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2023年05月27日
1 ホースの「穴」に要注意!?
 外来種のハチ、新宮市でも発見  

 外来種の「タイワンタケクマバチ」がこのほど、新宮市内で発見された。タイワンタケクマバチは竹ぼうきやゴムホースなどに巣を作る習性があり、刺されるなどの被害に遭わないために近づかないなどの注意が必要だ。

 タイワンタケクマバチはハチ目ミツバチ科。台湾や大陸中国南部~インドに自然分布する。体長2、3㌢程度で頭部や胸部、腹部は黒色。脚に黒色の毛を持つ。枯れた竹に営巣する性質があり、竹ぼうきや竹柵、枯れた竹、そして竹に似た色のゴムホースなどに2、3㌢ほどの穴を開けて巣とする。

 国内では2006年に愛知県豊田市で侵入を初確認。中国本土から輸入された竹材への混入が侵入経路と考えられている。以降、中部地方を中心に発見されており、近畿地方では奈良県、京都府、兵庫県、滋賀県で確認されている。

 熊野自然保護連絡協議会の瀧野秀二さんが、自宅の庭でタイワンタケクマバチを確認したのは今月上旬ごろ。緑色のゴムホースに止まって穴を開けようとしているところを捕獲したが、その後も別の個体を確認したという。

 このたび、新宮市で目撃情報があったため和歌山県にも広く侵入している可能性が高い。攻撃性は高くないが、巣に近づいたり刺激すると攻撃することも。毒性はスズメバチに比べると弱いとされているが、万が一刺された場合にはアナフィラキシーショックを引き起こす恐れもある。在来種のクマバチ(キムネクマバチ)と食物を巡る競争が起きる可能性も危惧されているほか、農具として竹を利用する農業、建築業などにも影響を及ぼすことも。

 また、タイワンタケクマバチには「クマバチコナダニ」というダニが寄生しており、このダニが在来クマバチに寄生したり、在来ダニと交雑したりするなどして生態系に影響する可能性もある。

 竹ぼうきやゴムホースに巣があることを知らないまま触ってしまったり刺激してしまったりすることで襲われる場合がある。

 環境省吉野熊野国立公園管理事務所では「香川県にも分布を広げているので和歌山県にいてもおかしくない。見かけた場合には刺激せずに放っておくか、他のハチ同様、殺虫剤で駆除を」と話している。

(2023年5月27日付紙面より)

ホースに穴を開けようとしているタイワンタケクマバチ(瀧野秀二さん提供)
2023年05月27日
2 「よりよい社会のため」
 児童が税の大切さ学ぶ  (王子ヶ浜小学校 )

 新宮・東牟婁租税教育推進協議会が講師を派遣して行う「租税教室」が25日、新宮市立王子ヶ浜小学校であった。6年生60人が受講、税の大切さを学んだ。

 同協議会が依頼のあった管内の学校で行っている。王子ヶ浜小学校では、公益社団法人新宮納税協会の会員の平美貴將さんが講師を務めた。組ごとに時間をずらして行われた。

 2組では、25人が受講した。平美さんは、児童にも身近な消費税に言及。「税率が日本では10%だが、外国は20%超えも多い」などと語った。税の種類として▽所得税▽酒税▽たばこ税▽自動車税▽法人税▽固定資産税などがあることを説明した。

 税に関するアニメを上映した。税金のない社会はどうなるかを描いたもので、火事の消火にお金がかかり、学費は自費、ごみは収集されず、救急車は有料、橋は壊れたままなどの惨状が示された。上映後の児童への「税金がある方が良いと思う人」の問いには、児童全員が挙手した。

 教育費として、いずれも1人当たり1年間で、小学生は約89万円、中学生は約105万円、高校生は約100万円がかかり、これに税金が使われていることを明かした。「税金は国民が力を合わせ、よりよい社会をつくるためにある」とまとめた。

 なお、授業用の教材の一つとして、1億円分の模造紙幣が用意されていた。児童らは、1000万円分の札束を手にして感触を確かめたり、1億円が入り重さ13㌔にもなるアタッシュケースを持ち上げたりした。

(2023年5月27日付紙面より)

平美貴將さんの説明を聞く児童ら=25日、新宮市立王子ヶ浜小学校
1億円の重さを確かめた
2023年05月27日
3 休日のクラブ活動、地域移行へ
 中学校で段階的に進める  (紀宝町 )

 紀宝町教育委員会は本年度から、休日に限り中学校クラブ活動の地域移行を開始した。段階的に進める計画で、町立矢渕中学校剣道部から取り組みを始めた。

 町では、生徒にとって望ましい部活動の環境構築と中学校での働き方改革の実現を図る観点から、段階的な地域移行に向けた課題に取り組むことを目的に、昨年度「町部活動の地域移行検討協議会」を設置。休日の部活動の地域移行について協議を続け「学校と地域で子どもを育てていく観点から部活動の地域移行を進めては」などの意見があった。

 紀宝剣道スポーツ少年団の協力が得られたことから、剣道部の地域移行を実施。4月から学校武道場で土曜日の午前中、岡芳治さんが指導に当たっている。

 剣道部はこれまで県大会優勝、全国大会出場などの成績を収め、全日本選手権優勝者を輩出するなど強豪で知られている。現在は3年生3人、1年生1人の男女4人が所属。顧問が剣道未経験者で、これまで部員が工夫して練習メニューを考えてきた。

 3人が紀宝剣道出身。検討協議会、町体育協会の会長を務める紀宝剣道の岡さんは「紀宝剣道で指導してきた生徒もおり、中学校で練習してきた良さを生かしながら、基本、応用の技を教えている」と話していた。

 谷口綾菜主将(3年)は「岡先生に来ていただいて、練習の中身が濃くなった」と感謝。部員4人は真剣な表情で竹刀を振り、2時間半の練習に汗を流した。

 町では今後、休日の地域移行は国、県他市町の動向を見ながら可能な部活動から検討していくという。

(2023年5月27日付紙面より)

地域移行した矢渕中学校剣道部の練習=紀宝町立矢渕中学校
2023年05月27日
4 有志120人が王子ヶ浜清掃
 ウミガメの産卵期前に  (近大新宮 )

 近畿大学附属新宮高校・中学校の生徒会(高校=前田一成会長、中学=谷瀬剛会長)は24日、全校生徒に呼びかけて王子ヶ浜の清掃活動を実施した。生徒有志120人が参加し、海岸のプラスチックごみなどを拾った。

 生徒会の企画・運営で、2008年から毎年3回の地域清掃や募金活動を実施している。同校からも近い王子ヶ浜は約4㌔にわたる砂礫海岸で、絶滅危惧種・アカウミガメが産卵に訪れる。和歌山の朝日・夕陽百選にも選定され、世界遺産「紀伊山地の霊場と参詣道」の一部である高野坂を歩く多くの観光客が訪れる。

 海岸に集まった生徒たちは、ビニール袋を手に漂着ごみなどを拾っていった。さまざまな団体が美化活動を行っているため、目立ったごみはなかったものの、ハマゴウの茂みにたくさんのゴルフボールや食品包装などが捨てられているのが見つかった。大きな漁業用の発泡スチロール製フロートなども持ち帰った。

 高校生徒会の前田会長は「皆さんの貴重な時間をボランティアに充てていただき、ありがとうございました。王子ヶ浜ではこれからウミガメの産卵が始まるそう。浜の環境保全や美しい熊野の景観を守ることに貢献できたのでは」と参加生徒たちへ感謝した。

 杉村奨生さん(高2)は「生徒会のおかげで、地域貢献の機会をつくることができてよかった。浜では缶や瓶、バーベキュー用の網などを見つけた。そうした物はきちんと持ち帰ってほしいと感じた。今後も活動に参加したい」と話していた。

(2023年5月27日付紙面より)

浜清掃に参加した皆さん=24日、新宮市
大きな発泡スチロール製フロートを持ち帰る
2023年05月27日
5 栄冠は太田始さん
 2023年度スクラッチ杯  (那智勝浦ゴルフ倶楽部 )
2023年05月27日
6 野尻畳店が制す
 第190回職場対抗ボウリング大会  
2023年05月27日
7 クローバーC、アベンジャーズBがV
 夏季ソフトバレー大会  
2023年05月27日
8 坂本さん(男子)、小坂さん(女子)が栄冠 那智勝浦町体協グラウンドゴルフ夏季大会 
2023年05月27日
9 河邉真優絆さんが全日本大会へ
 和歌山県空手道選手権  (太地拳和会支部 )
2023年05月27日
10 大きな声で「助けて!」  太田小学校で防犯教室  (那智勝浦町 )
2023年05月27日
11 北山小が特別賞受賞  わかやま環境賞  
2023年05月27日
12 「うまいもんマップ」発行  新宮市  
2023年05月27日
13 例会終え、27年の歴史に幕  地域の将棋発展に寄与  (南紀将ちゃん会支部 )
2023年05月27日
14 給食費無償化や宿泊クーポンなど  6月議会に28議案上程  (那智勝浦町 )
2023年05月27日
15 クワの実が赤く色づく  新宮市の山間部などで  
2023年05月27日
16 グラウンドゴルフ通して地域交流 5年ぶりの大会、盛況に (高田地区)
2023年05月27日
17 真っ赤なイチゴ味わう  わかば保育園が園外保育  (那智勝浦町 )
2023年05月27日
18 せわしく騒ぐひなに給餌  ツバメの子育てが活発に  (串本町・古座川町 )
2023年05月27日
19 看板などで協力を求める  古座川国際レースに向け  (古座川町 )
2023年05月27日
20 イベント出演者を受け付け  第16回串本まつりに向け  (串本町 )
2023年05月27日
21 熊野尾鷲道路の4車線化を  同盟会総会で決議案採択  (熊野市 )
2023年05月27日
22 梅雨前にホウ酸団子  紀宝町社協の寺小屋で  
2023年05月27日
23 南高梅の出荷始まる  6月下旬までに120㌧  (JA伊勢 )
2023年05月27日
24 お悔やみ情報
  
2023年05月25日
25 優先的に医療材料供給を
 スズケンと災害時協定締結  (新宮市 )

 新宮市と愛知県名古屋市に本社を置く大手医薬品卸会社㈱スズケンは23日、「災害時における医療材料等の供給に関する協定」を締結した。協定により、災害時に市が医療材料などの供給を要請した場合、同社から優先的に提供を受けることができる。

 国内外の医薬品・医療機器メーカーなどから医療用医薬品・診断薬、医療機器・医療材料、医療食品を仕入れ、全国の医療機関や保険薬局に供給する同社。全国各地の自治体とさまざまな連携協定を締結しており、地域社会への貢献を進めている。

 近い将来起こるとされる南海トラフ巨大地震により、大規模な被害発生と道路の崩壊などによる孤立化が危惧されている新宮市。協定により包帯やマスク、手指消毒剤、ガーゼ、ばんそうこう、紙おむつなどの衛生用品や医療材料が優先的に受けられることから、災害時の初期対応としての応急処置などにおいて大きな備えとなることが期待される。なお、同社は岩出市や御坊市、橋本市、田辺市などと同協定を締結しており、新宮市は県内で10例目となる。

 市役所で行われた調印式では、田岡実千年市長と和歌山営業部の福田崇雄・田辺支店長が協定書を交わした。締結に当たり田岡市長は「大規模な災害が発生した際には医療材料などの安定した供給の確保が最も重要な課題となる。協定は当地域の災害対策業務に大きく寄与するものであり、全国に事業を展開されている御社との協定を大変心強く感じている」と感謝。

 「災害発生時には迅速、的確に対応できるよう、普段からの連携を密にしていきたい」と協力を求めた。

 和歌山営業部の川腰満営業部長は「和歌山県では54年前に新宮市に最初に支店ができた。この地で締結できたことをうれしく思っている。この協定締結が、新宮市の皆さまの笑顔あふれる豊かな生活のために少しでも貢献できれば」。

 福田支店長は「災害時に協力できることを提案させていただき、災害時の対応を模索していきたい」と述べ、市の防災訓練などへの参加・協力にも意欲を示した。

(2023年5月25日付紙面より)

調印式に出席した(左から)竹田和之防災対策課長、田岡実千年市長、福田崇雄・田辺支店長、川腰満・和歌山営業部長、島克年・新宮営業所長=23日、新宮市役所
2023年05月25日
26 最優秀賞「宇宙ふれあいホール Sora-Miru」
 旧古座分庁舎の新名称発表  (串本町、応募総数307点の中から選定 )

 串本町が22日、旧役場古座分庁舎の新しい施設名称案募集の選定結果を発表した。最優秀賞は「宇宙ふれあいホールSora―Miru」〈町内の谷口遥馬さん発案〉。同町はこれを選定名称とし、現在実施中のリノベーション完了後に名称変更するとしている。

 現本庁舎完成に伴い出張所を残して役場としての機能を終了した同分庁舎。以降、2021~23年度の3カ年計画で宇宙関係の振興拠点としてリノベーションが進んでいて、先んじて臨場感シアターなどが完成している。本年度は展示スペースや図書スペース、および内外装を整えて年内、早ければ晩秋ごろにリニューアルが完了する見込み。別系統で2階部分には古座サテライトオフィス(シェアオフィスとコワーキングスペース)が整備され、こちらは前年度から供用が始まっている。

 これら内容と選定基準を伝えて募集したのが新しい施設名称案で、3月28日から4月21日まで応募を受け付け。町内外から307点が寄せられ、同町が設置した選定委員会が審査をして選定名称とする最優秀賞1点と優秀賞3点を決めた。

 優秀賞は▽串本宇宙ふれあう館〈和歌山市の川口亮さん発案〉▽宇宙ふれあいパーク串本〈町内の松本太さん発案〉▽ソラノネイロKUSHIMOTO〈神奈川県横浜市の柳原幸子さん発案〉―の3点で、同町は今月22日付で応募者に選定結果の通知を送付した。選定名称に基づく施設ロゴマークの作成も進めていて、6月上旬ごろに完成披露する予定。デザインの都合でアルファベットを全て小文字表記とする場合があるとしている。

 同町企画課ロケット推進グループによると、谷口さんは「多くの人々で空を見上げてカイロスを応援する拠点になれば」という思い入れとともに名称案を託している。賞品贈呈の方法は同日現在検討中という。

(2023年5月25日付紙面より)

リノベーション後の旧役場古座分庁舎のイメージ図(串本町提供)
2023年05月25日
27 紀宝、御浜にIC計画
 紀宝熊野道路、熊野道路の説明会  

 紀伊半島一周を目指す高速道路の一部で、紀宝町、御浜町、熊野市を結ぶ紀宝熊野道路と熊野道路の事業説明会が23日、熊野市文化交流センターであった。国土交通省中部地方整備局紀勢国道事務所の市川幸治所長が説明。近隣市町の関係者に「命・絆・元気の道に向けて、東紀州を一つに、引き続き全力で事業に取り組んでいく」と伝えた。

 紀宝熊野道路は、熊野市久生屋町から紀宝町神内に至る延長15・6㌔の自動車専用道路で、2019年に事業化。1月に御浜町で中心杭打ち式が行われた。

 御浜町阿田和(紀南病院近く)と紀宝町神内にインターチェンジ(IC)を計画し、熊野道路と新宮紀宝道路に接続する。現在の用地進捗(しんちょく)状況は約10%で、引き続き用地買収を進めるという。

 熊野道路は、熊野尾鷲道路の熊野大泊(IC)から熊野市久生屋町に至る延長6・7㌔の自動車専用道路。14年度に事業化され、現在、橋の下部工事、改良工事などが進んでいる。

(2023年5月25日付紙面より)

説明会で紀勢国道事務所が示した紀宝熊野道路のイメージ図
2023年05月25日
28 4年ぶりのブルームへ
 派遣に向けての説明会  (太地町 )

 太地町国際交流協会(会長・宇佐川彰男教育長)と太地町は23日夜、町公民館で同町の姉妹都市であるオーストラリア・ブルームへの派遣事業説明会を開いた。派遣は新型コロナウイルスの影響で3年間中止されていたが、現在の感染状況などを考慮し、両者間での協議の結果、今年4年ぶりの再開となった。参加する中学生5人、高校生7人とその保護者が説明に耳を傾けていた。

 100年以上前、ブルームに同町から多くの移民が渡り、シロチョウガイ採取の潜水作業員として従事。ブルームの真珠養殖産業の発展に大きく貢献したことから、1981年に姉妹都市提携が結ばれた。

 派遣事業(青少年交流事業)は2008年から始まり、コロナ禍前までは毎年のように相互交流を重ねてきた。中学3年生が対象だが、今回はコロナ禍で参加を断念せざるを得なかった生徒も対象とし、高校生の参加もかなった。

 8、9日に生徒らは筆記試験や作文、面接の選考試験に取り組んだ。今回は町教育委員会の漁野文俊次長と櫻井敬人さん、町住民福祉課の中山恵さん、町総務課の南裕賀さんが引率する。

 8月19日(土)に出発し、29日(火)に帰町の予定。今年は参加者が多く、ホスト家族数が不足する可能性もあるため、中学生以外はホテルに宿泊しながら交流事業に参加する予定となっている。

 この日は、櫻井さんから、日程やパスポートの申請方法、電子渡航許可(ETA)登録、健康チェック表や同意書などの説明があった。

 櫻井さんは「ホームステイ先でのマナーなどにも注意してほしい。せっかくの機会なので、太地ではできないことに取り組んでほしい」。

 宇佐川会長は「日本では学ぶことのできないことが多くある。過去の参加者の中には人生が大きく変わった人もいる。有意義な人生の旅にしてほしい」とあいさつした。

 和歌山県立新宮高校2年の阪口玲奈さんは「先輩の話を聞いて、ずっと参加したかった。ブルームの皆さんと交流するのが楽しみ。看護師を目指しているので、多くの方々と関わることは、自分の糧になると思う」と語った。

(2023年5月25日付紙面より)

4年ぶりの派遣に向けて説明会を開いた=23日夜、太地町公民館
宇佐川彰男会長
2023年05月25日
29 串本町へ車いす1台を寄贈  チャリティー行事の寄付で  (県産業資源循環協会 )
2023年05月25日
30 全3回で魅力に触れる  木彫り体験教室始まる  (串本町公民館 )
2023年05月25日
31 環境保全や体験プログラム  宇久井海と森の自然塾が総会  (那智勝浦町 )
2023年05月25日
32 自覚や責任持ち尽力を  民児協が4年ぶりの総会  (那智勝浦町 )
2023年05月25日
33 ホタルブクロ咲く  王子町の遊歩道沿いで  (新宮市 )
2023年05月25日
34 ペーパークラフトに挑戦!  少年少女発明クラブ開講  (新宮市 )
2023年05月25日
35 自然楽しみジャガイモ収穫  「くまの里山」の恒例体験  (那智勝浦町 )
2023年05月25日
36 地域の偉人の足跡学ぶ ふるさと学習で施設訪問 (神倉小学校)
2023年05月25日
37 紀宝が優勝、鵜殿が準優勝  紀宝地区防犯少年野球大会  
2023年05月14日
38 瀞峡めぐりが人気
 前年比で122人増加  (GW観光客数 )

 新宮市の主要5施設の、ゴールデンウイーク(GW)中の観光客数がこのほど分かった。コロナ禍前には及ばないものの、多数が訪問。瀞峡めぐりは前年より122人増加した。その他4カ所は減少したものの、5カ所の合計では増加に転じた。

 ▽浮島の森▽徐福公園▽旧チャップマン邸▽熊野川川舟下り▽瀞峡めぐり―の5カ所の、4月29日から5月8日までの各日の数字が判明した。二つの川舟クルーズは、増水や雨で休みの日もあった。

 10日間の合計で、浮島の森の合計は457人。今年と同じく行動制限がなかった2022年は、同日間での合計が468人だったため、減少となった。コロナ禍以前の19年は、4月27日から5月6日までの10日間で1049人だった。

 徐福公園の合計は871人で、22年は925人なので減少。19年は1347人だった。旧チャップマン邸は合計で94人、22年は108人、19年は142人。ただし今年は、22年や19年にはない休館日が2回あった。

 熊野川川舟下りは、合計で235人、22年が257人。瀞峡めぐりは合計で434人、22年は312人。熊野川川舟下りは増水のため1回休みとなったのが影響したと予想される。瀞峡めぐりは、2回の定休日と1回の雨天休みがありながらも唯一、昨年以上の合計数となった。どちらの川舟クルーズも、19年はやっていなかった。

 5カ所の全体合計は2091人で、22年の2070人を上回った。ただし、瀞峡めぐり以外の4カ所は全て22年より減少しており、瀞峡めぐりが単独で引き上げた。19年は二つの川舟クルーズはまだないが、3カ所合計で2538人に達しており、コロナ禍前はいかに観光客が多かったかが分かる。

 瀞峡めぐりの受け付けを行う、新宮市熊野川町田長(たなご)の熊野川川舟センターの職員は、瀞峡めぐりの好調の理由について「近畿圏や愛知県から車で来るお客さんに、ちょうど良かったのでは」と推測する。

 「乗り場は玉置口で、送迎バスもないため、お客さんが車で行く必要がある。近畿や愛知から車で来るのにちょうど良い距離にあり、自然に触れられ、あまり体験することのない川舟に乗れる。天気にも恵まれた」と話した。

(2023年5月14日付紙面より)


2023年05月14日
39 4年ぶりに対面での開催
 更生保護女性会が総会  (太地町 )

 太地町更生保護女性会(北年美会長)は12日、同町公民館でコロナ禍のため、実施していなかった対面形式での総会を4年ぶりに開いた。事業計画ならびに予算案を承認したほか、同会を担当する住民福祉課の職員の自己紹介が行われた。

 北会長は「4年ぶりに対面での総会が開催でき、ほっとしている。現在、会員の高齢化が進み活動も困難になってきた。互いに健康に留意し、助け合いながら地域に根差した活動を展開したいと思います」とあいさつ。

 同会は青少年非行防止や子育てを支援するとともに、非行や犯罪に陥った人たちの社会復帰支援に取り組んでいる。

 総会では、前年度の事業報告に加え、和歌山県更生保護大会で同女性連盟会長賞を受賞した林殖子さん、増田伊久美さん、川村迪子さん、和歌山保護観察所長感謝状を受けた岩本チヨカさん、小貝みゆきさんの功績がたたえられた。

 本年度の事業として、県の大会や紀南ブロック研修会への参加、社会を明るくする運動(7月)、薬物乱用防止啓発活動(7、10月)などが挙げられ、承認された。

 下津公広住民福祉課長が、4月から始まった入学祝い金制度の内容や、同月に開始された町社会福祉協議会に事業委託している買い物支援サービスの詳細や利用者の反響、町地域福祉センター梛の活用などについて説明があった。

 続いて、総務課の和田正希さんが町の現状や取り組みを紹介。▽過去と現代にわたるクジラと人との関わり▽福祉施策▽梛の設置の理由▽30年にわたり進めるまちづくり―などを説明した。

 そのほか、好評を得ている「高齢者のための自動運転による公共交通サービスの導入」についても話した。

(2023年5月14日付紙面より)

更生保護女性会綱領を読み上げる会員の皆さん=12日、太地町公民館
北年美会長
2023年05月14日
40 ホタル乱舞、初夏の風物詩
 相野川沿いで幻想的に  (紀宝町 )

 紀宝町平尾井の相野川沿いで、ゲンジボタルが乱舞。川岸や草むらで無数の光りを放ち、幻想的な光景が広がっている。

 日本には約50種類のホタルが生息するといわれ、町内にはゲンジ、ヘイケ、ヒメの3種類のホタルが生息。今の時季はゲンジボタルで、6月にはヘイケボタル、ヒメボタルが飛び始める。

 相野谷小学校沿いを流れる相野川の周辺では、例年より早く、今月上旬ごろからゲンジボタルが飛び始めた。

 町内でホタルの保護活動に取り組むほたるを守る会は、町内3地区7カ所にホタルの保護啓発を呼びかける看板を設置しており、蔵本一範会長は「観賞する際は静かに見守ってほしい」と話している。

(2023年5月14日付紙面より)

無数のホタルが飛び交う=12日、紀宝町平尾井
2023年05月14日
41 絵や花の力作と茶を楽しむ
 15周年迎える町民展示祭  (那智勝浦町 )

 那智勝浦町文化協会(後誠介会長)、町民展示祭実行委員会が主催する絵画、生け花、呈茶の合同展「第15回町民展示祭」が13日、町体育文化会館で始まった。来場者は会員の力作やお茶を楽しんだ。最終日の14日は午前9時から午後3時まで。

 展示祭は絵画の弁天画会(平内嘉子会長)、生け花の花好きクラブ(牧邦子代表)、茶道表千家流音無会(築紫充代会長)の3団体が成果を発表する場。

 例年多くの来場者でにぎわっている。今年は15周年を記念して、各団体でくじ引きを実施。「はがき絵」「ブーケ」「懐紙」などが当選する催しも好評を博している。

 感染症対策のため、マスク着用と消毒を呼びかけた。また、会場では、トルコ地震への義援金箱が設置された。

 弁天画会は、今年のテーマである自画像やはがき絵、自由作品合わせて67点を出展。平内会長は「興味がある人もない人も作品を見て、楽しんでいただけたら幸いです」。

 花好きクラブは季節の花を生けた作品約40点を展示。牧代表は「90歳を超える会員も頑張っている。自然の花々を生けているので、自然を感じていただけたら」と話した。

 茶道表千家流音無会は、例年好評の茶席を設け、来場者をもてなした。築紫会長は「感染症対策を施している。おいしいお茶を味わってください」と語った。

 町文化協会の後会長は「町に新緑を告げる催しであり、久しぶりと声をかけあえる場。出展者の方は来場者に見てもらうことで励みになり、生きがいにつながる。皆さまにも各門をたたいていただき、同様に生きがいを持っていただけたら」。

 会場に訪れた堀順一郎町長は「生き生きとした山野草や素晴らしい絵、おいしいお茶を毎年、楽しみにしている。多くの方にお越しいただき、元気をもらってほしい」と語った。

(2023年5月14日付紙面より)

多くの来場者が作品を楽しんだ=13日、那智勝浦町の体育文化会館
各団体の展示や催しを楽しむ
2023年05月14日
42 スモークツリーの花  新宮市のタウンガーデン  
2023年05月14日
43 下校児童の安全見守る  千穂の民生児童委員会  (新宮市 )
2023年05月14日
44 清らかな白い花  オオヤマレンゲ咲く  (新宮市・東仙寺 )
2023年05月14日
45 教会に豊かな音色響く  バイオリニスト・木野雅之さんが演奏会  (カトリック新宮教会 )
2023年05月14日
46 吸い殻など拾い町をきれいに  たばこ組合紀南支部が清掃  (新宮市 )
2023年05月14日
47 長年にわたり、福祉の増進に寄与  15人に厚生労働大臣特別表彰  
2023年05月14日
48 カップ麺積みに挑戦  恒例の紀の宝みなと市  (紀宝町 )
2023年05月14日
49 浅井さん、産屋敷さん優勝 75人がグラウンドゴルフで熱戦 (三和大会)
2023年05月14日
50 純白のセッコク、今年も美しく  神内神社のホルトノキに自生  (紀宝町 )
2023年05月14日
51 お悔やみ情報