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2022年06月29日
1 ナスで学ぶ地産地消
 児童が収穫、販売も  (那智勝浦町 )

 那智勝浦町立勝浦小学校(山下真司校長)は28日、同町南大居の畑で、3年生43人を対象にしたナスの収穫体験を行った。児童が畑に実るナスを収穫し、袋詰め。町内商店での販売までを行い、地産地消の重要性を学んだ。

 新宮周辺地場産青果物対策協議会(会長=小田三郎新宮中央青果社長)とくろしおナス組合(松本安弘会長)の協力により、社会科の授業で農業を学ぶ3年生を対象に毎年実施している。食育や地産地消の重要性、地元野菜の産地などを教えている。

 今回は、前日に松本会長と新宮広域圏公設地方卸売市場の中本勝久市場長が、学校を訪問。事前学習会を行い、ナスに関する基礎知識を伝えた上で、この日の収穫に臨んだ。収穫は組ごとで2回に分けた。畑は松本会長の所有で、大ぶりのナスがいくつも実っていた。

 児童らは、松本さんの指導を受け、ナスを1人5個ずつ、はさみで切り取って収穫。「大きい」などと歓声を上げ、収穫したナスを仲間と見せ合い競っていた。

 収穫したナスのうち、2個は販売用に袋詰め。見た目がきれいなものを選び、事前に児童が書いておいたメッセージカードも入れた。カードには「太田の畑で作ったナスです」「朝取ってきました。新鮮です」などと書かれていた。残る3個は持ち帰り用とした。

 中本市場長は「取れたてのナスは栄養たっぷり。でも日がたつと、しわしわになり、色が落ち、栄養もなくなってくる。できるだけ新鮮な地元産のナスを食べて。安心安全な地元の野菜を知っておいて」と呼びかけた。

 濱新平君は「楽しかった。取れたナスはマーボーナスや漬物やみそ汁で食べたい」。豊田香菜さんは「(収穫は)初めてだったけどうまくできてよかった。ナスは栄養たっぷりでおいしい。マーボーナスで食べたい」と話した。

 この後、袋詰めしたナスは、同町築地の中西商店の協力で、同店で児童が販売した。

(2022年6月29日付紙面より)

収穫したナスを自慢する児童ら=28日、那智勝浦町南大居
販売するナスを袋に詰める
2022年06月29日
2 Aコープこざ店9月に閉店 通常総代会で承認 (みくまの農業協同組合)

 みくまの農業協同組合(JAみくまの、漆畑繁生代表理事組合長)は25日、那智勝浦町体育文化会館で第21回通常総代会を開いた。総代総数510人のうち、117人(議決権行使346人)が出席し、赤字が続くAコープこざ店の閉店などを含む9議案全てを承認した。

 漆畑代表理事組合長は令和4年度は、8支所から5支所1ふれあい店体制へと統廃合したなどの拠点再編を実施したと報告。「JAが地域に貢献できる組織であるためには、持続可能な経営基盤の確立が不可欠だが、さらなる経営努力の必要がある。ご承認をお願いいたします」とあいさつ。

 ▽令和3年度の事業報告、剰余金処分の承認▽定款の変更▽Aコープこざ店の閉店▽第8次総合中期計画の設定▽第5次JAみくまの農業振興計画▽令和4年度事業計画の設定▽令和4年度における理事報酬の決定―などが審議された。

  □     □

■Aコープこざ店の閉店



 3号議案は串本町西向にあるAコープこざ店の閉店についての審議。同店は、1987年にオープンし、98年8月に改装後、小規模な修繕を経て現在に至っている。

 事務局は現在、老朽化で屋根、外壁、トイレの大規模修繕や、フロンガスの規制によってショーケースの入れ替えも必要であると説明した。

 事業収益は2016年度が5億3407万1000円だったが、19年度は4億547万1000円と大幅に減少。18年度以降、労務管理の観点より、日曜休店が余儀なくされ、来客数にも影響を及ぼしたとした。

 20年度から全日営業に戻したが18年度以降、4期連続で赤字が続く。検討を重ね、地域の人口動態・競合店の影響、収支シミュレーションを勘案し、今年9月末での閉店に至ったという。

 総代からは「閉店は他店舗の影響があったのか。とくし丸の巡回は」と意見が上がった。漆畑代表理事組合長は赤字や人口減少などから苦渋の決断だったとし、「地区懇談会も開いた。全農と提携するコンビニのファミリーマートに店舗を引き継いでもらえないか打診したが、周辺350㍍圏内の人口が約500人で、平均日商までの見込みは厳しいため、出店不可との回答があった」。

 今後の対応として「買い物難民のためにも、店舗周辺で移動スーパーのとくし丸を運行させ、対応する」と答弁し、賛成多数で承認された。

 同店の閉店を受けて、同町在住の60代女性は「車がない高齢者の方は大変だと思う。よく買い物に行くので閉店は残念です」と話していた。

(2022年6月29日付紙面より)

9議案が審議された通常総代会=25日、那智勝浦町の体育文化会館
今年9月末で閉店が決まったAコープこざ店
2022年06月29日
3 橋杭ビーチ清掃に奉仕
 人見建設、全社規模で  (串本町 )

 串本町の建設会社・株式会社人見建設(人見健一社長)が27、28日の2日間、串本町くじ野川にある橋杭ビーチのボランティア清掃に取り組んだ。

 紀の国わかやま国体串本町会場への協賛や新型コロナウイルス感染症予防のための資材寄贈などさまざまなかたちで地域貢献を重ねている同社。この清掃は社長発起をきっかけにして全社規模でおととしから取り組むようになり、今年も町に申し入れ了解を得て計画。社員一丸で日頃の仕事の段取りをつけ、2日間の実施へとこぎ着けた。

 当日は重機(パワーショベルなど)も持ち込んで奉仕。今年は人力では動かしがたい流木が無かった反面、はだしで歩くとけがをしそうな細かい流木などのごみが目立ったためまずそれらをかき出し、一冬の間に風で陸側へと寄った砂を浜へ戻してならした。

 重機が使いづらい砂浜と芝地の間にたまった砂は、階段状の護岸構造を傷めないようシャベルやブロワー、ほうきなどを使い人海戦術で対処。今年は了解の一端で売店「ビーチハウス・ラパン」横の芝地に長年堆積した砂にも対処し、若干芝を剝ぐ状態となったが平らな敷地を取り戻した。

 同ビーチは近年、春~秋(4~10月)の3季活用をしていて、同ウイルスの情勢に伴い最近は教育旅行によるシーカヤックなど各種アクティビティーの利用も活発。7月2日(土)から8月31日(水)までは橋杭海水浴場が感染症予防対策を講じつつ開設されることになっていて、今年はそれら用途で多用されている範囲を中心に整えた。

 人見社長は「新型コロナウイルスに伴う外出自粛も和らぎ、5月の連休は多くの観光客が橋杭岩へ訪れていた。海水浴場の利用も似た感じで増えると思うし、訪れた皆さんに『海水浴場もきれいだったよ』と言ってもらえるよう今年も頑張りたい」と胸中を語り、社員と横一線で作業に励んでいた。

(2022年6月29日付紙面より)

重機や人の手で橋杭ビーチを整える株式会社人見建設の皆さん=27日、串本町くじ野川
2022年06月29日
4 レジャーシーズンを前に
 消防署が水難救助訓練  (新宮市 )

 海水浴など水辺でのレジャーシーズンを前に新宮消防署(堀切学署長)は28日、新宮市三輪崎の三輪崎漁港で水難救助訓練を行った。同署警防隊ら20人が溺者救出方法などを再確認した。

 訓練は水難救助現場を安全・確実・迅速に対応できるようにすることを目的に毎年実施。現場活動に関する基本的な救助技術の再確認および個人の基礎泳力強化し、消防組織としての災害活動能力の向上を図る狙いもある。当初は21日に予定していたが、雨天により延期となっていた。

 署員たちは、救命索発射銃「浮環弾」の取り扱いやスローバックと浮環の投入、水難救助用担架を使用するなど、指揮者の指示を受けながら、安全管理を徹底した上で訓練に取り組んだ。

 大西聡副署長は「当地方は海や川に囲まれた水辺のレジャーが盛んな場所です。しかし毎年、全国的に水難事故が絶えない状況となっているため、今後も継続して訓練を続けていくことが重要だと思っています」と述べた。

 また、海だけでなく川においての事故にも注意を促し、熊野川には多くの支流があることから、ダムの放水状況の確認や気象状況にも注意することが大切とし「自身の命を守るためにも事故防止への意識を高め、レジャーを楽しんでもらえれば」と呼びかけていた。

 昨年度中に市内で発生した水難事故は4件、本年度は6月現在で3件。今年は、三輪崎海水浴場が7月10日(日)、高田自然プールは15日(金)に開設する予定となっている。

(2022年6月29日付紙面より)

訓練に励む署員たち=28日、新宮市三輪崎
2022年06月29日
5 新宮が優勝収める
 県小学生バレー男女大会東牟婁地方予選  
2022年06月29日
6 王子が主催大会制す
 第8回王子カップ2022  
2022年06月29日
7 6年生がウミガメの生態学ぶ  「井田」未来 創造 Learning  (井田小 )
2022年06月29日
8 子育て世帯らに「紀の宝商品券」  7月下旬から発送予定  (紀宝町 )
2022年06月29日
9 「地域共生社会」の実現に向け  第3次地域福祉(活動)計画を策定  (紀宝町 )
2022年06月29日
10 初めて絵手紙描く  三佐木蜂伏地区福祉委員会サロン  (新宮市 )
2022年06月29日
11 仕事内容や取り組み学ぶ 三輪崎小4年生が社会科校外学習 (新宮市)
2022年06月29日
12 プロの奏法、今後に生かして  海上自衛隊呉音楽隊が演奏指導  (近大新宮 )
2022年06月29日
13 橋杭ビーチでフリマ開場  グループ「つれもていこら」  (串本町 )
2022年06月29日
14 女性部員ら10㌔超仕込む  池野山でホウ酸団子作り  (古座川町老連 )
2022年06月29日
15 生活支援4事業などを承認  一般会計補正予算〈第2号〉  (串本町 )
2022年06月29日
16 第2回定例会一般質問③  串本町議会  
2022年06月29日
17 お悔やみ情報
  
2022年06月24日
18 例大祭に向け練習始まる
 那智田楽保存会  (熊野那智大社 )

 那智勝浦町那智山の熊野那智大社(男成洋三宮司)で20日から、「那智の田楽」の練習が始まった。田楽は7月14日(木)に斎行される例大祭「那智の扇祭り(火祭)」の前日13日(水)の宵宮祭において、町立市野々小学校の児童による3年ぶりの「大和舞(稚児舞)」とともに奉納される。

 那智の田楽は五穀豊穣(ほうじょう)を祈り、笛と太鼓に合わせて踊る伝統芸能。室町時代の田楽踊りを伝える貴重な文化遺産として、「那智田楽保存会」(男成洋三会長、会員32人)が古来の姿を伝えている。

 1976年に国の重要無形民俗文化財、2012年にユネスコの無形文化遺産に登録された。また、昨年は一度途絶えた田楽が復興してから100周年を迎えた。

 新型コロナウイルスの感染防止対策のために宵宮祭のみの奉納となったが、新規会員の2人増や今年11月には日本青年館の財団設立100周年記念事業での祝賀上演が決まるなど、保存会は活気を見せている。

 演者は編木(ササラ)4人、太鼓4人、鼓役(シテテン)2人。熟練会員の原敦夫さん、二見正信さん、松尾常生さんが指導し、計11回の練習を重ねる予定だ。

 20日夜、小川一義副会長が「宵宮に向けて、恒例の練習をやっていきたい」とあいさつ。熟練会員や男成宮司が見守る中、会員は真剣な表情でそれぞれの動作に磨きをかけた。

 編木を指導する原さんは「毎年6月20日は田楽の始まり、気持ちが高まる。コロナの影響で今年も宵宮のみの奉納だが、皆がけがなどなく、無事に本番を迎えられることを願っています」。

 太鼓を教える二見さんは「伝統を継承していくメンバーが今年増えた。年に1度のお祭り、気を引き締めて練習に励みたい」と抱負を述べた。

 男成宮司は「今年のお祭りは渡御を行うことになった。田楽は今年も宵宮のみだが、神様にご奉納できるのはありがたい」と語った。

(2022年6月24日付紙面より)

本番に向け動作に磨きをかける会員=20日、那智勝浦町の熊野那智大社
2022年06月24日
19 日本の財政に問題意識を
 山端克明・新宮税務署長が講話  (近大新宮 )

 新宮市の近畿大学附属新宮高校(池上博基校長)で22日、新宮税務署の山端克明(やまばな・よしあき)署長による講話「税の重要性等について」が開かれた。1年生108人が第26回参議院議員通常選挙などに関連し、現在の日本の財政状況やその課題について学んだ。

 今年4月に選挙権年齢が18歳に引き下げられ、主権者教育の重要性が高まる中、小学校~高校段階での租税教育拡大に取り組んでいる。

 山端署長は日本の財政について「バブル経済崩壊後、日本の財政は借金である国債に依存してきた。本年度末には国債は1026兆円に達し、国民の人数で割ると、1人当たり900万円以上の借金を背負っていることになる」と説明。熊野地方の自治体の財政状況にも触れつつ「今回の参議院選挙では、社会保障の充実が主張されているが、その先には借金である赤字国債が積み増していくという状況がある。人ごとと思わず、問題意識を持ってほしい」と求めた。

 「2年後、皆さんには選挙権が与えられる。現在の借金を背負う子どもたちのことを考えれば、この権利を行使するのは皆さんの『義務』だと思います。どんな小さなことでも問題意識を持ち、現状を知らなければならない」と語りかけ、生徒たちに成人年齢を迎える覚悟を促した。

 林優大君は「大人になったら、絶対に税金を払わなければいけないこと、現在の日本が抱える借金のことを詳しく知れて良かった」と話していた。

(2022年6月24日付紙面より)

真剣に耳を傾ける生徒=22日、新宮市の近畿大学附属新宮高校
山端克明署長
2022年06月24日
20 「あなたらしい」を築く社会へ
 男女共同参画週間に啓発活動  (新宮市 )

 男女共同参画週間(6月23~29日)に合わせ、和歌山県各地で啓発活動が行われている。23日には、新宮市のイオン新宮店前で、東牟婁振興局職員や新宮人権擁護委員協議会、ウィメンスタディズ熊野、新宮市職員ら10人が啓発物資を買い物客に配り、男女共同参画社会への理解を呼びかけた。

 1999年に公布・施行された男女共同参画社会基本法は▽男女の人権の尊重▽社会の制度・慣行への配慮▽政策などの立案・決定への共同参画▽家庭生活における活動と他の活動の両立▽国際的協調―の五つを基本理念としている。

 男女共同参画週間には、男女が職場や学校、地域、家庭生活など多様な場で個性と能力を発揮し、ともに豊かな人生を送ることができる「男女共同参画社会」の実現に向け、さまざまな活動が展開される。

 本年度のキャッチフレーズは、2522点の公募の中から「『あなたらしい』を築く『あたらしい』社会へ」が最優秀作品に選ばれている。

 和歌山県でも「男性は仕事、女性は家事・育児」という固定的性別役割分担の解消やワークライフバランスの充実を呼びかけており、この機会に男女共同参画について考える機会としてはいかがだろうか。

(2022年6月24日付紙面より)

啓発物資を買い物客へ手渡す=23日、新宮市のイオン新宮店
2022年06月24日
21 地域貢献団体を表彰
 野球と剣道、助成金も  (新宮信用金庫 )

 新宮信用金庫(浦木睦雄理事長)が地域に貢献する団体などを助成するために設けている「しんぐう信金ひまわり基金」の、推薦選出団体への表彰式と目録贈呈式が22日、同金庫の大橋通本店などであった。蓬莱フレンズ(加藤恒生監督)、三輪崎剣道クラブ(新谷佑輔代表)、くまのベースボールフェスタ実行委員会(山門弘毅実行委員長)に対し、表彰状と目録を手渡した。

 同基金は、地域活動や環境保全などのボランティア活動を助成して支援するため、同金庫が1999年4月に設立。毎年、貢献を認めた団体を表彰し、助成金を贈っている。令和3年度地域貢献賞には、徐福支店の推薦で蓬莱が、佐野支店の推薦で三輪崎が、熊野支店の推薦でくまのが選出された。

 蓬莱は小学生男女を対象にした野球チーム。三輪崎は幼稚園児から中学生までが所属し、2年に1度は大規模大会も主催している。くまのは野球大会を通じて地域活性化を図るほか、合宿誘致にも取り組んでいる。

 蓬莱と三輪崎への表彰は大橋通本店で、くまのへの表彰は熊野支店で行われた。表彰状は推薦した各支店長が伝達。蓬莱は加藤監督へ峯良・徐福支店長が、三輪崎は新谷代表へ中楠貴之・佐野支店長が、くまのは山門実行委員長へ中西政貴・熊野支店長が手渡した。

 加藤監督は「基金は助かるし、ありがたい。人数が減ってきているが、月謝は上げたくないし、保険代もあるので、すごく助かる。チームの運営に使いたい」。新谷代表は「7月下旬に東京都である全国大会に出場するので、その補助になり、ありがたい。今後も頑張り、地域貢献につなげたい」。

 山門実行委員長は「20年やってきて、状況や環境は変わってきているが、野球で地域貢献できるように今後も続けたい。注目と協力をお願いします」などと語った。

(2022年6月24日付紙面より)

表彰状を持つ加藤恒生監督(左から2人目)と新谷佑輔代表(右から2人目)=22日、新宮市大橋通の新宮信用金庫本店
表彰状と目録を受け取る山門弘毅実行委員長(右)=同日、熊野市井戸町の新宮信用金庫熊野支店
2022年06月24日
22 もみじ会6月ゴルフコンペ
  
2022年06月24日
23 近畿大会で上位目指す 県高校総体卓球競技で躍動 (新宮高校)
2022年06月24日
24 松下穂乃果さんが全国へ 男女個人、女子団体は近畿大会に (新宮高校弓道部)
2022年06月24日
25 「水はどこから?」  王子ヶ浜小4年が浄水場見学  (新宮市 )
2022年06月24日
26 楽しく花を生ける  新木保で「花つぼみ」  (新宮市 )
2022年06月24日
27 楽しい学びの一助に  下山組が電子黒板など寄贈  (北山小・中学校 )
2022年06月24日
28 各種施策、市の見解問う  新宮市議会一般質問②  
2022年06月24日
29 いい香りのヒノキ箸  第6回木育教室に12人  (新宮市 )
2022年06月24日
30 にぎやかな声響く  神倉小でプール開き  (新宮市 )
2022年06月24日
31 幸せを願い活動続ける 結成30周年を記念し式典 (太地町赤十字奉仕団)
2022年06月24日
32 第2回定例会一般質問①  串本町議会  
2022年06月24日
33 本年度海開きは7月2日  橋杭、田原の両海水浴場  (串本町 )
2022年06月24日
34 バランス良い朝ご飯を  栄養教諭による食育授業  (井田小 )
2022年06月24日
35 ジム利用券などの賞品を用意  「みらい健康マイレージ」始まる  (紀宝町 )
2022年06月24日
36 お悔やみ情報
  
2022年06月22日
37 本番に向け準備進める
 「七夕願いよ 届け」  (那智勝浦町 )

 昨年6月末から7月7日に那智勝浦町の勝浦八幡神社(髙橋正樹宮司)で初開催し、多くの人でにぎわった「七夕願いよ 届け」。第2回に向け、勝浦八幡神社七夕実行委員会では現在、準備を進めている。12日夜には地元の高校生らも協力し、今年初めて点灯させる竹灯籠や牛乳パック灯籠の並べ方などを考えた。

 催しはコロナ禍の中、同委員会の上松資弘さんが「悩みや願いを集め、心のよりどころとなる場をつくりたい」との思いから髙橋宮司に相談し、開催に至った。

 手作りの木製短冊に髙橋宮司が、「七夕祈願」と筆を入れ神社の印を押したものを準備。参加者は短冊台2基に願いを書いた短冊をつるした。

 今年も30日(木)から7月7日(木)の七夕当日まで短冊に願いを書き、つるすことができる。午前8時から午後8時まで。無料。雨天時は社務所に短冊を準備している。今回は七夕の笹の受け取りも神社で行う。

 新たな取り組みとして、竹灯籠や牛乳パック灯籠、竹あかりを合わせて320個ほど境内に置き、「よみがえれ脇仲倶楽部」から借りたビン玉を七夕台に設置し、どちらも点灯させる。上松さんらは竹の調達や加工、ろうそくやLEDキャンドルなどの準備も進めてきた。

 昨年も催しに協力した川畑悠里子さんの娘の花愛(はな)さん(新宮高2年)は「交流サイト(SNS)に投稿する写真が見栄えするように並べ方を工夫した。喜んでもらえたらうれしいです」。

 瀧本梨乃さん(同)は「町を元気づけたいと思い参加した。夏の思い出を増やしていただけたら」とコメント。

 髙橋宮司は「若い方が参加してくれてありがたい。輪が広がることを期待したい。都会に出られても、この催しを思い出し、戻ってきてくれたら」と話した。

 上松さんは「皆さんの協力がありがたい。さださんからは『良い企画なので続けたほうがいい』とお声をもらった」。

 当日について「悩みや願いのある方はもちろんですが、多くの方に神社に集まってほしい。短冊をつるし、灯籠を見て、楽しい時間を過ごしていただけたら」と語った。

 なお、今年も、上松さんと親交のある歌手で小説家のさだまさしさんから直筆の短冊が届いた。

  □     □

■ワークショップや当日

 同委員会は7月3日(日)午後1時から神社社務所で、牛乳パック灯籠を作成するためのワークショップを開催する。

 無料。申し込み不要で定員なし。子どもから大人まで、参加可能。同日午後7時ごろから、試験点灯も行う。

 7日当日は午後6時30分から、七夕祭の神事が髙橋宮司によって営まれる。灯籠などの点灯は午後7時ごろを予定。無料。

(2022年6月22日付紙面より)

本番に向けて竹灯籠の並べ方などを考えた=12日夜、那智勝浦町の勝浦八幡神社
多くの短冊がつるされた昨年の様子(勝浦八幡神社七夕実行委員会提供)
今年もさだまさしさんから短冊が届いた
2022年06月22日
38 水しぶき上げ、初泳ぎ楽しむ
 今年もプール授業始まる  (紀宝町 )

 紀宝町立成川小学校(大藤伸之校長、児童53人)で20日、プールの授業が始まり、児童たちが初泳ぎを楽しんだ。おととしは新型コロナウイルス対策のため水泳授業が行われなかったが、昨年から町内各小学校で再開した。

 成川小では4~6年生の体育授業で水泳があり、水着に着替えた19人が頭、胸、顔の順に水をかけプールの中へ。頭までつかり、うつ伏せ、あお向けで浮く練習やバタ足などで水に慣れていった。

 気温、水温ともに25度を超え、プール内は一足早い夏本番のような歓声に包まれた。児童たちは水しぶきを上げながら「楽しい」「気持ち良い」と笑顔を見せていた。

 大藤校長は「昨年、プール授業を再開して児童たちも喜んでいた。短い期間だが今年も自分の命を守るための水泳指導を行っていく」と話していた。

(2022年6月22日付紙面より)

初めてのプール授業を楽しむ児童たち=20日、紀宝町立成川小学校
2022年06月22日
39 山本情輔君が表敬訪問
 U―15アジアレスリング日本代表  (新宮市 )

 7月2日(土)~4日(月)にバーレーンのマナマで開催される「2022年U―15アジアレスリング選手権大会」に日本代表として男子フリースタイル48㌔級に出場する新宮ジュニアレスリングクラブ(中川真一代表)所属の山本情輔君(緑丘中3年)が20日、新宮市役所を訪れ田岡実千年市長を表敬訪問した。

 山本君は昨年11月に駒沢オリンピック公園総合運動場屋内競技場(東京都)で行われた「令和3年度東京都知事杯第12回全国中学選抜レスリング選手権大会」の同階級に出場。初戦を快勝すると、その後も順調に勝ち進み準決勝で敗れたものの、見事4位に入賞し選考基準を満たして日本代表に選ばれた。

 レスリングを始めたのは3歳の時。以降、同クラブなどで練習を重ね、数々の大会で活躍している。この日は速水盛康教育長も同席した。

 訪問を受け、田岡市長は「中学生での世界大会出場は私たちにとっても楽しみ。支えてくれた多くの人たちへの感謝を忘れず、試合に臨んでください」。速水教育長は「身近な選手が日本代表に選ばれることは、非常に影響があり素晴らしい。挑戦する気持ちがないと目標には届かないため、全力を出し切ってもらいたい」とエールを送った。

 母・希余子さんは一緒に切磋琢磨(せっさたくま)している仲間やその保護者の皆さんがいたおかげで、ここまでやって来られたと感謝し「個人競技ではありますが、みんなで応援し合ってわが事のように喜び合うなど支え合っています。本人にとっても今後の人生の糧になると思う。いろんな経験をし、視野を広げてもらえれば」。

 山本君は、初めてのことで、まだ実感がないとしながらも「急な選考の話を聞いて驚いているが、出場するからには『1位』という大きな目標を持って挑みたい。自分の力を全て出し切れるように頑張ります」と意気込みを語っていた。

(2022年6月22日付紙面より)

田岡実千年市長(右)を表敬訪問した山本情輔君=20日、新宮市役所
世界大会での活躍を誓った
2022年06月22日
40 消防技術の基礎を託す
 新入団員ら対象に訓練  (串本町消防団 )

 串本町消防団(稲田賢団長)が19、20日の2日間、新入団員らを対象にした普通教育訓練を実施し消防技術の基礎を託すなどした。

 この訓練は、団活動に欠かせない技術を一から学ぶ機会として新入団員や同訓練未経験者を対象にし、年1回実施。消防団員が本業と兼ねての献身となる実情を踏まえ、近年は休日と平日の2日間を実施日としいずれか参加しやすい方を選んでもらう形で着実な指導伝達に努めている。

 本年度は19日に8人(女性団員1人含む)、20日に1人が参加。開始に当たり稲田団長は「消防団員として最初に取り組む訓練。長時間となるが、気を引き締めて頑張ってほしい」と激励し、以降は同町消防本部(寺島正彦消防長)の職員を講師に迎えて▽消防礼式▽ロープ結索▽消防操法(=ホースや筒先の取り扱い方)―の各技術を教わった。

 ロープ結索は消防水利確保時の取水ホースの安定を図るなどで欠かせない技術。消防操法は機材(=消防ポンプ)を除く

資材の取り扱いを身に付けるのが目標。同本部はそれら技術を骨格にし属する分団で円滑に肉付けがしていける状況を見据えて指導に当たり、稲田団長ら団本部や寺島消防長ら消防本部幹部職員も始終立ち会い適時アドバイスをして理解を後押しした。

 同団事務局によると、本業との兼ね合いで両日とも参加できなかった団員については、次年度以降も参加を誘いかけ全団員がこの訓練を経験している状況を目指すという。

(2022年6月22日付紙面より)

消防礼式の指導を受ける新入団員ら=19日、串本町総合運動公園雨天練習場
2022年06月22日
41 畠君、橋爪さんが入賞  柔整師杯県下少年柔道選手権  (紀宝柔道会 )
2022年06月22日
42 「税は社会支える会費」  井田小で租税教室  
2022年06月22日
43 高速道路延伸でリピーター増  アウトドアブームで人気  (飛雪の滝キャンプ場 )
2022年06月22日
44 コロナ前の7割程度に回復  GWの観光客入り込み数  (和歌山県 )
2022年06月22日
45 作品展で集めた募金手渡す  公民館陶芸教室  (那智勝浦町 )
2022年06月22日
46 歩いて健康、名産品も獲得  「旅するつもりでウォーキング」  (那智勝浦町 )
2022年06月22日
47 地元漁師から漁業学ぶ  宇久井中で特別授業  (那智勝浦町 )
2022年06月22日
48 大和舞の練習スタート  小学生12人が例大祭に向け  (那智勝浦町 )
2022年06月22日
49 詐欺被害の防止意識強める  池野山ほがらかクラブ会員  (古座川町 )
2022年06月22日
50 丸山一帯のごみを引き上げ  熊野古道大辺路刈り開き隊  (串本町 )
2022年06月22日
51 文豪が愛したノウゼンカズラ  佐藤春夫記念館  
2022年06月22日
52 お悔やみ情報
  
2022年06月11日
53 職員の健康管理に貢献 米良孝志院長に感謝状 (新宮税務署)

 新宮市伊佐田町の新宮税務署(山端克明署長)で9日、感謝状授与式があり、同署職員の日頃の健康管理に貢献したとして医療法人米良医院(同市池田)の米良孝志院長に感謝状と記念品が贈られた。

 署長感謝状は、適正な申告納税の推進、納税道義の高揚、職員の健康管理などについて多大な貢献があるなど、功績が顕著であった者に対して感謝の意を表するもの。

 米良院長は、2014年から毎月1回血圧測定や健康相談を受けるなど同署の嘱託医として職員の健康管理に協力。新型コロナウイルス対策の助言やワクチンの早期接種に対応するなど、納税者対応を行う職員の心身に寄り添ってきた。

 また、今年1月には県内の医師会を代表して県医師会長と県病院協会長が、電子申告・電子納税推進を宣言。県民に対して確定申告会場の密を避ける呼びかけを行ったが、米良院長は新宮市医師会長として旗振り役を担うなど、感染拡大防止に向けた取り組みに力を尽くしている。

 感謝状を手渡した山端署長は「職員の健康管理はもとより、安心安全な税務行政が求められる中、ワクチンの早期接種に協力いただいた。管内外と出入りする職員も多い中、おかげさまで1人も罹患(りかん)することなく市民や納税者の方に対応することができた」と感謝を伝えた。

 米良院長は「新型コロナが出始めた2年半ほど前、医師として新型コロナを担当していたこともあり、大阪などと行き来することがある職員も多いということから周りの目から見た対応や助言をさせていただいた」。

 「最近、ようやく感染状況も収まりかけ、重症化も減っている。新たな変異株も出ていない。今後、収まっていくのか、それとも厳しくなっていくのかを判断していく必要がある。引き続き、気を抜かずにマスク着用や手指消毒など基本的な感染対策を心がけて」と話していた。

(2022年6月11日付紙面より)

山端克明署長(左)が米良孝志院長に感謝状を手渡した=9日、新宮市伊佐田町の新宮税務署
2022年06月11日
54 宇久井半島の自然に親しむ
 熊自連がふれあい観察会  (那智勝浦町 )

 熊野自然保護連絡協議会(瀧野秀二会長)は4日、那智勝浦町の環境省宇久井ビジターセンターで「宇久井半島ふれあい観察会」を開いた。参加や同会の専門家ら10人が宇久井半島の遊歩道や海岸部を巡り、さまざまな生物を観察した。

 熊自連は、植物や昆虫・野鳥・地質などの専門家が、熊野の自然環境保全を趣旨に一つにまとまり、1985年に結成された団体。新型コロナウイルス感染症の影響を受け、観察会を開くのは3年ぶり。感染症対策のため、参加人数を絞って開催した。

 瀧野会長は開会に当たり「今日はさまざまな分野の専門家が参加しているので、気になることがあれば何でも質問してください」とあいさつ。

 参加者たちはササユリや菌従属栄養植物のハルザキヤツシロランの果実、シダのコヒロハハナヤスリなどを観察しながら遊歩道を歩き、紀伊半島東岸を見渡す駒ヶ崎灯台へ。南方系のチョウであるイシガケチョウなどの昆虫や野鳥の解説もあった。地玉(じごく)の浜では海浜植物のハマカンゾウがオレンジ色の花を咲かせており、参加者たちの目を楽しませていた。

(2022年6月11日付紙面より)

コヒロハハナヤスリを観察=4日、那智勝浦町の宇久井ビジターセンター
ハマカンゾウが咲く地玉の浜
2022年06月11日
55 文化財でワーケーションを
 新宮市旧チャップマン邸  

 新宮市丹鶴の旧チャップマン邸で、ワーケーションが利用できるようになった。利用は無料(貸館料金別途必要)で利用可能時間は午前9時~午後9時。

 旧チャップマン邸は、アメリカの宣教師・チャップマンの住宅として、「文化学院」創始者で市名誉市民の西村伊作(1884~1963年)が設計し、1926年に建築。伊作が手掛けた住宅は県内に2軒しか残っておらず、大変希少価値の高い建物として2020年8月に国の登録有形文化財に登録された。

 ワーケーションは「ワーク」(労働)と「バケーション」(休暇)を組み合わせた造語。観光地やリゾート地でテレワーク(リモートワーク)を活用し、働きながら休暇を取る過ごし方で、働き方改革やコロナ禍において「新しい働き方」として全国的に注目されている。

 同邸で利用できるのは、2階学習室と主寝室の2部屋。椅子、机の他、ワーケーション専用Wi―Fi(ワイファイ)が完備されている。事務所内にはドリンクの自動販売機も設置されているので、仕事や観光の合間に一息を。

 利用には予約が必要。休館日は毎週月曜日(祝日の場合は翌平日)と年末年始。貸館料は1部屋当たり〈午前9時~午後1時、午後1時~5時〉各1010円、〈午後5時~9時〉1520円。観覧は無料。

 貸館予約、問い合わせは同邸事務所(電話0735・23・2311)まで。

(2022年6月11日付紙面より)

2階学習室
2階主寝室
2022年06月11日
56 4回目は7月中旬から
 新型コロナワクチン  (那智勝浦町 )

 那智勝浦町はこのほど、4回目の新型コロナウイルス感染症のワクチン接種を7月中旬から開始することを発表した。60歳以上および18~59歳で基礎疾患を有する人が対象で、接種時期は9月末までを予定している。

 同町はワクチン接種状況について、5日現在で3回目の接種を終えた町民は9779人(接種率72%)と報告した。5~11歳の子どもの1、2回目接種は3月20日から集団接種を開始して5月末に終了。12歳以上の3回目接種は今月8日に終了した。今後も接種を希望する町民に対しては、接種を継続していく方針だ。

 4回目接種では6600人の対象者を見込んでおり、同町の体育文化会館で集団接種を行う。

 3回目から5カ月が経過した60歳以上には、6月中旬から接種券が送付される。18~59歳で基礎疾患のある人は申込制となっている。各戸配布された接種を知らせる用紙のQRコードをスマートフォンで読み取るか、町ホームページからも申し込みが可能。また、新型コロナウイルスワクチン接種相談窓口でも申し込める。

 同町では「ワクチン接種が終了しても、感染、発症する場合もある。ご自身や大切な方を守るため、改めて人と触れ合う際のマスク着用や3密の回避など、基本的な感染予防対策の徹底をお願いします」と話している。

 ワクチン接種に関する問い合わせは新型コロナウイルスワクチン接種相談窓口(電話0735・29・6137)まで。

(2022年6月11日付紙面より)

3回目接種が行われた際の様子=那智勝浦町体育文化会館
2022年06月11日
57 深瀬美知代さんが優勝
 新宮グラウンドゴルフ同好会「あじさい大会」  
2022年06月11日
58 串本古座が連合で出場へ
 有田中央、貴志川と共に  (高校野球和歌山大会 )
2022年06月11日
59 串本JFCが優勝果たす イオンSSカップサッカー大会 
2022年06月11日
60 初夏を彩る花々の競演  神内のビオトープで  (紀宝町 )
2022年06月11日
61 デッキブラシでゴシゴシ  5歳児がプール掃除  (成川保 )
2022年06月11日
62 ダンスと笑顔の輪広がる  レクダンスサークルこでまり  (趣味日和 ~生活に、彩りを。~ )
2022年06月11日
63 改築工事契約を承認  紀南学園の事務組合議会  
2022年06月11日
64 旧王子幼稚園を放課後児童クラブに  6月定例会提出の議案説明  (新宮市 )
2022年06月11日
65 ノアサガオなど見頃  新宮市・孔島  
2022年06月11日
66 尾之善さんの切り絵展にぎわう  太田の郷で文化祭開催中  (那智勝浦町 )
2022年06月11日
67 各所で花序が咲きそろう  梅雨時季の花・アジサイ  (串本町 )
2022年06月11日
68 真夏を待たずに花の盛り  西向の畑沿いのヒマワリ  (串本町 )
2022年06月11日
69 町内外の6チーム競う 川口で町長杯ゲートボール大会 (古座川町)
2022年06月11日
70 3年ぶり実施、49人が競う 第27回潮岬オフショアトーナメント (串本町)
2022年06月11日
71 生活支援商品券など計上  一般会計補正予算案を発表  (串本町 )
2022年06月11日
72 お悔やみ情報