の健康管理に貢献したとして医療法人米良医院(同市池田)の米良孝志院長に感謝状と記念品が贈られた。
署長感謝状は、適正な申告納税の推進、納税道義の高揚、職員の健康管理などについて多大な貢献があるなど、功績が顕著であった者に対して感謝の意を表するもの。
米良院長は、2014年から毎月1回血圧測定や健康相談を受けるなど同署の嘱託医として職員の健康管理に協力。新型コロナウイルス対策の助言やワクチンの早期接種に対応するなど、納税者対応を行う職員の心身に寄り添ってきた。
また、今年1月には県内の医師会を代表して県医師会長と県病院協会長が、電子申告・電子納税推進を宣言。県民に対して確定申告会場の密を避ける呼びかけを行ったが、米良院長は新宮市医師会長として旗振り役を担うなど、感染拡大防止に向けた取り組みに力を尽くしている。
感謝状を手渡した山端署長は「職員の健康管理はもとより、安心安全な税務行政が求められる中、ワクチンの早期接種に協力いただいた。管内外と出入りする職員も多い中、おかげさまで1人も罹患(りかん)することなく市民や納税者の方に対応することができた」と感謝を伝えた。
米良院長は「新型コロナが出始めた2年半ほど前、医師として新型コロナを担当していたこともあり、大阪などと行き来することがある職員も多いということから周りの目から見た対応や助言をさせていただいた」。
「最近、ようやく感染状況も収まりかけ、重症化も減っている。新たな変異株も出ていない。今後、収まっていくのか、それとも厳しくなっていくのかを判断していく必要がある。引き続き、気を抜かずにマスク着用や手指消毒など基本的な感染対策を心がけて」と話していた。
(2022年6月11日付紙面より)
熊自連がふれあい観察会 (那智勝浦町 )
熊野自然保護連絡協議会(瀧野秀二会長)は4日、那智勝浦町の環境省宇久井ビジターセンターで「宇久井半島ふれあい観察会」を開いた。参加や同会の専門家ら10人が宇久井半島の遊歩道や海岸部を巡り、さまざまな生物を観察した。
熊自連は、植物や昆虫・野鳥・地質などの専門家が、熊野の自然環境保全を趣旨に一つにまとまり、1985年に結成された団体。新型コロナウイルス感染症の影響を受け、観察会を開くのは3年ぶり。感染症対策のため、参加人数を絞って開催した。
瀧野会長は開会に当たり「今日はさまざまな分野の専門家が参加しているので、気になることがあれば何でも質問してください」とあいさつ。
参加者たちはササユリや菌従属栄養植物のハルザキヤツシロランの果実、シダのコヒロハハナヤスリなどを観察しながら遊歩道を歩き、紀伊半島東岸を見渡す駒ヶ崎灯台へ。南方系のチョウであるイシガケチョウなどの昆虫や野鳥の解説もあった。地玉(じごく)の浜では海浜植物のハマカンゾウがオレンジ色の花を咲かせており、参加者たちの目を楽しませていた。
(2022年6月11日付紙面より)
新宮市旧チャップマン邸
新宮市丹鶴の旧チャップマン邸で、ワーケーションが利用できるようになった。利用は無料(貸館料金別途必要)で利用可能時間は午前9時~午後9時。
旧チャップマン邸は、アメリカの宣教師・チャップマンの住宅として、「文化学院」創始者で市名誉市民の西村伊作(1884~1963年)が設計し、1926年に建築。伊作が手掛けた住宅は県内に2軒しか残っておらず、大変希少価値の高い建物として2020年8月に国の登録有形文化財に登録された。
ワーケーションは「ワーク」(労働)と「バケーション」(休暇)を組み合わせた造語。観光地やリゾート地でテレワーク(リモートワーク)を活用し、働きながら休暇を取る過ごし方で、働き方改革やコロナ禍において「新しい働き方」として全国的に注目されている。
同邸で利用できるのは、2階学習室と主寝室の2部屋。椅子、机の他、ワーケーション専用Wi―Fi(ワイファイ)が完備されている。事務所内にはドリンクの自動販売機も設置されているので、仕事や観光の合間に一息を。
利用には予約が必要。休館日は毎週月曜日(祝日の場合は翌平日)と年末年始。貸館料は1部屋当たり〈午前9時~午後1時、午後1時~5時〉各1010円、〈午後5時~9時〉1520円。観覧は無料。
貸館予約、問い合わせは同邸事務所(電話0735・23・2311)まで。
(2022年6月11日付紙面より)
新型コロナワクチン (那智勝浦町 )
那智勝浦町はこのほど、4回目の新型コロナウイルス感染症のワクチン接種を7月中旬から開始することを発表した。60歳以上および18~59歳で基礎疾患を有する人が対象で、接種時期は9月末までを予定している。
同町はワクチン接種状況について、5日現在で3回目の接種を終えた町民は9779人(接種率72%)と報告した。5~11歳の子どもの1、2回目接種は3月20日から集団接種を開始して5月末に終了。12歳以上の3回目接種は今月8日に終了した。今後も接種を希望する町民に対しては、接種を継続していく方針だ。
4回目接種では6600人の対象者を見込んでおり、同町の体育文化会館で集団接種を行う。
3回目から5カ月が経過した60歳以上には、6月中旬から接種券が送付される。18~59歳で基礎疾患のある人は申込制となっている。各戸配布された接種を知らせる用紙のQRコードをスマートフォンで読み取るか、町ホームページからも申し込みが可能。また、新型コロナウイルスワクチン接種相談窓口でも申し込める。
同町では「ワクチン接種が終了しても、感染、発症する場合もある。ご自身や大切な方を守るため、改めて人と触れ合う際のマスク着用や3密の回避など、基本的な感染予防対策の徹底をお願いします」と話している。
ワクチン接種に関する問い合わせは新型コロナウイルスワクチン接種相談窓口(電話0735・29・6137)まで。
(2022年6月11日付紙面より)
新宮グラウンドゴルフ同好会「あじさい大会」
有田中央、貴志川と共に (高校野球和歌山大会 )