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2022年11月26日
1 「うみえるマップ」が完成
 県内主要駅で配布  (和歌山大学きの活 )

 和歌山大学の学生で構成される「和歌山大学きのくに線活性化プロジェクト」が企画・制作した冊子「うみえるマップ」がこのほど完成した。24日には同大学学生で那智勝浦町出身の宮井凜晴さんと、三重県御浜町出身の村井優太さんが新宮市徐福のJR新宮駅を訪れ、坂本純一駅長に冊子を手渡し配架を依頼したほか、列車を利用する乗客に冊子を配布。沿線の魅力を伝えた。

 和歌山大学の有志学生らで構成される同プロジェクト。鉄道を通じた実践的地域振興を目的に、各種取り組みを展開している。

 冊子は、きのくに線の海が見える区間や、車窓から見える名所・海にまつわる魅力を路線図形式で掲載。学生らが地元住民に取材を行い、おすすめのスポットなどを聴取した。デザインも自分たちで手がけており、こだわりと地域の魅力が詰まった一冊に仕上がった。

 B5サイズ16㌻で、「紀北」「紀中」「紀南・西牟婁地域編」「紀南・東牟婁編」などの項目別に、寺社や観光資源、特産品などを紹介。「きのくに線の旅のお供に」「絶景を見逃さない」と銘打っており、列車の旅の醍醐味(だいごみ)を一層促進する内容となっている。

 県内の24市町村で構成する紀勢本線活性化促進協議会が発行。JR西日本和歌山支社が協力した。冊子は同駅や紀伊勝浦駅などの主要駅に配架される予定だ。

 坂本駅長に冊子を託した宮井さんは「地元の人しか知らない情報もたくさん盛り込んだ。多くの人に伝わりやすく、見やすいように心がけました。自分たちで取材をするなど苦労した分、自信作に仕上がった。ぜひ多くの人に手に取っていただければ」。

 千葉県から、観光を兼ねた墓参りで新宮市を訪れた50代会社員女性は「一目でいろいろな情報を見ることができていい冊子。デザインもいい。インターネットで事前に見られたらいいなと思いました」と話していた。

(2022年11月26日付紙面より)

宮井凜晴さん(右)が坂本純一駅長に冊子を手渡した=24日、JR新宮駅
列車乗客に冊子を配布し、沿線の魅力をPR
2022年11月26日
2 熊野の魅力を一堂に
 初めて紀宝町でイベント  (新宮JC )

 熊野の魅力を集めた「熊野フェス~親子でまるっと楽しめるお祭り~」が23日、紀宝町鵜殿の町生涯学習センターまなびの郷で開催された。多くの人が訪れ、体験やグルメなどさまざまな催しを楽しんだ。

 熊野地方の観光をテーマにしたイベントで、地元経済の起爆剤となればと新宮青年会議所(新宮JC、梅村英義理事長)が主催、紀宝町が後援した。熊野市まで活動エリアを拡大したため、初めて三重県側の紀宝町を会場に選んだ。

 串本町から熊野市までの観光関連団体にPRや体験のための出展を呼びかけ、飲食店による食のブースも設置。ステージでは町立矢渕中学校吹奏楽部による演奏や各団体によるダンスが披露された。

 串本町田原で建設が進む日本初の民間ロケット射場「スペースポート紀伊」に関する講演もあり、南紀串本観光協会のロケットガイド・坂本直弥さんが登壇。なぜ串本が選ばれたかや、事業が軌道に乗れば年間20回ほど打ち上げを見る機会があることを紹介し、「宇宙への扉が私たちのすぐ近くにできる。宇宙の町を皆さんと一緒に盛り上げていきたい」と呼びかけた。

 会場には雨の中、家族連れが多く足を運び、グルメ巡りを楽しんだり、あらためて地元観光の魅力に触れたりしていた。梅村理事長は「本年度のメインイベントとして開催した。紀宝町には会場の件など協力的に対応していただきとても感謝している」と話していた。

(2022年11月26日付紙面より)

雨の中、家族連れらが楽しんだ=23日、紀宝町鵜殿の町生涯学習センターまなびの郷
各市町村の観光PRブースが並んだ
2022年11月26日
3 挑戦楽しみつつ協調を実感
 串本町教委と連携イベント  (ジュニアリーダークラブ「ビー・スター」 )

 東牟婁地方ジュニアリーダークラブ「ビー・スター」と串本町教育委員会の連携イベント「宝探しスタンプラリー」が23日に同町内であり、小学生26人が挑戦を楽しみつつ協調の良さを実感した。

 主導した同リーダーは、県青少年育成協会がリレー式次世代健全育成事業の中で育成している中学生や高校生の人材。同協会は県内に三つある青少年の家を拠点にして年2回、同事業の実働企画「地域ユース・ジュニアリーダー養成キャンプ」を開いていて、同リーダーは同ユース(=リーダーを目指す小中学生)と活動を仲立ちする立場で日々高めている資質を発揮して集団をまとめ、同ユースはその姿に協調することで求める資質を実感し互いに成長し合う状況を形にしている。

 県内のジュニアリーダーは大枠でクラブ「パステル」を結成する中で地方単位の小クラブも結成していて、その一つが東牟婁地方青少年育成県民運動推進委員連絡協議会付けの小クラブ「ビー・スター」。今回のイベントは小クラブならではの機動力を生かして市町村の教育委員会と連携し相互成長の裾野を広げることを目指した取り組みで、「ビー・スター」にとっては2年前に那智勝浦町教育委員会と連携して以来2回目の実施になるという。

 当日はジュニアリーダー「そうた」「とーこ」「はるか」が活動を主導し、序盤はレクリエーションを楽しんで緊張感をほぐし、中~終盤に本題の「宝探しスタンプラリー」に挑戦。26人が4チームに分かれて五つの課題に挑戦し、クリアの証しとしてスタンプをそろえて菓子入りの宝箱を得る流れで協調の良さに触れた。

 最年長のジュニアリーダー「そうた」こと岩本颯太さん(17)は「知らない子同士で集まっても仲良くなれて、一緒に楽しく遊べることを知ってもらえれば」と参加した小学生に感じてほしいところをコメント。そのために一人一人に適切に接することを心がけたいと自身の課題を見据えつつ、3人一丸で全体主導に励んでいた。

(2022年11月26日付紙面より)

序盤のレクリエーション。集団行動で緊張をほぐし一体感を培う=23日、串本町立体育館
中~終盤の宝探しスタンプラリー。チーム一丸で宝箱を獲得
2022年11月26日
4 図書館に足を運ぶきっかけに
 地域交流イベント「本気フェス」  (那智勝浦町 )

 那智勝浦町立図書館(久保敏晴館長)で23日、「本気(マジ)フェス~本とフリマとラクガキと~」があった。例年は駐車場で実施しているが雨天のため、館内での開催となった。古本市やワークショップ、フリーマーケットには多くの家族連れや図書館利用者、読書愛好家などが来館しにぎわった。

 同図書館が主催する地域交流イベントの一環で3回目。本と図書館を通して、地域住民同士や職員との交流を図ってもらうことが目的。催しを通して図書館に足を運んでもらうきっかけづくりも兼ねている。

 地域住民が出店するフリーマーケットはこれまでは本限定だったが、今回は店主がセレクトした物品を販売する形を取った。館内にはパンや菓子、陶器、アクセサリーなどの販売があったほか、絵本カフェのブースもあった。

 一般書、児童書、雑誌などの廃棄本と配架できない寄贈本を地域住民に有効活用してもらうための恒例の「古本市」は今回無料となった。足を止め、本を選ぶ来館者の姿が多く見られた。

 しおりとクリアファイル作りが体験できるワークショップも盛況で、子どもたちは笑顔で作業に取り組んでいた。

 例年好評を博している駐車場での「ラクガキであそぼ。」は雨天で中止となったが急きょ、大きな紙を室内に張り、チョークで落書きが楽しめるスペースを設けた。

 家族と訪れた新宮市立王子ヶ浜小学校2年の園山将臣君は「2階ではお茶を飲んできた。ワークショップは楽しかった。クリアファイルは部屋に飾ります」と話していた。

 久保館長は「子どもたちには晴天の下、落書きを思い切り楽しんでほしかったので残念。本に限定しないフリマも実施したため、従来の来館者層とは違う方々にも足を運んでいただけて良かった。これをきっかけにこれまで来館する機会がなかった方々にもぜひ、気軽に図書館に来ていただければうれしい」と話していた。

(2022年11月26日付紙面より)

にぎわった「本気フェス」=23日、那智勝浦町立図書館
ワークショップを楽しむ子どもたち
2022年11月26日
5 地元勢が好成績
 近大新宮は近畿大会へ  (県なぎなた選手権、近畿高校選手権など )
2022年11月26日
6 近大新宮、新宮が駒を進める
 県高校空手道新人大会兼近畿大会予選  
2022年11月26日
7 新宮、三輪崎、下里が県大会へ
 全国スポ少東牟婁予選兼スポ少交流バレーボール大会  
2022年11月26日
8 思い思いの作品に  草花飾り「スワッグ」作り  (城南中育友会 )
2022年11月26日
9 羽黒と熊野Ⅱ、聖地と絵図  東大人文・熊野フォーラム  (新宮市 )
2022年11月26日
10 夫婦の距離や素直さ大切  弁護士・菊地幸夫さんが講演  (太地町 )
2022年11月26日
11 美しい踊りで会場を魅了  丹鶴ホールでクラシックバレエ発表会  (新宮バレエスタジオ )
2022年11月26日
12 各種ゲーム楽しむ 中央児童館イベント (新宮市)
2022年11月26日
13 協力に感謝し新米味わう  高田小・中学校で「たか田んぼ感謝祭」  (新宮市 )
2022年11月26日
14 舟謡勝謡会が舟謡奉納へ  和歌浦の両神社めぐり  (那智勝浦町 )
2022年11月26日
15 親子・仲間でキャンプ体験  県立潮岬青少年の家で37人  (新宮東牟婁地域労働者福祉協議会 )
2022年11月26日
16 夕闇にイチョウの黄葉浮かぶ  光泉寺でライトアップ試験  (古座川町 )
2022年11月26日
17 弓引き2人が稽古に励む  潮御崎神社御弓式にむけ  (串本町 )
2022年11月26日
18 紀伊半島一周高速道路を  紀勢線建設促進期成同盟会が要望活動  
2022年11月26日
19 サツマイモご飯に舌鼓  子ども食堂にぎわう  (紀宝町 )
2022年11月26日
20 子の育ちに読書の楽しみ  タウンミーティングで考える  (御浜町 )
2022年11月26日
21 強い意識で飲酒運転撲滅を  年末の交通安全県民運動へ  (南郡交対協 )
2022年11月26日
22 寄せられた善意託す  児童会が協力呼びかけ  (成川小 )
2022年11月26日
23 お悔やみ情報
  
2022年11月25日
24 みんなに感動与えて
 新嘗祭とサッカー必勝祈願祭  (熊野速玉大社 )

 新宮市の熊野速玉大社(上野顯宮司)で23日、「新嘗祭(にいなめさい)」と、同日夜に2022サッカーワールドカップカタール大会で初戦を迎える日本代表チームの必勝祈願祭を営んだ。自然の恵みに感謝するとともに、日本代表選手らの健闘を願った。

 新嘗祭は古くから伝わる宮中儀式の一つで、天皇陛下がその年に取れた五穀を神々に供え、自身も食して収穫を感謝する祭り。神前に穀物などがささげられ、上野宮司が祝詞を奏上。巫女(みこ)たちが「浦安の舞」を奉納した。

 必勝祈願祭には、地元のサッカー愛好家や新宮サッカースポーツ少年団の子どもたちも参列した。

 なお、先月27日には、(公財)日本サッカー協会の田嶋幸三会長、反町康治技術委員長、宮本恒靖理事らが同大社を訪れ、チームの健闘を祈願。同協会では、日本サッカー協会のシンボルマークである「ヤタガラス(八咫烏)」と日本近代サッカーの始祖といわれる那智勝浦町名誉町民の中村覚之助の古里である熊野において、2002年ワールドカップ日韓大会から熊野三山一寺で必勝を祈願している。

 神事に参列した子どもたちは「今日の相手(ドイツ)はかなり強いけど全力で頑張ってほしい。ヤタガラスが見守ってくれると思います」と笑顔。

 上野宮司は「新嘗祭では全国からお供えいただいた新穀をお供えさせていただき、天恵に感謝しました」。

 ワールドカップに関して「スポーツを通して世界が一つになり感動を分け合うのは素晴らしいこと。世界平和を願う祭典に参加できる日本を誇らしく思う。ヤタガラスの力を頂き、けがのないように頑張って感動する試合を見せてほしい」と思いを語った。

 なお、同日に行われたドイツ戦において、日本代表はドイツ代表に2―1で勝利。27日(日)にコスタリカ、12月1日(木)にスペインと対戦する。

(2022年11月25日付紙面より)

みんなで日本代表の健闘を祈願=23日、新宮市の熊野速玉大社
新嘗祭では自然の恵みに感謝した
2022年11月25日
25 恵みに感謝し豊作願う
 熊野那智大社で新嘗祭・献穀講祭  

 那智勝浦町の熊野那智大社(男成洋三宮司)は23日、「新嘗祭(にいなめさい)・献穀講祭(けんこくこうさい)」を営んだ。

 新嘗祭は古くから伝わる宮中儀式の一つで、天皇陛下がその年にとれた五穀を神々に供え、自身も食して収穫を感謝する祭り。

 同大社でも神前に新しい穀物などをささげ、農作物の恵みに感謝した。責任役員や町内の農家からなる献穀講員ら18人が参列し、五穀豊穣(ほうじょう)を祈った。

 祭りでは男成宮司が祝詞を奏上し、正装した2人の巫女(みこ)が「浦安の舞」を奉納した。献穀講代表の大江清一さんらが玉串をささげた。

 大江さんは「近年は異常気象が続いており、農家にとっては不安がある。本日は来年の豊作を祈願するとともに、皆さまが安心して暮らせるように、新型コロナウイルス終息も祈りました」と話していた。

(2022年11月25日付紙面より)

来年の豊作や新型コロナウイルス終息などを祈願した=23日、那智勝浦町の熊野那智大社
巫女が浦安の舞を奉納した
2022年11月25日
26 新宮駅に絵馬を寄贈 月に祈るウサギを描く (熊野本宮大社)

 熊野本宮大社(九鬼家隆宮司)は21日、新宮市徐福のJR新宮駅(坂本純一駅長)を訪れ、九鬼宮司が来年のえと「癸卯(みずのとう)」を描いた絵馬を寄贈した。坂本駅長は「毎年頂き、ありがたい」と感謝を述べた。

 新宮駅は毎年、熊野三山の各大社から絵馬の寄贈を受け、ホームに飾っている。来年の「癸卯」の絵馬を届けたのは熊野本宮大社が一番早かった。新宮駅に届けた絵馬は五角形となっており、大きさは周囲の木枠を除いた画面の最大部で横が103㌢、縦が80㌢となっている。

 熊野本宮大社は新宮駅のほか、いずれもJRで紀伊田辺駅、白浜駅、周参見駅などにも絵馬を寄贈している。各駅のある市町のイメージで背景の色を変えており、新宮駅は「海・山・川」などの自然をイメージした緑だった。月を仰いで祈るウサギが描かれ、「祈」「安全」「平和」「コロナ終息」などの文字も揮毫されている。

 九鬼宮司は「串本町でロケットの打ち上げが予定されていることから、月は宇宙と熊野がつながるイメージで描いた。新宮駅に来られる方の安全、新型コロナの終息、世界の平和などをウサギが祈っているイメージ。来られる方を笑顔でお迎えし、熊野の良さを発信していただければ。絵馬が熊野三山をイメージされるきっかけになり、それぞれに足を運んでいただければ幸い」と語った。

 坂本駅長は「このような素晴らしい絵馬を頂き、ありがたい。新宮駅を訪れる人に見ていただき、当地方を回っていただいて、これまでコロナ禍で辛抱してきたところもあると思うので、今後は皆さんが飛躍していただけるような年になればと思う。絵馬を見て、熊野三山や熊野古道に足を運んでいただければ」と述べた。

(2022年11月25日付紙面より)

坂本純一駅長(左)に絵馬を寄贈する九鬼家隆宮司=21日、新宮市徐福のJR新宮駅
2022年11月25日
27 大輪が夜空と水面彩る
 多くの来場者が花火楽しむ  (那智勝浦町 )

 那智勝浦町は22日夜、同町の勝浦湾・渡の島で「海の章」と題し、関西初となる新色「エメラルドグリーン」の花火を打ち上げ、同町の秋の夜空に大輪を咲かせた。合計2000発が打ち上げられ、多くの見物人から拍手や歓声が上がった。

 3年連続で中止となった那智勝浦町花火大会に代わるイベントとして町独自で計画。花火大会の実施を望む町民の声を受け、コロナ禍で疲弊する町を元気づけるとともに、町の活性化につなげることが目的だという。

 イベントでは15分間の花火を2度に分けて披露するもので、初回の13日には「山の章」と題し、紅葉と那智の滝しぶきの競演を表現した花火が打ち上げられた。

 2回目は20日に実施予定だったが、天候不良でこの日に延期となった。町職員らは見物場所付近に待機し、来場者の安全確認や交通誘導に努めていた。

 午後8時、美しい光の大輪が夜空と勝浦湾の水面(みなも)を彩った。その光景を見物したり、写真や動画に収めようとする来場者の姿が多く見られた。終了の際は大きな拍手が送られた。

 この日、家族と共に見物に訪れていた同町湯川に住む清水弘治さんは「間近で見ることができ、迫力があった。とてもきれいだった。温泉街で花火が3年間ないのは寂しい。少しずつでも、コロナ禍以前の日常に戻ってくれればうれしい」と話していた。

(2022年11月25日付紙面より)

大輪が町の夜空と勝浦湾の水面を彩った=22日夜、那智勝浦町の渡の島
2022年11月25日
28 1位に杉本光朗さん  写連新宮支部11月例会  
2022年11月25日
29 友好関係の深化図る  室根・熊野交流の会が訪問  (新宮市 )
2022年11月25日
30 マイナンバーや学校統合など議論  各課が所管事務を報告  (新宮市議会教育民生委 )
2022年11月25日
31 163点の力作展示  県美術展覧会、ジュニア美術展覧会  (新宮市 )
2022年11月25日
32 熊野・自然との共生  「丹鶴ホール」で熊野学パネル展  (新宮市 )
2022年11月25日
33 税を理解し支え合う心を  山﨑千晴さんが租税教育推進協議会会長賞受賞  (三輪崎小 )
2022年11月25日
34 演奏やダンスで表現  成川小で音楽発表会  (紀宝町 )
2022年11月25日
35 詳細な計画ルート示す  「紀宝熊野道路」説明会で  (国交省 )
2022年11月25日
36 厳かに神事執り行う  烏止野神社、神内神社で例大祭  (紀宝町 )
2022年11月25日
37 管内流域へ4万粒分散放流  七川漁協アマゴ発眼卵  (古座川町 )
2022年11月25日
38 税の習字入賞4人を表彰  会長みずから橋杭小訪ね  (新東租税教育推進協 )
2022年11月25日
39 児童生徒ら表現の魅力体験  明神中体育館でアートWS  (WACSS )
2022年11月25日
40 秋はお芋づくしだね!  太地こども園で焼き芋  (太地町 )
2022年11月25日
41 親子ドッジボール楽しむ  神倉小3年生学年行事  (新宮市 )
2022年11月25日
42 今度は自分が読み聞かせ 下里中で練習スタート (那智勝浦町)
2022年11月25日
43 お悔やみ情報
  
2022年11月02日
44 平和への願い込め「前進」 熊野本宮大社で絵馬完成 (田辺市本宮町)

 田辺市本宮町の熊野本宮大社(九鬼家隆宮司)で1日、来年のえと「癸卯(みずのとう)」の大絵馬と小絵馬が完成した。神門大絵馬は12月1日(木)に、大しめ縄と共に大社神門に掲げられる。

 神門大絵馬は、横232㌢、縦117㌢。熊野地方の自然をイメージした深い青と金色の月を背に前進するウサギを描いた。体には、同大社の縁起物「挑花(ちょうばな)」と田辺市の花である梅の枝が描かれており、その目は真っすぐ前を見据えている。

 各地で起こっている紛争や、いまだ収束を見せない新型コロナウイルス感染症の状況などを憂いつつ「来年こそは光り輝く未来へ」と願いを込め「前進」の文字を揮毫(きごう)した。

 白浜空港の大絵馬は、赤と黄色、緑の円をウサギの体に見立て、平和と自然保護の大切さや、日本を中心に世界の人々が大きな広い心でつながるよう願いを込めた。

 新宮、白浜、紀伊田辺のJR各駅に掲げる小絵馬には、それぞれの地域をイメージする色を背景に月を見るウサギを、周参見駅と白浜町の南方熊楠記念館の小絵馬には、月をバックに駆け出すウサギを描いた。世界平和やコロナ収束、そして旅の安全などを願い、21日(月)に新宮駅と周参見駅、22日(火)に白浜駅と紀伊田辺駅に授与する。

 九鬼宮司は「新型コロナウイルスの影響で多くの人が動きづらい状況の中、卯年は『芽が動き始める』ともいわれている。熊野にお参りいただき、一歩でも前に動く気持ちを持つ一つのきっかけになれば。世界の平和を願いつつ、人々がにぎやかで笑いの絶えない1年であってほしい」と絵馬に込めた思いを語った。

(2022年11月2日付紙面より)

「一歩でも前へ」。絵馬を完成させた九鬼家隆宮司=1日、田辺市の熊野本宮大社瑞鳳殿
2022年11月02日
45 最先端の地震研究に触れる
 市野々小でオンライン学習  (那智勝浦町 )

 那智勝浦町立市野々小学校(中西健校長)で10月27日、国立研究開発法人海洋研究開発機構(JAMSTEC)によるオンライン講座があった。5、6年生12人が、海底調査を通じて地震のメカニズムを解明する取り組みや、海溝型地震の仕組みについて学んだ。

 JAMSTECは「海洋」と「地球」を対象に、地震や火山活動、気候変動、生命の進化、資源に関する最先端の科学研究を行い、得られた知見や技術を社会に還元することを目的とする研究機関。同小の地震・津波に関する防災学習の一環として、子ども向けのレクチャープログラムに参加した。

 児童は、JAMSTECが地震のメカニズム解明や予測のため▽探る(発生した地震の調査)▽モニタリング(海底下の継続的な観測・記録)▽再現・予測(データに基づくシミュレーション)―などの研究アプローチを行っていることを学習。2011年3月11日に発生した東北地方太平洋沖地震によって沖合の海底にできた長さ80㍍の亀裂の映像などを視聴した。

 新宮港にも寄港したことのある地球深部探査船「ちきゅう」によって海底から採掘された「地震の鍵になる岩石」から「スメクタイト」と呼ばれる滑りやすい粘土層が見つかったという最新の研究成果には、驚きの声が上がった。

 溝口悠真君(5年)は「すごく楽しみにしていた。『しんかい6500』のことは知っていたけれど、それ以外にもたくさんの種類の船があると知って面白かった」と話していた。

(2022年11月2日付紙面より)

興味津々で講話を聞く児童=10月27日、那智勝浦町立市野々小学校
地震でできた海底の亀裂の映像を見る
2022年11月02日
46 8校1団が演奏を響かせる
 第46回紀南吹奏楽のつどい  (紀南地区吹奏楽連盟 )

 第46回紀南吹奏楽のつどいが10月29日に串本町文化センターであり、新宮・東牟婁地方で活動する中学、高校、社会人の吹奏楽部や吹奏楽団がそれぞれの持ち味を生かして順次演奏を響かせた。

 このつどいは、紀南地区吹奏楽連盟(森一之理事長)が主催。活動成果を披露し合う交流を通して、部員や団員の調和と技術向上を図る目的で基本年1回開いている。旧新宮商業高校・植村俊平教諭の呼びかけで1967年に始まり県内で最も歴史がある地域合同演奏会として続いているが、他行事との合同実施や新型コロナウイルスの感染拡大など社会情勢で開けない年もあり、回数は継続年より少なくなっている。

 前回に続いて感染症予防対策を心がけての実施で、数十人規模となる中学一丸と高校一丸の各演奏は休止。一般鑑賞は部員・団員の家族2人までと制限して迎えた。

 出演は潮岬中、光洋中、那智中、緑丘中、近大附属新宮高・中、串本古座高、新翔高、新宮高の各吹奏楽部と、3年ぶりとなる社会人の那智勝浦吹奏楽団。

 開会に当たり同連盟の西野政和副会長はまず、夏の県吹奏楽コンクールで2年連続金賞獲得の近大附属新宮高、2年連続金賞獲得で県代表として関西コンクールに進出し銀賞を得た新宮高の各吹奏楽部の健闘を報告して一同で称賛。ウクライナ情勢へ思いをはせつつ「当たり前のように舞台に立ち音楽を楽しんでいるが、これも平和な世の中があってこそ。そのことを頭において活動を続けてほしい」と部員や団員の気持ちを促した。

 冒頭は会場地の潮岬中が出演し、光洋中と那智中と緑丘中は部員数が少ないため近大附属新宮中を加えた4校29人ユニットを結成して合同発表。以降高校などの発表が続き、真摯な姿勢も見せつつ小道具を持ち出したり自身のテーマソングや入賞曲を奏でるなど会場を盛り上げる構成も織り交ぜた演奏が続いた。最終は那智勝浦吹奏楽団で、定番のファンファーレを響かせ愛好曲や定期演奏会に向け練習中の新曲を披露。同連盟の大江伸二副会長が閉会のあいさつを述べて締めくくった。

(2022年11月2日付紙面より)

光洋中・那智中・緑丘中・近大附属新宮中の合同演奏=10月29日、串本町文化センター
小道具を織り交ぜて会場の盛り上がりを誘う新宮高吹奏楽部
2022年11月02日
47 子どもへの虐待をなくそう!
 JR新宮駅にオレンジリボンツリー設置  

 11月の「児童虐待防止推進月間」に先立ち、新宮市徐福のJR新宮駅の待合室に10月31日、オレンジリボンツリーが登場した。同駅協力の下、NPO法人和歌山子どもの虐待防止協会が設置。同協会では月間に合わせ、各市町村へのツリーの設置や動画の配信などを通して啓発活動を展開していく。

 厚生労働省は、11月を「児童虐待防止推進月間」と定め、家庭や学校、地域などの社会全般にわたり、児童虐待問題に対する深い関心と理解を得ることができるよう、児童虐待防止のための広報・啓発活動などの取り組みを実施している。

 オレンジリボン運動は2004年に栃木県で児童2人が虐待を受け、命を落とした事件をきっかけに、翌年、同県の団体「カンガルーOYAMA」が児童虐待防止を目指して始めた。NPO法人児童虐待防止全国ネットワークなどの協力を得て活動を全国に広めており、運動を通して子どもの虐待の現状を伝えて関心を高めてもらい、虐待のない社会を築くことを目的としている。

 同協会は2000年に民間団体として設立。今年で22年を迎えた。これまで、月間に合わせて白浜町や田辺市などでツリーの設置を行ってきたが、新宮・東牟婁郡では今年が初めてという。

 本来であれば、子どもたちにリボンを作ってもらい、直接ツリーに飾り付けを行うが、新型コロナウイルス感染症の状況を考慮し、リボンは会員らが制作。飾り付けが済んだツリーと啓発物資を配置し、虐待の現状や運動の周知を図る機会とした。

 ツリーを設置した同協会紀南地区運営委員の安原克彦さんは「JR新宮駅さんにご協力いただき、新宮・東牟婁では初めてこういった活動をさせていただくことになった」と経緯を説明。

 同駅の大市貴明副駅長は「新宮駅から児童虐待の実態や運動を発信できれば幸いです」と話していた。

 厚生労働省によると、児童虐待による死亡事例は年間70件を超えており、単純計算では5日間に1人の子どもが命を落としていることになる。

 今年の月間の標語は「『もしかして?』ためらわないで!189(いちはやく)」。「児童虐待かも」と思ったときには児童相談所虐待対応ダイヤル(電話189)へ連絡を。通告・相談は匿名で行うことができる。

(2022年11月2日付紙面より)

安原克彦さん(左)と大市貴明副駅長(中央)、NPO法人和歌山子どもの虐待防止協会運営委員の木下顕次さんらがツリーを設置=10月31日、JR新宮駅
2022年11月02日
48 岡鼻さん、柳瀬さんが優勝
 クラブ、シニア選手権  (那智勝浦ゴルフ倶楽部 )
2022年11月02日
49 東牟婁地方中学校新人大会①
 ソフトテニス・サッカー・剣道  
2022年11月02日
50 那智勝浦町で観光客増  入込数がコロナ禍前超え  
2022年11月02日
51 プルタブ集めて車いすに  関西無線協議会が市に寄贈  (新宮市 )
2022年11月02日
52 アサマリンドウ咲き始める  神倉神社の石段沿いで  (新宮市 )
2022年11月02日
53 楽しさや季節感味わう  熊野緑会が手作りお菓子贈呈  (新宮市 )
2022年11月02日
54 多彩な出店でにぎわう  七彩会がフリーマーケット  (太地町 )
2022年11月02日
55 晴天の下、ウオーク楽しむ  ニュータウン熟年クラブ  (那智勝浦町 )
2022年11月02日
56 居心地良く眠れるよう美化  大島小児童らが慰霊碑清掃  (串本町 )
2022年11月02日
57 三重県選抜、全国3位  地元の榎本、芝鼻、大田君も活躍  (中学野球大会 )
2022年11月02日
58 大川さんがトップ賞  「文字のすがた」小学生の部  
2022年11月02日
59 仮装してダンス楽しむ  鵜殿保育所でハロウィーン  (紀宝町 )
2022年11月02日
60 「本は自分が開くもの」  子どもの本専門店店主が講演  (井田小 )
2022年11月02日
61 3週連続、打ち上げ花火  4、11、18日に熊野市で  
2022年11月02日
62 お悔やみ情報