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2023年05月31日
1 みんなに愛される校舎に
 本宮小学校で落成式  (田辺市本宮町 )

 田辺市立本宮小学校の体育館で28日、新校舎の落成式と地元記念事業が開かれた。田辺市の真砂充敏市長や教育・建築関係者、同校校舎建築委員会、全校児童53人と教職員、地元住民らが出席し、新校舎の完成を祝った。

 旧校舎は本宮町耳打の大塔川のほとりにあったが、2011年の紀伊半島大水害、18年の台風20号豪雨で2度の浸水被害を経験。保護者で組織する同校移設実行委員会(現・同校建築委員会)が市や県に諮り、今年4月に新校舎が完成して供用が開始された。

 新校舎は本宮中学校横にあり、木造1階建て、延べ床面積499平方㍍のコンパクトな造り。内装は紀州材を多用し、理科室や特別教室は中学校内にある。総工費は2億5725万7000円。

 落成式では真砂市長が「新校舎建設の財源には、24年から新しく導入される『森林環境税』を前倒しして使っている。約30年前に本宮町の中山喜弘町長が提唱した『森林交付税』がようやく実現した」と経緯を紹介し、子どもたちの成長に期待を寄せた。和歌山県議会の鈴木德久議員、田辺市議会の北田健治議長も祝辞を述べた。

 校舎建築委員会の内野一心会長は校舎の早期移転に尽力した人々へ感謝し「今後何十年も素晴らしい学びの場となるよう願っている」。田中活介校長は「校舎建設に当たり、多くの方から『子どもたちのためだから』という言葉を頂いた。未来に向けた希望と夢の詰まった校舎。家族や地域の方々に感謝し、新しい伝統をつくっていこう」と謝辞を述べた。

 児童を代表し、塩嵜愛莉さん(6年)が「この学校をいつまでもきれいに、大切に使っていきたいと思う。児童の皆さん、旧本宮小のように、みんなに愛される校舎になるよう、力を合わせて頑張っていきましょう」と呼びかけていた。

 地元記念事業では、記念DVD「本宮小学校の軌跡~そして新校舎へ~」の上映やコントラバス奏者・谷脇友里恵さんによるコンサート、東日本大震災からの復興を願う「復興桜」の植樹などがあり、最後は餅まきで盛大に締めくくった。

(2023年5月31日付紙面より)

新校舎前で盛大に餅まき=28日、田辺市立本宮小学校
新校舎横に「復興桜」を植樹する児童ら
2023年05月31日
2 「ごみゼロの日」に啓発活動
 散乱防止へ協力呼びかけ  (和歌山県 )

 和歌山県内の各保健所は30日、「ごみゼロの日」に合わせて管内各所で啓発活動を実施した。新宮市では、新宮市緑ヶ丘のファミリーマート新宮庁舎前店駐車場で新宮保健所職員らがドライバーや買い物客らに対し啓発物資を配布。ごみの散乱防止を訴えた。

 県では、6月の「環境月間」に併せて、ごみの散乱を「しない」「させない」「許さない」取り組みを強化している。

 今回の啓発はその一環で、「ご(5)み(3)ゼロ(0)の日」にちなんで一斉に実施された。

 「ごみゼロの日」は1982年に関東地方知事会関東地方環境対策推進本部空き缶等問題推進委員会が提唱した関東地方環境美化運動の日に由来する。その後、各地に広がり93年に厚生省(当時)が制定した「ごみ減量化推進週間」(その後「ごみ減量・リサイクル推進週間」に改称)の初日とされた。

 「環境月間」は6月5日の「環境の日」に基づくもので、月間中は全国で環境の保全に関する活動を行う意欲高揚を目指し、さまざまな行事が展開されている。県では今年、廃棄物スカイパトロールや廃棄物海上パトロールの実施を予定しているという。

 この日の啓発活動では、職員らが国道168号沿いに設置されている公衆ごみ箱の位置を周知するチラシとウエットティッシュなどを配布し環境美化に対する意識高揚を図り、ごみの散乱防止への協力を呼びかけた。

 衛生環境課環境係の世耕直行主任は「缶やペットボトルなど、飲み物のごみが点在しており、これから暑くなるとそういったごみの投棄が増えてくると思う。雨が降ると側溝から川や海に流れ込む可能性もあるのでごみ箱を利用してほしい」と話していた。

(2023年5月31日付紙面より)

職員がドライバーらに啓発物資を配布し協力を呼びかけた=30日、新宮市緑ヶ丘
2023年05月31日
3 630人、一斉に「めはり」頬張る
 オール熊野フェスタに1万2千人  (熊野市 )

 「絆・賑(にぎ)わい」をテーマにJR熊野市駅前広場で28日、「オール熊野フェスタ」が4年ぶりに開かれた。9回目の今回は晴天に恵まれ、過去最多の約1万2000人(主催者発表)が来場。毎年新記録を打ち立てるみんなでめはり「新記録に挑戦」では、前回の615人を上回る630人の参加者が「めはり寿(ず)し」を一斉に目を見開いて食べ、新記録も打ち立てた。

 熊野市と同フェスティバル実行委員会(野地伸卓実行委員長)が主催。物産展「オール熊野マルシェ」では、市内や市と交流のある宮崎県日向市、広島県熊野町の特産品が並んだ。

 会場にはボルダリングや消防・自衛隊・JRの展示をはじめ、にいひめちゃんトランポリンコーナーなども登場。周辺では「熊野いこらい市」も同時開催され多くの人で賑わいを見せた。

 ダンスチームM’sによるパフォーマンスで開幕。オール熊野合唱団や金山相撲とり踊り、松原獅子神楽、磯崎の舟歌、木本奉仕委員会の木遣り唄といった伝統芸能を繰り広げた。

 三重高校ダンス部は総勢116人で登場し、高校日本一のダンスパフォーマンスで魅了した。

 みんなでめはり「新記録に挑戦」では、630人が目を見開いて熊野の郷土料理「めはり寿し」を一斉に頬張った。新記録が生まれると会場から大きな拍手が起こった。

(2023年5月31日付紙面より)

新記録を達成した「みんなでめはり」=28日、JR熊野市駅前広場
三重高ダンス部がパフォーマンス
2023年05月31日
4 和菓子作りに挑戦
 児童向けの体験教室  (新宮市 )

 新宮市教育委員会が行う生涯学習講座として「和菓子づくり教室」が27日、新宮市立王子ヶ浜小学校であった。市内の小学4~6年生、30人が参加。季節の花や果物をかたどった和菓子作りを楽しんだ。

 新宮市蓬莱の和菓子店「柏堂切畑屋」の店主の切畑屋伊和男さんが講師を務めた。同教室は人気企画で、コロナ禍の前は毎年開催していたが一時中断、今回が4年ぶりの実施となった。

 切畑屋さんは「今日は楽しく和菓子作りをしたい。よろしく」とあいさつした。参加児童が挑戦するのは、「なでしこ」の花と果物の「びわ」だった。

 まずは児童を集め、切畑屋さんが手本を示した。「ガワ」にあたる練り切りをほんのりと着色し、あんを包み、木の串やへらなどを使って模様を作り、「なでしこ」や「びわ」を作ってみせた。児童らは技術と手際に驚き「きれい」「花びらだ」などと歓声を上げていた。

 この後、児童らが挑戦。切畑屋さんの指導や助言を受けながら、「なでしこ」と「びわ」を成形した。作る和菓子は児童の性格により、丁寧だったり豪快だったりさまざまで、各自が自分なりに仕上げていた。三輪崎小4年の川村いのりさんは「楽しかった。上手にできたと思う。和菓子作りは初めて。普段はあまり和菓子は食べないけど、今日は家で食べたい」と話した。

 これとは別に、切畑屋さんが水ようかんを作ってみせる一幕もあった。冷まして固める時間が足らないため、作ったものとは別に完成品が持ち込まれており、お土産として児童に配られた。

(2023年5月31日付紙面より)

切畑屋伊和男さんが作り方を教えた=27日、新宮市立王子ヶ浜小学校
参加児童が作った「なでしこ」と「びわ」
2023年05月31日
5 優勝は新宮弓友会
 50人が月例射会に参加  
2023年05月31日
6 GreeeeeenがV
 第38回紀南テニス協会団体戦  
2023年05月31日
7 SNSの危険性を学ぶ  生徒向け情報モラル教室  (近大新宮 )
2023年05月31日
8 新議長に東原伸也市議  紀南環境衛生施設事務組合  
2023年05月31日
9 サツマルリミノキの花  大門坂で咲き始める  (那智勝浦町 )
2023年05月31日
10 協力し合ってがんばる市小  春季合同運動会を開催  (那智勝浦町 )
2023年05月31日
11 ごみ処理はどのように  クリーンセンターを見学  (神倉小学校 )
2023年05月31日
12 元気いっぱい競技に臨む  宇久井小・こども園合同運動会  (那智勝浦町 )
2023年05月31日
13 花と色紙を届け感謝伝える  天満保育園で「花の日」  (那智勝浦町 )
2023年05月31日
14 若手指導意識し取り組む  望楼の芝で幹部教育訓練  (串本町消防団 )
2023年05月31日
15 視察研修や社会奉仕を再開  保福セで第1回理事会実施  (古座川町老連 )
2023年05月31日
16 地域展望など見据えて審議  H&Rで本年度通常総代会  (串本町商工会 )
2023年05月31日
17 横断歩道は注意して渡る  全児童対象に交通安全教室  (鵜殿小 )
2023年05月31日
18 ササユリとアジサイの競演  斜面に群生、咲き誇る  (紀宝町 )
2023年05月26日
19 ご神木「梛」の子孫を植樹
 御創建1900年に向け  (熊野速玉大社 )

 新宮市の熊野速玉大社(上野顯宮司)は24日、同大社のご神木「梛(なぎ)」の大樹から剪定(せんてい)した梛の木を境内に植樹した。梛は2028年に迎える、同大社御創建1900年の節目に当たって広く公開される予定だ。

 樹齢約1000年と伝わる同大社の梛の大樹は、熊野権現の象徴として信奉あつく、平和の象徴ともされている。

 このたび植樹した梛は、高野町の造園修景工房・山本園の代表取締役で樹木医の山本聰洋さんらが2010年に大樹の初期治療を実施した際に剪定した枝。枝は上富田町の県林業センターで挿し木していたが、約200本のうち残ったのは1本のみだったという。

 同大社では、御創建1900年の記念事業の一つとして、大樹の遺伝子を受け継ぐ枝の植樹を計画。参道沿いの「八咫烏(やたがらす)神社」と「鑰宮(かぎのみや) 手力男(たぢからお)神社」の裏の一角を仮植え場所に定め、植樹を実施した。仮植えは木を環境に慣らすためのもので、今後、木の成長などに伴い植栽場所を移すことも視野に入れている。

 植樹には、山本さんと同社社員らが協力。約120㌢の木を丁寧に植えて添え木をし、周囲に柵を設けて作業を終えた。山本さんによると梛は成長が遅く、1年で成長するのは10㌢程度だという。

 山本さんは「人間も元々は自然の生き物。(梛の大樹について)こうして千年も長い命で生きられるということは、その周辺が人間にとっても安心できる場所であることの象徴だと思う。その木が、安全で平和な場所であることを教えてくれる。ご神木にはそういった日本人の根源的な裏付けがあると思う」と話し、植樹した梛の成長を願った。

 濵中孝成禰宜(ねぎ)は「熊野の気候やこの環境にも慣れて成長してくれたら何より。葉も厚みがあって今の状態だと元気に育つと思う」と話し「手で触ると弱ってしまう可能性もあるので触れずに見守ってほしい」と呼びかけている。

(2023年5月26日付紙面より)

山本聰洋さん(左)らが植樹に協力=24日、新宮市の熊野速玉大社
同大社ご神木の梛の大樹
2023年05月26日
20 4年ぶりの灯ろう展に向け
 作品の貼り付け作業  (紀宝町 )

 ほたるを守る会(蔵本一範会長)は24日、紀宝町の鵜殿ふれあい会館で「ほたる灯ろう展」の会場に展示する灯ろう作品の貼り付け作業を行った。

 4年ぶりとなる灯ろう展は、紀宝町ふるさと資料館前広場で6月3日(土)午後6時30分始まり、町内の小学生が描いたホタル灯ろう作品193点を展示する。雨天順延。4日(日)も雨天の場合は田代体育館で実施。

 ほたる夢太鼓の演奏で開幕し、優秀作品表彰式、ホタル学習、○×クイズの後、灯ろうに明かりをともす。

 作業には、守る会の会員や町社会福祉協議会の有志、町職員ら20人が参加。児童が縦50㌢、幅100㌢の和紙にホタルを描いた作品を木製の灯籠枠に貼り付けた。

 2時間かけて作業した後、会長賞や町長賞、各学年の学年賞などを決めた。蔵本会長は「全小学校から応募があり、初めて出品してくれた1~3年生も上手に描いてくれた。久しぶりの灯ろう展なので、会員一同楽しみにしている。ぜひ、会場で子どもたちの作品を見てください」と話していた。

(2023年5月26日付紙面より)

貼り付け作業を行う守る会の会員ら=24日、紀宝町の鵜殿ふれあい会館
2023年05月26日
21 「ありがとう、またきてね」
 「スターブリーズ」が入港  (新宮港 )

 外国客船「スターブリーズ」(総トン数1万2969㌧、全長159㍍、ウィンドスタークルーズ)が24日、新宮港に入港し、同日午後に出港した。出港時にはお見送りイベントが行われ、梛(なぎ)の木見送り隊や地域住民、市のツイッターキャラクター「めはりさん」、県PRキャラクター「きいちゃん」らが手を振って見送った。

 クルーズ名は「日本をめぐる グラン・ジャパン・クルーズ」で行程は神戸~高松~鞆の浦~唐津~釜山(韓国)~長崎~鹿児島~終日航海~新宮~清水~東京。新宮港に降り立った191人の乗客らは、当地方の観光を満喫した。

 見送り時には、里中陽互・市観光協会長が「この地は、1日では回り尽くせないほどのたくさんの見どころがある。地域を挙げて歓迎させていただくので、二度、三度と熊野・新宮へお越しください」と呼びかけた。

 クルーズ客船歓送迎イベントでの演奏披露は約7年ぶりとなる、近畿大学附属新宮高校・中学校吹奏楽部が「Let’s Swing」や「リトルマーメイドメドレー」などを披露。同船は、地域住民や見送り隊らの「ありがとう」「またきてね」の声に見送られながら次の寄港地へ出発した。

 次回のクルーズ船の入港は6月8日(木)を予定。「飛鳥Ⅱ」が入港する。

(2023年5月26日付紙面より)

地域住民らに見送られ、次の寄港地へ出発=24日、新宮港
近畿大学附属新宮高校・中学校吹奏楽部が演奏で見送った
2023年05月26日
22 決意胸にし歌声響かせる
 嶋幸二14周年コンサート  (串本町 )

 串本町潮岬在住の演歌歌手・嶋幸二(本名・島田和幸)さんが21日、文化センターでのデビュー14周年記念のチャリティーコンサートを開き300人強の歌仲間や観客が多彩なステージ発表に親しんだ。

 収益を地元の社会福祉向上につなげる地域貢献の思いを込めて回を重ねている同コンサート。元アナウンサーの柿白享子さんに司会進行を求め、嶋さんが会長を務める潮岬(みさき)節保存会の踊り子連が友情出演でダンスを披露して開演を飾った。

 演歌を愛唱する歌仲間や西川流友千恵会社中の友情出演、歌手・橋度順子さんの特別出演を経て嶋さんのステージへ。花束などの激励を受けながら持ち歌や他曲のカバーで歌声を響かせ、続く若手の演歌歌手・朝花美穂さんのステージへとつないだ。

 嶋さんは同コンサート当日の10日前、妻の突然の他界に直面。悩み周囲に相談して励まされた末、歌手として行くべき道を進むことを決意し待つ観客のために同コンサートを敢行した。この決意を促した持ち歌「紀州の漁師」「渚(なぎさ)の思い出」の共同作詞作曲者・永田要之助さんの同伴を得ながら冒頭のあいさつでその胸中を打ち明け、精いっぱいのステージにしたいと思いを掲げて来場に感謝した。

(2023年5月26日付紙面より)

300人強の歌仲間や観客に向け歌声を響かせる嶋幸二さん=21日、串本町文化センター
開演を飾った潮岬節保存会踊り子連
2023年05月26日
23 優勝は金田さん(男子)、元平さん(女子)
 県年金受給者協会グラウンドゴルフ大会  
2023年05月26日
24 串本が優勝、下里準優勝
 全日本バレー東牟婁予選  ( )
2023年05月26日
25 4人が全国大会出場へ
 和歌山県空手道選手権大会  (和道流新宮支部 )
2023年05月26日
26 熊野川の自然を楽しむ  川下りフェスティバル  
2023年05月26日
27 育った野菜お裾分け  紀宝町の子ども食堂  
2023年05月26日
28 橋爪さん(紀宝)が優勝  三重県少年柔道選手権大会  
2023年05月26日
29 全国行きの切符を紀南に  県総体に向けて壮行会  (紀南高校 )
2023年05月26日
30 功労たたえ県知事表彰  新宮・東牟婁で2人受賞  (和歌山県 )
2023年05月26日
31 朗読劇で知る東くめ  児童が地域の偉人学ぶ  (神倉小学校 )
2023年05月26日
32 海邊俊行理事長を再任  新宮地方建設業協同組合  
2023年05月26日
33 有意義な活動環境目指し  市ボランティア・市民活動センター総会  (新宮市 )
2023年05月26日
34 1位に石田千代さん  写連紀南支部5月例会  
2023年05月26日
35 災害時の備えは大丈夫?  乳幼児の命を守る会が講座  (新宮市 )
2023年05月26日
36 晴天の下、収穫楽しむ  木の川認定こども園がイチゴ狩り  (新宮市 )
2023年05月26日
37 交流ミニ運動会楽しむ  下里こども園と南大居保育所  (那智勝浦町 )
2023年05月26日
38 子ども含む11人が作陶に挑戦  主催事業「日帰り!陶芸体験」  (潮岬青少年の家 )
2023年05月26日
39 町内6チームが試合に臨む サンゴ台で第19回ゲートボール大会 (串本町)
2023年05月26日
40 地域貢献に感謝状贈呈  宇久井区がカミジ技建に  (那智勝浦町 )
2023年05月23日
41 目指せ!インターハイ出場
 新宮市内の3高校で壮行会  

 和歌山県高校総合体育大会(インターハイ県予選)に向け、新宮市の県立新宮高校、県立新翔高校で19日、近畿大学附属新宮高校で22日、壮行会が開かれた。県内では5月下旬から31競技が行われ、優秀な成績を収めた選手・チームは7~8月のインターハイへの出場権を手にする。

  □     □

■新宮高校



 新宮高校では深野泰宏校長が激励。「(試合は)相手と戦うと同時に、自分自身との戦いでもある。支えてくれた方々への感謝を胸に、チーム一丸となって活躍してくれることを祈る。頑張って」と呼びかけた。3年生で生徒会長の磯﨑咲良さんも「記憶に残るような、良い大会になることを願う」と語った。

 これを受けて、各クラブの代表が決意を表明。「悔いのないよう全力を尽くす」「近畿大会への出場を目指す」「最後まで諦めずに頑張る」「自信を持って臨む」と力を込めた。

  □     □

■新翔高校



 新翔高校では出張中の宮井貴浩校長に代わり、上久保輝教頭があいさつ。「試合を楽しんで」「応援される選手、チームになって」「仲間や指導者を信じて」などと述べた。2年生で生徒会長の中澤優貴さんも「自分と仲間を信じて。健闘と活躍を祈る」と伝えた。

 出場選手を代表し、弓道部の主将を務める3年生の松畑真士希さんが宣誓。「ここまで来られたのは、顧問の先生や家族、仲間の支えがあったから。自分の力を信じ、練習の成果を発揮できるよう全力で頑張る」と強調した。

  □     □

■近畿大学附属新宮高校



 近大新宮高校では、出場する▽サッカー▽バレーボール▽バスケットボール▽卓球▽ソフトテニス▽空手▽なぎなた―の7クラブの代表がそれぞれの目標を掲げた。

 生徒会の前田一成会長は「皆さんはこれまで、一意専心の気持ちで努力を積み重ねてきた。その努力を尊敬している。力を発揮し、全力で楽しんできて」と激励した。池上博基校長はチーム一丸となることの大切さを述べ「近大新宮の良さは、選手が互いに思いやりを持って『頑張ろう』と声をかけ合えるところ。心を一丸として試合に臨んで」と語った。

(2023年5月23日付紙面より)

壮行会に臨む選手たち=19日、和歌山県立新宮高校
大会に出場する選手が入場=19日、和歌山県立新翔高校
拍手を受け選手たちが入場=22日、近畿大学附属新宮高校
2023年05月23日
42 熊野・新宮を広く発信
 総会で本年度事業など承認  (新宮ユネスコ協会 )

 新宮ユネスコ協会(中谷剛会長、個人53人、法人10社)は20日、新宮市井の沢の新宮ユーアイホテルで令和5年度総会を開いた。会員ら約20人が出席する中、本年度事業や予算などを承認。役員改選では中谷会長をはじめ、副会長や理事らを再任した。

 日本では、民間ユネスコ活動から起こったユネスコ運動が、政府、国会などに波及し、ユネスコ加盟の機運が高まっていったという経緯がある。1947年に宮城県で、世界で最初の民間ユネスコ運動団体「仙台ユネスコ協力会」が発足。新宮ユネスコ協会は2012年10月20日、和歌山県で7番目に立ち上げられた。

 開会に当たり、中谷会長があいさつ。「当協会においても新型コロナウイルス感染症の影響で2019年を最後に、恒例の講演会も開催することができなかったが、今年2月、『丹鶴ホール』でチベット出身の歌手・バイマーヤンジンさんをお招きし、文化講演会を開催することができた」と報告。

 現在、小康状態にある新型コロナウイルス感染症、ウクライナ情勢、ロシア政権などに言及し「ウクライナ侵攻はプーチン大統領の問題でありロシア国民の問題だと思っている。できる限り早い、より良い形の終結を望んでいる」と述べた。

 再任に当たっては「熊野・新宮をできるだけ発信していきたいという思いがある」と会員らに協力を求めた。

 来賓の田岡実千年市長は「先のバイマーヤンジンさんの講演では、チベットと日本の文化の違い、家族の在り方など、ユーモアを交えて語っていただき感動した」。

 同協会の日頃の活動や取り組みに感謝を伝え「今後も末永く文化や教育にご尽力いただけることを期待しています」とあいさつした。

 本年度の事業は▽ユネスコ文化講演会の実施▽熊野古道の実地学習と保全活動▽書き損じはがきキャンペーンへの参加▽平和への取り組み―などの事業を予定。県立新宮高校との共同活動として、新宮参詣曼荼羅(まんだら)の英語による絵解きも計画しており、ユネスコ・コングレス(代表者会)で発表する予定としている。

 総会後には、同協会理事の赤木克視さんによる講話「私の自然農法」があった。赤木さんは「技術がなく、費用がなくてもできる稲づくり」をテーマに、高田地区で自身が実践する自然農のノウハウを、獣害や害虫被害を含む失敗談などを交えながらスライドを使って説明。

 「素人も簡単に米を作れる方法を確立したと思っている。極めて安い金額で稲作をすることもできる」と紹介した。

(2023年5月23日付紙面より)

会員らが出席した総会の様子=20日、新宮市井の沢の新宮ユーアイホテル
中谷剛会長
赤木克視さん
2023年05月23日
43 全校一つになり活躍応援
 総体に挑む生徒を壮行  (串本古座高校 )

 和歌山県立串本古座高校(榎本貴英校長、生徒229人)が19日、第1体育館で総合体育大会出場選手壮行会を開き挑む生徒の活躍を期待して激励した。

 連帯感と愛校心の向上を目的とした生徒会執行部(前田美波会長)主導の恒例行事。本年度は▽サッカー部▽陸上競技部▽ソフトテニス部〈男女〉▽バレー部▽柔道部▽剣道部▽弓道部―が今月下旬~6月上旬に試合に臨む予定となっている。

 応援する側を代表して榎本校長は▽自信の気持ち▽仲間との絆▽周囲への感謝―を大切にして臨めば幸運が訪れ感動が得られると鼓舞し、「全校一つになって皆さんの活躍を応援する。しっかりと悔いを残さず頑張ってほしい」とあいさつ。各部の部長が大会日程と会場、意気込みを掲げ、同執行部の雑賀和さん(3年)は「これまれの練習の成果を十分に発揮できるよう全力で臨んでほしい。皆さんがこの部活に入って良かったと言えるような大会になるよう願う」と期待して壮行した。

  □     □

 各部が掲げた大会日程と会場は次の通り。

▽サッカー部=5月26日(金)、南山スポーツ公園〈初戦・対市立和歌山戦〉

▽陸上競技部=5月26日(金)~28日(日)、紀三井寺公園陸上競技場

▽ソフトテニス部=男子・6月1日(木)~3日(土)、女子4日(日)~5日(月)、かわべテニス公園

▽バレー部=6月3日(土)~4日(日)、田辺市体育センター

▽柔道部=6月2日(金)~3日(土)、白浜町立総合体育館

▽剣道部=6月5日(月)~7日(水)、和歌山ビッグホエール

▽弓道部=6月3日(土)~4日(日)、田辺市立弓道場

(2023年5月23日付紙面より)

総合体育大会に挑む生徒を壮行する雑賀和さんら=19日、和歌山県立串本古座高校
2023年05月23日
44 英霊に感謝し非戦と平和願う
 晴天の下、戦没者慰霊祭  (太地町 )

 太地町の飛鳥神社(髙橋正樹宮司)境内にある護国神社で20日、戦没者慰霊祭が営まれた。昨年は新型コロナウイルスの影響で3年ぶりの斎行となったが雨天のため、社務所内で斎行された。今年は晴天の下、遺族や関係者、自衛隊新宮地域事務所、三軒一高町長、太地町漁業協同組合、町職員ら約30人が参列し、国の繁栄の礎を築いた二百数十柱の英霊に感謝の誠をささげ、恒久平和を願った。

 同神社の例祭は遺族の高齢化などの影響で途絶えていたが、これを憂いた有志たちが友の会(久原拓美会長)を立ち上げて復活させた。今年で12回目。

 慰霊祭では、髙橋宮司が祝詞を奏上。参列者はそれぞれの思いを胸に白菊を供え、手を合わせた。

 久原会長は慰霊祭の準備などに取り組んだ関係者に礼を述べ「世界では紛争が絶えない。ウクライナの報道を聞くたびに心が痛む。悲惨な戦争は再び繰り返さない。世界の人々は平和に共存しなければならない。非戦と平和の願いを込め、現在の平安と繁栄の礎となられた方々の御霊(みたま)を安らかに祈らせていただいた」。

 戦後生まれの人々が多い現在に触れ「大多数の方が戦争を知らない現在。意識されることの少ない平和のありがたさ、命の尊さを再認識し、次の世代に伝えていくことが今を生きる私たちの責務だと考えます」と語った。

 髙橋宮司は「晴天の下、久しぶりに通常通りのお祭りができて良かった。各地でご遺族が少なくなる中、広い意味で町民や里の皆さまが遺族となる。お祭りは継続していくことが大切」と話した。

(2023年5月23日付紙面より)

遺族や関係者が参列した=20日、太地町の飛鳥神社
平和への祈りをささげる久原拓美会長
2023年05月23日
45 M氏賞など受賞者たたえる  熊野美術協会展表彰式  (新宮市 )
2023年05月23日
46 紀北支援学校が修学旅行  平安衣装で記念撮影  (那智勝浦町 )
2023年05月23日
47 美化意識の高揚図る  職員有志らが王子ヶ浜清掃  (新宮市 )
2023年05月23日
48 一日も早い開通に向け  熊野川河口に橋を架ける会が総会  
2023年05月23日
49 ハッチョウトンボ飛ぶ  国内最小、今年も羽化  (新宮市 )
2023年05月23日
50 害虫駆除に効果的  蓬莱地区福祉委員がホウ酸団子作り  (新宮市 )
2023年05月23日
51 絵本の世界を楽しむ  南大居保と大野保の園児  (那智勝浦町 )
2023年05月23日
52 自転車マナー向上へ  新翔高生徒が新宮署に協力  
2023年05月23日
53 「交通事故死ゼロを目指す日」  ルール順守を呼びかける  (紀宝署 )
2023年05月23日
54 人口減少対策などで意見聞く  議会と住民との懇談会  (御浜町 )
2023年05月23日
55 井上さん、松元さんが優勝  鵜殿区グラウンドゴルフ大会  (紀宝町 )
2023年05月23日
56 個別接種の受け付け始まる  コロナワクチン春開始接種  (紀宝町 )
2023年05月23日
57 作家を迎えて技術教わる  串本中2年木彫りに挑戦  (串本町 )
2023年05月23日
58 歓声響かせ熱戦繰り広げる  初夏の運動会体育祭始まる  (串本町 )
2023年05月23日
59 お悔やみ情報
  
2023年05月16日
60 交流継続し互いの発展へ
 白馬村長が表敬訪問  (太地町 )

 約40年にわたり太地町と姉妹都市提携を結ぶ長野県白馬村の丸山俊郎村長が12日、太地町の三軒一高町長を表敬訪問した。丸山村長の来町は初で、自動運転車両に乗車したほか、太地こども園や森浦湾などを視察した。

 白馬村と太地町は1984年に提携を結び、翌85年から太地小学校と白馬北小学校の交流が始まった。これまでは太地小児童が4年生の冬に白馬村を、白馬北小児童が5年生の夏に太地町を訪れていたが、コロナ禍で2年間訪問がかなっていなかった。

 昨年7月、3年ぶりに白馬北小が同町へ、今年1月に太地小が白馬村を訪れ、交流が再開された。

 丸山村長は、白馬村教育委員会事務局生涯学習スポーツ課の関口久人スポーツ振興係長らと共に、12日午後に熊野市で開催される令和5年度の中部ブロックB&G地域海洋センター連絡協議会総会に参加するために熊野入りしたという。

 丸山村長らは、自動運転車両を乗車後に▽燈明崎▽梶取崎▽(仮称)国際鯨類施設建設地▽太地こども園▽森浦湾―などを視察した。

 初の同町訪問や同町の施策について丸山村長は「白馬でも自動運転を試みたが、雪のため断念した。現在は、AI(人工知能)を用いたコミュニティバスを検討している。少子高齢化の波もあるため、将来的には違った形で自動運転にもアプローチしていきたい。また、こども園施設も素晴らしかった。太地町は福祉が非常に充実している。掲げられている理想をきちんと実現されている。想像以上にきれいな景色、とても素晴らしかった」と評価。

 コロナ禍で途絶えていた交流などにも触れ「白馬は雪と山だが、太地は海と海の生き物があって、われわれからすると非日常的な場所。互いのコンテンツを学び合い、リスペクトし合いながら、多様性の認識も構築していきたい。今回の5類移行のタイミングで、さらなる積極的な交流を図っていきたい」と話した。

 三軒町長は「子どもたちは交流によって成長する。白馬村は魅力的な村で、人が親切。見習うべき部分も多い。今後も交流を継続し、互いの町村のさまざまな発展につなげていきたい」と語った。

 その後、一行は同町のいさなの宿白鯨で昼食を取り、交流を深めた。

(2023年5月16日付紙面より)

三軒一高町長(右端)を表敬訪問した長野県白馬村の丸山俊郎村長(左から2人目)=12日、太地町役場
自動運転車両を試乗する丸山村長(前列左)
2023年05月16日
61 日頃の鍛錬の成果を披露
 不二流体術が演武奉納  (熊野那智大社 )

 古武術の不二流体術和歌山県支部新宮道場(山本盛夫支部長)は13日、那智勝浦町の熊野那智大社(男成洋三宮司)で奉納演武会を実施した。同大社での奉納は5回目で、第三代宗家の大嶋竜太郎さん他、県外からの参加者も含め16人が体術や棒術、剣術を披露。国内外から訪れた参拝者らが見物や撮影を行う姿も見られた。

 不二流体術とは、突き、蹴り、投げなどといった古来から伝わる日本伝統の総合武術で、審判のいないルール不在の中で行われるのが特徴。開祖・古賀不二人師が、合気道開祖・植芝盛平師、親和体道開祖・井上方軒師を源流に、真の合気武術を目指してより実践的に練り上げた。

 二代宗家・田中光四郎師を経て、現宗家の大嶋さんに伝えられた奥義は、講道館出身の柔気流宗家・八木不動師から伝授された柔気流の技を加えて、今や一段と深みを増しているという。

 正式参拝後に行われた奉納演武では、道着やはかま姿の門下生が素手による実践的な演武や短刀、木刀を用いた数々の技を披露した。子どもたちも元気いっぱい鍛錬の成果を発揮した。

 奉納後、大嶋さんは「コロナ禍の様子も少しずつ変わり、マスクを着用していない方の割合も増え、外国人観光客の方も多く見受けられる。非常に良い形に戻ってきた中で、神事や奉納を皆さんで盛り上げていかなくてはならないと思う。14日の熊野速玉大社での奉納は9回目。節目の10年に向けて努めたいです」と話した。

(2023年5月16日付紙面より)

演武を奉納した不二流体術和歌山県支部新宮道場の皆さん=13日、那智勝浦町の熊野那智大社
第三代宗家の大嶋竜太郎さんが演武を披露した
2023年05月16日
62 出身者の移民顕彰の象徴に
 串本にイペーの苗木を植樹  (南紀国際交流協会 )

 南紀国際交流協会(西畑栄治会長)が4月30日、串本町串本にある巡航船乗り場跡そばにブラジルの国花・イペーの苗木2本を植樹した。

 2月の主催講演会に登壇した県中南米交流協会会長の眞砂睦さんが第2回和歌山県人会世界大会(10月に田辺市や和歌山市で実施予定)に向けて植えるとした苗木。当時は3月中に植えるとしたが場所の確保に難航して実現できず、地元の南紀国際交流協会へ苗木2本を託して協力を求める形となっていた。

 以降、同協会が防波堤のかさ上げ工事が完了して間もない巡航船乗り場跡そばの造成地の一角に場所を確保。この日は西畑会長ら会員5人が集まり、支柱を立てて苗木を植えたという。

 主催講演会で語られたブラジル移民の第1号は潮岬出身の中井淺吉、太平洋戦争後の困窮を乗り越えるためにブラジル移民を奨励した当時の小野真次知事は田並出身、旧串本高校を経て移民の道を進んだ須賀得司さんは串本出身。ブラジルを世界有数の農業大国に押し上げ国の食事情をも一変充実させたことで国民から「農業の魔術師」とたたえられている日本人移民者や子孫である日系人。その躍進の一角で同町の出身者も複数関わっていることへの気勢を挙げてほしい、という思いで眞砂さんは今後の顕彰の象徴として同町への苗木の植樹を目指していた。

 植樹の代行を経て西畑会長は「ブラジルで成り立つ農業技術を確立した出身者が多い田辺市では、小中学校26校で26本の苗木を植えたと報告を受けている。串本町は最終的に造成地へ植える形となってしまったが、まずは一夏を越して根付くまで、できれば毎日水を届ける気持ちでこれから見守っていきたい」と話している。

(2023年5月16日付紙面より)

巡航船乗り場跡そばに植樹したブラジルの国花・イペーの苗木=11日、串本町串本
眞砂睦さんに代わって植樹する会員の皆さん(南紀国際交流協会提供)
2023年05月16日
63 熊野神社一行が三山へ
 3年ぶりに正式参拝  

 山口県山陽小野田市にある熊野神社の松田正寛宮司ら21人は13日、「熊野三山御礼詣り」で那智勝浦町の熊野那智大社(男成洋三宮司)を訪れた。コロナ禍で3年ぶりとなった一行での御礼詣りは厳かな空気の中、正式参拝を行った。

 全国にある熊野神社の総本社・熊野三山に感謝をささげるために、コロナ禍前までは毎年赴いていた同一行。

 バスや船で1500㌔以上の距離を経て参拝に訪れており、今回で53回目。最高齢98歳の参加者もおり、35回目を迎えたという。

 正式参拝では、男成宮司も参列し、神事が執り行われた。熊野那智大社独自の神楽である「那智の瀧舞」を巫女(みこ)が奉納。続いて、松田宮司や関係者らが玉串をささげ、参拝した。

 男成宮司は「遠路はるばるお越しいただき、感謝申し上げます。新型コロナウイルスも5類移行となり、穏やかなお気持ちでお参りいただけたのではないかと存じます。本当にありがとうございました」とあいさつした。

 熊野神社の松田真権宮司は「お声がけをさせていただき、皆さまとご一緒に御礼詣りに来られたのは3年ぶり。熊野三山を巡り、感謝の祈りをささげることができるのは、本当にありがたいです」と話していた。

 一行は、午後から新宮市の熊野速玉大社(上野顯宮司)で正式参拝を、翌14日は田辺市の本宮大社(九鬼家隆宮司)を訪れ、同じく正式参拝を行った。

(2023年5月16日付紙面より)

熊野神社の松田正寛宮司が玉串をささげた=13日、那智勝浦町の熊野那智大社
2023年05月16日
64 音楽に合わせて楽しく運動  「スマイルアップ体操」始まる  (紀宝町 )
2023年05月16日
65 ハープの音色に乗せて朗読  絵本の「おはなし会」  (紀宝町 )
2023年05月16日
66 地震・津波前後の行動考える  鵜殿地区のワークショップ  (紀宝町 )
2023年05月16日
67 もっと知ろう!大塔川  宇久井ビジターセンター  (那智勝浦町 )
2023年05月16日
68 楽しんで運動習慣身に付ける  映像プログラム体験教室  (那智勝浦町 )
2023年05月16日
69 橘大の学生もてなすマップ  熊野カフェが協力者募る  (那智勝浦町 )
2023年05月16日
70 晴天の下で遠足楽しむ  1年生と6年生の交流も  (三輪崎小学校 )
2023年05月16日
71 地元の自然を知ろう  丹鶴幼が園外保育  (新宮市 )
2023年05月16日
72 湿潤な木陰で鈴なりに  ユキノシタ咲き始める  (古座川町 )
2023年05月16日
73 イチゴにちなみ赤い魚紹介  水族館内で5月限定展示  (串本海中公園 )
2023年05月16日
74 本州最南端に光点が舞う  潮岬でヒメボタルが羽化  (串本町 )
2023年05月16日
75 お悔やみ情報
  
2023年05月11日
76 けん玉教室で互いに成長
 大会出場を視野に腕磨く  (新宮市 )

 「頑張れ」「落ち着いて」「集中、集中」「スピードいらんよ」。新宮市佐野のくろしお児童館の一室で仲間を応援し合う声が響く―。15年以上続くけん玉教室の一場面だ。現在6人の児童が月に2回、切磋琢磨(せっさたくま)し、けん玉の腕を磨いている。

 指導するのは、元小学校長で現在は、太地町立子育て支援室・子どもの居場所づくり指導員の村上和弥さんだ。学力向上や人格形成につながると考え、教師時代から30年以上にわたって子どもたちにけん玉を教えてきた。

 日本けん玉協会に所属し、二段を取得する村上さんは、けん玉で三つのC「コンセントレーション(集中力)」「コンフィデンス(自信)」「コントロール(調整力)」が養えると話す。

 けん玉によって、計算のミスが減少した事例もあるとした。これまでに、全国大会出場者を3人輩出し、うち1人は全国制覇を成し遂げている。

 村上さんは「けん玉道といって、武道と同じく、道が付く。三つのCだけでなく、礼儀や作法、相手を思いやる気持ちも育つ」と述べた。

 けん玉には級位・段位があり、近畿大会や全国大会も開催されている。試合は規定の種目を、決められた回数内で成功させ、点数を競い合う。

 同教室は、年度ごとの登録制で定員は10人。村上さんは、本年度メンバーの市立三輪崎小学校の浦晴之君(4年)と田原拓真君(6年)の2人が近畿大会で活躍できる可能性があると話す。

 練習日ごとに行われるけん玉検定において、2人はすでに準初段に合格。4月27日の検定では50点満点中、浦君が32点、田原君が41点をたたき出している。

 村上さんは「40点台なら近畿大会の決勝に出られる。けん玉は努力すれば報われる競技。2人の活躍はもちろん、メンバー全員の成長に期待している」と話した。

 浦君は「玉が入った時の爽快感が好き。拓真君と一緒に大会に出て、活躍したい」。

 田原君は「難しい技に成功した時がうれしい。検定では悔しい思いをしている。大会に出て優勝したいです」と語った。

 取材中、メンバーが礼儀正しく、互いを鼓舞・助言し合う姿が度々見られた。記者は、村上さんの言うけん玉の効果が表れていることを実感した。

(2023年5月11日付紙面より)

けん玉教室の皆さん=4月27日、新宮市佐野のくろしお児童館
練習の都度、試合も行われる
2023年05月11日
77 入館者数、コロナ禍前の水準に
 多くの人でにぎわったGW  (太地町立くじらの博物館 )

 新型コロナウイルスの5類移行を前に迎えた今年のゴールデンウイーク(GW)。太地町立くじらの博物館(稲森大樹館長)は、県内外から訪れた多くの来場者でにぎわった。連休中(1~7日)の入館者数は1万427人(「こどもの日」の5日に実施した小中学生無料の人数含む)で、2019年の9722人(同)を上回り、コロナ禍前の水準に戻った。

 同館によると、「こどもの日」の5日には769人の子どもが来館。19年は567人で、子どもの数も大幅に増加した。連休期間中に最も入場者数が多かったのは5日で2844人が訪れた。無料分の子どもの数を除いた数では、4日の2792人が最高となった。なお、昨年の同期間中の来館者数は9313人(「こどもの日」の小中学生489人含む)で、今年と同様、行動制限のなかった昨年よりさらに盛況だったことがうかがえる。

 連休中の感染症対策は、アルコール消毒などの対策は従来通りとした。マスク着用は個人の判断に任せる形を取った。

 今回の入館者数増について同館は、日の並びや天候に恵まれたことなどを要因に挙げている。

 稲森館長は「多くの皆さまにお越しいただき、ありがたい。コロナの5類移行もあって、今年は期待したい」。

 今後については「昨年度は教育旅行や旅行支援などがあった。コロナの緩和も含め、今年は来館者の構成も大きく変わってくる。初めて来られたお客さまに再び来館してもらえるように、また、外国人観光客の方々にも多く来てもらえるような計画や企画に努めていく」と話していた。

 今後は、コロナ禍中に実施できなかった学芸員が入館者を案内する「スポットガイド」や多言語の音声ガイド機器の貸し出し、特別イベントの開催も計画しているとした。

 そのほか、施設内での滞在時間増や満足度の向上に向けて9日から、飲食関連のキッチンカーの募集をホームページ上で開始した。土日や夏休みなどに館内敷地内で稼働する予定だ。

(2023年5月11日付紙面より)

多くの来場者でにぎわったゴールデンウイーク=4日、太地町立くじらの博物館
2023年05月11日
78 ペア8組16人競技に臨む
 孫(子)とGG楽しもう  (潮岬青少年の家 )

 串本町潮岬にある県立潮岬青少年の家の主催事業「こどもの日企画 孫(子ども)とグラウンド・ゴルフ(GG)を楽しもう」が6日にあり、ペア8組16人が競技に親しみながらの家族だんらんを楽しんだ。

 高齢者層に人気が高く、世代を問わず誰でも簡単なルールで挑戦を始められるニュースポーツ・GGを架け橋にし、こどもの日の家族だんらんを応援する体験プログラムとして計画。今回は孫や子とペアを組む高齢者層が競技愛好者ぞろいだったため、序盤は自由練習としてペアでGGに慣れてもらい、中盤以降2ペア一組でプレーに挑戦した。

 今回も日本GG協会公認のコース二つ(計16ホール)を使用。各ペアは2人が交互に打ち進めるルールで各ホールを回り、表彰はないがその合計打数でどのペアが1~3位になったかを発表してたたえ合った。今回は午後の天候の崩れを警戒し、当初予定していた敷地内での昼食休憩は省略。最後はこどもの日のプレゼントとして孫や子に菓子を配って締めくくった。

 この体験プログラムは昨秋に敬老の日企画として計画したが雨天中止となり、家族が帰省する今年の正月に合わせて再度計画して参加を呼びかけ初実施にこぎ着けた。その時に1位となった河田一夫さん・河田舞耶さんペアが今回も、2位と1打差の合計打数46で1位となった。

(2023年5月11日付紙面より)

日本GG協会公認コースでプレーに挑戦する参加ペア=6日、県立潮岬青少年の家
こどもの日のプレゼントを選ぶ孫や子どもら
2023年05月11日
79 音楽もっと大好きに
 ウインドカンパニーが演奏会  (那智勝浦町 )

 那智勝浦町立勝浦小学校(山下真司校長)で8日、ウインドカンパニー金管合奏団による演奏会が開かれた。同校の全校児童227人と同町立市野々小学校の児童25人が、プロによる生演奏を楽しんだ。

 ウインドカンパニーは「ウインドカンパニー管楽オーケストラ(吹奏楽団)」を母体に、主に関西で演奏活動を行っていたプロアーティストたちによって1994年に誕生。小学校から高等学校までさまざまな学校で音楽会を行い、弦楽や打楽器アンサンブル、混声合唱団、ジャズバンド、ポップスバンドなど多様なジャンルの芸術講演活動を続けている。

 この日は金管合奏団からトランペット、ホルン、トロンボーン、チューバ奏者の5人が来校し、児童の手拍子に合わせて「さんぽ」を演奏しながら登場。「ぞうの行進」ではホルンでゾウの鳴き声を表現し、「トランペット吹きの休日」では2本のトランペットによる繊細で軽やかな演奏技術を披露するなど、さまざまな演出や工夫で児童を楽しませた。

 楽器紹介では映画「崖の上のポニョ」やゲーム「スーパーマリオブラザース」からおなじみの曲を演奏し、楽器の魅力を伝えた。

 浪花蒼斗君(3年)は「アンコールのドラえもんの曲はもともと好きだけれど、演奏してもらってもっと好きになった。トランペットがかっこよかった」と話していた。

(2023年5月11日付紙面より)

金管五重奏で「さんぽ」を披露=8日、那智勝浦町立勝浦小学校
「ホ!ホ!ホ!」の振り付けを踊る児童たち
2023年05月11日
80 45人が熱戦繰り広げる
 第27回大石杯テニス大会  
2023年05月11日
81 色鮮やかなスイレンの花  寺谷総合公園で咲き始める  
2023年05月11日
82 水玉模様のテントウムシ  子育てサロンで制作  (紀宝町 )
2023年05月11日
83 上手にフラフープ回す  新体操幼児の部がスタート  (紀宝町 )
2023年05月11日
84 「楽しい毎日を送ってますよ」  西岡さん夫婦、人とのつながりが決め手  (移住×農家生活 御浜町の取り組み(終) )
2023年05月11日
85 絵本や絵画、人形など72点  田中千鶴見さんの作品展  (紀宝はぐくみの森 )
2023年05月11日
86 ウミガメってどんな生き物?  下里小5年生が学習  (那智勝浦町 )
2023年05月11日
87 古座川の大自然を満喫  フロンティアコース1年生  (近大新宮高 )
2023年05月11日
88 合気道と日本文化愛し  ウルス・ケラーさんら来日  (新宮市 )
2023年05月11日
89 個性豊かなお店がいっぱい  「くまのクエスト」にぎわう  (新宮市 )
2023年05月11日
90 会員17人で172点披露  町立体育館で黒洋画会展  (串本町 )
2023年05月11日
91 和歌山看護学部が寄託  串本町のトルコ義援金へ  (東京医療保健大学 )
2023年05月11日
92 大学教授交え取り組む  潮岬小の学力向上研究  (串本町 )
2023年05月11日
93 南紀熊野に水力発電所ができたわけ  ~明治後期から昭和初期の水力発電所~③  (「地質の日」特集 )
2023年05月11日
94 お悔やみ情報