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2023年05月30日
1 連携事業の充実目指し
 東大にふるさと納税寄付金を贈呈  (新宮市 )

 新宮市下本町の市文化複合施設「丹鶴ホール」で28日、「ふるさと納税導入記念式典」があり、田岡実千年市長が、東京大学にふるさと納税の寄付金57万2460円(昨年10~12月分)を贈呈。同大学理事の津田敦副学長が目録を受け取った。

 市と同大学文学部は2021年3月、相互に連携協力することにより次世代人文学の構築、市・熊野地方における学術の振興と地域活性化に資することを目的に連携協定を締結。セミナーなどの開催を通して地域振興や交流促進、地域連携活動などを展開している。

 同協定に基づく取り組みの一環として昨年10月、東大ネットワークを活用したふるさと納税の周知による連携事業の充実やシティプロモーションの向上を図ることなどを目的に、両者はふるさと納税を活用した連携協力を開始。市は、ふるさと納税寄付者が選択する寄付金の使途名目に「東京大学との連携事業の推進」を追加した。

 使途名目で集まったふるさと納税の一部を東大に寄付し、新宮・熊野地方における地域連携事業の展開などに活用する。なお、本年度からは企業版ふるさと納税に関する連携協力も展開するに至った。

 この日、「聖地と海―熊野との比較」をテーマにした「東大人文・熊野フォーラム」に合わせて行われた式典では、田岡市長が「使途目的を追加させていただいたところ、同大学卒業生や関係者の方からの多くの寄付を頂いた」と感謝。

 「本年度から企業版ふるさと納税に関する連携協力を実施することになった。東大ネットワークを活用して企業への寄付依頼を連携して行い、熊野新宮の豊かな歴史・文化・自然を後世へと伝えていく事業を推進していきたい」とあいさつした。

 同大学の藤井輝夫総長は「ふるさと納税連携では、最初のわずか3カ月で250件以上もの申し込みがあったと聞いており、関係者や卒業生からも高い関心が寄せられていると感じる。今後も内外の皆さまとの対話を重視していきたい」などとオンラインを通してメッセージを送った。

 寄付金贈呈後には、同大学名誉教授で、元文化庁長官、多摩美術大学理事長の青柳正規さんの記念講演があった。

 青柳さんは「豊饒(ほうじょう)の海 地中海」をテーマに、「ギリシャの英雄叙事詩『オデュッセイア』などに大きな影響を与えている」として、海や海流が古代地中海世界や人類にもたらした文化・歴史・芸術的背景などに言及。地域の遺産について「未来の世代のためにこれらを保存しなければ」と語った。

(2023年5月30日付紙面より)

田岡実千年市長(左)が東京大学の津田敦副学長に寄付金の目録を手渡した=28日、新宮市の「丹鶴ホール」
青柳正規さん
2023年05月30日
2 豊富な出店でにぎわう
 太田の郷でフリーマーケット  (那智勝浦町 )

 那智勝浦町南大居の交流センター「太田の郷」で27日、フリーマーケットが開催された。町内外から約50店が出店し、地元の農産物や雑貨など豊富な品物を求めて多くの来場者でにぎわった。

 太田地区の良さを広め、太田の郷の利活用を進めようと、地域おこし協力隊や集落支援員が企画したのがきっかけで始まったフリマで、春と秋の恒例行事になっている。当初は7日に開催予定だったが、雨天による2回の延期を経て開催した。

 会場には手作りのアクセサリーやスイーツ、新じゃが・新タマネギなどの農産物、古着や雑貨、アロマ体験など多種多様な品物が並び、フリマ開始時には駐車場がいっぱいになるほどの人出。メダカすくいやおもちゃすくいには子どもたちの行列ができていた。

 同町下里から家族で訪れた久原結月さん(6)は「今日はおもちゃすくいをした。お母さんはお洋服、お兄ちゃんはフィギュアを買っていた」。地元の太田から参加した畑下陸君(6)は「マインクラフトが好きで、人形をゲットした。ラジコンも」とそれぞれ掘り出し物を手に入れて笑顔を見せていた。

 集落支援員の谷口真美さんは「雨天でも室内で開催できるよう段取りするなど、来場者・出店者に参加してもらいやすいように工夫していきたい」と話していた。

(2023年5月30日付紙面より)

大勢の来場者でにぎわう=27日、那智勝浦町の交流センター「太田の郷」
2023年05月30日
3 ウミガメ産卵前に清掃
 パトロールは6月から  (紀宝町 )

 アカウミガメの産卵シーズンを前に紀宝町井田の井田海岸で28日、清掃活動があり、町ウミガメ保護監視員や道の駅ウミガメ公園の飼育員らがウミガメの上陸に障害物などがないようごみを拾い集めた。

 町は1988年に全国初のウミガメ保護条例を制定し、産卵時期のパトロールや情操教育を目的にした小学校でのふ化活動などウミガメの保護・啓発に取り組んでいる。今年も6月1日(木)から7月末まで町が委嘱した保護監視員によるパトロールを行う。

 清掃活動はウミガメ公園による毎月1回のイベント「にっこにこクリーンフェスタ」に合わせて計画し、事前に公園の交流サイト(SNS)を見たり、当日の館内放送を聞いたりした一般客も多く参加した。飼育員の伊藤柊也さんが「アカウミガメの産卵時期を前に人工的なごみを拾い、きれいな海岸にしましょう」と呼びかけると、参加者はごみ袋を手に海岸へ向かった。

 御浜町志原から小学2年生と4歳の息子と共に参加した濵口真紀さんは「ゴールデンウイークにウミガメの放流イベントに参加し、ウミガメをとても身近に感じました。清掃活動があることを知人に聞き、子どもたちと一緒に参加することにしました」と話していた。

(2023年5月30日付紙面より)

ごみを集める子どもたち=28日、紀宝町井田の井田海岸
2023年05月30日
4 五穀豊穣や家内安全祈る
 光明宝院で柴燈護摩法要  (那智勝浦町 )

 那智勝浦町湯川の光明宝院(三村慈光住職)は28日、同寺敷地内の秘鍵大師像前で初の「柴燈護摩法要(さいとうごまほうよう)」を営んだ。屋外で斎行された法要に多くの信者らが参列。三村住職をはじめ、高野山真言宗阿闍梨(あじゃり)で蓬莱山山主の宮島基行さんや真言宗醍醐派の僧侶で当山派修験の行者、昨年得度した僧侶ら5人が読経などを行い、天下太平や家内安全などを祈願した。

 柴燈護摩法要は、真言宗を開いた弘法大師の孫弟子に当たる聖宝理源大師が初めて行ったといわれ、真言宗の修験道の法流を継承する寺院で営まれることが多いという。

 「柴」の字が当てられるのは山中修行で、正式な密具の荘厳もままならず、柴やまきで壇を築いたことが理由とされる。屋外に祭壇を築いて仏菩薩(ぶつぼさつ)を招き点火し、前述の天下太平などに加え、五穀豊穣(ほうじょう)や病気平癒、海上・交通安全などを願う法要。

 宮島さんが大祇師(だいぎし)を務め、行者や僧侶が作法にのっとり読経し、ほら貝を吹いた。護摩壇には大きな火柱が上がる中、参列者の祈願文を書いた木札がおたき上げされた。

 三村住職は「数日前から、供物やまかないづくりへのご協力ありがとうございました。おかげさまで無事に厳修できました。今後は毎年、やっていきたいと思います」。

 宮島さんは「光明宝院で初めて『柴燈護摩法要』ができ、一つ活動が前進した。この勢いを皆さまにも受けていただき、良い変化や良い前進をしてほしい。貴重な人生の時間が、良い発展となるように祈らせていただいた。火は物を燃やす。煩悩を燃やすことで物事がより分かりやすくなる。明るい炎を燃やして人生の糧にしてほしい。本日はありがとうございました」と語った。

 なお、この日は三村住職の友人が兵庫県淡路島で経営するアシャラカレーが出張し、完全菜食のカレー販売もあった。

(2023年5月30日付紙面より)

初の柴燈護摩法要が営まれた=28日、那智勝浦町の光明宝院
信者らが祈りをささげた
2023年05月30日
5 スローガン意識して熱戦  運動会などシーズン後半  (串本町 )
2023年05月30日
6 学校周辺、何がある  1年生が校区を探検  (神倉小学校 )
2023年05月30日
7 代表理事迎え学び深める  県中小企業家同友会新宮支部が例会  (新宮市 )
2023年05月30日
8 各委員会の活動計画承認  高田区が本年度総会  (新宮市 )
2023年05月30日
9 本年度事業など承認  新宮・東牟婁手をつなぐ育成会  
2023年05月30日
10 町議会の仕事に触れる  下里小6年生が社会見学  (那智勝浦町 )
2023年05月30日
11 海ごみゼロ目指し汗流す  渚の会がお蛇浦を清掃  (那智勝浦町 )
2023年05月30日
12 にぎやかに運動遊び  ママサークルさくらんぼ  (紀宝町 )
2023年05月30日
13 今年も8月15日に鵜殿港で  第17回紀宝町花火大会  
2023年05月30日
14 お悔やみ情報
  
2023年05月23日
15 目指せ!インターハイ出場
 新宮市内の3高校で壮行会  

 和歌山県高校総合体育大会(インターハイ県予選)に向け、新宮市の県立新宮高校、県立新翔高校で19日、近畿大学附属新宮高校で22日、壮行会が開かれた。県内では5月下旬から31競技が行われ、優秀な成績を収めた選手・チームは7~8月のインターハイへの出場権を手にする。

  □     □

■新宮高校



 新宮高校では深野泰宏校長が激励。「(試合は)相手と戦うと同時に、自分自身との戦いでもある。支えてくれた方々への感謝を胸に、チーム一丸となって活躍してくれることを祈る。頑張って」と呼びかけた。3年生で生徒会長の磯﨑咲良さんも「記憶に残るような、良い大会になることを願う」と語った。

 これを受けて、各クラブの代表が決意を表明。「悔いのないよう全力を尽くす」「近畿大会への出場を目指す」「最後まで諦めずに頑張る」「自信を持って臨む」と力を込めた。

  □     □

■新翔高校



 新翔高校では出張中の宮井貴浩校長に代わり、上久保輝教頭があいさつ。「試合を楽しんで」「応援される選手、チームになって」「仲間や指導者を信じて」などと述べた。2年生で生徒会長の中澤優貴さんも「自分と仲間を信じて。健闘と活躍を祈る」と伝えた。

 出場選手を代表し、弓道部の主将を務める3年生の松畑真士希さんが宣誓。「ここまで来られたのは、顧問の先生や家族、仲間の支えがあったから。自分の力を信じ、練習の成果を発揮できるよう全力で頑張る」と強調した。

  □     □

■近畿大学附属新宮高校



 近大新宮高校では、出場する▽サッカー▽バレーボール▽バスケットボール▽卓球▽ソフトテニス▽空手▽なぎなた―の7クラブの代表がそれぞれの目標を掲げた。

 生徒会の前田一成会長は「皆さんはこれまで、一意専心の気持ちで努力を積み重ねてきた。その努力を尊敬している。力を発揮し、全力で楽しんできて」と激励した。池上博基校長はチーム一丸となることの大切さを述べ「近大新宮の良さは、選手が互いに思いやりを持って『頑張ろう』と声をかけ合えるところ。心を一丸として試合に臨んで」と語った。

(2023年5月23日付紙面より)

壮行会に臨む選手たち=19日、和歌山県立新宮高校
大会に出場する選手が入場=19日、和歌山県立新翔高校
拍手を受け選手たちが入場=22日、近畿大学附属新宮高校
2023年05月23日
16 熊野・新宮を広く発信
 総会で本年度事業など承認  (新宮ユネスコ協会 )

 新宮ユネスコ協会(中谷剛会長、個人53人、法人10社)は20日、新宮市井の沢の新宮ユーアイホテルで令和5年度総会を開いた。会員ら約20人が出席する中、本年度事業や予算などを承認。役員改選では中谷会長をはじめ、副会長や理事らを再任した。

 日本では、民間ユネスコ活動から起こったユネスコ運動が、政府、国会などに波及し、ユネスコ加盟の機運が高まっていったという経緯がある。1947年に宮城県で、世界で最初の民間ユネスコ運動団体「仙台ユネスコ協力会」が発足。新宮ユネスコ協会は2012年10月20日、和歌山県で7番目に立ち上げられた。

 開会に当たり、中谷会長があいさつ。「当協会においても新型コロナウイルス感染症の影響で2019年を最後に、恒例の講演会も開催することができなかったが、今年2月、『丹鶴ホール』でチベット出身の歌手・バイマーヤンジンさんをお招きし、文化講演会を開催することができた」と報告。

 現在、小康状態にある新型コロナウイルス感染症、ウクライナ情勢、ロシア政権などに言及し「ウクライナ侵攻はプーチン大統領の問題でありロシア国民の問題だと思っている。できる限り早い、より良い形の終結を望んでいる」と述べた。

 再任に当たっては「熊野・新宮をできるだけ発信していきたいという思いがある」と会員らに協力を求めた。

 来賓の田岡実千年市長は「先のバイマーヤンジンさんの講演では、チベットと日本の文化の違い、家族の在り方など、ユーモアを交えて語っていただき感動した」。

 同協会の日頃の活動や取り組みに感謝を伝え「今後も末永く文化や教育にご尽力いただけることを期待しています」とあいさつした。

 本年度の事業は▽ユネスコ文化講演会の実施▽熊野古道の実地学習と保全活動▽書き損じはがきキャンペーンへの参加▽平和への取り組み―などの事業を予定。県立新宮高校との共同活動として、新宮参詣曼荼羅(まんだら)の英語による絵解きも計画しており、ユネスコ・コングレス(代表者会)で発表する予定としている。

 総会後には、同協会理事の赤木克視さんによる講話「私の自然農法」があった。赤木さんは「技術がなく、費用がなくてもできる稲づくり」をテーマに、高田地区で自身が実践する自然農のノウハウを、獣害や害虫被害を含む失敗談などを交えながらスライドを使って説明。

 「素人も簡単に米を作れる方法を確立したと思っている。極めて安い金額で稲作をすることもできる」と紹介した。

(2023年5月23日付紙面より)

会員らが出席した総会の様子=20日、新宮市井の沢の新宮ユーアイホテル
中谷剛会長
赤木克視さん
2023年05月23日
17 全校一つになり活躍応援
 総体に挑む生徒を壮行  (串本古座高校 )

 和歌山県立串本古座高校(榎本貴英校長、生徒229人)が19日、第1体育館で総合体育大会出場選手壮行会を開き挑む生徒の活躍を期待して激励した。

 連帯感と愛校心の向上を目的とした生徒会執行部(前田美波会長)主導の恒例行事。本年度は▽サッカー部▽陸上競技部▽ソフトテニス部〈男女〉▽バレー部▽柔道部▽剣道部▽弓道部―が今月下旬~6月上旬に試合に臨む予定となっている。

 応援する側を代表して榎本校長は▽自信の気持ち▽仲間との絆▽周囲への感謝―を大切にして臨めば幸運が訪れ感動が得られると鼓舞し、「全校一つになって皆さんの活躍を応援する。しっかりと悔いを残さず頑張ってほしい」とあいさつ。各部の部長が大会日程と会場、意気込みを掲げ、同執行部の雑賀和さん(3年)は「これまれの練習の成果を十分に発揮できるよう全力で臨んでほしい。皆さんがこの部活に入って良かったと言えるような大会になるよう願う」と期待して壮行した。

  □     □

 各部が掲げた大会日程と会場は次の通り。

▽サッカー部=5月26日(金)、南山スポーツ公園〈初戦・対市立和歌山戦〉

▽陸上競技部=5月26日(金)~28日(日)、紀三井寺公園陸上競技場

▽ソフトテニス部=男子・6月1日(木)~3日(土)、女子4日(日)~5日(月)、かわべテニス公園

▽バレー部=6月3日(土)~4日(日)、田辺市体育センター

▽柔道部=6月2日(金)~3日(土)、白浜町立総合体育館

▽剣道部=6月5日(月)~7日(水)、和歌山ビッグホエール

▽弓道部=6月3日(土)~4日(日)、田辺市立弓道場

(2023年5月23日付紙面より)

総合体育大会に挑む生徒を壮行する雑賀和さんら=19日、和歌山県立串本古座高校
2023年05月23日
18 英霊に感謝し非戦と平和願う
 晴天の下、戦没者慰霊祭  (太地町 )

 太地町の飛鳥神社(髙橋正樹宮司)境内にある護国神社で20日、戦没者慰霊祭が営まれた。昨年は新型コロナウイルスの影響で3年ぶりの斎行となったが雨天のため、社務所内で斎行された。今年は晴天の下、遺族や関係者、自衛隊新宮地域事務所、三軒一高町長、太地町漁業協同組合、町職員ら約30人が参列し、国の繁栄の礎を築いた二百数十柱の英霊に感謝の誠をささげ、恒久平和を願った。

 同神社の例祭は遺族の高齢化などの影響で途絶えていたが、これを憂いた有志たちが友の会(久原拓美会長)を立ち上げて復活させた。今年で12回目。

 慰霊祭では、髙橋宮司が祝詞を奏上。参列者はそれぞれの思いを胸に白菊を供え、手を合わせた。

 久原会長は慰霊祭の準備などに取り組んだ関係者に礼を述べ「世界では紛争が絶えない。ウクライナの報道を聞くたびに心が痛む。悲惨な戦争は再び繰り返さない。世界の人々は平和に共存しなければならない。非戦と平和の願いを込め、現在の平安と繁栄の礎となられた方々の御霊(みたま)を安らかに祈らせていただいた」。

 戦後生まれの人々が多い現在に触れ「大多数の方が戦争を知らない現在。意識されることの少ない平和のありがたさ、命の尊さを再認識し、次の世代に伝えていくことが今を生きる私たちの責務だと考えます」と語った。

 髙橋宮司は「晴天の下、久しぶりに通常通りのお祭りができて良かった。各地でご遺族が少なくなる中、広い意味で町民や里の皆さまが遺族となる。お祭りは継続していくことが大切」と話した。

(2023年5月23日付紙面より)

遺族や関係者が参列した=20日、太地町の飛鳥神社
平和への祈りをささげる久原拓美会長
2023年05月23日
19 M氏賞など受賞者たたえる  熊野美術協会展表彰式  (新宮市 )
2023年05月23日
20 紀北支援学校が修学旅行  平安衣装で記念撮影  (那智勝浦町 )
2023年05月23日
21 美化意識の高揚図る  職員有志らが王子ヶ浜清掃  (新宮市 )
2023年05月23日
22 一日も早い開通に向け  熊野川河口に橋を架ける会が総会  
2023年05月23日
23 ハッチョウトンボ飛ぶ  国内最小、今年も羽化  (新宮市 )
2023年05月23日
24 害虫駆除に効果的  蓬莱地区福祉委員がホウ酸団子作り  (新宮市 )
2023年05月23日
25 絵本の世界を楽しむ  南大居保と大野保の園児  (那智勝浦町 )
2023年05月23日
26 自転車マナー向上へ  新翔高生徒が新宮署に協力  
2023年05月23日
27 「交通事故死ゼロを目指す日」  ルール順守を呼びかける  (紀宝署 )
2023年05月23日
28 人口減少対策などで意見聞く  議会と住民との懇談会  (御浜町 )
2023年05月23日
29 井上さん、松元さんが優勝  鵜殿区グラウンドゴルフ大会  (紀宝町 )
2023年05月23日
30 個別接種の受け付け始まる  コロナワクチン春開始接種  (紀宝町 )
2023年05月23日
31 作家を迎えて技術教わる  串本中2年木彫りに挑戦  (串本町 )
2023年05月23日
32 歓声響かせ熱戦繰り広げる  初夏の運動会体育祭始まる  (串本町 )
2023年05月23日
33 お悔やみ情報
  
2023年05月02日
34 感謝をささげ、冥福祈る
 梶取崎で「鯨供養祭」  (太地町 )

 太地町は4月29日、過去に古式捕鯨の見張り台であった同町の梶取崎(かんどりざき)公園で「鯨供養祭」を営んだ。町漁業協同組合(脊古輝人代表理事組合長)、太地いさな組合(小畑充規組合長)、地域捕鯨を守る太地町連絡協議会(水谷育生会長)、町職員など約20人が参列し、古くから町民の生活の糧としてきたクジラへの感謝をささげ冥福を祈った。

 例年は100人ほどが参列しているが、新型コロナウイルス感染拡大防止の観点から今年も関係者のみでの実施となった。

 東明寺の関国昭住職が読経を行い、参列した各団体の役員や町幹部らが「くじら供養碑」に手を合わせた。

 参列した脊古代表理事組合長は「クジラたちの供養のためのありがたい行事。今後も誇りを持って継続していただきたい」。

 小畑組合長は「私たちはクジラの命を頂いて仕事をしている。食肉処理し市場に流通するのはどの肉にも共通すること。昔からクジラを捕って村が潤っていた。それが今の私たちにつながっている。若い乗組員や子どもたちにつないでいけるような仕事にしたい」と話した。

 漁野洋伸副町長は「太地町は400年以上クジラと共に歩み、その恵みで発展してきた。クジラの命の大切さやありがたみは町民が一番理解している。その思いを胸に刻みながら、今後もまちづくりに力を注いでいきたい」と語った。

 同町によると、来年は例年通りの「鯨供養祭」を営む予定だという。

(2023年5月2日付紙面より)

クジラに感謝をささげ冥福を祈る参列者ら=4月29日、太地町の梶取崎公園
今年も規模を縮小し実施
2023年05月02日
35 一人一人が尊重される社会を
 第94回新宮・東牟婁メーデー  

 労働者らによる決起集会「第94回新宮・東牟婁メーデー」が4月29日、那智勝浦町の勝浦地方卸売市場で、通常形式で4年ぶりに開催された。「支え合い・助け合う社会をつくり、くらしをまもる!笑顔あふれる未来をめざし力を合わせ、ともに進もう!」とするスローガンなどを承認し、安心社会の実現を目指す宣言をした。

 メーデー(労働者の日)は、労働者が権利要求と集会などの活動を行う日。第1回メーデーは1920年5月に東京で開かれた。

 主催は連合和歌山紀州熊野地域協議会。新型コロナウイルスの影響で、イベントを伴うメーデーは3年間中止となっていた。この日は、10団体約150人が参加した。

 式典では西瀬憲宏実行委員長は協力団体らに感謝を述べるとともに、5類移行となるコロナへの対応やロシアによるウクライナ侵攻を非難し、恒久平和を求めるとした。

 物価高にも触れ「連合では、28年ぶりに5%の賃上げ目標を掲げた。大手企業労使のけん引で、平均賃上げ率は3・69%と30年ぶりの高さとなった。一人一人が尊重され、誰一人として取り残されない、働くことを軸とする安心社会の実現に向け、協議会は心を一つにし、地域に根差した連合運動の推進を図っていく。多様性を認め合う社会を目指し、全ての仲間が連携し力強く行動することを皆さまにお願い申し上げます。共に頑張りましょう」と訴えた。

 来賓の東牟婁振興局の鳥羽真司局長と同町の瀧本雄之副町長らが祝辞を述べた。続いて、安藤大輝副実行委員長による「ガンバロウ三唱」が行われた。

 第2部「ゆとり・豊かさフェスティバル」では、ホットドッグ、唐揚げ、くじ引き、輪投げ、牛串などの模擬店が並び、「カウイオナラニ」によるフラダンスやTeam雅龍(がりゅう)によるよさこいのステージ披露があった。

 そのほか、豪華景品が当たる福引きや、北越コーポレーションによる「紙であそぼう!」「巨大おり紙・らくがきコーナー」、子ども対象のお菓子釣りもにぎわった。最後は「もち&お菓子まき」が盛大に行われた。

(2023年5月2日付紙面より)

「ガンバロウ三唱」を行う各団体の皆さん=4月29日、那智勝浦町の勝浦地方卸売市場
多くの人でにぎわった
2023年05月02日
36 潮風受け、七里御浜に250匹
 最後の「泳げ!鯉のぼりくん」  (熊野市 )

 ゴールデンウイークの風物詩「泳げ!鯉(こい)のぼりくん」が4月29日、熊野市の七里御浜海岸で4年ぶりに復活した。1㌔にわたり約250匹のこいのぼりが潮風を受け、気持ちよさそうに泳いでいる。5日(金・祝)まで。

 未来を担う子どもたちの成長を願い、七里御浜鯉のぼりの会(森岡忠雄代表世話人)が主催。毎年、市民らから寄せられたこいのぼりを掲揚してきたが、36回目の今回で最後となった。

 初日は、地元住民、協力団体、木本高校JRC部もボランティアで参加し、会員と共に掲揚作業。色とりどりのこいのぼりを結び、大空に放った。

 大小さまざまなこいのぼりが熊野の空に泳ぎ始めると、訪れた人たちから大きな拍手が上がった。森岡代表は「40年で36回目の開催となった。皆さんの思いがつながり続けることができた。観光客、帰省客の皆さんのゴールデンウイークの思い出になれば」と話していた。

 40年の節目を記念して、HanaHanaフラ、ダンスチームM’s、HulaHAPUNAの3チーム合同によるミニステージが3日(水・祝)午前11時から会場近くで開かれる。

 同会では今年で解散を決めており、継承する団体や有志などがあればこいのぼりや新調したばかりのロープ、ワイヤー、設置のノウハウなど引き継いでいきたいとしている。

(2023年5月2日付紙面より)

5日まで開催中の「泳げ!鯉のぼりくん」=4月29日、熊野市の七里御浜海岸
2023年05月02日
37 知って「防犯・防災・防衛」
 家族連れでフェスにぎわう  (自衛隊和歌山地方協力本部 )

 新宮市佐野のスーパーセンターオークワ南紀店で4月30日、ゴールデンウイークスペシャルイベント「紀南で防犯・防災・防衛フェスティバル」があった。さまざまな体験コーナーも設けられ、多くの家族連れなどでにぎわった。

 自衛隊和歌山地方協力本部が主催。同店や新宮警察署、那智勝浦町総務課防災対策室、自衛隊三重地方協力本部、航空自衛隊第5警戒隊が協力した。

 自衛隊の活動を知ってもらうとともに、これから迎える出水期を前に防災意識を高め、また、全国で被害が相次ぐ特殊詐欺などの犯罪に対する認識を深めてもらうことなどを目的に実施。29、30の両日、御坊市と田辺市においても同趣旨のイベントが開催された。

 イベント会場では、紀伊半島大水害、東日本大震災、阪神・淡路大震災の被害の様子を紹介するパネルや、災害備蓄品、簡易トイレ、パトカーや白バイ、軽装甲機動車などの紹介もあり、買い物客らは足を止めて展示に見入っていた。

 体験ブースでは缶バッジ作りや南極の氷展示、ロープワーク体験などがあり、自衛隊制服体験では、子ども用の制服を着せてもらい、マスコットキャラクター「みかんの助」や軽装甲機動車と共に写真を撮る親子連れの姿も多く見られた。

 同協力本部の住野具視・新宮地域事務所長は「自衛隊が活躍する場面がないことが一番だが、防衛のためや、災害発生時に動くことができるために、日々訓練に励んでいます。活動にご理解いただければ」と話していた。

(2023年5月2日付紙面より)

自衛隊の制服で「ハイ、ポーズ」=4月30日、新宮市佐野のスーパーセンターオークワ南紀店
親子連れなどでにぎわう体験コーナー
2023年05月02日
38 俳句と山草が見事に調和  喫茶きよもんで恒例の展示  (那智勝浦町 )
2023年05月02日
39 皇室の弥栄や国民の安泰祈る  昭和祭を厳かに斎行  (熊野那智大社 )
2023年05月02日
40 本年度の事業計画など承認  王子地区福祉委員会が総会  (新宮市 )
2023年05月02日
41 状況に応じた感染対策を  5類移行を受け、方針示す  (和歌山県 )
2023年05月02日
42 本紙エリアで6人受章  令和5年春の叙勲  
2023年05月02日
43 「こざがわ本棚」引き継いで  サテライト古座で植本祭  (串本町 )
2023年05月02日
44 望楼の芝に交流の歓声響く 小学校遠足シーズン始まる (串本町)
2023年05月02日
45 笑顔あふれる未来目指し  第94回紀南地区メーデー  
2023年05月02日
46 「お出かけ」楽しんで  熊野市立図書館で展示  
2023年05月02日
47 運動会や趣味の作品展も  4年ぶりに総会を開催  (紀宝町老連 )
2023年05月02日
48 例大祭で平穏願う  子どもたちも楽しむ  (貴祢谷社 )
2023年05月02日
49 お悔やみ情報