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2021年12月12日
1 おいしいまりひめ味わって
 需要期に向け目慣らし会  (那智勝浦町 )

 那智勝浦町苺(いちご)生産組合(桒野稔近(くわの・としちか)組合長)は、クリスマスや年末年始の需要期出荷に向け10日、同町南大居のJAみくまの太田営農センターで、和歌山県オリジナル品種のイチゴ「まりひめ」の目慣らし会を開いた。イチゴ生産農家や、みくまの農業協同組合らが参加し、イチゴの品質などについて意見を出し合った。

 「まりひめ」は東牟婁地方を代表する特産品で、那智勝浦町の太田地区が主要産地。果実は大きめ、甘味が強く酸味もほどよい。例年12月初旬から翌年の5月ごろにかけて出荷。公設市場を通して近隣のスーパーなどで販売される。昨年は4パック入り約1万4000ケースが出荷された。

 目慣らし会はケース詰め基準の統一と等級の確認を目的に、イチゴの出荷が本格化し始める時季に開催している。

 桒野組合長は、同センターに届いた163ケースのイチゴを前に「昨年より1週間早めの開催。クリスマスや年末年始に向け、皆さまでイチゴを見ていただきたい。自分のイチゴに自信を持って販売につなげてください」と参加者らに呼び掛けた。

 組合によると、長雨はあったが、今年は台風が少なかったため、イチゴの出来も良いという。出荷数も昨年を上回るはずと期待を膨らませていた。

 桒野組合長は「コロナ禍の影響も特になく、まりひめは好評をいただいている。半年の間、おいしいイチゴを味わっていただけたら」と語った。

 同組合は1971(昭和46)年に結成され、設立50年を迎えた。現在、生産農家は9世帯16人おり、新規就農者も増えたという。

 昨年には産業の振興や発展、農山漁村の活性化に貢献したとして、令和2年度「和歌山県農林水産業賞」(農業部門)を受賞している。

(2021年12月12日付紙面より)

目慣らし会が開かれた=10日、那智勝浦町のJAみくまの太田営農センター
好評を博しているまりひめ
2021年12月12日
2 2415人の署名提出
 医療センター分娩継続求め  (新宮市 )

 那智勝浦町在住の小阪三喜子さんと塩﨑いつ子さんは10日、新宮市役所を訪れ、市立医療センター開設者である田岡実千年市長に同医療センター産婦人科の分娩(ぶんべん)継続を要望する第1次署名2415人分を提出した。

 常勤医師1人の退職決定に伴い、来年3月以降の分娩予約休止を発表している同医療センター。新宮・東牟婁エリアの中核病院として、年間約300件の分娩を行ってきた。

 このたびの署名活動は小阪さんと津本芳光さんが呼び掛け人となり実施。「医療センターでの分娩ができなくなると、この地域では安心して出産できないという不安が生まれ、地域の衰退に拍車を掛けることにもなってしまう。安心して子どもを産み、育てることができる環境を守るために、産婦人科の分娩継続を」との切実な訴えに、那智勝浦町を中心とした新宮・東牟婁地域2415人が署名した。なお現在も署名活動は継続しているという。

 田岡市長に署名を手渡した小阪さんと塩﨑さんは「分娩ができないと里帰り出産もできない。若い人の人口増加につながらない」と危惧。田岡市長は尽力に感謝を示し「多くの住民の思いが詰まった署名を、大変心強く思う」と述べた。

 市によると、今月中に田岡市長、堀順一郎那智勝浦町長、市議会議員らが地元選出国会議員らと共に厚生労働省などに赴き、要望活動を展開する予定としている。

(2021年12月12日付紙面より)

2415人分の思いを届けた。(左から)塩﨑いつ子さん、田岡実千年市長、小阪三喜子さん=10日、新宮市役所
2021年12月12日
3 1年ぶりに活気戻る
 紀の宝みなと市9周年記念市  (紀宝町 )

 「紀の宝みなと市9周年記念市」が11日、紀宝町鵜殿の鵜殿港で開催された。毎月第2土曜日に開催してきた「みなと市」だが、新型コロナウイルスの影響で昨年12月以降中止となっていたため、1年ぶりに活気が戻った。

 みなと市は紀宝バイパス開通を集客の契機と捉え、2012年12月に初開催。毎年12月に周年祭を催し、例年、800人ほどが訪れている。

 今年は新型コロナ対策として来場者にマスク着用を求めた。会場には鮮魚や米、野菜、果物、手作り雑貨など25の店が並び、お目当ての品を買い求める人が多数訪れた。

 釣り堀は子どもたちでにぎわい、家電製品や町商工会共通商品券などが当たるガラポン抽選会も盛り上がりを見せた。

 実行委員会の田尾友児委員長は「1年ぶりに開催できてよかった。出店者の皆さんも張り切って品物を出してくれた。来月から毎月1回開く予定なので、多くの人に来ていただきたい」と話していた。

 次回のみなと市は来年1月8日(土)午前9時から開催する予定だという。

(2021年12月12日付紙面より)

多くの人が来場した紀の宝みなと市9周年記念市=11日
2021年12月12日
4 優勝は深瀬美智代さん
 新宮グラウンドゴルフ同好会  
2021年12月12日
5 白熱した試合繰り広げる
 くまのスポフェス・テニス大会  
2021年12月12日
6 県内6チームが熱戦展開
 第14回新宮ジュニアレスリング大会  
2021年12月12日
7 糖尿病予防について学ぶ  三輪崎会館で栄養講習会  (新宮市 )
2021年12月12日
8 成績優秀者を表彰 全国そろばんコンクール (新宮商工会議所)
2021年12月12日
9 手作り紙芝居に笑顔  なちかつ古道を守る会  (那智勝浦町 )
2021年12月12日
10 子どもたちにリースの贈り物  有志ら4人が飾り作り  (新宮市 )
2021年12月12日
11 心豊かな子どもを育てたい  図書館設立までの軌跡を講演  (御浜町 )
2021年12月12日
12 冬のボーナス支給  平均で市職員71万円、議員83万円  (新宮市 )
2021年12月12日
13 184点の力作展示  県美術展覧会、ジュニア美術展覧会  (新宮市 )
2021年12月08日
14 ふるさとをもっと好きに
 特選児童にカレンダー贈る  (那智勝浦RC )

 那智勝浦ロータリークラブ(那智勝浦RC)はこのほど、第17回ふるさと自慢写真コンクールの入賞作品を集めたカレンダーを製作した。同クラブの後誠介会長と松下裕次郎幹事が1日に那智勝浦町立勝浦小学校、6日に市野々小学校を訪れ、特選作品に選ばれた児童3人に完成したカレンダーを手渡した。

 同コンクールは南紀くろしお商工会(森川起安会長)が主催。那智勝浦町と太地町の小・中学生を対象に写真を募集し、ふるさとの良さを再認識してもらう機会としている。カレンダーは2014年から、同クラブが製作している。

 後会長は「今年のコンクールには児童52人、生徒22人から計118点の応募があった。昨年と比べると応募数は2・7倍。過去に参加していた児童・生徒の兄弟の応募もあり、世代を超えて輪が広がっている」と話し、「子どもらしい視点の面白い作品が多かった」と頑張りをたたえた。

 「海を行くゴジラ」(2月)を撮影した下原咲和さん(勝浦小5)は「おじいちゃんや妹と散歩に行った時、狼煙山(のろしやま)から見える島がゴジラみたいに見えた」。「貴久の滝」(3月)の角拓利君(勝浦小6)は「夏休みに色川で撮った。コケや背景がうまく撮れたと思う」と笑顔で話した。

 「六地蔵と那智の滝」(1月)の小賀実樹君(市野々小5)は「夏休みの最後の日の朝に撮りに行った。カレンダーは家族に見せたい」と語った。

 カレンダーは入賞者の他、那智勝浦町と太地町の各校や宇久井ビジターセンター、地域の銀行などにも配布。南紀くろしお商工会、那智勝浦RC事務所でも先着順で希望者に無料配布している。

(2021年12月8日付紙面より)

(左から)後誠介会長、角拓利君、下原咲和さん、松下裕次郎幹事=1日、那智勝浦町立勝浦小学校(一時的にマスクを外して撮影)
カレンダーを受け取った小賀実樹君=6日、那智勝浦町立市野々小学校(同)
2021年12月08日
15 野澤さんが会場盛り上げる
 CD発売記念で初ソロライブ  (太地町 )

 8月に開催された「~障害のある人たちの心を歌う~第46回わたぼうし音楽祭」において、審査員会特別賞を受賞した太地町在住の野澤大輔さんが4日、那智勝浦町市屋の太地町地域福祉センター梛(なぎ)で受賞とCD発売を記念して初のソロライブ「野澤大輔ライブ THANKS TO YOU」を開催した。野澤さんは歌やステージパフォーマンスで会場を盛り上げ、来場者は拍手や声援を送った。

 野澤さんは新宮市佐野の社会福祉法人いなほ福祉会ワークショップゆうの利用者で、フォークデュオ「ヤブシン」の藍田真一さんにギターを師事し、2013年に誕生したバンド「ハリケーン」でギターとボーカルを担当している。同音楽祭では全国から680点の作品が集まる中、初応募で同賞を受賞した。

 今回のライブは梛を運営する有限会社山永サービスや特定非営利活動法人七彩会、有志らが主催したという。当初は8月に開催予定だったが、新型コロナウイルスの影響で延期となっていた。

 この日は藍田さんに加え、京都発のエモーショナル・インストバンド「colspan(コルスパン)」が演奏に参加した。プロの迫力ある演奏の下、野澤さんは受賞曲の「僕の一日」を含む数曲を披露。踊ったり、手を振ったりする来場者の姿も見られた。

 また、ステージ上では受賞の際に太地町から贈呈された名前入りのギターストラップの紹介や、藍田さんと軽快なトークを繰り広げ、笑いを誘う場面もあった。

 野澤さんの母・宮子さんの友人で、幼い頃から野澤さんを知る博多保子さんは「ここまでが大変だったと思う。プロの演奏でライブができたことは大輔君の自信につながったと思う」。

 宮子さんは「小さい頃からの息子への思いが浮かび上がってきた。人は幾つになっても成長するのだと心から思った。今日は本当に良かったです」と思いを語った。

 野澤さんは「最初はすごく緊張した。途中で感動して涙が出そうになりました。めっちゃ楽しかったです。また、新曲を作ってライブもやりたいです」と笑顔で話していた。

(2021年12月8日付紙面より)

プロアーティストの演奏の下、受賞曲などを熱唱する野澤大輔さん=4日、那智勝浦町市屋の太地町地域福祉センター梛
野澤さんのパフォーマンスを楽しむ来場者ら
2021年12月08日
16 本殿大前の儀で信仰つなぐ
 木葉神社例祭「祢んねこ祭り」  (串本町 )

 串本町田原にある木葉神社(井谷正守宮司)で5日、例祭「祢(ね)んねこ祭り」が営まれた。新型コロナウイルスの情勢を考慮し、昨年に続いて今年も本殿大前の儀のみ執行。責任役員会ら地元の代表参列で礼を尽くし、信仰を今後へとつないだ。

 神功皇后の養育の故事にあやかる同神社は田原区の氏神社であり子安の宮としても根強い信仰を集める。その例祭は▽朝日遙拝行列▽本殿大前の儀▽子守神事―の諸行事から成り、信仰にちなんだ他に類のない奉仕も数多く含む内容で県の無形民俗文化財指定を受けている。

 さらに田原獅子保存会による奉納や公民館田原支館による農産物品評会・作品展の奉賛も伴い、とりわけ本祭日は区内外から見物が集まるところとなっている。この状況が密を招くと考え代表参列による本殿大前の儀のみ営んで礼を尽くすこととした。

 当日は宮本敏治区長を筆頭に区や同神社の責任役員と総代、同保存会の会長や獅子係、計10人が代表参列し、来賓の招待はせず。今年の本殿大前の儀は無社殿神社独特の古式作法・湯立ての儀も見合わせて執り行い、井谷宮司に続き一同で玉串をささげて主祭神・木花咲耶姫(このはなさくやひめ)への礼を尽くした。

 井谷宮司は新型コロナウイルスが収まりいつも通りに営める今後を一心に祈念。宮本区長は「2年続けて本来の形でできなかったのは残念」と胸中を語り、奉仕継承も見据えて「来年はぜひ本来の形で行いたい」と意気込みを掲げた。

(2021年12月8日付紙面より)

代表参列のみで営んだ本殿大前の儀の様子=5日、串本町田原の木葉神社
二拝二拍手一拝の所作で礼を尽くす宮本敏治区長(左)ら
2021年12月08日
17 有事に際し、平時に備え
 海邊組が三輪崎区避難路整備  (新宮市 )

 新宮市三輪崎の㈱海邊組(海邊俊行代表取締役)は6日、三輪崎八幡神社裏の避難所に向かう避難路の整備を実施。同社員約10人が舗装工事に力を尽くした。

 海抜30㍍を超える三輪崎八幡神社裏は、津波災害における一時避難所として指定されている。有事の際には住民らが円滑に避難できるようにと、毎年区役員や住民有志らによる整備活動が行われている。

 「ワークショップトータル新宮店」横から入る避難路は、避難所に向かう経路の一つ。古くから地域住民の身近な逃げ道として利用されているが私有地のため、全長約100㍍のうち約半分が未舗装となっている。

 このたびの整備は同社が行う地域貢献の一環として実施。道の所有者の許可を得ながら、有事の際にスムーズに避難できるように地表をならして簡易舗装を行った。

 同社の海邊真哉常務取締役は「避難路の整備の必要性については近隣住民の方々からも声があった。整備を通して地域に貢献できて良かった」。

 三輪崎区防災委員長の湊川大介さんは「万が一のために平時に備えることが大事。この避難路は道も広く、整備によって高齢者や子どもも安全に利用できる。ありがたい」と奉仕に感謝。

 「災害は人ごとではない。自助共助の精神が大切。防災ボランティアや、区の取り組みに対し、若い人も協力していただければ」と話していた。

 同区では今後、避難経路の一つである林道に手すりを付けるなどの整備を行うほか、避難路入り口への看板設置、有事の際、早急に避難所へ向かうために障害となる線路の横断などの課題解決に向けて取り組みを展開していくという。

(2021年12月8日付紙面より)

海邊組の社員らが避難路の整備を実施した=6日、新宮市三輪崎
2021年12月08日
18 山城・坂本ペアが優勝
 紀宝GGペア大会  
2021年12月08日
19 永野さん(男子)、吉田さん(女子)が優勝 ふれスポ東牟婁・新宮グラウンドゴルフ大会 
2021年12月08日
20 尾﨑晴菜さんが全国へ
 県新人卓球大会で活躍  (新宮高校 )
2021年12月08日
21 45組90人が熱戦繰り広げる
 高田テニスコートで支部長杯  (県ソフトテニス連盟新宮・東牟婁支部 )
2021年12月08日
22 熊野・聖地信仰の価値とは  速水教育長が記念講演  (東大人文・熊野フォーラム )
2021年12月08日
23 手話言語条例など上程  12月定例会前に会見  (那智勝浦町 )
2021年12月08日
24 広瀬香美さんコンサート大盛況  新宮市の「丹鶴ホール」  
2021年12月08日
25 紀宝空手が総合優勝  スポ少交歓大会空手競技  
2021年12月08日
26 ビブリオバトルを観戦  成川小の児童がリモートで  (紀宝町 )
2021年12月08日
27 「おもてなしの心」で海岸清掃  七里御浜クリーン作戦展開  (御浜町 )
2021年12月08日
28 現職陣営のみ出席  紀宝町長選事前説明会  
2021年12月08日
29 小中学生26人試合に臨む  第45回防犯少年剣道大会  (串本警察署管内 )
2021年12月08日
30 実在感じつつ意識を強める  潮岬中で薬物乱用防止大会  (新宮保健所 )
2021年12月08日
31 お悔やみ情報