本宮小学校で落成式 (田辺市本宮町 )
田辺市立本宮小学校の体育館で28日、新校舎の落成式と地元記念事業が開かれた。田辺市の真砂充敏市長や教育・建築関係者、同校校舎建築委員会、全校児童53人と教職員、地元住民らが出席し、新校舎の完成を祝った。
旧校舎は本宮町耳打の大塔川のほとりにあったが、2011年の紀伊半島大水害、18年の台風20号豪雨で2度の浸水被害を経験。保護者で組織する同校移設実行委員会(現・同校建築委員会)が市や県に諮り、今年4月に新校舎が完成して供用が開始された。
新校舎は本宮中学校横にあり、木造1階建て、延べ床面積499平方㍍のコンパクトな造り。内装は紀州材を多用し、理科室や特別教室は中学校内にある。総工費は2億5725万7000円。
落成式では真砂市長が「新校舎建設の財源には、24年から新しく導入される『森林環境税』を前倒しして使っている。約30年前に本宮町の中山喜弘町長が提唱した『森林交付税』がようやく実現した」と経緯を紹介し、子どもたちの成長に期待を寄せた。和歌山県議会の鈴木德久議員、田辺市議会の北田健治議長も祝辞を述べた。
校舎建築委員会の内野一心会長は校舎の早期移転に尽力した人々へ感謝し「今後何十年も素晴らしい学びの場となるよう願っている」。田中活介校長は「校舎建設に当たり、多くの方から『子どもたちのためだから』という言葉を頂いた。未来に向けた希望と夢の詰まった校舎。家族や地域の方々に感謝し、新しい伝統をつくっていこう」と謝辞を述べた。
児童を代表し、塩嵜愛莉さん(6年)が「この学校をいつまでもきれいに、大切に使っていきたいと思う。児童の皆さん、旧本宮小のように、みんなに愛される校舎になるよう、力を合わせて頑張っていきましょう」と呼びかけていた。
地元記念事業では、記念DVD「本宮小学校の軌跡~そして新校舎へ~」の上映やコントラバス奏者・谷脇友里恵さんによるコンサート、東日本大震災からの復興を願う「復興桜」の植樹などがあり、最後は餅まきで盛大に締めくくった。
(2023年5月31日付紙面より)
散乱防止へ協力呼びかけ (和歌山県 )
和歌山県内の各保健所は30日、「ごみゼロの日」に合わせて管内各所で啓発活動を実施した。新宮市では、新宮市緑ヶ丘のファミリーマート新宮庁舎前店駐車場で新宮保健所職員らがドライバーや買い物客らに対し啓発物資を配布。ごみの散乱防止を訴えた。
県では、6月の「環境月間」に併せて、ごみの散乱を「しない」「させない」「許さない」取り組みを強化している。
今回の啓発はその一環で、「ご(5)み(3)ゼロ(0)の日」にちなんで一斉に実施された。
「ごみゼロの日」は1982年に関東地方知事会関東地方環境対策推進本部空き缶等問題推進委員会が提唱した関東地方環境美化運動の日に由来する。その後、各地に広がり93年に厚生省(当時)が制定した「ごみ減量化推進週間」(その後「ごみ減量・リサイクル推進週間」に改称)の初日とされた。
「環境月間」は6月5日の「環境の日」に基づくもので、月間中は全国で環境の保全に関する活動を行う意欲高揚を目指し、さまざまな行事が展開されている。県では今年、廃棄物スカイパトロールや廃棄物海上パトロールの実施を予定しているという。
この日の啓発活動では、職員らが国道168号沿いに設置されている公衆ごみ箱の位置を周知するチラシとウエットティッシュなどを配布し環境美化に対する意識高揚を図り、ごみの散乱防止への協力を呼びかけた。
衛生環境課環境係の世耕直行主任は「缶やペットボトルなど、飲み物のごみが点在しており、これから暑くなるとそういったごみの投棄が増えてくると思う。雨が降ると側溝から川や海に流れ込む可能性もあるのでごみ箱を利用してほしい」と話していた。
(2023年5月31日付紙面より)
オール熊野フェスタに1万2千人 (熊野市 )
「絆・賑(にぎ)わい」をテーマにJR熊野市駅前広場で28日、「オール熊野フェスタ」が4年ぶりに開かれた。9回目の今回は晴天に恵まれ、過去最多の約1万2000人(主催者発表)が来場。毎年新記録を打ち立てるみんなでめはり「新記録に挑戦」では、前回の615人を上回る630人の参加者が「めはり寿(ず)し」を一斉に目を見開いて食べ、新記録も打ち立てた。
熊野市と同フェスティバル実行委員会(野地伸卓実行委員長)が主催。物産展「オール熊野マルシェ」では、市内や市と交流のある宮崎県日向市、広島県熊野町の特産品が並んだ。
会場にはボルダリングや消防・自衛隊・JRの展示をはじめ、にいひめちゃんトランポリンコーナーなども登場。周辺では「熊野いこらい市」も同時開催され多くの人で賑わいを見せた。
ダンスチームM’sによるパフォーマンスで開幕。オール熊野合唱団や金山相撲とり踊り、松原獅子神楽、磯崎の舟歌、木本奉仕委員会の木遣り唄といった伝統芸能を繰り広げた。
三重高校ダンス部は総勢116人で登場し、高校日本一のダンスパフォーマンスで魅了した。
みんなでめはり「新記録に挑戦」では、630人が目を見開いて熊野の郷土料理「めはり寿し」を一斉に頬張った。新記録が生まれると会場から大きな拍手が起こった。
(2023年5月31日付紙面より)
児童向けの体験教室 (新宮市 )
新宮市教育委員会が行う生涯学習講座として「和菓子づくり教室」が27日、新宮市立王子ヶ浜小学校であった。市内の小学4~6年生、30人が参加。季節の花や果物をかたどった和菓子作りを楽しんだ。
新宮市蓬莱の和菓子店「柏堂切畑屋」の店主の切畑屋伊和男さんが講師を務めた。同教室は人気企画で、コロナ禍の前は毎年開催していたが一時中断、今回が4年ぶりの実施となった。
切畑屋さんは「今日は楽しく和菓子作りをしたい。よろしく」とあいさつした。参加児童が挑戦するのは、「なでしこ」の花と果物の「びわ」だった。
まずは児童を集め、切畑屋さんが手本を示した。「ガワ」にあたる練り切りをほんのりと着色し、あんを包み、木の串やへらなどを使って模様を作り、「なでしこ」や「びわ」を作ってみせた。児童らは技術と手際に驚き「きれい」「花びらだ」などと歓声を上げていた。
この後、児童らが挑戦。切畑屋さんの指導や助言を受けながら、「なでしこ」と「びわ」を成形した。作る和菓子は児童の性格により、丁寧だったり豪快だったりさまざまで、各自が自分なりに仕上げていた。三輪崎小4年の川村いのりさんは「楽しかった。上手にできたと思う。和菓子作りは初めて。普段はあまり和菓子は食べないけど、今日は家で食べたい」と話した。
これとは別に、切畑屋さんが水ようかんを作ってみせる一幕もあった。冷まして固める時間が足らないため、作ったものとは別に完成品が持ち込まれており、お土産として児童に配られた。
(2023年5月31日付紙面より)
50人が月例射会に参加
第38回紀南テニス協会団体戦
「海彩まつり」4年ぶりに開催 (新宮市 )
当地方を中心に県内外の踊り団体が多彩な踊りを披露する「第14回南紀海彩(かっさい)まつり」(同実行委員会主催)が6月4日(日)の午前10時~午後3時、新宮市佐野の新宮港緑地で開催される。北道江利実行委員長は23日、同市緑ヶ丘の東牟婁振興局で会見を開き、4年ぶりの開催に向け「踊りで地元を盛り上げたい」と意気込みを語った。
「南紀海彩まつり」は踊りを通じて地域、世代間の交流を深め、地域を活性化したいという思いから2006年に始まった。北道実行委員長が立ち上げた新宮市を拠点に活動するよさこいチーム「Team雅龍(がりゅう)」が、遠方でのイベント参加を通して他地方の団体と交流を重ねる中で抱いた「熊野地方にも来てほしい」といった思いがイベント開催への道標となった。
回数を重ねるごとに参加団体、来場者ともに増加し、コロナ禍前の2019年には46団体が参加し、1700人以上(主催者発表)が会場に訪れた。なお、同イベントは新型コロナウイルス感染症の影響で翌年以降は中止を余儀なくされていた。
今回は、当地方を中心に愛知県名古屋市や和歌山市、三重県伊勢市、鈴鹿市などから36団体が参加。よさこいやフラダンス、日本舞踊、ストリートダンスなどで会場を盛り上げる。近畿大学附属新宮高校・中学校吹奏楽部の演奏もイベントに花を添える。また、会場ではグルメやマルシェスペースも設けられるほか、和菓子のふるまい(数量限定)もある。
フラッグショーやスタンプラリー、豪華景品が当たるタオルくじなどの企画も盛りだくさんで、新たな試みとしてLINE(ライン)を使用した「なぞとき」なども開催予定だ。
北道実行委員長は「4年ぶりの開催で準備段階から忘れていることも多々あったが、踊り子だけではなくみんなが楽しめるイベントを目指している。多くの方に会場に足を運んでほしい」と来場を呼びかけている。
当日は小雨決行、荒天時は中止。イベントの詳細はホームページ(http://nankikassai.web.fc2.com/、QRコード)を参照。問い合わせは北道実行委員長(電話090・3052・4351)まで。
(2023年5月24日付紙面より)
磯観察会に親子ら16人 (太地町立くじらの博物館 )
太地町立くじらの博物館(稲森大樹館長)は20日、向島遊歩道沿いの磯で「磯のいきもの観察会」を開いた。町内外から親子16人が参加し、海の生き物たちの営みに触れた。
磯の岩場や潮だまりに残された生き物を採集・観察することで、その生態や海洋環境について考え、小さな生き物たちの営みに触れてもらおうと開催した。
この日は荻原拓さんら博物館スタッフがガイドを務め、海で遊ぶときの注意点や危険な生き物について解説。参加者たちはライフジャケットや軍手を身に着け、生き物探しへ出発した。
岩場や潮だまりの海藻の中にはさまざまな生き物が動いており、ハゼやナマコ、ウニ、ヤドカリなどが発見された。海藻のような毛が密生したケブカガニや、体中に海藻やサンゴを付けて天敵からカムフラージュしているイソクズガニ、体の上に小石などを乗せる習性を持つコシダカウニなどが発見された。
日本一小さい魚ともいわれるゴマハゼや、顔がカエルに似ているといわれるカエルウオなどの魚類は、博物館スタッフが同定に協力した。
家族で参加した森本美桜さん(太地小5年)は「今日捕まえたのはムラサキウニ。家から海が近いので、磯で遊ぶのが好きです。ウツボを捕まえたかったな」と話していた。
(2023年5月24日付紙面より)
大島支館が映画上映会開く (串本町公民館 )
串本町公民館大島支館(古田茂丈支館長)が20日夜、紀伊大島開発総合センターで映画上映会を開き20人が映画館を意識した視聴環境で作品鑑賞に親しんだ。
この上映会は、大島区長会の推挙に応えて本年度から着任した古田支館長(59)による新たな試み。自身の愛好を生かしてプロジェクターやスピーカーなど必要な資機材を教育委員会から借りて視聴環境を組み、区民の中心世代層を考慮して「なつかしい風来坊」(1966年製作)を初上映作品として選択。手作りの告知ポスターを掲げて、当日の来場を呼びかけた。
スクリーンとして縦2㍍、横約3・5㍍の古布を調達。少し黄ばんでいるが試写で気になるほどではないと確かめ、画面の大きさ優先で同センター備え付けのスクリーンではなくこれを使うことを決めた。上映前にはBGMを流し、飲み物を配って来場を歓迎。上映中は古布の横幅いっぱいに作品を投影し、音響も映画館に近いレベルで響かせて鑑賞した。映画館を意識しているが社会教育活動なので、入場料は無料。今回の成果を素地にして今後、同支館の定例活動として年6回程度の実施を目指すという。
「公民館だから文部科学省指定の映画を上映、とは考えていない」と語る古田支館長が見据える先は、サブカルチャーで区民が盛り上がる状況。秀でた伝統文化(水門祭など)を持つ一方、外の文化に親しむ経験が他の地域に比べてごく少ない点を映画の力で変えたいと意気込む。
いまひとつ、映画はテレビや最近はスマートフォンなどでも見ることができるが映画館には一人や少人数の鑑賞では得られない「みんなで鑑賞し、みんなで興奮する」という独特の後味があり、その要素も取り入れて区内を盛り上げることにこだわっている。
今後も洋邦問わず秀作を選びできうる限りの臨場感を出して上映するが、映画自体が若者志向の文化で年を取るほど見に行こうという気持ちが湧きにくくなる傾向があるので当面は機会が少ない年長を優先。若い頃に親しんだ興奮を思い出しながら鑑賞を楽しめるよう、レトロ作品を選ぶ流れで様子を見るという。
(2023年5月24日付紙面より)
色川棚田で田植え体験 (那智勝浦町 )
棚田を守ろう会(峯茂喜代表)の主催による「田植え体験」が21日、那智勝浦町小阪の棚田「米作り体験農場」であった。近隣をはじめ大阪や名古屋から多数が参加。昔ながらの手植えで苗を植えた。
同会は、2005年に前身団体が発足、翌年に名称を変更し、田植えや収穫の体験などを開催してきた。しかしコロナ禍の影響で中断し、この日は4年ぶりの実施となった。なお同町では11月に、第28回全国棚田(千枚田)サミットの開催を予定している。
参加者は、会のスタッフの指導を受け、田植えに挑戦。はだしや長靴で田に入り、苗を1束ずつ、手で植えていった。手や服を泥で汚しながら、少しずつ作業を進めていた。
峯代表(68)は「たくさん来てくれて喜んでいる。ここは色川の顔みたいなところ。できるだけ維持していきたい。ただ、会で維持ではなく、誰かが耕作してくれるのが本来の形。耕作してくれる人が(色川棚田に)入ってきてくれれば」と話した。
事務局の吉田創さん(53)は「体験を機会にこういう場所があることを知り、田んぼを耕して生活してくれる人が増えたら。サミットも盛り上がれば」と語った。
植える田は79枚で、面積の合計は0・4㌶。品種はコシヒカリともち米を少々で、豊作なら七、八百㌔の収穫になる。7月に草取り、9月に収穫の体験の実施を予定している。
(2023年5月24日付紙面より)
西田君、森本さんも準優勝 (北道院拳法錬成大会 )
新宮ソフトテニスが全国、近畿へ (和歌山県予選 )
学童軟式野球(B級)東牟婁大会
熊野ロードレースフェスタ
熊野地方を舞台に6月2日(金)から4日(日)までの3日間、国際ロードレース「熊野 INTERNATIONAL ROAD RACE フェスタ 2023」が開かれる。初日は「古座川国際ロードレース2023」、2日目と3日目は「第23回TOUR de KUMANO(ツール・ド・熊野)」を繰り広げる。NPO法人「SPORTS PRODUCE熊野」(角口賀敏理事長)が運営する。
両大会とも新宮市を拠点とする「キナンレーシングチーム」をはじめ国内12、海外6の全18チームが出場する予定。恒例のフォトコンテストや地元ケーブルテレビ局による生中継、動画投稿サイト「ユーチューブ」の「サイクリングチャンネル」での配信も計画している。
ツール・ド・熊野は「南紀熊野体験博」「東紀州体験フェスタ」の関連イベントとして1999年4月に初開催。地域の振興と地球環境に優しい自転車の普及を目的に「3DAY CYCLEROAD 熊野」が行われた。
2007年の第9回大会から「SPORTS PRODUCE熊野」が主催し、名称を「ツール・ド・熊野」に変更。翌08年からUCIアジアツアー2・2のカテゴリーに指定され「ツアー・オブ・ジャパン」「ツール・ド・北海道」と並んで国際自転車競技連合公認の国内3大レースの一つとなった。
これまで熊野地方の海や山、川の大自然を舞台に、新宮市熊野川町の「赤木川清流コース」、三重県熊野市紀和町の山間部を走る「熊野山岳コース」、太地町の「太地半島周回コース」の3ステージで催されていた。今年は対面走行区間での事故や落車のリスクを回避するための適切なルートを設定することが困難との理由から「赤木川清流コース」が中止となった。
それと入れ替わる形で「ツール・ド・熊野」の前日に、古座川町を舞台としたUCIレース「古座川国際ロードレース」を初開催する。
角口理事長は「コロナの影響もあり、近年は苦しい時期でしたが、大会を通して地域活性化に対し、起爆剤の一つとなることを期待しています」と話した。
(2023年5月20日付紙面より)
4年ぶりの総会開く (南紀くろしお商工会太地支部 )
南紀くろしお商工会太地支部(坂下行平支部長)は15日、太地町公民館で通常総会を開いた。コロナ禍だったことから、対面での開催は4年ぶり。本年度事業案などが話し合われ、全ての議案が承認された。
同支部ではこれまで、町盆供養花火大会や親睦ボウリング大会、太地浦くじら祭、道の駅たいじ朝市への協力とともに、講演会や映画鑑賞会などを開催し、会員の親睦や地域振興に努めてきた。
坂下支部長は「太地支所の会員さんの顔を見て、仕事をしてほしい。あいさつの充実・継続を大切にし、各企業による大事な部分などを考えサポートするなどして、入って良かったと思ってもらえる商工会づくりを目指していく。本年度は一つでも多く事業を進めていきたい。それには皆さま方のご理解・ご協力が必要。よろしくお願いいたします」とあいさつ。
同商工会の森川起安会長は「太地支部ではコロナ禍においても対策し、多くの事業を実施していただいた。感謝や敬意を表したい。また、坂下支部長の『旭日単光章』受章、おめでとうございます。今後も太地支部のご協力を頂きながら、組織運営の充実、事業活動の活性化に努めていきたい」と話し、町産業建設課の山下真一産業建設課長も祝辞を述べた。
総会は委任状含め54人の過半数で成立。事務局からは、同支部会員は4年度当初の90人から86人に減少したことなどが報告された。
令和4年度はコロナ禍で中止となった事業もあったが、感染症対策を行い、親睦ゴルフ大会や菊地幸夫弁護士を招いての講演会も実施した。
5年度の重点事業として「ポストコロナ・物価高騰対応のための事業者支援の強化」「商工会の組織力の強化」「経営発達支援事業の積極的推進」「消費税インボイス対策等への支援の強化」「事業承継等の推進の強化」「デジタル化・生産性向上のための支援強化」「小規模事業者の防災・減災対策の支援」の七つを挙げた。
地域振興事業では▽町盆供養花火大会▽太地浦くじら祭▽道の駅朝市への協力▽町くじら浜駅伝大会の協力▽第26回商工祭「南の国の雪まつり」への出店▽支部講演会▽支部映画鑑賞会―などの事業について説明した。
親睦事業においては、恒例の親睦ゴルフ大会や支部親睦ボウリング大会に加え、町シール販売組合への協力やくじらTシャツとトートバックの販売を行うとした。
その後、いさなの宿白鯨で懇親会を開き、一同が親睦を深め合った。
(2023年5月20日付紙面より)
古座川河内祭保存会が決議 (河内神社 )
串本町の古座川河内(こうち)祭保存会(杉本喜秋会長)が18日夜実施の総会で、今年の河内神社例祭「河内祭」について本来の形で奉仕することを決議した。
2019年以来4年ぶりとなる判断で、杉本会長(77)は「これ以上延ばすといろいろと忘れてしまう。河内祭は残していかなければならない」と胸中を語り、古座区内での合意が整ったことに歓喜。今後、ともに奉仕をする4区をはじめとして各関係先との合意の取り付けに努めるという。
河内神社は古座川の河口から約3㌔上流にある川中の島・河内島を神体とする聖域。例祭は古座区と古田区、古座川町の下部区、宇津木区、月野瀬区の計5区が7月25日に近い日曜日を本祭の期日として営んでいて、今年は同月22日(土)が宵宮、23日(日)が本祭となる。
同保存会は古座神社にうつされている神霊(河内様〈こおったま〉)を宵宮から本祭にかけて河内島へいざなう奉仕「河内祭の御舟(みふね)行事」=国指定重要無形民俗文化財=を守る団体で、古座区内の奉仕関係諸団体代表者で結成している。今年の奉仕について、御舟を操船する古座勇進会とは不足する人員の確保や準備の面で同保存会も協力するとして御舟(神幸用船)2隻を出すこと、御舟謡(みふねうた)を受け継ぐ河内会とは会員数減に伴い1隻で生歌、1隻で収録音源を響かせることを申し合わせ。古座流獅子舞=国指定重要無形民俗文化財=を受け継ぐ古座青年会とそのOB会・古座獅子会は天狗(てんぐ)役の人選がこれからとなり仕上がりが間に合わないかもしれない点を含み置いて本来の奉仕をするとした。
その他、古座中男子生徒に奉仕を求めている櫂伝馬(かいでんま)、ショウロウ、子どもみこし、御舟の航路確保(河道掘削)も奉仕ありきでこれから各関係先に協力を求めるとし、初動を固めた。
先んじて古座区は全会一致で本来の奉仕をすることに賛同済み。同保存会でできない部分は区も協力し実現させる考えだという。
(2023年5月20日付紙面より)
熊野徐福万燈祭運営委員会 (新宮市 )
熊野徐福万燈祭運営委員会(委員長=田岡実千年新宮市長)は19日、新宮市役所で本年度1回目の委員会を開いた。令和5年度熊野徐福万燈祭(第61回新宮花火大会)開催に向け事業計画などを承認。徐福供養式典は8月12日(土)、花火大会を13日(日)に開く予定とした。
熊野徐福万燈祭は、秦の時代に渡来したと伝わる徐福の遺徳をしのぶために始まった花火大会。毎年8月12日に同市徐福の徐福公園で徐福供養式典が営まれ、翌日に熊野速玉大社下の熊野川河川敷を舞台に花火が打ち上がる。
コロナ禍以前に花火大会が実施されたのは2019年が最後で、今年の開催が実現すると4年ぶりの実施となる。
開会に当たり、田岡市長は「当市の夏の風物詩として多くの市民の皆さまに親しまれている花火大会。今年は新型コロナウイルス感染症法上の分類が5類に引き下げられた中、4年ぶりに開催できればと考えている」とあいさつ。
「地域経済が低迷するなどの社会情勢下ではあるが、そのような状況にかかわらずご賛助いただける方々、花火大会を楽しみにしている多くの方々のご期待に応えるべく、皆さま方のより一層のご指導を賜ることができれば」と委員らに協力を呼びかけた。
委員会では令和4年度の事業報告や収支決算、令和5年度の事業計画案、収支予算案を承認。賛助金集めや市負担金などについて意見が交わされた。
なお、花火大会の延期日は同月20日(日)を予定している。
(2023年5月20日付紙面より)
【第61回】減塩レシピ三つのヒント
前回は、塩分の取り過ぎの怖さと、取り過ぎた後の対処法をお伝えしました。
今回は減塩食のヒントを三つお伝えしようと思います。
一つ目は、「旨味(うまみ)を活用する」ということです。昆布やカツオ、干しエビや干し椎茸など、だしの素になる「旨味」は日本人にとっての味の決め手です。この旨味を活用することによって、塩味が少なくてもおいしく感じることができます。私のお勧めは「だしパック」の袋を破って、調味料として活用することです。「だしパック」にもいろいろ種類があるので、塩が入っていないもので、できるだけ細かいパウダー状のものを選んでください。「だしパック」の袋を破って、適量を炒め物やチャーハン・煮物などに塩代わりに使用します。
これだけで味に深みが出て、塩をたくさん入れなくても味が決まるんです。もちろん、粉がつおや刻み昆布、干しエビなどを使うのも一つです。トマトにも旨味が詰まっていますので、煮物などにトマトを入れるのもお勧めです。
二つ目は、「酸味を活用する」ことです。味には、相互作用があります。その相互作用には対比作用と抑制作用があるといわれています。例えばスイカに塩をかけると、スイカの甘みが引き立ったり、アイスクリームを食べた後に、フルーツを食べると酸っぱく感じたりしますよね。あれが、対比作用です。どちらかの味が引き立ったり、どちらの味も強く感じたりする作用のことです。抑制作用では、よくお酢と塩があげられます。塩辛いものに、酸っぱいものをかけると味が丸くなり、塩辛さが和らぐというものです。つまり、「酸っぱい」は、「塩辛い」を和らげるほど強い味だということです。例えば唐揚げに、塩をつけて食べる人もいれば、レモンをかけて食べる人もいますよね。酸味は、塩味と同じ作用があるということなんです。「少し塩をかけたいな」と思ったときは、ぜひレモンを搾ったり、お酢をかけたり酸味を足してみてください。これだけでも、ずいぶん減塩になると思います。
三つ目は、「油脂分を活用する」ということです! ごま油やオリーブオイル・ラー油など香りが強い油は減塩の味方です。仕上げに少し回しかけるだけで香りとコクが足されるので、物足りなさがなくなります。今は、いろんなオイルが売っているので、トリュフオイルやレモンオイル・ワサビオイルなどいろんなフレーバーを試してみてもいいかもしれません。他にも、ナッツやゴマなどを散らすのもお勧めです。どれも塩が入ってないものを選んでください。
まとめると、減塩のカギは「塩なしでいかに味を決めるか」ということになります。そのためには、この三つのヒント以外にも、スパイスを活用するのも一つです。ぜひ自分の好みに合う方法を探ってみてください!
(2023年5月20日付紙面より)
白馬村長が表敬訪問 (太地町 )
約40年にわたり太地町と姉妹都市提携を結ぶ長野県白馬村の丸山俊郎村長が12日、太地町の三軒一高町長を表敬訪問した。丸山村長の来町は初で、自動運転車両に乗車したほか、太地こども園や森浦湾などを視察した。
白馬村と太地町は1984年に提携を結び、翌85年から太地小学校と白馬北小学校の交流が始まった。これまでは太地小児童が4年生の冬に白馬村を、白馬北小児童が5年生の夏に太地町を訪れていたが、コロナ禍で2年間訪問がかなっていなかった。
昨年7月、3年ぶりに白馬北小が同町へ、今年1月に太地小が白馬村を訪れ、交流が再開された。
丸山村長は、白馬村教育委員会事務局生涯学習スポーツ課の関口久人スポーツ振興係長らと共に、12日午後に熊野市で開催される令和5年度の中部ブロックB&G地域海洋センター連絡協議会総会に参加するために熊野入りしたという。
丸山村長らは、自動運転車両を乗車後に▽燈明崎▽梶取崎▽(仮称)国際鯨類施設建設地▽太地こども園▽森浦湾―などを視察した。
初の同町訪問や同町の施策について丸山村長は「白馬でも自動運転を試みたが、雪のため断念した。現在は、AI(人工知能)を用いたコミュニティバスを検討している。少子高齢化の波もあるため、将来的には違った形で自動運転にもアプローチしていきたい。また、こども園施設も素晴らしかった。太地町は福祉が非常に充実している。掲げられている理想をきちんと実現されている。想像以上にきれいな景色、とても素晴らしかった」と評価。
コロナ禍で途絶えていた交流などにも触れ「白馬は雪と山だが、太地は海と海の生き物があって、われわれからすると非日常的な場所。互いのコンテンツを学び合い、リスペクトし合いながら、多様性の認識も構築していきたい。今回の5類移行のタイミングで、さらなる積極的な交流を図っていきたい」と話した。
三軒町長は「子どもたちは交流によって成長する。白馬村は魅力的な村で、人が親切。見習うべき部分も多い。今後も交流を継続し、互いの町村のさまざまな発展につなげていきたい」と語った。
その後、一行は同町のいさなの宿白鯨で昼食を取り、交流を深めた。
(2023年5月16日付紙面より)
不二流体術が演武奉納 (熊野那智大社 )
古武術の不二流体術和歌山県支部新宮道場(山本盛夫支部長)は13日、那智勝浦町の熊野那智大社(男成洋三宮司)で奉納演武会を実施した。同大社での奉納は5回目で、第三代宗家の大嶋竜太郎さん他、県外からの参加者も含め16人が体術や棒術、剣術を披露。国内外から訪れた参拝者らが見物や撮影を行う姿も見られた。
不二流体術とは、突き、蹴り、投げなどといった古来から伝わる日本伝統の総合武術で、審判のいないルール不在の中で行われるのが特徴。開祖・古賀不二人師が、合気道開祖・植芝盛平師、親和体道開祖・井上方軒師を源流に、真の合気武術を目指してより実践的に練り上げた。
二代宗家・田中光四郎師を経て、現宗家の大嶋さんに伝えられた奥義は、講道館出身の柔気流宗家・八木不動師から伝授された柔気流の技を加えて、今や一段と深みを増しているという。
正式参拝後に行われた奉納演武では、道着やはかま姿の門下生が素手による実践的な演武や短刀、木刀を用いた数々の技を披露した。子どもたちも元気いっぱい鍛錬の成果を発揮した。
奉納後、大嶋さんは「コロナ禍の様子も少しずつ変わり、マスクを着用していない方の割合も増え、外国人観光客の方も多く見受けられる。非常に良い形に戻ってきた中で、神事や奉納を皆さんで盛り上げていかなくてはならないと思う。14日の熊野速玉大社での奉納は9回目。節目の10年に向けて努めたいです」と話した。
(2023年5月16日付紙面より)
串本にイペーの苗木を植樹 (南紀国際交流協会 )
南紀国際交流協会(西畑栄治会長)が4月30日、串本町串本にある巡航船乗り場跡そばにブラジルの国花・イペーの苗木2本を植樹した。
2月の主催講演会に登壇した県中南米交流協会会長の眞砂睦さんが第2回和歌山県人会世界大会(10月に田辺市や和歌山市で実施予定)に向けて植えるとした苗木。当時は3月中に植えるとしたが場所の確保に難航して実現できず、地元の南紀国際交流協会へ苗木2本を託して協力を求める形となっていた。
以降、同協会が防波堤のかさ上げ工事が完了して間もない巡航船乗り場跡そばの造成地の一角に場所を確保。この日は西畑会長ら会員5人が集まり、支柱を立てて苗木を植えたという。
主催講演会で語られたブラジル移民の第1号は潮岬出身の中井淺吉、太平洋戦争後の困窮を乗り越えるためにブラジル移民を奨励した当時の小野真次知事は田並出身、旧串本高校を経て移民の道を進んだ須賀得司さんは串本出身。ブラジルを世界有数の農業大国に押し上げ国の食事情をも一変充実させたことで国民から「農業の魔術師」とたたえられている日本人移民者や子孫である日系人。その躍進の一角で同町の出身者も複数関わっていることへの気勢を挙げてほしい、という思いで眞砂さんは今後の顕彰の象徴として同町への苗木の植樹を目指していた。
植樹の代行を経て西畑会長は「ブラジルで成り立つ農業技術を確立した出身者が多い田辺市では、小中学校26校で26本の苗木を植えたと報告を受けている。串本町は最終的に造成地へ植える形となってしまったが、まずは一夏を越して根付くまで、できれば毎日水を届ける気持ちでこれから見守っていきたい」と話している。
(2023年5月16日付紙面より)
3年ぶりに正式参拝
山口県山陽小野田市にある熊野神社の松田正寛宮司ら21人は13日、「熊野三山御礼詣り」で那智勝浦町の熊野那智大社(男成洋三宮司)を訪れた。コロナ禍で3年ぶりとなった一行での御礼詣りは厳かな空気の中、正式参拝を行った。
全国にある熊野神社の総本社・熊野三山に感謝をささげるために、コロナ禍前までは毎年赴いていた同一行。
バスや船で1500㌔以上の距離を経て参拝に訪れており、今回で53回目。最高齢98歳の参加者もおり、35回目を迎えたという。
正式参拝では、男成宮司も参列し、神事が執り行われた。熊野那智大社独自の神楽である「那智の瀧舞」を巫女(みこ)が奉納。続いて、松田宮司や関係者らが玉串をささげ、参拝した。
男成宮司は「遠路はるばるお越しいただき、感謝申し上げます。新型コロナウイルスも5類移行となり、穏やかなお気持ちでお参りいただけたのではないかと存じます。本当にありがとうございました」とあいさつした。
熊野神社の松田真権宮司は「お声がけをさせていただき、皆さまとご一緒に御礼詣りに来られたのは3年ぶり。熊野三山を巡り、感謝の祈りをささげることができるのは、本当にありがたいです」と話していた。
一行は、午後から新宮市の熊野速玉大社(上野顯宮司)で正式参拝を、翌14日は田辺市の本宮大社(九鬼家隆宮司)を訪れ、同じく正式参拝を行った。
(2023年5月16日付紙面より)
大会出場を視野に腕磨く (新宮市 )
「頑張れ」「落ち着いて」「集中、集中」「スピードいらんよ」。新宮市佐野のくろしお児童館の一室で仲間を応援し合う声が響く―。15年以上続くけん玉教室の一場面だ。現在6人の児童が月に2回、切磋琢磨(せっさたくま)し、けん玉の腕を磨いている。
指導するのは、元小学校長で現在は、太地町立子育て支援室・子どもの居場所づくり指導員の村上和弥さんだ。学力向上や人格形成につながると考え、教師時代から30年以上にわたって子どもたちにけん玉を教えてきた。
日本けん玉協会に所属し、二段を取得する村上さんは、けん玉で三つのC「コンセントレーション(集中力)」「コンフィデンス(自信)」「コントロール(調整力)」が養えると話す。
けん玉によって、計算のミスが減少した事例もあるとした。これまでに、全国大会出場者を3人輩出し、うち1人は全国制覇を成し遂げている。
村上さんは「けん玉道といって、武道と同じく、道が付く。三つのCだけでなく、礼儀や作法、相手を思いやる気持ちも育つ」と述べた。
けん玉には級位・段位があり、近畿大会や全国大会も開催されている。試合は規定の種目を、決められた回数内で成功させ、点数を競い合う。
同教室は、年度ごとの登録制で定員は10人。村上さんは、本年度メンバーの市立三輪崎小学校の浦晴之君(4年)と田原拓真君(6年)の2人が近畿大会で活躍できる可能性があると話す。
練習日ごとに行われるけん玉検定において、2人はすでに準初段に合格。4月27日の検定では50点満点中、浦君が32点、田原君が41点をたたき出している。
村上さんは「40点台なら近畿大会の決勝に出られる。けん玉は努力すれば報われる競技。2人の活躍はもちろん、メンバー全員の成長に期待している」と話した。
浦君は「玉が入った時の爽快感が好き。拓真君と一緒に大会に出て、活躍したい」。
田原君は「難しい技に成功した時がうれしい。検定では悔しい思いをしている。大会に出て優勝したいです」と語った。
取材中、メンバーが礼儀正しく、互いを鼓舞・助言し合う姿が度々見られた。記者は、村上さんの言うけん玉の効果が表れていることを実感した。
(2023年5月11日付紙面より)
多くの人でにぎわったGW (太地町立くじらの博物館 )
新型コロナウイルスの5類移行を前に迎えた今年のゴールデンウイーク(GW)。太地町立くじらの博物館(稲森大樹館長)は、県内外から訪れた多くの来場者でにぎわった。連休中(1~7日)の入館者数は1万427人(「こどもの日」の5日に実施した小中学生無料の人数含む)で、2019年の9722人(同)を上回り、コロナ禍前の水準に戻った。
同館によると、「こどもの日」の5日には769人の子どもが来館。19年は567人で、子どもの数も大幅に増加した。連休期間中に最も入場者数が多かったのは5日で2844人が訪れた。無料分の子どもの数を除いた数では、4日の2792人が最高となった。なお、昨年の同期間中の来館者数は9313人(「こどもの日」の小中学生489人含む)で、今年と同様、行動制限のなかった昨年よりさらに盛況だったことがうかがえる。
連休中の感染症対策は、アルコール消毒などの対策は従来通りとした。マスク着用は個人の判断に任せる形を取った。
今回の入館者数増について同館は、日の並びや天候に恵まれたことなどを要因に挙げている。
稲森館長は「多くの皆さまにお越しいただき、ありがたい。コロナの5類移行もあって、今年は期待したい」。
今後については「昨年度は教育旅行や旅行支援などがあった。コロナの緩和も含め、今年は来館者の構成も大きく変わってくる。初めて来られたお客さまに再び来館してもらえるように、また、外国人観光客の方々にも多く来てもらえるような計画や企画に努めていく」と話していた。
今後は、コロナ禍中に実施できなかった学芸員が入館者を案内する「スポットガイド」や多言語の音声ガイド機器の貸し出し、特別イベントの開催も計画しているとした。
そのほか、施設内での滞在時間増や満足度の向上に向けて9日から、飲食関連のキッチンカーの募集をホームページ上で開始した。土日や夏休みなどに館内敷地内で稼働する予定だ。
(2023年5月11日付紙面より)
孫(子)とGG楽しもう (潮岬青少年の家 )
串本町潮岬にある県立潮岬青少年の家の主催事業「こどもの日企画 孫(子ども)とグラウンド・ゴルフ(GG)を楽しもう」が6日にあり、ペア8組16人が競技に親しみながらの家族だんらんを楽しんだ。
高齢者層に人気が高く、世代を問わず誰でも簡単なルールで挑戦を始められるニュースポーツ・GGを架け橋にし、こどもの日の家族だんらんを応援する体験プログラムとして計画。今回は孫や子とペアを組む高齢者層が競技愛好者ぞろいだったため、序盤は自由練習としてペアでGGに慣れてもらい、中盤以降2ペア一組でプレーに挑戦した。
今回も日本GG協会公認のコース二つ(計16ホール)を使用。各ペアは2人が交互に打ち進めるルールで各ホールを回り、表彰はないがその合計打数でどのペアが1~3位になったかを発表してたたえ合った。今回は午後の天候の崩れを警戒し、当初予定していた敷地内での昼食休憩は省略。最後はこどもの日のプレゼントとして孫や子に菓子を配って締めくくった。
この体験プログラムは昨秋に敬老の日企画として計画したが雨天中止となり、家族が帰省する今年の正月に合わせて再度計画して参加を呼びかけ初実施にこぎ着けた。その時に1位となった河田一夫さん・河田舞耶さんペアが今回も、2位と1打差の合計打数46で1位となった。
(2023年5月11日付紙面より)
ウインドカンパニーが演奏会 (那智勝浦町 )
那智勝浦町立勝浦小学校(山下真司校長)で8日、ウインドカンパニー金管合奏団による演奏会が開かれた。同校の全校児童227人と同町立市野々小学校の児童25人が、プロによる生演奏を楽しんだ。
ウインドカンパニーは「ウインドカンパニー管楽オーケストラ(吹奏楽団)」を母体に、主に関西で演奏活動を行っていたプロアーティストたちによって1994年に誕生。小学校から高等学校までさまざまな学校で音楽会を行い、弦楽や打楽器アンサンブル、混声合唱団、ジャズバンド、ポップスバンドなど多様なジャンルの芸術講演活動を続けている。
この日は金管合奏団からトランペット、ホルン、トロンボーン、チューバ奏者の5人が来校し、児童の手拍子に合わせて「さんぽ」を演奏しながら登場。「ぞうの行進」ではホルンでゾウの鳴き声を表現し、「トランペット吹きの休日」では2本のトランペットによる繊細で軽やかな演奏技術を披露するなど、さまざまな演出や工夫で児童を楽しませた。
楽器紹介では映画「崖の上のポニョ」やゲーム「スーパーマリオブラザース」からおなじみの曲を演奏し、楽器の魅力を伝えた。
浪花蒼斗君(3年)は「アンコールのドラえもんの曲はもともと好きだけれど、演奏してもらってもっと好きになった。トランペットがかっこよかった」と話していた。
(2023年5月11日付紙面より)
第27回大石杯テニス大会