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2022年10月25日
1 地震発生に備えが必要!
 丹鶴公民分館が防災訓練  (新宮市 )

 新宮市の丹鶴公民分館(西孝分館長)は23日、丹鶴体育館で令和4年度防災訓練を開催した。市防災対策課による「地震に関する出前講座」があったほか、市消防団丹鶴分団が水消火器訓練を展開。市社会福祉協議会による福祉相談、認知症についてのパネル展示もあり、約70人の地域住民が防災意識を高めた。

 市、市社協が協力し、地域住民の防災意識の向上を目的に行っている恒例の取り組み。

 開催に当たり、西分館長は「ここ2年ほど、新型コロナウイルス感染症やロシアのウクライナ侵攻などがあり、意識が地震から少し離れていたように思う。地震発生は待ったなし。この機会に基本に立ち返り、頭を防災モードに戻していただければ」とあいさつした。

 市防災対策課の下地優斗さんが▽過去の地震について▽新宮市に予想される地震▽地震への対策▽個人の対策―の項目に分けて講話を展開。

 スライドを使って阪神・淡路大震災(1995年)、熊本地震(2016年)、大阪府北部地震(18年)の被害を振り返り、近い将来の発生が危惧されている東南海・南海地震にも言及。「自分の身を守る行動を」と呼びかけ、家具転倒防止器具の取り付け、住宅の耐震化の重要性を訴えた。

 住宅耐震改修事業やブロック塀等耐震対策事業など、市が展開する防災関連支援制度を紹介し、個人の対策として「非常持ち出し袋、家庭内備蓄」「事前に災害リスクを確認する」などを挙げ、市ハザードマップの見方やウェブ版新宮市ハザードマップの使い方についても解説。

 旅館等宿泊避難支援事業の活用を推進し、メール・電話・テレホンガイド・公式LINE(ライン)などを活用した防災情報取得への協力も呼びかけた。

(2022年10月25日付紙面より)

丹鶴分団が水消火器の使い方を指導=23日、新宮市の丹鶴体育館
約70人の地域住民が防災意識を高める機会とした
2022年10月25日
2 楽しさ交え農福連携伝える
 イベント「秋の実り笑来市」  (エコ工房四季 )

 串本町古座にある社会福祉法人つばさ福祉会(北野好美理事長)の事業所「エコ工房四季」(平原正雄施設長)が22日、敷地内でイベント「秋の実り笑来市(えこいち)」を開き農福連携の関係先や地域からの来場でにぎわいを見せた。

 このイベントは、新型コロナウイルスの情勢で以前開いていた地域交流行事「エコ祭り」が開けない中、農福連携で変わりゆく今を地域に知ってもらう方法はないかと考えて形にした企画。

 株式会社天然との共催で本年度から始めた出店企画「串本古座四季彩まるしぇ」(現在は新型コロナウイルスの情勢により休止中)の形に「エコ祭り」の謝恩企画と農福連携の一端紹介を上積みした会場を形作り、実施へとこぎ着けた。

 当日は「同まるしぇ」出店者と近畿農政局や和歌山県セルプセンターの各コーナーがコの字型に並び、その中央にテーブルとイスを置いて休憩場所を準備。農福連携のアピール要素として「エコ工房四季」と農福連携をしている古座川町の生産者らがトラクターなど愛用の農機具を持ち込んで体験展示し、子ども対象の農機具お絵描きコンテストを実施した。

 「エコ工房四季」の利用者は駐車場整理などイベント運営に励みつつ、2コーナー以上利用した来場者を対象に電子レンジや農福連携で生産した米などを景品とした○×クイズを実施し、終盤でのステージ発表で来場や日頃の縁に感謝した。

 「エコ祭り」より小規模を心がけたが来場の勢いは予想以上で、前半の午前中だけで約300人が集まったそう。北野理事長は「まずは楽しんでもらい、その中で農福連携に頑張っていることを伝えたくてこのイベントを計画した。大々的にしないよう意識したので、こんなに大勢の皆さんに来ていただけたのは本当に予想外。一人でも多くの皆さんに『エコ工房四季』の今の頑張りを感じてもらえれば」と反響の大きさに驚きつつ、イベントの成果を期待した。

(2022年10月25日付紙面より)

○×クイズで盛り上がる「秋の実り笑来市」の会場=22日、エコ工房四季
農福連携する生産者持ち込みの農機具を体験する子ども
2022年10月25日
3 「熊野のいいもの」大盛況
 道の駅「たいじ」で物産展  (広域商工会東牟婁協議会 )

 北山村、古座川町、南紀くろしお、串本町の各商工会で構成する広域商工会東牟婁協議会(上松也泰センター長)は23日、太地町森浦の道の駅「たいじ」で「熊野のいいもの集めました」と題した物産展を開いた。各地域の名物を目当てに県内外から来場した多くの人でにぎわった。

 物産展は、伴走型小規模事業者支援推進事業の一環で2013年から実施する恒例の催し。同協議会では商談会への参加や地域内外の物産展開催を通して、事業者の学びや販路拡大などの支援に努めている。

 今年は3町1村から5店舗が出店。じゃばら加工品やケーキ、ホルモン焼き、おまぜ、サーターアンダギーなど、地域色や個性豊かな商品が店先に並んだ。

 上松センター長は「安定してお客さんが来てくれた。地元の人が多かった印象」。

 「今回は勝浦からの出店がなかったが、マグロの珍しい部位やじゃばら加工品など、地域を表したラインナップになっていると思う。天候にも恵まれて良かった。いい日和だったと思います」と話していた。

(2022年10月25日付紙面より)

各地域の名物が並んだ=23日、太地町の道の駅「たいじ」
2022年10月25日
4 先達より戒名授かる
 熊野修験の特別得度式  (那智山青岸渡寺 )

 熊野修験特別得度式が22日、那智山青岸渡寺であった。熊野修験の34人が参加、戒律を守ることを誓い、髙木亮英正大先達(しょうだいせんだつ)(那智山青岸渡寺住職)より戒名を授かった。九字の切り方を教える、熊野修験特別九字伝法式も、同寺境内にある大黒堂に場所を移して行われた。

 熊野修験再興35周年・那智山青岸渡寺第九世髙木亮英大僧正晋山記念として実施した。得度式は、仏門に入り僧侶になるための儀式。熊野修験の得度式では、髙木正大先達が戒律を守るかを問い、参加者がこれを守ることを誓って、戒名を授かった。参加者は、何度も頭を床に付け、一心に拝むなどしていた。

 髙木正大先達は「熊野修験の皆さんが、今後より一層、精進されることを祈念する」と述べた。静岡県三島市から参加した佐々木和子さん(46)は「玉置山までだけど、奥駈に何度か参加していたら、誘われて参加することになった。戒名を授かったのは恐れ多く、感謝している。山に入るのは好きで自然信仰にも興味があったので、これがより深くつながる入り口かなと感じている」と話した。

 九字伝達式では、髙木正大先達が一つずつ、印の結び方を教えた。参加者は正しい指の重ね方などを、苦心しながら学んでいた。

(2022年10月25日付紙面より)

特別得度式に参加された皆さん=22日、那智勝浦町の那智山青岸渡寺
2022年10月25日
5 JOC・U16陸上で決勝4位  潮岬中3年の久保凛さん  (串本町 )
2022年10月25日
6 限界突破掲げて頑張る  橋杭小で本年度運動会  (串本町 )
2022年10月25日
7 新宮・新翔合同が敗退  高校ラグビー和歌山県大会が開幕  
2022年10月25日
8 新翔が3回戦に進出  新宮は開智に惜敗  (全国高校サッカー和歌山大会 )
2022年10月25日
9 近大新宮、彦根総合に惜敗  秋季近畿高校野球が開幕  
2022年10月25日
10 メスだけ産む種を確認  チョウザメ研究、世界初  (近大新宮実験場 )
2022年10月25日
11 親子で消防署見学  楽しみながら業務を学ぶ  (那智勝浦町 )
2022年10月25日
12 戦後77年、平和への誓い新た  戦没者追悼式に70人  (新宮市 )
2022年10月25日
13 防災は事前準備が重要 下里中2年がゲームで学ぶ (那智勝浦町)
2022年10月25日
14 「祈りの道、小栗街道」  生駒和歌子さんが絵地図展  (田辺市本宮町「熊野本宮館」で )
2022年10月25日
15 市民生活向上に貢献  模範高齢者5人を表彰  (新宮市 )
2022年10月25日
16 高見さん、田中さんが優勝 鵜殿公民館、鵜殿区が合同で (グラウンドゴルフ大会)
2022年10月25日
17 4500人が子どもイベント満喫  紀宝わくわくフェスティバル  
2022年10月08日
18 自転車通して地域活性化を 14台のEバイクを導入、記念式典 (新宮市)

 新宮市徐福のJR新宮駅前広場で6日、市が新たに導入したEバイク(電動アシスト自転車)の披露記念式典があった。田岡実千年市長や、信金中央金庫大阪支店の松山真一朗次長、飯尾裕太郎上席調査役、漁野理子さん、新宮信用金庫の浦木睦雄理事長、市観光協会の里中陽互会長、熊野川町ふれあい公社の下阪殖保代表理事がテープカットを行い、自転車を通した観光活性化に期待を込めた。

 自転車観光の推進を目指し「市自転車活用推進事業」を進めている同市。今年2月、信金中央金庫が実施する地域創生支援スキーム「SCBふるさと応援団(企業版ふるさと納税)」において、新宮信金の推薦により2021年度の寄付対象事業に同市を選定。同事業への活用にと1000万円を寄付した。

 寄付金を元に、市では2カ年にわたって事業を展開。本年度はBESV(ベスビー)社製10台、ブリヂストン社製4台の計14台のEバイクを導入し、市観光協会、熊野川温泉さつき、小口自然の家の3カ所に配置する予定。来年度は11台を追加導入するという。

 レンタル料金は3時間までが3000円、1日で5000円。配置時期については未定だが、職員らに対するレクチャーは諸手続が完了し次第、おおむね来月ごろを予定している。

 式典では、田岡市長が新宮信金と信金中央に感謝を伝え「サイクルツーリズムは、コロナ禍においても人の接触や3密回避に有用であり、新しい旅行スタイルの手段としても大きく活用できるものと期待している」とあいさつ。

 「今後、新宮信用金庫さまをはじめ、市内の関係団体や企業と連携しながら、持続可能な観光地域づくりを推進し、地域活性化を図っていきたい」と誓いを新たにした。

 松山次長は「信金中央金庫は全国に254ある信用金庫からの出資によって設立された機関であり、2020年に創立70周年を迎えた。本店は東京にあるが、われわれの生みの親である新宮信用金庫のあるこの新宮市は、われわれにとってはふるさとに当たる」。

 「寄付を通してEバイク導入のお役に立てたということは大変うれしいこと。市全体の地域活性化につながっていくことを期待しています」と思いを語った。

 市は、自転車の活用推進について、新しい旅行スタイルの手段としての活用のほか、市民の健康増進、環境負荷の軽減、災害時における交通機能の維持など、さまざまな社会的な問題に対応できるものとして位置付けている。

(2022年10月8日付紙面より)

走行デモンストレーションでEバイクに試乗する(右から)田岡実千年市長、松山真一朗次長、漁野理子さん=6日、JR新宮駅前広場
関係者らがテープカットで祝った
2022年10月08日
19 教職員の練度も高まる
 下里小で不審者対応訓練  (那智勝浦町 )

 那智勝浦町立下里小学校(泉一代校長、児童71人)で5日、不審者対応避難訓練が行われた。校内に不審者が侵入した場合を想定し、教職員が全校児童を速やかに避難させながら、110番通報や制圧訓練に当たった。

 同校は新宮警察署の協力の下、毎年訓練に取り組み、新1年生には防犯教室を実施して不審者からの声かけ・連れ去りに適切な行動が取れるよう対策している。

 訓練では、グラウンドに面した2年生の教室に「娘を捜している、会わせろ!」と騒ぎ、棒を持った男が侵入。担任教諭が児童に避難を指示して対応に当たり、異変に気付いた隣の教室の教諭が通報ブザーで職員室に危険を知らせた。児童は校内放送が鳴ると落ち着いて扉に鍵がかかる体育館などへ避難。教職員は刺股を持って現場へ向かい、警察官が到着するまでの対応をした。

 生活安全刑事課の中濱智厚警部補は全体を振り返り「非常によかった。児童は静かに素早く避難できており、見に戻るような行動もなかった。毎年の訓練の成果で、先生方の練度も高まっている」と講評。全校児童に「不審者から腕をつかまれたりする前に距離を取り、危険を感じたらすぐに大きな声で助けを求めて。もしものときは『きしゅうくんの家』へ避難して」と呼びかけた。

 教職員対象の刺股訓練では、持ち方やけん制のし方、武器を持っている場合の対応などを練習。2年生担任の河野美麻教諭は「訓練と分かっていても、不審者に対応するのは恐怖心があった。しっかり対応が取れるよう、訓練に取り組みたい」と話していた。

(2022年10月8日付紙面より)

刺股で不審者を制圧=5日、那智勝浦町立下里小学校
不審者からの声かけへの対応を学ぶ
2022年10月08日
20 起業を成功させる発想託す 串本町などで創業セミナー (広域商工会東牟婁協議会)

 広域商工会東牟婁協議会(森川起安会長)主催の講習会「創業セミナー〈串本会場〉」が5日夜に串本町商工会館であり、一般11人が起業に成功するための発想を教わるなどした。

 この講習会は伴走型小規模事業者支援推進事業の一環。経営の基本を学びたい人、独立開業を目指している人、創業後5年未満の人、副業を検討している人など起業に関心がある一般を対象に踏まえるべき事項を一通り伝える場として計画し、同協議会を構成する串本町、古座川町、南紀くろしお、北山村の各商工会管内で受講を呼びかけた。

 キャッチフレーズは「あなたの夢を形に!あなたの夢をサポート!」で、当日は株式会社紀の州コンサルティング/三和社会保険労務士事務所代表取締役の濱田智司さんが講師として登壇。管内以外からの受講希望にも応え、各商工会の経営指導員らや起業支援関係者も同席する形で開講した。

 冒頭、起業時に接点を持つことになる日本政策金融公庫田辺支店、串本町産業課、全国労働保険事務組合連合会和歌山支部の各代表者がそれぞれの支援内容紹介を交えてあいさつ。次いで登壇した濱田さんは「創業には強い決意が必要」と話を切り出し、その理由として起業の過程には思い至らずの困難が必ずあり、直面したときにくじけず踏ん張って乗り越えるためだとした。

 以降、事業を軌道に乗せるまでの筋道(計画)を自身の人生や経験、支えてくれる周囲や家族とも照らし合わせて開業後の多忙な中ではなく開業前の時間が得やすいうちに組み上げておく(そうそう組み上げた通りにいくものではないが、踏ん張る上での大きな力となる)など、自他の起業経験も織り交ぜて起業を成功しやすくする発想の数々を約2時間30分の時間に詰め込んで受講した一同に託した。

 同会場に続き勝浦会場が6日夜に那智勝浦町商工会館で開かれ、こちらは一般6人が受講したという。

(2022年10月8日付紙面より)

起業を成功させるために考えておきたい発想を伝える濱田智司さん(右)=5日、串本町商工会館
2022年10月08日
21 高齢者と豊かに暮らす
 太田小で福祉委員と学習  (那智勝浦町 )

 那智勝浦町立太田小学校(上地巳奈子校長)で4日、太田地区福祉委員会の岡本美智子さんらとの学習があり、5、6年生7人が「高齢者と共に豊かに生きるために」をテーマに考えた。

 同小の児童は昨年から地域の高齢者ら約90人に毎月手紙を書いている。手紙は福祉委員らが見守り活動時に届けており、岡本さんは「皆さんとても喜び、大切に保管している」と紹介した。2グループに分かれて「自分たちにできること」を話し合う時間もあり「あいさつや声かけで自分たちの思いを伝える」「写真を届けるのは?」などの意見が出された。

 加苅心優さん(6年)は「高齢者の方々が、できるだけ自立したいという思いを持っていることが分かった。先月の手紙では、運動会があるので来てくださいと書いた」。

 岡本さんは「子どもたちが地域の方々を思いやってくれているのを感じた。今後、児童と一緒に高齢者の方々のお宅を訪問するような活動ができれば」と話していた。

(2022年10月8日付紙面より)

福祉委員らと「自分たちにできること」を考える=4日、那智勝浦町立太田小学校
2022年10月08日
22 松本志恩君が3位入賞
 和道流空手道連盟全国大会  (和道流空手道新宮支部 )
2022年10月08日
23 新宮が連覇、関西大会へ
 全日本高校女子サッカー選手権和歌山大会  
2022年10月08日
24 取り扱いの理解深める  高齢者のためのスマホ教室  (新宮市 )
2022年10月08日
25 「自分らしく生きる」  丸山さんが性の多様性語る  (太地町 )
2022年10月08日
26 大会に向け士気高める  壮行会と生徒会任命式  (城南中 )
2022年10月08日
27 後期の教室も人気集まる  スポーツボイス開講  (新宮市 )
2022年10月08日
28 谷口智行さん、評論部門大賞に  日本詩歌句随筆評論大賞  
2022年10月08日
29 生徒9人が合格を果たす  日本漢字能力検定試験で  (ECC串本教室 )
2022年10月08日
30 パフォーマンスに酔いしれる  EBIKENによるショー  (熊野市 )
2022年10月08日
31 下川旧紀和町長へ叙位伝達  官民一体の地域づくり推進  (熊野市 )
2022年10月08日
32 4年生考えたゲームで白熱  1~4年生が秋の遠足  (成川小 )
2022年10月08日
33 気持ちを込めて表現しよう  初級手話教室始まる  (紀宝町 )
2022年10月08日
34 お悔やみ情報