ニュースアーカイブ|ARCHIVES
アーカイブ検索で表示されるグレーのリンクのない記事については、熊野新聞紙面をご覧ください。
ご購読のお申し込み
過去2年分の熊野新聞は、
SHIMBUN ONLiNE
でご購読頂けます。
新聞オンライン(電子新聞)
カレンダー検索:21件の記事がありました
【検索ステータス】 
2022年10月29日
1 めはりずし作りと川舟
 体験バスツアーが開始  (新宮市熊野川町 )

 熊野川町ふれあい公社と熊野御坊南海バスの初めての共同企画「大人気の瀞峡川舟クルーズ体験と『かあちゃんの店』めはりずし作り体験日帰りバスツアー」が27日、新宮市熊野川町で始まった。12月11日(日)までの20日間に実施予定で、参加には予約が必要。初日の午前は8人が参加、両体験を通し、魅力の一端を知った。

 ツアー内容は、バスでJR新宮駅を出発し、交流促進施設(熊野川温泉)さつきで「かあちゃんの店」の竹田愛子さんの指導の下、めはりずし作りに挑戦。続いて玉置口に移動し、瀞峡での川舟体験をし、瀞峡めぐりの里でのショッピングや、ジオサイト「貝持嶋」の見学を経て、JR新宮駅に戻るというもの。午前と午後の2回、実施している。

 27日の午前の部は、朝に出発する日帰りバスツアーということもあり、参加者は地元中心だった。めはりずし作り体験では、竹田さんが用意した塩漬けの高菜を使用。参加者は、みじん切りにした塩漬け高菜をまぶしたご飯をこぶし大程度に丸め、塩漬け高菜の葉で包んだ。竹田さんは「葉の葉脈が内側になるように」などと指導。参加者は懸命に取り組んでいた。

 完成しためはりずしは竹の皮で包んだ。川舟の上で食べる、もしくは自宅に持ち帰るなど、参加者の自由という。

 新宮市内から夫と共に参加した、玉置ひとみさん(66)は「めはりずしは自分で作ることはほとんどない。郷土料理を作れるようになっておきたいと思って参加した。船に乗るのも好きだったので、ジェット船の休止が残念だったが、川舟で瀞峡めぐりができるようになったのはうれしく、今日も楽しみ。熊野川町は頑張っていると思う」と話した。

 同ツアーの参加費は、大人2000円、子ども1000円、未就学児無料。川舟は4歳児以上より乗船できる。予約は、熊野御坊南海バスホームページ(https://kumanogobobus.nankai-nanki.jp)。27日午前9時現在では、日によっては空きがある。問い合わせは、熊野御坊南海バス(電話0735・22・5101)。

(2022年10月29日付紙面より)

竹田愛子さんの指導の下でめはりずし作りに取り組んだ=27日、新宮市熊野川町の交流促進施設さつき
2022年10月29日
2 商品券の引き換え開始
 期間は11月末日まで  (那智勝浦町 )

 那智勝浦町のまちなか商品券の引き換えが27日、町内の郵便局で始まった。引き換えの期間は11月30日(水)まで、商品券の使用期限は来年の1月15日(日)までとなっている。

 コロナ禍の影響で落ち込んだ、町内経済の活性化を図るもの。全町民に配布する5000円分の「A券」のほか、マイナンバーカード普及促進のために取得者や申請者に配布する5000円分の「B券」がある。

 全町民の元に、A券の引換券が届いているほか、9月末までにマイナンバーカードを取得している人には、B券の引換券も届いている。引換券と本人確認書類を持って、町内の11郵便局のいずれかを訪れれば、商品券を受け取れる。

 那智宇久井郵便局では初日の午前中から、町民が順次訪れて、商品券を引き換える姿が見られた。宇久井在住の道中愛さん(49)は「マイナンバーカードは早いうちに作っておいたので、B券も受け取れた。商品券はうれしいし、町内の商店で使えるのが良い。普段はあまり買えない、ケーキや花を奮発して買おうかな」と話していた。

 なお、A券は小規模店舗のみ、B券はそれに加えて大型店舗などでも使用できるという違いがある。B券は、これからマイナンバーカードを申請する人も受け取ることができるが、その期限は来年の1月13日(金)となっている。

(2022年10月29日付紙面より)

引換券を渡して商品券を受け取った=27日、那智勝浦町の那智宇久井郵便局
2022年10月29日
3 今年は70㌧の集荷見込む
 ユズ果実の搾汁作業開始  (古座川ゆず平井の里 )

 古座川町平井にある農事組合法人古座川ゆず平井の里(宇田篤弘代表理事)で28日、ユズ果実の搾汁が始まった。今年は約70㌧の集荷量を見込み、11月末をめどにして作業を進めるという。

 昭和中期に生産が広がり、半世紀余りにわたって町内の代表的な農産物の一つとなっているユズ。同法人は生産者の共同体として2004年に設立され、現在は90人が組合員となり産業を支えている。

 今年は約60戸から集荷予定で、その全体量は平年よりやや少なめと見込んで搾汁作業をスタート。この日は同法人が所有する出荷場の1日当たりの許容量いっぱいの約4㌧を順次搾り、一帯にユズ独特の芳香が漂った。

 香りの良さで定評がある町産ユズ。傷が少なく色づきがよい果実は紀ノ川農協へ出荷し、残りの果実を搾汁する。得た果汁はそのまま卸したり、同法人で約30品目ある加工品にして販売する。搾った後の皮などは堆肥化してユズ園などへと戻すが、きれいな皮は導入間もないスライサーを使って活用を図るという。

 集荷量は少ないが品質はまずまずと見る宇田代表理事は「後継者も少しずつ増えユズの木の更新も進めてはいるが、多くの生産者が高齢となりこれからもどう大事にするかを考えている。頑張れるのは皆さまのご愛顧のおかげ。そのような間柄を感じながら、これからも古座川町のユズ生産をご愛顧いただき応援していただければ何より」と話し、この日の搾汁作業を見守った。

(2022年10月29日付紙面より)

洗浄したユズ果実を搾汁機へ流し入れる従業員=28日、古座川町平井
2022年10月29日
4 熊野材の一生を体験
 3年生39人が林業学習  (近大新宮 )

 紀の国緑育推進事業を活用した林業教室が27日、近畿大学附属新宮中学校(池上博基校長)の3年生39人を対象に開かれた。生徒たちは間伐体験や原木市場・製材所見学、木工教室などを通じて熊野材が製造される過程を追い、ふるさとの産業について学びを深めた。

 紀の国森づくり税を活用し、広大な森林を有する和歌山県の林業や環境問題への関心を高め、森林を守り育てる意識を育むことが目的。同校の参加は4年目で、熊野川町森林組合と紀南木材新緑会が協力している。

 講義では新緑会の野中亮伸さんが「森林の役割と新宮の歴史について」をテーマに講話。「日本の森林は、国内の自家用車が排出する二酸化炭素の約7割を吸収している」と気候変動の抑制に果たす役割を述べ、「山に水を蓄え、土砂災害を防ぐなど、木の持つ優れた機能を発揮させるためには、森林の適切な管理と伐採・利用が不可欠」と林業の重要性を強調した。「森林は未来につなぐ私たちの宝物。加工すれば、私たちが暮らす家や紙、鉛筆にもなる。今日は1本の木になったつもりで、その一生を体験して」と呼びかけた。

 同市熊野川町で行われた間伐体験では、熊野川町森林組合のサポートを受けつつ、生徒たちが直径20㌢のスギを伐採。午後からは木材の競りを行う原木市場や、木材にホゾ・仕口などの加工をするプレカット工場を見学。木工教室ではパズル制作をした。

 那波柚衣さんは「普段自然と関わる機会はほとんどないので、山の険しさや作業の大変さを体験でき、面白かった」と話していた。

(2022年10月29日付紙面より)

間伐体験をする生徒たち=27日、新宮市熊野川町
スギの苗木に触れる
2022年10月29日
5 平和の大切さかみしめる  新宮ユネスコが「ピースウオーク」  
2022年10月29日
6 ウェブ予約も受け付け  新型コロナワクチン接種  (那智勝浦町 )
2022年10月29日
7 栄養取ってフレイル予防  千穂第一地区サロン  (新宮市 )
2022年10月29日
8 イヌタデの花が咲く  那智勝浦町太田  
2022年10月29日
9 「大きいの見つけた!」  マリア保が芋掘り体験  (新宮市 )
2022年10月29日
10 かわいいお化けに変身!  3年ぶりハロウィーンパレード  (太地こども園 )
2022年10月29日
11 トリック・オア・トリート  はまゆう・こども園にお菓子贈呈  (第二なぎの木園 )
2022年10月29日
12 一足早く雰囲気に親しむ  家族でハロウィーン体験  (潮岬青少年の家 )
2022年10月29日
13 町内愛好者45人競い合う 池野山で町長杯グラウンドゴルフ大会 (古座川町)
2022年10月29日
14 発展を願って残余金を寄付  串本古座高の旧京阪神同窓会  
2022年10月29日
15 薬物乱用防止の意識促す  串本古座高前で街頭啓発  (新宮保健所串本支所 )
2022年10月29日
16 爽やかな香りを楽しむ  寺子屋広場でハーブ蒸留体験  (紀宝町 )
2022年10月29日
17 震度5の揺れで命を守る練習  1、2年生が防災学習で  (鵜殿小 )
2022年10月29日
18 1年ぶりに和気あいあいと  讃寿会グラウンドゴルフ大会  (紀宝町 )
2022年10月29日
19 熊野のストーリー、明確に  教育旅行受け入れ環境整備研修会  
2022年10月29日
20 串本町観光フォトコンテスト  本年度入賞作品紹介②  
2022年10月29日
21 爽やかな秋晴れの下熱戦  新翔高校で第16回体育祭