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2023年03月12日
1 大和舞、八咫烏舞の稽古開始 例大祭に向け、地元小中学生ら (田辺市本宮町)

 4月13~15日に斎行される、田辺市本宮町の熊野本宮大社(九鬼家隆宮司)令和5年度例大祭「本宮祭」に向け、地元小中学生らによる「大和舞」と「八咫烏(やたがらす)舞」の稽古が始まった。10日夜、同大社瑞鳳殿で顔合わせと初稽古が行われた。4月15日(土)に旧社地・大斎原(おおゆのはら)で営まれる「斎庭(さいてい)神事」で奉納する。

 熊野の春の訪れを告げる同大社の例大祭。主祭神の家津美御子大神(けつみみこのおおかみ)の故事に倣う祭典とされる一年の豊穣を願う祭り。

 毎年、地元住民や多くの観光客が参加・参列し、春の同町を盛大に彩るが、新型コロナウイルス感染症の影響でおととし、昨年は規模を縮小して斎行。伴い、本来なら子どもたちが舞う「大和舞」「八咫烏舞」も青年会有志らが継承していた。

 従来に近い規模での斎行が予定されている今年の例大祭では、3年ぶりに地元小中学生らが祭りに参加。本宮・三里小学校と本宮中学校の小6~中2(祭り時点)の8人が本番に向けて4回の稽古と大斎原でのリハーサルに臨む。

 初稽古に当たり、九鬼宮司は「コロナはまだ収束していないが、少しでも前に進むという思い。しかし、学校やご父兄の理解がないと前に進むことはできない。感謝を申し述べるとともに、元の祭り以上ににぎやかなものとなるようお力添えを」と協力を求めた。

 「大和舞」に初挑戦する岩田耕希さん(13)=本宮中学校=は「最初は不安だったけど練習するうちに覚えられた。自信を付けて本番に臨みたい」。「八咫烏舞」を舞う真砂りえさん(13)=同=は「小学4年生の時に本宮町に引っ越してきて、祭りで八咫烏舞を見た時からやってみたいと思っていた。足の動きが難しかったので家でも練習したい」と意気込む。

 榎本隆文総代会長は「3年ぶりの従来に近い形での斎行。子どもたちにはおおいに期待している。本番までに稽古を重ねて頑張ってほしい」と話していた。

(2023年3月12日付紙面より)

舞に参加する子どもたちが初稽古に励んだ=10日夜、田辺市本宮町の熊野本宮大社
2023年03月12日
2 グラウンドの雑草を除去
 太田小学校で芝生の日  (那智勝浦町 )

 那智勝浦町立太田小学校(上地巳奈子校長)で5日朝、「芝生の日」があった。児童や保護者、教職員、地域住民ら41人が参加し、グラウンドの雑草除去作業に取り組んだ。

 同校は県教委の屋外運動場芝生化促進事業を活用し、2008年度からグラウンドを全面芝生に。月1回ほど「芝生の日」を設定して手入れをしている。近年は種子に鋭いとげを持つ外来植物のメリケントキンソウに苦慮していたため、冬休み中に業者に依頼し、ほぼ全面に繁殖していたトキンソウの除去を行ったという。

 この日の作業は、水を含むと寒天質になって児童の転倒の原因となる「イシクラゲ」や、種ができる前のスズメノカタビラを中心に行われた。

 朝8時にグラウンドに集合した参加者たちは、各所に散らばって作業を開始。1、2年生たちも一輪手押し車を押して雑草を回収し「草はありますか」「ありがとうございます」と声をかけて協力していた。

(2023年3月12日付紙面より)

1、2年生も作業に協力=5日、那智勝浦町立太田小学校
2023年03月12日
3 東日本大震災から12年
 熊野速玉大社で復興慰霊祭  (新宮市 )

 東日本大震災の発生から12年となる11日、被災者を追悼し被災地の復興を祈る式典が全国各所で営まれた。新宮市の熊野速玉大社(上野顯宮司)では復興慰霊祭がしめやかに執り行われ、同大震災をはじめ、世界各地で発生した自然災害の犠牲者の鎮魂と一日も早い復興を祈念し玉串が供えられた。

 2011年3月11日午後2時46分ごろ、宮城県牡鹿半島の東南東沖で発生した同大震災。日本国内最大規模で、アメリカ地質調査所(USGS)によれば、1900年以降、世界でも4番目の規模となった。マグニチュードは9・0。宮城県北部の栗原市で最大震度7が、宮城県、福島県、茨城県などで震度6強が観測された。

 太平洋沿岸部を未曽有の大津波が襲い、地震に伴う福島第一原子力発電所事故の影響もあり多くの人が避難所生活を余儀なくされた。警察庁のまとめでは、今年2月末現在で全国の死者は1万5900人、不明者2523人。復興庁によると、避難生活の疲労などが原因の震災関連死は昨年3月末現在で3789人に上る。

 同大社の復興慰霊祭には、大社崇敬会や敬神婦人会の会員らが参列。上野宮司は、同大震災や熊本地震、トルコ・シリア大地震などの犠牲者への哀悼の意や復興の願いを祝詞に込め、巫女(みこ)が「浦安の舞」を奉納した。

 上野宮司は「季節は移り変わり、何事もなかったかのように優しく動くが、あの時の悲しみは拭うことはできない。あの日を忘れず、人々の心に寄り添うことが大事。悲しみを乗り越え、立派な国になるよう力を合わせていかなければ」と思いを語った。

(2023年3月12日付紙面より)

巫女が「浦安の舞」を奉納=11日、熊野速玉大社
慰霊と復興の思いを込め玉串をささげた
2023年03月12日
4 住宅用火災警報器の設置を
 紀宝町では購入費補助も  

 消防白書によると、住宅火災による死者の約8割が高齢者で、亡くなった人の半数近くは逃げ遅れだという。一刻も早く火災に気付くため、設置が義務化されている住宅用火災警報器(住警器)。消防庁の調査では昨年6月1日時点の全国設置率は84%。三重県は78・9%となっている。

 熊野市消防本部によると、管内の熊野市、御浜町、紀宝町の設置率は2016年が53%で、以降、54%、58%、66%、68%、73・6%。昨年6月1日現在で72%だった。

 設置から10年以上経過した住警器は、汚れやごみなどにより火災を感知しない場合があり、こまめに点検や掃除が必要。製造から10年経過したものは部品の寿命などで火災を感知しない場合があり、10年を目安に交換することが勧められている。

 紀宝町では、町内の世帯を対象に住警器の購入費補助事業を行っており、周知を図るため町消防団(逢野統一団長)と同町鵜殿の主婦の店で街頭啓発を実施。女性消防団員がチラシを配布し「ご家族の安全のためにも必ず設置しましょう」と呼びかけた。

 一般世帯は購入費用の半額、65歳以上のみの世帯は全額をそれぞれ補助する。補助額はいずれも1世帯につき1回のみで、上限は5000円。

 先着順で募集しており、購入前に募集件数を超過していないか問い合わせを。申し込みは、役場総務課防災対策室(電話0735・33・0335)まで。

(2023年3月12日付紙面より)

住宅用火災警報器の設置を呼びかける女性消防団員
2023年03月12日
5 家屋や店舗の解体進む  県道の拡幅工事に向け  (新宮市 )
2023年03月12日
6 渡御順路変更など共有 「本宮祭」斎行に向け意見交換 (熊野本宮大社)
2023年03月12日
7 追加含め全議案が可決  3月定例会が閉会  (太地町議会 )
2023年03月12日
8 念願の休憩所も好評  下里とも子ガーデン  (那智勝浦町 )
2023年03月12日
9 安全なくくりわなを作成  狩猟事故防止講習会  (御浜町 )
2023年03月12日
10 下地さん、辰巳さんが優勝  3年ぶり、グラウンドゴルフ大会  (紀宝町福祉連絡会 )
2023年03月12日
11 誰一人取り残さない社会を  ヤングケアラーの現状学ぶ  (人権研修会 )
2023年03月12日
12 木本、紀南高校の統合を表明  2025年4月から校舎制に  (三重県教育委員会 )
2023年03月12日
13 みんなの活動を知ろう  第16回しんぐう元気フェスタ  (新宮市 )
2023年03月12日
14 小ぶりな薄紫の花  タチツボスミレ咲く  
2023年03月12日
15 お悔やみ情報
  
2023年03月07日
16 商店街に笑顔あふれる
 4年ぶり「春よこい」盛況  (新宮市 )

 新宮市と市内の3商店街(駅前本通り商店街振興組合、丹鶴商店街振興組合、仲之町商店街振興組合)でつくる「はいから実行委員会」は4日、商店街活性化イベント「春よこい」を開催した。各商店街で趣向を凝らした催しがあり、多くの家族連れらでにぎわった。

 市中心地の活性化を目的として始まり、10年以上続いている恒例催事。新型コロナウイルス感染症の影響で、実に4年ぶりの開催となった。

 駅前本通り商店街では射的やヨーヨーつり、飲食ブースなどが並んだほか、抽選会も行われた。太平洋食堂のカレーなどの販売には、開始前から多くの人が列を作った。丹鶴商店街ではバルーンすべり台やお絵かきロード、イタ車展示などのほかじゃんけん大会や○×クイズ、ダンスのステージも盛り上がった。

 仲之町商店街でも踊りや、県立新翔高校によるバンド演奏、ミニ電車、お菓子つかみどり、風船パフォーマンスなどが行われ、各商店街には子どもたちの笑い声が響き渡っていた。

 また、連携事業として同市下本町の市文化複合施設「丹鶴ホール」ではチムチムサーカスによる大道芸パフォーマンスも開催。メンバーの3人が息の合ったドタバタコメディーを披露し、多くの人が拍手を送った。午後からは各商店街で回遊パフォーマンスも行った。

 下地昌宏実行委員長は「天候にも恵まれ、4年ぶりに開催できて良かった。多くの人が楽しみにしてくれたと思う。来年も開催することができれば」と話していた。

(2023年3月7日付紙面より)

多くの家族連れらでにぎわった=4日、新宮市の仲之町商店街
チムチムサーカスが大道芸パフォーマンスを披露=同日、「丹鶴ホール」
2023年03月07日
17 「またね」「ありがとう」 「銀河」見送りに350人 (JR西日本)

 JR西日本が運行する長距離列車「WEST EXPRESS 銀河」の8日(水)の運行終了に先立ち、新宮市徐福のJR新宮駅で5日、最終運行おもてなしイベントがあった。子ども連れの家族やカメラを手にした鉄道愛好家ら約350人が、駅を出発する列車に「またね」「ありがとう」などと声をかけて見送った。

 観光を中心とした西日本エリアの活性化のためにJR西日本が運行する同列車。2年目となる紀南コースは、昨年10月3日に運行を開始し、約5カ月にわたり京都―新宮間を往復。延べ約3000人の観光客を当地方に運んだ。

 この日の最終運行おもてなしイベントでは、参加した子どもたちにはプレゼントの配布もあった。参加者らは、田岡実千年市長や里中陽互・観光協会長、市ツイッターキャラクターめはりさんらと共に、手旗を振って列車を見送った。

 田岡市長は「今日は見送りに多くの人が来てくれてありがたい。『銀河』は今年も都会から多くの人を新宮・熊野に運んでいただいた。今後も当地域に定期的に運行いただけるように要望していきたい」と話していた。

 同列車のラストランは8日の午前9時50分新宮発。乗客への特産品の配布や、市内保育園・幼稚園児らによる見送りを予定している。

(2023年3月7日付紙面より)

約350人の地域住民らが「銀河」を見送った=5日、新宮市徐福のJR新宮駅
2023年03月07日
18 必要性と実践の実感を託す
 田原で地域支えあい勉強会  (串本町 )

 串本町田原にある田原山村交流センターで3日、地域支えあい勉強会「田原の未来をみんなでつくろう!!支えあいの地域を」があり、田原地区の高齢者20人らが地域の支えあいを実感しながら教わる機会を得た。

 この勉強会は、同町社会福祉協議会と同町が主催。町は2019年度から町社協へ生活支援体制整備事業を委託していて目下、生活支援コーディネーターなどによる地域支えあい推進活動が展開されている。コロナ禍で大きく動けない中でも同コーディネーターは町域へ出向いてじかに支えあってほしい高齢者層の声を聞き、目指すべき形を模索。その延長で今回、同事業のモデル地区となっている田原地区で地域への啓発企画となるこの勉強会を初計画し参加を呼びかけた。

 当日は町福祉課の鈴木一郎課長が同事業の趣旨を伝えて推進への協力を希望。公益財団法人さわやか福祉財団の生活支援アドバイザー・高林稔さんが講師となり、前半は健康寿命と平均寿命の間にある健康とは言い難い期間をどうするかに着目し、フレイル(虚弱状態)の予防と地域の支えあいの必要性を共に考え実践に向け気持ちを切り替えることを促した。

 後半は近隣助け合い【時間通貨】体験ゲームキットの一部を使って、地域の支えあいが具体的にはどういったものかを実感。高齢者らは3グループに分かれ、さまざまな生活の困り事が書かれたカードの中から洗濯や買い物、草引きや掃除など先々困り事になるであろう事柄三つを選び、順々に具体的にどのように困っているかを説明しつつそのカードを出し、みんなでどう助けられるかを考えるなどした。

 高林さんはこれら支えあいをお互いさまで定着させるには地域の中に困り事を話せる相手や解決できる相手が必要で、そのために日頃から関係性を豊かに保っておくことが大事だと呼びかけ。関係性が深まれば人となりが分かり助けあいの心が分かると筋道を説き、今回の経験を一人でも多くに伝えその域を目指して考えてほしいと求めた。

 最後にこの勉強会を見届けた町社協役員を代表して堀登世会長は、お互いの支えあいが安心できる地域の実現につながることを願い締めくくった。

(2023年3月7日付紙面より)

困り事をどう助けられるかを話し合う高齢者ら=3日、田原山村交流センター
2023年03月07日
19 ゆかし潟周辺を清掃
 毎年恒例のクリーン作戦  (なちかつ古道を守る会 )

 那智勝浦町の「なちかつ古道を守る会」(地庵晋司会長)は5日、同町湯川で「ゆかし潟周辺クリーン作戦」を開いた。約40人が参加、ゆかし潟周辺や夏山(なっさ)トンネル付近に散乱するごみを拾い集めた。

 同会、地域住民、那智勝浦観光機構、南紀くろしお商工会西部支部、同町、和歌山県などから参加。新聞告知を見た新宮市民の姿もあった。ゆかし潟周辺は熊野古道大辺路が通り、野鳥や魚などさまざまな生物が生息している。美しい景観を保つため同会は、毎年この時期にクリーン作戦を実施、15年ほど続いている。

 参加者は、同町湯川にある喫茶きよもんの駐車場に集合。地庵会長はあいさつで「ゆかし潟周辺をきれいにすることで、全国から観光客が来てもきれいな姿を見てもらっている。最初の頃に比べてきれいになったのは、皆さんのおかげ。今日はけがをしないようにお願いします」と呼びかけた。

 この後、参加者が分散して清掃を実施。火ばさみや回収袋を手にゆかし潟周辺や夏山トンネル付近を歩き、空き缶やプラスチックごみ、ペットボトルなどを拾い集めた。参加者は協力して、熱心に作業を進めていた。

(2023年3月7日付紙面より)

参加者を前にあいさつする地庵晋司会長(左端)=5日、那智勝浦町湯川の喫茶きよもん駐車場
2023年03月07日
20 奨学金とトルコへの義援金  太地漁協が町へ寄付  (太地町 )
2023年03月07日
21 気になる!子育てとスマホ  篠原嘉一さんがSNS講座  (那智勝浦町 )
2023年03月07日
22 有事に対し日頃から備え  研修で団活動の深化図る  (新宮市消防団 )
2023年03月07日
23 田園を彩るアカシアの花  那智勝浦町  
2023年03月07日
24 和大学生考案観光パンフ配布中  熊野三山観光協会  
2023年03月07日
25 気持ちを新たに中学校へ  新木保で卒園児の集い  (新宮市 )
2023年03月07日
26 浅里バイパス事業化を  西田町長が知事に要望  (紀宝町 )
2023年03月07日
27 新入学予定園児に学校を紹介  うどの幼の5歳児招き交流会  (鵜殿小 )
2023年03月07日
28 美しく咲く花を楽しんで  日本クマノザクラの会が総会  (一般社団法人へ移行 )
2023年03月07日
29 支援継続の思いを新たに  半旗や黙とうで弔意示し  (串本町 )
2023年03月07日
30 映画「海難1890」上映  トルコ被災地支援で21日  (串本町 )