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2022年11月09日
1 生物多様性の未来を研究
 瀧本岳准教授が講演会  (新宮高校 )

 新宮市の県立新宮高校(東啓史校長)で7日、同校第44回卒業生で東京大学大学院農学生命科学研究科の瀧本岳准教授(理学博士)による講演会「感染症と生物多様性~人と自然の共存に数学を役立てる~」が開かれ、全校生徒561人が耳を傾けた。

 瀧本准教授は新宮市出身で、新宮高校から京都大学理学部へ進学。現在は、生物多様性の創出や維持を主軸に、数理モデルやコンピューターシミュレーションを用い、複雑な生物群集のダイナミクスを解明する研究をしている。6日に開催された新宮高校同窓会(西哉素史会長)の総会で講演機会があり、生徒向けの講話が実現した。

 瀧本准教授は「大学時代、アラスカの旅行中に見た森の風景が熊野に似ており、なぜそのようなことが起こるのかを研究できたらと思った」と語り、数学や進化生物学、生態学を横断する自身の研究を紹介。「コスタリカでは2000年代にカエルツボカビ症の流行でカエルが減少し、ボウフラを食べるオタマジャクシが減ったことでマラリアが流行した。インフルエンザ、ライム病、ニパウイルス感染症、デング熱など人間の感染症の約6割が動物由来の『人獣共通感染症』。病原体の宿主やその上位捕食者の多様性が、人間の病気の感染リスク変動に深く関わっている」と述べ、感染症の短期的な流行過程を数理モデルで表す方法を説明した。

 人間活動の影響にも言及し「森が都市化すると上位捕食者となる野生動物が減少し、人獣共通感染症を媒介するネズミやコウモリが繁栄する。一方で、森林保護区を作ることで逆に感染を広げてしまう例もある」と感染リスク変動の複雑性について語った。

 最後に「私たちの生活は自然の恩恵に依存しており、自然と折り合いを付けていくためにはその仕組みを解明することが不可欠。高校時代、数学は物理などの分野に使うものと思っていたが、さまざまな分野や現実社会の生活に役立てることができる」と結んだ。

(2022年11月9日付紙面より)

瀧本岳准教授(理学博士)が講話=7日、新宮市の県立新宮高校
2022年11月09日
2 多様性への理解深める
 レインボーフェスタにぎわう  (那智勝浦町 )

 レインボーフェスタ那智勝浦実行委員会は6日、那智勝浦町のブルービーチ那智で2回目となる「RAINBOWFESTA NACHIKATSUURA in ブルービーチ那智」を開催した。多様性を分かち合う場として開かれ、多くの来場者でにぎわった。

 レインボーフェスタは性的少数者やLGBTQについて理解を広めるとともに、一人一人が持つ「性の多様性」を祝福し、分かち合う場として、全国各地で実施されている。

 県内では6年前から和歌山市で開催されているが熊野地域では昨年、初めて同町で開催した。

 来場者は色とりどりのリストバンドを装着して入場。地元商店などの豊富な飲食や販売、ワークショップなどのブースも盛況だった。ステージイベントではNPO法人「チーム紀伊水道」副理事長の津村雅稔さんが手話通訳し、紙芝居やバンド演奏、手話パフォーマンス、ダンス、トークショー、キナンレーシングチームの選手紹介などで盛り上がった。

 昨年同様、子どもたちが白い旗に6色の色でペイントするレインボーフラッグや、同町での「パートナーシップ制度」「ファミリーシップ制度」の導入に向けた署名活動もあった。

 女性として生まれ、自らの性について悩み、性別適合手術を経て戸籍を男性に変更した京都市の大久保暁(あきら)さんと妻の希望(のぞみ)さんも会場を訪れた。

 暁さんは「フェスタは当事者や関係者が多い。ここは地域を巻き込んでいて、啓発的な特別感がないところが良い。この町からの発信は大きなことにつながるはず」。

 希望さんは「多くの方々が来場し、通常のイベントのようににぎわっていることが素晴らしい」と話していた。

 スタッフとして参加した町立那智中学校3年の小賀柚那さんと潮﨑莉桜さんは署名活動に協力。小賀さんは「自分らしさを表現できる場所がたくさんできれば良いなと思います」、潮﨑さんは「同様のイベントが増えて、LGBTQへの理解が深まればうれしい」と話した。

 フェスタの代表として企画・運営を行ったのは、自身がトランスジェンダー(性自認と身体的な性が一致していない当事者)である丸山都さんだ。

 丸山さんは「僕一人では開催できない。関わってくれた皆さまに感謝しています。LGBTQへの理解は進んできたが、テレビの世界だと思っている方も多い。多様性はみんなのもの。共有できる場として、今後も続けていきたい」と語った。

 最後はレインボー餅ほりで締めくくった。

(2022年11月9日付紙面より)

2回目となるレインボーフェスタが開催された=6日、那智勝浦町のブルービーチ那智周辺
盛り上がったステージイベント
「パートナーシップ制度」「ファミリーシップ制度」の導入に向けた署名活動も実施された
丸山都さん
2022年11月09日
3 昨年に続き本州最南端で励む
 花園近鉄ライナーズの選手ら  (串本町 )

 社会人ラグビーチーム「花園近鉄ライナーズ」が7日、串本町サンゴ台にある総合運動公園などでキャンプを始めた。昨年に続き2回目の来訪で、12日(土)までの6日間滞在し、練習やチームビルディング、県の中学生や高校生の選手を対象にしたクリニックなどで地域貢献もするという。

 大阪府東大阪市にある日本初の専用競技場「花園ラグビー場」を拠点にして活動する1929年創部の同チーム。今年新たに開幕した国内最高峰の舞台・ジャパンラグビーリーグワンDivision2で優勝し、来年は昇格しDivision1の一角として挑むなど勢いのある活躍をしている。

 宿泊拠点と練習場所がごく近い点で同公園をキャンプ先としていて、今年は所属選手53人(練習生を含む)が参加。練習開始に合わせて田嶋勝正町長や町教育委員会教育課の潮﨑伸彦教育長と濵地弘貴教育次長、宿泊拠点・ホテル&リゾーツ和歌山串本の久保幸彦総支配人や同公園を管理する町B&G海洋センターの林亨所長らが駆け付け、代表として田嶋町長は「串本ではひと昔前まで経験者がなくルールもいまひとつわからない時代があったが、最近はテレビでも見かけるようになりファンが増えてきたという感じがする。そのような中、伝統のあるチームに本州最南端の地でキャンプしていただけることをうれしく思う。けがなくトレーニングを積み、これからの公式戦で素晴らしい成績を残してほしい」と述べ、花束と差し入れのボトルドウオーター「串本の水」や紀南農業協同組合のブランドミカン「天」を贈呈。選手を代表してチームジャージを町へ託した野中翔平さんは「昨年はオンオフともにたくさんサポートしていただき、自分たちも活躍する事ができた。次のシーズンが終わり目標を達成したときにこのキャンプがあったからだと言えるような1週間にしたい」と応えて、引き続きの支持を求めた。

 前述したクリニックは最終日の12日に実施予定。中日の9日にチームビルディングとして町内飲食店巡りをし、それ以外の時間は練習に打ち込んで来年のリーグへ向け弾みをつけるという。

(2022年11月9日付紙面より)

多目的グラウンドで練習に打ち込む花園近鉄ライナーズの選手ら=7日、串本町サンゴ台
地元の歓迎と激励に応える野中翔平選手
2022年11月09日
4 救急医療功労者に伝達
 米良孝志さんに表彰状  (和歌山県 )

 和歌山県はこのほど、令和4年度「救急医療功労者に対する知事表彰」の受賞者11個人、1団体を発表した。本紙エリアでは個人の部で医療法人米良医院(新宮市池田)の米良孝志さん(66)が受賞。7日には表彰状の伝達が行われ、県福祉保健部健康局の石田定副課長らが同医院を訪問し、米良さんに感謝を伝えた。

 救急医療対策の推進など、救急医療の確保に貢献し、その功績が特に顕著である個人や団体を表彰することにより、救急医療対策の一層の充実や強化を図る目的で1994年度から実施している。

 なお、新型コロナウイルス感染症拡大防止の観点から、例年実施している表彰式は行わず県職員が各医療機関を訪問。表彰状の伝達をもって功労をたたえる運びとなった。

 2002年から約20年にわたり新宮市医師会役員を務める米良さん。17年からは同会長を担っている。このたびの表彰は、新型コロナウイルス対応において、医療従事者向けワクチン接種事業を実施し、並行して新宮市主導の住民に対する集団接種の医師や看護師の派遣体制の整備を行い、地域の感染拡大防止に尽力し、また市内医療機関と中核病院である市立医療センターとの医療連携に貢献したことが認められたもの。

 表彰状を受け取った米良さんは「コロナ禍における休日診療体制の構築などを医師会メンバーたちとやってきた。それを認めていただいたものと思っている。しかし、コロナはまだ終わりではない。表彰を受け、休日の医療体制をつくるなどの課題に対して、責任も感じています」と話していた。

(2022年11月9日付紙面より)

米良孝志さん(左)が石田定副課長から表彰状の伝達を受けた=7日、新宮市の米良医院
2022年11月09日
5 手縫いの雑巾役立てて  蓬莱地区福祉委員が蓬莱保に寄贈  (新宮市 )
2022年11月09日
6 さらなるレベルアップを  近畿大、大商大卓球部が合宿  (那智勝浦町 )
2022年11月09日
7 きもの着装やいけばな披露  伝統文化親子教室の発表会  (新宮市 )
2022年11月09日
8 災害時に使えるポリ袋調理  いきいきサロン三四朗  (那智勝浦町 )
2022年11月09日
9 自分の年金は自分で管理  新翔高校で日本年金機構  
2022年11月09日
10 会員同士の経験や知識を共有  ホテル浦島で経営研究集会  (和歌山県中小企業家同友会 )
2022年11月09日
11 サネカズラの実  浮島の森で真っ赤に色づく  (新宮市 )
2022年11月09日
12 自由にのびのび創作活動  子どもアトリエスタート  (那智勝浦町 )
2022年11月09日
13 顔を合わせて楽しい時間  高田ふれあい交流会  (新宮市 )
2022年11月09日
14 慣習やグルメでにぎわう  ハロウィンIN橋杭ビーチ  (南紀串本観光協会 )
2022年11月09日
15 野菜好きのきっかけ得る  西向小の4、5年生  (串本町 )
2022年11月09日
16 戦没者を思い決意新たに  古座地区遺族会が慰霊祭  (串本町 )
2022年11月09日
17 「ハッピーハロウィーン!」  5歳児がお菓子のお届け  (紀宝町 )
2022年11月09日
18 ナメコの生産工場を見学  3年生が社会科授業の一環で  (神内小 )
2022年11月09日
19 ボートのアジア大会へ  熊野市出身の上林さくら選手  
2022年11月09日
20 副団長として防火活動に尽力  赤井席夫さんに叙勲伝達  (紀宝町 )
2022年11月09日
21 お悔やみ情報
  
2022年11月05日
22 生誕130年、佐藤春夫の遺徳しのぶ 関係者らが「筆供養」 (新宮市)

 「文化の日」の3日、新宮市下本町の市文化複合施設「丹鶴ホール」敷地内の佐藤春夫筆塚前で、令和4年度「佐藤春夫『筆供養』」が営まれた。関係者ら約60人が参列し、使い古した筆を供養するとともに佐藤春夫(1892~1964年)の遺徳をしのんだ。

 「筆塚」は春夫没2年後の1966年、新宮ライオンズクラブ(新宮LC)が認証5周年を記念して旧市民会館前に建立。揮毫(きごう)は春夫の親友だった詩人の堀口大學が行い、佐藤千代夫人と堀口夫妻らが除幕した。塚の中には春夫愛用の毛筆と万年筆が納められている。

 市民会館解体により一時的に撤去されたが昨年10月、「丹鶴ホール」完成に伴い筆塚は同施設敷地内に移設された。今年6月には、新宮LCが認証60周年記念事業の一環として筆塚に「佐藤春夫筆塚石碑」を寄贈。石碑には51年、春夫が59歳の時に作詞し、文化の日に制定された「新宮市歌」が刻まれている。

 式典では、新宮市歌斉唱に続き、田岡実千年市長が「市歌からは、ふるさとをこよなく愛された先生の思いが伝わってくる。われわれも熊野地方の豊かな自然と悠久の歴史、文化に抱かれ生きることを誇りに、後世にそれを守り伝えていかなければ」とあいさつ。

 市立佐藤春夫記念館の辻本雄一館長は「筆供養は記念館ができる前から続いており、今年も多くの方々の協力の下、開催できることをありがたく思う」。

 春夫遺族の高橋百百子さんは「素晴らしい天気に恵まれた。春夫は常々、自分は晴れ男だと言っていたが、『どうだ』と言っている顔が目に浮かぶよう」。東京大学准教授で実践女子大学客員研究員の河野龍也さんは「2000年に調査で初めて新宮市を訪れた時、大変親切にしていただき、ここが自分のふるさとの一つになるかもしれないと感激した記憶がある。記念館があることは私にとっても新宮市にとっても大切なこと」と話した。

 お供茶式では、茶道裏千家淡交会南紀青年部の上宗景さん(お点前)と谷口宗尚さん(半東)が筆塚前にお茶を供えた。式典後には同青年部による呈茶もあった。

(2022年11月5日付紙面より)

筆を供え、佐藤春夫の遺徳をしのぶ=3日、新宮市の「丹鶴ホール」
茶道裏千家淡交会南紀青年部がお茶をたてた
2022年11月05日
23 人権尊重の社会目指し
 新宮市内2カ所で街頭啓発  

 新宮市人権尊重委員会(会長・田岡実千年市長)は4日、同市佐野のスーパーセンターオークワ南紀店前と、同市橋本のイオン新宮店前で街頭啓発を実施した。同委員や東牟婁振興局職員ら約35人がチラシやポケットティッシュなどの啓発物資を買い物客たちに配布した。

 和歌山県は11月の「同和運動推進月間」に当たり、同和問題をはじめとするさまざまな差別に対する理解を深めてもらおうと県内各地で啓発活動を展開している。市は同月を「差別をなくする強調月間」とし、人権問題の早期解決を図るため実施している。

 スーパーセンターオークワ南紀店では、田岡市長が「市では1953年に人権尊重委員会が結成され、あらゆる差別の解消を目指し取り組みを進めています」とあいさつ。「市民一人一人の尊厳と人権が尊重され、皆さんが明るく笑顔で心豊かに暮らせる人権尊重のまちを目指すことを目的に、市民の皆さまと共に『差別のない明るいまちづくり』には何が必要なのかということを考えて啓発させていただきたい」と協力を求めた。

 新宮市では強調月間に伴い、人権尊重文集「春を呼ぼう」の制作(令和5年1月発行予定)や、市庁舎に「広げよう やさしい心と思いやり」の懸垂幕を掲揚するなどしている。今年は新型コロナウイルス感染拡大防止の観点から、例年開催している「市民のつどい2022」は中止となった。

(2022年11月5日付紙面より)

啓発活動に取り組む田岡実千年市長(右)ら=4日、新宮市佐野のスーパーセンターオークワ南紀店
2022年11月05日
24 大斎原まで盛り土仮設 年末年始の参拝に備える (熊野本宮大社)

 田辺市本宮町の熊野本宮大社と本宮町商工会、熊野本宮観光協会で組織する「熊野本宮よみがえり委員会」(会長・名渕敬熊野本宮観光協会長)は2日、同大社の瑞宝殿で、令和4年第3回の会議を開いた。約20人が出席、8月の大雨で破損した潜水橋について、年末年始までに盛り土を仮設し、旧社地・大斎原(おおゆのはら)まで渡れるようになる予定との報告を受けた。

 潜水橋は現在通行止めとなっており、年末年始は多数の来客が予想されることもあって、早めの復旧が望まれていた。また、潜水橋の周辺にはかつて「高橋」という太鼓橋が架かっていたが、1889(明治22)年の十津川大水害で流出した経緯があり、これを機会に高橋そのもの、もしくは似たような橋の復元ができないかとの意見があった。ただ、世界遺産の場所であるため実現には障壁も多く、まずは潜水橋を復旧させる方向で進んでいる。

 久畑弘幸本宮行政局長が、潜水橋の今後について報告。「潜水橋の復旧のための補正予算、7600万円を議決いただいた。(破損した橋の)撤去の入札が完了し、落札者が近々確定、撤去に入る。終わったら(水抜き穴を設けて)盛り土をして、大斎原に渡れるような対応をしたい」と述べた。

 ただ、4月の同大社の例大祭「本宮祭」の頃には、盛り土は撤去されているが、潜水橋はできておらず、完成は8月ごろと想定されている。本宮祭は行列が潜水橋を通るため、何らかの対策が必要となる。このため九鬼家隆宮司は、開会あいさつの中で、高橋が架かる以前には参詣者が川を渡る「ぬれわらじの入堂」を行っていたことを紹介。「これを再現したいと思っている。海外の人にも体感してもらえれば。意見や案を。知恵を拝借できれば」と呼びかけた。

■正月態勢も協議



 正月の態勢も協議した。九鬼宮司は、新型コロナ対策として、12月1日(木)から31日(土)までを「幸先詣(さいさきもうで)」期間とし、朱印や祈とうなどの受け付けを正月と同じ態勢とすることを報告。明けて1月1日(日・祝)から15日(日)までを「新年祭」期間とすることも語った。

 また、同大社の警備担当者が、正月は動線を左右に分けて一方通行とし、密集や事故を予防する予定であることも解説した。出席者は注意点などを助言した。

(2022年11月5日付紙面より)

あいさつする九鬼家隆宮司=2日、田辺市本宮町の熊野本宮大社
2022年11月05日
25 3年ぶり、5日まで実施
 橋杭岩ライトアップ始まる  (串本町 )

 串本町くじ野川地内で3日、イベント「橋杭岩ライトアップ」が始まった。実施期間は5日(土)までで、期間中の午後5時30分~8時30分に投光が行われる。見物自由。

 串本町が主催する、おおむね元岩~弁天岩間とその一帯に投光して夕闇が深まる中に浮かび上がらせる趣向。その幻想的な光景は2017年に日本夜景遺産〈ライトアップ夜景遺産〉として認定され、一段と注目されるところとなっている。

 おととし、昨年と新型コロナウイルスの情勢により中止したため、今回は3年ぶりの実施。10色のパーライト計60基を2カ所に分けて配置して岩の数々、無限発色可能のLEDライト14基で道の駅くしもと橋杭岩そば一帯を照らす内容は変わらずで、期間前日の2日に委託を受ける事業者が試験点灯をして投光先の調整や色彩を変える流れのリハーサルをするなどして目前の本番に備えた。

 期間中は同駅に加え橋杭漁港、橋杭ビーチに臨時駐車場を設けている。同駅内は投光中、北側を入り口、南側を出口とする一方通行としていて、同町は来場時に順路を守る協力を求めている。併せて不特定多数が集まりやすい状況となるため、各自で感染症予防対策を心がけて見物してほしいと呼びかけている。

(2022年11月5日付紙面より)

橋杭岩ライトアップ〈試験点灯時〉の様子=2日、串本町くじ野川
2022年11月05日
26 こて塗り絵、盆栽、掛け軸、寒蘭  喫茶きよもんで一斉展示  (那智勝浦町 )
2022年11月05日
27 喜びと感謝胸にプレー  新宮警察署防犯学童軟式野球大会  (新宮市 )
2022年11月05日
28 全員で勝利をつかむ  近大新宮が準決勝に向け練習励む  (全国高校サッカー和歌山大会 )
2022年11月05日
29 「世界津波の日」を前に  宇久井小、中、こども園が合同避難訓練  (那智勝浦町 )
2022年11月05日
30 本紙エリアで4人受章  令和4年秋の叙勲  
2022年11月05日
31 児童生徒の力作808点審査  5、6日、郡学校美術展  
2022年11月05日
32 今年もサツマイモ収穫楽しむ  ブライトライフが紀南学園生招き  (御浜町 )
2022年11月05日
33 端末活用しグループ学習  矢渕中学校で研究授業  (紀宝町 )
2022年11月05日
34 気持ち良く体動かす  3回シリーズの「筋トレ教室」始まる  (紀宝町 )
2022年11月05日
35 コロナ禍も伝統を継承  井田、中村、牛鼻神社例大祭  (紀宝町 )
2022年11月05日
36 壁面で作品鑑賞など楽しむ  大地を見上げる映画祭1  (古座川町 )
2022年11月05日
37 出し物そろえ思い出づくり  2日間かけ文化祭を挙行  (串本古座高校 )
2022年11月05日
38 お悔やみ情報