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2022年05月14日
1 人数など制限し例年通り斎行
 熊野那智大社「那智の扇祭り」  (那智勝浦町 )

 新型コロナウイルス感染拡大防止のために2年連続で規模を縮小し斎行してきた熊野那智大社(男成洋三宮司)の「那智の扇祭り(火祭)」。今年は参列者の人数制限や斎行時間の変更はあるが、諸祭儀は3年ぶりに例年通り執り行うことが決定した。7月13日(水)が宵宮、14日(木)が本宮となる。

 扇祭りは、大社にまつられている12柱の神々を12体の扇神輿(みこし)にうつし、那智の滝前に里帰りさせて神霊、神力を奮い起こし、万物の生成発展を祈る神事。

 8日に開かれた扇祭り保存会の役員会で、現在の感染者数や各地で実施されている催しなどの状況を踏まえ、協議した結果、今回の決定に至ったという。

 例大祭の内容や決定事項は▽大前の儀は拝殿内の3密回避のために、神社役員や祭り役員、地元官公庁や神社関係者に絞って30人程度を案内する▽「那智の田楽」は宵宮のみ実施▽大和舞は町立市野々小学校と協議し判断する▽別宮への渡御は扇神輿および大たいまつともに通常通り12体を繰り出す▽御田植式、御田刈式、那瀑の舞も執り行う▽別宮には例年通り拝観者の参入も認めるが、マスク着用などの感染防止の協力を呼び掛ける▽奉仕者は全員がマスクを着用して、当日の検温で37度5分以上または体調不良者は奉仕を控える―となった。

 当日は感染対策として、斎行時間も繰り上げて行う。本宮では午後0時50分の終了を予定しているとした。

 男成宮司は「昔から伝統あるお祭りが営まれてきた。ここ数年はコロナ禍で規模縮小となっていたが、年に1度のお祭りを本来の形で斎行することが大切だと思う。感染対策に取り組むとともに、感染の危険が高い奉仕者の飲食などを控え、時間を繰り上げて行う。お祭りは五穀豊穣(ほうじょう)や国の繁栄、地域の安寧を祈願するが、疫病退散も含まれている。今年の例大祭は意義のあるものにしてきたい」と語った。

 同大社によると、今後の感染状況やまん延防止等重点措置、緊急事態宣言などが発令された場合は祭典内容に変更の可能性もあるとした。

(2022年5月14日付紙面より)

規模縮小して斎行された昨年の例大祭の様子
2022年05月14日
2 今年こそは通常通りに
 早船と倉庫の修繕が完了  (熊野速玉大社 )

 新宮市の熊野速玉大社(上野顯宮司)の例大祭「新宮の速玉祭(はやたまさい)」早船競漕(きょうそう)で使用される早船と早船倉庫扉部分の修理・修繕作業が、このほど完了した。早船の修理はコロナ禍を利用して昨年11月に開始。上野宮司や大社関係者らは修理完了に胸をなで下ろしている。

 例大祭は同大社の主神、熊野速玉大神(くまのはやたまのおおかみ)の御神霊が神馬(しんめ)で阿須賀神社へ渡御し、熊野川河原の乙基(おとも)の御旅所(おたびしょ)へ渡る「神馬渡御式」と、熊野夫須美大神(くまのふすみのおおかみ)の御神霊が神輿(みこし)でまちを練り、神幸船(しんこうせん)で御船島を廻(まわ)る「神輿渡御式(御船祭=みふねまつり)」からなる祭り。

 2月の御燈祭(おとうまつ)りと合わせ、「新宮の速玉祭・御燈祭り」として2016年3月に国の重要無形民俗文化財(重文)に指定されている。新型コロナウイルス感染症の影響でおととし、昨年とも、御船祭は斎主船、諸手船(もろとぶね)、神幸船のみで斎行。早船競漕は2年連続で中止となっている。

 大規模な舟の修理と倉庫修繕は、15年前に舟と倉庫を一新して以来初。㈱R.LinkCorporationの椋野玲史・代表取締役会長が協力を申し出たことにより実施に至った。早船修理には紀宝町の船大工・谷上嘉一さんが協力。主に櫂(かい)が当たる縁(へり)部分の修理を行った。倉庫扉部分は木製だったが経年劣化により腐食が進んでいたことから、新たにシャッターに付け替えられた。

 上野宮司や神職、御船祭審判員(下地昌宏委員長)役員らは椋野代表取締役会長らの力添えに感謝。「新しくなった早船が使えるように、今年こそは通常通り祭りを執り行うことができたら」と期待を寄せている。

(2022年5月14日付紙面より)

早船と倉庫の修繕が無事終わった=12日、熊野速玉大社
2022年05月14日
3 郷土愛の中でジオの意識を
 絵本「南紀熊野の民話」作成  (南紀熊野ジオパーク )

 南紀熊野ジオパーク推進協議会が地質の日の10日、絵本「南紀熊野の民話『橋杭岩の立岩伝説 鯛島(たいじま)と河内島(こうちじま)』」を作成したことを発表した。

 同協議会が展開する教育普及事業の一環で作成。橋杭岩や鯛島と河内島にまつわる民話をそれぞれ紹介した後に実物の解説を交える内容で、フルカラー25㌻構成。挿絵を担当した大江みどりさんは技法「フロッタージュ」で写し取った橋杭岩の模様を絵柄に取り入れて大地の質感を再現し、文章を担当した同協議会は串本弁や古座弁で民話を紹介して巻末に標準語版を添えるなど、身近に興味を持ってもらうための工夫も注いでいる。

 作成数は250冊で、ハードカバー仕立て。同パークエリア内の小学校や保育・幼児教育施設と図書館施設、県立図書館や情報交流センターBig・Uへ託し、子どもたちが親しめるよう活用してもらうとしている。数に限りがあるため販売や一般への配布はせず、代わりに教材シリーズの一つとしてPDFデータを公式ホームページの冊子掲載ページ(アドレスhttps://nankikumanogeo.jp/download/)で閲覧できるようにしている(無断複製や転載は禁止)。

 今回は同センターがある南エリアから民話を選んだが、今後も予算が確保できれば偏ることなく他のエリアの民話も選んで絵本のシリーズ化を進めたいという。同パークセンターの大江晃司主査は「民話がもたらすふるさと感と一緒に関係する地質への関心を持ってもらい、郷土愛の中で同パークを意識してもらうことが狙い。絵本なのでまずは民話を楽しむところから活用していただければ」と話している。

(2022年5月14日付紙面より)

このほど作成、配布した絵本「南紀熊野の民話」=11日、南紀熊野ジオパークセンター
2022年05月14日
4 民生児童委員が見守り
 下校児童の安全を確認  (新宮市 )

 全国民生委員児童委員連合会が定める「民生委員・児童委員の日」であり、活動強化週間の初日でもある12日、千穂第一・第二地区民生委員児童委員協議会(小内潤治第一地区会長、和田町子第二地区会長)は、新宮市の千穂と橋本で、新宮市立神倉小学校に通う児童の下校時の見守り活動を行った。雨天の中で交差点に立ち、児童らに危険が及ぶことがないかを見守った。

 千穂第一と第二はともに、神倉小の校区内となる。普段は毎月第3金曜日、神倉小の低学年児童が下校する時間帯に交差点に立ち、横断歩道を渡る際の安全指導や、交通安全に関する注意喚起を行っている。この日は、民生委員・児童委員の日の取り組みとして実施した。なお活動強化週間は12日から18日(水)まで。

 千穂第一からは、4人が参加した。国道42号の裁判所南交差点の付近に立ち、下校を見守った。委員らは、友人とはしゃいで道路にはみ出しそうになる児童に注意をしたり、顔見知りの児童と言葉を交わしたりしながら、それとなく安全を確認していた。

 小内会長は「下校時の見守りは、千穂第一と第二の合同活動として、始めて5年ほどになる。活動を行うようになってからは、子どもの危ない行動もなくなったように思う。児童もあいさつしてくれ、車のドライバーも気を配って運転してくれている。民生児童委員もコロナ禍で活動が難しいが、誰もが笑顔で安全安心で暮らせる地域づくりのために、今後も地道で身近な活動を続けたい」と話した。

(2022年5月14日付紙面より)

下校児童を見守る小内潤治・千穂第一地区民生委員児童委員協議会長(右)ら=12日、新宮市千穂の国道42号裁判所南交差点付近
2022年05月14日
5 2部門ともに三輪崎が優勝
 県スポ少剣道東牟婁予選  
2022年05月14日
6 楽しさや魅力を伝える
 新宮RFCが「ラグビー体験会」  (新宮市 )
2022年05月14日
7 まずまずの結果に  観光施設のGW来場数  (新宮市 )
2022年05月14日
8 薬物乱用を防ぐには  保健所が生徒に講話  (近大新宮高校 )
2022年05月14日
9 分娩再開「状態維持を」  各課が所管事務を報告  (新宮市議会教育民生委員会 )
2022年05月14日
10 下里小児童がウミガメ学ぶ  玉の浦リップルズクラブ  (那智勝浦町 )
2022年05月14日
11 素晴らしい子の姿が広まれば  山﨑浩敬さんの作品が絵本に  (串本町 )
2022年05月14日
12 暫定1位との対戦に挑む  和歌山FB―06Bu戦  (関西独立リーグ )
2022年05月14日
13 196人が30Hを巡り競う グラウンドゴルフ競技会「第1回記録会」 (串本町)
2022年05月14日
14 交流深め、和気あいあいと  3年ぶり、グラウンドゴルフ大会  (紀宝町シルバー人材センター )
2022年05月14日
15 矢渕中女子が準優勝  県中学生ソフトテニス大会  (紀宝町 )
2022年05月14日
16 県内で「架空請求詐欺」が増加  高齢者見守り隊、紀宝署が啓発  (紀宝町 )
2022年05月14日
17 お悔やみ情報
  
2022年05月12日
18 引き上げ救助を競う
 消防大会の署内選考会  (那智勝浦町 )

 那智勝浦町消防本部(湯川辰也消防長)の同町消防署(関谷善文署長)は11日、同本部の訓練塔で、和歌山県消防救助技術会の出場選手署内選考会を開いた。5人一組の3班が出場。探索、発見した要救助者を7㍍引き上げて救助し、その技術を競った。

 県消防救助技術会は、県内の17消防本部の選抜選手が集い、個人・団体の複数の種目で、救助技術を競うもの。今年は6月1日(水)に、和歌山市の県消防学校で実施される。同町消防本部は、団体の「引揚救助」の種目で参加を予定しており、今回はその選考会となる。日常において、3班の消防隊が交代勤務しているため、この3班から選抜された各5人が、選考会に参加した。

 開始に先立ち、湯川消防長が訓示。選手に対して「今日はあいにくの雨だが、われわれの活動は天候には左右されない。今日は持てる力を十分に発揮してほしい。選考されたらここの代表として、頑張ってほしい」と激励した。

 選考会は、火災現場に救助に駆け付けた消防隊が高所から降下し、煙に包まれた中で要救助者を探し出して運び、引き上げるというもの。救助に要する時間のほか、救助用のロープや金具の取り扱い、動作の正確性なども審査対象となった。

 スタートと同時に、2人の隊員が空気ボンベを着けて降下、煙の中で要救助者を発見した。協力して搬送し、救助用具でつり上げ。いずれの班も真剣に取り組んでいた。その様子をベテラン職員が見守り、採点していた。

 関谷署長は「大会があると、訓練にも力が入る。現場活動に生かせる力を、訓練を通して養ってもらえたら」と話した。

(2022年5月12日付紙面より)

7㍍引き上げて救助し、その技術を競った=11日、那智勝浦町消防本部
2022年05月12日
19 多数来場でにぎわう
 太田の郷でフリーマーケット  (那智勝浦町 )

 那智勝浦町南大居の交流センター太田の郷の屋外で8日、フリーマーケット(フリマ)があった。衣類や雑貨など、約50店が出店。町内外から多数が訪れ、コロナ禍前のようなにぎわいを見せた。

 太田の郷では例年、春と秋の2回、フリマを開催している。ただし昨年の秋は、コロナ禍の影響で中止となっていた。また今回も、もともとは4月3日に、音楽イベントとの同時開催を予定していたが、雨天のため音楽イベントのみ室内実施、フリマは延期となっていた。

 会場では、中央通路を挟んだ左右両側に、出店のブースが並び、商品が置かれていた。衣類や雑貨のほか、食器やスイーツ、軽食、古本などもあった。太田の郷の中にある食事処「太田川のめぐ味」も、太田米を使ったおまぜや弁当を販売しており、行列ができていた。

 午前11時ちょうどに、販売開始となった。会場は時間前にすでに来場者であふれており、開始と同時に目を付けた商品を買い求めていた。売り手と買い手で値段を交渉する姿もあった。

 近所から父親の博さん(42)と共に訪れた、長女で太田小5年の池田怜(りょう)さん(10)は「ここのフリマはよく来る。この間も来た。鉛筆とアクセサリーを買った。コロナでいろいろ大変だけど、フリマをやってくれているので楽しい」と話した。

(2022年5月12日付紙面より)

来場者でにぎわう会場=8日、那智勝浦町の交流センター太田の郷
2022年05月12日
20 今後の実動に向け素地づくり
 CGS部が樫野埼灯台で  (串本古座高校 )

 和歌山県立串本古座高校(榎本貴英校長)のCGS部(嶝口怜旺部長、寺本侑右部長)が6日、串本町樫野にある樫野埼灯台で草引きや灯台内部清掃に取り組んだ。

 2月に同灯台の航路標識協力団体指定を受けた同校は現在、田辺海上保安部と接点があるCGS部を実動母体とし▽敷地内の植生管理(通称・スイセン再生プロジェクト)▽定期点検協力▽年5回程度の一般公開〈イベント保険料など経費確保のため有償実施〉―などの活動を目指している。

 この日はそのための素地づくりを目的として活動。放課後かつ帰りの列車の時間との兼ね合いで1時間程度だが、部員16人が手分けして草引きや灯台内部清掃をしつつありのままの状態に触れる機会を持った。

 この経験を骨格にして今後は関係する情報やアイデアを肉付けしていき、協力団体としての体制をつくり上げるのが今後に見据えている筋道。他方、この日は業社による同灯台の内部点検日で、同部を代表して清野祐介顧問が立ち会い今後の点検すべき事柄の把握に努めた。

 活動を終えて清野顧問は、観光客らに喜んでもらうという視点で▽一般公開時のイベント案▽灯台内部の空き室を使った展示案―の提案を各自一つするよう求めて締めくくった。

 田辺海上保安部はこれまで実施してきた内部一般公開の運営を、これからは同校主導に委ねる考え。CGS部は早ければ海の日(今年は7月18日)、遅くともトルコ軍艦エルトゥールル号遭難の期日(9月16日)に近い位置付けで初のイベント実施へこぎ着けられるよう、今後の準備に臨むという。

(2022年5月12日付紙面より)

敷地内の草刈りに取り組む串本古座高校CGS部の部員ら=6日、樫野埼灯台
2022年05月12日
21 声を使ってエクササイズ スポーツボイス教室開講 (新宮市)

 新宮市役所別館で11日、「令和4年度スポーツボイス教室」が開講した。本年度は65~90歳の28人が参加し、スポーツボイス公認インストラクターの森まりかさんと、軽快な音楽に合わせて発声しながら体を動かした。

 プロのボイストレーニングを誰でも簡単に楽しめるよう開発された健康エクササイズ。▽誤嚥(ごえん)性肺炎予防▽心肺機能向上▽ストレスの解消―などに効果があるとされ、シニアの健康や生きがいづくりに期待が寄せられている。

 市内での開催は2年目。本年度も募集を開始してすぐに申し込みが集まり、リピーターも多い人気の教室になっている。会場では2㍍の席間隔を空け、検温や手指消毒などの感染症予防対策を講じて開催した。

 開講に当たり市健康福祉部地域包括推進課の辻本美恵課長は「介護予防事業の一環で始まった教室だが、毎回笑いもあり、楽しんで参加してほしい」とあいさつ。

 森さんは口を閉じてハミングしながら音を1オクターブ上下させるという基本の声帯ストレッチ方法を紹介。顔の筋肉を動かすフェイスアップなどと組み合わせながら「この後カラオケに行けば、とても声が出しやすく、気持ちよく歌えるはず」と盛り上げ、最後は全員で大笑いして教室を終えた。

 初参加の松﨑美恵子さん(73)は「体を動かすのが大好きで、スポーツボイスは以前から気になっていた。声を出しながら体を動かすのは上手にできませんでしたが、次回も楽しみです」と話していた。

 前期は9月21日(水)まで全10回で実施。後期は9月中に募集を行う予定だ。

(2022年5月12日付紙面より)

教室を楽しむ参加者=11日、新宮市役所別館
森まりかさん
2022年05月12日
22 智弁和歌山が優勝
 春季高校野球県予選  
2022年05月12日
23 奥村美羽さんが栄冠に
 瀧本君、西田君も準優勝と活躍  (北道院拳法錬成大会 )
2022年05月12日
24 優勝は川村淳二さん
 2022・4月春季大会  (新宮グラウンドゴルフ同好会 )
2022年05月12日
25 9チームが熱戦展開
 県サッカーU―12選手権東牟婁予選  
2022年05月12日
26 密輸など水際で阻止  24日まで取り締まり強化期間  (大阪税関 )
2022年05月12日
27 児童との再会楽しみに  宇久井VCでムギ刈り取り  (那智勝浦町 )
2022年05月12日
28 GW入り込み多数  新宮市と太地町  
2022年05月12日
29 教育充実目指して協定締結  県農林大学校林業研修部と  (北大和歌山研究林 )
2022年05月12日
30 池野山でもち米栽培始める  高池小5、6年生が田植え  (古座川町 )
2022年05月12日
31 ノーマスク学校生活宣言書  紀宝町教育委員会に提出  
2022年05月12日
32 田植えイベント楽しみに  丸山千枚田で田植え作業  (熊野市 )
2022年05月12日
33 夏の川遊びシーズンに向け  大里桜愛好会が伐採と草刈り  (紀宝町 )
2022年05月12日
34 「趣味の作品展」など計画  本年度事業など書面決議で可決  (紀宝町老連 )
2022年05月12日
35 ジオの恵みを伝え続けて8年  まちなかジオツアー実行委の歩みを振り返る㊥  (「地質の日」特集 )
2022年05月12日
36 お悔やみ情報
  
2022年05月01日
37 ルールを守り、命を守ろう
 オンラインで交通安全教室  (宇久井小 )

 那智勝浦町立宇久井小学校(芝﨑勝善校長)で4月28日、和歌山県警察本部交通部交通企画課安全教育係(通称・ひまわり)による交通安全教室があった。全校児童178人が、オンラインで交通ルールや安全な自転車の乗り方を学んだ。

 和歌山県警が公表している「令和3年中 和歌山県の交通事故概況」によれば、県内の中学生以下の子どもが関係する事故は死者1人(小学生)、傷者計98人を出している。「令和2年版交通年鑑」を見ると、登下校や買い物、訪問中に事故が起こっており、原因は歩行中の「飛び出し」や自転車乗車中の「前左右安全不確認」が多い。

 教室には、ひまわりの西山俊幸警部補、池田映実巡査部長、北岡萌巡査の他、宇久井駐在所の中井功治巡査部長、同町の交通安全指導員らが協力。前日の雨でグラウンドが使えないことや、新型コロナウイルス感染拡大状況を受け、初めてオンラインで実施した。

 児童は「歩く人は右側。自転車は車の仲間なので左側を走る」という基本的な交通ルールを学習。自転車に乗るときには「ヘルメットをかぶる」ことを約束した。ゴールデンウイーク中に遊びに行くときの不審者対策や、川や海で遊ぶときの注意点も学んだ。

 西山警部補は「横断歩道を渡るときは、右、左、右を見るだけでなく、後ろから曲がってくる車がないかどうかも確認して。命は一つしかない。小学1、2年生は事故に遭いやすいため、特に注意を」と呼びかけていた。

 ゴールデンウイーク中は、日中に子どもたちが遊びに出かけることも増えるため、ドライバーも十分が注意だ。

(2022年5月1日付紙面より)

正しい自転車の乗り方を学ぶ1年生=4月28日、那智勝浦町立宇久井小学校
2022年05月01日
38 行動制限なしの連休始まる
 JR利用者ら、昨年より増加  (熊野地方 )

 大型連休をふるさとや観光地で過ごす人たちの帰省ラッシュが本格化している。今年はコロナ禍で迎える3回目の大型連休。連休初日の4月29日はあいにくの雨となったが、移動や帰省の自粛などの行動制限がない中、JR新宮駅では家族の帰省を車中で待つ人の姿などが見られた。

 同駅職員によると、電車利用者はコロナ以前には回復していないものの、連休開始日周辺の利用者数はおととし、昨年に比べて増加の傾向にあるという。

 西日本高速道路株式会社(NEXCO西日本)などでは、渋滞のピークを4月29日~5月1日、3日(火・祝)~5日(木・祝)と予想。和歌山県警が発表している5月の交通事故発生予報では、1日、2日(月)、3日を当地方の交通事故多発厳重警戒日としており「レジャー中の交通事故に注意を」と呼びかけている。

 連休中前半は全国的に雨が多いが、中盤は東日本や西日本で晴れる所が多く、後半にかけて気温が高くなる見込み。

(2022年5月1日付紙面より)

雨の中、家族の帰省などを待つ車=4月29日、JR新宮駅
2022年05月01日
39 工作しながら興味を高める
 家族でロケットのぼり作り  (潮岬青少年の家 )

 串本町潮岬にある県立潮岬青少年の家(山口和紀所長)の主催事業「家族で作ろう!ロケットのぼり」が4月24日にあり、新宮市や串本町から家族3組が参加し小型ロケット「カイロス」打ち上げ開始への期待を高める一助にした。

 この事業は、子どもたちに創作意欲とともにロケットへの興味を高めてほしいという願いを込めて立案した日帰り型の体験プログラム。感染予防を意識し事前告知を県民の友と公式ホームページのみにとどめて参加を呼びかけた。

 後藤明洋副所長が歓迎のあいさつを述べ、以降は立案したスタッフ・松原孝季さんが小型ロケット発射場「スペースポート紀伊」について現在分かっている状況を伝えて本題の工作指導を進めた。

 ロケットの形になるようテーブル用の透明ビニールクロスを切り出し、出来上がる形をイメージしながら油性フェルトペンで好みのデザインを考えて着色。筒状とよりシンプルなシート状の2種類を仕上げ、最後にひもで棒へつないで手持ちのこいのぼりのような形に仕上げた。また紙コップ2個を使いゴムの力で飛び上がる紙ロケット作りもしたという。

 3年前の秋にスペースポート紀伊の設置が決まって以降、イベント「おもしろらんど春祭り」など機会を捉えて体験企画を実施したりスタッフ手作りのロケットのぼりを掲げたりして地域の盛り上げに力を入れている同家。主催事業としてはロケットの高さをバルーンで体験するプログラム以来で、松原さんは「ロケットの打ち上げを楽しみにするきっかけを託せれば」の一心で、参加した子どもらの創作活動を後押しした。

(2022年5月1日付紙面より)

ロケットのぼりの作り方を紹介する松原孝季さん(左)=4月24日、県立潮岬青少年の家
ロケットのぼりの出来栄えを確かめる参加者
2022年05月01日
40 「マグロのぼり」青空泳ぐ
 熊野那智大社  

 5月5日の「こどもの日」に先立ち、熊野那智大社(男成洋三宮司)境内では、マグロを模したこいのぼり「マグロのぼり」が青空の下、風を受けて元気よく泳いでいる=写真

 「マグロのぼり」は、生マグロの水揚げ日本一を誇る同町のPRにと、南紀くろしお商工会が同大社に奉納したもの。青色と赤色のマグロはそれぞれ約4㍍。大型連休初日はあいにくの雨となったが、30日は天候に恵まれ、風を受けて気持ちよさそうに泳ぐマグロたちの姿が見られた。

 5月8日(日)の午後3時30分まで掲揚される。

(2022年5月1日付紙面より)


2022年05月01日
41 那智大滝の魅力を紹介  名勝指定50周年を祝い企画展  (那智勝浦町 )
2022年05月01日
42 売れ行き回復傾向  こいのぼり・五月人形  (イオン新宮店 )
2022年05月01日
43 復興祈念のシンボルに  新宮RCが名取市にサクラ植樹  
2022年05月01日
44 コロナ収束と安泰を祈願  熊野那智大社で昭和祭  
2022年05月01日
45 本紙エリアで4人受章  令和4年春の叙勲  
2022年05月01日
46 元気なカメ見てね!  GW中、ユーチューブ生配信  (ウミガメ公園 )
2022年05月01日
47 安心して暮らせる町づくりを  地域包括ケア会議委員に委嘱状  (紀宝町 )
2022年05月01日
48 雨の中、地域の発展願う  貴祢谷神社で春の例大祭  (紀宝町 )
2022年05月01日
49 キンカン生産の存続に献身  樫野の青木寛さん筋道つけ  (串本町 )
2022年05月01日
50 バルーンアートやビンゴ  イオン新宮店が開店23周年  (新宮市 )
2022年05月01日
51 お悔やみ情報