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2021年04月10日
1 五輪聖火、和歌山県へ
 県内は新宮市からスタート  

 東京五輪の聖火リレーは9日、和歌山県に舞台を移した。3月25日に福島県でスタートしたリレーは、栃木、群馬、長野、岐阜、愛知、三重の各県に続いて8県目。県内のスタート地点となる新宮市では、県道231号あけぼの広角線のみはらし台で出発式が催された。

 9、10日の2日にわたって行われる県内のリレーでは、同市、那智勝浦町の「那智の滝」や、串本町の橋杭岩などの景勝地を経て最終地点・橋本市に至る。翌日には奈良県にリレーが引き継がれる。

 出発式では、田岡実千年市長が「東京オリンピック開催に先駆け、福島県をスタートした聖火リレーが本日、近畿地方最初の地として新宮で開催できることを心から喜んでいる」と開催への協力に対し、関係各位に感謝を述べた。

 「この聖火が東京まで届き、オリンピックが大成功するように祈念します」とあいさつし、1964年東京オリンピック体操金メダリストの早田卓次さん(田辺市出身)に聖火を託した。

 早田さんは「コロナ禍で大変な思いをされていると思うが、7月から始まる東京オリ・パラが安心・安全に迎えられるようご支援を」。

 トーチは第2走者・新宮市出身で1996年アトランタオリンピックレスリング銅メダリストの太田拓弥さんへ。2011年の紀伊半島大水害で家族5人を亡くした中平史都さん(新宮市)も走者を務め、リレーの舞台を那智勝浦町に預けた。

  □     □

 同町市野々の大門坂入り口では、ミニセレブレーションが実施された。

 堀順一郎町長は「まさに世界遺産のど真ん中となる大門坂から那智の滝までのコース。この素晴らしい場所を全国や世界にPRできる絶好の機会とし、大変期待している」。競技選手らの活躍と祭典の安全開催を願った。

 小賀柚那さん(那智中2年)が「しっかりと走りきって地域の方々や、病気で来れなかった私のおじいちゃんにもエールを送りたい」と思いを語り、トーチを手に出走。11人の走者が飛瀧神社目指してリレーをつないだ。

  □     □

 新宮市と那智勝浦町の走者は次の皆さん。

■新宮市

▽早田卓次▽太田拓弥▽杉浦資史▽加藤玲▽飛鷹このの▽はつ▽福水祐貴▽山本典正▽田中亮▽松下佑太▽中平史都

■那智勝浦町

▽小賀柚那▽湯川夏貫▽前寿馬▽福島伊津美▽松本春美▽けいちゃん▽堤康夫▽橋本純奈▽やす▽星畑太一郎▽西山等

(2021年4月10日付紙面より)

田岡実千年市長(左)が早田卓次さんに聖火を託した=9日、新宮市
堀順一郎町長(右)がトーチに点火=那智勝浦町
聖火が引き継がれた=那智勝浦町
2021年04月10日
2 英霊の冥福とコロナ終息祈る
 花まつりの平和祈念祭  (新宮仏教会 )

 新宮仏教会(会長=白井清牧・清蔵寺住職、会員13人)は8日、新宮市福祉センターで花まつりの記念行事「平和祈念祭」を営み、祖国の平和と繁栄を願いながら亡くなった諸英霊の冥福を祈った。

 祈念祭には遺族約20人が参列し、住職らの読経の中焼香した。田岡実千年市長は、戦後、市においても平和で心豊かに生活できる魅力と活力のあるまちづくりのためにまい進してこられたことは戦没者のご加護と遺族の協力・支援のたまものであるとし「現在享受している平和と繁栄が戦争によって心ならずとも命を落とした方々の犠牲の上に築かれていることを忘れてはならない」と追悼の辞を述べた。

 池上順一・市遺族連合会長は「先の大戦より76年を迎えるが、世界からは今なお戦禍の報が絶えることはない。その中にあってわが国が平和でいられるのは祖国の繁栄と将来を案じながら尊い命をささげられた諸霊の思いが導いてくださったから。コロナ禍を乗り越え、あの戦争を後世に伝え続けるとともに、世界平和への道を進むことを誓う」と祭辞を読み上げた。

 祈念祭後には「新型コロナウイルス終息祈願法要」が営まれ、世界的に猛威を振るい続ける新型コロナの早期終息を願い、般若心経などが唱えられた。

(2021年4月10日付紙面より)

焼香する平和祈念祭の参列者=8日、新宮市福祉センター
諸英霊の冥福を祈り読経
2021年04月10日
3 いつかアジサイの名所に
 勝浦LC協力し大泰寺に植樹  (那智勝浦町 )

 勝浦ライオンズクラブ(勝浦LC、鵜殿忠德会長)の会員ら25人は6日、那智勝浦町下和田の古刹、定光山大泰寺(西山十海住職)に山アジサイ100本を植樹した。同クラブ奉仕委員長の樋口眞奈美さんは「新型コロナの収束を祈願し植樹した。勝浦LCもアジサイと共に発展することを願っています」と思いを語った。

 植樹は、西山住職の「寺がアジサイの名所になるように」との思いに賛同した勝浦LC会員の協力によるもの。

 同寺では、和歌山県の「未来を彩る花の郷づくり事業」を活用して、すでに1000本のアジサイの植樹を行っているが、この日はそれに上乗せする形で勝浦LCが100本の苗を提供し、その植樹を実施した。

 寺の縁起によると、同寺は1200年ほど前に地域住民を苦しめる大蛇を封じるため、天台宗の開祖・最澄が柳の木より薬師如来を彫り上げ祀ったことが始まり。現在の本尊・薬師如来は保元元(1156)年の銘があることから最澄のものではないものの、当時最先端の彩色が施されており、国の重要文化財の指定を受けている。

 西山住職は「かつて当寺は地域の中心だった。しかし時間が経過し、現在は町民にも知らない人がいる」と現状について述べ「勝浦LCの皆さんと花の力を借り、多くの人に寺のことを知ってもらって寺を訪れる人がひとときの安らぎを得られる場所になれば」と話していた。

 アジサイのシーズン前には、同所で勝浦LCによる植栽記念石碑も建立される予定。

(2021年4月10日付紙面より)

アジサイの植樹に参加した皆さん=6日、那智勝浦町下和田
会員らが協力し、100本の苗を植えた
2021年04月10日
4 ランナーが希望の光つなぐ
 聖火リレーに向井さん、逢野さんら  (熊野市 )

 東京オリンピックの聖火リレーが8日、熊野市に入り、24人のランナーがJR熊野市駅前から山崎運動公園まで約1時間かけてトーチをつないだ。

 福島県をスタートした聖火リレーは7日に7番目として三重県に引き継がれ2日間で県内12市町を回った。熊野市区間は、タレントで「みえの国観光大使」の磯野貴理子さん、元紀宝町消防団長の向井治さん(紀宝町)、県立伊賀つばさ学園高等部3年の逢野響さん(紀宝町)、団体職員の内田鈴子さん(熊野市)、羊飼いの北見悠加さん(御浜町)らがランナーを務めた。

 熊野市駅前では木本高校吹奏楽部が演奏を繰り広げ、聖火をともした向井さんが出発。花の窟(いわや)神社前では熊野鬼城太鼓の演奏や打ち上げ花火、熊野古道参詣衣裳に身を包んだ小学生と高校生が出迎えた。

 逢野さんは父・殖章(しげあき)さんと一緒に走り、山崎運動公園で地元ダンスチームから歓迎を受ける中、磯野さんに聖火を託した。

 磯野さんがサポートメンバーと共にゴールした後の聖火リレーセレブレーションで、鈴木英敬知事は「希望の光をつないでくれたランナーの皆さんは、さまざまな思いを発揮して走ってくれた」と感謝の言葉を述べた。

 大役を務め終えた逢野響さんは「長くて短い一瞬の出来事だった。熊野や紀宝町にお世話になっているので恩返しの気持ちで走ってうれしかった」、殖章さんは「息子と聖火をつなげることができてうれしかった。夢がかなった」と喜んでいた。

 向井さんは「1年待ったが、無事にランナーを務めることができてよかった」と話していた。

(2021年4月10日付紙面より)

熊野市区間をスタートする向井治さん=8日、熊野市のJR熊野市駅前
聖火を託す逢野響さん(右)と殖章さん
最後のランナー磯野貴理子さん
2021年04月10日
5 国公立大学に27人合格  近大新宮高校の合格実績  
2021年04月10日
6 国公立大学に37人合格  新宮高校、20年度の進路状況  
2021年04月10日
7 オープン記念に坂田さん講話  スマホマイスター講習会  (新宮市 )
2021年04月10日
8 自転車の安全利用呼び掛ける  那智勝浦町で街頭啓発  
2021年04月10日
9 将来に向け一生懸命勉学  新翔高校に111人入学  (新宮市 )
2021年04月10日
10 ドキドキの1年生  公立小中学校で入学式  (新宮市 )
2021年04月10日
11 日舞や歌で釈迦誕生彩る  海翁禅寺で「花まつり」  (那智勝浦町 )
2021年04月10日
12 串本町の令和3年施政方針⑤   
2021年04月10日
13 例年より早く花の時季に  小川・滝の拝そばの藤棚  (古座川町 )
2021年04月10日
14 仏教の祖の徳にあやかる  霊巌寺で法会「花まつり」  (古座川町 )
2021年04月10日
15 生き抜く力見据え第一歩 新入生88人迎えて入学式 (串本古座高校)
2021年04月10日
16 莊司さん、仲さんに委嘱  紀宝警察署で伝達式  (少年指導委員 )
2021年04月10日
17 チャイルドシート使用推進を  うどの幼をモデル園に指定  (紀宝署 )
2021年04月10日
18 進路実現に向け勉学や部活に  木本、紀南高校で入学式  
2021年04月04日
19 本番に向け接種態勢強化
 集団接種会場運営訓練を実施  (那智勝浦町 )

 那智勝浦町は2日、同町の体育文化会館で新型コロナウイルスワクチンの接種会場運営訓練を実施した。医師、看護師、保健師、町消防本部、町職員や町老人クラブ連合会有志合わせて約80人が参加。同館アリーナで会場設備の配置を行い、受付や模擬接種などの動線を確認し、本番環境を想定した訓練に取り組んだ。

 同町では先月、接種会場の設営確認などを実施したほか、役場庁舎1階に「新型コロナウイルスワクチン接種に関するお問い合わせ窓口」を設置。3月22日には接種が優先される75歳以上の町民3639人に対して新型コロナウイルスワクチン接種券を送付している。

 16歳以上の国民約1億人が対象とされるワクチン接種。同町では16歳以上が1万3232人(3月1日現在)で、そのうち65歳以上は6413人。現在、75歳以上の接種希望者は1598人で接種は高齢順で実施するという。

 19日(月)から22日(木)までの4日間、1日120人をめどに1回目の接種を行うとし、それ以降の接種時期は未定としている。

 この日の訓練は▽受付(問診票の記入がない場合は記入する)▽保健師による問診▽医師の診察▽ワクチンの模擬接種▽待機―の流れで行われた。また、待機中に副反応であるアナフィラキシーショックを引き起こしたケースを想定した訓練にも取り組んだ。

 訓練に協力した町老連の峰武久会長は「あらかじめ訓練していれば本番は円滑に接種ができる。そういう意味では良い経験になった」と語った。

 訓練を視察した堀順一郎町長は「待機時間を快適に過ごしていただくためにテレビなどを設置することも検討している。今回出たさまざまな課題を研究したい。各団体と意見交換してよりスムーズに接種が行えるように対策や態勢を強化して進めていきたい」と話した。

(2021年4月4日付紙面より)

ワクチンの模擬接種を行う=2日、那智勝浦町の体育文化会館
アナフィラキシーショックを引き起こしたケースを想定し訓練
2021年04月04日
20 みんなでコロナ乗り越えよう
 小中高生が応援ボード作る  (紀宝町社協 )

 「手洗い、マスクをしよう」「健康でいるためにみんなでしっかり予防しよう」「今できることを考えてそれをめいっぱい楽しもう」。みんなで新型コロナを乗り越えようと、紀宝町社会福祉協議会が3月31日に開催した町福祉センターでのボランティアスクールに参加した小中学生12人と、県立木本高校JRC部(市川芹部長)の部員が応援ボードを手作りした。

 今月中旬まで町福祉センターと神内の神内福祉センター、鵜殿の主婦の店「アプローチ」に飾る。

 ボードは「新緑の緑」「桜のピンク」「青空の青」の3種類で、1グループ8~9人で取り組んだ。小中学生は高校生にアドバイスをもらいながら、花や動物、植物などをかたどった用紙にメッセージやイラストを書き込んでいった。顔写真も貼り付け、子どもたちの思いが詰まったボードが完成した。

 県内JRC部で最多の部員を有する木本高校。県内8校JRC部で組織する三重県青少年赤十字高等学校連絡協議会に属し、メンバーと医療従事者への感謝や応援の気持ちを込めたメッセージパネルを作成して伊勢赤十字病院に贈呈した。

 同協議会のリーダーで、この日のボラスクールに参加した西那朋香さんは「小中学生と作った応援ボードを通してコロナについて考える良い機会になったと思う」と話していた。

(2021年4月4日付紙面より)

小中学生と高校生が作った応援ボード=3月31日、紀宝町福祉センター
2021年04月04日
21 春の日の訪れ祝う
 新宮神社でさくら祭り  (熊野速玉大社 )

 新宮市の熊野速玉大社(上野顯宮司)境内にある新宮神社で3日、例祭(さくら祭り)が執り行われた。大社崇敬会の杉本義和会長や敬神婦人会の久保あや子会長、神倉神社奉賛会の猪飼三雄会長ら約30人が参列し、桜の枝を玉串として奉奠(ほうてん)した。

 新宮神社は1907(明治40)年、神社合祀(ごうし)令により、新宮町内にあった18社18柱の祭神を大社境内の金刀比羅(ことひら)宮に合祀したのが始まり。中でも最も位の高い渡御前(わたりごぜん)社の主祭神・神武天皇の例祭に合わせて、毎年4月3日に営まれている。

 同神社はおととし、御代(みよ)替わりの年の記念事業として修復工事を行った。鬼瓦と拝所の瓦は、当時(江戸時代のものとされる)のものが利用されているという。

 祭典では、上野宮司による祝詞奏上の後、桜の小枝を髪に挿した巫女(みこ)たちが、桜の木を背に優雅に「浦安の舞」を奉納した。

 神事を終え、上野宮司は「また全国的に感染者が増え始めているが、できる限り徐々に通常の祭りの形に戻していきたい」と思いを語り「参列者の皆さまにも新型コロナ対策に気を付けていただき、厳粛にお祭りを営むことができた。心も希望新たに新しい年度を迎えることができて良かった」と話していた。

 祭典終了後には、関係者らにより、参拝者や地域住民らに厄払いの餅が配られた。

(2021年4月4日付紙面より)

巫女たちが「浦安の舞」を奉納=3日、新宮市の熊野速玉大社
上野顯宮司や参列者が桜の枝をささげた
2021年04月04日
22 新型コロナアンケート結果  新宮商工会議所  
2021年04月04日
23 コロナ関連詐欺などの相談238件  新宮・東牟婁消費生活相談窓口  
2021年04月04日
24 熊野地方への誘客見据え  リムジンバス増便開始  (熊野御坊南海バス )
2021年04月04日
25 力一つに書道パフォーマンス  第12回恵苑書院展で生徒ら披露  (新宮市 )
2021年04月04日
26 楽しい園生活がスタート  新宮市・那智勝浦町で入園式  ( )
2021年04月04日
27 熊野古道謎解きノート  県が小中学生用に作成  
2021年04月04日
28 10カ月ぶりの大会楽しむ  グラウンドゴルフペア大会  (紀宝町 )
2021年04月04日
29 8日に聖火リレー  熊野市内を5人のランナーが  
2021年04月04日
30 お悔やみ情報