ニュースアーカイブ|ARCHIVES
アーカイブ検索で表示されるグレーのリンクのない記事については、熊野新聞紙面をご覧ください。
ご購読のお申し込み
過去2年分の熊野新聞は、
SHIMBUN ONLiNE
でご購読頂けます。
新聞オンライン(電子新聞)
カレンダー検索:50件の記事がありました
【検索ステータス】 
2022年06月25日
1 地域に翔び立て、新翔生!
 プロジェクトチームが発足  

 新宮市佐野の県立新翔高校(藤田勝範校長)では、本年度から「新翔プロジェクトチーム」が発足。学校の垣根を越えた地域交流やボランティア活動に向けて、新たな一歩を踏み出した。

 昨年度末から構想を練り、新翔特別教育プログラムとして本年度から始動した。▽高校生と地域の大人が連携・協働してまちの課題や魅力アップを考える▽多世代交流を通して、地域課題解決型学習を実現▽学校で学んだことを地域(学校外)で生かす―を目的に校内で参加を募ったところ、14人が希望した。

 発足してまだ日が浅いため、数回程度しか打ち合わせができていないというが、現在活動に向けて「新翔生お貸しします!」などと書かれたポスターを制作中。新宮警察署より委嘱を受けた「自転車マナーアップ推進リーダー」の活動をはじめとした、各種ボランティア活動や地域貢献活動に向け「活動部屋」で意見交換に熱を込める。

  □     □

 これまで、イベントやボランティアの開催ごとに参加有志を募っていた同校。窓口の一本化を図る目的でプロジェクトチームを新設した。「地域はマナーやルールを実践する場で、コミュニケーション能力、ボランティア精神を伸ばしていく場。地域の大人と関わる中で、生徒たちの成長を感じた」と藤田校長。「これまで受け身だったが、地域で何ができるかを考えたり、自主的に地域に関わったりしていけたら。地域を盛り上げるための発想が生徒から生まれてきたら最高ですね」と思いを語る。

 「新しいことに挑戦したい」と参加を決めたのは、プロジェクトチームリーダーの中村美優さん(3年)。「初めてのプロジェクトだし、高校生活最後の年なのでいい機会だと思った。子どもが好きなので読み聞かせにも挑戦したい」。

 鈴木希羅厘さん(同)と松本海優さん(同)は「中村さんに引っ張られて参加した」としながらも「海岸清掃したい」「自分たちで何か作ってフリーマーケットを開いて地域交流したい」と構想を聞かせてくれた。

 地域防災活動や新翔ブランドのお菓子の考案などの商品開発も視野に入れている。顧問の宮井貴浩教頭は「まだ始まったばかり。新たな取り組みを活発にやっていきたい。生徒から新しい提案をしていけたら」と期待を寄せる。

 中村さんは「これから入ってくる後輩のために、新翔の歴史に残るようなチームにしていきたい。このチームがあるから新翔に入りたい、そんな活動ができたら」と前を向いた。

 プロジェクトチームでは「力仕事や幼稚園児・保育園児・小学生などへの読み聞かせなどに、私たち新翔プロジェクトチームが駆け付けます! 手伝えることがありましたらよろしくお願いします」と呼びかけている。

 問い合わせは同校(電話0735・31・7087)の宮井教頭まで。

(2022年6月25日付紙面より)

地域貢献・交流活動に向けて意気込みを見せる(左から)松本海優さん、中村美優さん、鈴木希羅厘さん=17日、県立新翔高校
2022年06月25日
2 熱中症に注意して
 消防本部が啓発活動  (那智勝浦町 )

 那智勝浦町消防本部(湯川辰也消防長)は22日、那智勝浦町天満のAコープなち店で熱中症予防を呼びかける啓発活動を実施した。職員4人が、買い物客らに熱中症予防啓発冊子などを配布して注意喚起を行った。

 気象条件が変わりやすく、気温の変化が大きいなどの理由から、近年増加傾向にある熱中症。消防庁の発表によると、先月1日から今月19日までの間で、すでに全国で5479人が熱中症により救急搬送されており、昨年同時期より683人増となっている。

 屋外だけではなく室内における発生も増えており、全国の救急搬送のうち436人(32・6%)が住居で熱中症になったという。

 同町では2019年が12人、20年が10人、昨年が6人、今年4月現在で2人が熱中症の疑いで搬送されている。

 関谷善文消防署長は「熱中症は暑い環境の中で体温調節ができずに目まいや頭痛、意識障害などさまざまな症状を起こす疾患。運動だけでなく、室内でも起きるため注意してほしい」。

 体調に異変を感じた際については「我慢せずに救急車を呼んでください。普段から小まめな水分、塩分を含んだミネラルなどの補給を心がけていただけたら」と話した。

 この日の啓発では職員が買い物客に丁寧に声かけを行い、啓発物資を手渡して注意を呼びかけていた。

(2022年6月25日付紙面より)

熱中症への注意を呼びかけた=22日、那智勝浦町のAコープなち店
2022年06月25日
3 申告納税推進の功績に感謝
 和歌山東漁業協同組合に  (新宮税務署 )

 新宮税務署の山端克明(やまばな・よしあき)署長が23日、適正な申告納税の推進に努める和歌山東漁業協同組合(𠮷田俊久代表理事組合長)に感謝状を贈り取り組みを奨励した。

 同組合は5月31日、同署管内でも先駆けて適正申告・キャッシュレス納付推進を宣言。その旨を伝える懸垂幕を串本本所地内から地域に向けて掲げつつ、宣言に基づく実動を始めている。

 同署によると県内最大規模となる組合員数約1700人を誇る同組合の実動が他の組合や周辺地域にもたらす波及効果も大いに期待されるところで、この功績は前述した署長感謝対象事項において顕著だとして感謝状を贈るに至った。

 この日は山端署長が串本町串本にある同組合串本本所を訪ねて𠮷田組合長へ感謝状を贈り、懇談を織り交ぜて互いの思いを確かめ合ったという。

 この感謝状は▽適正な申告納税の推進▽納税道義の高揚▽税務行政の円滑な運営―など税務行政への多大な貢献が認められる取り組みを対象に贈呈。同町内では2017年度に校長会へ働きかけて町立小中学校全校が租税教室に参加する状況をつくり出した町教育委員会が翌18年に納税道義高揚の貢献で贈呈を受けた経緯があり、その時点から数えて今回は約3年7カ月ぶりの誉れとなっている。

(2022年6月25日付紙面より)

感謝状を手にする𠮷田俊久代表理事組合長(左)と山端克明署長(新宮税務署提供)
宣言の象徴として串本本所地内で掲げている懸垂幕=23日、串本町串本
2022年06月25日
4 山本情輔君の活躍を願い
 U15アジアレスリング選手権大会  (新宮市 )

 新宮市、市教育委員会、市体育協会は24日、市庁舎にマナマ(バーレーン)で開催される「2022年U15アジアレスリング選手権大会」の男子フリースタイル48㌔級に日本代表として出場する山本情輔(じょうすけ)君(緑丘中3年)の活躍を願い、応援懸垂幕を掲げた。

 山本君は3歳から競技を始め、新宮ジュニアレスリングクラブに所属。昨年11月に駒沢オリンピック公園総合運動場屋内競技場(東京都)で行われた「令和3年度東京都知事杯第12回全国中学選抜レスリング選手権大会」の同階級で4位入賞を果たし、選考基準を満たして日本代表に選ばれた。

 20日には新宮市役所を表敬訪問し、田岡実千年市長から「世界大会出場は私たちにとっても楽しみ。支えてくれた大勢の人たちに感謝し、試合に臨んでほしい」と激励を受けていた。

(2022年6月25日付紙面より)

懸垂幕を掲示し山本情輔君の活躍を願った=24日、新宮市庁舎
2022年06月25日
5 変わったカサブランカ  花は大量、茎は平ら  (那智勝浦町 )
2022年06月25日
6 医療センターの現状など問う  新宮市議会一般質問(終)  
2022年06月25日
7 園児たちの七夕飾り登場  仲之町商店街で飾り付け  (新宮市 )
2022年06月25日
8 西亜紀人君が林野庁長官賞  全国児童・生徒木工工作コンクール  (光洋中 )
2022年06月25日
9 熱中症対策で日よけ設置  町建設組合が奉仕活動  (那智勝浦町 )
2022年06月25日
10 第2回定例会一般質問②  串本町議会  
2022年06月25日
11 ミカンシーズン到来  ハウスで早生温州の収穫  (紀宝町 )
2022年06月25日
12 児童の学び合いを目指し  本年度最初の公開授業研究会  (鵜殿小 )
2022年06月25日
13 期日前投票始まる  三重県内各市町に投票所設置  (参院選 )
2022年06月25日
14 優勝目指して頑張るぞ!  合同チーム「オール紀宝」  (少年野球 )
2022年06月25日
15 お悔やみ情報
  
2022年06月23日
16 新宮高校で学校説明会
 大学の和歌山看護学部  

 東京医療保健大学和歌山看護学部の説明会が21日、県立新宮高校(東啓史校長)であった。看護系の進路に興味を持つ、1~3年生の15人が参加、担当者による学校紹介を聞いた。

 上田優人特任教授が説明を担当した。上田特任教授は、最近の医療の傾向として「病院に長く入院するのが難しくなってきた。自宅療養などで、どういう看護の手を差し伸べるかを考える必要がある」と指摘した。

 新たな看護の在り方として、産業看護を紹介。「企業が看護師や保健師を雇い、職員の健康管理を行うところが増えてきている。今年の卒業生でも、産業看護を目指すという人がすでにいる」と明かした。

 和歌山看護学部はできたばかりであり、今年初めて100人の卒業生を出したことに言及。「うち55人が、日本赤十字和歌山医療センターに就職している。新高の先輩2人も日赤に。全員が就職しており、92人が県内で、8人が大阪で勤めている」と述べた。

 看護師の働く場所として▽病院▽訪問看護▽高齢者施設▽行政▽企業―など、さまざまあることを説明。「看護師の就職は安定している。将来性があり、AI(人工知能)やロボットが代わって看護を行えるとは思えない」と話した。

 学校の魅力として、同学部が日赤和歌山医療センターと連携していることを提示。「県内最高水準の医療施設であり、そこで8割方の研修ができる」と語った。▽看護師▽保健師▽養護教諭▽助産師―などの多くの資格や、学位も取得可能であることを伝えた。

 最近の看護師には▽高い看護技術▽情報収集力▽判断力―が必要と強調。「このため4年間、じっくり勉強することが大事になってくる。教養分野と専門分野を教え、教養分野にも力を入れる」などと話した。

 この他、学校が日赤和歌山医療センターから徒歩15分の距離にあることや、推薦や一般などの入試の種類についても解説した。

 東京医療保健大学は、東京都に本部がある医療系の私立大学。和歌山看護学部は和歌山市にキャンパスがある。

(2022年6月23日付紙面より)

上田優人特任教授から説明を受ける生徒ら=21日、新宮市神倉の県立新宮高校
2022年06月23日
17 2年4カ月ぶりに稽古始める
 古座の御舟謡保存会「河内会」  (串本町 )

 串本町古座の御舟謡(みふねうた)保存会「河内(こうち)会」(片山潔会長)がこのほど、古座漁村センターを宿にして2年4カ月ぶりに稽古を始めた。目的となる今年の河内神社例祭「河内祭」は規模縮小で御舟を出さないため奉仕の機会はないが、「練習の成果を9月の古座神社例祭や2月の古座・愛宕(あたご)神社例祭の奉納につなげたい」と意気込んで練習に励んでいる。

 古座の御舟謡は「河内祭」の祭船・御舟を運行する時に船内で奏する近世由来の歌唱。「河内会」は全11曲のうち符号が分かっている8曲を継承し、宵宮から本祭にわたる歌唱に耐える喉をつくるため6月中旬からほぼ連夜1カ月にわたる稽古を平年の定例としている。

 新型コロナウイルスの情勢でおととし、昨年と「河内祭」が神事のみとなり、古座神社や古座・愛宕神社の例祭も同様の判断をして奉納の機会が得られなかったため、準備の稽古も休止。今年は古座の獅子舞を継承する古座青年会の技術継承を目的とした練習再開の意欲に刺激を受け、さらにおととし2月の第14回和歌山県民俗芸能祭出演に向けた臨時稽古から会員として加わった谷口海心君と森口海晴君(ともに古座小6年)からの期待もあり稽古再開に踏み切ったという。

 稽古始めは13日。感染症予防のため宿を勇進会館より広い同センターとし、連夜ではなく週1回、毎週月曜日の午後3時30分から1時間程度行うかたちで7月18日(月・祝)まで活動する計画で臨んでいる。今月20日は谷口君と森口君も参加し、計6人で曲「出し」「入舟のはうた」を練習。7月からはさらに曲「こうてい」を加えた3曲を練習し、このかたちが古座神社や古座・愛宕神社における奉納と合致することや谷口君と森口君に何とか奉納の経験を託したいという思いが前述した意気込みに結びついている。

 稽古の再開について片山会長は技術継承と会員の絆保持の2点を目的として見据え、「今後に御舟謡を伝えていくための足掛かりをつけたい」と練習に込める思いを語った。

(2022年6月23日付紙面より)

古座漁村センターで御舟歌の練習に励む「河内会」の会員=20日、串本町古座
2022年06月23日
18 「マグロカツサンド」好評
 生徒考案、学食で販売  (新翔高校 )

 新宮市佐野の県立新翔高校(藤田勝範校長)の食堂で21日、生徒が考案した「マグロカツサンド」の販売があった。初日は18食限定(1個150円)で販売。ランチタイム開始とともに多くの生徒らが食堂に押しかけ、販売開始から数分で売り切れるほど好評を博した。

 3年生の選択科目「観光一般」の授業の一環として12人の生徒らが考案した。同授業では、北山村のじゃばらの収穫作業の手伝いや熊野古道の道普請などを通した地域学習を展開。本年度からは地域を自分たちで積極的にPRしていくことを目指し、より実践的な授業を展開している。

 「マグロカツサンド」は、地域の良いところを広めていくために「地域には何があるか」「資源をどう活用するか」などについて意見を出し合って考案。2回の試作を経て反省点を話し合い、このたびの販売にこぎ着けた。生徒らは各種SNS(交流サイト)を駆使して商品をPR。販売開始に向けて機運上昇に努めた。

 食堂での調理・販売は生徒らのレシピを基に食堂事業者が実施。カツサンドに使用するマグロは、那智勝浦町の木下水産物㈱が安価で提供した。

 レシピ考案に携わった丸亀亜久里君は「初めての取り組みなので材料の量や何を入れたらいいかなど難しかった。試作品を試食したらソースとマグロのバランスが悪くてソースの量を調節するなど完成形に近づけていった」と苦労を口にしながらも「食堂の人にも協力してもらい楽しく考えることができた。今後、地域や他県の人にも味わってもらう機会が持てれば。新翔観光一般=(イコール)マグロカツサンドのイメージができればいいなと思います」。

 商品の出来に関して「100点満点です」と笑顔で話した。

 同授業において、地域に根差した学校づくりの実践を目指す奥田健太教諭は「最初は手探りだったが生徒たちが積極的に意見を出してくれた。取り組みを継続し、校外の人にも販売したり販売の交渉を行えるようになれば。最終的には県外にもPRしたい」と話していた。

 購入した生徒らは「おいしい」「マグロの風味を感じる」などと舌鼓。マグロカツサンドは23日まで生徒に向けて食堂で販売。アンケート調査などを重ねて改良を重ねていくという。

(2022年6月23日付紙面より)

「マグロカツサンド」を買い求める生徒ら=21日、県立新翔高校
生徒らが考案した「マグロカツサンド」
2022年06月23日
19 手話のあいさつなど学ぶ
 民児協が6月定例会  (紀宝町 )

 紀宝町民生委員児童委員協議会(濵口啓会長)の6月定例会が21日、町福祉センターであった。委員約30人が参加し、熊野市の民生委員、井奥つな子さんから手話を学んだ。

 手指の運動をした後、日本語の五十音を指の形で表現する「指文字」を練習。井奥さんは「それぞれの指文字には特徴があり、名前を紹介する際に使います」と話し、「あ」はアルファベットの「a」、「き」は影絵の「きつね」の形、「こ」はカタカナの「コ」の形など、指文字の多くはアルファベットのローマ字読みやカタカナなどに似た形を手と指の形で表現すると説明した。

 手話は、両手で食べる仕草をする「スイカ」、人差し指と中指を立て胸の前で1回まわす「トマト」をはじめ、ネコ、ユリの花、パンダ、イカ、タコなどを紹介した。

 民生委員が自宅訪問した際を想定して、参加者は手話でのあいさつや会話を学び、「紀宝町」「民生委員」の表現も練習した。井奥さんは「後ろから声をかけるのではなく、目の前でかけてほしい。訪問時には名札を見せてから自己紹介してください」と呼びかけた。

 最後は、全員で童謡「ふるさと」の歌詞を手話で表現した。

(2022年6月23日付紙面より)

手話での訪問を学ぶ委員=21日、紀宝町福祉センター
手話を教える井奥つな子さん
2022年06月23日
20 楽しみながら魅力を学ぶ
 ガールズ&キッズフェスティバル  (和歌山県サッカー協会 )
2022年06月23日
21 6チームが参加し開幕
 県学童女子選手権大会  
2022年06月23日
22 しなる枝先に白花揺らす  ホタルブクロが咲き進む  (串本町 )
2022年06月23日
23 初日に4人が登壇  新宮市議会一般質問①  
2022年06月23日
24 集中力養い楽しく交流  カルチャーサロン「ちぎり絵教室」  (新宮市 )
2022年06月23日
25 自衛隊が災害対処訓練  大水害被災地を行進確認  (那智勝浦町 )
2022年06月23日
26 木本、紀南は10日に初戦  全国高校野球選手権三重大会組み合わせ抽選  
2022年06月23日
27 情報通信基盤を活用し  三重大との共同研究、始動  (御浜町 )
2022年06月23日
28 鮮やかな青紫色、まちを彩る  保健センターでアガパンサス  (新宮市 )
2022年06月23日
29 激しい舌戦が幕開け  候補者が各地で第一声  (参院選 )
2022年06月23日
30 お悔やみ情報
  
2022年06月11日
31 職員の健康管理に貢献 米良孝志院長に感謝状 (新宮税務署)

 新宮市伊佐田町の新宮税務署(山端克明署長)で9日、感謝状授与式があり、同署職員の日頃の健康管理に貢献したとして医療法人米良医院(同市池田)の米良孝志院長に感謝状と記念品が贈られた。

 署長感謝状は、適正な申告納税の推進、納税道義の高揚、職員の健康管理などについて多大な貢献があるなど、功績が顕著であった者に対して感謝の意を表するもの。

 米良院長は、2014年から毎月1回血圧測定や健康相談を受けるなど同署の嘱託医として職員の健康管理に協力。新型コロナウイルス対策の助言やワクチンの早期接種に対応するなど、納税者対応を行う職員の心身に寄り添ってきた。

 また、今年1月には県内の医師会を代表して県医師会長と県病院協会長が、電子申告・電子納税推進を宣言。県民に対して確定申告会場の密を避ける呼びかけを行ったが、米良院長は新宮市医師会長として旗振り役を担うなど、感染拡大防止に向けた取り組みに力を尽くしている。

 感謝状を手渡した山端署長は「職員の健康管理はもとより、安心安全な税務行政が求められる中、ワクチンの早期接種に協力いただいた。管内外と出入りする職員も多い中、おかげさまで1人も罹患(りかん)することなく市民や納税者の方に対応することができた」と感謝を伝えた。

 米良院長は「新型コロナが出始めた2年半ほど前、医師として新型コロナを担当していたこともあり、大阪などと行き来することがある職員も多いということから周りの目から見た対応や助言をさせていただいた」。

 「最近、ようやく感染状況も収まりかけ、重症化も減っている。新たな変異株も出ていない。今後、収まっていくのか、それとも厳しくなっていくのかを判断していく必要がある。引き続き、気を抜かずにマスク着用や手指消毒など基本的な感染対策を心がけて」と話していた。

(2022年6月11日付紙面より)

山端克明署長(左)が米良孝志院長に感謝状を手渡した=9日、新宮市伊佐田町の新宮税務署
2022年06月11日
32 宇久井半島の自然に親しむ
 熊自連がふれあい観察会  (那智勝浦町 )

 熊野自然保護連絡協議会(瀧野秀二会長)は4日、那智勝浦町の環境省宇久井ビジターセンターで「宇久井半島ふれあい観察会」を開いた。参加や同会の専門家ら10人が宇久井半島の遊歩道や海岸部を巡り、さまざまな生物を観察した。

 熊自連は、植物や昆虫・野鳥・地質などの専門家が、熊野の自然環境保全を趣旨に一つにまとまり、1985年に結成された団体。新型コロナウイルス感染症の影響を受け、観察会を開くのは3年ぶり。感染症対策のため、参加人数を絞って開催した。

 瀧野会長は開会に当たり「今日はさまざまな分野の専門家が参加しているので、気になることがあれば何でも質問してください」とあいさつ。

 参加者たちはササユリや菌従属栄養植物のハルザキヤツシロランの果実、シダのコヒロハハナヤスリなどを観察しながら遊歩道を歩き、紀伊半島東岸を見渡す駒ヶ崎灯台へ。南方系のチョウであるイシガケチョウなどの昆虫や野鳥の解説もあった。地玉(じごく)の浜では海浜植物のハマカンゾウがオレンジ色の花を咲かせており、参加者たちの目を楽しませていた。

(2022年6月11日付紙面より)

コヒロハハナヤスリを観察=4日、那智勝浦町の宇久井ビジターセンター
ハマカンゾウが咲く地玉の浜
2022年06月11日
33 文化財でワーケーションを
 新宮市旧チャップマン邸  

 新宮市丹鶴の旧チャップマン邸で、ワーケーションが利用できるようになった。利用は無料(貸館料金別途必要)で利用可能時間は午前9時~午後9時。

 旧チャップマン邸は、アメリカの宣教師・チャップマンの住宅として、「文化学院」創始者で市名誉市民の西村伊作(1884~1963年)が設計し、1926年に建築。伊作が手掛けた住宅は県内に2軒しか残っておらず、大変希少価値の高い建物として2020年8月に国の登録有形文化財に登録された。

 ワーケーションは「ワーク」(労働)と「バケーション」(休暇)を組み合わせた造語。観光地やリゾート地でテレワーク(リモートワーク)を活用し、働きながら休暇を取る過ごし方で、働き方改革やコロナ禍において「新しい働き方」として全国的に注目されている。

 同邸で利用できるのは、2階学習室と主寝室の2部屋。椅子、机の他、ワーケーション専用Wi―Fi(ワイファイ)が完備されている。事務所内にはドリンクの自動販売機も設置されているので、仕事や観光の合間に一息を。

 利用には予約が必要。休館日は毎週月曜日(祝日の場合は翌平日)と年末年始。貸館料は1部屋当たり〈午前9時~午後1時、午後1時~5時〉各1010円、〈午後5時~9時〉1520円。観覧は無料。

 貸館予約、問い合わせは同邸事務所(電話0735・23・2311)まで。

(2022年6月11日付紙面より)

2階学習室
2階主寝室
2022年06月11日
34 4回目は7月中旬から
 新型コロナワクチン  (那智勝浦町 )

 那智勝浦町はこのほど、4回目の新型コロナウイルス感染症のワクチン接種を7月中旬から開始することを発表した。60歳以上および18~59歳で基礎疾患を有する人が対象で、接種時期は9月末までを予定している。

 同町はワクチン接種状況について、5日現在で3回目の接種を終えた町民は9779人(接種率72%)と報告した。5~11歳の子どもの1、2回目接種は3月20日から集団接種を開始して5月末に終了。12歳以上の3回目接種は今月8日に終了した。今後も接種を希望する町民に対しては、接種を継続していく方針だ。

 4回目接種では6600人の対象者を見込んでおり、同町の体育文化会館で集団接種を行う。

 3回目から5カ月が経過した60歳以上には、6月中旬から接種券が送付される。18~59歳で基礎疾患のある人は申込制となっている。各戸配布された接種を知らせる用紙のQRコードをスマートフォンで読み取るか、町ホームページからも申し込みが可能。また、新型コロナウイルスワクチン接種相談窓口でも申し込める。

 同町では「ワクチン接種が終了しても、感染、発症する場合もある。ご自身や大切な方を守るため、改めて人と触れ合う際のマスク着用や3密の回避など、基本的な感染予防対策の徹底をお願いします」と話している。

 ワクチン接種に関する問い合わせは新型コロナウイルスワクチン接種相談窓口(電話0735・29・6137)まで。

(2022年6月11日付紙面より)

3回目接種が行われた際の様子=那智勝浦町体育文化会館
2022年06月11日
35 深瀬美知代さんが優勝
 新宮グラウンドゴルフ同好会「あじさい大会」  
2022年06月11日
36 串本古座が連合で出場へ
 有田中央、貴志川と共に  (高校野球和歌山大会 )
2022年06月11日
37 串本JFCが優勝果たす イオンSSカップサッカー大会 
2022年06月11日
38 初夏を彩る花々の競演  神内のビオトープで  (紀宝町 )
2022年06月11日
39 デッキブラシでゴシゴシ  5歳児がプール掃除  (成川保 )
2022年06月11日
40 ダンスと笑顔の輪広がる  レクダンスサークルこでまり  (趣味日和 ~生活に、彩りを。~ )
2022年06月11日
41 改築工事契約を承認  紀南学園の事務組合議会  
2022年06月11日
42 旧王子幼稚園を放課後児童クラブに  6月定例会提出の議案説明  (新宮市 )
2022年06月11日
43 ノアサガオなど見頃  新宮市・孔島  
2022年06月11日
44 尾之善さんの切り絵展にぎわう  太田の郷で文化祭開催中  (那智勝浦町 )
2022年06月11日
45 各所で花序が咲きそろう  梅雨時季の花・アジサイ  (串本町 )
2022年06月11日
46 真夏を待たずに花の盛り  西向の畑沿いのヒマワリ  (串本町 )
2022年06月11日
47 町内外の6チーム競う 川口で町長杯ゲートボール大会 (古座川町)
2022年06月11日
48 3年ぶり実施、49人が競う 第27回潮岬オフショアトーナメント (串本町)
2022年06月11日
49 生活支援商品券など計上  一般会計補正予算案を発表  (串本町 )
2022年06月11日
50 お悔やみ情報