太地町議選
7月18日21時02分確定【定数10】
当落 | 得票数 | 候補者名 | 年齢 | 党派 | 現元新 |
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当 | 296 | 筋師 光博 | 63 | 無 | 新 |
当 | 257 | 塩崎 伸一 | 71 | 無 | 現 |
当 | 223 | 福田 忠由 | 44 | 無 | 現 |
当 | 201 | 花村 計 | 47 | 無 | 現 |
当 | 189 | 三原 勝利 | 83 | 無 | 現 |
当 | 181 | 水谷 育生 | 64 | 無 | 現 |
当 | 180 | 漁野 尚登 | 64 | 無 | 現 |
当 | 158 | 久原 拓美 | 73 | 無 | 現 |
当 | 142 | 森岡 茂夫 | 70 | 無 | 現 |
当 | 142 | 海野 好詔 | 67 | 無 | 新 |
115 | 宮川 茂 | 70 | 無 | 現 |
当日有権者数 2,661人
投票者数 2,105人
無効投票数 21票
投票率 79.11%
くじら浜海水浴場でイベント (太地町 )
太地町のくじら浜海水浴場で17日から、ハナゴンドウと一緒に泳げるイベント「くじらに出会える海水浴場」が始まった。初日には家族連れなど112人が訪れ、クジラと触れ合った。時間は午前11時からと午後1時からの1日2回で各15分程度。期間は8月17日(火)まで。無料。
ネットで仕切った入り江の海水浴場に2頭のハナゴンドウを入れたいけすを設け、1日2回このいけすからハナゴンドウを放す。海水浴を楽しみながら自然に近い状態で小型クジラが観察できる。2008年から始まり、今年で13回目。
ハナゴンドウは雌のニール(体長291㌢、推定体重380㌔、推定18歳)と、雄のシロ(297㌢、推定体重380㌔、推定25歳)の2頭。
今年は新型コロナウイルス感染防止対策で網いけすに特設ステージは設置しない。
13日、クジラを搬入した際に同館の稲森大樹副館長は「今年は感染症対策を設けた上でのオープンとなる。お客さまとクジラが同じ空間を共有できるので楽しんでほしい」と語っていた。
(2021年7月18日付紙面より)
保健所、赤十字血液センターが啓発 (和歌山県 )
7月は「愛の血液助け合い運動」月間。期間中の17日、新宮市佐野のスーパーセンターオークワ南紀店では新宮保健所と和歌山県赤十字血液センターの職員らが啓発活動を実施。買い物客らに献血への理解と協力を呼び掛けた。
厚生労働省が都道府県、日本赤十字社と協力して実施する運動で、期間中には国内の血液事業を安定的・継続的に維持し、血液製剤の国内自給を確保するための取り組みが全国各地で行われている。
厚労省によると、近年では少子高齢社会の影響などにより、10年間で10~30代の献血者数が約34%減となるなど、若年層の献血者が減少傾向にあり、今後少子高齢化が進むと、ますます将来の安定供給に支障を来す恐れがあるとされている。
この日の啓発では、新型コロナウイルス感染防止の観点から、物資配布による活動を自粛。手持ち看板などを手にした職員らが、マスク越しに献血への協力を呼び掛けたほか、献血バスによる献血も受け付けた。
県赤十字血液センター紀南出張所の北川裕基主事は、長引くコロナ禍で人が集まるイベントの自粛が続いていることにより、移動献血を実施する機会が減少しているといった現状に触れ「献血は不要不急の外出には当たりません。ぜひご協力を」と呼び掛けている。
同所における次回の献血は8月21日(土)。時間は午前10時~正午と午後1時~4時まで。和歌山県土地家屋調査士会新宮支部が主催する。
(2021年7月18日付紙面より)
「WEST EXPRESS 銀河」運行開始 (JR西日本 )
観光を中心とした西日本エリアの活性化のためにJR西日本が運行する長距離列車「WEST EXPRESS 銀河」紀南コースの運行が16日から始まった。乗客50人を乗せた列車は17日に当地方入り。JR紀伊勝浦駅で16人、新宮駅で34人の観光客が降り立った。
車両は117系6両1編成。定員は約100人(全車指定席)だが、新型コロナウイルス対策のため乗客を半数としている。「多様性」「カジュアル」「くつろぎ」をキーワードに、鉄道の旅の実現を目指し、1両ごとに異なる座席タイプを配置している。車窓からは沿線の風景を楽しめるような座席配置となっている。
新宮駅では、市のツイッターキャラクター「めはりさん」、県PRキャラクター「きいちゃん」も駆け付け、田岡実千年市長をはじめとした関係者約50人が、「ようこそ 新宮市・北山村へ」と書かれた横断幕や旗を手に第1便を出迎え。乗客らに熊野速玉大社の霊符「梛(なぎ)の葉」を手渡した。構内では新宮市、北山村の産品販売コーナーが設けられ、観光客らの興味を誘っていた。
天王寺駅から乗車したという60代夫婦は「抽選に当たって乗車することができた。乗り心地もよく、窓から見える海もきれいだった。今回の旅ではレンタカーを借りて熊野三山を巡る予定です」と話していた。
同列車は18日正午に京都に向けて新宮駅を発車する予定。
「WEST EXPRESS 銀河」ツアーへの申し込みは抽選で、JR西日本によると、7月の予約倍率は12・8倍(上り下り合算)だったという。現在は10月1日(金)から31日(日)の受け付けを実施している。
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■スタンプラリーも実施
「WEST EXPRESS 銀河」受入協議会(会長=田岡市長)では、同列車の周知や地域での周遊などを目的に、協議会加盟7自治体を周るスタンプラリーを実施している。期間は来年1月10日(月・祝)まで。
台紙は新宮市、北山村、那智勝浦町、太地町、古座川町、串本町、すさみ町の各観光案内所や役場観光担当課、東牟婁振興局企画産業課で配布されており、▽新宮市観光協会▽北山村観光センター▽那智勝浦町観光案内所▽太地町観光案内所▽古座川町観光協会▽南紀串本観光協会▽すさみ町観光協会―に設置されているスタンプを重ねて押印すると一つの絵柄が完成。全7カ所の押印達成者の中から、抽選で35人に当地域の特産品が贈られる。
(2021年7月18日付紙面より)
5、6年生が着衣水泳 (神内小 )
紀宝町立神内小学校(道中朋孝校長、児童68人)は15日、同校プールで水難防止訓練を実施。5、6年生と3、4年生の2グループに分かれて着衣水泳に取り組んだ。
児童たちは服や靴を身に着けたままプールに入り、水に落ちた際、無理に動かず浮かんで助けを待つことなど、命を守る方法を学んだ。
夏休みを前に、子どもたちの水の事故を防ごうと例年行っている。昨年は新型コロナウイルスの影響でプール授業が中止となったが、おととしまでは5、6年生が尾鷲海上保安部の職員から指導を受けてきた。
5、6年生計21人の訓練で道中校長は「万が一、服を着たまま川や海に落ちてしまった場合に、慌てず自分の命を守る行動が取れるよう着衣水泳に取り組みます」と説明した。
普段着のままプールに入った児童たちは、「重くて泳ぎにくい」「泳いでも進まない」などと話し、水にぬれた服の重さを実感した。
指導した5年生担任の木下雄介教諭は「泳ぐと疲れてしまうので、助かる場所までたどり着けない場合は力を抜いて浮くことが大事」と伝えた。浮輪代わりに服に空気を入れて浮く対処法などを学んだ児童は「浮くことはできた」と話していた。
(2021年7月18日付紙面より)
わかやま夏の交通安全運動 (新宮市 )
和歌山県、交通事故をなくする県民運動推進協議会など主催の「わかやま夏の交通安全運動」が11日から始まった。20日(火)まで▽子どもと高齢者をはじめとする歩行者の安全の確保▽自転車の安全利用の推進▽歩行者などの保護をはじめとする安全運転意識の向上▽飲酒運転の根絶―を重点とし、県民に注意を呼び掛ける。
夏季の行楽などによる交通量の増加、暑さからくる疲れや気の緩みなどによる夏特有の交通事故が多発する時期を捉え、交通ルールの遵守(じゅんしゅ)と正しい交通マナーの実践を習慣づけることにより交通事故の防止を図ることを目的に、県内各地で啓発活動などが展開される。
期間中の12日、新宮市橋本のイオン新宮店で行われた決起集会では、市交通事故をなくする市民運動推進協議会、市交通指導員会協議会、新宮警察署、市交通安全母の会などの関係団体から約50人が参加。新型コロナウイルス感染症対策のため手袋着用の上、買い物客らに物資を配布。交通安全を呼び掛けた。
市交通事故をなくする市民運動推進協議会副会長の清岡幸子・市交通指導員協議会長は「誰もが安全に安心して暮らせる交通事故のない社会を目指し、今後もあらゆる機会を通じて交通ルールとマナーの遵守を訴えていきたい」とあいさつ。
楠間慎也交通課長は「管内では交通事故件数は減少しているが死亡事故が1件発生している。飲酒運転が絡む事故も3件発生しており厳しい状況にある」と説明し、横断歩行者優先の意識付けの推進と、飲酒運転をさせない環境づくりへの協力を呼び掛けた。
管内では今年に入って26件の人身事故が発生しており(前年比10件減)、うち死者1人、傷者31人。また6、7月で計4件の飲酒運転を検挙した(いずれも11日現在)。
(2021年7月13日付紙面より)
補陀洛山寺で土用護摩祈とう (那智勝浦町 )
那智勝浦町浜ノ宮の補陀洛山寺(故・髙木亮享住職)で10日、土用護摩祈とうがあった。例年、多くの参拝者が集まるが、昨年と同様に新型コロナウイルス感染拡大予防の観点から規模を縮小し僧侶のみで営んだ。髙木亮英副住職らが護摩をたき上げ、人々の幸せや無病息災、コロナ終息を祈った。
世界遺産に登録されている本堂では、国重要文化財の本尊「三貌十一面千手千眼観世音菩薩」が開帳され、髙木副住職らが読経し、護摩壇で祈とうが行われた。
開帳法要はこの日も含め、1月27日の立春大護摩供星祭祈祷会(きとうえ)、5月17日の渡海上人供養の春まつりの年3回営まれている。
髙木副住職は「今日お参りするとご本尊の御利益を頂き、4万6000日参ったことになる功徳の高いありがたい日。皆さまの幸せと安寧、コロナ終息、世の中の平穏無事を祈りました」と語った。
(2021年7月13日付紙面より)
先月17日時点の町民対象に (串本町 )
串本町が9日、町民1万5326人を対象にして生活支援商品券の交付を始めた。1人につき7000円分(100円券70枚)を託す内容で、担当の役場産業課は積極活用を呼び掛けている。
この商品券は、コロナ禍の影響を受ける住民生活と地域経済をともに支援する目的で交付。国の新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金を原資にして計画し、町議会第2回定例会で予算承認を得て準備を進めてきた。
対象者にはあらかじめ引き替えはがきを送って通知し、同日から8月9日(月・振休)までの間に最寄りの郵便局(初日のみ江田、田子、樫野の各集会所と旧養春小で臨時交付窓口を開設)で同商品券と引き換えるよう求めている。引き替え方法は同はがきを参照。
同商品券の有効期限は11月30日(火)で、取扱参加店舗約280店舗で利用でき内訳は交付時に一覧表を併せて配る形で伝えている。店舗まで赴きやすいよう、前回同様にコミュニティバスの運賃としても使える仕組みとしている。
同商品券の交付は3回目で、今回の対象となる町民決定の基準日は6月17日。交付総額は1億728万2000円相当で、同課はこの規模で目的を達成できるよう、過去2回(約99%利用)同様の協力を求めている。問い合わせは同課(電話0735・62・0558)まで。
(2021年7月13日付紙面より)
「那智の扇祭り」前に氏子が奉仕 (熊野那智大社 )
熊野那智大社(男成洋三宮司)の例大祭「那智の扇祭り(火祭)」(国重要無形民俗文化財)が13日に宵宮(よいみや)、14日(水)に本祭を迎える。祭りを目前に控えた11日、同大社で扇神輿(みこし)2体と馬扇の張り替え作業が行われ、氏子ら16人が奉仕した。
熊野十二所権現の神霊をうつす扇神輿は高さ約6㍍、幅約1㍍の細長い形で「那智の大滝」を表しており、例年祭り前に張り替えられる。昨年は新型コロナウイルス感染拡大防止の観点から扇神輿は取りやめとなったが、今年は2体のみ出されることとなった。
当日は本殿で奉告祭を営んだ後、口伝で残された伝統の製法で張り替え作業に取り掛かった。扇神輿は細長い木の枠に赤い緞子(どんす)を365本の竹くぎで止め、32本の日の丸が描かれた扇や8面の白銅鏡などを飾り付ける。
8面の白銅鏡は「神威八弦絃(あまねく広く輝かすの意)」といわれている。扇神輿は1カ月を意味し、12体で1年を、32本の扇は1カ月の30日と残る2本は月の満ち欠けを、365本の竹くぎは1年の日数を表しているという。
氏子らは声を掛け合いながら協力して扇神輿や馬扇を仕上げていった。
男成宮司は「2年ぶりに2体だけだが、扇神輿を出すことができ、良かった。意義を感じる」。
来年の例大祭については「本来は12体全て出して斎行したい。来年はこれまで通りのお祭りができれば」と語った。
(2021年7月13日付紙面より)
児童がふ化場へ埋める (那智勝浦町 )
ウミガメの卵の保護やふ化などを手助けする玉の浦リップルズクラブ(掛橋郁雄会長、会員20人)は6月29日早朝、那智勝浦町下里の太田川河口の大浜海岸で3年ぶりにアカウミガメが産卵しているのを発見した。海洋学習に取り組んでいる町立下里小学校(泉一代校長)に呼び掛け、5、6年生児童21人が卵を取り出し、同クラブの産卵ふ化場へ埋め戻した。
30年ほど前に発足した同クラブ。はじめは地域の景観のために桜の植樹などを精力的に行ってきたが、以前からウミガメが産卵する場所であった同海岸に注目してきた。
地形的にふ化が難しい場合も多かったことから、卵を保護し無事にふ化させる活動に取り組むようになった。ふ化したカメを同小の児童たちと共に放流することで地域の自然や歴史を学ぶきっかけづくりに協力してきた。
同校も総合学習の一環で参加し、ウミガメの上陸がスムーズに行えるようにクラブ協力の下、毎年海岸のクリーン作戦にも取り組んでいる。
会員で紀伊半島ウミガメ情報交換会の会長を務める湊久和さんは「ウミガメは後ろ足を使って45㌢ほど穴を掘って卵を埋めていた。土の中が29度であれば約60日後にふ化します」と説明した。
児童は割れたものなどを除いた114個の卵を慎重に取り出してバケツに移し、海岸内に設置されたふ化場で丁寧に埋め戻した。これまでは同校のふ化場でもふ化させていたが、今回はこちらでふ化させるという。
初めてウミガメの卵を見たという上地愛莉さんは(5年)は「柔らかかった。ウミガメが元気に育った姿を見たい」。
泉校長は「児童にはウミガメの生態や地域の環境、命の大切さなどを学んでほしい」と話した。
会員の濵﨑修さんは「研究熱心な子どもが多かった。下里は自然が多く、何でもできるため考えも広がると思う」。
湊さんは「恵まれた環境じゃないとウミガメは来ない。子どもたちに興味を持ってほしい」と述べた。
掛橋会長は「自然や生物に触れることは今後の人生においてもプラスになるはず。自然環境が豊富な場所で学ぶことは重要だと思う」と語った。
(2021年7月2日付紙面より)
千穂王子ヶ浜線計画説明会 (和歌山県、新宮市 )
東牟婁振興局新宮建設部と新宮市都市建設課は6月30日夜、市役所別館で地域住民を対象とした都市計画道路「千穂王子ヶ浜線」の計画説明会を開いた。住民ら約50人に対し計画の概要や今後の予定などを説明した。
都市計画道路は、都市の骨格を形成し、安心で安全な市民生活と機能的な都市活動を確保する、都市交通における最も基幹的な都市施設として都市計画法に基づいて決定される。
原則、整備は市町村が施工するが、同道路においては県と市が整備に関する協議を実施。県が、市と県の各整備区間を合わせて整備していくことが決定しており、昨年度から着手している。将来的には2024年秋の開通を目指して現在工事が進む新宮紀宝道路とをつなぐ幹線道路となる予定。
現在幅員9~10㍍の道路を16㍍に拡幅していく同整備事業の認可区間は、同市千穂3丁目の裁判所前交差点から浮島の中央通交差点までの約500㍍で認可期間は昨年11月~26年3月。
県によると、現地測量で基準点設置、地形図作成などを済ませており、今後は周辺住民に対する事業の周知や説明、用地実測図作成、建物調査、建物などの補償額・土地価格の算定などを進めていくという。工事着手は23年度以降を予定している。総事業費は約18億円。
市は「県と一体となって取り組んでいきたい」。県は「多くの学生が通学路として利用する道路。地域のお子さんや観光に訪れた方々に安心してご利用いただけるように整備するもの。早期完成に向け取り組みを実施していきたい」とそれぞれ理解を求めた。
(2021年7月2日付紙面より)
橋杭、田原の両海水浴場 (南紀串本観光協会 )
南紀串本観光協会(島野利之会長)が6月30日、橋杭海水浴場と田原海水浴場の資材設置に取り組んだ。いずれも遊泳期間は4日(日)から8月31日(火)まで。海開きに向け島野会長は「今年も感染症予防を保ちつつ盛り上げていきたい」と意気込んでいる。
橋杭海水浴場は串本町くじ野川地内、橋杭岩の南西に位置。環境省「快水浴場百選」の一つとして多くの海水浴客を集め、その状況を包括する橋杭ビーチはアウトドア拠点化を目指しシーカヤックなど各種アクティビティーのレンタル提供で春~秋の3季活用を図るところともなっている。
田原海水浴場は同町田原地内、国民宿舎あらふねリゾート前に位置。レジャー利用にも適した広い芝地や砂浜を持ち味とし、最近は小型ロケット「カイロス」初号機打ち上げ時のプレミア見学場となることでも注目されている。
その資材設置の作業には、島野会長ら関係者16人が参加。役割分担して遊泳区域を示すブイロープを洋上に張り、感染症予防対策として砂浜を陣取るときの目安としてもらう幅杭を横一線4㍍間隔で砂浜に打ち込むなどして海水浴の環境を整えた。
利用者数が多い橋杭海水浴場は、期間中有料とする駐車場環境も準備。同対策としてビーチハウス内の座席にも利用間隔の目安を貼るなどした。更衣室内の密を避けるため、使えるロッカーの数を制限して抗菌処理を施し屋外に無料の簡易水シャワーを設ける段取りは事前に実施済み。密を誘いやすい洋上遊具(滑り台)は今年も設置を見合わせた状況となっている。
昨年に続いて今年も感染症予防対策を講じつつ海開き期間に臨む同協会。島野会長は「新型コロナワクチン接種が進みオリンピックやパラリンピックを目指すなど明るい兆しが見える中、われわれも感染症に気を付けてやっていかなければ」と思いを語り、冬のロケット初打ち上げと並んで夏の海水浴がまちの盛況につながることを期待した。
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同期間中、両海水浴場とも午前9時~午後5時を監視員配置の遊泳時間としている。橋杭海水浴場の駐車料金は普通車1回1000円など。
本年度も串本まつりの中止が発表されているが、その一企画として含まれている同協会主催イベント「橋杭ビーチサマーフェスタ」は今月25日(日)に実施予定。島野会長は「やりたい」という思いを持ちつつ、今しばらく状況を見て実施の有無を判断したいとしている。問い合わせは同協会(電話0735・62・3171)まで。
(2021年7月2日付紙面より)
熊野三山で茅の輪くぐり
熊野三山で6月30日、「夏越大祓式(なごしおおはらえしき)」が営まれた。参拝者たちは「茅(ち)の輪くぐり」で半年間の災厄をはらい清め、夏の疫病退散と新型コロナウイルス感染症の終息などを願った。
12月31日(大晦日(おおみそか)の大祓)と年2回営まれる、上代から伝わる儀式。「夏越大祓式」では、社会全般の不浄をはらい除き、不慮の事故や災害に巻き込まれることのないよう、また日々重なる災厄を清め、夏に向かい疫病にかかりやすくなる時季を無事に過ごせるように願いを込める。
「水無月(みなづき)の夏越のはらいする人は 千歳(ちとせ)の命のぶというなり」という唱え歌があり、3歳で母を亡くした俳諧師、小林一茶(1763~1828年)は「母のぶん も一つくゞる 茅の輪かな」と詠んでいる。
熊野速玉大社(上野顯宮司)では、検温と手指消毒を済ませた約100人の参列者が大祓詞(おおはらえのことば)を唱え、人形(ひとがた)と呼ばれる人の姿をかたどった紙に息を3回吹きかけてけがれを移した。人形は全国から寄せられた人形と一緒に唐櫃(からひつ)に納められ、神職がはらった。
続いて参拝者たちは、唐櫃を担いだ上野宮司はじめ神職、巫女(みこ)の後に続いて境内に設けられた直径約2㍍の茅の輪を8の字に3回くぐり、夏の無病息災を願った。
上野宮司は「私たちは健康であることを当たり前のことだとおざなりにしがちだが、新型コロナウイルスの現状を見ると健康のありがたさを身に染みて感じる。子どもも大人も健康をお祈りしながら茅の輪をくぐる、その気持ちが未来へつながっていくのでは」とあいさつ。
自分だけではなく人のためにも健康を分かち合っていきたいと述べ「祈るだけではなく命を頂いている、その思いを大切にしたい」と語った。
(2021年7月2日付紙面より)
那智勝浦ゴルフ倶楽部
都道府県対抗少年剣道優勝大会県選考会 (三輪崎剣道クラブ )
新宮グラウンドゴルフ同好会「あじさい大会」
国体卓球競技和歌山県予選会 (新宮高校 )