ニュースアーカイブ|ARCHIVES
アーカイブ検索で表示されるグレーのリンクのない記事については、熊野新聞紙面をご覧ください。
ご購読のお申し込み
過去2年分の熊野新聞は、
SHIMBUN ONLiNE
でご購読頂けます。
新聞オンライン(電子新聞)
カレンダー検索:78件の記事がありました
【検索ステータス】 
2023年05月31日
1 みんなに愛される校舎に
 本宮小学校で落成式  (田辺市本宮町 )

 田辺市立本宮小学校の体育館で28日、新校舎の落成式と地元記念事業が開かれた。田辺市の真砂充敏市長や教育・建築関係者、同校校舎建築委員会、全校児童53人と教職員、地元住民らが出席し、新校舎の完成を祝った。

 旧校舎は本宮町耳打の大塔川のほとりにあったが、2011年の紀伊半島大水害、18年の台風20号豪雨で2度の浸水被害を経験。保護者で組織する同校移設実行委員会(現・同校建築委員会)が市や県に諮り、今年4月に新校舎が完成して供用が開始された。

 新校舎は本宮中学校横にあり、木造1階建て、延べ床面積499平方㍍のコンパクトな造り。内装は紀州材を多用し、理科室や特別教室は中学校内にある。総工費は2億5725万7000円。

 落成式では真砂市長が「新校舎建設の財源には、24年から新しく導入される『森林環境税』を前倒しして使っている。約30年前に本宮町の中山喜弘町長が提唱した『森林交付税』がようやく実現した」と経緯を紹介し、子どもたちの成長に期待を寄せた。和歌山県議会の鈴木德久議員、田辺市議会の北田健治議長も祝辞を述べた。

 校舎建築委員会の内野一心会長は校舎の早期移転に尽力した人々へ感謝し「今後何十年も素晴らしい学びの場となるよう願っている」。田中活介校長は「校舎建設に当たり、多くの方から『子どもたちのためだから』という言葉を頂いた。未来に向けた希望と夢の詰まった校舎。家族や地域の方々に感謝し、新しい伝統をつくっていこう」と謝辞を述べた。

 児童を代表し、塩嵜愛莉さん(6年)が「この学校をいつまでもきれいに、大切に使っていきたいと思う。児童の皆さん、旧本宮小のように、みんなに愛される校舎になるよう、力を合わせて頑張っていきましょう」と呼びかけていた。

 地元記念事業では、記念DVD「本宮小学校の軌跡~そして新校舎へ~」の上映やコントラバス奏者・谷脇友里恵さんによるコンサート、東日本大震災からの復興を願う「復興桜」の植樹などがあり、最後は餅まきで盛大に締めくくった。

(2023年5月31日付紙面より)

新校舎前で盛大に餅まき=28日、田辺市立本宮小学校
新校舎横に「復興桜」を植樹する児童ら
2023年05月31日
2 「ごみゼロの日」に啓発活動
 散乱防止へ協力呼びかけ  (和歌山県 )

 和歌山県内の各保健所は30日、「ごみゼロの日」に合わせて管内各所で啓発活動を実施した。新宮市では、新宮市緑ヶ丘のファミリーマート新宮庁舎前店駐車場で新宮保健所職員らがドライバーや買い物客らに対し啓発物資を配布。ごみの散乱防止を訴えた。

 県では、6月の「環境月間」に併せて、ごみの散乱を「しない」「させない」「許さない」取り組みを強化している。

 今回の啓発はその一環で、「ご(5)み(3)ゼロ(0)の日」にちなんで一斉に実施された。

 「ごみゼロの日」は1982年に関東地方知事会関東地方環境対策推進本部空き缶等問題推進委員会が提唱した関東地方環境美化運動の日に由来する。その後、各地に広がり93年に厚生省(当時)が制定した「ごみ減量化推進週間」(その後「ごみ減量・リサイクル推進週間」に改称)の初日とされた。

 「環境月間」は6月5日の「環境の日」に基づくもので、月間中は全国で環境の保全に関する活動を行う意欲高揚を目指し、さまざまな行事が展開されている。県では今年、廃棄物スカイパトロールや廃棄物海上パトロールの実施を予定しているという。

 この日の啓発活動では、職員らが国道168号沿いに設置されている公衆ごみ箱の位置を周知するチラシとウエットティッシュなどを配布し環境美化に対する意識高揚を図り、ごみの散乱防止への協力を呼びかけた。

 衛生環境課環境係の世耕直行主任は「缶やペットボトルなど、飲み物のごみが点在しており、これから暑くなるとそういったごみの投棄が増えてくると思う。雨が降ると側溝から川や海に流れ込む可能性もあるのでごみ箱を利用してほしい」と話していた。

(2023年5月31日付紙面より)

職員がドライバーらに啓発物資を配布し協力を呼びかけた=30日、新宮市緑ヶ丘
2023年05月31日
3 630人、一斉に「めはり」頬張る
 オール熊野フェスタに1万2千人  (熊野市 )

 「絆・賑(にぎ)わい」をテーマにJR熊野市駅前広場で28日、「オール熊野フェスタ」が4年ぶりに開かれた。9回目の今回は晴天に恵まれ、過去最多の約1万2000人(主催者発表)が来場。毎年新記録を打ち立てるみんなでめはり「新記録に挑戦」では、前回の615人を上回る630人の参加者が「めはり寿(ず)し」を一斉に目を見開いて食べ、新記録も打ち立てた。

 熊野市と同フェスティバル実行委員会(野地伸卓実行委員長)が主催。物産展「オール熊野マルシェ」では、市内や市と交流のある宮崎県日向市、広島県熊野町の特産品が並んだ。

 会場にはボルダリングや消防・自衛隊・JRの展示をはじめ、にいひめちゃんトランポリンコーナーなども登場。周辺では「熊野いこらい市」も同時開催され多くの人で賑わいを見せた。

 ダンスチームM’sによるパフォーマンスで開幕。オール熊野合唱団や金山相撲とり踊り、松原獅子神楽、磯崎の舟歌、木本奉仕委員会の木遣り唄といった伝統芸能を繰り広げた。

 三重高校ダンス部は総勢116人で登場し、高校日本一のダンスパフォーマンスで魅了した。

 みんなでめはり「新記録に挑戦」では、630人が目を見開いて熊野の郷土料理「めはり寿し」を一斉に頬張った。新記録が生まれると会場から大きな拍手が起こった。

(2023年5月31日付紙面より)

新記録を達成した「みんなでめはり」=28日、JR熊野市駅前広場
三重高ダンス部がパフォーマンス
2023年05月31日
4 和菓子作りに挑戦
 児童向けの体験教室  (新宮市 )

 新宮市教育委員会が行う生涯学習講座として「和菓子づくり教室」が27日、新宮市立王子ヶ浜小学校であった。市内の小学4~6年生、30人が参加。季節の花や果物をかたどった和菓子作りを楽しんだ。

 新宮市蓬莱の和菓子店「柏堂切畑屋」の店主の切畑屋伊和男さんが講師を務めた。同教室は人気企画で、コロナ禍の前は毎年開催していたが一時中断、今回が4年ぶりの実施となった。

 切畑屋さんは「今日は楽しく和菓子作りをしたい。よろしく」とあいさつした。参加児童が挑戦するのは、「なでしこ」の花と果物の「びわ」だった。

 まずは児童を集め、切畑屋さんが手本を示した。「ガワ」にあたる練り切りをほんのりと着色し、あんを包み、木の串やへらなどを使って模様を作り、「なでしこ」や「びわ」を作ってみせた。児童らは技術と手際に驚き「きれい」「花びらだ」などと歓声を上げていた。

 この後、児童らが挑戦。切畑屋さんの指導や助言を受けながら、「なでしこ」と「びわ」を成形した。作る和菓子は児童の性格により、丁寧だったり豪快だったりさまざまで、各自が自分なりに仕上げていた。三輪崎小4年の川村いのりさんは「楽しかった。上手にできたと思う。和菓子作りは初めて。普段はあまり和菓子は食べないけど、今日は家で食べたい」と話した。

 これとは別に、切畑屋さんが水ようかんを作ってみせる一幕もあった。冷まして固める時間が足らないため、作ったものとは別に完成品が持ち込まれており、お土産として児童に配られた。

(2023年5月31日付紙面より)

切畑屋伊和男さんが作り方を教えた=27日、新宮市立王子ヶ浜小学校
参加児童が作った「なでしこ」と「びわ」
2023年05月31日
5 優勝は新宮弓友会
 50人が月例射会に参加  
2023年05月31日
6 GreeeeeenがV
 第38回紀南テニス協会団体戦  
2023年05月31日
7 SNSの危険性を学ぶ  生徒向け情報モラル教室  (近大新宮 )
2023年05月31日
8 新議長に東原伸也市議  紀南環境衛生施設事務組合  
2023年05月31日
9 サツマルリミノキの花  大門坂で咲き始める  (那智勝浦町 )
2023年05月31日
10 協力し合ってがんばる市小  春季合同運動会を開催  (那智勝浦町 )
2023年05月31日
11 ごみ処理はどのように  クリーンセンターを見学  (神倉小学校 )
2023年05月31日
12 元気いっぱい競技に臨む  宇久井小・こども園合同運動会  (那智勝浦町 )
2023年05月31日
13 花と色紙を届け感謝伝える  天満保育園で「花の日」  (那智勝浦町 )
2023年05月31日
14 若手指導意識し取り組む  望楼の芝で幹部教育訓練  (串本町消防団 )
2023年05月31日
15 視察研修や社会奉仕を再開  保福セで第1回理事会実施  (古座川町老連 )
2023年05月31日
16 地域展望など見据えて審議  H&Rで本年度通常総代会  (串本町商工会 )
2023年05月31日
17 横断歩道は注意して渡る  全児童対象に交通安全教室  (鵜殿小 )
2023年05月31日
18 ササユリとアジサイの競演  斜面に群生、咲き誇る  (紀宝町 )
2023年05月24日
19 踊りで地元盛り上げたい
 「海彩まつり」4年ぶりに開催  (新宮市 )

 当地方を中心に県内外の踊り団体が多彩な踊りを披露する「第14回南紀海彩(かっさい)まつり」(同実行委員会主催)が6月4日(日)の午前10時~午後3時、新宮市佐野の新宮港緑地で開催される。北道江利実行委員長は23日、同市緑ヶ丘の東牟婁振興局で会見を開き、4年ぶりの開催に向け「踊りで地元を盛り上げたい」と意気込みを語った。

 「南紀海彩まつり」は踊りを通じて地域、世代間の交流を深め、地域を活性化したいという思いから2006年に始まった。北道実行委員長が立ち上げた新宮市を拠点に活動するよさこいチーム「Team雅龍(がりゅう)」が、遠方でのイベント参加を通して他地方の団体と交流を重ねる中で抱いた「熊野地方にも来てほしい」といった思いがイベント開催への道標となった。

 回数を重ねるごとに参加団体、来場者ともに増加し、コロナ禍前の2019年には46団体が参加し、1700人以上(主催者発表)が会場に訪れた。なお、同イベントは新型コロナウイルス感染症の影響で翌年以降は中止を余儀なくされていた。

 今回は、当地方を中心に愛知県名古屋市や和歌山市、三重県伊勢市、鈴鹿市などから36団体が参加。よさこいやフラダンス、日本舞踊、ストリートダンスなどで会場を盛り上げる。近畿大学附属新宮高校・中学校吹奏楽部の演奏もイベントに花を添える。また、会場ではグルメやマルシェスペースも設けられるほか、和菓子のふるまい(数量限定)もある。

 フラッグショーやスタンプラリー、豪華景品が当たるタオルくじなどの企画も盛りだくさんで、新たな試みとしてLINE(ライン)を使用した「なぞとき」なども開催予定だ。

 北道実行委員長は「4年ぶりの開催で準備段階から忘れていることも多々あったが、踊り子だけではなくみんなが楽しめるイベントを目指している。多くの方に会場に足を運んでほしい」と来場を呼びかけている。

 当日は小雨決行、荒天時は中止。イベントの詳細はホームページ(http://nankikassai.web.fc2.com/、QRコード)を参照。問い合わせは北道実行委員長(電話090・3052・4351)まで。

(2023年5月24日付紙面より)

4年ぶりの開催に向け、北道江利実行委員長(左)らがPR=23日、新宮市緑ヶ丘の東牟婁振興局
ホームページのQRコード
2023年05月24日
20 生き物の営みに触れる
 磯観察会に親子ら16人  (太地町立くじらの博物館 )

 太地町立くじらの博物館(稲森大樹館長)は20日、向島遊歩道沿いの磯で「磯のいきもの観察会」を開いた。町内外から親子16人が参加し、海の生き物たちの営みに触れた。

 磯の岩場や潮だまりに残された生き物を採集・観察することで、その生態や海洋環境について考え、小さな生き物たちの営みに触れてもらおうと開催した。

 この日は荻原拓さんら博物館スタッフがガイドを務め、海で遊ぶときの注意点や危険な生き物について解説。参加者たちはライフジャケットや軍手を身に着け、生き物探しへ出発した。

 岩場や潮だまりの海藻の中にはさまざまな生き物が動いており、ハゼやナマコ、ウニ、ヤドカリなどが発見された。海藻のような毛が密生したケブカガニや、体中に海藻やサンゴを付けて天敵からカムフラージュしているイソクズガニ、体の上に小石などを乗せる習性を持つコシダカウニなどが発見された。

 日本一小さい魚ともいわれるゴマハゼや、顔がカエルに似ているといわれるカエルウオなどの魚類は、博物館スタッフが同定に協力した。

 家族で参加した森本美桜さん(太地小5年)は「今日捕まえたのはムラサキウニ。家から海が近いので、磯で遊ぶのが好きです。ウツボを捕まえたかったな」と話していた。

(2023年5月24日付紙面より)

博物館スタッフが生態解説=20日、太地町
ウニを捕まえる親子
2023年05月24日
21 サブカルチャーで盛り上げ
 大島支館が映画上映会開く  (串本町公民館 )

 串本町公民館大島支館(古田茂丈支館長)が20日夜、紀伊大島開発総合センターで映画上映会を開き20人が映画館を意識した視聴環境で作品鑑賞に親しんだ。

 この上映会は、大島区長会の推挙に応えて本年度から着任した古田支館長(59)による新たな試み。自身の愛好を生かしてプロジェクターやスピーカーなど必要な資機材を教育委員会から借りて視聴環境を組み、区民の中心世代層を考慮して「なつかしい風来坊」(1966年製作)を初上映作品として選択。手作りの告知ポスターを掲げて、当日の来場を呼びかけた。

 スクリーンとして縦2㍍、横約3・5㍍の古布を調達。少し黄ばんでいるが試写で気になるほどではないと確かめ、画面の大きさ優先で同センター備え付けのスクリーンではなくこれを使うことを決めた。上映前にはBGMを流し、飲み物を配って来場を歓迎。上映中は古布の横幅いっぱいに作品を投影し、音響も映画館に近いレベルで響かせて鑑賞した。映画館を意識しているが社会教育活動なので、入場料は無料。今回の成果を素地にして今後、同支館の定例活動として年6回程度の実施を目指すという。

 「公民館だから文部科学省指定の映画を上映、とは考えていない」と語る古田支館長が見据える先は、サブカルチャーで区民が盛り上がる状況。秀でた伝統文化(水門祭など)を持つ一方、外の文化に親しむ経験が他の地域に比べてごく少ない点を映画の力で変えたいと意気込む。

 いまひとつ、映画はテレビや最近はスマートフォンなどでも見ることができるが映画館には一人や少人数の鑑賞では得られない「みんなで鑑賞し、みんなで興奮する」という独特の後味があり、その要素も取り入れて区内を盛り上げることにこだわっている。

 今後も洋邦問わず秀作を選びできうる限りの臨場感を出して上映するが、映画自体が若者志向の文化で年を取るほど見に行こうという気持ちが湧きにくくなる傾向があるので当面は機会が少ない年長を優先。若い頃に親しんだ興奮を思い出しながら鑑賞を楽しめるよう、レトロ作品を選ぶ流れで様子を見るという。

(2023年5月24日付紙面より)

映画館を意識した視聴環境を組んで映画上映会を実施=20日、紀伊大島開発総合センター

古田茂丈支館長
2023年05月24日
22 苗を手で1束ずつ
 色川棚田で田植え体験  (那智勝浦町 )

 棚田を守ろう会(峯茂喜代表)の主催による「田植え体験」が21日、那智勝浦町小阪の棚田「米作り体験農場」であった。近隣をはじめ大阪や名古屋から多数が参加。昔ながらの手植えで苗を植えた。

 同会は、2005年に前身団体が発足、翌年に名称を変更し、田植えや収穫の体験などを開催してきた。しかしコロナ禍の影響で中断し、この日は4年ぶりの実施となった。なお同町では11月に、第28回全国棚田(千枚田)サミットの開催を予定している。

 参加者は、会のスタッフの指導を受け、田植えに挑戦。はだしや長靴で田に入り、苗を1束ずつ、手で植えていった。手や服を泥で汚しながら、少しずつ作業を進めていた。

 峯代表(68)は「たくさん来てくれて喜んでいる。ここは色川の顔みたいなところ。できるだけ維持していきたい。ただ、会で維持ではなく、誰かが耕作してくれるのが本来の形。耕作してくれる人が(色川棚田に)入ってきてくれれば」と話した。

 事務局の吉田創さん(53)は「体験を機会にこういう場所があることを知り、田んぼを耕して生活してくれる人が増えたら。サミットも盛り上がれば」と語った。

 植える田は79枚で、面積の合計は0・4㌶。品種はコシヒカリともち米を少々で、豊作なら七、八百㌔の収穫になる。7月に草取り、9月に収穫の体験の実施を予定している。

(2023年5月24日付紙面より)

昔ながらの手植えで苗を植えた=21日、那智勝浦町小阪の米作り体験農場
2023年05月24日
23 奥村美羽さんが栄冠に
 西田君、森本さんも準優勝  (北道院拳法錬成大会 )
2023年05月24日
24 丸山・中平ペアが連覇
 新宮ソフトテニスが全国、近畿へ  (和歌山県予選 )
2023年05月24日
25 決勝は串本―みさき・那智勝浦
 学童軟式野球(B級)東牟婁大会  
2023年05月24日
26 例年通りの行事を予定  区民総会で青年会解散を説明  (新宮市佐野区 )
2023年05月24日
27 給食費無償化などの補正予算  6月定例会に上程  (那智勝浦町 )
2023年05月24日
28 早く育てと願い込め  サツマイモの苗植える  (熊野川中学校 )
2023年05月24日
29 児童7人が入部  王子ヶ浜少年消防クラブ結成式  (新宮市 )
2023年05月24日
30 英語の読み聞かせ会を試行  ECC古座教室の協力得て  (上野山こども園 )
2023年05月24日
31 先陣切って歓声響かせる  古座中初夏の体育祭挙行  (古座川町 )
2023年05月24日
32 受診率向上を訴え走破  がん研究支援呼びかけ29年目  (生命の駅伝 )
2023年05月24日
33 一大イベント、4年ぶり復活  10月に紀宝みなとフェス  (紀宝町 )
2023年05月24日
34 全力で競技に取り組む  7中学校で体育祭開催  (新宮市、那智勝浦町、太地町 )
2023年05月24日
35 お悔やみ情報
  
2023年05月09日
36 3年ぶり境内に鈴の音戻る
 熊野速玉大社で鈴緒など取り付け  (コロナ、8日から5類へ移行 )

 新型コロナウイルスの感染症法上の分類が、季節性インフルエンザと同じ5類に移行した8日、新宮市の熊野速玉大社(上野顯宮司)では、感染対策のために取り外していた「鈴緒」と手水舎の柄杓(ひしゃく)の取り付け作業を実施した。鈴緒などが元に戻るのは約3年ぶりとなる。

 感染対策は、法に基づき行政が要請や関与をする仕組みから、個人の自主的な取り組みを基本とした考え方に変わる。政府は基本的対処方針を廃止。業種別ガイドラインもなくなり、事業者の判断に委ねられる。

 神社本庁は2020年10月、各神社が行う新型コロナウイルス感染症拡大防止策の指針として「神社における新型コロナウイルス感染症対策ガイドライン」を策定。神社庁を通じて各神社に対策の検討を求めていた。

 同大社では通達に先んじて、同年の年明け早々、鈴緒や柄杓を撤去するなど対策を実施。社会的距離が確保できるよう参拝路を設定したり、各所に消毒液を配置したりして感染対策を実践してきた。

 この日は、神職が神前で奉告祭を執り行った後、拝殿で約3㌢の小さな鈴約15個をまとめた「速玉鈴」の取り付けに当たった。水がたまる部分をふさぎ、竹筒から流れ出る水で手を清めるようにするなどしていた手水舎では、上野宮司らが竹筒を撤去。8本の柄杓を並べ、参拝者を迎え入れた。

 「速玉鈴」取り付け後、最初の参拝者となった愛知県豊川市から夫婦で訪れた60代男性は「鈴の音が爽やかで心が洗われるよう。朝一番で来て良かった」と笑顔。

 上野宮司は「やっと鈴の音が戻ってきた。神社本来の姿に近くなってうれしい。この日を待ち望んでいた。しかし、(5類に移行したからといって)慢心するのではなく、基本的な感染症対策を講じていきたい」と話していた。

 なお、同大社では引き続き各所に消毒液を配置するほか、神職や巫女(みこ)らはマスクを着用し参拝者の対応に当たっていくとのこと。また、換気が困難な「熊野神宝館」来館の際には、マスク着用への協力を呼びかけていくとしている。

(2023年5月9日付紙面より)

拝殿で「速玉鈴」の取り付けを行う神職=8日、熊野速玉大社
約3年ぶりに手水舎に柄杓を配置した
2023年05月09日
37 4年ぶり串本まつり実施へ
 花火大会は中止しない方向  (串本町 )

 串本町が2日午後、第16回串本まつりの実施が4年ぶりに決まったことを発表した。花火大会は従来通りの規模を目標とし、8月5日(土)に行う予定という。

 串本まつりは、7月下旬から8月上旬にかけての町内主要イベントを包括する呼称。同まつり実行委員会が統括していて、事務局の町産業課によると先月28日に開いた総会で実施を申し合わせたという。

 同実行委主催のイベントは2019年度当時で串本節踊り、花火大会、串本ダンスフェスin橋杭、サマーBANDライブの四つ。これから具体的に内容を詰めるが、至近の迫力で町内外から人気を得ている花火大会は新型コロナウイルスの情勢に伴う経済打撃や物価高騰などで運営の大変さもあろうが、できる限りの形を見いだし中止をしない考えで準備に臨むとしている。

 開幕を飾る位置付けとなっている南紀串本観光協会主催のイベント「橋杭ビーチオープンフェスタ」は7月30日(日)に実施予定。終幕を盛り上げる串本町商工会青年部主催のイベント「ふれあい広場・アユのつかみ取り・ビンゴゲーム大会」は8月6日(日)実施予定だが、定年卒業で部員数が減っているためOBに協力を呼びかけつつできる形を探るところから準備が始まるという。

 同商工会主催の関連イベント「串本まつりビアガーデン」は諸事情により中止の方向。串本海上保安署主催の関連イベント「巡視船艇体験航海」は、6日に従来通り(午前と午後の2回実施)で実施する方向で準備を始めるという。

 新型コロナの情勢により直近の3年間は中止としたため、今回は19年度以来4年ぶりの実施予定。同実行委の島野利之会長は「串本まつりを楽しみにしている方がいっぱいいらっしゃるので、ぜひコロナ前と同じような形で実施できたらなと思っている。新型コロナウイルスが5類に引き下げられ通常営業でいけるようになる中、串本まつりも盛大に再開していきたい。大変だろうけれど、花火大会への寄付も含めてぜひご協力をよろしくお願いします」と話し、実施に意気込んでいる。

(2023年5月9日付紙面より)

2019年度の串本まつり花火大会の様子。本年度は4年ぶりに実施を目指すこととなった
2023年05月09日
38 熊野三山も人だかり
 大型連休、観光客でにぎわう  

 新型コロナウイルスの感染症法上の位置付けが5類へ移行するのを前に、連休中は全国でふるさとや観光地で過ごす人などでにぎわった。熊野地方の観光地にも多くの人が訪れた。訪日外国人客の姿も多く見られ、コロナ禍前をほうふつとさせるにぎわいを見せた。

 新型コロナの感染対策が緩和される中で迎えた大型連休。終盤の6、7日は全国的に天気が崩れたが、前半は天候に恵まれ、汗ばむ陽気となった。

 熊野三山では県内外から多くの参拝者でにぎわい、神職らが御朱印やお守りなどの授与品を求める人たちの対応に追われた。また、周辺の道路では時間帯によって渋滞が発生した。

 友人たちと熊野速玉大社に参拝した大阪府の20代女性は「車が多くて着くまで大変だったけど来られて良かった。今から神倉神社に向かいます」。妻と共に那智山を訪れた30代スイス人男性は「那智の滝がとても美しかった。那智大社も青岸渡寺も神秘的で素晴らしい。次は熊野三山全てを回りたい」と話していた。

 道の駅やレジャー施設も家族連れなどでにぎわった。親戚や家族と共に太地町立くじらの博物館を訪れた愛知県名古屋市在住の30代男性は「去年も来たが、人は今年のほうが多い気がする。クジラやイルカに触ることができて、子どもたちもとても喜んでいる」と笑顔で話した。

(2023年5月9日付紙面より)

新宮市の熊野速玉大社=3日
那智勝浦町の熊野那智大社=同日
田辺市本宮町の熊野本宮大社=同日
2023年05月09日
39 命日に春夫の遺徳しのぶ お供茶式に約50人参列 (新宮市)

 新宮市出身の文豪で、望郷詩人とも呼ばれる佐藤春夫(1892~1964年)の命日の6日、市内の佐藤春夫記念館前庭でお供茶式(くちゃしき)が営まれた。関係者や一般約50人が参列し、文豪の遺徳をしのんだ。

 茶道裏千家淡交会が長年、大社烏集庵(うしゅうあん)や望郷五月歌碑前で営んできた式で、記念館がオープンした翌年の1990(平成2)年から(公財)佐藤春夫記念会(須崎恵美代表理事)と共に記念館庭園で開いている。

 式には田岡実千年市長や速水盛康教育長、濱口太史県議、市議会議員らも出席。茶道裏千家淡交会南紀支部の湊宗巳さんがお点前、半東・お供えは関宗重さんが務めた。式典後には、4年ぶりに淡交会員たちによるお茶と和菓子の振る舞いがあった。

 式典に当たり、辻本雄一・佐藤春夫記念館長は、今年初めに逝去した、記念会前代表理事の舩上光次さんに対し「長年にわたって当地方の教育に貢献され、たくさんの教え子たちを育ててこられたご功績に敬意を表します」と哀悼の意をささげた。

 移転に伴い、来年度中に休館に入る同記念館について「市文化振興課の助言も頂きながら、春夫先生顕彰の手だてをいろいろな形で模索していきたい。今後ともさらなるご支援、ご協力を」と呼びかけた。

 田岡市長は「春夫先生は望郷詩人と呼ばれるほどふるさとを愛された方だった。その功績を改めて顕彰し、その精神や作品を後世に伝えていくことが私たちの使命。今後も皆さまと心を共にし、先生がこよなく愛された『ふるさと新宮』の豊かな自然と伝統を守り、新しい文化の創造と発展に心を尽くしていきたい」とあいさつした。

(2023年5月9日付紙面より)

お茶を供え遺徳をしのんだ=6日、新宮市立佐藤春夫記念館
4年ぶりに呈茶が行われた
2023年05月09日
40 町内の児童もバケツで協力  本年度2回目の稚アユ放流  (古座川漁協 )
2023年05月09日
41 販売リハーサル兼ね実施  樫野埼灯台内部特別公開  (串本古座高校CGS部 )
2023年05月09日
42 マダイの成長を実感  浦神実験場で水産実習  (近大新宮高 )
2023年05月09日
43 地域の宝の子ども見守る  4年ぶりの総会開く  (那智勝浦町更生保護女性会 )
2023年05月09日
44 ブルービーチや朝日公園へ  勝浦小学校が春の遠足  
2023年05月09日
45 セッコクや山野草並ぶ  4年ぶりの展示会にぎわう  (紀州石斛の会 )
2023年05月09日
46 アケボノツツジなど観察  春の田長谷で自然観察会  (新宮市熊野川町 )
2023年05月09日
47 57点の力作並ぶ  「丹鶴ホール」で「薫風皐月展」  (新宮市 )
2023年05月09日
48 大好きな町のために  総健歌謡クラブが寄付  (那智勝浦町 )
2023年05月09日
49 命を守る家具固定、耐震診断を  大寿会が地震への備え学ぶ  (紀宝町 )
2023年05月09日
50 ボラセン設置訓練など計画  災害ボラコ連絡会が活動を確認  (紀宝町 )
2023年05月09日
51 近くでカメを観察  園外保育で5歳児  (井田保育所 )
2023年05月09日
52 基本的な感染防止対策継続  新型コロナ、5類移行に伴い  (紀宝町 )
2023年05月09日
53 早乙女姿で田植え体験  4年ぶり、浅里おもしろ大学  (紀宝町 )
2023年05月09日
54 南紀熊野に水力発電所ができたわけ  ~明治後期から昭和初期の水力発電所~①  (「地質の日」特集 )
2023年05月09日
55 豊漁など願い例大祭  孔島嚴島・鈴島蛭子神社  (新宮市 )
2023年05月09日
56 お悔やみ情報
  
2023年05月07日
57 太平洋岸自転車道をタンデムで
 走破目指し思いつなぐ  

 4月29日に千葉県銚子市を出発した、ナショナルサイクルルート「太平洋岸自転車道(PCR)」をタンデム(2人乗り)自転車で走破する「太平洋岸自転車道をタンデムでつないじゃえ2023」のメンバーらが4日、新宮市に到着した。参加メンバーらは翌5日に同市を出発。ゴールの和歌山市を目指す。

 PCRは、千葉県から神奈川県、静岡県、愛知県、三重県を通り和歌山県までをつなぐ、全長1487㌔の日本最長の自転車道。日本を代表する魅力的な自転車道として国内外にPRするため、2021年5月にナショナルサイクルルートに指定された。

 同年には、PCRの認知度向上、地域とPCRとのつながりの創出、活用方法の模索などのために民間の有志らが立ち上げた「太平洋岸自転車道を繋(つな)いじゃえプロジェクト」の発起人2人が同ルートの走破を達成。

 今回のプロジェクトは、大阪で介護・ケアワークに携わるメンバーが「もっと障害者スポーツ、タンデム自転車に関心を持ってほしい」と思い立ち、和歌山サイクルプロジェクトとともに企画した。

 タンデム自転車によるみんなに優しいサイクリングの実践・周知や、自転車とサイクリングルートを通した関係づくりなどを目的に掲げ、障害のある人などを後者ライダーとして迎えて7日までの9日間をかけてコースを走破する。

 なお、タンデム自転車は複数人が前後に並んで乗り同時に駆動することができる自転車で、障害者スポーツとしてのパラサイクリングでは視覚障害クラスの競技としてタンデム自転車を使用したレースが実施されている。障害があってもサイクリングを楽しめる手段として活用されており、各都道府県でも次々と一般公道などにおいて走行が解禁されている。

 6日目の4日の夕方に新宮市入りした参加メンバーらを、地域の自転車愛好家や市職員が歓迎した。メインパイロットの一人である、大阪府の介護会社「エールラインケア」代表で日本パラサイクリング連盟の小山結美さんは、タンデム自転車の安全性と、障害者だけではなく、一般の人にもその楽しさを広く知ってもらいたいと思いを語り「今回のプロジェクトでは立ち寄ったポイントでタンデム自転車の体験会も行うことができた。タンデム自転車を知ってもらう機会の提供や自転車を通した交流を今後もつないでいきたい。安全にゴールを目指したい」と話していた。

 一行は7日午後、終点の和歌山市加太に到着する予定。

(2023年5月7日付紙面より)

新宮市に到着したプロジェクトメンバーを歓迎=4日、新宮市井の沢
2023年05月07日
58 英霊258柱の冥福祈る
 勝浦護国神社で例祭営む  (那智勝浦町 )

 那智勝浦町勝浦の勝浦八幡神社(髙橋正樹宮司)境内にある勝浦護国神社で3日、第68回例祭が営まれた。午前9時から忠魂碑前で式典を、10時から同神社で式典と奉納行事を実施した。遺族や町消防団(下地将仁団長)、来賓など約50人が参列し、258柱の英霊に冥福を祈り白菊をささげ、平和と安寧を願った。

 護国神社は日露戦争以降の大戦に出兵、また消防団員として尊い命を国にささげた人たちを神霊として祭っている。例祭は1955(昭和30)年に始まり、現在も勝浦6区で結成される同神社奉賛会(会長・坂井與己第6区長、勝浦地区区長会長)、勝浦遺族会、髙橋宮司の奉仕により、絶やすことなく営まれている。

 神社での式典では舟謡(ふなうた)勝謡会(中村誓会長)や神輿(みこし)会、櫂伝馬(かいでんま)保存会の会員らの歌声に合わせ、参列者が国歌を斉唱。髙橋宮司が戦没者の英霊や殉職者ら258人の名前を読み上げ、祝詞を奏上した。

 堀順一郎町長は「尊霊には先の大戦において、ひたすら祖国の興隆と同胞の安泰を願いつつ、尊い命をささげられました。消防殉職者におかれましては、郷土を思う不屈の消防精神の下、尊い犠牲となられましたことは、その勇気が永くたたえられるとはいえ痛惜の念に堪えません。私たちは戦火に、防災に散った尊い258柱のみ霊に見守られ、平和で明るく住みよい那智勝浦町を力強く築いていくことを謹んでここにお誓い申し上げる次第でございます」と慰霊の言葉を述べた。

 舟謡勝謡会らが舟謡を奉納し参列者が白菊を献花。その後、勝浦獅子神楽保存会(沖和也会長)が獅子神楽を奉納した。

 坂井会長は「258柱の英霊を追悼し、感謝の心をささげ、平和への誓いを新たにした。例祭にご参列いただき、ありがとうございました。年々、ご遺族の参列がさみしくなっているが、258柱のみ霊が祭られている限り、私たちが引き継いでいかなければならない。ご協力をお願いします」とあいさつした。

 この日は直会(なおらい)も行われた。集まった参列者らは食事を取り、会話を交わすなどして、共にひとときを過ごした。

(2023年5月7日付紙面より)

白菊をささげ冥福を祈った=3日、那智勝浦町の勝浦護国神社
勝浦獅子神楽保存会が獅子神楽を奉納した
2023年05月07日
59 GW後半、観光客でにぎわう
 ウミガメ放流会も大盛況  (紀宝町 )

 好天が続いたゴールデンウイーク(GW)後半の3~5日、各地の行楽地は観光客でにぎわいを見せた。新型コロナウイルス対策が緩和される中、紀宝町の道の駅「紀宝町ウミガメ公園」でもコロナ禍前に近い人出となった。

 「3日から急激に来場者が増えた。2年前、3年前とは比べものにならない人。これだけ忙しいゴールデンウイークは懐かしい」。観光客の子どもたちにウミガメを紹介する男性スタッフはそう話す。

 今年は、ウミガメタッチイベントをはじめ、フリーマーケット、屋台が登場。ウミガメ水族館の営業時間を延長するなどして観光客を迎えた。

 「こどもの日」の5日には、熊野灘の漁網にかかり保護していたアオウミガメの放流会を開催。多くの観光客らが見守る中、井田海岸から甲長40㌢、推定5~10歳のウミガメを海へと帰した。

 観光客らはスマートフォンでカメを撮影し、放流の際には「ばいばい、元気でね」と手を振った。

 臨時駐車場が常に満車になるなど、人と車であふれたウミガメ公園。県外から観光で家族と訪れたという男性は「ウミガメを初めて見て、放流まで経験できてラッキーでした。子どもも良い思い出になったと思う」と話していた。

(2023年5月7日付紙面より)

海へと帰るアオウミガメを見守る多くの観光客ら=5日、紀宝町井田
にぎわいを見せる紀宝町ウミガメ公園
2023年05月07日
60 スリルと景勝楽しむ
 北山村の観光筏下り開航  

 熊野川の支流・北山川で3日、筏(いかだ)に乗り急流のスリルと渓谷美を楽しむ北山村の観光筏下りが始まった。関係者らが参列し神事を執り行った後、救命胴衣を身に着けた観光客らを乗せた第1便が出発。乗客らは水しぶきを受けながら迫力満点の川下りを満喫した。

 筏下りは元筏師や村民の努力で1979年に観光筏下りとして再開し今年で44回目。特産品のかんきつ系果実「じゃばら」とともに村の基幹産業になっている。スギの丸太8本で組んだ床を七つ連結している筏は、全長約30㍍、幅約1・6㍍、重さは7㌧。手すりと席が設けられ、訓練を積んだ筏師たちが櫂(かい)で操船する。

 約5・5㌔を約70分かけて下るコースで、水量豊かな北山川の急流と渓谷の大自然、そして筏師の伝統技術を楽しむことができる人気のレジャーだ。例年なら年間約7000人ほどが体験に訪れるが、新型コロナウイルス感染症の影響で令和2年度は3251人、令和3年度は4277人にとどまった。昨年度は6310人が乗船し、コロナ禍以前の水準に戻りつつある。

 今年3月の京都・保津川下りの転覆死亡事故を受け、乗客の救助訓練などを集中実施し安全に万全を期した。運航責任者の山本正幸さんは「今年は川のコンディションが良い。山々の緑に包まれる癒やしの時間と急流のスリルを楽しんでほしい」と話していた。

 観光筏下りは1日2便。料金は大人6600円、小学生3300円。乗船対象者は10~75歳の健康、健脚な人。

 筏をゆっくり進めながら景観を楽しむことができる人気の特別便は14日(日)、6月4日(日)に運航予定で大人9900円、小学生6600円(弁当、お茶、おくとろ温泉入浴含む)。予約・問い合わせは北山村観光センター(電話0735・49・2324)まで。運航期間は9月30日(土)までを予定している。

(2023年5月7日付紙面より)

観光筏下りのシーズンがスタートした=3日、北山村
2023年05月07日
61 優勝は川村さん(男子)、渡辺さん(女子)
 新宮GG同好会「春季大会」  
2023年05月07日
62 峪孝さんが制覇
 田辺市長杯争奪弓道大会  
2023年05月07日
63 栄冠は那智勝浦の手に
 ナガセケンコー旗軟式野球大会  
2023年05月07日
64 「森のシャンデリア」  エゴノキの花咲く  (新宮市徐福公園 )
2023年05月07日
65 300人がサイクリング楽しむ  スターブリーズが入港  (新宮市 )
2023年05月07日
66 連休中の安全呼びかけ  ツーリングライダー対象に啓発  (和歌山県警 )
2023年05月07日
67 赤いTシャツで清掃活動  赤十字奉仕団が役場周辺で  (太地町 )
2023年05月07日
68 季節のお風呂を満喫  ピーアップシングウでしょうぶ湯  (新宮市 )
2023年05月07日
69 魅力発信や利便性向上を  念願のホームページ開設  (那智山青岸渡寺 )
2023年05月07日
70 予算編成に向け県に要望  田岡市長らが要望活動  (新宮市 )
2023年05月07日
71 昨年度の修学旅行受け入れ実績  和歌山県  
2023年05月07日
72 400㍉㍑献血に協力を  勝浦LCが奉仕活動  (那智勝浦町 )
2023年05月07日
73 和気あいあい時間過ごす  下里はまぼう会の集いの場  (那智勝浦町 )
2023年05月07日
74 和やかな時間過ごす  助産師迎えてサロン  (紀宝町 )
2023年05月07日
75 友愛の思いを次の世代に  総会で本年度事業など確認  (紀宝町遺族会 )
2023年05月07日
76 市の観光交流施設が誕生  世界遺産熊野古道館  (熊野市 )
2023年05月07日
77 子どもたちがゲーム楽しむ  こいのぼりのつどい  (鵜殿保育所 )
2023年05月07日
78 お悔やみ情報