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2023年05月18日
1 買い物支援サービス好調
 2回目も定員超す申し込み  (太地町 )

 太地町は今年4月から、65歳以上の町民を対象とした買い物支援サービスを行っている。町から事業を委託された町社会福祉協議会(岡本研会長)が運営。1回目が4月19日に実施され、好評を博したという。2回目の予約も28人に上り好調で、マイクロバスと大型乗用車の2台対応となり、今月17日に実施した。

 昨年、町が高齢者を対象に行ったニーズ調査で、日用品の購入などに困る声が多かったことから事業に踏み切った。今年3月の当初予算で35万4000円を計上し、議会で可決された。

 同サービスは買い物が困難な高齢者を、無料で新宮市のスーパーセンターオークワ南紀店などに送迎し、自身で買い物をしてもらう取り組み。予約制で月に1回実施。定員は20人。原則、午前の便のみだが、申込多数の際は午後の便も運行する。

 利用者は、店舗内外での移動や支払いが自身で行えることが条件。最寄りのバス停で待ち、マイクロバスなどで目的地へと向かう。

 申し込み方法は、初回利用時に申請書を記入し、町社協に提出する。2回目以降の利用は、希望の都度に、町社協に電話で申し込むことができる。

 ただし、毎年度1回は、身体状況や世帯状況などを把握するために、初回利用時と同様で申請書の提出が必要になる。町社協では、申請書を取りに来ることや提出が困難な場合は、対応するとしている。

 社協職員によると、夏場の利用に向けての保冷対策や買い物先の選択肢拡大などの検討もしているという。初回にサービスを利用した80代の女性2人は「年を取ると腰が痛くて自転車に乗るのがつらくなるので、連れてきてもらえると便利で助かる」「ずっと楽しみにしていた。今日はいろいろと買い物ができた。車に乗っていたが、正月に免許を返納したので、遠くに買い物に行けなくなっていた。今日は無事に買い物ができた」と話していた。

 岡本会長は「買い物支援と顔を合わすことのない町民同士のコミュニケーションの場や生きがいの創造にもつながっている。自らで買い物ができる方にはご遠慮いただいているが、こちらは今後の検討課題としたい。ぜひ、お気軽にご利用いただければ」と話している。

 次回以降は▽6月21日(申込期限が6月16日)▽7月19日(7月14日)▽8月9日(8月4日)▽9月20日(9月15日)▽10月18日(10月13日)▽11月15日(11月10日)▽12月20日(12月15日)▽1月17日(1月12日)▽2月21日(2月16日)▽3月18日(3月13日)―となっている。

 問い合わせなどは町社協(電話0735・59・3380)まで。

(2023年5月18日付紙面より)

初回の買い物支援サービスの様子=4月19日、新宮市佐野のスーパーセンターオークワ南紀店
2023年05月18日
2 熊野大花火で鬼ヶ城大仕掛け
 和田煙火店で花火作り  (熊野市 )

 300年以上の伝統を有し、熊野市が誇る真夏のメインイベント「熊野大花火大会」に向けて、熊野市有馬町の和田煙火店(和田祐加子代表取締役)の工場で、花火作りが続いている。東紀州地域で唯一花火を製造しており、夏の夜を華やかに演出する8000発を生産する。

 1914(大正3)年に創業して100年以上の歴史がある煙火店。新型コロナウイルスの影響で、数年間、各地の花火大会が中止となり、苦しい時期を過ごした。

 今年は熊野大花火大会が4年ぶりに、七里御浜海岸で8月17日(木)に開催されることから、フィナーレを飾る鬼ヶ城大仕掛けを担う。

 花火の生産は、ほとんどが手作業で、2号玉から〝尺玉〟と呼ばれる直径30㌢の10号玉までの大小9種類を作る。

 作業は「星かけ」「爆薬」「仕込み」「玉貼り」「天日干し」などの行程を作業員が分担で行い、一つの花火が完成するまでに2週間から1カ月近くかかる。星の燃焼速度がそろい、玉が丸いものがきれいな花火になるという。一尺玉は重さ8㌔にもなる。鬼ヶ城大仕掛けで毎年大人気の「彩色千輪」は2号玉を入れた一尺玉を打ち上げ、500発の花火をさく裂させるという。

 4代目の和田代表は「コロナで3年間も熊野大花火が中止になるとは思ってもみなかった。待ちに待った再開。鬼ヶ城大仕掛けでは合計1500発を打ち上げます。ぜひ、ご覧ください」と話していた。

(2023年5月18日付紙面より)

大小さまざまな花火を天日干し
熊野大花火大会に向けて花火玉作りが続く
2023年05月18日
3 音楽に合わせて発声実践
 スポーツボイス教室が開講  (新宮市 )

 新宮市役所別館で17日、「令和5年度スポーツボイス教室」が開講した。スポーツボイス公認インストラクターの森まりかさんが講師を務め、65~91歳の44人が音楽に合わせて発声しながら体を動かした。

 スポーツボイスは、プロが行っているボイストレーニングを誰でも簡単に楽しくできるように開発された運動で、音楽に合わせて発声しながら体を動かすもの。▽そしゃく・嚥下(えんげ)機能低下の予防・改善▽運動機能・体力低下予防▽認知機能低下予防▽ストレスの解消▽コミュニケーションの構築―などに効果があるとされている。

 新宮市では3年目となる取り組みで、本年度は3月まで月に2回のペースで20回の開催を予定。なお、前年度は前期・後期の2クールで実施していたが、継続的な教室参加に関する効果を加味し、本年度は年間通して開催していくという。

 参加者はストレッチで体をほぐすと、音楽に合わせて発声練習を実践。森さんから「筋肉に年齢は関係ありません。毎日、少しずつ取り組めば、より健康になると思います」などと説明を受けながら、普段はあまり使うことがないとされている顔や顎周辺の筋肉を動かし、約1時間かけて全身運動や喉の使い方、息の吐き方などを体験していた。

(2023年5月18日付紙面より)

音楽に合わせ体を動かす参加者=17日、新宮市役所別館
森まりかさん
2023年05月18日
4 練習成果を示し選考受ける 消防救助技術の訓練会 (串本町消防本部)

 串本町消防本部(泉紀人消防長)が16日、サンゴ台にある消防防災センターで第51回県消防救助技術会に向けた訓練会を開いて出場する代表チームを選考した。

 この技術会は、消防職員としての心技体と連携を培い他の模範となる者を育てることで救助技術の高度化を図る全国消防救助技術大会の趣旨に沿って年1回開かれている。同大会へ挑む県代表チーム選考を兼ねていて、今年は6月7日(水)に和歌山県消防学校=和歌山市=で実施予定。県内にある各消防本部で出場を目指す職員が鋭意訓練に打ち込んでいる。

 串本町消防本部では引揚救助の部で2チーム、ほふく救出の部で3チームが出場を希望。個々の鍛錬を経て3月から警防課の岩谷大輔係長ら同技術会の経験がある先輩の指導を交え、非番返上で練習に取り組んできた。訓練会は泉消防長ら同本部職員に練習の成果を示す内容で、同本部代表チームの選考を兼ねて実施。各チームは順次試技に臨み、後に選考を受けた。

 各チームの練習を統括する岩谷係長は「今年は若返りが特色。経験年数が短い選手もいる分、練習の回数を多くし若いという勢いも積んで挑んでもらえれば」とコメント。訓練会を始終見届けた泉消防長は「練習に頑張った成果を遺憾なく発揮し、仲間を信じて臆することなく大会に臨んでほしい」と出場する職員に期待を寄せた。

 同技術会のほふく救出の部は優勝で同技術大会、引揚救助の部は準優勝以上で消防救助技術東近畿地区指導会の出場権がそれぞれ得られる仕組み。同本部は2年前の第49回においてほふく救出で優勝、引揚救助で準優勝したチームを輩出した県内の強豪。相応に最上位の同技術大会が理想に掲げる状況が宿る中で今後、各代表チームをさらに鍛え上げて本番へ送り出すという。

(2023年5月18日付紙面より)

ほふく救出の試技に臨む職員=16日、串本町消防防災センター
訓練棟を用いて引揚救助の練習の成果を示す
2023年05月18日
5 各自が「てんでんこ」に逃げる  大津波想定して避難訓練  (成川小 )
2023年05月18日
6 横断歩道の安全な渡り方学ぶ  チャイルドシート推進モデル園  (うどの幼稚園 )
2023年05月18日
7 後継者育成し、未来につなぐ  海亀を守る会が早朝パトロール  (新宮市 )
2023年05月18日
8 部長に大林幸子さん再任  南紀くろしお商工会女性部が総会  (那智勝浦町 )
2023年05月18日
9 ヘビイチゴが実る  新宮市佐野の空き地  
2023年05月18日
10 ダンスやゲームを楽しむ  新木保育園が親子遠足  (新宮市 )
2023年05月18日
11 4年ぶりのクルージング  黒潮園がホエールウオッチング  (那智勝浦町 )
2023年05月18日
12 愛好者181人が個人戦で競う グラウンドゴルフ競技会「第1回記録会」 (串本町)
2023年05月18日
13 定数11に12陣営が出席  町議選立候補予定者説明会  (那智勝浦町 )
2023年05月18日
14 お悔やみ情報
  
2023年05月13日
15 「土と水と緑の学校」4年ぶりに
 アジア協会メンバーらが市長訪問  (新宮市 )

 (公社)アジア協会アジア友の会の村上公彦事務局長ら5人は11日、新宮市の田岡実千年市長を訪問し、新型コロナウイルス感染症の影響で3年間実施できずにいた「土と水と緑の学校」の再開に向け意見交換。学校に対する思いや今後の課題などを共有した。

 「土と水と緑の学校」は、新宮市、アジア協会アジア友の会、(一財)新熊野体験研修協会が主催する自然学校。大自然の中、地球の基本である土、水、緑について学び、その役割や大切さに気付いてもらうことを目的に1984年に開始した。

 40年にわたり、子どもたちの健全育成に寄与。毎年、約80人の小中学生が夏休みを利用して参加し、高校生以上のリーダーの協力を得て共同生活やさまざまな体験を通して熊野の自然やコミュニケーションの大切さなどを学んでいる。これまで、延べ2952人の子どもたちが参加した。

 前回、2019年には地元や大阪周辺、同市の姉妹都市・宮城県名取市から76人の子どもたちが参加。同市高田の高田グリーンランドを中心に、5泊6日の日程で班ごとに分かれてキャンプやカヌー遊び、水生昆虫の観察、ホエールウオッチングなどを体験したが、新型コロナウイルス感染症の影響で翌年以降は中止となっていた。

 今年は、新型コロナの5類移行などを背景に、日にちの短縮や参加人数の定員を約半数にするなどの対策を講じながらも8月4日(金)~8日(火)の日程で実施していく計画としている。

 この日、田岡市長と村上事務局長らは「リーダーの募集を始めているがリーダーの育成も必要」「3年のブランクは大きく、ノウハウの継承も難しい」などと現状や課題を共有。

 4年ぶりの開校に向け、村上事務局長は「事故のないように子どもたちに指導したい。今の子どもたちは体験が少ないと感じている。熊野の自然を体験していただき、機転力や洞察力、創造力などの知恵を養ってほしい」。

 田岡市長は「4年ぶりに開校できて本当にうれしい。子どもたちの元気な姿が見られることを、今から楽しみにしています」と話していた。

(2023年5月13日付紙面より)

アジア協会アジア友の会のメンバーらが田岡実千年市長(中央左)を訪問した=11日、新宮市役所
2019年当時の「土と水と緑の学校」閉校式の様子
2023年05月13日
16 交通安全呼びかける
 ドライバーらに街頭啓発  (那智勝浦町・太地町 )

 那智勝浦町では「春の全国交通安全運動」の初日となる11日午前7時30分、同町天満のAコープなち店前や汐入橋交差点付近で早朝街頭啓発があった。

 出勤の時間帯に合わせた運動期間中の恒例行事。堀順一郎町長や町職員をはじめ、町交通指導員協議会、交通安全協会新宮支部、新宮警察署、JAみくまの農業協同組合、那智勝浦自動車教習所などから25人が集まり、啓発を行った。

 堀町長が「思いやりを持って交通安全に取り組むことで、事故の減少にもつながる。皆さまが安心して暮らせる町にしていきたい」と訓示。

 町交通指導員協議会の塩﨑一男会長が「通勤・通学時間帯と重なり、交通量も多いと思いますので、啓発物資を渡す際には、ご自身が事故に遭わないよう、しっかりと安全確認をしていただきますようお願いいたします」とあいさつした。

 参加者はドライバーたちに「こどもを始めとする歩行者の安全の確保」「横断歩行者事故等の防止と安全運転意識の向上」「自転車のヘルメット着用と交通ルール遵守(じゅんしゅ)の徹底」など、運動の重点を記したチラシや町交通指導員協議会の発足50周年記念タオルなどの啓発物資を配布した。

 「現在、春の全国交通安全運動を実施しています。運転の際はお気を付けて、安全運転でお願いします」などと呼びかけた。

  □     □

 太地町太地の小畑石油前の交差点においても、午前10時45分ごろから街頭啓発を実施した。

 新宮署、交通指導員会、町職員、町立太地小・中学校の保護者、和歌山県職員、関西電力などから20人が参加し、啓発に取り組んだ。

 参加者は田辺市出身の落語家・桂三歩さんと共に声がけをしながら、啓発物資を配った。

 桂さんは「皆さま、安全運転を心がけておられるが、慣れが出てしまうと、事故につながる可能性もある。啓発を通して、交通安全の意識や大切さに気付いていただければ」と話していた。

(2023年5月13日付紙面より)

早朝街頭啓発に取り組む参加者ら=11日、那智勝浦町のAコープなち店
ドライバーらに交通安全を呼びかける=同日、太地町の小畑石油前の交差点
2023年05月13日
17 移動販売先で見守り活動
 串本町と自社作成の協定締結  (有限会社岡村 )

 三重県松阪市に本社工場を置く「有限会社岡村」(西口鐵也代表取締役)が11日、串本町と地域における見守り活動に関する協定を締結した。

 同社は1952年創業の豆腐・揚げ類製造販売会社。95年から移動販売業務を始め、その先々の地域から寄せられる見守り活動への誘いに応えて2020年9月、自社作成の同協定を伊勢市と初締結した。以降、今月10日までに三重県内で28市町村、和歌山県内で新宮市と那智勝浦町の2市町と締結済み。串本町との締結は同社として31例目、和歌山県内では3例目となる。

 この日は西口代表取締役と髙橋千秋顧問、金谷英生・営業課長兼総務課長が同町役場本庁舎を訪ね、田嶋勝正町長と福祉課の鈴木一郎課長が応対。両代表名で同協定書2通に署名をして締結し、西口代表取締役は「普段やっていることの範囲で町のお役に立てることは、私どもにとってもありがたいこと。地域の方にもっともっと使っていただけるようやっていきたい」、田嶋町長は「串本町も高齢化率が大変高く、65歳以上の1人住まいが2654軒もあるまち。健康なうちは特に問題なく生活されているが、年を重ねるごとにいろいろな不調が出て(周囲から)『あの人どうしたのかな』といった声が聞こえてくることもある。共に協力をさせていただくので、今後とも末永くよろしくお願いしたい」とあいさつを交わして歩み寄った。

 この協定は移動販売先で住民の異変に気付いた場合に自治体などとただちに連携し、迅速かつ適切な対応に寄与する内容。同社は現在白浜町や上富田町方面まで移動販売網を広げていて、同協定の内容にかなう展開が見込める状態に達し次第その地域の自治体に締結を申し入れるという。

  □     □

町の高齢者見守り協力事業者登録も



 この協定の趣旨は同町が22年度から導入している高齢者見守りネットワーク事業に通じる面があり、締結を機に同町はこのネットワークの協力事業者となることを同社に提案。承諾が得られたため締結後にその登録証を交付した。町内2事業者に続き3例目で、今後も登録増を目指すという。

 この事業の問い合わせは町福祉課(電話0735・62・0562)まで。

(2023年5月13日付紙面より)

協定書に署名する西口鐵也代表取締役(右)と田嶋勝正町長=11日、串本町役場本庁舎
2023年05月13日
18 まちのどこに何がある
 3年生児童が校区探検  (神倉小学校 )

 新宮市立神倉小学校(藪中秀樹校長)は11日、3年生の社会の授業の一つとして、校区探検を行った。70人の児童が旧市内を巡り、校区内のどこに何があるかを確かめた。

 教職員の引率で、学校を出発。▽和歌山地方裁判所新宮支部▽浮島の森▽新宮市保健センター▽オークワ新宮仲之町店▽仲之町・丹鶴・駅前本通り商店街▽新宮郵便局▽新宮駅▽徐福公園・蓬莱公園▽市役所・中央児童館▽井の沢放課後児童クラブ―を巡って学校に戻った。

 児童らは、地図やメモ、方位磁石、カメラなどを持って歩いた。方位磁石で時折、方角を確かめながら移動。中継点で立ち止まり、教職員に教わりながら、場所を地図に記録した。気付いたことはメモを取り、カメラで写真に収めるなどした。教員は「学校に戻ったら、地図記号を確かめてみよう」と呼びかけていた。

 児童らは道中、見慣れない物を見つけて友人と「何だろう」と話し合ったりしていた。浮島の森では「あれは浮いているの」と教員に尋ねていた。

(2023年5月13日付紙面より)

校区内を巡りどこに何があるかを確かめた=11日、新宮市の浮島の森
2023年05月13日
19 2大会で上位入賞果たす
 新宮ジュニアレスリングクラブ  
2023年05月13日
20 ボールに触れ競技楽しむ
 新宮RFCが「ラグビー体験会」  (新宮市 )
2023年05月13日
21 学校統合の説明受ける  育友会総会で保護者ら  (城南中学校 )
2023年05月13日
22 ジャケツイバラの花  熊野地方各地で  
2023年05月13日
23 「熊野誌」第66号発行  発売に合わせ常設展拡大  (新宮市立図書館 )
2023年05月13日
24 鈴島で「チゴガニダンス」  新宮市  
2023年05月13日
25 多くが集える憩いの場完成  瀧岡さんの友人らが祝う  (那智勝浦町 )
2023年05月13日
26 園庭開放、4年ぶり再開  6月20日にかけ全保育所で  (紀宝町 )
2023年05月13日
27 御浜中「自転車安全モデル校」に  「春の全国交安運動」出発式  
2023年05月13日
28 ホタル飛ぶ美しい町に  守る会が小学校で授業  (紀宝町 )
2023年05月13日
29 種から育てた苗を水田へ  三尾川小児童らが田植え  (古座川町 )
2023年05月13日
30 物資配り安全意識促す  くじ野川で春交安街頭啓発  (串本町 )
2023年05月13日
31 常設の利点生かし園芸も  集いの場で「桜カフェ」  (古座川町 )
2023年05月13日
32 お悔やみ情報
  
2023年05月02日
33 感謝をささげ、冥福祈る
 梶取崎で「鯨供養祭」  (太地町 )

 太地町は4月29日、過去に古式捕鯨の見張り台であった同町の梶取崎(かんどりざき)公園で「鯨供養祭」を営んだ。町漁業協同組合(脊古輝人代表理事組合長)、太地いさな組合(小畑充規組合長)、地域捕鯨を守る太地町連絡協議会(水谷育生会長)、町職員など約20人が参列し、古くから町民の生活の糧としてきたクジラへの感謝をささげ冥福を祈った。

 例年は100人ほどが参列しているが、新型コロナウイルス感染拡大防止の観点から今年も関係者のみでの実施となった。

 東明寺の関国昭住職が読経を行い、参列した各団体の役員や町幹部らが「くじら供養碑」に手を合わせた。

 参列した脊古代表理事組合長は「クジラたちの供養のためのありがたい行事。今後も誇りを持って継続していただきたい」。

 小畑組合長は「私たちはクジラの命を頂いて仕事をしている。食肉処理し市場に流通するのはどの肉にも共通すること。昔からクジラを捕って村が潤っていた。それが今の私たちにつながっている。若い乗組員や子どもたちにつないでいけるような仕事にしたい」と話した。

 漁野洋伸副町長は「太地町は400年以上クジラと共に歩み、その恵みで発展してきた。クジラの命の大切さやありがたみは町民が一番理解している。その思いを胸に刻みながら、今後もまちづくりに力を注いでいきたい」と語った。

 同町によると、来年は例年通りの「鯨供養祭」を営む予定だという。

(2023年5月2日付紙面より)

クジラに感謝をささげ冥福を祈る参列者ら=4月29日、太地町の梶取崎公園
今年も規模を縮小し実施
2023年05月02日
34 一人一人が尊重される社会を
 第94回新宮・東牟婁メーデー  

 労働者らによる決起集会「第94回新宮・東牟婁メーデー」が4月29日、那智勝浦町の勝浦地方卸売市場で、通常形式で4年ぶりに開催された。「支え合い・助け合う社会をつくり、くらしをまもる!笑顔あふれる未来をめざし力を合わせ、ともに進もう!」とするスローガンなどを承認し、安心社会の実現を目指す宣言をした。

 メーデー(労働者の日)は、労働者が権利要求と集会などの活動を行う日。第1回メーデーは1920年5月に東京で開かれた。

 主催は連合和歌山紀州熊野地域協議会。新型コロナウイルスの影響で、イベントを伴うメーデーは3年間中止となっていた。この日は、10団体約150人が参加した。

 式典では西瀬憲宏実行委員長は協力団体らに感謝を述べるとともに、5類移行となるコロナへの対応やロシアによるウクライナ侵攻を非難し、恒久平和を求めるとした。

 物価高にも触れ「連合では、28年ぶりに5%の賃上げ目標を掲げた。大手企業労使のけん引で、平均賃上げ率は3・69%と30年ぶりの高さとなった。一人一人が尊重され、誰一人として取り残されない、働くことを軸とする安心社会の実現に向け、協議会は心を一つにし、地域に根差した連合運動の推進を図っていく。多様性を認め合う社会を目指し、全ての仲間が連携し力強く行動することを皆さまにお願い申し上げます。共に頑張りましょう」と訴えた。

 来賓の東牟婁振興局の鳥羽真司局長と同町の瀧本雄之副町長らが祝辞を述べた。続いて、安藤大輝副実行委員長による「ガンバロウ三唱」が行われた。

 第2部「ゆとり・豊かさフェスティバル」では、ホットドッグ、唐揚げ、くじ引き、輪投げ、牛串などの模擬店が並び、「カウイオナラニ」によるフラダンスやTeam雅龍(がりゅう)によるよさこいのステージ披露があった。

 そのほか、豪華景品が当たる福引きや、北越コーポレーションによる「紙であそぼう!」「巨大おり紙・らくがきコーナー」、子ども対象のお菓子釣りもにぎわった。最後は「もち&お菓子まき」が盛大に行われた。

(2023年5月2日付紙面より)

「ガンバロウ三唱」を行う各団体の皆さん=4月29日、那智勝浦町の勝浦地方卸売市場
多くの人でにぎわった
2023年05月02日
35 潮風受け、七里御浜に250匹
 最後の「泳げ!鯉のぼりくん」  (熊野市 )

 ゴールデンウイークの風物詩「泳げ!鯉(こい)のぼりくん」が4月29日、熊野市の七里御浜海岸で4年ぶりに復活した。1㌔にわたり約250匹のこいのぼりが潮風を受け、気持ちよさそうに泳いでいる。5日(金・祝)まで。

 未来を担う子どもたちの成長を願い、七里御浜鯉のぼりの会(森岡忠雄代表世話人)が主催。毎年、市民らから寄せられたこいのぼりを掲揚してきたが、36回目の今回で最後となった。

 初日は、地元住民、協力団体、木本高校JRC部もボランティアで参加し、会員と共に掲揚作業。色とりどりのこいのぼりを結び、大空に放った。

 大小さまざまなこいのぼりが熊野の空に泳ぎ始めると、訪れた人たちから大きな拍手が上がった。森岡代表は「40年で36回目の開催となった。皆さんの思いがつながり続けることができた。観光客、帰省客の皆さんのゴールデンウイークの思い出になれば」と話していた。

 40年の節目を記念して、HanaHanaフラ、ダンスチームM’s、HulaHAPUNAの3チーム合同によるミニステージが3日(水・祝)午前11時から会場近くで開かれる。

 同会では今年で解散を決めており、継承する団体や有志などがあればこいのぼりや新調したばかりのロープ、ワイヤー、設置のノウハウなど引き継いでいきたいとしている。

(2023年5月2日付紙面より)

5日まで開催中の「泳げ!鯉のぼりくん」=4月29日、熊野市の七里御浜海岸
2023年05月02日
36 知って「防犯・防災・防衛」
 家族連れでフェスにぎわう  (自衛隊和歌山地方協力本部 )

 新宮市佐野のスーパーセンターオークワ南紀店で4月30日、ゴールデンウイークスペシャルイベント「紀南で防犯・防災・防衛フェスティバル」があった。さまざまな体験コーナーも設けられ、多くの家族連れなどでにぎわった。

 自衛隊和歌山地方協力本部が主催。同店や新宮警察署、那智勝浦町総務課防災対策室、自衛隊三重地方協力本部、航空自衛隊第5警戒隊が協力した。

 自衛隊の活動を知ってもらうとともに、これから迎える出水期を前に防災意識を高め、また、全国で被害が相次ぐ特殊詐欺などの犯罪に対する認識を深めてもらうことなどを目的に実施。29、30の両日、御坊市と田辺市においても同趣旨のイベントが開催された。

 イベント会場では、紀伊半島大水害、東日本大震災、阪神・淡路大震災の被害の様子を紹介するパネルや、災害備蓄品、簡易トイレ、パトカーや白バイ、軽装甲機動車などの紹介もあり、買い物客らは足を止めて展示に見入っていた。

 体験ブースでは缶バッジ作りや南極の氷展示、ロープワーク体験などがあり、自衛隊制服体験では、子ども用の制服を着せてもらい、マスコットキャラクター「みかんの助」や軽装甲機動車と共に写真を撮る親子連れの姿も多く見られた。

 同協力本部の住野具視・新宮地域事務所長は「自衛隊が活躍する場面がないことが一番だが、防衛のためや、災害発生時に動くことができるために、日々訓練に励んでいます。活動にご理解いただければ」と話していた。

(2023年5月2日付紙面より)

自衛隊の制服で「ハイ、ポーズ」=4月30日、新宮市佐野のスーパーセンターオークワ南紀店
親子連れなどでにぎわう体験コーナー
2023年05月02日
37 俳句と山草が見事に調和  喫茶きよもんで恒例の展示  (那智勝浦町 )
2023年05月02日
38 皇室の弥栄や国民の安泰祈る  昭和祭を厳かに斎行  (熊野那智大社 )
2023年05月02日
39 本年度の事業計画など承認  王子地区福祉委員会が総会  (新宮市 )
2023年05月02日
40 状況に応じた感染対策を  5類移行を受け、方針示す  (和歌山県 )
2023年05月02日
41 本紙エリアで6人受章  令和5年春の叙勲  
2023年05月02日
42 「こざがわ本棚」引き継いで  サテライト古座で植本祭  (串本町 )
2023年05月02日
43 望楼の芝に交流の歓声響く 小学校遠足シーズン始まる (串本町)
2023年05月02日
44 笑顔あふれる未来目指し  第94回紀南地区メーデー  
2023年05月02日
45 「お出かけ」楽しんで  熊野市立図書館で展示  
2023年05月02日
46 運動会や趣味の作品展も  4年ぶりに総会を開催  (紀宝町老連 )
2023年05月02日
47 例大祭で平穏願う  子どもたちも楽しむ  (貴祢谷社 )
2023年05月02日
48 お悔やみ情報