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2022年01月30日
1 那智駅のヒカンザクラ開花
 道の駅側のシンボルは?  (那智勝浦町 )

 那智勝浦町浜ノ宮のJR那智駅のヒカンザクラ(緋寒桜)の開花が始まった。早咲きで知られるこのサクラは毎年1月初旬から咲き始め熊野地方の春を一足早く知らせてくれる。

 ヒカンザクラは中国南部から台湾にかけて分布し、沖縄で野生化したといわれている。早咲きの桜として知られ、当地では例年1月中旬から2月中旬にかけて開花する。

 開花しているのは駅ホームの2本で、28日現在で五分咲きとなっている。美しいピンク色の花の蜜を求めて小鳥やミツバチでにぎやかとなり、その様子を写真に収めようと、多くの駅利用者らがスマートフォンなどを構えていた。

  □     □

■地域のシンボル



 隣接する「道の駅なち」側にある地域のシンボルとして、来駅する人々の目を楽しませていたヒカンザクラの木は2年前から樹勢が弱り始めた。昨年は勝浦側(西側)の幹の花は咲いたが、同所農産物直売所側(東側)の幹はほとんど枯れた状態になっていた。

 管理を行う町農林水産課では、東牟婁振興局林務課や県の林業試験所に相談し、肥料を与えて除草するなどの対策を進めてきた。

 また万が一、全て枯れてしまった場合に対応するため、生きている幹から出た枝を採取して山桜を台木に接ぎ木をして育てる取り組みも行っているという。

 担当者は「町としても、地域のシンボルなので注視している。クローンの木は育てているが、親しまれている現在の木に元気になってもらえるように努力していきたい」と話していた。

(2022年1月30日付紙面より)

開花を始めたヒカンザクラ=27日、那智勝浦町のJR那智駅
樹勢が弱まった地域のシンボルのヒカンザクラ=28日、同町の道の駅なち
2022年01月30日
2 78人が試験に臨む
 近大新宮高が前期入学試験  

 新宮市の近畿大学附属新宮高校(池上博基校長)は29日、前期入学試験を実施し、志願者78人(一般11、AO67)が試験に臨んだ。

 今年は昨年と同様、受付での検温や手指消毒、試験中のドアと窓の開放、生徒らが触れたドアノブなどを消毒するなどの新型コロナウイルス感染防止対策を徹底して実施に至った。

 AO入試受験者は個人面接のみ、一般入試受験者は国語、数学、英語の試験に取り組んだ。合格発表は2月2日(水)に本人と出身中学校長宛てに郵送で通知される。

 後期入試は、出願期間が2月2日~7日(月)必着。試験日は12日(土)、合格発表は2月16日(水)となっている。

  □     □

■直前個別相談会

 中学校・高校後期入試に向け同校で直前個別相談会を随時実施する。

 問い合わせは同校入試広報部(電話0735・22・2005)まで。

(2022年1月30日付紙面より)

試験を前に諸注意を受ける受験生=29日、新宮市の近畿大学附属新宮高校
2022年01月30日
3 東紀州5市町もまん延防止適用へ
 新型コロナの急拡大受け  (三重県 )

 三重県は28日、新たに671人が新型コロナウイルスに感染したと発表した。26日の599人を上回る過去最多で、初めて600人を超えた。熊野市で40代男性の感染が確認された。御浜町、紀宝町ではなかった。

 感染急拡大を受け、県は「まん延防止等重点措置」の対象地域を、31日(月)から県内全域の29市町に拡大することを決めた。

 県はこれまで、東紀州5市町を除く24市町を対象としてきたが、尾鷲市、紀北町の尾鷲保健所管内で集団感染が発生するなど感染者が急増したことから対象に加えることとした。

 熊野保健所管内の熊野市、御浜町、紀宝町では感染者数の基準に達していないものの、隣接する尾鷲市や紀北町で感染が広がっていることから対象とした。

 31日から5市町の飲食店にも営業時間の短縮を要請する。他の24市町と同じく、感染防止対策の認証制度「みえ安心おもてなし施設認証制度『あんしん みえリア』」の認証店は、営業時間を午後9時まで(酒類の提供は可能)、または営業時間を午後8時までとし酒類の提供を行わないよう要請する。認証を受けていない店舗は、営業時間を午後8時までとし、酒類の提供を行わないよう求める。

 県によると、28日現在の入院患者は前日より24人増えて194人、重症患者は1人、宿泊療養者は4人増えて113人、自宅療養者は393人増加して3607人になった。病床使用率は41・5%となっている。

(2022年1月30日付紙面より)

2022年01月30日
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2022年01月30日
5 広瀬香美さんの動画公開中  母と思い出の場所巡る  (那智勝浦町 )
2022年01月30日
6 2級河川の治水を協議  熊野圏域県管理河川水防災協議会  (熊野市 )
2022年01月30日
7 「鬼は外、福は内」  新木保で豆まき会  (新宮市 )
2022年01月18日
8 御燈祭りに向け安全確認
 神倉神社の石段検分  (新宮市 )

 新宮市の熊野速玉大社(上野顯宮司)の摂社、神倉神社で17日、石段検分が行われた。2月6日(日)の「御燈祭(おとうまつ)り」に向け、関係者が石段の安全を点検。ひび割れなどが約47カ所見つかり、祭り当日までに修繕する。

 「御燈祭り」は1400年以上前から続くとされており、熊野速玉大社例大祭「新宮の速玉祭(はやたまさい)」と合わせて国の重要無形民俗文化財(重文)に指定されている。白装束に荒縄を巻いた「上(あ)がり子」と称する参拝者が神倉山上で松明(たいまつ)に御神火を受け、山門の開閉とともに急峻(きゅうしゅん)な石段を一気に駆け下る勇壮な祭りとして例年、全国から大勢の人が訪れている。

 今年は新型コロナウイルス感染症第6波の襲来を案じ、約2000人の上がり子が山門内に集結することによって長時間の3密が避けられない状況にあることを考慮。クラスター(感染者集団)が発生する危険が高くなると予想されることから、昨年同様、最少人数の神職と介釈(かいしゃく)のみで営まれる。当日は正午から神倉山への入山を制限し、報道関係者や一般撮影者の入山も禁止。翌7日(月)の御燈祭り奉祝祭、餅まきも中止する。

 点検には同大社、神倉神社奉賛会(猪飼三雄会長)、神倉青年団(中山忠吏団長)などから6人が参加。鎌倉幕府初代将軍・源頼朝(1147~99年)が寄進したと伝わる自然石を積み上げた538段の石段を一段ずつチェックし、石が動くなどの問題箇所にチョークで印を付けていった。

 猪飼会長は「奉賛会として準備などは例年通り進めている。昨年に続いての規模縮小は非常に残念ですが、現在の状況を考えると仕方ありません。『来年こそ』の思いを持って、再び勇壮な祭りができることを信じています」と話していた。

(2022年1月18日付紙面より)

石段の点検を行う祭り関係者たち=17日、新宮市の神倉神社
2022年01月18日
9 本州最南端で芝焼き作業
 役職員らが消防と両輪で  (南紀串本観光協会 )

 南紀串本観光協会(島野利之会長)が14日、串本町潮岬にある望楼の芝の芝焼き作業に取り組んだ。敷地外への延焼防止のため同町消防本部(寺島正彦消防長)も協力。両輪で芝地のほぼ全面を焼き尽くした。

 この芝焼きは、枯れ芝に火を放って害虫を駆除し、地中にある芝の芽吹きを促す管理手法として1983年から実施。97年に本州最南端の知名度向上による観光の発展を期してイベント化、後に日没後に実施するようになり現在は1月最終土曜日を期日とするイベント「本州最南端の火祭り」として回を重ねるところとなっている。

 新型コロナウイルス感染拡大防止のため、昨年に続いて今年もイベントの中止を発表済み。他方で芝焼きは例年の管理として行う必要があるため、今年もイベントに向け事前にしている部分焼き(芝地の外周など一部を焼き延焼防止を図る作業)を全面焼きに振り替えてこの日行うに至った。

 当日は同協会の役職員や会員ら15人(ゲスト2人を除く)と同本部20人が作業に参加。同本部の事前散水と風向きを踏まえた判断に基づいて枯れ芝に火を放ち、広がる炎の動向を見ながらその範囲を広げて既設キャンプ場や木立、旭の森や最外縁(クロスカントリーコースより外側)を除く芝地を焼いた。

 今年の枯れ芝は例年より短かったが風が強く、作業は2時間弱で完了したという。島野会長(54)は「2年続けての中止で残念な思いはあるけれど、来年の今頃は小型ロケットの打ち上げ開始が見込まれコロナが落ち着けば近いタイミングで本州最南端の火祭りもできると思う。他のイベントも中止が続いている状況なので、来年こそはコロナに十分注意しながらでも何とかやって観光を盛り上げていきたい」と思うところを語り、役職員や会員による芝焼き作業を支えていた。

(2022年1月18日付紙面より)

枯れ芝に火を放って焼く南紀串本観光協会の関係者ら=14日、串本町潮岬
2022年01月18日
10 町内の安全無事を祈願
 海翁禅寺で秋葉山大権現祈祷  (那智勝浦町 )

 那智勝浦町勝浦の臨済宗海翁禅寺(武内宗隆住職)で15日、一年の間、町内で火災や盗難がないよう祈願する「火盗守護秋葉山大権現御祈祷(きとう)」が営まれた。昨年は新型コロナウイルス感染拡大防止の観点から寺族のみで実施したが、今年は例年通り、町消防団(下地将仁団長)の幹部や団員8人が参列した。

 前夜には規模を縮小してどんど焼きを行ったが、昨年に引き続き、3密を避けるために15日の餅まきは中止とした。

 祈祷前には境内の鐘が鳴らされ、幹部らが供え物を持ち、一行は山頂の祠(ほこら)へ向かった。武内住職と武内洪淵(こうえん)副住職が読経を行い、火伏せの神として知られる「火盗守護秋葉山大権現」に今年の平穏無事を祈願した。

 また、この日は洪淵副住職の息子の弥那人(みなと)君(勝浦小1)も法衣を身に着け、初参列した。

 下地団長は「秋葉山大権現は勝浦の町を守る火の神様。町内で火事がないように安全祈願するとともにコロナ終息も願いました」。

 洪淵副住職は「普段は病気平癒なども願うが、今日は火盗守護の秋葉山大権現の祈祷。火事や盗難が少しでも減少することを祈願しました」と話した。

 武内住職は「昨年はお寺のみで営んだが、今年は消防団の皆さまも来ていただけた。コロナ終息も含め、町内の皆さまが無事で安全に過ごせるように祈願しました」と語った。

 なお、同寺の「火盗守護秋葉山大権現」は町消防団が願主となって建立され、1969(昭和44)年に同寺総檀家が再建したという。

(2022年1月18日付紙面より)

秋葉山大権現祈祷が営まれた=15日、那智勝浦町の海翁禅寺上の山頂
2022年01月18日
11 西田氏、5選の公算大  18日に告示、無投票か  (紀宝町長選 )
2022年01月18日
12 消火器の取り扱い学ぶ  相野谷小学校で防災訓練  
2022年01月18日
13 「健次は生涯熊野を愛した」  作家・中上紀さんが講演  (熊野市 )
2022年01月18日
14 食事や栄養など学ぶ  いきいきサロン三四朗  (那智勝浦町 )
2022年01月18日
15 新年の集いで誓い新た  新宮支部が安全祈願祭など  (県自動車整備振興会 )
2022年01月18日
16 正月遊びを楽しむ  中央児童館でかるた大会  (新宮市 )
2022年01月18日
17 新宮城跡を広くPR  総勢30人で保全清掃活動  (新宮YEG )
2022年01月18日
18 脱穀で得たもみを白米に  高池小5年生が精米体験  (古座川町 )
2022年01月18日
19 串本90㌢、浦神50㌢の津波  和歌山・三重に一時注意報  
2022年01月18日
20 お悔やみ情報