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2023年05月27日
1 ホースの「穴」に要注意!?
 外来種のハチ、新宮市でも発見  

 外来種の「タイワンタケクマバチ」がこのほど、新宮市内で発見された。タイワンタケクマバチは竹ぼうきやゴムホースなどに巣を作る習性があり、刺されるなどの被害に遭わないために近づかないなどの注意が必要だ。

 タイワンタケクマバチはハチ目ミツバチ科。台湾や大陸中国南部~インドに自然分布する。体長2、3㌢程度で頭部や胸部、腹部は黒色。脚に黒色の毛を持つ。枯れた竹に営巣する性質があり、竹ぼうきや竹柵、枯れた竹、そして竹に似た色のゴムホースなどに2、3㌢ほどの穴を開けて巣とする。

 国内では2006年に愛知県豊田市で侵入を初確認。中国本土から輸入された竹材への混入が侵入経路と考えられている。以降、中部地方を中心に発見されており、近畿地方では奈良県、京都府、兵庫県、滋賀県で確認されている。

 熊野自然保護連絡協議会の瀧野秀二さんが、自宅の庭でタイワンタケクマバチを確認したのは今月上旬ごろ。緑色のゴムホースに止まって穴を開けようとしているところを捕獲したが、その後も別の個体を確認したという。

 このたび、新宮市で目撃情報があったため和歌山県にも広く侵入している可能性が高い。攻撃性は高くないが、巣に近づいたり刺激すると攻撃することも。毒性はスズメバチに比べると弱いとされているが、万が一刺された場合にはアナフィラキシーショックを引き起こす恐れもある。在来種のクマバチ(キムネクマバチ)と食物を巡る競争が起きる可能性も危惧されているほか、農具として竹を利用する農業、建築業などにも影響を及ぼすことも。

 また、タイワンタケクマバチには「クマバチコナダニ」というダニが寄生しており、このダニが在来クマバチに寄生したり、在来ダニと交雑したりするなどして生態系に影響する可能性もある。

 竹ぼうきやゴムホースに巣があることを知らないまま触ってしまったり刺激してしまったりすることで襲われる場合がある。

 環境省吉野熊野国立公園管理事務所では「香川県にも分布を広げているので和歌山県にいてもおかしくない。見かけた場合には刺激せずに放っておくか、他のハチ同様、殺虫剤で駆除を」と話している。

(2023年5月27日付紙面より)

ホースに穴を開けようとしているタイワンタケクマバチ(瀧野秀二さん提供)
2023年05月27日
2 「よりよい社会のため」
 児童が税の大切さ学ぶ  (王子ヶ浜小学校 )

 新宮・東牟婁租税教育推進協議会が講師を派遣して行う「租税教室」が25日、新宮市立王子ヶ浜小学校であった。6年生60人が受講、税の大切さを学んだ。

 同協議会が依頼のあった管内の学校で行っている。王子ヶ浜小学校では、公益社団法人新宮納税協会の会員の平美貴將さんが講師を務めた。組ごとに時間をずらして行われた。

 2組では、25人が受講した。平美さんは、児童にも身近な消費税に言及。「税率が日本では10%だが、外国は20%超えも多い」などと語った。税の種類として▽所得税▽酒税▽たばこ税▽自動車税▽法人税▽固定資産税などがあることを説明した。

 税に関するアニメを上映した。税金のない社会はどうなるかを描いたもので、火事の消火にお金がかかり、学費は自費、ごみは収集されず、救急車は有料、橋は壊れたままなどの惨状が示された。上映後の児童への「税金がある方が良いと思う人」の問いには、児童全員が挙手した。

 教育費として、いずれも1人当たり1年間で、小学生は約89万円、中学生は約105万円、高校生は約100万円がかかり、これに税金が使われていることを明かした。「税金は国民が力を合わせ、よりよい社会をつくるためにある」とまとめた。

 なお、授業用の教材の一つとして、1億円分の模造紙幣が用意されていた。児童らは、1000万円分の札束を手にして感触を確かめたり、1億円が入り重さ13㌔にもなるアタッシュケースを持ち上げたりした。

(2023年5月27日付紙面より)

平美貴將さんの説明を聞く児童ら=25日、新宮市立王子ヶ浜小学校
1億円の重さを確かめた
2023年05月27日
3 休日のクラブ活動、地域移行へ
 中学校で段階的に進める  (紀宝町 )

 紀宝町教育委員会は本年度から、休日に限り中学校クラブ活動の地域移行を開始した。段階的に進める計画で、町立矢渕中学校剣道部から取り組みを始めた。

 町では、生徒にとって望ましい部活動の環境構築と中学校での働き方改革の実現を図る観点から、段階的な地域移行に向けた課題に取り組むことを目的に、昨年度「町部活動の地域移行検討協議会」を設置。休日の部活動の地域移行について協議を続け「学校と地域で子どもを育てていく観点から部活動の地域移行を進めては」などの意見があった。

 紀宝剣道スポーツ少年団の協力が得られたことから、剣道部の地域移行を実施。4月から学校武道場で土曜日の午前中、岡芳治さんが指導に当たっている。

 剣道部はこれまで県大会優勝、全国大会出場などの成績を収め、全日本選手権優勝者を輩出するなど強豪で知られている。現在は3年生3人、1年生1人の男女4人が所属。顧問が剣道未経験者で、これまで部員が工夫して練習メニューを考えてきた。

 3人が紀宝剣道出身。検討協議会、町体育協会の会長を務める紀宝剣道の岡さんは「紀宝剣道で指導してきた生徒もおり、中学校で練習してきた良さを生かしながら、基本、応用の技を教えている」と話していた。

 谷口綾菜主将(3年)は「岡先生に来ていただいて、練習の中身が濃くなった」と感謝。部員4人は真剣な表情で竹刀を振り、2時間半の練習に汗を流した。

 町では今後、休日の地域移行は国、県他市町の動向を見ながら可能な部活動から検討していくという。

(2023年5月27日付紙面より)

地域移行した矢渕中学校剣道部の練習=紀宝町立矢渕中学校
2023年05月27日
4 有志120人が王子ヶ浜清掃
 ウミガメの産卵期前に  (近大新宮 )

 近畿大学附属新宮高校・中学校の生徒会(高校=前田一成会長、中学=谷瀬剛会長)は24日、全校生徒に呼びかけて王子ヶ浜の清掃活動を実施した。生徒有志120人が参加し、海岸のプラスチックごみなどを拾った。

 生徒会の企画・運営で、2008年から毎年3回の地域清掃や募金活動を実施している。同校からも近い王子ヶ浜は約4㌔にわたる砂礫海岸で、絶滅危惧種・アカウミガメが産卵に訪れる。和歌山の朝日・夕陽百選にも選定され、世界遺産「紀伊山地の霊場と参詣道」の一部である高野坂を歩く多くの観光客が訪れる。

 海岸に集まった生徒たちは、ビニール袋を手に漂着ごみなどを拾っていった。さまざまな団体が美化活動を行っているため、目立ったごみはなかったものの、ハマゴウの茂みにたくさんのゴルフボールや食品包装などが捨てられているのが見つかった。大きな漁業用の発泡スチロール製フロートなども持ち帰った。

 高校生徒会の前田会長は「皆さんの貴重な時間をボランティアに充てていただき、ありがとうございました。王子ヶ浜ではこれからウミガメの産卵が始まるそう。浜の環境保全や美しい熊野の景観を守ることに貢献できたのでは」と参加生徒たちへ感謝した。

 杉村奨生さん(高2)は「生徒会のおかげで、地域貢献の機会をつくることができてよかった。浜では缶や瓶、バーベキュー用の網などを見つけた。そうした物はきちんと持ち帰ってほしいと感じた。今後も活動に参加したい」と話していた。

(2023年5月27日付紙面より)

浜清掃に参加した皆さん=24日、新宮市
大きな発泡スチロール製フロートを持ち帰る
2023年05月27日
5 栄冠は太田始さん
 2023年度スクラッチ杯  (那智勝浦ゴルフ倶楽部 )
2023年05月27日
6 野尻畳店が制す
 第190回職場対抗ボウリング大会  
2023年05月27日
7 クローバーC、アベンジャーズBがV
 夏季ソフトバレー大会  
2023年05月27日
8 坂本さん(男子)、小坂さん(女子)が栄冠 那智勝浦町体協グラウンドゴルフ夏季大会 
2023年05月27日
9 河邉真優絆さんが全日本大会へ
 和歌山県空手道選手権  (太地拳和会支部 )
2023年05月27日
10 大きな声で「助けて!」  太田小学校で防犯教室  (那智勝浦町 )
2023年05月27日
11 北山小が特別賞受賞  わかやま環境賞  
2023年05月27日
12 「うまいもんマップ」発行  新宮市  
2023年05月27日
13 例会終え、27年の歴史に幕  地域の将棋発展に寄与  (南紀将ちゃん会支部 )
2023年05月27日
14 給食費無償化や宿泊クーポンなど  6月議会に28議案上程  (那智勝浦町 )
2023年05月27日
15 クワの実が赤く色づく  新宮市の山間部などで  
2023年05月27日
16 グラウンドゴルフ通して地域交流 5年ぶりの大会、盛況に (高田地区)
2023年05月27日
17 真っ赤なイチゴ味わう  わかば保育園が園外保育  (那智勝浦町 )
2023年05月27日
18 せわしく騒ぐひなに給餌  ツバメの子育てが活発に  (串本町・古座川町 )
2023年05月27日
19 看板などで協力を求める  古座川国際レースに向け  (古座川町 )
2023年05月27日
20 イベント出演者を受け付け  第16回串本まつりに向け  (串本町 )
2023年05月27日
21 熊野尾鷲道路の4車線化を  同盟会総会で決議案採択  (熊野市 )
2023年05月27日
22 梅雨前にホウ酸団子  紀宝町社協の寺小屋で  
2023年05月27日
23 南高梅の出荷始まる  6月下旬までに120㌧  (JA伊勢 )
2023年05月27日
24 お悔やみ情報
  
2023年05月26日
25 ご神木「梛」の子孫を植樹
 御創建1900年に向け  (熊野速玉大社 )

 新宮市の熊野速玉大社(上野顯宮司)は24日、同大社のご神木「梛(なぎ)」の大樹から剪定(せんてい)した梛の木を境内に植樹した。梛は2028年に迎える、同大社御創建1900年の節目に当たって広く公開される予定だ。

 樹齢約1000年と伝わる同大社の梛の大樹は、熊野権現の象徴として信奉あつく、平和の象徴ともされている。

 このたび植樹した梛は、高野町の造園修景工房・山本園の代表取締役で樹木医の山本聰洋さんらが2010年に大樹の初期治療を実施した際に剪定した枝。枝は上富田町の県林業センターで挿し木していたが、約200本のうち残ったのは1本のみだったという。

 同大社では、御創建1900年の記念事業の一つとして、大樹の遺伝子を受け継ぐ枝の植樹を計画。参道沿いの「八咫烏(やたがらす)神社」と「鑰宮(かぎのみや) 手力男(たぢからお)神社」の裏の一角を仮植え場所に定め、植樹を実施した。仮植えは木を環境に慣らすためのもので、今後、木の成長などに伴い植栽場所を移すことも視野に入れている。

 植樹には、山本さんと同社社員らが協力。約120㌢の木を丁寧に植えて添え木をし、周囲に柵を設けて作業を終えた。山本さんによると梛は成長が遅く、1年で成長するのは10㌢程度だという。

 山本さんは「人間も元々は自然の生き物。(梛の大樹について)こうして千年も長い命で生きられるということは、その周辺が人間にとっても安心できる場所であることの象徴だと思う。その木が、安全で平和な場所であることを教えてくれる。ご神木にはそういった日本人の根源的な裏付けがあると思う」と話し、植樹した梛の成長を願った。

 濵中孝成禰宜(ねぎ)は「熊野の気候やこの環境にも慣れて成長してくれたら何より。葉も厚みがあって今の状態だと元気に育つと思う」と話し「手で触ると弱ってしまう可能性もあるので触れずに見守ってほしい」と呼びかけている。

(2023年5月26日付紙面より)

山本聰洋さん(左)らが植樹に協力=24日、新宮市の熊野速玉大社
同大社ご神木の梛の大樹
2023年05月26日
26 4年ぶりの灯ろう展に向け
 作品の貼り付け作業  (紀宝町 )

 ほたるを守る会(蔵本一範会長)は24日、紀宝町の鵜殿ふれあい会館で「ほたる灯ろう展」の会場に展示する灯ろう作品の貼り付け作業を行った。

 4年ぶりとなる灯ろう展は、紀宝町ふるさと資料館前広場で6月3日(土)午後6時30分始まり、町内の小学生が描いたホタル灯ろう作品193点を展示する。雨天順延。4日(日)も雨天の場合は田代体育館で実施。

 ほたる夢太鼓の演奏で開幕し、優秀作品表彰式、ホタル学習、○×クイズの後、灯ろうに明かりをともす。

 作業には、守る会の会員や町社会福祉協議会の有志、町職員ら20人が参加。児童が縦50㌢、幅100㌢の和紙にホタルを描いた作品を木製の灯籠枠に貼り付けた。

 2時間かけて作業した後、会長賞や町長賞、各学年の学年賞などを決めた。蔵本会長は「全小学校から応募があり、初めて出品してくれた1~3年生も上手に描いてくれた。久しぶりの灯ろう展なので、会員一同楽しみにしている。ぜひ、会場で子どもたちの作品を見てください」と話していた。

(2023年5月26日付紙面より)

貼り付け作業を行う守る会の会員ら=24日、紀宝町の鵜殿ふれあい会館
2023年05月26日
27 「ありがとう、またきてね」
 「スターブリーズ」が入港  (新宮港 )

 外国客船「スターブリーズ」(総トン数1万2969㌧、全長159㍍、ウィンドスタークルーズ)が24日、新宮港に入港し、同日午後に出港した。出港時にはお見送りイベントが行われ、梛(なぎ)の木見送り隊や地域住民、市のツイッターキャラクター「めはりさん」、県PRキャラクター「きいちゃん」らが手を振って見送った。

 クルーズ名は「日本をめぐる グラン・ジャパン・クルーズ」で行程は神戸~高松~鞆の浦~唐津~釜山(韓国)~長崎~鹿児島~終日航海~新宮~清水~東京。新宮港に降り立った191人の乗客らは、当地方の観光を満喫した。

 見送り時には、里中陽互・市観光協会長が「この地は、1日では回り尽くせないほどのたくさんの見どころがある。地域を挙げて歓迎させていただくので、二度、三度と熊野・新宮へお越しください」と呼びかけた。

 クルーズ客船歓送迎イベントでの演奏披露は約7年ぶりとなる、近畿大学附属新宮高校・中学校吹奏楽部が「Let’s Swing」や「リトルマーメイドメドレー」などを披露。同船は、地域住民や見送り隊らの「ありがとう」「またきてね」の声に見送られながら次の寄港地へ出発した。

 次回のクルーズ船の入港は6月8日(木)を予定。「飛鳥Ⅱ」が入港する。

(2023年5月26日付紙面より)

地域住民らに見送られ、次の寄港地へ出発=24日、新宮港
近畿大学附属新宮高校・中学校吹奏楽部が演奏で見送った
2023年05月26日
28 決意胸にし歌声響かせる
 嶋幸二14周年コンサート  (串本町 )

 串本町潮岬在住の演歌歌手・嶋幸二(本名・島田和幸)さんが21日、文化センターでのデビュー14周年記念のチャリティーコンサートを開き300人強の歌仲間や観客が多彩なステージ発表に親しんだ。

 収益を地元の社会福祉向上につなげる地域貢献の思いを込めて回を重ねている同コンサート。元アナウンサーの柿白享子さんに司会進行を求め、嶋さんが会長を務める潮岬(みさき)節保存会の踊り子連が友情出演でダンスを披露して開演を飾った。

 演歌を愛唱する歌仲間や西川流友千恵会社中の友情出演、歌手・橋度順子さんの特別出演を経て嶋さんのステージへ。花束などの激励を受けながら持ち歌や他曲のカバーで歌声を響かせ、続く若手の演歌歌手・朝花美穂さんのステージへとつないだ。

 嶋さんは同コンサート当日の10日前、妻の突然の他界に直面。悩み周囲に相談して励まされた末、歌手として行くべき道を進むことを決意し待つ観客のために同コンサートを敢行した。この決意を促した持ち歌「紀州の漁師」「渚(なぎさ)の思い出」の共同作詞作曲者・永田要之助さんの同伴を得ながら冒頭のあいさつでその胸中を打ち明け、精いっぱいのステージにしたいと思いを掲げて来場に感謝した。

(2023年5月26日付紙面より)

300人強の歌仲間や観客に向け歌声を響かせる嶋幸二さん=21日、串本町文化センター
開演を飾った潮岬節保存会踊り子連
2023年05月26日
29 優勝は金田さん(男子)、元平さん(女子)
 県年金受給者協会グラウンドゴルフ大会  
2023年05月26日
30 串本が優勝、下里準優勝
 全日本バレー東牟婁予選  ( )
2023年05月26日
31 4人が全国大会出場へ
 和歌山県空手道選手権大会  (和道流新宮支部 )
2023年05月26日
32 熊野川の自然を楽しむ  川下りフェスティバル  
2023年05月26日
33 育った野菜お裾分け  紀宝町の子ども食堂  
2023年05月26日
34 橋爪さん(紀宝)が優勝  三重県少年柔道選手権大会  
2023年05月26日
35 全国行きの切符を紀南に  県総体に向けて壮行会  (紀南高校 )
2023年05月26日
36 功労たたえ県知事表彰  新宮・東牟婁で2人受賞  (和歌山県 )
2023年05月26日
37 朗読劇で知る東くめ  児童が地域の偉人学ぶ  (神倉小学校 )
2023年05月26日
38 海邊俊行理事長を再任  新宮地方建設業協同組合  
2023年05月26日
39 有意義な活動環境目指し  市ボランティア・市民活動センター総会  (新宮市 )
2023年05月26日
40 1位に石田千代さん  写連紀南支部5月例会  
2023年05月26日
41 災害時の備えは大丈夫?  乳幼児の命を守る会が講座  (新宮市 )
2023年05月26日
42 晴天の下、収穫楽しむ  木の川認定こども園がイチゴ狩り  (新宮市 )
2023年05月26日
43 交流ミニ運動会楽しむ  下里こども園と南大居保育所  (那智勝浦町 )
2023年05月26日
44 子ども含む11人が作陶に挑戦  主催事業「日帰り!陶芸体験」  (潮岬青少年の家 )
2023年05月26日
45 町内6チームが試合に臨む サンゴ台で第19回ゲートボール大会 (串本町)
2023年05月26日
46 地域貢献に感謝状贈呈  宇久井区がカミジ技建に  (那智勝浦町 )
2023年05月23日
47 目指せ!インターハイ出場
 新宮市内の3高校で壮行会  

 和歌山県高校総合体育大会(インターハイ県予選)に向け、新宮市の県立新宮高校、県立新翔高校で19日、近畿大学附属新宮高校で22日、壮行会が開かれた。県内では5月下旬から31競技が行われ、優秀な成績を収めた選手・チームは7~8月のインターハイへの出場権を手にする。

  □     □

■新宮高校



 新宮高校では深野泰宏校長が激励。「(試合は)相手と戦うと同時に、自分自身との戦いでもある。支えてくれた方々への感謝を胸に、チーム一丸となって活躍してくれることを祈る。頑張って」と呼びかけた。3年生で生徒会長の磯﨑咲良さんも「記憶に残るような、良い大会になることを願う」と語った。

 これを受けて、各クラブの代表が決意を表明。「悔いのないよう全力を尽くす」「近畿大会への出場を目指す」「最後まで諦めずに頑張る」「自信を持って臨む」と力を込めた。

  □     □

■新翔高校



 新翔高校では出張中の宮井貴浩校長に代わり、上久保輝教頭があいさつ。「試合を楽しんで」「応援される選手、チームになって」「仲間や指導者を信じて」などと述べた。2年生で生徒会長の中澤優貴さんも「自分と仲間を信じて。健闘と活躍を祈る」と伝えた。

 出場選手を代表し、弓道部の主将を務める3年生の松畑真士希さんが宣誓。「ここまで来られたのは、顧問の先生や家族、仲間の支えがあったから。自分の力を信じ、練習の成果を発揮できるよう全力で頑張る」と強調した。

  □     □

■近畿大学附属新宮高校



 近大新宮高校では、出場する▽サッカー▽バレーボール▽バスケットボール▽卓球▽ソフトテニス▽空手▽なぎなた―の7クラブの代表がそれぞれの目標を掲げた。

 生徒会の前田一成会長は「皆さんはこれまで、一意専心の気持ちで努力を積み重ねてきた。その努力を尊敬している。力を発揮し、全力で楽しんできて」と激励した。池上博基校長はチーム一丸となることの大切さを述べ「近大新宮の良さは、選手が互いに思いやりを持って『頑張ろう』と声をかけ合えるところ。心を一丸として試合に臨んで」と語った。

(2023年5月23日付紙面より)

壮行会に臨む選手たち=19日、和歌山県立新宮高校
大会に出場する選手が入場=19日、和歌山県立新翔高校
拍手を受け選手たちが入場=22日、近畿大学附属新宮高校
2023年05月23日
48 熊野・新宮を広く発信
 総会で本年度事業など承認  (新宮ユネスコ協会 )

 新宮ユネスコ協会(中谷剛会長、個人53人、法人10社)は20日、新宮市井の沢の新宮ユーアイホテルで令和5年度総会を開いた。会員ら約20人が出席する中、本年度事業や予算などを承認。役員改選では中谷会長をはじめ、副会長や理事らを再任した。

 日本では、民間ユネスコ活動から起こったユネスコ運動が、政府、国会などに波及し、ユネスコ加盟の機運が高まっていったという経緯がある。1947年に宮城県で、世界で最初の民間ユネスコ運動団体「仙台ユネスコ協力会」が発足。新宮ユネスコ協会は2012年10月20日、和歌山県で7番目に立ち上げられた。

 開会に当たり、中谷会長があいさつ。「当協会においても新型コロナウイルス感染症の影響で2019年を最後に、恒例の講演会も開催することができなかったが、今年2月、『丹鶴ホール』でチベット出身の歌手・バイマーヤンジンさんをお招きし、文化講演会を開催することができた」と報告。

 現在、小康状態にある新型コロナウイルス感染症、ウクライナ情勢、ロシア政権などに言及し「ウクライナ侵攻はプーチン大統領の問題でありロシア国民の問題だと思っている。できる限り早い、より良い形の終結を望んでいる」と述べた。

 再任に当たっては「熊野・新宮をできるだけ発信していきたいという思いがある」と会員らに協力を求めた。

 来賓の田岡実千年市長は「先のバイマーヤンジンさんの講演では、チベットと日本の文化の違い、家族の在り方など、ユーモアを交えて語っていただき感動した」。

 同協会の日頃の活動や取り組みに感謝を伝え「今後も末永く文化や教育にご尽力いただけることを期待しています」とあいさつした。

 本年度の事業は▽ユネスコ文化講演会の実施▽熊野古道の実地学習と保全活動▽書き損じはがきキャンペーンへの参加▽平和への取り組み―などの事業を予定。県立新宮高校との共同活動として、新宮参詣曼荼羅(まんだら)の英語による絵解きも計画しており、ユネスコ・コングレス(代表者会)で発表する予定としている。

 総会後には、同協会理事の赤木克視さんによる講話「私の自然農法」があった。赤木さんは「技術がなく、費用がなくてもできる稲づくり」をテーマに、高田地区で自身が実践する自然農のノウハウを、獣害や害虫被害を含む失敗談などを交えながらスライドを使って説明。

 「素人も簡単に米を作れる方法を確立したと思っている。極めて安い金額で稲作をすることもできる」と紹介した。

(2023年5月23日付紙面より)

会員らが出席した総会の様子=20日、新宮市井の沢の新宮ユーアイホテル
中谷剛会長
赤木克視さん
2023年05月23日
49 全校一つになり活躍応援
 総体に挑む生徒を壮行  (串本古座高校 )

 和歌山県立串本古座高校(榎本貴英校長、生徒229人)が19日、第1体育館で総合体育大会出場選手壮行会を開き挑む生徒の活躍を期待して激励した。

 連帯感と愛校心の向上を目的とした生徒会執行部(前田美波会長)主導の恒例行事。本年度は▽サッカー部▽陸上競技部▽ソフトテニス部〈男女〉▽バレー部▽柔道部▽剣道部▽弓道部―が今月下旬~6月上旬に試合に臨む予定となっている。

 応援する側を代表して榎本校長は▽自信の気持ち▽仲間との絆▽周囲への感謝―を大切にして臨めば幸運が訪れ感動が得られると鼓舞し、「全校一つになって皆さんの活躍を応援する。しっかりと悔いを残さず頑張ってほしい」とあいさつ。各部の部長が大会日程と会場、意気込みを掲げ、同執行部の雑賀和さん(3年)は「これまれの練習の成果を十分に発揮できるよう全力で臨んでほしい。皆さんがこの部活に入って良かったと言えるような大会になるよう願う」と期待して壮行した。

  □     □

 各部が掲げた大会日程と会場は次の通り。

▽サッカー部=5月26日(金)、南山スポーツ公園〈初戦・対市立和歌山戦〉

▽陸上競技部=5月26日(金)~28日(日)、紀三井寺公園陸上競技場

▽ソフトテニス部=男子・6月1日(木)~3日(土)、女子4日(日)~5日(月)、かわべテニス公園

▽バレー部=6月3日(土)~4日(日)、田辺市体育センター

▽柔道部=6月2日(金)~3日(土)、白浜町立総合体育館

▽剣道部=6月5日(月)~7日(水)、和歌山ビッグホエール

▽弓道部=6月3日(土)~4日(日)、田辺市立弓道場

(2023年5月23日付紙面より)

総合体育大会に挑む生徒を壮行する雑賀和さんら=19日、和歌山県立串本古座高校
2023年05月23日
50 英霊に感謝し非戦と平和願う
 晴天の下、戦没者慰霊祭  (太地町 )

 太地町の飛鳥神社(髙橋正樹宮司)境内にある護国神社で20日、戦没者慰霊祭が営まれた。昨年は新型コロナウイルスの影響で3年ぶりの斎行となったが雨天のため、社務所内で斎行された。今年は晴天の下、遺族や関係者、自衛隊新宮地域事務所、三軒一高町長、太地町漁業協同組合、町職員ら約30人が参列し、国の繁栄の礎を築いた二百数十柱の英霊に感謝の誠をささげ、恒久平和を願った。

 同神社の例祭は遺族の高齢化などの影響で途絶えていたが、これを憂いた有志たちが友の会(久原拓美会長)を立ち上げて復活させた。今年で12回目。

 慰霊祭では、髙橋宮司が祝詞を奏上。参列者はそれぞれの思いを胸に白菊を供え、手を合わせた。

 久原会長は慰霊祭の準備などに取り組んだ関係者に礼を述べ「世界では紛争が絶えない。ウクライナの報道を聞くたびに心が痛む。悲惨な戦争は再び繰り返さない。世界の人々は平和に共存しなければならない。非戦と平和の願いを込め、現在の平安と繁栄の礎となられた方々の御霊(みたま)を安らかに祈らせていただいた」。

 戦後生まれの人々が多い現在に触れ「大多数の方が戦争を知らない現在。意識されることの少ない平和のありがたさ、命の尊さを再認識し、次の世代に伝えていくことが今を生きる私たちの責務だと考えます」と語った。

 髙橋宮司は「晴天の下、久しぶりに通常通りのお祭りができて良かった。各地でご遺族が少なくなる中、広い意味で町民や里の皆さまが遺族となる。お祭りは継続していくことが大切」と話した。

(2023年5月23日付紙面より)

遺族や関係者が参列した=20日、太地町の飛鳥神社
平和への祈りをささげる久原拓美会長
2023年05月23日
51 M氏賞など受賞者たたえる  熊野美術協会展表彰式  (新宮市 )
2023年05月23日
52 紀北支援学校が修学旅行  平安衣装で記念撮影  (那智勝浦町 )
2023年05月23日
53 美化意識の高揚図る  職員有志らが王子ヶ浜清掃  (新宮市 )
2023年05月23日
54 一日も早い開通に向け  熊野川河口に橋を架ける会が総会  
2023年05月23日
55 ハッチョウトンボ飛ぶ  国内最小、今年も羽化  (新宮市 )
2023年05月23日
56 害虫駆除に効果的  蓬莱地区福祉委員がホウ酸団子作り  (新宮市 )
2023年05月23日
57 絵本の世界を楽しむ  南大居保と大野保の園児  (那智勝浦町 )
2023年05月23日
58 自転車マナー向上へ  新翔高生徒が新宮署に協力  
2023年05月23日
59 「交通事故死ゼロを目指す日」  ルール順守を呼びかける  (紀宝署 )
2023年05月23日
60 人口減少対策などで意見聞く  議会と住民との懇談会  (御浜町 )
2023年05月23日
61 井上さん、松元さんが優勝  鵜殿区グラウンドゴルフ大会  (紀宝町 )
2023年05月23日
62 個別接種の受け付け始まる  コロナワクチン春開始接種  (紀宝町 )
2023年05月23日
63 作家を迎えて技術教わる  串本中2年木彫りに挑戦  (串本町 )
2023年05月23日
64 歓声響かせ熱戦繰り広げる  初夏の運動会体育祭始まる  (串本町 )
2023年05月23日
65 お悔やみ情報
  
2023年05月20日
66 今年は2つの国際大会
 熊野ロードレースフェスタ  

 熊野地方を舞台に6月2日(金)から4日(日)までの3日間、国際ロードレース「熊野 INTERNATIONAL ROAD RACE フェスタ 2023」が開かれる。初日は「古座川国際ロードレース2023」、2日目と3日目は「第23回TOUR de KUMANO(ツール・ド・熊野)」を繰り広げる。NPO法人「SPORTS PRODUCE熊野」(角口賀敏理事長)が運営する。

 両大会とも新宮市を拠点とする「キナンレーシングチーム」をはじめ国内12、海外6の全18チームが出場する予定。恒例のフォトコンテストや地元ケーブルテレビ局による生中継、動画投稿サイト「ユーチューブ」の「サイクリングチャンネル」での配信も計画している。

 ツール・ド・熊野は「南紀熊野体験博」「東紀州体験フェスタ」の関連イベントとして1999年4月に初開催。地域の振興と地球環境に優しい自転車の普及を目的に「3DAY CYCLEROAD 熊野」が行われた。

 2007年の第9回大会から「SPORTS PRODUCE熊野」が主催し、名称を「ツール・ド・熊野」に変更。翌08年からUCIアジアツアー2・2のカテゴリーに指定され「ツアー・オブ・ジャパン」「ツール・ド・北海道」と並んで国際自転車競技連合公認の国内3大レースの一つとなった。

 これまで熊野地方の海や山、川の大自然を舞台に、新宮市熊野川町の「赤木川清流コース」、三重県熊野市紀和町の山間部を走る「熊野山岳コース」、太地町の「太地半島周回コース」の3ステージで催されていた。今年は対面走行区間での事故や落車のリスクを回避するための適切なルートを設定することが困難との理由から「赤木川清流コース」が中止となった。

 それと入れ替わる形で「ツール・ド・熊野」の前日に、古座川町を舞台としたUCIレース「古座川国際ロードレース」を初開催する。

 角口理事長は「コロナの影響もあり、近年は苦しい時期でしたが、大会を通して地域活性化に対し、起爆剤の一つとなることを期待しています」と話した。

(2023年5月20日付紙面より)

開催をPRする角口賀敏理事長(左)と須川陽介古座川ロードレース実行委員長=19日、新宮市浮島の株式会社キナン本社
2023年05月20日
67 一つでも多くの事業進める
 4年ぶりの総会開く  (南紀くろしお商工会太地支部 )

 南紀くろしお商工会太地支部(坂下行平支部長)は15日、太地町公民館で通常総会を開いた。コロナ禍だったことから、対面での開催は4年ぶり。本年度事業案などが話し合われ、全ての議案が承認された。

 同支部ではこれまで、町盆供養花火大会や親睦ボウリング大会、太地浦くじら祭、道の駅たいじ朝市への協力とともに、講演会や映画鑑賞会などを開催し、会員の親睦や地域振興に努めてきた。

 坂下支部長は「太地支所の会員さんの顔を見て、仕事をしてほしい。あいさつの充実・継続を大切にし、各企業による大事な部分などを考えサポートするなどして、入って良かったと思ってもらえる商工会づくりを目指していく。本年度は一つでも多く事業を進めていきたい。それには皆さま方のご理解・ご協力が必要。よろしくお願いいたします」とあいさつ。

 同商工会の森川起安会長は「太地支部ではコロナ禍においても対策し、多くの事業を実施していただいた。感謝や敬意を表したい。また、坂下支部長の『旭日単光章』受章、おめでとうございます。今後も太地支部のご協力を頂きながら、組織運営の充実、事業活動の活性化に努めていきたい」と話し、町産業建設課の山下真一産業建設課長も祝辞を述べた。

 総会は委任状含め54人の過半数で成立。事務局からは、同支部会員は4年度当初の90人から86人に減少したことなどが報告された。

 令和4年度はコロナ禍で中止となった事業もあったが、感染症対策を行い、親睦ゴルフ大会や菊地幸夫弁護士を招いての講演会も実施した。

 5年度の重点事業として「ポストコロナ・物価高騰対応のための事業者支援の強化」「商工会の組織力の強化」「経営発達支援事業の積極的推進」「消費税インボイス対策等への支援の強化」「事業承継等の推進の強化」「デジタル化・生産性向上のための支援強化」「小規模事業者の防災・減災対策の支援」の七つを挙げた。

 地域振興事業では▽町盆供養花火大会▽太地浦くじら祭▽道の駅朝市への協力▽町くじら浜駅伝大会の協力▽第26回商工祭「南の国の雪まつり」への出店▽支部講演会▽支部映画鑑賞会―などの事業について説明した。

 親睦事業においては、恒例の親睦ゴルフ大会や支部親睦ボウリング大会に加え、町シール販売組合への協力やくじらTシャツとトートバックの販売を行うとした。

 その後、いさなの宿白鯨で懇親会を開き、一同が親睦を深め合った。

(2023年5月20日付紙面より)

4年ぶりに開催された通常総会=15日、太地町公民館
坂下行平支部長
森川起安会長
2023年05月20日
68 4年ぶりに本来の形で奉仕
 古座川河内祭保存会が決議  (河内神社 )

 串本町の古座川河内(こうち)祭保存会(杉本喜秋会長)が18日夜実施の総会で、今年の河内神社例祭「河内祭」について本来の形で奉仕することを決議した。

 2019年以来4年ぶりとなる判断で、杉本会長(77)は「これ以上延ばすといろいろと忘れてしまう。河内祭は残していかなければならない」と胸中を語り、古座区内での合意が整ったことに歓喜。今後、ともに奉仕をする4区をはじめとして各関係先との合意の取り付けに努めるという。

 河内神社は古座川の河口から約3㌔上流にある川中の島・河内島を神体とする聖域。例祭は古座区と古田区、古座川町の下部区、宇津木区、月野瀬区の計5区が7月25日に近い日曜日を本祭の期日として営んでいて、今年は同月22日(土)が宵宮、23日(日)が本祭となる。

 同保存会は古座神社にうつされている神霊(河内様〈こおったま〉)を宵宮から本祭にかけて河内島へいざなう奉仕「河内祭の御舟(みふね)行事」=国指定重要無形民俗文化財=を守る団体で、古座区内の奉仕関係諸団体代表者で結成している。今年の奉仕について、御舟を操船する古座勇進会とは不足する人員の確保や準備の面で同保存会も協力するとして御舟(神幸用船)2隻を出すこと、御舟謡(みふねうた)を受け継ぐ河内会とは会員数減に伴い1隻で生歌、1隻で収録音源を響かせることを申し合わせ。古座流獅子舞=国指定重要無形民俗文化財=を受け継ぐ古座青年会とそのOB会・古座獅子会は天狗(てんぐ)役の人選がこれからとなり仕上がりが間に合わないかもしれない点を含み置いて本来の奉仕をするとした。

 その他、古座中男子生徒に奉仕を求めている櫂伝馬(かいでんま)、ショウロウ、子どもみこし、御舟の航路確保(河道掘削)も奉仕ありきでこれから各関係先に協力を求めるとし、初動を固めた。

 先んじて古座区は全会一致で本来の奉仕をすることに賛同済み。同保存会でできない部分は区も協力し実現させる考えだという。

(2023年5月20日付紙面より)

過去の河内神社例祭「河内祭」の様子
古座区内での合意を整える古座川河内祭保存会の会員=18日、串本町古座
2023年05月20日
69 4年ぶりに花火大会開催
 熊野徐福万燈祭運営委員会  (新宮市 )

 熊野徐福万燈祭運営委員会(委員長=田岡実千年新宮市長)は19日、新宮市役所で本年度1回目の委員会を開いた。令和5年度熊野徐福万燈祭(第61回新宮花火大会)開催に向け事業計画などを承認。徐福供養式典は8月12日(土)、花火大会を13日(日)に開く予定とした。

 熊野徐福万燈祭は、秦の時代に渡来したと伝わる徐福の遺徳をしのぶために始まった花火大会。毎年8月12日に同市徐福の徐福公園で徐福供養式典が営まれ、翌日に熊野速玉大社下の熊野川河川敷を舞台に花火が打ち上がる。

 コロナ禍以前に花火大会が実施されたのは2019年が最後で、今年の開催が実現すると4年ぶりの実施となる。

 開会に当たり、田岡市長は「当市の夏の風物詩として多くの市民の皆さまに親しまれている花火大会。今年は新型コロナウイルス感染症法上の分類が5類に引き下げられた中、4年ぶりに開催できればと考えている」とあいさつ。

 「地域経済が低迷するなどの社会情勢下ではあるが、そのような状況にかかわらずご賛助いただける方々、花火大会を楽しみにしている多くの方々のご期待に応えるべく、皆さま方のより一層のご指導を賜ることができれば」と委員らに協力を呼びかけた。

 委員会では令和4年度の事業報告や収支決算、令和5年度の事業計画案、収支予算案を承認。賛助金集めや市負担金などについて意見が交わされた。

 なお、花火大会の延期日は同月20日(日)を予定している。

(2023年5月20日付紙面より)

2019年の花火大会の様子
2023年05月20日
70 マツバラン  新宮市  
2023年05月20日
71 見守り兼ねてマスクなど配布  高田地区福祉委員ら  (新宮市 )
2023年05月20日
72 伊作や春夫はどんな人  施設訪問控え事前学習  (神倉小学校 )
2023年05月20日
73 総合的な治水対策促進など求め  新宮市が国交省に要望  
2023年05月20日
74 安全運転など呼びかける  汐入橋交差などで夜間啓発  (那智勝浦町 )
2023年05月20日
75 自分たちのまちを知ろう  勝浦小3年生がまち探検  
2023年05月20日
76 44人の力作46点展示  第75回熊野美術協会展  (新宮市 )
2023年05月20日
77 一日も早い復興願う  熊野那智大社が義援金託す  (和歌山県 )
2023年05月20日
78 税の大切さ考える機会得る  高池小6年が租税教室参加  (古座川町 )
2023年05月20日
79 好評のため定期開催に  子育て支援のヨガ教室  (紀宝町社協 )
2023年05月20日
80 高齢者に交通安全の声かけを  紀宝町の弁当店を協力店に  
2023年05月20日
81 偽サイトなどに注意を  高齢者地域見守り隊が啓発  (紀宝町 )
2023年05月20日
82 1位に杉本光朗さん  写連新宮支部5月例会  
2023年05月20日
83 手を上げて+ありがとう  交通事故死ゼロ目指して  (こども新聞 )
2023年05月20日
84 ママも子どもも笑顔になる「疲れない食育」
 【第61回】減塩レシピ三つのヒント  

 前回は、塩分の取り過ぎの怖さと、取り過ぎた後の対処法をお伝えしました。

 今回は減塩食のヒントを三つお伝えしようと思います。

 一つ目は、「旨味(うまみ)を活用する」ということです。昆布やカツオ、干しエビや干し椎茸など、だしの素になる「旨味」は日本人にとっての味の決め手です。この旨味を活用することによって、塩味が少なくてもおいしく感じることができます。私のお勧めは「だしパック」の袋を破って、調味料として活用することです。「だしパック」にもいろいろ種類があるので、塩が入っていないもので、できるだけ細かいパウダー状のものを選んでください。「だしパック」の袋を破って、適量を炒め物やチャーハン・煮物などに塩代わりに使用します。

 これだけで味に深みが出て、塩をたくさん入れなくても味が決まるんです。もちろん、粉がつおや刻み昆布、干しエビなどを使うのも一つです。トマトにも旨味が詰まっていますので、煮物などにトマトを入れるのもお勧めです。

 二つ目は、「酸味を活用する」ことです。味には、相互作用があります。その相互作用には対比作用と抑制作用があるといわれています。例えばスイカに塩をかけると、スイカの甘みが引き立ったり、アイスクリームを食べた後に、フルーツを食べると酸っぱく感じたりしますよね。あれが、対比作用です。どちらかの味が引き立ったり、どちらの味も強く感じたりする作用のことです。抑制作用では、よくお酢と塩があげられます。塩辛いものに、酸っぱいものをかけると味が丸くなり、塩辛さが和らぐというものです。つまり、「酸っぱい」は、「塩辛い」を和らげるほど強い味だということです。例えば唐揚げに、塩をつけて食べる人もいれば、レモンをかけて食べる人もいますよね。酸味は、塩味と同じ作用があるということなんです。「少し塩をかけたいな」と思ったときは、ぜひレモンを搾ったり、お酢をかけたり酸味を足してみてください。これだけでも、ずいぶん減塩になると思います。

 三つ目は、「油脂分を活用する」ということです! ごま油やオリーブオイル・ラー油など香りが強い油は減塩の味方です。仕上げに少し回しかけるだけで香りとコクが足されるので、物足りなさがなくなります。今は、いろんなオイルが売っているので、トリュフオイルやレモンオイル・ワサビオイルなどいろんなフレーバーを試してみてもいいかもしれません。他にも、ナッツやゴマなどを散らすのもお勧めです。どれも塩が入ってないものを選んでください。

 まとめると、減塩のカギは「塩なしでいかに味を決めるか」ということになります。そのためには、この三つのヒント以外にも、スパイスを活用するのも一つです。ぜひ自分の好みに合う方法を探ってみてください!

(2023年5月20日付紙面より)

2023年05月20日
85 お悔やみ情報
  
2023年05月07日
86 太平洋岸自転車道をタンデムで
 走破目指し思いつなぐ  

 4月29日に千葉県銚子市を出発した、ナショナルサイクルルート「太平洋岸自転車道(PCR)」をタンデム(2人乗り)自転車で走破する「太平洋岸自転車道をタンデムでつないじゃえ2023」のメンバーらが4日、新宮市に到着した。参加メンバーらは翌5日に同市を出発。ゴールの和歌山市を目指す。

 PCRは、千葉県から神奈川県、静岡県、愛知県、三重県を通り和歌山県までをつなぐ、全長1487㌔の日本最長の自転車道。日本を代表する魅力的な自転車道として国内外にPRするため、2021年5月にナショナルサイクルルートに指定された。

 同年には、PCRの認知度向上、地域とPCRとのつながりの創出、活用方法の模索などのために民間の有志らが立ち上げた「太平洋岸自転車道を繋(つな)いじゃえプロジェクト」の発起人2人が同ルートの走破を達成。

 今回のプロジェクトは、大阪で介護・ケアワークに携わるメンバーが「もっと障害者スポーツ、タンデム自転車に関心を持ってほしい」と思い立ち、和歌山サイクルプロジェクトとともに企画した。

 タンデム自転車によるみんなに優しいサイクリングの実践・周知や、自転車とサイクリングルートを通した関係づくりなどを目的に掲げ、障害のある人などを後者ライダーとして迎えて7日までの9日間をかけてコースを走破する。

 なお、タンデム自転車は複数人が前後に並んで乗り同時に駆動することができる自転車で、障害者スポーツとしてのパラサイクリングでは視覚障害クラスの競技としてタンデム自転車を使用したレースが実施されている。障害があってもサイクリングを楽しめる手段として活用されており、各都道府県でも次々と一般公道などにおいて走行が解禁されている。

 6日目の4日の夕方に新宮市入りした参加メンバーらを、地域の自転車愛好家や市職員が歓迎した。メインパイロットの一人である、大阪府の介護会社「エールラインケア」代表で日本パラサイクリング連盟の小山結美さんは、タンデム自転車の安全性と、障害者だけではなく、一般の人にもその楽しさを広く知ってもらいたいと思いを語り「今回のプロジェクトでは立ち寄ったポイントでタンデム自転車の体験会も行うことができた。タンデム自転車を知ってもらう機会の提供や自転車を通した交流を今後もつないでいきたい。安全にゴールを目指したい」と話していた。

 一行は7日午後、終点の和歌山市加太に到着する予定。

(2023年5月7日付紙面より)

新宮市に到着したプロジェクトメンバーを歓迎=4日、新宮市井の沢
2023年05月07日
87 英霊258柱の冥福祈る
 勝浦護国神社で例祭営む  (那智勝浦町 )

 那智勝浦町勝浦の勝浦八幡神社(髙橋正樹宮司)境内にある勝浦護国神社で3日、第68回例祭が営まれた。午前9時から忠魂碑前で式典を、10時から同神社で式典と奉納行事を実施した。遺族や町消防団(下地将仁団長)、来賓など約50人が参列し、258柱の英霊に冥福を祈り白菊をささげ、平和と安寧を願った。

 護国神社は日露戦争以降の大戦に出兵、また消防団員として尊い命を国にささげた人たちを神霊として祭っている。例祭は1955(昭和30)年に始まり、現在も勝浦6区で結成される同神社奉賛会(会長・坂井與己第6区長、勝浦地区区長会長)、勝浦遺族会、髙橋宮司の奉仕により、絶やすことなく営まれている。

 神社での式典では舟謡(ふなうた)勝謡会(中村誓会長)や神輿(みこし)会、櫂伝馬(かいでんま)保存会の会員らの歌声に合わせ、参列者が国歌を斉唱。髙橋宮司が戦没者の英霊や殉職者ら258人の名前を読み上げ、祝詞を奏上した。

 堀順一郎町長は「尊霊には先の大戦において、ひたすら祖国の興隆と同胞の安泰を願いつつ、尊い命をささげられました。消防殉職者におかれましては、郷土を思う不屈の消防精神の下、尊い犠牲となられましたことは、その勇気が永くたたえられるとはいえ痛惜の念に堪えません。私たちは戦火に、防災に散った尊い258柱のみ霊に見守られ、平和で明るく住みよい那智勝浦町を力強く築いていくことを謹んでここにお誓い申し上げる次第でございます」と慰霊の言葉を述べた。

 舟謡勝謡会らが舟謡を奉納し参列者が白菊を献花。その後、勝浦獅子神楽保存会(沖和也会長)が獅子神楽を奉納した。

 坂井会長は「258柱の英霊を追悼し、感謝の心をささげ、平和への誓いを新たにした。例祭にご参列いただき、ありがとうございました。年々、ご遺族の参列がさみしくなっているが、258柱のみ霊が祭られている限り、私たちが引き継いでいかなければならない。ご協力をお願いします」とあいさつした。

 この日は直会(なおらい)も行われた。集まった参列者らは食事を取り、会話を交わすなどして、共にひとときを過ごした。

(2023年5月7日付紙面より)

白菊をささげ冥福を祈った=3日、那智勝浦町の勝浦護国神社
勝浦獅子神楽保存会が獅子神楽を奉納した
2023年05月07日
88 GW後半、観光客でにぎわう
 ウミガメ放流会も大盛況  (紀宝町 )

 好天が続いたゴールデンウイーク(GW)後半の3~5日、各地の行楽地は観光客でにぎわいを見せた。新型コロナウイルス対策が緩和される中、紀宝町の道の駅「紀宝町ウミガメ公園」でもコロナ禍前に近い人出となった。

 「3日から急激に来場者が増えた。2年前、3年前とは比べものにならない人。これだけ忙しいゴールデンウイークは懐かしい」。観光客の子どもたちにウミガメを紹介する男性スタッフはそう話す。

 今年は、ウミガメタッチイベントをはじめ、フリーマーケット、屋台が登場。ウミガメ水族館の営業時間を延長するなどして観光客を迎えた。

 「こどもの日」の5日には、熊野灘の漁網にかかり保護していたアオウミガメの放流会を開催。多くの観光客らが見守る中、井田海岸から甲長40㌢、推定5~10歳のウミガメを海へと帰した。

 観光客らはスマートフォンでカメを撮影し、放流の際には「ばいばい、元気でね」と手を振った。

 臨時駐車場が常に満車になるなど、人と車であふれたウミガメ公園。県外から観光で家族と訪れたという男性は「ウミガメを初めて見て、放流まで経験できてラッキーでした。子どもも良い思い出になったと思う」と話していた。

(2023年5月7日付紙面より)

海へと帰るアオウミガメを見守る多くの観光客ら=5日、紀宝町井田
にぎわいを見せる紀宝町ウミガメ公園
2023年05月07日
89 スリルと景勝楽しむ
 北山村の観光筏下り開航  

 熊野川の支流・北山川で3日、筏(いかだ)に乗り急流のスリルと渓谷美を楽しむ北山村の観光筏下りが始まった。関係者らが参列し神事を執り行った後、救命胴衣を身に着けた観光客らを乗せた第1便が出発。乗客らは水しぶきを受けながら迫力満点の川下りを満喫した。

 筏下りは元筏師や村民の努力で1979年に観光筏下りとして再開し今年で44回目。特産品のかんきつ系果実「じゃばら」とともに村の基幹産業になっている。スギの丸太8本で組んだ床を七つ連結している筏は、全長約30㍍、幅約1・6㍍、重さは7㌧。手すりと席が設けられ、訓練を積んだ筏師たちが櫂(かい)で操船する。

 約5・5㌔を約70分かけて下るコースで、水量豊かな北山川の急流と渓谷の大自然、そして筏師の伝統技術を楽しむことができる人気のレジャーだ。例年なら年間約7000人ほどが体験に訪れるが、新型コロナウイルス感染症の影響で令和2年度は3251人、令和3年度は4277人にとどまった。昨年度は6310人が乗船し、コロナ禍以前の水準に戻りつつある。

 今年3月の京都・保津川下りの転覆死亡事故を受け、乗客の救助訓練などを集中実施し安全に万全を期した。運航責任者の山本正幸さんは「今年は川のコンディションが良い。山々の緑に包まれる癒やしの時間と急流のスリルを楽しんでほしい」と話していた。

 観光筏下りは1日2便。料金は大人6600円、小学生3300円。乗船対象者は10~75歳の健康、健脚な人。

 筏をゆっくり進めながら景観を楽しむことができる人気の特別便は14日(日)、6月4日(日)に運航予定で大人9900円、小学生6600円(弁当、お茶、おくとろ温泉入浴含む)。予約・問い合わせは北山村観光センター(電話0735・49・2324)まで。運航期間は9月30日(土)までを予定している。

(2023年5月7日付紙面より)

観光筏下りのシーズンがスタートした=3日、北山村
2023年05月07日
90 優勝は川村さん(男子)、渡辺さん(女子)
 新宮GG同好会「春季大会」  
2023年05月07日
91 峪孝さんが制覇
 田辺市長杯争奪弓道大会  
2023年05月07日
92 栄冠は那智勝浦の手に
 ナガセケンコー旗軟式野球大会  
2023年05月07日
93 「森のシャンデリア」  エゴノキの花咲く  (新宮市徐福公園 )
2023年05月07日
94 300人がサイクリング楽しむ  スターブリーズが入港  (新宮市 )
2023年05月07日
95 連休中の安全呼びかけ  ツーリングライダー対象に啓発  (和歌山県警 )
2023年05月07日
96 赤いTシャツで清掃活動  赤十字奉仕団が役場周辺で  (太地町 )
2023年05月07日
97 季節のお風呂を満喫  ピーアップシングウでしょうぶ湯  (新宮市 )
2023年05月07日
98 魅力発信や利便性向上を  念願のホームページ開設  (那智山青岸渡寺 )
2023年05月07日
99 予算編成に向け県に要望  田岡市長らが要望活動  (新宮市 )
2023年05月07日
100 昨年度の修学旅行受け入れ実績  和歌山県  
2023年05月07日
101 400㍉㍑献血に協力を  勝浦LCが奉仕活動  (那智勝浦町 )
2023年05月07日
102 和気あいあい時間過ごす  下里はまぼう会の集いの場  (那智勝浦町 )
2023年05月07日
103 和やかな時間過ごす  助産師迎えてサロン  (紀宝町 )
2023年05月07日
104 友愛の思いを次の世代に  総会で本年度事業など確認  (紀宝町遺族会 )
2023年05月07日
105 市の観光交流施設が誕生  世界遺産熊野古道館  (熊野市 )
2023年05月07日
106 子どもたちがゲーム楽しむ  こいのぼりのつどい  (鵜殿保育所 )
2023年05月07日
107 お悔やみ情報