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2022年04月20日
1 台風通過などが原因か
 熊野川などで水位上昇  (紀南河川国道事務所 )

 新宮市や紀宝町の新宮川水系で17日から18日にかけて水位が上昇し、市田川や相野谷川において17日、水防団待機水位に達した。新宮市の熊野速玉大社裏の熊野川河川敷では堤防近くまで水が迫り、近隣住民は「大雨も降ってないのになんで」と不安げな表情を浮かべていた。

 河川を管理する国土交通省近畿地方整備局紀南河川国道事務所では、市田川(下田観測所)、熊野川(成川観測所)、相野谷川(高岡観測所)の3カ所に「避難目安の水位ライン」を設置。同事務所ホームページで24時間ネット配信しており、洪水時にはスマートフォンなどで避難目安を確認することが可能となっている。

 17日から18日にかけては市田川と相野谷川の基準観測所でそれぞれ白色の水防団待機水位を突破。熊野川の成川地点でも同水位に達する勢いで川の水が河口側より上昇。散歩のためによく熊野川河川敷を訪れる近隣住民は「散歩に来たけど水が来ていて、無理だと思って引き返してきた。海から水が逆流しているのでは」と困惑。市田川流域でも不安げな顔で川をのぞき込む住民らの姿があった。

 同事務所は水位が上昇した理由として「先週中ごろから発生した大潮と、時期を同じくして太平洋側を通過した台風1号の影響では」と見解。台風の影響で波が押し寄せたが、雨が降らなかったことから河口に砂がたまり、河川の水をせき止めている状況にあるという。

 雨が降れば自然に水が流れる道ができるとのことだが、同事務所では人工的に筋を入れ、砂州が開口しやすいように処理する段取りを計画しており「川の監視は常にしている。地域の方々には不安を感じさせてしまっているが安心してほしい」と話している。

(2022年4月20日付紙面より)

さまざまな要因が重なり、水位が上がった=18日、新宮市の熊野川河川敷
市田川の様子=同日
2022年04月20日
2 大きな成長願って
 高田川などに稚アユ放流  (熊野川漁業協同組合 )

 アユ釣りシーズンを前に熊野川漁業協同組合(大嶋邦嗣組合長)は18、19の両日、管内流域に稚アユ計1500㌔を放流した。

 18日には四村川350㌔、赤木川上流250㌔、同川下流200㌔、19日は大塔川350㌔、三越川100㌔、本宮と敷屋で各50㌔を放流。新宮市の高田川では、同組合高田川地区の岡根良安さんら8人が体長7~10㌢の稚アユ150㌔を丁寧に放していった。

 岡根さんは「天候にも恵まれ、無事に放流を終えることができて安心しています。稚魚のサイズも思っていた以上に良かったので、これから大きく成長してくれるのが楽しみ。新型コロナウイルスも油断できない状況にあるため、アユ釣りが解禁になった際には感染対策をしっかりと施していただき、楽しんでもらえれば」と話していた。

(2022年4月20日付紙面より)

丁寧に稚アユを放流する組合員=19日、新宮市高田
2022年04月20日
3 総会で解散の節目つける
 更生保護女性会古座分会  (串本町 )

 串本町更生保護女性会古座分会(川名千代美会長、会員29人)が18日に町民文化センターで本年度総会を開き、会計の精算方針を決めるなどして解散の節目をつけた。

 同分会は2000年5月に旧・古座地区更生保護婦人会として発足。03年に旧・古座町更生保護女性会となり、05年の自治体合併後は同分会として活動を続けてきた。

 解散は川名会長以降の後任が見いだせない状況やそれを踏まえて今年1月に実施した会員対象アンケートで過半数が脱退の意向を示した状況を受け、役員会で判断。前年度末で県更生保護女性連盟を脱退し、新型コロナウイルスの情勢で年度をまたぐ形となったが本年度総会を最終の活動として開くこととした。

 当日は会員18人が出席。御歌・綱領・県連盟歌を静聴して更生保護女性の精神を振り返った後、川名会長は解散のいきさつを報告し「会員同士が気心の知れた仲で、無理をしないで楽しみながらをモットーにボランティア活動を目指してきたいい団体。会長として解散だけは回避したかったが、できなかった。解散後も今までの更女の活動で培ってきたことを生かし、適度なおせっかいおばさんとして自分にできることを地域の中で生かしてほしい」と思いを伝えた。

 来賓として田嶋勝正町長、潮﨑伸彦教育長、牟婁保護司会の生熊和道会長、町福祉課の高岡茂樹副課長が出席し、田嶋町長は「地域にとっても行政にとってもさみしく残念。22年間の尽力にお礼申し上げ、これからも(それぞれの立場で)地域の安全安心のために尽力いただきたい」と願い、旧古座町域の展望を伝えて最後まで会員であり続ける状況を添えた。

 潮﨑教育長も同様に町内の青少年の現況を伝え添えて協力を求め、生熊会長は同保護司会が同分会とともに積んだ研修の思い出を振り返り「罪を憎んで人を憎まず」の精神を今後も生かすことを願うなどした。

 東嘉容副会長を議長に立てて前年度の事業報告案や決算案を承認し、アンケート結果を確認。会計の残額精算については川名会長から串本分会へ入会する10人で決めてほしいと提案があり、それを承認した。

(2022年4月20日付紙面より)

解散の経緯と思いを伝える川名千代美会長=18日、串本町民文化センター
総会に出席した会員の皆さん
2022年04月20日
4 悠々と泳ぐこいのぼり
 まなびの郷で「バルーン展」  (紀宝町 )

 5月5日の「こどもの日」を前に、紀宝町生涯学習センターまなびの郷にこいのぼりが登場した。施設内のエントランスでは「こいのぼりバルーン展」が始まり、119匹のかわいいこいのぼりが訪れた人たちを楽しませている。

 正面玄関のポールでは、10匹のこいのぼりが春風に吹かれ、気持ち良さそうに泳いでいる。いずれも同5日(木・祝)までで、開館時間は午前9時~午後9時。

 MANABI☆ボランチ(千葉寛訓代表)が取り組んだ。バルーン展は、地域との触れ合いイベントとして初開催。うどの幼稚園と鵜殿保育所に依頼し、全園児がこいのぼりバルーンに色を塗り、カラフルな作品を完成させた。

 MANABI☆ボランチは、町民の生涯学習の推進、子どもの居場所づくりをはじめ、ボランティアイベントなど各種事業を展開しており、新型コロナウイルスの影響で活動が制限されてきたが、昨年は「ハロウィン仮装フォトコンテスト」を開催した。

 来年度以降もバルーン展を継続する予定で、他の保育所にも協力を依頼するという。

 屋外のこいのぼりは、通学や散歩などで近くを通る子どもたちに、こいのぼりを見てもらおうと、昨年に続いて飾った。

 まなびの郷は高台にあり、鵜殿運動場を利用する子どもや高齢者らも眺めていた。MANABI☆ボランチのスタッフは「近くにお立ち寄りの際は、ぜひご覧ください」と呼びかけている。

(2022年4月20日付紙面より)

園児の作品が並ぶ「こいのぼりバルーン展」=18日、紀宝町生涯学習センター「まなびの郷」
今年も登場したこいのぼり
2022年04月20日
5 福嶋信清さんが優勝
 2022年度スクラッチ杯  (那智勝浦ゴルフ倶楽部 )
2022年04月20日
6 下里・宇久井合同が制す
 県中学校サッカー選手権大会  (東牟婁予選 )
2022年04月20日
7 JUNTOSが好スタート
 県クラブユースU―15サッカー選手権  
2022年04月20日
8 小6・中3を対象に実施  全国学力・学習状況調査  (新宮・東牟婁 )
2022年04月20日
9 通学利用の生徒に動揺  JR新宮―白浜間の赤字  
2022年04月20日
10 必要とする人のために  勝浦LCが献血奉仕活動  (那智勝浦町 )
2022年04月20日
11 ダンスや歌で会場を魅了  丹鶴ホールで「もののけの森のフラメンコ」  (新宮市 )
2022年04月20日
12 上流目指して跳ね泳ぐ  滝の拝でアユの滝越え  (古座川町 )
2022年04月20日
13 本州最南端で愛を叫ぶ  ハルゼミの羽化始まる  (串本町 )
2022年04月20日
14 入賞39作品発表したたえる  文化セで第30回授賞式挙行  (串本海中フォトコン )
2022年04月20日
15 金山が優勝し、県大会へ  県スポ少軟式野球交流大会  
2022年04月20日
16 自慢の庭を公開中!  オープンガーデン熊野  (熊野市 )
2022年04月20日
17 現職、新人の一騎打ち  5日間の選挙戦スタート  (那智勝浦町長選 )
2022年04月20日
18 お悔やみ情報
  
2022年04月03日
19 命と向き合い、冥福祈る
 くじらの博物館で供養祭  (太地町 )

 太地町立くじらの博物館(稲森大樹館長)で2日、飼育中に死亡した鯨類や魚類などの冥福と飼育動物の長生きを祈る供養祭が営まれた。同館敷地内にある供養碑前で順心寺の関雄峰住職が読経を行い、職員36人が静かに手を合わせた。

 供養祭は同館が開館した1969年4月2日の記念日に合わせ、43年前から毎年行っている。

 同館には現在、鯨類がコビレゴンドウ、オキゴンドウ、ハナゴンドウ、カズハゴンドウ、バンドウイルカ、カマイルカ、シワハイルカ、マダライルカ、スジイルカの9種37頭おり、ナンヨウツバメウオなどの魚類51種181匹、ミズクラゲなど無脊椎動物24種345匹を飼育展示している。

 同館によると、令和3年度は気候が安定していたため、動物にも大きな変化がなく飼育ができたという。また、県内の教育旅行の増加から来館者数が令和元年度と同等になるなど、回復の兆しが表れているとした。

 1日から副館長に就任した同館学芸員の中江環さんは「15年間、博物館に勤めてきた。今後は副館長として新たな気持ちで動物たちや展示物、来館者の皆さまと向き合い、より良い博物館にできるように精進していきたいです」と話した。

 3月末をもって館長職を勇退した林克紀さんに代わり、1日から同館を支える重責を担う稲森さんは「54年間、博物館を支えてきた林元館長がご勇退され、大きな節目を迎えた。それでもクジラたちはここで生き、暮らしている。供養祭は動物たちの命の重さと向き合う貴重な時間。動物たちが豊かにより長く生きていけるように、取り組んでいくことがわれわれの務めです」と気持ちを新たにした。

(2022年4月3日付紙面より)

職員らが飼育動物たちの冥福を祈った=2日、太地町立くじらの博物館
2022年04月03日
20 習い事で生きがいを
 新宮市老連 教室開講式  (278人が受講へ )

 新宮市老人クラブ連合会(市老連・上廣正幸会長)の主催による、生きがいと創造の事業教室開講式が1日、新宮市野田の福祉センターであった。36人が出席し本年度の活動に向けて気持ちを新たにした。

 同事業は、1979(昭和54)年に市が市老連に委託して以来、意欲や目標を持ちながら継続的に活動することによって、高齢者が元気を維持することを目標に続けられている。本年度は278人が、書道、生け花、陶芸、民踊など、合計15教室で学んでいく。

 開講式では、上廣会長があいさつ。新型コロナウイルスの感染状況に言及した上で、「このまま収まってくれれば、今まで通り(活動)できるので、何とかうまくいけば」と願った。

 本年度の教室について「みんなと好きな習い物に熱中することは、健康の上でも大事。今年も頑張っていただきたい」と激励した。

 来賓として、田岡実千年市長が祝辞。新型コロナの感染状況に言及した上で、「終息に向けてワクチン接種を早く進め、市民にも対策をしてもらい、経済を落ち込まないように対策を行いたい」と語った。

 教室については「生きがいを持ってはつらつと暮らし、充実した日々を送ってほしいと願っている。教室で生きがいをつくり、培ったことを地域で生かしていただければ」と呼び掛けた。

  □    □

 本年度の教室と受講生徒数は次の通り。かっこ内は講師名。敬称略。

■生きがい教室

▽書道(鈴木江邨)18人▽生花(萱野賛曈)15人▽陶芸8人▽卓球33人▽社交ダンス(瀬古玲子)21人▽コーラス(宇都宮恵美)16人▽民踊(川畑恵美)55人▽囲碁・将棋31人▽大正琴(上地美智子)5人▽ソフトテニス21人▽フォークダンス25人▽押花(岡本洋子)4人

■はつらつ教室

▽フラ(松本則子)14人▽民踊(大谷裕子・上田昭子)8人▽進化絵(はたみちこ)4人

(2022年4月3日付紙面より)

式に出席した皆さん=1日、新宮市福祉センター
開講のあいさつをする上廣正幸会長
2022年04月03日
21 島田匡平さんが運動教室
 春休みプログラムで  (那智勝浦町 )

 那智勝浦町太田地域の子どもたちを対象とした「春休みプログラム」が3月30日に開かれた。小学生ら15人が参加し、町立太田小学校の体育館で、地域活性化起業人・島田匡平さんによる運動教室を楽しんだ。

 「子どもたちにいろいろな体験をして長期休暇を過ごしてほしい」「地域の大人と関わる機会をつくり、『地域で子育て』を目指したい」との思いから、保護者主催で昨年の夏休みに始まった取り組み。今回は、島田さんが社会人向けに開く運動教室「ルネサンスプログラム」に参加した保護者からリクエストがあり、講師に招いた。

 子どもたちは島田さんと一緒に、ゲームやスマートフォン操作で固まりがちな肩周りの筋肉をほぐす体操や体幹トレーニングに挑戦。保護者から「学校の体育ではしないような動きを子どもたちに体験させたい」との声があったことから、ボクシングやムエタイなどの格闘技の動きを取り入れたリズム運動でも汗を流した。

 この日はパン食い競争やチラシを使った吹き矢の工作もあり、子どもたちは春休みの一日を満喫。仲地一桜さんは「前におじいちゃんおばあちゃんの家で一緒に吹き矢を作ったことがある。パン食い競争では粒あんとチョコのパンが取れて、楽しかった」と話していた。

(2022年4月3日付紙面より)

島田匡平さん(左端)と肩周りをほぐす児童=3月30日、那智勝浦町立太田小学校
2022年04月03日
22 出雲安全マップを展示中
 役場玄関そばで15日まで  (串本町 )

 串本町役場1階玄関そばで現在、出雲安全マップ=写真=が展示されている。期間は15日(金)までで、平日の午前8時30分~午後5時15分に随時鑑賞できる。

 このマップは、町立出雲小学校の前年度の3年生(現4年生)6人が社会科の一環で総合的な学習の時間も使いながら作成。昨年12月に防犯、交通、災害の各視点で危険を感じる校区内の場所12カ所を徒歩で訪ね、当時の串本警察署に質問しながら調べた成果を3学期に手分けして書き込むなどして仕上げた。

 6人の取り組みに感心した同署は、質問に答える時に地域へも紹介することを提案。児童も納得して学習発表後にそうすることを希望したため、同署と同町の調整により先月28日からこの展示が始まるに至った。

 展示に当たっては「学校だけでなく地域全体の安全を願う子どもたち6人の想(おも)いがこめられたもの」と紹介。同署は同町との調整を進める折、6人の歩んだ筋道は出雲小校区だけでなく他の小学校区でも意義のあることだとし、展示を通して取り組みの裾野が広まることを今後に期待していた。

(2022年4月3日付紙面より)


2022年04月03日
23 各館で表彰式始まる  5児童館チャレラン大会  (新宮市 )
2022年04月03日
24 ギョイコウほころび始める  本廣寺の境内で  (新宮市 )
2022年04月03日
25 水害乗り越え今年も咲く  井上さん宅の桜満開  (那智勝浦町 )
2022年04月03日
26 「入園おめでとう!」  天満保育園に新入児13人  (那智勝浦町 )
2022年04月03日
27 コロナ終息の願い込め 本宮祭前に「挑花」作り (田辺市本宮町)
2022年04月03日
28 医療で地域の架け橋に  医師・寺本寛さんが講話  (近大新宮 )
2022年04月03日
29 地元住民に親しまれる湯  「タライ」と「ステンレス流し台」?  (那智勝浦町 )
2022年04月03日
30 愛好者約180人が競う グラウンドゴルフ競技会「第1回記録会」 (串本町)
2022年04月03日
31 串本の海の作品を展示  特別展「黒洋画会展」  (串本海中公園 )
2022年04月03日
32 鬼ヶ城歩道トンネルへ誘導  サイクリストの安全向上に案内板を追加設置  (熊野市 )
2022年04月03日
33 全国の舞台、楽しかった  全日本野球大会ベスト16を報告  (御浜・阿田和中 )
2022年04月03日
34 ごみの資源化率が増加  分別説明会などで意識向上  (紀宝町 )
2022年04月03日
35 竹内由定団長が勇退  新団長に中谷健兒さん  (新宮市消防団 )
2022年04月03日
36 お悔やみ情報