ニュースアーカイブ|ARCHIVES
アーカイブ検索で表示されるグレーのリンクのない記事については、熊野新聞紙面をご覧ください。
ご購読のお申し込み
過去2年分の熊野新聞は、
SHIMBUN ONLiNE
でご購読頂けます。
新聞オンライン(電子新聞)
カレンダー検索:48件の記事がありました
【検索ステータス】 
2021年07月28日
1 17の国・地域の高校生集う
 アジア・オセアニアフォーラム  (和歌山県 )

 日本を含めた17の国と地域の高校生が集う「世界との対話と協働:アジア・オセアニア高校生フォーラム」が26日、オンラインで開幕した。新宮・東牟婁地方からは県立新宮高校と串本古座高校から計5人が参加。3日間のプログラムを通じて津波・防災や食糧問題といった世界共通の課題について意見交換し、相互理解を深めていく。

 和歌山県、県教委など主催。各地の高校生と交流する中でグローバルな視野で物事を捉える力を養い、国際社会で活躍できるリーダーの育成を図ることが目的。

 本年度の参加者は過去最多の85人。参加国はインドやオーストラリア、シンガポール、台湾などで、和歌山県内からは14校47人、県外からは10校10人が出席する。

 仁坂吉伸知事は開会に当たり、駐ブルネイ大使として海外で生活した経験に触れ「高校生の皆さんには海外の仲間との出会いを大切に、積極的に自分の意見を発表し、フォーラムを楽しんでほしい」とあいさつした。

 プログラムは全て英語で行われる。高校生たちは▽津波・防災▽環境▽観光・文化▽教育▽食糧問題―の五つの分科会に分かれて各地の取り組みや自らの意見・提案などを発表し、議論を重ねる。

 フォーラムの様子は動画でライブ配信されており、視聴に関わる事前登録は不要。視聴用URLは和歌山県国際課ホームページで確認できる。

(2021年7月28日付紙面より)

各国の高校生が順番に自己紹介
フォーラムに参加する水本実玖さん=26日、新宮市の県立新宮高校
2021年07月28日
2 疫病終息祈願し笛と舞奉納
 平野恵子さんと藤紀実美さん  (熊野那智大社 )

 愛知県名古屋市在住の平野恵子さんと新宮市在住で日本舞踊藤紀流家元の藤紀実美さんが25日、那智勝浦町の熊野那智大社(男成洋三宮司)の別宮・飛瀧(ひろう)神社でしの笛演奏と舞の奉納を行った。疫病終息と地域繁栄を祈願したもので、平野さんのしの笛が境内に鳴り響く中、藤紀さんが華麗な舞を踊った。

 那智勝浦町出身の平野さんは愛知県や熊野地方を拠点にさまざまな活動をしており、熊野古道大辺路「駿田(するだ)峠」の加寿(かす)地蔵尊(同町湯川笹ノ子)の世話人会のメンバーとして、催しの運営や司会なども務めている。

 藤紀さんは3歳から祖母である宗家に師事し、高校2年生で襲名披露を行い、後継者となった。和歌山県新舞踊連盟理事や新宮市文化協会理事などを務め、熊野地方で約50人の生徒を12カ所の教室で指導している。

 二人によると、奉納は前述の祈願とともに、自然への敬意と過去やこれから、全ての縁に感謝する気持ちを持って実施したという。

 当日、平野さんと藤紀さんに加え、関係者らが集まり正式参拝を行い、小賀真樹禰宜(ねぎ)が神事を執り行った。

 続いて、那智の滝を前に平野さんが「遠いうた」「テルーの唄」を演奏。その笛の音色に合わせて、藤紀さんが日本舞踊とは異なる自由な舞を表現した。

 奉納を終え、平野さんは「歴史が深い那智の滝で奉納ができて良かった。コロナ終息や地域繁栄を祈願するとともに、紀伊半島大水害から10年が経過するため、その鎮魂の思いを込めさせていただきました」。

 藤紀さんは「平野さんと二人で行う際は『見せる』に重きを置いていない。笛に合わせて『思い』で舞を作り出しているため、心の中を動きに表している。こういう時期だからこそ、少しでも祈りが届いてほしい」と語った。

 今後について二人は「コロナ終息後は二人でさらなるチャレンジを続けていきたい」と声をそろえた。

 小賀禰宜は「コロナ終息はわれわれも大いに願っているため、それを祈願しながらのご奉納は大変ありがたい」と話していた。

(2021年7月28日付紙面より)

平野恵子さんのしの笛が鳴り響いた=25日、熊野那智大社別宮・飛瀧神社
笛の音色に合わせて、さまざまな思いを舞で表現した
2021年07月28日
3 効率化生かして向上目指す
 新しい庁舎で通常業務開始  (串本町 )

 串本町が26日、サンゴ台690番地の5に建設した新しい庁舎で町長・議長・教育長の各部局業務を始めた。今後はこの庁舎を本庁舎と位置付け。企画課ロケット推進室を除く各部局関係各課を一つ屋根の下に集約した形で、第一歩を踏み出した。

 新しい庁舎は築63年を経た旧本庁舎本館の更新を目的とし、2005年の自治体合併時の考え方も踏まえて建設。くしもと町立病院奥の埋め立て造成地に用地を得て今年5月に完成し、以降複数の施設に分散していた各課の集約移転を進めて開庁へとこぎ着けた。

 新しい庁舎での業務開始に当たり、田嶋勝正町長は庁内放送を交えて訓示。各課集約がもたらす業務の効率化を生かして住民サービスのいっそうの向上を目指すこと、併せて住民が新しい庁舎に慣れるまで積極的に来庁者に声を掛けることや新しい庁舎は数十年以上使うまちの財産でありきれいに保つよう心掛けることを職員に求めた。

 同日付でコミュニティバスも新しい庁舎を四つある路線共通の端とする運行形態に変更。開庁と同時に町民らが来庁し、用事と併せて真新しい庁内を見学する姿が見られた。大字串本にある旧本庁舎は、津波避難ビル機能を備えた県営住宅建設用地とするため近日中に取り壊しを始める。旧古座分庁舎は同推進室を残し、ロケット振興事業の拠点として内部改修に着手する。

 集約移転の影響緩和措置として、旧本庁舎最寄りの文化センター内と旧古座分庁舎内に各種証明書交付や医療券の発行などに対応する窓口を26日付で新設。対応内容の詳細は広報くしもと7月号を参照。新しい庁舎に入居する紀陽銀行串本支店は8月2日(月)付で開業する。

 田嶋町長は新しい庁舎について、着実に災害対策本部設置を目指せる点で町民に安心安全を届けられると意義の一端をコメント。

 主に活用する職員に向け「効率が良い素晴らしい職場で仕事ができることへの感謝を住民サービスにつなげる気持ちで頑張ってほしい。そして施設をきれいに。まちの皆さんの財産という意識を持てば、例えばポスターは壁に貼らずイーゼルに乗せるとか(壁を汚さない)アイデアも出てくる。そういった工夫をしてほしい」など期待を寄せた。

(2021年7月28日付紙面より)

新しい庁舎での業務開始に当たり訓示する田嶋勝正町長=26日、串本町サンゴ台の役場本庁舎
新しい庁舎内の窓口をさっそく利用する住民
2021年07月28日
4 日本サッカー応援写真展
 8月6日まで、新宮市役所  

 熊野三山協議会(会長・田岡実千年市長)は、東京オリンピックに挑むサッカー日本代表の応援企画として、新宮市役所1階ギャラリーで「東京オリンピックサッカーU―24男子代表・なでしこジャパン応援写真展」を開催している=写真。展示は土・日・祝日除く8月6日(金)までを予定している。

 同協議会は、熊野速玉大社、熊野那智大社、熊野本宮大社、那智山青岸渡寺の三山一寺と新宮市、那智勝浦町、本宮町などで構成され、熊野の持つ歴史文化を広く情報発信し、地域の活性化を図る団体。

 熊野のご神鳥「八咫烏(やたがらす)」と日本サッカー界のシンボル「三足烏」との関係から、多くのサッカー関係者と交流を深めている。

 女子は27日、男子は28日に、グループステージ突破を目指し、それぞれチリ(女子)、フランス(男子)と対戦する。

(2021年7月28日付紙面より)


2021年07月28日
5 山口酒店が優勝 第168回職場対抗ボウリング大会 
2021年07月28日
6 新宮が初戦快勝
 関西女子サッカー兼プレU―18リーグ  
2021年07月28日
7 かれんに咲くスイレンを観賞  さつきサロンがお出掛け  
2021年07月28日
8 日本舞踊で地域に元気を  美栄の会が「浴衣ざらい」  (紀宝町 )
2021年07月28日
9 ゲームで楽しく英語を学ぶ  鵜殿保にALT2人を招き  (紀宝町 )
2021年07月28日
10 歴史や文化の理解深める  子どもの村学園が体験学習  (太地町 )
2021年07月28日
11 人権尊重の地域社会築く  新宮市人権尊重委員会が総会  
2021年07月28日
12 にぎやかな声響く 宇久井保でお楽しみ会 (那智勝浦町)
2021年07月28日
13 5種目の競技を楽しむ  中央児童館で「ミニオリンピック」  (新宮市 )
2021年07月28日
14 「土」への理解深める  庵野組が特別授業  (新宮市 )
2021年07月28日
15 区長4人に知事感謝状  古座川町  
2021年07月28日
16 職員の審査請求棄却と答申  特別委報告翻し決す  (古座川町議会 )
2021年07月28日
17 大前の儀で礼を尽くす  河内神社例祭「河内祭」  (古座川河口域 )
2021年07月28日
18 課題達成目指して挑戦 東大・中須賀真一教授迎え (県宇宙教育研究会)
2021年07月28日
19 お悔やみ情報
  
2021年07月09日
20 家族連れなどでにぎわい
 三輪崎区で七夕祭り  (新宮市 )

 新宮市の三輪崎区(屋敷満雄区長)は七夕当日の7日、三輪崎海岸で「七夕祭り」を開いた。夕方には願い事を書いた短冊をつるした笹(ささ)飾りを手にした子どもや家族連れが集まり、七夕ムードを満喫した。

 七夕は五節句の一つで、日本においては奈良時代に中国から伝わった七夕行事が、元から日本にあった「棚機津女(たなばたつめ)」の伝説と合わさって誕生した。短冊などを笹に飾る風習は江戸時代に始まったもので日本以外では見られない。

 同区は、毎年三輪崎海岸で、近隣の子どもたちが持ち寄った笹を集め「七夕流し」を行う七夕祭りを開催していたが、昨年は新型コロナウイルス感染拡大の状況を鑑み中止に。三輪崎会館に子どもたちの笹を集め、一日限定で同館に飾り、伝統行事を楽しむ機会としていた。

 「今年も中止では子どもたちがかわいそうで心苦しい」。同区では今年、2年連続の伝統行事中止を阻止すべく協議を重ね、会場入り口に消毒液を設置し、人の動線をスムーズにするなど工夫を凝らして祭りの開催にこぎ着けた。前日から準備を開始し、会場の草刈りやごみ拾いを実施。会場を設営し、最後に「コロナに負けるな」の看板を取り付けた。

 祭り当日の午前中には、保育所型認定こども園「三輪崎保育園」の年長組21人が来場。全園児が願いを託した笹飾り5本を区役員らに預けた。笹は会場に飾り、役員は園児らにお土産としてお菓子を手渡した。

 園児たちは「きょうりゅうはかせになりたいな」「やきゅうがじょうずになりたいな」「おともだちとたくさんあそびたいな」などの願いが込められた短冊を前に「たなばたさま」を口ずさみ、区役員らに「ありがとうございました」とあいさつし会場を後にした。

 屋敷区長は「高齢者のワクチン接種も進んでおり、屋外ということもあり開催に至った。雨も降らず、子どもたちにも喜んでもらえて良かった」と笑顔。「コロナが終息し、子どもたちの願いもかなうといいですね」と七夕の願いを口にした。

(2021年7月9日付紙面より)

お菓子を受け取る三輪崎保育園の園児たち=7日、新宮市三輪崎
多くの家族連れなどでにぎわった
2021年07月09日
21 災害にも備えた関係づくりを
 地域支え合いフォーラム  (新宮市 )

 新宮市役所別館で7日、地域支え合いフォーラム「みんなでつくろう!わがらのまち~しんぐうで暮らし続けるために今できること~」が開かれた。74人が来場し、日頃の支え合い・助け合い活動の重要性を再確認するとともに、災害への備えにもなる地域住民のつながりのつくり方についても考える機会とした。

 新宮市と市社会福祉協議会主催で、「住み慣れた地域で生き生きと暮らしたい」という人々の願いをかなえるため、地域に必要とされている支え合い活動について理解を深めてもらうことが目的。

 開会に当たり、田岡実千年市長は「市の人口約2万7000人のうち、65歳以上の人口は1万1000人ほどで、高齢化率は全国平均を上回る。市では医療や介護、介護予防、生活支援、住まいなどを一体となって提供する『地域包括ケアシステム』の構築を目指しており、それには地域住民同士の支え合いの力が不可欠。今後も一緒に町づくりを進めていきたい」とあいさつした。

 基調講演では和歌山県社会福祉協議会・県災害ボランティアセンターの南出考さんが講話。2011年の紀伊半島大水害や東日本大震災の被災地支援に携わった経験を基に「少子高齢化や単身世帯の増加、ライフスタイルの多様化、つながりの希薄化といった地域の課題が解決されないまま災害を迎えると、問題がさらに深刻化する。平常時から一人一人の違いを認め合い、理解し合い、触れ合う機会を増やして、災害があってもなくても助け合える関係をつくっておく。それが災害時の円滑な活動の土台になる」と語った。

 地域の取り組み発表では、広角地区の田中みちよさんと中野末子さんが「みんなが笑える広角~思いついたらやってみよう!~」と題し、新宮警察署横の広場を借りたグラウンドゴルフが市や社協など関係機関の連携で実現したことを発表。三輪崎地区の石原千里さんは「みんなでつくる私たちの居場所」と題し、グラウンドゴルフや布マスク作り、男性住民の集いの場などについて共有した。パネルディスカッションでは、コロナ禍中の活動の難しさや住民同士の「初めまして」の関係をなくしていくことの重要性について話し合っていた。

(2021年7月9日付紙面より)

地域の取り組みについてパネルディスカッション=7日、新宮市役所別館
講話に耳を傾ける参加者
各地区の活動紹介コーナー
2021年07月09日
22 クロマグロ完全養殖学ぶ
 古座中、中核人材迎えて  (古座川町 )

 古座川町立古座中学校(井口英夫校長、生徒86人)が6日、近畿大学農学部の熊井英水名誉教授を迎えてクロマグロ完全養殖の研究史やその姿勢に触れる機会を持った。

 第2学年の地域学習「海の学習」から派生した全校学習の機会。同学年は社会情勢により取り組み難い状況となっている従来の活動に代わる関心の糸口として串本町発祥のクロマグロ完全養殖に注目し、中核人材の熊井名誉教授に講師登壇を依頼した。快諾が得られ、同校は名誉教授による貴重な学びは2年生だけでなく全員で共有すべきだと考え、全校学習の場を設けることにしたという。

 熊井名誉教授は「まぐろを育てる~世界初完全養殖クロマグロのはなし~」と題して登壇した。マグロの種類や生息海域を紹介し、1970年に始まった研究の初期は海から得た稚魚・ヨコワを養殖環境で育てるため餌やいけすの研究が主だったことを説明。安定して養殖できるようになった先で思い描いたのが養殖環境での産卵で、研究を重ねて79年に成功。卵から稚魚を得れば集めるのが難しいヨコワに頼らず十分な数を確保できると夢を思い描き、83~93年に全く産卵がない苦境に直面しても諦めずその研究を続けた。

 産卵がない原因の究明をしつつ卵を人工ふ化させて稚魚まで育てる過程で起こる共食いや衝突死の原因と対策の研究も進め、95年に稚魚の生産に成功。「この稚魚が産卵をすれば、養殖環境でクロマグロを一生涯育てられることになる」とさらに夢を追い、2002年に人工ふ化させたクロマグロが産卵し世界初の完全養殖を達成した。

 約5年後にはその卵(第2世代)から生まれたクロマグロが産卵し第3世代が誕生。現在は卵から育てた養殖用稚魚やクロマグロを出荷できる状況となっている。

 熊井名誉教授は卵から得た稚魚の可能性を養殖と放流の2系統で紹介。▽継続(根気と忍耐)▽正確な観察眼▽愛情―を自身の水産増殖研究の3訓として掲げて話をまとめた。生徒を代表して杉本奏さん(3年)は諦めない姿勢が感動的だったと感想を述べて講演に感謝し、全校学習を締めくくった。

 2年生は引き続き、熊井名誉教授と共に「海の学習」に取り組み、天然資源減少に対する水産庁の対応や養殖のメリットとデメリットなどを質問して完全養殖への理解を深めた。

(2021年7月9日付紙面より)

クロマグロ完全養殖の研究史を生徒に語る熊井英水名誉教授=6日、古座川町立古座中学校
熊井名誉教授に質問しクロマグロ養殖への理解を深める2年生
2021年07月09日
23 無事故無違反への意識高揚を
 11日から夏の交安県民運動  (南郡交対協 )

 11日(日)から「夏の交通安全県民運動」が始まる。20日(火)までで、重点目標は「高齢者と子どもの交通事故防止」「横断歩道における歩行者優先」「シートベルトとチャイルドシートの正しい着用」「飲酒運転の根絶」。

 期間中、南牟婁郡交通安全対策協議会(会長・大畑覚御浜町長)は、紀宝地区交通安全協会、紀宝警察署と共に各種啓発活動を展開する。

 運動に先駆け、同協議会は2日、御浜町役場で委員会を開き、運動期間中の取り組みを確認した。

 協議会は紀宝、御浜両町と熊野市紀和町の行政、議会、教育、交通安全団体の代表などで構成し、紀宝警察署長が顧問を努めている。

 大畑町長は「今月下旬には夏休みに入り、車や人の流れが多くなると予想され、事故の増加が懸念される。皆さまのご意見とご尽力を」とあいさつした。

 昨年度は年4回の交通安全運動期間をはじめ、年間を通じて啓発運動や街頭指導を展開。今年2月には作製した「交通事故分析冊子」を配布した。本年度も児童・生徒や高齢者対象の交通安全教室などさまざまな運動を展開して、無事故無違反への意識高揚を図る。

 紀宝署の濱口裕史署長によると、6月末の県内死亡事故は25件(昨年比16減)、死者数25人(同17減)といずれも減少したものの、人口10万人当たりの死亡事故は1・4人で全国ワースト16位の厳しい状況にある。一方、管内の人身事故は10件(同1増)で、負傷者数13人(同2減)。死亡事故は発生していない。

 横断歩道を渡る際、成人もちょっと手を上げて運転車に知らせる「ハンドサイン」キャンペーンもDVD動画で紹介し、出席した委員が安全安心な交通環境構築を再確認した。

(2021年7月9日付紙面より)

大畑覚御浜町長(左から3人目)が事故防止啓発を呼び掛ける=2日、御浜町役場
2021年07月09日
24 大会に向け健闘誓う  近大新宮で壮行会  
2021年07月09日
25 願いよ届け!七夕行事  新宮市・那智勝浦町  
2021年07月09日
26 手足を筆やキャンバスに  丹鶴幼でボディーペイント  (新宮市 )
2021年07月09日
27 願い込めて短冊つるす  勝浦八幡神社七夕委員会  (那智勝浦町 )
2021年07月09日
28 泳力別に分かれ水に慣れる  大島小が一丸でプール授業  (串本町 )
2021年07月09日
29 第2回定例会一般質問④  串本町議会  
2021年07月09日
30 シーズンの安全を祈願  新鹿、大泊海水浴場で海開き  (熊野市 )
2021年07月09日
31 短冊に込めた願いが届くよう  保育所やサロンなどで七夕行事  (紀宝町 )
2021年07月09日
32 いいお店がいっぱい!  神倉小2が仲之町商店街探検  (新宮市 )
2021年07月09日
33 お悔やみ情報
  
2021年07月01日
34 さだまさしさんの短冊届く
 「願いよとどけ」開催中  (勝浦八幡神社七夕委員会 )

 勝浦八幡神社七夕委員会は6月30日から、那智勝浦町の勝浦八幡神社(髙橋正樹宮司)で初のイベント「七夕 願いよとどけ」を開催している。七夕当日の7日(水)までの間、境内に設置された短冊台に、参拝者が願いを書いた短冊をつるす催しで無料。最終日は髙橋宮司が七夕祭の神事を営むという。同所には同会の上松資弘さんと親交のある歌手で小説家のさだまさしさんが寄せた短冊5枚も飾られている。

 同委員会の上松さんが新型コロナウイルス感染症が流行する中、「人が集まるイベントはできないが、人の願いを集める場をつくりたい」との思いから髙橋宮司に相談を持ち掛け実施が決まった。

 上松さんはさまざまな協力の下、雨天に強い木製の短冊を550枚作成。短冊裏には髙橋宮司が、「七夕祈願」と筆を入れ神社の印を押して丁寧に仕上げた。今後の継続のためにも、短冊台は鉄製の土台で2基造られた。現在は耐水性の紙で作った飾りを笹に取り付け境内に設置している。

 初日は朝から神社を訪れた参拝者らが短冊台近くに設置された机で短冊に願いや夢、悩みなどを記入し、つるしていた。

 上松さんは「病気で苦しんだり悩みを抱えている人、目標や夢を持った人など、町内外、老若男女問わず短冊を書いてほしい。この催しが皆さまの心の安らぎやよりどころになってもらえたら」と話している。

  □     □

■さだまさしさんの短冊



 上松さんによると、2011年9月に発生した紀伊半島大水害で同町が大きな被害を受けた際に、テレビ番組で同町のことを心配していたさださんの姿を見た南紀くろしお商工会青年部と、当時青年部長だった上松さんがさださんに手紙を送ったという。翌年11月にチャリティーコンサートが実現し、その後も同町でコンサートが開催されている。

 いつも同町のことを気に掛けているというさださんに上松さんが短冊を依頼し、快諾を得た。届いた直筆短冊は机の前に飾られており、催しを終えた数日後にほかの短冊とともに髙橋宮司がおたきあげを行う予定。

  □     □

■実施時間と注意



 期間中は3密を避け、マスク着用などのコロナ対策を呼び掛けている。午前8時30分~午後5時。7日は午後6時まで。その後、髙橋宮司が神事を執り行う。なお、笹の持ち込みなどは受け付けていないという。問い合わせは勝浦八幡神社(電話0735・52・1646)まで。

(2021年7月1日付紙面より)

境内に設置された短冊台=6月30日、那智勝浦町の勝浦八幡神社
さだまさしさんの短冊も届いた

2021年07月01日
35 町独自ロゴ商材先行制作
 7月から取り扱いを開始  (南紀串本観光協会 )

 南紀串本観光協会(島野利之会長)が1日から、町独自ロゴ「スペースタウン串本ロゴ」を活用した商材などの取り扱いを始める。第1弾は販売対象の大漁旗Tシャツとロゴ〈単色〉ステッカー、無料で利用できるロゴ〈単色〉スタンプの3種類。今後も順次活用に挑戦して、商材の種類を充実していくという。

 第1弾の商材は、町独自ロゴの活用を町とともに考える立場から範例的に進めてきた先行制作の産物。大漁旗Tシャツは背面にデザインをプリントした内容で、色は白と青の2種類がある。サイズはS、M、L、XL、3Lの5種類をそろえ、1着3300円で販売する。受注生産を基本とし、串本事業所(JR串本駅そば)と古座事業所(JR古座駅そば)に置く在庫の範囲内で販売もするが、範囲を超えて購入を希望した場合は追加発注で対応となるため商材引き渡しまで若干の時間(1週間程度)をいただくとしている。

 ロゴ〈単色〉ステッカーは長径85㍉の大きさでコーティング仕様。初回作成数は1000枚で、250枚を会員、250枚を関係先、残り500枚を1枚250円で販売する。ロゴ〈単色〉スタンプはステッカーと同じ大きさで、両事業所に設置し記念押印用として無料で使ってもらうという。

 宇井晋介事務局長によると、開発中で詳細は示せないが第2弾の商材も近日中に発表予定。商材が地域の盛り上がりの拍車になることを今後に期待している。

 これら商材などの問い合わせは同協会串本事業所(電話0735・62・3171)まで。

(2021年7月1日付紙面より)

7月から取り扱いを始める大漁旗Tシャツ=6月29日、串本町串本
町独自ロゴ〈単色〉ステッカー
2021年07月01日
36 自主事業実施に向け意見交換
 丹鶴ホールプロモーションチーム「ICOLE」  (新宮市 )

 新宮市役所別館で6月29日夜、丹鶴ホールプロモーションチーム「ICOLE(いこれ)」(文化複合施設自主事業実行委員会、髙由香委員長)の会議があった。6人の委員が出席し、10月3日(日)に開館を迎える市文化複合施設「丹鶴ホール」オープニングイヤーに係る自主事業について意見を出し合ったほか、委員会の名称「ICOLE」の発案者である奥野珠々(すず)さん(19)を招き、感謝の思いを込めて花束を贈った。

 市は昨年、施設開館を記念したオープニングイヤーとして自主事業を実施していくに当たり、市民や市内在勤の人を対象に委員を募集。演劇やダンス、吹奏楽など、さまざまな文化活動を行う9人が集結し、昨年10月23日の第1回委員会を皮切りにこれまで6回の話し合いを重ねてきた。

 これまで自主事業実行委員会(仮称)として活動を行ってきたが、今年の4月から市文化複合施設の愛称募集で次点の優秀賞に輝いた「ICOLE」を委員会の名称として採用する運びとなった。

 発案者の奥野さんは当時新宮高校の3年生。施設の愛称募集に当たっては「緩い感じで友達と考えた。新宮弁で、かつおしゃれな感じにしました。愛称募集では残念ながら優秀賞だったけど、こうやって委員会の名前として使っていただけてうれしい」と笑顔で話した。

 この日は、12月19日(日)に開催予定の自主事業「こんにちは。丹鶴ホール! みんなでいこれ~」の募集要項やチラシの内容などについての意見交換もあった。

 市内の活動団体(サークル・スポーツ・企業・商店街・学生など)にイベントを通じて施設に親しんでもらうことを目的に実施。貸し館事業のPRを含め、施設を楽しく使っていくために共に考えるきっかけづくりにと計画を進めている。

 「新宮と言えば…?」を取り入れ、活動の発表や紹介、メンバー募集など、さまざまなPRを行ってもらうという。今後は本番の成功に向けてさらに話し合いを進め、9月に出演者を募集していく予定という。

 委員らはイベント企画に当たり「自主的に事業を活用していく一助となれば」と話している。

(2021年7月1日付紙面より)

「ICOLE」発案者の奥野珠々さんに花束を贈呈=6月29日夜、新宮市役所別館
2021年07月01日
37 親子で一緒に体を動かす
 こどもの運動あそび教室  (紀宝町 )

 音楽に合わせて親子で一緒に体を動かす「こどもの運動あそび教室」が6月30日、紀宝町立図書館・子育て支援センター複合施設「紀宝はぐくみの森」活性化センターで初めて開かれた。

 子育てする親が、乳幼児期の運動の必要性や心身の発達を正しく理解し、生活習慣を振り返るきっかけにしてもらおうと、町みらい健康課が主催。参加者同士の交流を通して子育てへの不安や悩みを解消し、孤立化を防ぐ狙いもある。

 町在住で子育て中の保護者を対象に、今回は5カ月~2歳3カ月の子どもと母親計16組が参加した。講師で運動指導士の仲浩美さんは「正しい姿勢は座骨を意識することが大切」と説明した。

 参加者はマットに座り、こどもを抱っこした状態で運動を開始。肩や首、肩甲骨を動かすストレッチをした。小鳥の鳴き声や赤ちゃんの笑い声などリラックスできる音楽が流れる中、親子で手拍子をしたり、肩を回すなどして一緒に運動を楽しんだ。

 音楽に合わせてスキンシップを兼ねた運動にも取り組み、仲さんは「2歳くらいまで1日の8割以上がママと一緒。赤ちゃんはママとのスキンシップで心が満たされる」と伝え、年齢に応じた抱っこを紹介した。

 次回の教室は11月29日(月)に開催する。

(2021年7月1日付紙面より)

親子で楽しく体を動かす運動あそび教室=6月30日、紀宝町のはぐくみの森
2021年07月01日
38 5種類の町独自ロゴを提供  1日から使用申請受け付け  (串本町 )
2021年07月01日
39 生徒の要望など伝える  城南中でオンライン生徒総会  (新宮市 )
2021年07月01日
40 白いヒマワリ  新宮市のタウンガーデン  
2021年07月01日
41 来年の開催を信じて  「佐野柱松」中止で思い語る  (佐野柱松実行委員会 )
2021年07月01日
42 「遊び」は学びの時  育児講座「おもちゃの広場」  (新宮市 )
2021年07月01日
43 一足早い夏、園児の歓声響く  2年ぶりにプール開き  (うどの幼 )
2021年07月01日
44 クマノザクラの苗木植える  飛雪の滝キャンプ場駐車場で  (紀宝町 )
2021年07月01日
45 学校近くの高台へ避難  地震・津波想定して訓練  (相野谷中 )
2021年07月01日
46 匿名の善意に感謝  コシヒカリ100㌔届く  (紀宝町社協 )
2021年07月01日
47 ダンスで笑顔と元気を  ランチタイムパフォーマンス  (近大新宮 )
2021年07月01日
48 お悔やみ情報