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2022年09月30日
1 青春の一ページ輝かす
 近大新宮、新宮高校で体育祭  

 新宮市の近畿大学附属新宮高校・中学校(池上博基校長、生徒477人)と県立新宮高校(東啓史校長、生徒561人)で29日、それぞれ体育祭が開催された。ブロック、学年、クラブ対抗でさまざまな競技が行われ、生徒たちが青春の一ページを輝かせた。

  □     □

■近畿大学附属新宮高校・中学校



 近大新宮は、中学校生徒会副会長の速水救(たすく)さん(3年)が開会宣言。高校生徒会の𠮷良和子副会長(1年)は「体育行事を通じて他学年との交流や体を動かす充実さなどを学べるのではないかと思います」とあいさつし「コロナの感染対策を徹底し、各ブロックで優勝を目指し、思いっきり楽しみましょう」と呼びかけた。

 中学校体育委員長の仲森陽音(はると)さん(3年)が力強く選手宣誓し、競技がスタートした。

 体操で体をほぐした生徒たちは100㍍走や8の字大縄跳び「みんなでジャンプ」、網引きなどさまざまな種目で競い合い、汗を流した。中学生によるダンスや集団行動、高校生の応援合戦などでそれぞれが練習の成果を発揮。保護者や他の生徒が声援を送っていた。

  □     □

■新宮高校



 新宮高校の体育祭(尾﨑玄多・実行委員長)は雨天の影響で1日延期して開催された。スローガンは彩雲(あやぐも)祭(文化祭)と同じく「今できることを全力で!~『協力』が成功と楽しさの源~」。

 開会式で東校長が「今日一日、競技に出場する人も裏方をする人も、一生懸命頑張って。皆さんは、その一生懸命さに価値や喜びを見いだすことができるはず」と伝え「若いパワーで躍動を」と激励した。

 競技は5ブロック対抗の綱引きで開幕。学年対抗タイヤ引きや大縄跳び、生徒会企画のバラエティーレース、ブロック対抗ダンスなど、多彩な競技が繰り広げられた。

 感染症対策を取りつつ、3年ぶりに保護者の観覧を可能とし、わが子や孫の姿をビデオカメラに収める姿もあった。

(2022年9月30日付紙面より)

全力で臨んだ100㍍走の様子=29日、新宮市の近畿大学附属新宮高校・中学校
ブロック対抗綱引きで開幕=同日、新宮市の県立新宮高校
2022年09月30日
2 災害時に役立つ搬送法実践
 1年生対象の防災学習  (矢渕中 )

 紀宝町立矢渕中学校(立嶋信雄校長)は26日、「防災学習」を開き、1年生56人が防災啓発車による地震体験や、災害時の警察活動を学んだ。

 災害時の警察活動を知り、地震発生時の安全な行動を身に付けることが目的で、紀宝警察署の署員を招いて初めて開催。午前中の4限目に「防災ノート」を活用した事前学習にも取り組んだ。

 午後からは体育館に集合後、紀宝署で防災を担当する署員が講話。災害は身近にあるとした上で、2011年に発生した東日本大震災の被害写真などをスライドに映し「三重県警察も被災地の救助活動などに派遣された」と紹介した。

 同年の紀伊半島大水害では、県内で2人が死亡、1人が行方不明、17人が負傷、5081人が避難したと説明。当時の写真で災害を振り返った。

 県内で想定される災害として「南海トラフ地震」を挙げ「今後、30年以内に70~80%の確立で発生するといわれ、県による人的被害は約5万3000人と想定されている。訓練の大切さを再認識してほしい」と語った。

 災害発生時には警備本部を設置し、避難誘導、自衛隊や自治体と連携した救出・救助活動、生存者・行方不明者の捜索、交通対策、避難所での被害者支援、検視活動、警戒パトロールなどに取り組むことを説明。「警察に興味のある方は紀宝署に連絡を」と呼びかけた。

 生徒たちは、負傷者を1人で背負う「パックストラップキャリー」、2人一組で担ぐ「ヒューマンチェーン」など、災害時に役立つ搬送法を実践。県が所有する起震車で南海トラフ地震の最大震度6強~7の揺れを体験した。

  □     □

地域と連携した訓練を 紀宝警察署協議会



 防災学習には、紀宝警察署協議会の委員5人と同署の福田利章署長らが訪れ、生徒たちの取り組みを見学した。視察後、同署で本年度2回目の協議会を開催した。

 視察した委員は「熊野市には津波到達地点に碑が建っている。地震体験をきっかけに、過去、津波が来たことを知ってほしい」「被害を減らすための対策や心構えが大切」「体験することの大切さを知った。各学校に広がることを願っている」などと述べた。

 福田署長は「南海トラフ地震が発生した際、最大11㍍の津波が到達すると想定されている。警備課を中心に、先般、災害警備本部の設置訓練を実施した。発災時に素早く対応できるよう、署員には普段から意識を持つよう伝えた。大雨や土砂災害に向けて地域と連携した避難誘導訓練、講話なども実施したい」と伝えた。

 県内で刑法犯認知件数、交通事故による死者が増加しているとし「県民の安全安心の確保に向け、皆さんの意見・要望を反映させ、地域の実情に応じた活動を展開したい」と述べた。

 子どもの安全対策への要望に「学校、行政、警察も含めて行方不明事案が発生しないよう、広報啓発活動などで取り組みを進めたい」と示した。

(2022年9月30日付紙面より)

負傷者搬送の方法を学ぶ生徒たち=26日、紀宝町立矢渕中学校
本年度2回目の紀宝警察署協議会=同日、紀宝警察署
2022年09月30日
3 再認定するも推薦見送り
 日本ジオパーク委が公表  (南紀熊野ジオパーク )

 日本ジオパーク委員会が28日、南紀熊野ジオパークを日本ジオパークとして再認定するもユネスコ世界ジオパークへの国内推薦は見送ることを公表した。

 南紀熊野ジオパークは2014年に日本ジオパークとして初認定を受け、現在は上富田町、白浜町、すさみ町、串本町、古座川町、太地町、那智勝浦町、新宮市、北山村、奈良県十津川村の一部をエリアとし、調査研究、教育普及、資源活用などさまざまな形で振興を図るところとなっている。

 最初の認定から8年が経過し、本年度は4年に1度の再認定審査年に当たる。同パーク推進協議会は同審査と併せてユネスコ世界ジオパーク国内推薦を日本ジオパーク委員会に申請。5月にプレゼンテーション、8月に中田節也委員長ら委員3人の現地調査を受け入れて現況を伝え可否の判断を待っていた。

 この日は同委員会の第46回会合があり、南紀熊野ジオパークの国内推薦と再認定、霧島ジオパークの新規認定〈エリア拡大〉申請について審議。同日付で前述した結果を公表した。

 串本町潮岬にある南紀熊野ジオパークセンターで中田委員長から結果の電話連絡を受けた同パーク推進協議会の橋爪正樹事務局長(県環境生活総務課ジオパーク室室長)は、「国内推薦については残念な結果となったが、もっと頑張れというメッセージを頂いたと前向きに捉えてこれからも進んでいきたい」とコメント。同協議会として思うことは全てやってきたと今までを振り返り、今後はさらなる発想に耳を傾けて新たなことを始めていきたいとした。

 白浜町の井澗誠町長とともに同協議会副会長を務める古座川町の西前啓市町長は「再認定は喜ばしいが、推薦の見送りは残念としか言い様がない。諦めず続けることが大切だ」と語り、将来の再度申請を目指して頑張る今後を見据えた。橋爪事務局長の傍らで結果を確かめた南紀熊野ジオパークガイドの会の伊藤幸子会長は「(世界へ)打って出るにはもう少し時間が要ると内心感じていた。正直少し残念だが助かったという思いもある」と話し、ガイドの体制はほめられているので今後もみんなで頑張る気持ちを大事にしたいとした。

 同委員会は推薦を見送る事由として▽地質遺産の国際的な価値の共有が不十分▽管理運営体制の改善が必要▽世界文化遺産やラムサール条約登録湿地との相乗効果を生み出せていない―などの課題を挙げている。

(2022年9月30日付紙面より)

中田節也委員長から結果の連絡を受ける橋爪正樹事務局長=28日、南紀熊野ジオパークセンター
2022年09月30日
4 全力で新記録を目指す
 第36回新人陸上競技大会  
2022年09月30日
5 ジャスティが優勝
 軟式野球部「第6回大会」  (那智勝浦町体育協会 )
2022年09月30日
6 串本オーシャンズがV
 JAみくまの旗学童軟式野球大会  
2022年09月30日
7 「新宮が魅せる様々な風景」 新宮市観光フォトコンテスト入選作品紹介㊥ (一般の部②)
2022年09月30日
8 河川監視カメラ映像、動画で配信  和歌山県  
2022年09月30日
9 一般会計補正予算など可決し閉会  議員定数削減案は継続審査へ  (新宮市議会9月定例会 )
2022年09月30日
10 再来を呼びかける  客船出港を見送り  (新宮市 )
2022年09月30日
11 紀伊半島大水害から学ぶ  和歌山大・後誠介さんが講義  (熊野市民大学 )
2022年09月30日
12 グラウンドゴルフ愛好者215人が競う 潮岬青少年の家秋季大会 (串本町)
2022年09月30日
13 富士通社員に節電策発表  西向小6年が遠隔授業で  (串本町 )
2022年09月30日
14 職員が歩いて避難  消火や救急搬送も訓練  (那智勝浦町 )
2022年09月28日
15 大畑覚氏が無投票で3選
 御浜町長選  

 任期満了に伴う御浜町長選挙が27日告示され、現職の大畑覚氏(71)=無所属=以外に立候補の届け出がなく、大畑氏が無投票で3回目の当選を果たした。


2022年09月28日
16 目指せ、安全運転!
 自動車教習所でドライブコンテスト  (新宮警察署 )

 新宮警察署(田原正士署長)は26日、那智勝浦町宇久井の那智勝浦自動車教習所で「シニアドライバーセーフティドライブコンテスト」を開催した。65歳以上の高齢ドライバー24人が参加。実車や学科試験などに挑み、安全運転の大切さを再認識する機会とした。

 「秋の全国交通安全運動」(21~30日)の取り組みの一環として同署が企画して今年で2回目の実施。一般的に年齢を重ねることにより身体機能が変化するといわれる中、高齢者世代のドライバーに自身の運転特性を理解し、把握してもらうことを目的としている。

 なお、県内では8月末現在で人身交通事故は896件発生しており、うち高齢者ドライバーが関係する事故は303件(約34%)で、新宮署管内では44件中16件と、約36%を占めている。

 また、今年に入って管内では3件の死亡事故が発生しているが、うち2件が80代の高齢者ドライバーによる単独事故となっている。

 開催に当たり、嶝口知宏交通課長が管内の交通情勢や開催趣旨について説明。新型コロナウイルス感染症と熱中症予防に対する協力を呼びかけ「楽な気持ちで安全第一で臨んでいただければ」とあいさつした。

 参加者らは3班に分かれ、実際の仮免許学科試験や実車試験、反応速度や俊敏性、動体視力などを計測した。試験・測定後には人形を使用した衝突実験を見学。交通課交通係の山元洋輔警部補は事故を減らすために「かもしれない運転」「見えるなら見る、見えないなら速度を落とす」などを心がけるよう呼びかけた。

 また、日産プリンス和歌山販売㈱新宮店と㈱スズキ自販和歌山新宮営業所による安全運転サポート車の展示や紹介もあった。

 試験と計測結果は点数化され、上位3人に表彰状が贈られた。閉会に当たり、田原署長は「免許証の返納も必要だが、車がないと不便といった地域の実情もある。今日のコンテストを通して気付きを得、安全に運転していただければ」と講評した。

 コンテストで見事1位となった那智勝浦町の山下伯親(のりちか)さんは「コンテストなので普段より安全運転に努めたが、これを励みに今後、一層の安全運転を心がけたい」と話していた。

(2022年9月28日付紙面より)

各種計測器で反射神経などを確認=26日、那智勝浦町宇久井
人形を使った衝突実験の様子
2022年09月28日
17 だから読書はおもしろい 読書推進フォーラム開催 (新宮市)

 新宮市下本町の市文化複合施設「丹鶴ホール」で25日、令和4年度読書推進フォーラム「だから読書はおもしろい!~読書を通して育む『ことば』の力~」が開催された。167人が来場し、絵本ライブやシンポジウムに熱心に耳を傾けた。

 開会に当たり和歌山県教育庁紀南教育事務所の大堀和美所長は「秋と言えば読書。読書は言葉を学ぶだけでなく、感性を磨き、表現力を高め、想像力を豊かにする、私たち人間がより深く生きていく上では欠かせないこと。大人から子どもまで、読書の面白さについて考える機会となれば」とあいさつ。

 絵本作家・長谷川義史さんによる絵本ライブでは、最初に「たこやきのたこさぶろう」を朗読し、即興で「和歌山うまいもんのうた」を制作。絵を描きながら落語「うなぎにきいて」を披露した。

 沖縄県出身の安里有生さんの詩を基にした「へいわってすてきだね」を朗読し「私たち大人が、子どもたちに生きていく状況をバトンタッチするのだから、最低限戦争にならないようにしなければ。その大切さを小学1年生の男の子の詩が教えてくれた。絵本を読んでもらうのは、大人にとってもいい経験。そういう機会が増えればうれしい」と結んだ。

 一般社団法人熊野新宮ミュージアムはアトラクションとして朗読劇「鳩ぽっぽ誕生秘話~東くめと基吉 夫唱婦随の大仕事~」を上演。佐藤春夫記念館の辻本雄一館長をコーディネーターに迎えたシンポジウム「ことばの力で想像力を~読書のむこうでみんなとつながる~」もあった。

 親子4人で参加した田古良真有香さんは「子どもが寝る前には、毎晩絵本の読み聞かせをしている。3歳の娘に『赤ちゃんってなんで生まれてくるの?』と聞かれた時に『おへそのあな』を読んだことがある。温かい絵で、改めて長谷川先生の声で読んでいただき、とても楽しめた」と話していた。

(2022年9月28日付紙面より)

絵本「たこやきのたこさぶろう」を朗読=25日、新宮市下本町の市文化複合施設「丹鶴ホール」
2022年09月28日
18 多くの来場者でにぎわう
 勝浦ナイトマーケット2022  

 那智勝浦町の駅前本通り商店街と南紀くろしお商工会青年部(由谷恭兵部長)は24日夜、駅前本通りやいざかた通り、勝浦地方卸売市場で「勝浦ナイトマーケット2022」を開催した。7月末に開催予定だったが、新型コロナウイルスの感染状況を鑑み、延期となっていた催しには多くの来場者が訪れ、にぎわった。

 夏の思い出づくりの場や商店街の周知、活性化を目的に実施され、今年で2回目。来場者はコロナ対策として、会場入り口で検温とアルコール消毒終了後、蛍光性のブレスレットを着用。そのほか、マスク着用やごみの持ち帰りなどの協力を呼びかけた。

 催しは「食べる」「見る」「遊ぶ」のブースに分け、豊富な飲食販売やジャンピングホエール、ヨーヨー釣りなどに加えて、地域で活動する各グループによるダンス披露やめはり音頭などが盛大に行われた。

 また、会場内には大漁旗が掲げられたほか、町内や太地町の園児、児童、生徒が「夏の思い出」をテーマに絵を描いたちょうちんがいざかた通り商店街にライトアップされた。

 駅前本通り商店会の中西毅会長は「若い方々の企画・立案・実行の力がすごい。これだけ多くの人たちが勝浦の通りに集まるのはうれしい。めはり音頭を盛大にやっていただけるのも昔に回帰するよう」と話した。

 催しを中心的に計画・実行してきたのは「Cafeアマアイ」の鳥羽山恭平さんと「kitchen nicori」の奥田裕也さんの2人。

 鳥羽山さんは「1度延期となり、急きょ開催する形となったため、出店者さんも本来より減ってしまった。しかし、コロナも減って晴天の下、開催できた。多くの人でにぎわうことができて結果的に良かったと思う」。

 奥田さんは「延期もあって、当初は1000人規模の来場者を想定していたが、それ以上の来場があって手応えを感じた。コロナの関係で現在はテイクアウトの形式だが、その場で飲食できるようにするなど、その年の状況に合わせてイベントの形を変えていきたい」と語った。

 串本町から家族と訪れた30代男性は「友達から聞いて家族で来た。楽しいイベントです。コロナに注意しながら、今後は各地でもどんどんイベントをやっていってほしい」と話していた。

(2022年9月28日付紙面より)

盛大ににぎわった勝浦ナイトマーケット2022=24日夜、那智勝浦町の駅前本通り商店街
ダンスステージも盛り上がった
家族連れで楽しめる催しも多くあった
子どもたちが描いたちょうちんのライトアップ
2022年09月28日
19 地域全体で町をきれいに
 老ク連250人が奉仕活動  (新宮市 )

 新宮市老人クラブ連合会(上廣正幸会長)は「老人の日・老人週間」の全国一斉奉仕活動に合わせて27日朝、浮島の森駐車場や鴻田会館周辺、緑ヶ丘会館前など市内17カ所で清掃活動を行い、同会に所属する約250人が参加した。

 清掃奉仕は「花のある町、ゴミのない町」をテーマに実施。美しい環境で公共施設を利用してもらおうと毎年、草引きやごみ拾いの活動に取り組んでいる。

 同市神倉の県立新宮高校旧校門前では、西道楽天会(河上政方会長)のメンバー19人が手分けして周辺の草を引き、協力しながら紙くずや落ち葉、空き缶を拾うなどして汗を流した。

 河上会長は「天候の心配もありましたが、無事に清掃を終えることができ安心しました。落ち葉や雑草はどうしても多くなるが、以前に比べると年々、紙くずや空き缶などは格段に少なくなった。日頃から住民の皆さんの美化意識やマナーの良さの表れ。これからも地域全体で『自分たちの町をきれいにする』という気持ちを忘れず、通りがかった人たちが爽快な思いになってもらえるような景観を保っていきたい」と話していた。

(2022年9月28日付紙面より)

新宮高校周辺で清掃に汗を流す西道楽天会の皆さん=27日、新宮市神倉
2022年09月28日
20 山口酒店が優勝 第182回職場対抗ボウリング大会 
2022年09月28日
21 13チームが熱戦展開
 第75回ダブルス大会  (紀南テニス協会 )
2022年09月28日
22 矢口樹君が優勝に貢献
 鶴岡一人記念大会  (南紀ボーイズ )
2022年09月28日
23 今後の電子帳簿保存は  くろしお商工会セミナー  (那智勝浦町 )
2022年09月28日
24 海ごみゼロに向け清掃  かつうら渚の会  (那智勝浦町 )
2022年09月28日
25 最高齢の坂下さんを祝福  三軒町長が南紀園訪問  (太地町 )
2022年09月28日
26 福島県の只見中3年生と交流  ユネスコつながりでCGS部  (串本古座高校 )
2022年09月28日
27 4組競い「海ぼうず」優勝  第24回6人制バレー大会  (串本町バレーボール協会 )
2022年09月28日
28 第3回定例会一般質問④  串本町議会  
2022年09月28日
29 家族ら注目する中競う  田原小が運動会を挙行  (串本町 )
2022年09月28日
30 筆走らせ「ありがとう」  子育てサロンで己書体験  (紀宝町 )
2022年09月28日
31 初めてのウミガメ甲羅磨き  若手県職員「幸結び隊」が参加  
2022年09月28日
32 大正琴の美しい音色に拍手  カフェいっぷく亭で演奏会  (紀宝町 )
2022年09月28日
33 3選目指す現職のみ立候補  2期連続の無投票当選か  (御浜町長選 )
2022年09月28日
34 お悔やみ情報
  
2022年09月01日
35 多彩な着こなしが可能に
 来年度導入の新制服公開  (近大新宮 )

 近畿大学附属新宮高校・中学校(池上博基校長)が、来年度から導入予定の新制服を公開した。紺色とえんじ色を基調とした落ち着いたデザインで、スカートやスラックス、ポロシャツなどさまざまな選択肢があり、生徒の個性や体調、気分に合わせて多彩な着こなしが可能となる。

 従来の制服は2005年のコース改変に伴って導入されたもの。同校では2年前から、ジェンダーレス化や活動のしやすさ、防寒などのため、女子生徒の制服でスラックスを選択可能とした。しかし、セーラー服との組み合わせに違和感を指摘する声もあったことから、教職員で制服検討委員会を組織し、デザイン刷新に着手。数パターンに絞り込んだ後、生徒へのアンケート結果を踏まえて決定した。

 女子生徒の制服は、セーラー型からブレザースタイルに変更。スラックスとネクタイの組み合わせも「足が細く見えてかっこいい」と大好評だ。

 男子生徒の制服も、ブレザーが三つボタンから二つボタンになるなどの変更があり、「校章のサイズが小さくなり、ネクタイの柄もシンプルになったことで、よりスタイリッシュになった」との声が聞かれた。

 夏服では、男女ともに白、ピンク、水色、紺色のポロシャツが選択可能に。白とグレーのベストとセーターもオプションで購入することができる。

 池上校長は「制服は学校のシンボル。この制服を見て『いい学校だな』と感じていただけるよう、生徒たちには内面も磨いていってほしい。従来の制服にも人気があり、惜しむ声もあったが、来年の新入生たちにはぜひ新しい制服を着てほしい」と話していた。

(2022年9月1日付紙面より)

さまざまな装いの中高生徒会メンバー=8月29日、近畿大学附属新宮高校・中学校
ブレザースタイルの冬服
2022年09月01日
36 第五福竜丸の歴史に関心を
 町内中学生らにパンフ配布  (串本町 )

 串本町の第五福竜丸建造の地平和の歴史展実行委員会(西野政和会長)が8月30日、町内の中学生などに関心を持ってほしいとしてパンフレット「忘れないで ビキニ事件と被爆漁船の建造の物語」配布の協力を潮﨑伸彦教育長に申し出た。9月第2週に中学生の手元に届く見込みで、西野会長は「生徒自身はもちろん家族で第五福竜丸のことを知り、核兵器の怖さを考えてもらえれば」と思いを掲げている。

 第五福竜丸は古座造船所で建造され1947年に進水したカツオ漁船第七事代丸をマグロ漁仕様に改装した漁船。54年3月1日、操業中にビキニ環礁であった水爆実験に伴う降灰を浴び、急性放射能症となった乗組員・久保山愛吉さんの死など事後の経緯が国内の核兵器廃絶を求める運動を広げることにつながった。

 同実行委員会は8月2~7日に同町文化センター2階ホワイエで展示会「語り継ごう 第五福竜丸建造75年平和の歴史展」を実施。資料として前述したパンフレットを来場者に配った。A4判カラー14㌻構成で、作成数は1200部。第五福竜丸がたどった経緯や第七事代丸と建造の地の経緯、ビキニ環礁で行われた水爆実験の影響などの史実をつづり、これら歴史を通して核兵器の愚かさを語り継ぐことを呼びかける内容となっている。

 西野会長は同展実施当初からパンフレットを町内の中学生に託す考えを持っていて、潮﨑教育長には4校242人分(7月1日時点)に町外から赴任し史実を詳しく知らない教員分を上積みした数と町立小中学校割り当て分の配布協力を求めた。併せて次年度から次の改訂までの間、その年の中学1年生にもパンフレットを託したい旨も伝えた。

 同実行委員会は別途、田原小と古座小の卒業生が通う古座川町立古座中学校にも同様の配布協力を求め、町内にある県立串本古座高校へも必要数を届ける考え。同町図書館にも配置するので内容を知りたい町民は同館で閲覧するか、残部があるので役場本庁舎内の教育課窓口に申し出てほしいという。問い合わせは同実行委員会事務局の同課(電話0735・67・7260)まで。

(2022年9月1日付紙面より)

潮﨑伸彦教育長にパンフレットを託す西野政和会長(左)=8月30日、串本町役場教育長室
パンフレット「忘れないで ビキニ事件と被爆漁船の建造の物語」
2022年09月01日
37 女性ALTが赴任
 米出身のエリースさん  (那智勝浦町 )

 那智勝浦町で新たに外国語指導助手(ALT)を務める、アメリカ出身のルネー・ジリアン・エリースさん(22)が8月30日、堀順一郎町長を表敬訪問した。「日本とアメリカの関係をもっと良くしたい」と意気込んでいる。新学期から、町内の中学校と色川小学校での勤務を予定している。

 エリースさんは、ペンシルベニア州パーカーシーの出身。ミネソタ州のブリンマー大学で、都市建築学とともに日本語を学んだ。父親が高校生の頃、日本に留学経験があり、その影響で日本に興味を持ったという。ジブリ作品で日本語を学んだといい、好きな作品は「風の谷のナウシカ」と話す。

 23日に来日、東京都でのオリエンテーションを経て、25日に来町した。同町の印象について「とってもきれいなところ。私の出身地も田舎なので、懐かしい感じがする」と語る。日本の建築、特に神社仏閣に興味があり「熊野那智大社や那智山青岸渡寺はとてもきれいでした」とほほ笑む。

 好きな食べ物は、アイスクリームやサンドイッチ。日本食も好きで刺し身も食べられる。「和歌山ラーメンを食べてみたら、おいしかった」と述べる。趣味は読書とウオーキング。「日本の子どもたちには、特にアメリカの祝日について教えたい」と考えている。

 堀町長は「心から歓迎します。世界に目を向ける子どもが育ってほしいと思っているので、よろしくお願いします。また、町の良いところや悪いところを、違った目線でアドバイスいただければ」と伝えた。

 エリースさんは「語学指導等を行う外国青年招致事業(JETプログラム)」による来日となる。同事業は、地方公共団体が総務省、外務省、文部科学省、自治体国際化協会の協力で実施するもの。外国語教育の充実と地域レベルの国際交流の進展を図ることを目的に、1987年より行っている。

 参加する外国青年は、学校などに配置されるALT、国際交流担当部局などに配置される国際交流員(CIR)、スポーツ指導などを行うスポーツ国際交流員(SEA)に分かれている。

(2022年9月1日付紙面より)

ルネー・ジリアン・エリースさん(左)と堀順一郎町長=8月30日、那智勝浦町築地の那智勝浦町役場
2022年09月01日
38 「今までありがとう」
 新翔高野球部が3年生引退試合  (新宮市 )

 県立新翔高校(藤田勝範校長)野球部は8月27日、新宮市佐野のくろしおスタジアムで3年生引退特別試合を開いた。保護者や教職員らが見守る中、選手たちはグラウンドを駆け巡りプレーに励んだ。

 同校は新型コロナウイルスの影響により「第104回全国高校野球選手権和歌山大会」への出場辞退を余儀なくされ、本大会で引退となっていた3年生に高校生活最後の試合で全力を尽くしてもらおうと企画。その後、OBから対戦相手の申し出を受けて実現した。

 試合は先攻のOBが一回表に4点を先制し、三回には1点を追加した。新翔は四回裏に一挙7点を挙げ逆転に成功したが、五回と八回に3点ずつを許し7―11で勝利とはならなかったものの、力強いプレーを見せた選手たちに会場から大きな拍手が送られた。

 試合後には、3年生5人が一人ずつ整列する保護者に対して「今まで応援し、支えてくれてありがとう」などの感謝の言葉を伝えた。

 同部保護者会長の西慎二さんは「3年生の最後の雄姿が見られてよかった。和歌山大会の際には多くの方々からエールや寄付を頂いたが、出場辞退となってしまったため、この引退試合で使わせてもらった。大変ありがたく思います。引退しても人への感謝を忘れずにいてほしい」。

 伊藤温基前主将(3年)は「和歌山大会に出場できず心残りがありましたが、OBの方たちの協力でこのような場を設けてくれてうれしかったです。引退するという実感が湧いた。後輩にはずっと取り組んできた打ち勝つ野球を貫き、活躍してもらいたい」と話していた。

(2022年9月1日付紙面より)

新翔野球部とOBの皆さん=8月27日、新宮市佐野のくろしおスタジアム
全力で試合に臨んだ
2022年09月01日
39 安倍元首相国葬関係で要請  くしもと9条の会の代表ら  (串本町 )
2022年09月01日
40 1日から運航再開へ  海中観光船ステラマリス  (串本海中公園 )
2022年09月01日
41 熊野地方で8年ぶりに実施  ガス溶接技能講習  (南紀くろしお商工会 )
2022年09月01日
42 大洞浩一さんをしのぶ  シダに情熱を注いだ生涯  (新宮市 )
2022年09月01日
43 ひときわ目立つ白い花  国道沿いにフヨウ咲く  (新宮市 )
2022年09月01日
44 全国優勝を目指して  近大工学部空手道部が合宿  (太地町 )
2022年09月01日
45 熊野川総合土砂管理計画の策定を  七里御浜海岸侵食対策連協  
2022年09月01日
46 東海コンクールで銅賞  県代表で中学校B編成の部に  (矢渕中吹奏楽部 )
2022年09月01日
47 高台に災害警備本部を設置  機能するか防災訓練で初検証  (紀宝警察署 )