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2022年07月29日
1 デジタル化推進の一助に
 初のデジマ講義に20人  (新宮信用金庫 )

 新宮市大橋通の新宮信用金庫(浦木睦雄理事長)本店で27日、デジタルマーケティング講義「はじめてのデジタルマーケティング」があった。熊野市から那智勝浦町までの事業所などから約20人が参加。シナジーマーケティング㈱の清水祥恵さんらが、デジタルトランスフォーメーション(DX)やデジタルマーケティングの全体像やメリットについて話した。

 日本フルハップ協賛。DXは企業がデジタル技術を活用しながら新しいビジネスモデルを創出することや、デジタル時代に最適な組織体制をつくる取り組み。デジタルマーケティングは、消費者の行動から得られる「デジタル化できる情報(データ)」を活用したマーケティング手法を指す。

 同信用金庫は、当地域の企業がDXやウェブ活用を進める上で、その方向性を定めるための一助にとの思いから初めて同講義を実施。講義は月に1回の開催を計画しており個社別相談会にも応じていく予定としている。

 清水さんは、認知・関心・検討・購入と、商品が売れるまでの流れを説明。「商品を知ってもらったからといって買ってもらえるとは限らない。見込み顧客の育成がポイント」と述べた。

 売り上げを伸ばすためには、見込み顧客を優良顧客化し、売れ続ける仕組みをつくることが重要としグループワークの機会を設定。参加者は4グループに分かれ、旅行会社のマーケティング担当者と想定の上▽顧客はどういう状態か(感情)▽顧客が求めていそうなこと(需要)▽顧客と接点が持てるところ(接点)▽できること(方法)―また、「買いたい(申し込みたい)気持ちにさせるために使える接点は何か」などについて話し合い、代表者が意見を発表した。

 清水さんは「『感情』『需要』に応じて顧客と『接点』を持っていけば売れ続ける仕組みがつくれる」と解説。接点から取得した情報(データ)を活用することで需要に合わせた情報を提供できるなどと話した。

 現在は、デジタル化により消費者との接点が増え、それらを「買いたい気持ちづくり」に活用できる時代であるとし「デジタルマーケティングとは、あらゆるデジタルテクノロジーを活用した売れる仕組みづくりプラス買いたい気持ちづくり」であるとまとめた。

(2022年7月29日付紙面より)

グループワークで意見交換する参加者ら=27日、新宮市大橋通の新宮信用金庫本店
2022年07月29日
2 連れもて詠もや、ジモサラで
 和歌山自慢川柳を募集中  (第一生命 )

 第一生命保険㈱和歌山支社は、昨年の「和っと驚く紀州自慢川柳2021」に続き、今年も「お国自慢 連れもて詠(よ)もや ジモサラで♪ 和歌山自慢川柳」の作品を募集している。締め切りは9月8日(木)。

 サラリーマンの悲哀をユニークに詠んだ「サラリーマン川柳コンクール」が有名な同社では、長年同コンクールを続けてきた経験を生かし(1987年にスタート)、地域のPRと活性化を目的に、全国各地で「地元サラ川(ジモサラ)」を実施。川柳を通して地域課題の共有や意識醸成を図る取り組みを展開している。

 和歌山県を元気づけ盛り上げようと、同社和歌山支社では昨年初めて紀州自慢川柳を募集。北は橋本市、南は新宮市まで、県内全域から計1183句の作品が集まり、大賞(株式会社梅一番井口特別賞)に「すっぱいは 成功のもと 南高梅」が選ばれた。

 今回は、前回に引き続き一般の部「和歌山自慢!」と、学校生活における気付きなどを励みにつなげてもらうためにと、新たに小中学生の部「学校生活」をテーマに作品を募集している。

 大賞作品に「和歌山名産大満足パック」(一般の部)「わくわくセット」(小中学生の部)が贈られるほか、一般の部では抽選で200人に地元名産品が、小中学生の部では応募者全員に参加賞がプレゼントされる。なお、入選作品は来年1月に全国に発表予定の「2022年サラ川全国優秀100句」とともにPRするほか、「全国優秀100句」の選考対象にもなる。

 作品は2次元コード(QRコード)もしくは最寄りの同社営業オフィスで配布している応募用紙で応募する。

 作品の中から30作品を選び、10月に投票を実施。優秀作品の発表は12月上旬を予定している。

 和歌山県でのジモサラ開催に当たり、和歌山支社新宮営業オフィスの林田祥道・オフィス長は「昨年、お客さんと一緒に川柳を考える中で、われわれも和歌山県の魅力を改めて知るきっかけとなった。とりわけ南紀エリアは県を代表する地域だと思う。川柳を通してその魅力を改めて発信していければ」と参加を呼びかけている。

(2022年7月29日付紙面より)

多数の応募を呼びかける、林田祥道・新宮営業オフィス長
QRコードから応募する場合の担当者コードは「51630242」
2022年07月29日
3 真夏の日差し受け花咲く
 見守り員配布のヒマワリ  (古座川町 )

 古座川町社会福祉協議会の見守り員・久保由美子さんと下地恵美さんが手分けして配ったヒマワリの種が、真夏の日差しを受けて花咲く時季を迎えている。

 新型コロナウイルスの情勢で町社協の巡回型サロン「ふれ愛カフェ・よりみち」の実施が断続的となる中、自宅で健勝に過ごす高齢者に屋外へ出るきっかけを同サロンとは違った形で託せないかと考えたのが2人の種配りのきっかけ。

 久保さんが仕立てている花園(通称・お花畑)から採れたヒマワリ複数種の種を交ぜて十数粒ずつ小分けし、4月下旬から見守り員として巡る訪問先に配って育てることを呼びかけた。

 真っ先に種をもらった宇津木在住の東(あずま)和代さん(97)は、自宅に面する県道からも見やすい畑の一角に植える場所を仕立ててまいた。思っていた以上に育ちが良く、吹き抜ける風で倒れてはいけないと思い慌てて支柱を付けたがそれも効かないぐらいの大きさまで育ち、7月初めごろから咲き始めた。13本あるヒマワリの高さは約1・5~2・5㍍。一輪咲きや多輪咲き、花びらに紅が差す花も咲くなど、いろいろな花が時間差で次々咲いているという。

 夜明けとともに畑仕事をするのが日課の東さんは「人の背丈ほどと聞いていたので、こんなに大きくなるとは思っていなかった。支柱もほとんど効いていないし、肥を効かせすぎたか」とあまりの育ちの良さに苦笑い。「竹のようだ」と形容する太い茎と支柱をつなぐひもを何回も結び直して倒れないようにしながら、日々咲く花を楽しんでいるという。

 種のふるさととなる久保さんの花園は今年、シカの食害を受けてしまい数は少ないがこれからが花の時季だそう。東さんのヒマワリは日々の通勤などで確かめているそうで、立派さに感心しながら東さんの日々の外仕事の楽しみになっている状況を喜んでいる。

(2022年7月29日付紙面より)

思っていた以上に育ったヒマワリの花を日々めでる東和代さん=21日、古座川町宇津木
2022年07月29日
4 早くも稲刈り始まる
 お盆の贈答用に毎年人気  (紀宝町 )

 三重県内のトップを切って28日、紀宝町大里の田んぼで稲刈りがあり、中西和益さん(75)がアキタコマチを収穫した。今年は好天に恵まれ、昨年より2日早く行った。

 紀宝町は東海地方有数の早場米産地として知られ、中西さんと井内地区の南廣臣さんが生産。4軒の農家で組織した早場米部会に所属していたが、部会員の減少により9年前に解散して以降、125㌃の田んぼで栽培を続け、毎年、盆前に新米が食べられるよう3月下旬に田植え、7月下旬に稲刈りを行っている。

 今年もJA伊勢三重南紀地区を通じてお中元用に販売するため、3月24日に早場米を植えた。収穫した新米は盆前の8月上旬から熊野市有馬町のファーマーズマーケット「ほほえみかん」などで販売する。価格は5㌔2300円。

 この日、中西さんは雨上がりを待って30㌃の田んぼで稲刈りを開始。大型コンバインで刈り取り、1時間ほどで作業を終えた。今年は2軒で計6㌧を目指している。

 JA伊勢の担当者は「梅雨明けが早く、生産者がしっかり管理してくれたので、昨年より早く収穫できた。品質にも期待している」と話していた。

(2022年7月29日付紙面より)

稲刈り作業する中西和益さん=28日、紀宝町大里
2022年07月29日
5 アキラ自動車が優勝 第180回職場対抗ボウリング大会 
2022年07月29日
6 1位に杉本光朗さん  写連新宮支部7月例会  
2022年07月29日
7 飼育員ってどんなお仕事?  「将来の夢ランキング」第9位  (こども新聞 )
2022年07月29日
8 プニプニで気持ちいい 中央児童館で「スライムをつくろう!」 (新宮市)
2022年07月29日
9 怖がりながらも楽しむ  天満保でお化け屋敷ごっこ  (那智勝浦町 )
2022年07月29日
10 希少植物の生育地整える  相瀬や鶴川で保全活動  (こざがわネイチャークラブ )
2022年07月29日
11 絵本原画や環境パネルなど  夏休みの展示企画始まる  (南紀熊野ジオパーク )
2022年07月29日
12 英会話で意見を交わし合う 2年生3人がフォーラムで (串本古座高校)
2022年07月29日
13 個性あふれる52点並ぶ  御浜写真愛好会による写真展  (熊野市 )
2022年07月29日
14 小中学生14人が質問考える 子ども議会に向けた学習開始 (紀宝町)
2022年07月29日
15 感染者数大幅増加、警戒を  新宮保健所から住民に呼びかけ  
2022年07月29日
16 お悔やみ情報
  
2022年07月26日
17 ラジオ体操で健康促進
 夏期巡回体操会に400人  (新宮市 )

 新宮市佐野の市民運動競技場(やたがらすサッカー場)で24日早朝、株式会社かんぽ生命保険、NHK、NPO法人全国ラジオ体操連盟が主催、市、市教育委員会が共催する2022年度夏期巡回「ラジオ体操・みんなの体操会」があった。事前に申し込みした市民や近隣住民ら約400人が参加。ラジオ体操の模様はNHKラジオ第1で全国に生放送された。

 「ラジオ体操」は、かんぽ生命保険の起源である逓信省簡易保険局が1928年に「国民保健体操」として制定。日本放送協会(現NHK)のラジオ放送で広く普及した。

 体操の内容も51~52年に「ラジオ体操第一、第二」として再構成され、誰でも気軽に実践できる運動として、現在も多くの人に親しまれている。

 夏休みの早朝にラジオ体操を行う風景は日本の風物詩として広く浸透しており、7月20日~8月31日の期間、全国で行われる「夏期巡回ラジオ体操・みんなの体操会」は各会場で盛況を博している。

 毎朝、健康増進などを目的に11カ所の会場で約100人がラジオ体操に励む新宮市。ラジオ体操の普及奨励に寄与したとして、かんぽ生命保険、NHK、NPO法人全国ラジオ体操連盟から、2019年にラジオ体操優良団体等表彰の府県等表彰、20年に近畿地方表彰を受けている。

 午前6時30分からの生放送を前に、田岡実千年市長が「市では、市民の皆さまの健康づくりや介護予防の観点からラジオ体操を推進し、市内11カ所で誰でも参加できるラジオ体操会の取り組みを行っている。まだ参加していない人も、今日をきっかけにぜひ始めていただければ。皆さんの元気を全国に届けてください」。

 続いて、かんぽ生命保険の坂口徳道・和歌山支店長、和歌山県ラジオ体操連盟の古谷多市会長、NHK和歌山放送局の渡辺康子局長がそれぞれあいさつを述べた。

 本番では、ラジオ体操 ピアノ奏者の能條貴大さんの演奏が響く中、参加者らは体操指導者の多胡肇さんのかけ声と動きに合わせてラジオ体操を実施。約10分間にわたって爽やかな汗を流した。

 毎朝、神倉小学校会場でのラジオ体操に参加していると話す勝田香代子さん(85)は「ラジオ体操にはずっと通っており骨密度測定結果も良好。ラジオ体操と毎日のウオーキングが元気の秘訣(ひけつ)ですね」と笑顔で話していた。

(2022年7月26日付紙面より)

約400人が参加した「ラジオ体操・みんなの体操会」の様子=24日朝、新宮市佐野
2022年07月26日
18 「ありがとう、また来てね」
 住民らが「にっぽん丸」お見送り  (新宮市 )

 225人の乗客を乗せ、クルーズ船「にっぽん丸」(総トン数2万2472㌧、全長166・65㍍、商船三井客船株式会社)が24日、新宮港に入港。夕方に同港を出港した。乗客らはそれぞれ観光バスやタクシーを利用し、1日かけて熊野地方の観光を楽しんだ。

 クルーズ名は「相馬港発着 夏の清水・新宮・青ヶ島周遊クルーズ」で行程は相馬(福島県)~清水~新宮~青ヶ島周遊~相馬。河北新報トラベルと日立ポートサービスがチャーターした。乗客全員に対して乗船の約1週間前と出発港(相馬港)で当日のPCR検査を実施。陰性を確認の上出港した。

 新型コロナウイルス感染拡大防止のため、入港セレモニーは実施せず、平安衣装姿の女性や雅楽演奏が乗客をお出迎え。出港時には田岡実千年市長が「蘇(よみがえ)りの地 熊野」への来訪に感謝を述べ「この地は1日では回り尽くせないほどたくさんの見どころがあります。地域を挙げて皆さまを歓迎させていただきますので、二度三度と熊野・新宮へお越しください」とあいさつした。

 見送りに集まった市民らは、熊野水軍太鼓の太鼓演奏が響く中「さようなら、ありがとう、また来てね」と手を振って送り出し。乗客らは「ありがとう、また来るね」と返し、次の寄港地に向けて出港した。

 8月17日(水)には「ぱしふぃっくびいなす」が入港する予定。

  □     □

■「梛の木見送り隊」会員募集

 新宮市では、新宮港から旅立つクルーズ客船を見送る「梛(なぎ)の木見送り隊」の会員を募集している。問い合わせは新宮港クルーズ客船受入協議会(電話0735・23・3333、FAX0735・21・7422、市企業立地推進課内)まで。

(2022年7月26日付紙面より)

住民らが手を振る中、「にっぽん丸」が出港=24日、新宮港
2022年07月26日
19 宇宙関係の最新情報発信
 宇宙シンポジウムin串本  (和歌山県 )

 串本町サンゴ台にあるホテル&リゾーツ和歌山串本で24日、イベント「第4回宇宙シンポジウムin串本」があり、民間ロケット発射場「スペースポート紀伊」や国内の衛星事業などの最新情報が発信された。

 県主催のイベントで、同発射場の射点がある串本町から宇宙関係の情報を発信する趣旨で年1回実施。今回も新型コロナウイルス感染症予防対策として会場聴講を上限200人とし、別途オンライン聴講〈ライブ配信〉の機会を準備して事前申し込みを受け付けた。

 主催者を代表して仁坂吉伸知事は今年中の打ち上げ開始に向けた取り組みや今回の趣向を報告しつつ「われわれは和歌山、串本を舞台に新しい時代の宇宙開発がこれから始まるという歴史的な出来事の体験者。スペースワンのロケットのことを考えるとワクワクするが、今日は皆さんと共にこのワクワクを高めていきたい」とあいさつ。以降、中盤までは基調講演や報告、休憩を挟んで終盤はパネルディスカッションを実施した。

 基調講演の登壇者は▽淺田正一郎さん(株式会社Synspective執行役員)▽岡島礼奈さん(株式会社ALE代表取締役CEO)▽深堀昂さん(avatarin株式会社代表取締役CEO)▽豊田正和さん(スペースワン株式会社代表取締役社長)―の4人で、取り組んでいる事業の現況と展望を15~30分の持ち時間で紹介。

 加えて県立串本古座高校の清野健太郎君と雑賀和さん(ともに2年)がCGS部における宇宙振興活動や缶サット甲子園への挑戦、県産業技術政策課の大原眞晴課長が打ち上げ時の地域対策や打ち上げ応援サイトの設置、串本古座高校普通科宇宙探究コース開設の3点で報告を交えた。

 パネルディスカッションは東京大学大学院教授の中須賀真一さんがモデレーターを務め、淺田さん、岡島さん、深堀さん、スペースワン株式会社最高顧問の遠藤守さん、大原課長の5人に▽今後の宇宙産業への興味▽宇宙に関わろうと思ったいきさつ▽宇宙産業に必要な人材▽ロケット「カイロス」打ち上げへの期待と提案―などを問いかけて考えを探った。会場からの質問も若干受け付け、宇宙少年団の分団立ち上げに必要な事柄で遠藤さん、宇宙産業におけるエンターテインメントの展望で岡島さんが応答。最後に5人それぞれに射点がある地域へのメッセージを寄せて締めくくった。

  □     □

年末打ち上げの姿勢崩さず



 会場地の関心が特に高いところで、豊田さんは「今年の年末(の打ち上げ開始)を目指し一丸で開発を進めている。何とかこのスピード感で作り上げたい」と発言。地域も含めた一丸で成功させて皆さまのお役に立ちたいとした。

(2022年7月26日付紙面より)

宇宙シンポジウムin串本パネルディスカッションの様子=24日、串本町サンゴ台
2022年07月26日
20 「飛び出しはしません!」
 井関保で交通安全教室  (那智勝浦町 )

 那智勝浦町立井関保育所(山田有美所長)で22日、和歌山県警察本部交通部交通企画課安全教育係(通称・ひまわり)による交通安全教室が開かれ、園児たちが楽しく交通ルールを学んだ。

 今後自転車に乗ったり友達と一緒に出かけたりすることが増える園児たちに、一つしかない命を守ってもらおうと、各園を巡って開催している。

 園児たちは「アロハ~」のかけ声でニャン太郎や警察官と一緒に南の島へ出発。いたずらをしてサルの城に捕まってしまった「しんちゃん」を助けるため、町中に散らばった信号機や交通標識を集めながら、▽道や駐車場で遊ばない▽道路の右側の歩道を歩く▽車に乗るときはチャイルドシートに座る▽自転車に乗るときはヘルメットをかぶる―などを学び、最後に「飛び出しはしません!」と約束した。

 同町を含む東牟婁郡の小中学校は、21日から夏休みに入っており、日中に子どもたちが遊びに出かけることが増えるこれからの時季は、ドライバー側も十分注意が必要だ。

(2022年7月26日付紙面より)

自転車に乗るときはヘルメットを=22日、那智勝浦町立井関保育所
「アロハ~」のかけ声で南の島に出発
2022年07月26日
21 家族連れらでにぎわう  飛雪の滝キャンプ場で「夏祭り」  (紀宝町 )
2022年07月26日
22 休日に家族で健診へ  歯と口の健康に意識  (紀宝町 )
2022年07月26日
23 機能的な都市活動確保のため  13人を都市計画審議委員に任命  (新宮市 )
2022年07月26日
24 きれいな花で楽しくアレンジ  プリザーブドフラワー教室に9人  (新宮市 )
2022年07月26日
25 歌声と演奏で盛り上がる  七彩会が夏の感謝祭ライブ  (太地町 )
2022年07月26日
26 夏の楽しいひととき  高田小中が親子学習会  (新宮市 )
2022年07月26日
27 宇宙シンポ運営などに協力  1年生やCGS部の応援隊  (串本古座高校 )
2022年07月26日
28 お悔やみ情報
  
2022年07月16日
29 厳かに、檜扇開帳
 夏の風物詩「扇立祭」  (熊野速玉大社 )

 新宮市の熊野速玉大社(上野顯宮司)で14日、「扇立祭(おうぎたてまつり)」が営まれた。神職が速玉宮前で高さ1・5㍍、幅1・65㍍の檜扇(ひおうぎ)を開帳。大社関係者らが無病息災や家内安全などを願い神前に玉串をささげた。

 熊野地方の夏の風物詩として1000年以上の伝統を持つ祭り。神前に立てられた檜扇に神が降臨し、氏子の無病息災や五穀につく虫を追い払って豊作を願う。

 室町時代の作品と伝わる檜扇は大社を代表する宝物。現在、日本に18握ある国宝のうち11握が大社に伝わる。ヒノキの木目の美しさを生かしながら花鳥風月が描かれており「熊野檜扇」と称される。

 祭りで使用されている檜扇7握は、1964(昭和39)年に模写されたもの。本殿用は大社先々代の故・上野殖宮司、残り6握の各殿用(高さ0・8㍍、幅1・3㍍)は故・杉本義夫さんが模写し、故・鮒田和往さんが奉製した。

 今年の扇立祭は、新型コロナウイルス感染症拡大防止の観点から昨年同様、神事のみを斎行。上野宮司が祝詞を奏上し巫女(みこ)らが「扇舞(浦安の舞)」を奉納した。

 未生流笹岡の家元・笹岡隆甫さんによる献花もあり、神事終了後に上野宮司から神納証が手渡された。

 上野宮司は、扇立祭の歴史について触れ「扇を通した珍しい祈りの形を経験してほしい」とあいさつ。

 神道が仏教と結ばれて神仏習合として興った熊野権現信仰に言及し「宗教は違えど世界の平和や安寧への祈りは同じ。私たちは人間のためだけに祈るのではなく、人間が侵してきた自然環境や地球のために祈りをささげなくてはならない」と思いを語った。

(2022年7月16日付紙面より)

神職によって檜扇が開帳された=14日、新宮市の熊野速玉大社
未生流笹岡の家元・笹岡隆甫さんが献花した
2022年07月16日
30 生マグロや市場の魅力知る
 商品化に向けモニターツアー  (那智勝浦観光機構 )

 一般社団法人那智勝浦観光機構(NACKT)は13日、那智勝浦町築地の勝浦地方卸売市場で、「那智勝浦 生まぐろ市場競り(入札方式)ガイドツアー」のモニターツアーを実施した。町内外から参加した8人は市場を見学しながら、NACKT公認ガイドから漁法や競りの説明を受け、生マグロの魅力を知るとともに見識を深めた。

 紀州勝浦産の生マグロの魅力を全国に発信すべく、今回の催しを企画。本格的なツアーの発売開始に先駆け、近隣在住の人々を対象にモニターツアーを実施。1回目は10日に実施し、9人が参加。この日が2回目となった。

 モニターツアーでは、紀州勝浦産の生マグロの魅力を近隣住民に伝え、アンケートの回答を基に、この企画を良い商品に仕上げることや、町民には観光事業に興味や関心を持ってもらい、観光地としての町に対する町民の誇り(シビックプライド)の醸成を図ることを目的としている。

 公認ガイドの後呂孝哉さんと山縣弘明さんが同行し、この日は後呂さんがガイドを担当。参加者はガイドの声が聞き取りやすいように、軽量無線機を取り付け、ツアーに臨んだ。

 後呂さんは、▽生マグロの町だが、那智勝浦町船籍のマグロ漁船がない▽同町は生マグロが水揚げされる町▽マグロには八つの種類がある▽同町で水揚げされるマグロはビンチョウが7割、キハダが2割、メバチが1割▽クロマグロは数%のみ▽マグロの見分け方▽はえ縄漁業はサステナブルでエコな漁法でマグロにとってもストレスが少ない―などと解説した。

 同町下里から参加した60代男性は「普段見る景色だが、説明を受けることで港の魅力を知った。面白いと思う。マグロと温泉の町をすぐに体験できる良いツアーになれば」。

 機構の南條絢子さんは「元々は無料で案内していたものだが、さまざまなところから商品化してはとのご意見を頂き、企画に至った。オンラインまぐろ祭りの成功も踏まえ、今後も紀州勝浦産のマグロの魅力を発信していきたい。今年秋ごろには商品化できれば」と話していた。

 3回目は18日(月・祝)に予定しているが、新型コロナウイルスの影響から延期の可能性もあるとしている。

(2022年7月16日付紙面より)

商品化に向けモニターツアーを実施=13日、那智勝浦町の勝浦地方卸売市場周辺
ガイドから説明を受けながら競りや市場の様子を見学した
2022年07月16日
31 町内ほぼ一巡して意識喚起
 社明運動啓発パレード実施  (古座川町 )

 古座川町社会を明るくする運動実施委員会(委員長=西前啓市町長)が15日、啓発パレードを挙行した。アナウンスを流しながら車両2台で町内をほぼ一巡。町民の同運動趣旨に対するいっそうの意識喚起を図った。

 この運動は、国民を挙げて犯罪や非行の未然防止に努めるとともに犯罪や非行をした人の更生について理解を深め、それぞれの立場で力を合わせて犯罪や非行のない安全で安心な明るい地域社会を築くため法務省が主唱。毎年7月をその強調月間としていて、本年度は72回目の実施となっている。

 同委員会は新型コロナウイルスの情勢を鑑み、期間初日恒例の街頭啓発は人対人の接触を避けるため自粛。のぼりを掲げるなど非接触の取り組みで意識付けを図り、期間半ばのこのパレードで意識に弾みをつける流れで同運動の趣旨に対する町民の機運醸成を目指している。

 当日は牟婁保護司会の生熊和道会長と事務局担当の尾崎昇保護司、串本青少年センターの山本誠士センター長と福田實指導員が啓発員として参加。出発に当たり西前町長は安倍晋三元首相銃撃の件に思いをはせ、都会や地方に関係なく犯罪や非行が起こらない社会実現を目指さなければならないと見据えてパレードの成果を期待し仲本耕士副町長と共に啓発員を送り出した。

 パレードには町広報車と同センターの自主防犯活動自動車(通称・青パト)を使用。役場本庁を起点・終点とし小川、七川、三尾川(みとがわ)、明神、高池の順で町内を一巡した。

(2022年7月16日付紙面より)

社会を明るくする運動のパレードに出発する広報車両=15日、古座川町役場本庁
2022年07月16日
32 「パートナー」の生態観察
 下里小3年生がクジラ学習  

 那智勝浦町立下里小学校(泉一代校長)の3年生8人は13日、太地町立くじらの博物館を訪れ、「パートナー」の鯨類の背びれや体色を観察した。

 海洋教育の一環で、児童がハナゴンドウ、オキゴンドウ、コビレゴンドウ、カズハゴンドウ、マダライルカ、スジイルカ、カマイルカ、シワハイルカの8種類とパートナーを組み、詳しく生態を観察していく。

 児童たちは、クジラショーで大きなゴンドウクジラがジャンプする姿を楽しんだ後、マリナリウムやイルカショープールでクジラやイルカの体重・体長・模様・背びれの形を記録した。

 玉井愛那(えな)さんは「パートナーはマダライルカで9、10歳くらい。生まれた時は体に模様がないけれど、大きくなったら出てくるそうです」。下向薪登君は「オキゴンドウは大人になると体重2㌧になるけれど、博物館のはまだ700㌔くらいの子どもらしいです」と話し、互いに学んだことを共有していた。

(2022年7月16日付紙面より)

間近でイルカを観察=13日、太地町立くじらの博物館
2022年07月16日
33 無事故で多くの利用目指し  高田自然プールで安全祈願祭  (新宮市 )
2022年07月16日
34 保護司と交流深める  那智勝浦地区更生保護女性会  (那智勝浦町 )
2022年07月16日
35 スイカ栽培方法に脱帽  さらにびっくりの事実  (那智勝浦町 )
2022年07月16日
36 安心安全な社会の実現を  関係団体が交通安全呼びかけ  (新宮市 )
2022年07月16日
37 訪問先出身の生徒も後押し 出前型の進学説明会始める (串本古座高校)
2022年07月16日
38 感染防止対策の徹底を  3市町が合同メッセージ  (熊野・南郡 )
2022年07月16日
39 学年縦割り班で楽しむ  井田小でウオークラリー  (紀宝町 )
2022年07月16日
40 県大会出場チーム出そろう  中学校総合体育大会  (熊野・南郡 )
2022年07月16日
41 町民ら47人が献血に協力  尊い命を救うために  (紀宝町 )
2022年07月16日
42 レザークラフトに挑戦  子育てサロンで母親ら  (紀宝町 )
2022年07月16日
43 生徒らへのアンケートを提案  紀南地域高等学校活性化推協  
2022年07月16日
44 代替イベントを提案  紀宝みなとフェス、今年も中止