ニュースアーカイブ|ARCHIVES
アーカイブ検索で表示されるグレーのリンクのない記事については、熊野新聞紙面をご覧ください。
ご購読のお申し込み
過去2年分の熊野新聞は、
SHIMBUN ONLiNE
でご購読頂けます。
新聞オンライン(電子新聞)
カレンダー検索:56件の記事がありました
【検索ステータス】 
2022年11月15日
1 待望の大輪が夜空彩る
 花火打ち上げに歓声と拍手  (那智勝浦町 )

 那智勝浦町は13日夜、同町の勝浦湾・渡の島で「山の章」と題し、紅葉と那智の滝しぶきの競演を表現した花火を打ち上げ、秋の夜空に大輪を咲かせた。町民待望の花火が合計2000発打ち上げられ、多くの見物人から拍手や歓声が上がった。

 3年連続で中止となった那智勝浦町花火大会に代わるイベントとして町独自で計画。花火大会の実施を望む町民の声を受け、コロナ禍で疲弊する町を元気づけるとともに、町の活性化につなげることが目的だという。

 町ではマスク着用や来場者間の適切な距離の確保など、新型コロナウイルスの感染対策を行うよう注意喚起し、役場や勝浦漁港立体駐車場などの駐車場も準備した。

 この日は、午後まで雨が降り続いたことから開催を心配する町民の声も聞かれたが、夕方には雨もやみ、無事開催に至った。

 午後8時、ごう音が鳴り響き、美しい光の大輪が町の夜空を彩った。その光景に見入る多くの来場者の姿があった。15分間の光のショーが終わると、会場からは大きな拍手が送られた。

 堀順一郎町長は花火打ち上げ事業を発表した定例記者会見の際に「花火を打ち上げて、沈んだ町の雰囲気を明るくしたい」とコメントしている。

 この日、家族と共に見物に来ていた同町立市野々小学校6年の小賀実樹君は「久しぶりの花火。すごくきれいだった。20日の花火もまた来たいです」と笑顔で話していた。

 20日(日)午後8時にも実施する予定で、その際は関西初となる新色のエメラルドグリーンを含めた合計2000発を披露するとしている。

(2022年11月15日付紙面より)

勝浦湾の秋の夜空を大輪が彩った=13日夜、那智勝浦町の渡の島
2022年11月15日
2 3年ぶり火たきや獅子舞
 下部区の神戸神社で例祭  (古座川町 )

 古座川町高池の下部区内にある神戸神社(石田保宮司)の例祭「火焚(ひたき)祭」が12日に宵宮、13日に本祭を迎えた。13日は雨天のため芳流館内で営む形となったものの、大枠は3年ぶりに例年通り奉仕。火たきの奉仕や互盟社(瀧本功社長)の獅子舞奉納などが多くの地縁者らの拝観を集めた。

 この神社は芳流館そばにあり、神木(シイノキ)の股の間を本殿とするなど古代の信仰を宿している。発祥不明だが例祭は数百年続くと口伝され、大前の儀に古代の清めはらい「湯立神事」が伝わっている点も長大な歴史を物語っている。

 現在は下部区(堤正博区長)が氏神社として護持し、例祭は11月15日に近い日曜日を本祭日として執行。新型コロナウイルスの情勢でおととしと昨年は火たきや獅子舞の奉仕を断念し、神事のみで信仰をつないできた。

 宵宮の午後5時に宵宮祭があり、火たきの当番組が神火を頂いて境内に積み上げたたき木に火入れした。たき木は大人の背丈ほどに丸太を積み上げ火付きをよくするため板材などで周囲を覆った構造。その芯まで火が通ると煙もほぼ収まり、炎が時折数㍍の高さまで際立って立ち上がった。

 当番組や手伝う子どもが丸太などを投げ加えて火勢を保つ中、当家宅や区長宅の地下舞わしを経て宮上りした互盟社がたき木に幣の舞と乱獅子を奉納。以降も当番組が夜通し火たきを続けた。

 本祭の大前の儀は午前9時から実施。明け方まで心配した雨がほぼ降らず火たきの余熱で釜湯を沸かすことができ、これを館内へ持ち込み湯立神事も含めて執り行った。儀式後は互盟社が宵宮に続いて獅子舞を奉納して締めくくった。

 3年ぶりに獅子舞奉納の機会を得て瀧本社長(42)は「この祭りも絶やしてはいけないもの。みんな久しぶりで最初こそできるかなという感じだったけれど、集まってくれてここまでできたので感無量です」とコメント。堤区長(70)は「区内の人口が少なくなり年寄りも多くて大変だが、これからもこの行事が続けられるよう頑張りたい。そのために区民皆さまのもろもろの安全を願いたい」と思うところを語った。

(2022年11月15日付紙面より)

境内に積み上げたたき木に火入れして火たきを開始=12日、古座川町高池の神戸神社
宵宮夜半の境内で獅子舞を奉納する互盟社
湯立神事に臨む堤正博区長(左)ら代表参列者=13日、古座川町高池の芳流館
2022年11月15日
3 約8年越しの完成を祝う
 こども園の新園舎竣工式  (串本町 )

 串本町が13日、くしもとこども園新園舎の竣工(しゅんこう)式を挙行した。2014年の保護者による署名提出から数えて約8年越しで実現した、老朽化と津波浸水の課題をクリアする新施設。計画通りに完成し、来年1月4日(水)の保育開始を前に関係者一同で完成を喜んだ。

 この施設は串本町串本338番地の1、町道サンゴ台中央線の新設区間(西の岡~サンゴ台)沿いに位置。定員150人の幼保連携型認定こども園(子育て支援センター1室を内包)を主用途として設計され、建物は県産木材「紀州材」も活用した木造1階建てで延べ床面積約1843平方㍍。こども園用地と職員駐車場を合わせた敷地面積は約1万190平方㍍で、建設事業費は約10億5801万円という。

 式典には田嶋勝正町長ら町の関係幹部職員、県議会や町議会の議員、同園保育教諭と園児を代表してひばり組(5歳児)や保護者、歴代園長や工事関係者ら約80人が出席。田嶋町長は新園舎完成までの経緯を振り返り、何より同園の職員や園児が現園舎で毎月のように避難訓練をして備え続け、保護者も長い時間を待ち続けてくれたことに感謝しつつ「これからも子育て支援をまちづくりの柱の一つとすることで、この園舎はその拠点となる。今後とも議会やご父兄をはじめ皆さまの力を借りて、住みよく子どもたちを育てやすいまちづくりを進めていきたい」と式辞を述べた。

 株式会社阿波設計事務所、株式会社岡本設計、株式会社小森組への感謝状贈呈を経て、来賓の県議会・佐藤武治議員と町議会・鈴木幸夫議長が祝辞。ひばり組が園歌を元気に響かせテープカットで完成を祝った。

 式後は町民向けに内覧会も実施。同園を預かる湯口いづみ園長はまずもって東日本大震災以降特に意識し続けていた津波に伴う高台への避難の不安がなくなる点、また年長と年少が別棟で職員、園児とも互いが見えにくい現園舎が一棟となることで流れが分かりやすくなる点で新園舎の完成を喜んでいる。

 今後は現園舎で保育を続けつつ機能移転作業を進め、新園舎での保育開始を目指す。

(2022年11月15日付紙面より)

テープカットなどでくしもとこども園新園舎の完成を祝う一同=13日、串本町串本
新園舎内の遊戯室
2022年11月15日
4 学習の成果や演劇を発表
 相野谷中、矢渕中が文化祭  (紀宝町 )

 紀宝町立相野谷中学校(谷川進悟校長、生徒34人)は12日、矢渕中学校(立嶋信雄校長、生徒211人)は13日にそれぞれ文化祭を開催。両校の生徒たちが学習の成果や演劇を発表した。

 相野谷中学校は昨年に続き、半日開催としたものの、保護者らを招き体育館で開いた。

 谷川校長が「全ての力を結集して素晴らしい文化祭にしてください」とあいさつ。木本高校吹奏楽部による招待演奏で開幕し、フィンガー5の「学園天国」を演奏し、ダンスを繰り広げた。西城秀樹の「ヤングマン」、指揮者、タンバリン体験でも盛り上がった。

 文化祭のテーマは「全力 挑戦 笑顔~We can make smile~」。1年生が「福祉体験学習で学んだこと」、2年生が「ショクタイSOUL」、3年生が「前と後」と題して学年発表した。

 最後は全員で「君の隣にいたいから」「花は咲く」の2曲を合唱。教員や保護者らが生徒たちの成長を見守り、温かい拍手を送った。

 矢渕中学校は、町生涯学習センターまなびの郷で開催。「新時代の幕開けだ~! ~主役は全校~みんなで創る最高の矢渕の文化祭」をテーマに、吹奏楽部による演奏で開幕した。

 各学年を代表して松下明日香さん(1年)が「多様性に対する理解」、東美緒さん(2年)が「いじめのない社会へ」、得能朱里さん(3年)が「壁のない世界へ」を演題に作文発表した。

 1年生は、地域住民らを講師に迎えて踊りや生け花、茶道などを教わる「地域に学ぶ」の成果を発表、2年生は職場体験を演劇で発表した。

 3年生は舞台劇「それぞれの想い『ぬちどぅたから』~未来につなぐ為に~」を披露。戦争の悲惨さ、命の尊さを改めて訴えた。

 午後からは合唱コンクールを繰り広げた。作品展示は、矢渕中の各教室、廊下で16日(水)、17日(木)、18日(金)に行う。午前9時から午後5時までで、最終日のみ午後1時まで。

(2022年11月15日付紙面より)

全校合唱を披露する生徒たち=12日、紀宝町立相野谷中学校
矢渕中学校3年生による舞台劇=13日、紀宝町生涯学習センターまなびの郷
2022年11月15日
5 アベンジャーズ(混成)、クローバーA(女子)がV
 那智勝浦町総体ソフトバレー  
2022年11月15日
6 新宮が熱戦を制す
 2位三輪崎、3位串本と県大会へ  (バレーボール県下小学生男女選手権地方予選 )
2022年11月15日
7 ガラガラ抽選楽しむ  蓬莱地区で住民交流会  (新宮市 )
2022年11月15日
8 開催テーマを決定  全国棚田サミット実行委  (那智勝浦町 )
2022年11月15日
9 まちに手話を広げよう!  啓発イベントで南瑠霞さん  (新宮市 )
2022年11月15日
10 写真で地域の魅力を発信  新宮市観光カレンダー販売中  
2022年11月15日
11 季節外れのサクラ  満開ならず、来年に期待  (那智勝浦町 )
2022年11月15日
12 「税」の認識深めて  「税の習字」など展示中  (新宮税務署 )
2022年11月15日
13 竹中さん(緑丘中)の「めはり餅」店頭に  福田屋菓子店で限定販売  (新宮市 )
2022年11月15日
14 保育所などで砂の補充  地域貢献で建設業組合  (紀宝町 )
2022年11月15日
15 中高生3選手が準優勝  ブラジリアン柔術の大会で  (K友会 )
2022年11月15日
16 避難所運営などに取り組む  御浜町で総合防災訓練  
2022年11月15日
17 「こども食堂」開店  佐野会館で初の試み  (新宮市 )
2022年11月15日
18 お悔やみ情報
  
2022年11月12日
19 川端咲月さんが特別審査員賞
 第10回ジュニア料理選手権  (太地中学校 )

 太地町立太地中学校の川端咲月さん(3年)が考案した「超梅ぇ~‼梅タルタルソースのマグロカツのバーガー」が、第10回ジュニア料理選手権のオリジナルレシピ部門中学生の部で、全国1万6721件の応募の中から特別審査員賞に輝いた。

 「がんばる人のチカラになるごはん」をテーマとするコンテストで、株式会社オレンジページと味の素株式会社が主催。健康やフードロス削減など、料理を作る際の工夫や思いも審査対象になる。

 「テーマを見た時、いつも仕事を頑張る母の顔が浮かんだ」という川端さん。考案したバーガーは、ニンジンとカボチャを練り込んだ優しい甘さのバンズに、厚切りのマグロカツと特製の梅タルタルソース、アボカドやトマトなどの野菜を挟んだもの。タンパク質やミネラルが豊富な地元の食材を使い、栄養・ボリューム満点ながらさっぱりと食べられるよう工夫した。

 一番こだわったのは梅タルタルソースで、紀州南高梅を使用し、大葉や風味調味料を加えることで、どんな揚げ物にも合う逸品に仕上げたという。

 オンラインで開催された「最終審査会&表彰式」では、料理研究家の藤野嘉子さんが「誰の心も胃袋もわしづかみするバーガー。一つずつの食材が完成されているからこそ、すごくおいしいものになる。道の駅などで商品化したら絶対売れる」と絶賛した。

 川端さんは受賞を受け「初めての『私の味』を作ることができてとてもうれしかった。母からは『好きな食材がたくさん入っていて、食べたら力が出る』と言ってもらえた。これからも料理を通じて自分の可能性を広げたい」と話していた。

 川端さんの料理は、来年1月2日号の「オレンジページ」誌面とウェブサイト「オレンジページnet」で掲載される予定だ。

(2022年11月12日付紙面より)

最終審査会に参加した川端咲月さん=太地町立太地中学校

2022年11月12日
20 私の地元応援募金を寄付
 包括連携協定結ぶ串本町へ  (明治安田生命 )

 明治安田生命保険相互会社和歌山支社(松尾洋支社長)が10日、串本町へ「私の地元応援募金」を寄付した。

 この募金は、同社が地域貢献事業「地元の元気プロジェクト」の一環で社内実施。全国の支社や営業所などが提案する自治体や団体を対象にし社員が居住や出身などゆかりがある地域を指定し募金する流れで集めていて、寄付するに当たっては社員の思いに応えて会社も拠出を上乗せしている。

 同社和歌山支社と同町は昨年8月に包括連携協定を締結。以降、同社の地域貢献事業「みんなの健活プロジェクト」の一環で健康診断など同町の健康増進関係行事に野菜摂取量や血管年齢の測定機会を届けて支援をしている。喫緊では3日に道の駅くしもと橋杭岩で町産業課と協働し健康増進イベントも実施。町内外から176人(うち町民90人)の利用を集めたところでもある。

 寄付に当たって同支社市場開発担当の西棟真由美課長と新宮営業所の小堂和彦所長が田嶋勝正町長に面会。小堂所長から寄付目録、田嶋町長は同支社宛ての感謝状を贈り合い、それぞれに寄付の成立を喜んだ。

 小堂所長によると、この寄付に使途の指定はなく同町に活用を一任するそう。続く懇談で小堂所長は喫緊の健康増進イベントや締結以降の連携状況を振り返って報告し、西棟課長は来年2月18日(土)に和歌山城下で開く方向で調整しているウオーキングイベント会場への出店参加を提案。田嶋町長はロケット「カイロス」初号機打ち上げ予定に近いタイミングとなる点で意欲を示し、ボトルドウオーター「串本の水」など関係商材を携えてぜひ参加したいと申し出るなどした。

(2022年11月12日付紙面より)

寄付目録と感謝状を贈り交わした小堂和彦所長(右)と田嶋勝正町長=10日、串本町役場本庁舎
今後の新規連携を提案する西棟真由美課長(右)ら
2022年11月12日
21 特殊詐欺被害、未然に防止
 増田さんに署長感謝状  (紀宝警察署 )

 特殊詐欺被害を未然に防止したとして、紀宝警察署の福田利章署長は10日、ローソン紀宝町飯盛店の店員、増田彩乃さん(30)に署長感謝状を贈った。

 増田さんは7日午後2時ごろ、来店した70代男性が3万円分の電子マネーカードを購入しようとした際、高額であることや不慣れな様子に気付き「お孫さんにですか?」などと声をかけた。男性が「パソコン修理のため」と言ったため、詐欺を疑い「警察に相談した方がいいですよ」と伝え、紀宝署に連絡した。

 男性のパソコン画面に同日昼ごろ「ウイルスに感染した。サポートセンターに電話を」と表示されたため、指定の番号に電話をかけたところ、外国人風の男から「3万円で3年間保障する。グーグルプレイカードで支払いを」と指示があった。その後、同店を訪れ、電子マネーを購入しようとした。

 贈呈式は署長室で行われ、感謝状を手渡した福田署長は「ぎりぎりのところで止めていただきありがたい」と感謝した。増田さんは「3万円で高額だったため、目的を聞いたところおかしいと思った。詐欺に遭う前に止めることができてよかった」と話していた。

 同店では2例目の感謝状で、河本尚志店長は「高額の電子マネーを購入される高齢者の方には声かけするなどして気を付けている」と語った。

 同署管内では今年に入り、今回同様、電子マネーを悪用した特殊詐欺が2件発生しており「コンビニで電子マネーを買って、カード番号で支払って」という詐欺に注意するよう呼びかけている。

(2022年11月12日付紙面より)

署長感謝状を受け取った増田彩乃さん=10日、紀宝警察署
2022年11月12日
22 交通安全優良学校に
 活動評価され感謝状  (新翔高校 )

 新宮市佐野の和歌山県立新翔高校(藤田勝範校長)は、和歌山県警察と県交通安全協会による交通安全優良学校に選ばれ、9日に感謝状の贈呈を受けた。生徒が新宮署から委嘱を受けて行う「自転車マナーアップ推進リーダー」の活動が評価された。藤田校長は「これを励みに今後も取り組みたい」と話した。

 新翔高校では2015年度より、同活動を実施。委嘱を受けたリーダーが他の生徒に、自転車の交通ルールを守るよう呼びかけるほか、警察や地域団体と共に、交通安全の街頭啓発を行ったりしている。これらの活動が評価され、初めて優良学校に選ばれた。学校で選ばれたのは新翔高校と、岩出市の根来小学校の2校のみだった。表彰式は和歌山市で行われた。

 藤田校長は「高校生が頑張ってくれるので頼もしい。活動を通して、地域の方々も生徒ら自身も交通安全の意識を高め、結果として自分の命もみんなの命も大事にすることにつながっていると思う。活動で周囲を引っ張ってくれるのが、うれしく頼もしい」と語った。

 なお、今回の感謝状の贈呈は、県警本部と県交通安全協会の「交通安全功労者・優良運転者等表彰」の一つとして行われた。両者は、交通安全に功労のあった個人・団体を毎年、表彰している。

(2022年11月12日付紙面より)

感謝状を持つ藤田勝範校長=10日、新宮市佐野の和歌山県立新翔高校
2022年11月12日
23 漁野さん(男性)、新家さん(女性)が優勝
 那智勝浦町総体グラウンドゴルフ大会  ( )
2022年11月12日
24 さらなる高みを目指し
 JUNTOSが関西大会へ  (県クラブユースサッカー選手権秋季大会 )
2022年11月12日
25 自分だけの「書」に挑戦  太田小学校で己書体験  (那智勝浦町 )
2022年11月12日
26 健全育成に協力願う  知事メッセージを伝達  (那智勝浦町 )
2022年11月12日
27 新宮城「魅力は石垣にあり」  「教育講演会」で小渕伸二さん  (和歌山県教友会 )
2022年11月12日
28 8事業所で職場体験  宇久井中学校2年生  (那智勝浦町 )
2022年11月12日
29 税金の役割や大切さ学ぶ  神倉小で租税教室  (新宮市 )
2022年11月12日
30 和歌山県の移民の歴史  巡回パネル展、新宮市でスタート  
2022年11月12日
31 町民Gで向上に打ち込む  ジュニア駅伝選手候補ら  (串本町 )
2022年11月12日
32 町立5校で音楽の良さ共有  3年ぶりに町内連合音楽会  (古座川町 )
2022年11月12日
33 「伝えたい思いが大切」  聴覚障害や手話学ぶ  (相野谷小 )
2022年11月12日
34 3年ぶりに寿野球大会  4県から24チーム集結  (熊野市 )
2022年11月12日
35 地域で子育て助け合おう  ファミサポ講習会で学ぶ  (紀宝町 )
2022年11月12日
36 秋晴れの下、収穫祝う  じゃばらの里の収穫祭2022  (北山村 )
2022年11月12日
37 お悔やみ情報
  
2022年11月02日
38 平和への願い込め「前進」 熊野本宮大社で絵馬完成 (田辺市本宮町)

 田辺市本宮町の熊野本宮大社(九鬼家隆宮司)で1日、来年のえと「癸卯(みずのとう)」の大絵馬と小絵馬が完成した。神門大絵馬は12月1日(木)に、大しめ縄と共に大社神門に掲げられる。

 神門大絵馬は、横232㌢、縦117㌢。熊野地方の自然をイメージした深い青と金色の月を背に前進するウサギを描いた。体には、同大社の縁起物「挑花(ちょうばな)」と田辺市の花である梅の枝が描かれており、その目は真っすぐ前を見据えている。

 各地で起こっている紛争や、いまだ収束を見せない新型コロナウイルス感染症の状況などを憂いつつ「来年こそは光り輝く未来へ」と願いを込め「前進」の文字を揮毫(きごう)した。

 白浜空港の大絵馬は、赤と黄色、緑の円をウサギの体に見立て、平和と自然保護の大切さや、日本を中心に世界の人々が大きな広い心でつながるよう願いを込めた。

 新宮、白浜、紀伊田辺のJR各駅に掲げる小絵馬には、それぞれの地域をイメージする色を背景に月を見るウサギを、周参見駅と白浜町の南方熊楠記念館の小絵馬には、月をバックに駆け出すウサギを描いた。世界平和やコロナ収束、そして旅の安全などを願い、21日(月)に新宮駅と周参見駅、22日(火)に白浜駅と紀伊田辺駅に授与する。

 九鬼宮司は「新型コロナウイルスの影響で多くの人が動きづらい状況の中、卯年は『芽が動き始める』ともいわれている。熊野にお参りいただき、一歩でも前に動く気持ちを持つ一つのきっかけになれば。世界の平和を願いつつ、人々がにぎやかで笑いの絶えない1年であってほしい」と絵馬に込めた思いを語った。

(2022年11月2日付紙面より)

「一歩でも前へ」。絵馬を完成させた九鬼家隆宮司=1日、田辺市の熊野本宮大社瑞鳳殿
2022年11月02日
39 最先端の地震研究に触れる
 市野々小でオンライン学習  (那智勝浦町 )

 那智勝浦町立市野々小学校(中西健校長)で10月27日、国立研究開発法人海洋研究開発機構(JAMSTEC)によるオンライン講座があった。5、6年生12人が、海底調査を通じて地震のメカニズムを解明する取り組みや、海溝型地震の仕組みについて学んだ。

 JAMSTECは「海洋」と「地球」を対象に、地震や火山活動、気候変動、生命の進化、資源に関する最先端の科学研究を行い、得られた知見や技術を社会に還元することを目的とする研究機関。同小の地震・津波に関する防災学習の一環として、子ども向けのレクチャープログラムに参加した。

 児童は、JAMSTECが地震のメカニズム解明や予測のため▽探る(発生した地震の調査)▽モニタリング(海底下の継続的な観測・記録)▽再現・予測(データに基づくシミュレーション)―などの研究アプローチを行っていることを学習。2011年3月11日に発生した東北地方太平洋沖地震によって沖合の海底にできた長さ80㍍の亀裂の映像などを視聴した。

 新宮港にも寄港したことのある地球深部探査船「ちきゅう」によって海底から採掘された「地震の鍵になる岩石」から「スメクタイト」と呼ばれる滑りやすい粘土層が見つかったという最新の研究成果には、驚きの声が上がった。

 溝口悠真君(5年)は「すごく楽しみにしていた。『しんかい6500』のことは知っていたけれど、それ以外にもたくさんの種類の船があると知って面白かった」と話していた。

(2022年11月2日付紙面より)

興味津々で講話を聞く児童=10月27日、那智勝浦町立市野々小学校
地震でできた海底の亀裂の映像を見る
2022年11月02日
40 8校1団が演奏を響かせる
 第46回紀南吹奏楽のつどい  (紀南地区吹奏楽連盟 )

 第46回紀南吹奏楽のつどいが10月29日に串本町文化センターであり、新宮・東牟婁地方で活動する中学、高校、社会人の吹奏楽部や吹奏楽団がそれぞれの持ち味を生かして順次演奏を響かせた。

 このつどいは、紀南地区吹奏楽連盟(森一之理事長)が主催。活動成果を披露し合う交流を通して、部員や団員の調和と技術向上を図る目的で基本年1回開いている。旧新宮商業高校・植村俊平教諭の呼びかけで1967年に始まり県内で最も歴史がある地域合同演奏会として続いているが、他行事との合同実施や新型コロナウイルスの感染拡大など社会情勢で開けない年もあり、回数は継続年より少なくなっている。

 前回に続いて感染症予防対策を心がけての実施で、数十人規模となる中学一丸と高校一丸の各演奏は休止。一般鑑賞は部員・団員の家族2人までと制限して迎えた。

 出演は潮岬中、光洋中、那智中、緑丘中、近大附属新宮高・中、串本古座高、新翔高、新宮高の各吹奏楽部と、3年ぶりとなる社会人の那智勝浦吹奏楽団。

 開会に当たり同連盟の西野政和副会長はまず、夏の県吹奏楽コンクールで2年連続金賞獲得の近大附属新宮高、2年連続金賞獲得で県代表として関西コンクールに進出し銀賞を得た新宮高の各吹奏楽部の健闘を報告して一同で称賛。ウクライナ情勢へ思いをはせつつ「当たり前のように舞台に立ち音楽を楽しんでいるが、これも平和な世の中があってこそ。そのことを頭において活動を続けてほしい」と部員や団員の気持ちを促した。

 冒頭は会場地の潮岬中が出演し、光洋中と那智中と緑丘中は部員数が少ないため近大附属新宮中を加えた4校29人ユニットを結成して合同発表。以降高校などの発表が続き、真摯な姿勢も見せつつ小道具を持ち出したり自身のテーマソングや入賞曲を奏でるなど会場を盛り上げる構成も織り交ぜた演奏が続いた。最終は那智勝浦吹奏楽団で、定番のファンファーレを響かせ愛好曲や定期演奏会に向け練習中の新曲を披露。同連盟の大江伸二副会長が閉会のあいさつを述べて締めくくった。

(2022年11月2日付紙面より)

光洋中・那智中・緑丘中・近大附属新宮中の合同演奏=10月29日、串本町文化センター
小道具を織り交ぜて会場の盛り上がりを誘う新宮高吹奏楽部
2022年11月02日
41 子どもへの虐待をなくそう!
 JR新宮駅にオレンジリボンツリー設置  

 11月の「児童虐待防止推進月間」に先立ち、新宮市徐福のJR新宮駅の待合室に10月31日、オレンジリボンツリーが登場した。同駅協力の下、NPO法人和歌山子どもの虐待防止協会が設置。同協会では月間に合わせ、各市町村へのツリーの設置や動画の配信などを通して啓発活動を展開していく。

 厚生労働省は、11月を「児童虐待防止推進月間」と定め、家庭や学校、地域などの社会全般にわたり、児童虐待問題に対する深い関心と理解を得ることができるよう、児童虐待防止のための広報・啓発活動などの取り組みを実施している。

 オレンジリボン運動は2004年に栃木県で児童2人が虐待を受け、命を落とした事件をきっかけに、翌年、同県の団体「カンガルーOYAMA」が児童虐待防止を目指して始めた。NPO法人児童虐待防止全国ネットワークなどの協力を得て活動を全国に広めており、運動を通して子どもの虐待の現状を伝えて関心を高めてもらい、虐待のない社会を築くことを目的としている。

 同協会は2000年に民間団体として設立。今年で22年を迎えた。これまで、月間に合わせて白浜町や田辺市などでツリーの設置を行ってきたが、新宮・東牟婁郡では今年が初めてという。

 本来であれば、子どもたちにリボンを作ってもらい、直接ツリーに飾り付けを行うが、新型コロナウイルス感染症の状況を考慮し、リボンは会員らが制作。飾り付けが済んだツリーと啓発物資を配置し、虐待の現状や運動の周知を図る機会とした。

 ツリーを設置した同協会紀南地区運営委員の安原克彦さんは「JR新宮駅さんにご協力いただき、新宮・東牟婁では初めてこういった活動をさせていただくことになった」と経緯を説明。

 同駅の大市貴明副駅長は「新宮駅から児童虐待の実態や運動を発信できれば幸いです」と話していた。

 厚生労働省によると、児童虐待による死亡事例は年間70件を超えており、単純計算では5日間に1人の子どもが命を落としていることになる。

 今年の月間の標語は「『もしかして?』ためらわないで!189(いちはやく)」。「児童虐待かも」と思ったときには児童相談所虐待対応ダイヤル(電話189)へ連絡を。通告・相談は匿名で行うことができる。

(2022年11月2日付紙面より)

安原克彦さん(左)と大市貴明副駅長(中央)、NPO法人和歌山子どもの虐待防止協会運営委員の木下顕次さんらがツリーを設置=10月31日、JR新宮駅
2022年11月02日
42 岡鼻さん、柳瀬さんが優勝
 クラブ、シニア選手権  (那智勝浦ゴルフ倶楽部 )
2022年11月02日
43 東牟婁地方中学校新人大会①
 ソフトテニス・サッカー・剣道  
2022年11月02日
44 那智勝浦町で観光客増  入込数がコロナ禍前超え  
2022年11月02日
45 プルタブ集めて車いすに  関西無線協議会が市に寄贈  (新宮市 )
2022年11月02日
46 アサマリンドウ咲き始める  神倉神社の石段沿いで  (新宮市 )
2022年11月02日
47 楽しさや季節感味わう  熊野緑会が手作りお菓子贈呈  (新宮市 )
2022年11月02日
48 多彩な出店でにぎわう  七彩会がフリーマーケット  (太地町 )
2022年11月02日
49 晴天の下、ウオーク楽しむ  ニュータウン熟年クラブ  (那智勝浦町 )
2022年11月02日
50 居心地良く眠れるよう美化  大島小児童らが慰霊碑清掃  (串本町 )
2022年11月02日
51 三重県選抜、全国3位  地元の榎本、芝鼻、大田君も活躍  (中学野球大会 )
2022年11月02日
52 大川さんがトップ賞  「文字のすがた」小学生の部  
2022年11月02日
53 仮装してダンス楽しむ  鵜殿保育所でハロウィーン  (紀宝町 )
2022年11月02日
54 「本は自分が開くもの」  子どもの本専門店店主が講演  (井田小 )
2022年11月02日
55 3週連続、打ち上げ花火  4、11、18日に熊野市で  
2022年11月02日
56 お悔やみ情報