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2021年07月31日
1 広瀬香美さんふるさと大使に 町の魅力全国に発信 (那智勝浦町)

 那智勝浦町出身で歌手・音楽家の広瀬香美さんがこのほど、同町初の「那智勝浦ふるさと大使」に就任した。今後は町の魅力を全国に発信するとともに、知名度向上やイメージアップを図っていくとしている。

 旧町立温泉病院で産声を上げたという広瀬さんは、父の転勤のため、生後半年ほどで引っ越すことに。1992年にデビューし、「愛があれば大丈夫」「ロマンスの神様」「ゲレンデがとけるほど恋したい」などがヒット。冬の楽曲がテレビCMなどを通して広がり、「冬の女王」として親しまれている。

 ピアノ弾き語りコンサートやBANDツアーの傍ら、ボイストレーナーや動画投稿サイト「ユーチューブ」での活動も展開している。

 大使委嘱は昨年10月に和歌山県が主催したオンラインイベント「わかやまLIFE CAFE」に、広瀬さんがゲスト出演したことがきっかけ。

 堀順一郎町長も参加し、インターネット上で広瀬さんと親交を深めた。その際に広瀬さんは「町の観光大使になって、町のPRに貢献したい。そちらで歌を歌いたい」と話していた。

 その後、大使委嘱について堀町長が広瀬さんの元を訪ね快諾を得た。現在は広瀬さんのホームページでも大使委嘱の件が紹介されている。

 広瀬さんは「ふるさと大使に就任させていただき大変光栄です。那智勝浦町は私の生まれ故郷。温泉や熊野古道、世界遺産である紀伊山地の霊場と参詣道など、たくさんの歴史と豊かな自然に恵まれた土地です。生マグロや紀州梅も私の大好物。魅力あふれる那智勝浦町を世界中に広めていきたい」とコメントしている。

 堀町長は「このような著名な方に大使を務めていただけるのは大変ありがたいこと。広瀬さんのご両親に対しても感謝している。新型コロナウイルス終息後になると思うが、当町でのコンサートを実施していただくとともに、マグロや温泉をPRしていただけたら」と語った。

(2021年7月31日付紙面より)

初の那智勝浦ふるさと大使に就任した広瀬香美さん(那智勝浦町提供)
広瀬さんの名刺
2021年07月31日
2 8月8日から一般接種開始
 30日より順次案内発送  (新宮市 )

 新宮市は、8月8日(日・祝)から市役所別館で、64歳以下の新型コロナワクチン集団接種を進めていく。今月28日まで実施していた接種希望調査の結果では、12~64歳までの対象者1万2244人のうち5934人(48・5%)が接種を希望しているという。

 8月は基礎疾患のある人や高齢者施設等従事者、学校・児童福祉施設等関係職員の一部優先枠を設けた上で接種を実施する。高年齢順で接種を進めていく予定で、接種を希望する該当者には30日以降、随時接種案内を発送していくという。

 希望者の内訳は▽10代約730人(うち、12~18歳は約660人)▽20代約580人▽30代約935人▽40代約1320人▽50代約1600人▽60代(~64歳)約750人。

 市新型コロナワクチン接種推進室によると、集団接種は基本的に土・日曜に実施予定(状況により変更の場合あり)で、接種は市立医療センターの医師や看護師が行っていく。

 11月ごろの接種完了を予定しているが、予定より接種希望者が少なかったことや新宮保健所管内で感染者が増えているといった状況を鑑み、また今後のワクチン供給状況や感染状況などの動向を見定めつつできる限り前倒しで接種完了を目指していくという。12~18歳の接種時期や会場については現在検討中。

 対象者への接種希望調査に関しては、郵送もしくはウェブで現在も受け付けている。回答には市から郵送されている接種券番号が必要。

 ワクチンや接種希望調査に関する問い合わせは同推進室(電話0735・22・5070)まで。

(2021年7月31日付紙面より)

2021年07月31日
3 ボウズハゼが滝の拝越え
 真夏恒例の一光景活発化  (古座川町 )

 古座川町小川にある滝の拝で今年も、「渓流のアルピニスト」と形容されるボウズハゼの滝越えが見られるようになった。

 ボウズハゼはハゼ科の淡水魚。アユ同様に川で生まれた後は一度海へ下って越冬し、春に遡上(そじょう)し餌となる藻が豊富な場所を縄張りにして定着する生活環を持つ。

 ハゼ類は腹びれを吸盤のように使って岩に吸い付くことができるが、ボウズハゼは加えて口唇も吸盤のように使える。これらを使って垣間見せるのが岩をよじ登る行動。滝の拝では増水の要因となる梅雨が明け水量が落ち着いた時期にこの行動で滝越えに挑む様子が時折見られ、真夏恒例の一光景となっている。

 観察の狙い目は本瀑(ばく)ではなく水量が少なくほそぼそと落ちる支瀑。滝際のしぶきなどで湿った岩肌をよじ登る。垂直以上の傾斜でもじわじわと進み、時間をかけて落差8㍍ある滝を越える。岩の割れ目でつかえて群がっていることもあるが、左右に移動して通れそうなところを見つけるとそこを通って再びよじ登り始める。

 滝の拝ではボウズハゼだけでなくヨシノボリも滝越えに挑戦することがある。ヨシノボリは腹びれしか吸盤のように使えないため、尾びれを激しく振って跳ねては腹びれで吸い付く動作を繰り返す。登り方の違いで両者を見分けることができる。

(2021年7月31日付紙面より)

滝の拝越えに挑むボウズハゼ=29日、古座川町小川
2021年07月31日
4 成績表受け取り夏休みへ
 公立小中学校で終業式  (新宮市 )

 新宮市内の公立小中学校で30日、一斉に1学期終業式が開かれ、児童・生徒が8月31日(火)まで32日間の夏休みに入った。

 市教育委員会による2019年の夏期休業日変更に伴い、他の市町村より1週間ずれての夏休み入り。長期休業前に復習や補充学習期間を設けることで、児童・生徒の学力保障につなげることが目的。

 市立王子ヶ浜小学校では、放送集会で式を実施。谷口幸生校長は「始業式では『自分も友達も家族も好きになる』『よく食べ、よく寝て、よく遊ぶ』『笑顔で元気にあいさつ』などのお願いをしました。これからも頑張ってくださいね」と話し、夏休み中もできるだけ規則正しい生活を送るよう呼び掛けた。

 新型コロナについて「もし自分が知っている人が感染しても、その人を責めたり嫌なうわさ話をしたり絶対にしないで。一番つらいのは感染した本人ですから、お願いします」と伝えていた。

 1年生の教室では初めての成績表が配られ、担任教諭が「いろんなことをよく頑張りました」「朝はもう少し早く来られるようにしましょう」と一人一人に振り返りを伝えた。クラスメートと4カ月間一緒に過ごした1年生は「なんだかさみしくなってきた」と夏休み入りを惜しんでいた。

(2021年7月31日付紙面より)

1年生が初めての成績表を受け取る=30日、新宮市立王子ヶ浜小学校
2021年07月31日
5 感染予防対策の徹底を  田岡市長が動画でメッセージ  (新宮市 )
2021年07月31日
6 感染防止対策のお願い  堀町長が町民にメッセージ  (那智勝浦町 )
2021年07月31日
7 ふるさと熊野に生かされて  三輪崎在住の中西洋さん、本を出版  
2021年07月31日
8 防災や観光について議論  アジア・オセアニアフォーラム  (新宮高校 )
2021年07月31日
9 ほのボーノ、ハッピーハウスに  子ども食堂などの施設愛称決まる  (紀宝町 )
2021年07月31日
10 紀宝柔道会が準優勝  第13回氏郷少年柔道大会  
2021年07月31日
11 早場米の産地で稲刈り  お盆の贈答用に毎年人気  (紀宝町 )
2021年07月31日
12 小中学生13人が質問考える  子ども議会に向けて事前学習  (紀宝町 )
2021年07月31日
13 大型帆船「日本丸」串本沖に仮泊   
2021年07月31日
14 演奏など響かせ魅力発信  樫野崎園地で野外ライブ  (串本町 )
2021年07月31日
15 「地元の人にも食べてもらえたら」  長距離列車「銀河」にお弁当を提供  (新宮市の「カイハミカルネ」 )
2021年07月14日
16 開催に向けクジラを搬入
 くじらに出会える海水浴場  (太地町 )

 太地町の名物となった催しの「くじらに出会える海水浴場」の準備に向けて、町立くじらの博物館(林克紀館長)は13日、くじら浜海水浴場にハナゴンドウ2頭を搬入。職員らが協力しスムーズに作業を進めた。

 展示期間は17日(土)から8月17日(火)まで。午前11時と午後1時の2回(約15分間)、網いけすから開放される。

 クジラの近くで泳ぐことができる人気の催しで2008年から始まり今年で13回目。昨年は新型コロナウイルス感染症の影響で中止となった。

 今年は感染防止対策で網いけすに特設ステージは設置しない。

 搬入されたのは飼育展示5回目で雌のニール(体長291㌢、推定体重380㌔、推定18歳)と、3回目で雄のシロ(297㌢、推定体重380㌔、推定25歳)。

 午前6時ごろから搬出作業を開始。1頭は博物館から担架に乗せ、トラックで森浦湾に運び出した。森浦湾からも1頭を搬出。その後、ボートにくくり付けて海水浴場へ向かい、網いけすに搬入した。

 職員から餌をもらった2頭はいけす内を泳ぎ回り、ジャンプするなど元気な姿を見せた。

 同館の稲森大樹副館長は「2頭とも健康で、搬送後も餌を食べるなど元気な状態。今年は感染症対策を設けた上でのオープンとなる。お客さまとクジラが同じ空間を共有できるので楽しんでほしい。隣接する博物館にも足をお運びいただけたら幸いです」と語った。

(2021年7月14日付紙面より)

搬出作業の様子=13日、太地町立くじらの博物館
くじら浜海水浴場へ搬入した
2021年07月14日
17 ボランティアに夢を
 「るれいる」メンバーがアクセサリー作り  (紀宝町 )

 紀宝町の中高生ボランティアグループ「東紀州学生ボランティア『るれいる』」が10日、同町鵜殿の大和田文雄・富子さん夫妻からアクセサリー作りを学んだ。

 同グループは同町立矢渕中学校の6人と県立木本高校の10人で発足し、代表は木本高校3年の藤本将太君。同町社協が紀宝町鵜殿の町有住宅で運営する子ども食堂と駄菓子屋でのボランティアを活動の中心とする。この日は「ふれあい子ども食堂」を手伝った中学生3人が、終了後に隣家へ移動。大和田さん夫妻が用意したフェルト布や糸、縫い針などを使ってウサギ、ハムスターなど幅5㌢ほどのかわいいアクセサリー作りに挑んだ。文雄さんが描いた型紙に合わせて布を切り取り、手作業で表裏を縫い付けて最後は綿を内部に詰めて膨らみを持たせ、各人が約30分で一体を完成させた。

 大和田さんらがアクセサリー作りを始めたのは約4年前という。文雄さんは「知人にあげると喜ばれた。できた作品を子どもたちと一緒に、施設利用者の皆さんに届けたい」と希望する。市川咲紗さんは「縫うときの針の間隔がばらばら。難しくて1個でも疲れた。次は高校生のグループにも参加してもらえたら」とも話した。次回は18日(日)を中心に、日程調整を進めているという。

(2021年7月14日付紙面より)

アクセサリー作りに励む=10日、紀宝町鵜殿
アクセサリーの完成品
2021年07月14日
18 キャラバン隊がメッセージ伝達
 社会を明るくする運動  (新宮市 )

 7月は法務省が主唱する「社会を明るくする運動~犯罪や非行を防止し、立ち直りを支える地域のチカラ~」強調月間。和歌山保護観察所(奥田幸生所長)では「社明キャラバン隊」を結成し、各地で広報活動を行っている。落語家の桂枝曾丸(かつら・しそまる)隊長率いるキャラバン隊は12日、新宮市役所を訪れ、向井雅男副市長(田岡実千年市長代理)に菅義偉内閣総理大臣のメッセージを伝達した。

 社明運動は、全ての国民が犯罪や非行の防止と犯罪や非行をした人たちの更生について理解を深め、それぞれの立場において力を合わせて犯罪や非行のない安全で安心な明るい地域社会を築くための全国的な取り組み。

 71回目を迎える今年は「#生きづらさを、生きていく。」をテーマに全国各地で運動が展開されている。和歌山保護観察所では昨年、70回目の節目に当たりキャラバン隊を結成。数年かけて県内10カ所の更生保護サポートセンターを巡回する予定としている。

 菅内閣総理大臣からは「新型コロナウイルス感染症によるさまざまな困難克服には支え合う人の絆やコミュニティーの存在が大切。犯罪のない明るい地域社会づくりに取り組む決意のしるしである『幸福(しあわせ)の黄色い羽根』()の下、多くの人に運動に参加いただけるよう協力を」と呼び掛ける内容のメッセージが伝達された。

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 強調月間に当たり、各推進委員会では「全ての県民が犯罪や非行の防止と、犯罪や非行をした人たちの更生について理解を深め、それぞれの立場において力を合わせ、犯罪や非行のない安全で安心な明るい地域社会を築く」を趣旨として運動を展開している。

 刑法犯の認知件数が減少傾向にあるが、一般刑法犯による被検挙者のうち、再犯者の占める割合(再犯率)は依然として高い状況にある。

 2020年版犯罪白書によると、再犯者率は1997年以降上昇し続けており、2019年は48・8%に達した。

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※幸福の黄色い羽根=犯罪のない幸福で明るい社会を願うシンボルとして2009年から使用されている。刑期を終え出所した男性を温かく迎える夫婦愛を描いた映画「幸福の黄色いハンカチ」(1977年、山田洋次監督)から着想を得た。

(2021年7月14日付紙面より)

(左から)奥田幸生所長、向井雅男副市長、桂枝曾丸隊長、谷敏朗・紀南保護司会長=12日、新宮市役所
のぼりを掲示し強調月間をPR
2021年07月14日
19 田並劇場で舞台芸術披露
 町出身の木皮成さんら  (串本町 )

 串本町出身のダンサー兼振付師・木皮成(きがわ・せい)さん(31)らが11日、同町田並にある田並劇場で舞台芸術「スーパーテクニックス」の披露に臨んだ。

 木皮さんは県立串本古座高校を経て多摩美術大学へ進学。舞台芸術を学び、ダンス分野へとまい進して主にアジア圏で交流と実績を積み上げ自身の表現を追究している。その成果を生かす一端で2月、母親から聞いた同劇場に協力を申し出て4日間の創作ダンスワークショップ(WS)に取り組んだ経緯も持つ。

 「スーパーテクニックス」は木皮さんが代表を務める合同会社フットワークスの舞台芸術作品で、木皮さんが映像作家としての才覚も注いで構成を担当。東京都の北区文化振興財団の事業委託を受けて昨年秋から区内の小中学校で公演を重ねるさなかにあり、創作ダンスWSの延長で披露についても同劇場へ協力を求め実現するに至った。

 木皮さんは根本和歌菜さん、高下七海さん、丹野武蔵さんと組んで出演。音楽と映像による演出を交えたダンス表現でコント(=ショートストーリー)の世界観を複数つづる内容で、45分間の上演は演出や補足説明として言葉を使う以外は音楽、映像、ダンス(ジェスチャーを含む)を一体化した表現主体で進行した。

 この日は午後2時30分と午後5時に披露があり、高校生以下は無料、その他一般は入場料1000円で迎え入れた。午後2時30分の公演には子どもから高齢者まで20人が鑑賞。終盤では観客の心をつかむため冒頭で演じた「消毒ダンス」の振り付けをみんなで体験するミニWSもあり、和気あいあいとした雰囲気で締めくくった。

 区外での披露は今回が初。その第一歩をふるさと串本で踏み出した木皮さんは「今すごく緊張感があふれる日常を少しでも緩和できたらと思う。親子や家族で一緒に鑑賞してもらい、普段とは違った雰囲気でコミュニケーションを取ってもらえたらうれしい」と込めた思いを語り、WSとは違った形で自身の表現を仲間とともにふるさとへ伝えた。

(2021年7月14日付紙面より)

舞台芸術の披露に臨む木皮成さん(左から1人目)ら=11日、串本町田並
2021年07月14日
20 村山さんら5人が県代表に
 新宮高校女子サッカー部  
2021年07月14日
21 新宮が近畿大会出場へ
 県スポ少大会バレーボール競技  
2021年07月14日
22 新たな“交流の場”始まる  子育てサロン「ひろば」を開設  (紀宝町 )
2021年07月14日
23 迂回路の供用開始  紀宝町浅里地区で9日から  
2021年07月14日
24 5歳児が夕涼み会楽しむ  成川、飯盛、相野谷保で  (紀宝町 )
2021年07月14日
25 近大新宮が初戦で敗れる  高校野球和歌山大会  
2021年07月14日
26 一関市と友好都市締結  室根神社通し交流深める  (新宮市 )
2021年07月14日
27 将来考えるきっかけに  2年生が「卒業生座談会」  (新翔高校 )
2021年07月14日
28 暑さ到来でにぎわう  オートキャンプ場でプール開き  (円満地公園 )
2021年07月14日
29 樹木医の視点を教わる  三尾川小の5、6年生  (古座川町 )
2021年07月14日
30 国道通る車両に声掛け  夏交安運動の街頭啓発  (串本町 )
2021年07月14日
31 県南部で機運高揚に努める  県推委の広報キャラバン隊  (社会を明るくする運動 )
2021年07月14日
32 熱い舌戦がスタート  定数10に11人が立候補  (太地町議選 )
2021年07月14日
33 お悔やみ情報