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2022年09月30日
1 青春の一ページ輝かす
 近大新宮、新宮高校で体育祭  

 新宮市の近畿大学附属新宮高校・中学校(池上博基校長、生徒477人)と県立新宮高校(東啓史校長、生徒561人)で29日、それぞれ体育祭が開催された。ブロック、学年、クラブ対抗でさまざまな競技が行われ、生徒たちが青春の一ページを輝かせた。

  □     □

■近畿大学附属新宮高校・中学校



 近大新宮は、中学校生徒会副会長の速水救(たすく)さん(3年)が開会宣言。高校生徒会の𠮷良和子副会長(1年)は「体育行事を通じて他学年との交流や体を動かす充実さなどを学べるのではないかと思います」とあいさつし「コロナの感染対策を徹底し、各ブロックで優勝を目指し、思いっきり楽しみましょう」と呼びかけた。

 中学校体育委員長の仲森陽音(はると)さん(3年)が力強く選手宣誓し、競技がスタートした。

 体操で体をほぐした生徒たちは100㍍走や8の字大縄跳び「みんなでジャンプ」、網引きなどさまざまな種目で競い合い、汗を流した。中学生によるダンスや集団行動、高校生の応援合戦などでそれぞれが練習の成果を発揮。保護者や他の生徒が声援を送っていた。

  □     □

■新宮高校



 新宮高校の体育祭(尾﨑玄多・実行委員長)は雨天の影響で1日延期して開催された。スローガンは彩雲(あやぐも)祭(文化祭)と同じく「今できることを全力で!~『協力』が成功と楽しさの源~」。

 開会式で東校長が「今日一日、競技に出場する人も裏方をする人も、一生懸命頑張って。皆さんは、その一生懸命さに価値や喜びを見いだすことができるはず」と伝え「若いパワーで躍動を」と激励した。

 競技は5ブロック対抗の綱引きで開幕。学年対抗タイヤ引きや大縄跳び、生徒会企画のバラエティーレース、ブロック対抗ダンスなど、多彩な競技が繰り広げられた。

 感染症対策を取りつつ、3年ぶりに保護者の観覧を可能とし、わが子や孫の姿をビデオカメラに収める姿もあった。

(2022年9月30日付紙面より)

全力で臨んだ100㍍走の様子=29日、新宮市の近畿大学附属新宮高校・中学校
ブロック対抗綱引きで開幕=同日、新宮市の県立新宮高校
2022年09月30日
2 災害時に役立つ搬送法実践
 1年生対象の防災学習  (矢渕中 )

 紀宝町立矢渕中学校(立嶋信雄校長)は26日、「防災学習」を開き、1年生56人が防災啓発車による地震体験や、災害時の警察活動を学んだ。

 災害時の警察活動を知り、地震発生時の安全な行動を身に付けることが目的で、紀宝警察署の署員を招いて初めて開催。午前中の4限目に「防災ノート」を活用した事前学習にも取り組んだ。

 午後からは体育館に集合後、紀宝署で防災を担当する署員が講話。災害は身近にあるとした上で、2011年に発生した東日本大震災の被害写真などをスライドに映し「三重県警察も被災地の救助活動などに派遣された」と紹介した。

 同年の紀伊半島大水害では、県内で2人が死亡、1人が行方不明、17人が負傷、5081人が避難したと説明。当時の写真で災害を振り返った。

 県内で想定される災害として「南海トラフ地震」を挙げ「今後、30年以内に70~80%の確立で発生するといわれ、県による人的被害は約5万3000人と想定されている。訓練の大切さを再認識してほしい」と語った。

 災害発生時には警備本部を設置し、避難誘導、自衛隊や自治体と連携した救出・救助活動、生存者・行方不明者の捜索、交通対策、避難所での被害者支援、検視活動、警戒パトロールなどに取り組むことを説明。「警察に興味のある方は紀宝署に連絡を」と呼びかけた。

 生徒たちは、負傷者を1人で背負う「パックストラップキャリー」、2人一組で担ぐ「ヒューマンチェーン」など、災害時に役立つ搬送法を実践。県が所有する起震車で南海トラフ地震の最大震度6強~7の揺れを体験した。

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地域と連携した訓練を 紀宝警察署協議会



 防災学習には、紀宝警察署協議会の委員5人と同署の福田利章署長らが訪れ、生徒たちの取り組みを見学した。視察後、同署で本年度2回目の協議会を開催した。

 視察した委員は「熊野市には津波到達地点に碑が建っている。地震体験をきっかけに、過去、津波が来たことを知ってほしい」「被害を減らすための対策や心構えが大切」「体験することの大切さを知った。各学校に広がることを願っている」などと述べた。

 福田署長は「南海トラフ地震が発生した際、最大11㍍の津波が到達すると想定されている。警備課を中心に、先般、災害警備本部の設置訓練を実施した。発災時に素早く対応できるよう、署員には普段から意識を持つよう伝えた。大雨や土砂災害に向けて地域と連携した避難誘導訓練、講話なども実施したい」と伝えた。

 県内で刑法犯認知件数、交通事故による死者が増加しているとし「県民の安全安心の確保に向け、皆さんの意見・要望を反映させ、地域の実情に応じた活動を展開したい」と述べた。

 子どもの安全対策への要望に「学校、行政、警察も含めて行方不明事案が発生しないよう、広報啓発活動などで取り組みを進めたい」と示した。

(2022年9月30日付紙面より)

負傷者搬送の方法を学ぶ生徒たち=26日、紀宝町立矢渕中学校
本年度2回目の紀宝警察署協議会=同日、紀宝警察署
2022年09月30日
3 再認定するも推薦見送り
 日本ジオパーク委が公表  (南紀熊野ジオパーク )

 日本ジオパーク委員会が28日、南紀熊野ジオパークを日本ジオパークとして再認定するもユネスコ世界ジオパークへの国内推薦は見送ることを公表した。

 南紀熊野ジオパークは2014年に日本ジオパークとして初認定を受け、現在は上富田町、白浜町、すさみ町、串本町、古座川町、太地町、那智勝浦町、新宮市、北山村、奈良県十津川村の一部をエリアとし、調査研究、教育普及、資源活用などさまざまな形で振興を図るところとなっている。

 最初の認定から8年が経過し、本年度は4年に1度の再認定審査年に当たる。同パーク推進協議会は同審査と併せてユネスコ世界ジオパーク国内推薦を日本ジオパーク委員会に申請。5月にプレゼンテーション、8月に中田節也委員長ら委員3人の現地調査を受け入れて現況を伝え可否の判断を待っていた。

 この日は同委員会の第46回会合があり、南紀熊野ジオパークの国内推薦と再認定、霧島ジオパークの新規認定〈エリア拡大〉申請について審議。同日付で前述した結果を公表した。

 串本町潮岬にある南紀熊野ジオパークセンターで中田委員長から結果の電話連絡を受けた同パーク推進協議会の橋爪正樹事務局長(県環境生活総務課ジオパーク室室長)は、「国内推薦については残念な結果となったが、もっと頑張れというメッセージを頂いたと前向きに捉えてこれからも進んでいきたい」とコメント。同協議会として思うことは全てやってきたと今までを振り返り、今後はさらなる発想に耳を傾けて新たなことを始めていきたいとした。

 白浜町の井澗誠町長とともに同協議会副会長を務める古座川町の西前啓市町長は「再認定は喜ばしいが、推薦の見送りは残念としか言い様がない。諦めず続けることが大切だ」と語り、将来の再度申請を目指して頑張る今後を見据えた。橋爪事務局長の傍らで結果を確かめた南紀熊野ジオパークガイドの会の伊藤幸子会長は「(世界へ)打って出るにはもう少し時間が要ると内心感じていた。正直少し残念だが助かったという思いもある」と話し、ガイドの体制はほめられているので今後もみんなで頑張る気持ちを大事にしたいとした。

 同委員会は推薦を見送る事由として▽地質遺産の国際的な価値の共有が不十分▽管理運営体制の改善が必要▽世界文化遺産やラムサール条約登録湿地との相乗効果を生み出せていない―などの課題を挙げている。

(2022年9月30日付紙面より)

中田節也委員長から結果の連絡を受ける橋爪正樹事務局長=28日、南紀熊野ジオパークセンター
2022年09月30日
4 全力で新記録を目指す
 第36回新人陸上競技大会  
2022年09月30日
5 ジャスティが優勝
 軟式野球部「第6回大会」  (那智勝浦町体育協会 )
2022年09月30日
6 串本オーシャンズがV
 JAみくまの旗学童軟式野球大会  
2022年09月30日
7 「新宮が魅せる様々な風景」 新宮市観光フォトコンテスト入選作品紹介㊥ (一般の部②)
2022年09月30日
8 河川監視カメラ映像、動画で配信  和歌山県  
2022年09月30日
9 一般会計補正予算など可決し閉会  議員定数削減案は継続審査へ  (新宮市議会9月定例会 )
2022年09月30日
10 再来を呼びかける  客船出港を見送り  (新宮市 )
2022年09月30日
11 紀伊半島大水害から学ぶ  和歌山大・後誠介さんが講義  (熊野市民大学 )
2022年09月30日
12 グラウンドゴルフ愛好者215人が競う 潮岬青少年の家秋季大会 (串本町)
2022年09月30日
13 富士通社員に節電策発表  西向小6年が遠隔授業で  (串本町 )
2022年09月30日
14 職員が歩いて避難  消火や救急搬送も訓練  (那智勝浦町 )
2022年09月27日
15 大輪の花、秋の夜空に
 追善供養花火をする会  (新宮市熊野川町 )

 「熊野川追善供養花火をする会」は24日夜、新宮市熊野川町能城山本(のきやまもと)で追善供養の花火を打ち上げた。地元住民や車中から花火を観覧していた人らは、夜空に咲いた約640発の花火に拍手や歓声を送った。

 紀伊半島大水害(2011年)の犠牲者を含む、多くの人々の供養のためにと彼岸の時期に企画し開催。いまだ収束のめどのたたない新型コロナウイルス感染症の収束や、またコロナ禍の影響を受ける人々に対する元気づけに対する願いも込められている。

 同町では、水害から10年の節目を迎えた昨年、「供養花火をする会」が犠牲者を追悼しようと花火の打ち上げを企画。「今年も花火をしてほしい」といった多くの声を受けて実施に至った。開催に向けて250を超える近隣の企業や個人から寄付が集まったという。

 なお、同会では23日に熊野川ドームさつきで歌やダンスによるイベントを企画していたが、台風15号の接近に伴い大雨警報が発表されたことから、イベントの開催を取りやめた。

 花火は十数㌶の田んぼの真ん中から打ち上げられた。スターマインや6号玉が光のショーを繰り広げ、地域住民らは夜の秋空を彩る大輪の花に見入っていた。

 翌25日には、町民らが早朝から花火打ち上げ地点周辺で清掃活動を実施。有志約40人が参加し、花火の燃えかすなどを拾い集め美化活動に汗を流した。

 同会の下阪殖保さんは「花火の恒例行事化を望む声も多い。行政も協力してもらえればありがたい」。

 池上順一さんは「熊野川町は生きている、それを示したいとの思いから、下阪さんをはじめとした人々が町のために動いてくれている。そういう気持ちが大事。花火の打ち上げはみなさんの協力がないとできないこと。ささやかながら地元への感謝を示し、恩返しをする機会になったと思う。来年もみんなで花火を打ち上げることができたら」と話していた。

(2022年9月27日付紙面より)

夜空に大輪の花火が打ち上がった=24日夜、新宮市熊野川町
清掃活動に参加した皆さん=25日、同町
2022年09月27日
16 JSTO月例会で活動紹介
 CGS部代表チームで発信  (串本古座高校 )

 和歌山県立串本古座高校CGS部が22日、ジャパンショッピングツーリズム協会(JSTO)の月例会ゲストとして情報発信をする機会を得た。同協会は22~25日に東京ビッグサイトであったツーリズムEXPOジャパン2022内の自ブースを会場に設定し、同部はウェブ会議システムで参加。会員など旅行業界の関係者が情報を受け止める形となった。

 この情報発信は、JSTOの新津研一代表理事から月例会ゲストの誘いを受け応えたことで実現した機会。部員を代表して雑賀和さん、鈴木美咲子さん〈以上2年〉、鈴木紅瑠魅さん、竹本芽生さん、森大地さん、水本琉那さん〈以上1年〉がチームを結成し、「本州最南端での地域活性化の挑戦~CGS部の挑戦~」と題した内容を準備して情報発信に臨んだ。

 CGSは地域包括的支援(Community General Support)の略称。高校生がどのように地域を知り課題を見つけて支援をしているかについて、万能だれの商品化や防犯灯点検などの実績を織り交ぜて伝えた。

 そのように活動の傾向を示唆した上で同協会からの希望に応え、スペースポート紀伊のロケット打ち上げに向けたロケットラーメンなどのメニュー開発や「カイロス君」バッジ制作などの取り組みも紹介。今後は交流サイト(SNS)による打ち上げのライブ中継も目指していると予告し、実現時の視聴も呼びかけるなどした。

 発信先のツーリズムEXPOジャパン会場は期間の前半に業界関係者、後半に一般を対象にして公開される仕組み。旅行業界に関わる人に情報を受け止めてもらえて光栄、と心境を語る雑賀さんは串本町を知らない皆さんに少しでも魅力が伝わればという思いで今回の情報発信に臨んだと振り返り、主軸のCGS部活動について「かしこまった話ではなく、雑談の中で(本州最南端には)こんな高校があると話していただけたらうれしい」とコメント。鈴木さんは今回の情報発信をきっかけにし、気軽に串本へ来てくれる人が増えることを今後に期待した。

(2022年9月27日付紙面より)

ウェブ会議システム越しでCGS部の活動を紹介する部員=22日、県立串本古座高校
2022年09月27日
17 デジタル技術の広がりは
 若手国際フォーラム  (新宮市・東京大学 )

 新宮市と東京大学大学院人文社会系研究科・文学部は25日、同市浮島の浮島児童館での対面とオンラインを併用して「東大人文・若手国際フォーラム」を開催した。同大学の大向一輝准教授が基調講演。同大学助教で地域連携担当の太田泉フロランスさんが進行役を務め、留学生らが研究報告をした。

 同市と同大学大学院人文社会系研究科・文学部は昨年3月に連携協定を締結。東京大学と共に人文学を応用しての地域振興や交流促進、地域連携活動などを図っている。

 このたび、留学生ら約10人は同大学文学部長・人文社会系研究科長の秋山聰さんらと共に23日に熊野入り。26日にかけて新宮市や那智勝浦町、三重県熊野市などを訪れ「熊野体験研修」を行った。フォーラムは研修のプログラムの一つとして実施するもので、留学生らが自らの研究や熊野地方についての印象を語り、それぞれの国や地域への理解を深めることを目的に開かれた。

 フォーラム開催に当たり、田岡実千年市長は「大都市にはない何かを感じ取っていただき、今後の研究活動に役立てていただければ。また、母国に戻られてからも、この地での体験を発信いただければ」とあいさつ。

 秋山さんは、同大学と市が連携協定締結に至った経緯や活動を振り返り「当大学には優秀な留学生がたくさんいる。そんな人たちが熊野を体験し、熊野の人と交流することで緩やかながら大きな波及効果があると思う」と期待を寄せた。

 大向准教授は「熊野学の未来:デジタル技術による支援に向けて」をテーマに講演。デジタル技術にできることやその方向性、役割などを説明し▽文字▽地図▽3D―の各分野の研究や活用に展開しうるデジタル技術の広がりについて解説した。

 全国4800社に及ぶ熊野神社のリストから住所を緯度・経度に変換し地球儀ソフトに落とし込んだ日本地図を紹介し「4800社と軽く言うが、地図に落とし込んでみると日本列島を隙間なく埋め尽くしていることが分かる」。

 3Dの世界への技術の転換に関して、メタバース(3次元の仮想空間やそのサービス)における熊野曼荼羅(まんだら)絵解きの世界を実演。「ある程度の知識がないと活用につながらない。対象と向き合うのは人の役割。共通のテーブルとしてのデジタル技術だと思う」としながらも「遠隔で絵解きを再現するのは可能だが、熱量や意志、コミュニケーションを備えた熊野比丘尼(びくに)の代わりはできない」と付け加えた。

(2022年9月27日付紙面より)

大向一輝准教授がデジタル技術の活用方法などについて講話した=25日、新宮市の浮島児童館
対面とオンラインを併用して行われたフォーラムの様子
2022年09月27日
18 新しい風を吹かせよう
 3年ぶり中高合同の近大新宮祭  (新宮市 )

 新宮市の近畿大学附属新宮高校・中学校(池上博基校長)で25日、近大新宮祭(文化行事の部)が開催された。全校生徒477人がクラス行事や舞台発表などを通じ、今年のテーマである「新風」を表現した。

 本年度は3年ぶりに中高合同で、保護者の観覧も受け入れて実施。文化行事の部は24、25日の2日間にわたって開催を予定していたが、台風15号の影響で1日目のオープニングセレモニー・クラブ発表を延期し、2日目のクラス行事のみを先に開いた。

 高校生徒会の田岡結会長は「『新風』には、新型コロナウイルス感染拡大前と同じ活気を取り戻し、新型コロナ後の状況も取り入れたこれまでにない新しい取り組みをしようという思いを込めた。中高一緒になって楽しみましょう」と校内放送であいさつ。

 体育館では中学生の映像作品や劇の発表があり、戦争の悲惨さと平和の尊さを伝える「クリスマスの奇跡」や海洋プラスチックごみ問題を訴える「プラ島太郎」など、時節を捉えた作品が多く見られた。

 高校のクラス行事では、教室に近大マグロの巨大オブジェやフォトスポットなどが登場。絵の具やゴーカートを使ったアトラクションや脱出ゲーム、縁日など多彩な催しがあり、学年やコースを超えて生徒たちが交流した。近大新宮祭の様子は、後日写真で紹介する予定。

(2022年9月27日付紙面より)

第1次世界大戦の戦場に「きよしこの夜」が響く=25日、近畿大学附属新宮高校・中学校
海洋プラスチックごみを拾うアトラクション
2022年09月27日
19 初秋に鮮やかな色彩添える  各地でヒガンバナ花の盛り  (串本町・古座川町 )
2022年09月27日
20 一通りの手順教わり経験  三尾川小児童らが稲刈り  (古座川町 )
2022年09月27日
21 近大新宮が二次予選進出  秋季高校野球県大会  
2022年09月27日
22 福祉や財政など問う  太地町議会一般質問  
2022年09月27日
23 1位に西美晴さん  写連新宮支部9月例会  
2022年09月27日
24 シュウカイドウ咲く  遊歩道沿いでひっそりと  (那智の滝 )
2022年09月27日
25 「いつまでもお元気で」  高田地区福祉委員会がプレゼント贈呈  (新宮市 )
2022年09月27日
26 自然の恵みに感謝ささげる 熊野本宮大社で「献湯祭」 (田辺市本宮町)
2022年09月27日
27 元気いっぱい運動会  幼稚園や保育所などでシーズン始まる  (新宮市・那智勝浦町 )
2022年09月27日
28 バスケット作り楽しむ  子育てサロン「ふれんZOO」  (紀宝町 )
2022年09月27日
29 「戦争は人の心が荒れ果てる」  中田重顕さんを迎え講演会  (熊野市 )
2022年09月27日
30 秋空の下、地域一体で楽しむ  相野谷地区で合同運動会  (紀宝町 )
2022年09月27日
31 新翔高男子Bが優勝  新宮弓友会主催の月例射会  
2022年09月27日
32 古き良き日本の名作楽しむ  3年ぶりの日本優秀映画祭in南紀熊野  (那智勝浦町 )
2022年09月27日
33 新宮市登場の単行本発売中  漫画家・やまさき拓味さん  
2022年09月27日
34 お悔やみ情報
  
2022年09月16日
35 「来年こそ」の思い込め
 厳かに本殿大前ノ儀  (三輪崎八幡神社 )

 新宮市の三輪崎八幡神社(上野顯宮司)で15日、同社例大祭の本殿大前ノ儀が営まれた。祭り関係者約15人が参列し、神様をたたえて新型コロナウイルス感染症の収束や地域の平穏無事などを願った。

 例大祭は漁労加護、五穀豊穣(ほうじょう)、商売繁盛など地域の繁栄を願い、現在の三輪崎漁協付近にあった元宮に神様が年に1度里帰りする伝統の祭り。今年もコロナウイルス感染症拡大防止の観点から規模を縮小して実施。恵比寿(えびす)、二十四孝(にじゅうしこう)、大黒天の山車が豪快にぶつかり合いながら町を練り歩く神輿渡御(みこしとぎょ)、その他の奉納行事は引き続き中止となった。

 大前ノ儀では、厳かな雰囲気の中▽総代会▽三輪崎区▽漁業協同組合▽農業実行組合▽三輪崎祭り奉賛会―の各団体が保管していた神様の神徳を頂くより代の金幣を返還。上野宮司が祝詞、仲西博光副区長が祭詞を奏上し、参列者が玉串を供えた。

 その後、各団体代表者が金幣を運び、ご神体を箱に納めて氏子総代会が元宮へと向かって神事を執り行った。

 総代会の井上元和さんは「天気の心配はありましたが、無事にこの日を迎えることができて安心しました。コロナ禍で今年も規模縮小を余儀なくされたが、『来年こそ』の思いを持ち続けていければ」と話していた。

(2022年9月16日付紙面より)

金幣やご神体を納め元宮へと向かう祭り関係者=15日、新宮市の三輪崎八幡神社
さまざまな思いを祈願した
2022年09月16日
36 初日は21人が申請で利用
 マイナカードの休日窓口  (古座川町 )

 古座川町住民生活課が11日、役場本庁でマイナンバーカードの休日申請サポート・交付窓口を設けて申請の利便を図った。

 平日の開庁時間に同カードを申請するのが難しい町民や申請・活用の方法がよく分からない町民を対象にした取り組み。9月末までの申請分は最大で2万円分のポイント還元が目指せるマイナポイント事業第2弾の対象となるため、一人でも多くの町民がその恩恵を受けられるよう同窓口の開設を計画した。

 この日は午前9時~正午の時間帯で同窓口を設け、21人が申請で利用。同課は無料で申請時に必要となる証明写真を撮影し、手続きを後押しした。他に申請後に役場へ届いた同カードの交付で6人、マイナポイント事業の申し込み手続き支援で7人が利用したという。

 同事業〈第2弾〉のポイント付与の条件は①2万円分のチャージまたは買い物で利用〈上限5000円分〉②健康保険証としての利用申し込み〈7500円分〉③公金受取口座の登録〈7500円分〉―の3系統で、いずれも付与の受け皿となるマイナポイント事業への登録が必要となる。

 同窓口は23日(金・祝)午前9時~正午にも同様に設けるとし、この窓口以外に平日の開庁時間帯も同課窓口で随時申請や交付などに対応しているので、同事業<第2弾>を逃さず申請してもらえればという。

 申請利用時の持ち物は氏名と生年月日または氏名と住所が記載された身分証明書(運転免許証やパスポートなど1点または健康保険証や年金手帳や医療受給者証や学生証など2点)。交付利用時は身分証明書に加えて同カード交付通知書と電子証明書発行通知書〈はがき〉、マイナンバー通知カード〈持っている人のみ〉など。

 マイナンバーは住民票を有する国内の住民に付与されている12桁の個人番号で、同カードはその番号に対する登録情報に基づき身分証明書など利便性拡大が目指されている。同町における問い合わせは同課住民班(電話0735・72・0180)、他の市町村についてはそれぞれの関係課まで。

(2022年9月16日付紙面より)

休日窓口を設けて申請の利便を図る町住民生活課の課員ら=11日、古座川町役場本庁
2022年09月16日
37 建設業の魅力に触れる
 奥瀞トンネル工事を見学  (北山中学校 )

 北山村立北山中学校(松本広明校長)は14日、奥瀞道路(Ⅲ期)工事の一部として行われている、2号トンネル工事の現場見学会を行った。全学年の7人が参加し、トンネル内に入り工事について説明を受け、安全な場所で発破作業も見学。奥瀞道路(Ⅲ期)の整備による効果を知り、建設業の魅力に触れた。

 国土交通省近畿地方整備局紀南河川国道事務所と、2号トンネルの施工業者である熊谷組が協力した。山口賢二村長から両者に見学の打診があり実現した。

 奥瀞道路(Ⅲ期)は北山村の小松と下尾井をつなぐ、延長(距離)3・4㌔の道路の工事で、2本のトンネルを掘り、3本の橋を架ける。県境である北山川をまたいでつなぐため、2号トンネルの場所は三重県熊野市紀和町小森となる。約1・6㌔のトンネルを掘る計画で、現在は326㍍まで進んでいる。

 見学に先立ち学校で、同事務所が奥瀞道路(Ⅲ期)の概要、熊谷組がトンネル工事の技術について説明した。同事務所は整備の効果として▽災害時の物資輸送や復旧・復興活動に役立つ▽救急搬送の時間が短縮▽地域経済に寄与―などを伝えた。

 この後、2号トンネルへと移動。生徒らは、長靴を履き、ヘルメットをかぶり、防じんマスクを着けて中へと進んだ。外に比べ気温が低く、湧き出る水で足下がぬかるんでいることを体感。同事務所や熊谷組の説明を受けながら、掘削した岩肌に施された補強や、使用する重機などを見学した。最深部では、装置を使ってダイナマイトを岩盤に詰める作業も見た。

 発破は、トンネル外で見学した。熊谷組の手でトンネル入り口の鉄の扉が閉められた後に実施。爆発音とともに、飛び散った小石がいくつも扉に当たる音が響き、さらに衝撃で扉が激しく震えた。生徒らは耳をふさぎ、発破の迫力に驚いた様子を見せていた。

 3年生の岡田寿鶴(すず)さんは「トンネル内が肌寒くてびっくりした。中には機械がたくさんあって興味深かった。(発破で)爆発した時、扉が動いていてすごかった。自分で建設業をするのはちょっと怖いけど、道路ができれば新宮市まで行くのに今より時間がかからなくなるので、買い物が楽になり、たくさん行けるようになるかなと思った」と話した。

 2号トンネルの進捗(しんちょく)率は約30%。来年11月ごろの貫通を予定しているが、コンクリートで覆い固める作業もあるため、完成はまだ先で、時期も未定。奥瀞道路(Ⅲ期)の全体の完成時期も、同様に未定となっている。

(2022年9月16日付紙面より)

工法について説明を受ける生徒ら=14日、三重県熊野市紀和町小森の奥瀞道路(Ⅲ期)2号トンネル内
見学会に参加した北山中学校の皆さん
2022年09月16日
38 特定健診受診率が県内1位
 各種取り組みで年々増加  (御浜町 )

 昨年度、御浜町の特定健診受診率が57%で県内1位となり、国民健康保険税が対前年比10%以上減税となった。2015年度に26%、16年度には25%と県内で最下位だったが、受診率向上のため、町ではさまざまな取り組みを展開。その結果、受診率は年々上がり、20年度に50%を超えた。

 受診率が向上すると国や県からの交付金が増える仕組みとなっているため、健診の無料化、最大3万円分の商品券が当たる抽選、人間ドック・脳ドック検診助成制度の拡充、集団健診受診者へのお土産配布などが国民健康保険加入者に還元されている。

 町では各種取り組みの他、特定健診結果から生活習慣の改善による予防効果が多く期待できる人に対して、特定保健指導のサポートも実施している。

 本年度からは「オンライン特定保健指導」もスタート。町では「受診率60%を目標に掲げ、これからも受診率向上と健康維持のための取り組みを積み重ねていきたいと考えています」とコメントしている。

  □     □

 町による受診率向上の取り組みは次の通り。

▽国保加入者の多くを占める農家への聞き取りをし、時間を取りやすい6月の健診実施

▽住民課職員の訪問、在宅が多い夕方以降にも電話で働きかけるなど、職員や委託業者からはがきや電話での勧奨活動

▽紀南医師会へ通院中の人への受診勧奨の協力呼びかけ▽電話での予約受け付けに加え、インターネットによる予約受け付けも開始

▽感染症予防対策のため、集団健診の予約時間と人数を細かく設定

▽集団健診会場での骨密度の無料検査(希望者のみ)

▽2023年度より翌年度も受診した人に粗品を配布

▽新規国保加入者に健診受診勧奨のため窓口で健診リーフレットを配布

▽保険証送付時に健診リーフレット、受診券送付時に健診日程リーフレットを同封

▽庁舎内にて健診情報掲示・お土産の展示など

(2022年9月16日付紙面より)

御浜町による特定健診の様子(同町提供)
2022年09月16日
39 三輪崎剣道クラブが準優勝
 県下剣道優勝大会「守破離」  
2022年09月16日
40 新宮高校が全勝優勝
 第107回連盟秋季大会  (紀南バレーボール連盟 )
2022年09月16日
41 JAみくまの旗が開幕
 学童軟式野球大会  
2022年09月16日
42 九龍島に上陸し間近に観察  ウオークツアー参加の11人  (南紀串本観光協会 )
2022年09月16日
43 議員定数削減案で意見交わす  新宮市議会  
2022年09月16日
44 4人が登壇、市の現状問う  新宮市議会一般質問②  
2022年09月16日
45 補正予算案など可決  9月定例会4日目  (那智勝浦町 )
2022年09月16日
46 初秋に目立つ赤  ゴンズイの実が色づく  
2022年09月16日
47 全児童の49.3%が登録  サマースクールの参加状況  (紀宝町 )
2022年09月16日
48 鵜殿西遺跡で発掘調査  紀宝町議会一般質問㊤  
2022年09月16日
49 最終日惜しみつつ水遊び  ウオータースライダー  (太地こども園 )
2022年09月16日
50 お悔やみ情報
  
2022年09月13日
51 秋空の下、3年ぶりに神輿渡御
 勝浦八幡神社例大祭  (那智勝浦町 )

 那智勝浦町の勝浦八幡神社(髙橋正樹宮司)の例大祭・本宮が11日に営まれ、3年ぶりの神輿(みこし)渡御に港町である同町は活気づいた。晴天の秋空の下、奉納行事や神輿が海に飛び込む海中神事を一目見ようと、多くの観客が神社や港に集った。

 おととし、昨年は新型コロナウイルスの感染拡大防止の観点から規模を縮小し斎行された同例大祭。今年は「子供神輿」と「子供手踊」、大黒天輿以外は例年通り実施した。

 例大祭式典には、熊野速玉大社の上野顯宮司や坂井與己祭典委員長など、祭り関係者らが参列した。

 午後0時半から渡御祭式典が営まれた。餅つき、徒士(かち)山伏、獅子神楽、舟謡(ふなうた)の奉納後、威勢よい掛け声とともに、神輿が神社を出発。地区内を練り歩き、御旅所の勝浦市場で奉納行事を営んだ。

 祭りのクライマックスを飾る神輿海中神事は夕暮れの迫った「いざかた船溜(ふなだまり)」で行われた。愛友会舟、商工会舟、赤舟、白舟、黄舟の櫂伝馬(かいでんま)が船溜を力強くこぎ回り、会場を盛り上げた。

 大勢の人々が見守る中、勢いよく神輿が海中へ飛び込み、観客からは歓声や拍手が送られた。

 神輿は「御神船」に乗せられて海路で神社へ還御。夕暮れの中、「舟謡」が響き渡り、勝浦港に連なる船の列が幻想的な光景を生み出した。その後、還御祭式典が行われた。

 コロナ禍以前も例大祭を見物に訪れているという白浜町在住の40代女性は「この祭りは活気がある。色鮮やかなのも好きです。3年ぶりに来られて良かった」と話した。

 例大祭を終えた髙橋宮司は「毎年やっている祭りができなくなるということを経験した。今年は例年通りできたことがありがたく、喜びを感じている。来年以降も感染症対策に注意しながら斎行したい」と話した。

  □     □

■宵宮祭では



 前日の10日午後5時から宵宮祭があった。式典後は、舟謡勝謡会らが神輿会の宿(元新宮信用金庫)に出向き、舟謡を歌う「うたしらべ」が行われた。

 各団体のそれぞれの宿も関係者らでにぎわった。その後、地回りを終えた勝浦獅子神楽保存会が神社で獅子神楽を奉納した。

(2022年9月13日付紙面より)

迫力ある海中神事に大きな拍手が送られた=11日、那智勝浦町のいざかた船溜
2022年09月13日
52 絶景の棚田で収穫の秋、満喫
 4年ぶりに「稲刈りの集い」  (丸山千枚田 )

 日本の棚田百選に選ばれている熊野市紀和町の丸山千枚田で11日、4年ぶりに「稲刈りの集い」があった。オーナー224人をはじめ丸山千枚田保存会、一般ボランティアなど333人(主催者発表)が貴重な歴史的遺産で収穫の秋を満喫した。

 丸山千枚田は1601年に2240枚の田があったと記録されるが、1990年ごろには530枚まで減少。93年に丸山千枚田保存会が結成され、保全活動により現在は1340枚まで復田した。日本一の棚田景観とも呼ばれ、農林水産省の「つなぐ棚田遺産」に認定され、ユネスコの「未来遺産」にも登録されている。

 熊野市ふるさと振興公社が96年度からオーナー制度を採用し、今年は137組789人の応募があった。特典として新米10㌔と地域の特産品が贈られる。

 稲刈りの集いは2019年以降、悪天候や新型コロナウイルスの影響で中止になっていた。この日、参加したオーナーは、これまでの雨でぬかるんだ田に足を取られながらも、鎌を使って今年から採用した三重県育成品種「なついろ」の稲穂を一束一束刈り取った。

 相模女子大学の学生は「すごく大変だけど、絶景を見ながらの作業なので楽しい」と話し、慣れない手つきながらも黄金色に染まった田んぼで汗を流した。1時間ほどで刈り終え、束にした稲をさがりに掛けていった。同大は2009年度の「田舎で働き隊」をきっかけに毎年参加しているという。

(2022年9月13日付紙面より)

丸山千枚田で稲刈り作業に取り組む=11日、熊野市紀和町
さがりに稲を掛ける相模女子大学の学生
2022年09月13日
53 古座川町の恵みに触れる
 会員ら古座川食材ツアー  (全日本・食学会 )

 全日本・食学会(村田吉弘理事長)が9、10日の2日間、古座川町内で「古座川食材ツアー」に取り組み住民が日頃自然から得ている恵み(=食材)に注目するなどした。

 この学会は、日本固有の食文化を世界に向けて一層発展・振興する趣旨で結成された団体。京都で老舗料亭「菊乃井」を営む村田理事長(株式会社菊の井代表取締役社長)をはじめとする国内の一流料理人らが役員を務め、大手食品メーカーの協賛を得て趣旨の達成を図っている。

 その活動の一つにあるのが地域に根差す食文化をしっかりと受け継ぐそのまめまめしい生産者を顕彰する制度「bean47」で、2019年度に1回目の選定があり9個人1団体が認定を受けた。その1団体が古座川町で、顕彰委員会委員でもある同学会の木村周一郎理事(53)=株式会社ブーランジェリーエリックカイザージャポン代表取締役=の推薦により生産者賞を獲得。個人ではなくまち全体が固有の食文化を宿している観点からの選定で、同学会はその食材を「古座川ジビエ」と総称するがジビエ肉にとどまらず住民が自然から得る食材全般を指してそう捉えている。

 同ツアーは総会における表彰を起点にした多角的な活性化支援の一環で、同学会関係者が生産状況も含めて食材をじかに知る機会。木村理事を世話役として11人が来町し、ジビエ肉、ウナギ、アユ、エビ・カニ類などの食材をどのように得ているかを見学し、他にニホンミツバチの蜂蜜(和蜜)やユズおよびその加工品などの紹介も受け、それらを取り入れた調理と試食に臨んだ。併せてこれら恵みをもたらす自然にも目を向けるきっかけとして滝の拝や一枚岩など象徴資源も視察した。

 現地世話役は町地域振興課が主に対応し、生産者と同学会をつなぐ支援に努めた。木村理事は会員が直接的に認知することを同ツアーの狙いとして見据え①同学会の注目を通して現地に食文化への誇りを持ってもらうこと②同団体の広報力により現地の生活が豊かになること―の2点につながることを今後に期待。「大切なのは認知の先でレストランなどエンドユーザーと生産者をいかにつなぐか。その筋道で古座川町の関係人口や交流人口が増えればまちは潤うし、都会に求める刺激が届くことで住民はこの地域でやっていける。そのようなスパイラルへと持ち込めれば」と思い描く成果を語った。

(2022年9月13日付紙面より)

生産者の現場の一つ、ウナギ石漁を体験する全日本・食学会の会員ら=9日、古座川町月野瀬
ジビエ肉の食材としての扱いを話し合う木村周一郎理事(右)ら=9日、古座川町中央公民館
2022年09月13日
54 コミカルな舞台に笑顔
 「丹鶴ホール」でコメディー・クラウン・サーカス  (新宮市 )

 新宮市下本町の市文化複合施設「丹鶴ホール」で11日、「プレジャーBのコメディー・クラウン・サーカス」があった。抽選により選ばれた親子連れなど約500人が来場。クラウン(道化師)たちが繰り広げる舞台に、来場者らは笑顔で大きな拍手を送った。

 丹鶴ホールプロモーションチーム「ICOLE(いこれ)」(文化複合施設自主事業実行委員会、髙由香委員長)主催。「コロナ禍で気持ちも疲弊する中、明るいイベントで笑顔になってもらいたい」との思いからクラウンたちによるコメディーサーカスの開催を企画した。

 プレジャーBの「クラウンK」さんは、病院で闘病中の子どもたちに「喜び・夢・笑い・希望・愛」を届ける「ホスピタルクラウン協会」の会長も務めている。

 イベント参加に当たっては往復はがきでの事前申し込みを募ったところ、定員500人のショーに対し248通856人、ジャグリング・バルーンアート体験には30人の定員に対し67通108人の申し込みがあった。

 サーカスショーでは、6人のクラウンたちが舞台上を所狭しと駆け巡り、ジャグリングやバランス芸、パントマイム、マジック、アクロバットなどを次々に披露。クラウン同士のコミカルなやりとりや派手なアクションに、観客席からは笑い声と手拍子、大きな拍手が起こった。

 ジャグリング・バルーンアート体験では、抽選で参加の機会を得た子どもたちが、クラウンたちに教わりながら風船で犬や花を作ったり、ボールや箱などを用いたジャグリングを経験。会場は子どもたちと、子どもたちを見守る保護者らの笑顔で包まれた。

(2022年9月13日付紙面より)

クラウンたちが夢や笑いあふれる舞台を演出=11日、新宮市の「丹鶴ホール」
バルーンアートやジャグリングの体験もあった
2022年09月13日
55 人気のソファなど当たる  紀の宝みなと市で当選番号発表  (紀宝町 )
2022年09月13日
56 サッカーって楽しいな!  FC伊勢志摩選手が指導  (鵜殿保 )
2022年09月13日
57 通園バスの安全対策は  女児置き去り事件受け  
2022年09月13日
58 3年ぶり、市民大学開講  100人が学びに意欲  (新宮市 )
2022年09月13日
59 生徒が映画撮影に挑戦  光洋中で文化庁巡回公演  (新宮市 )
2022年09月13日
60 家族で楽しく避難所体験  2年ぶり「市小防災の日」  (那智勝浦町 )
2022年09月13日
61 詐欺防止の行動をたたえる  中村理恵さんに署長感謝状  (新宮警察署 )
2022年09月13日
62 全国公募含め19校88人参加  中3対象オープンスクール  (串本古座高校 )
2022年09月13日
63 祝い金届けて長寿を祝う  75歳以上対象に敬老訪問  (古座川町社会福祉協議会 )
2022年09月13日
64 お悔やみ情報