町議選は13人の新議員決まる (串本町 )
当落 | 得票数 | 候補者名 | 年齢 | 党派 | 現元新 |
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当 | 5,934 | 田嶋 勝正 | 62 | 無 | 現 |
3,430 | 小野 恵 | 69 | 無 | 新 |
当日有権者数 13,617人
投票者数 9,634人
投票率 70.75%
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当落 | 得票数 | 候補者名 | 年齢 | 党派 | 現元新 |
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当 | 1,158 | 清水健太郎 | 43 | 無 | 現 |
当 | 835 | 吉村聡一郎 | 50 | 無 | 現 |
当 | 818 | 北地 稔 | 64 | 無 | 新 |
当 | 711 | 角 寛 | 65 | 無 | 新 |
当 | 672 | 水口 崇 | 62 | 無 | 現 |
当 | 626 | 芝山 定史 | 64 | 無 | 現 |
当 | 579 | 鈴木 幸夫 | 69 | 無 | 現 |
当 | 555 | 長脊 守 | 70 | 無 | 現 |
当 | 552 | 五十川清紀 | 72 | 無 | 現 |
当 | 507 | 島野 靖 | 52 | 無 | 現 |
当 | 476 | 仲江 孝丸 | 63 | 共 | 現 |
当 | 458 | 橋爪 和雄 | 65 | 無 | 現 |
当 | 383 | 沼谷 美次 | 77 | 無 | 現 |
365 | 末永 潔 | 69 | 共 | 新 | |
349 | 松下 修巳 | 66 | 無 | 現 | |
293 | 尾﨑 公 | 70 | 無 | 新 | |
202 | 西尾 寿夫 | 80 | 無 | 新 |
当日有権者数 13,617人
投票者数 9,634人
投票率 70.75%
太田小児童がイチゴ狩り (那智勝浦町 )
那智勝浦町立太田小学校(上地巳奈子校長)の全校児童20人は16日、イチゴ狩りで同町中里の太田農園を訪れ、甘く実った「まりひめ」をおなかいっぱいになるまで堪能した。
同農園の太田美保さんが地元の子どもたちを招いて実施している恒例行事。昨年は新型コロナウイルス感染症の影響で中止となっていたため、児童にとっては2年ぶりのイチゴ狩りとなった。
太田さんは「甘いイチゴを見分けるポイントは、へたの近くが白く割れていること」と説明。児童はミニバケツを片手にハウスへ駆け出し、真っ赤に実ったイチゴを収穫してかぶりついた。最後は家族への土産分を収穫。花の構造やミツバチを使った受粉について学ぶ姿も見られた。
この日は児童会(仲地主琉会長)による1年生歓迎会もあり、じゃんけん鬼ごっこやじゃんけんピラミッド、だるまさんが転んだをして一緒に遊んだ。1年生4人は名前と好きなものを発表し、「よろしくお願いします」とはにかんだ。
仲地眞洋君(1年)は「イチゴがたくさん食べられて楽しかった。何個食べたかは覚えていない。小学校の上級生はみんな優しい」と話していた。
(2021年4月18日付紙面より)
くろしお児童館で開講 (新宮市 )
新宮市佐野のくろしお児童館で15日、よさこいソーラン教室が始まった。小学生9人が参加し、鳴子を響かせて練習に汗を流した。
同館で10年以上続く教室。子どもたちに楽しく汗を流してもらおうと企画され、当時よさこいチーム「ハレヤMISAKI」に参加していた前田優香さんを招いて始まった。
毎年4月に開講し、黄色いTシャツをトレードマークに新宮秋まつりや佐野柱松、南紀海彩まつりなどに出演。昨年度は新型コロナウイルス感染症のため活動を休止していたが、感染対策を取りつつ9月に開講し、月2回練習に励んできた。
初回のこの日は新メンバー4人を迎え、GreeeeNが歌うみんなでよさこいプロジェクト総踊りテーマソング「この地へ~」の練習に取り組んだ。鳴子の握り方やステップ「ランニングマン」を覚えた後は、早速振り付けの練習に入っていた。
前田さんは「テンポも速くなく、誰でも踊れる曲を選んだ。新型コロナの再拡大で先は見えないが、子どもたちも一生懸命練習しているので、どこかで発表する場があればと思う」と話していた。
同館では現在もよさこいソーラン教室の参加者を募集している。問い合わせは同館(電話0735・31・9640)まで。
(2021年4月18日付紙面より)
県消防操法大会に向け訓練 (紀宝町消防団 )
7月11日(日)に開催される三重県消防操法大会に出場する紀宝町消防団(逢野統一団長)の団員5人が9日から訓練を開始した。
消防団員の技術向上と士気高揚を図るため、各消防団がいかに早く正確にポンプの放水を行うかを競う大会。2年に1度、鈴鹿市の県消防学校で開催され、優勝団は全国大会に出場する。昨年は新型コロナウイルスの影響で中止となり、今年の開催に至った。
熊野市、御浜町、紀宝町の消防団で組織する県消防協会紀南支会の代表として持ち回りで出場しており、紀宝町は7年ぶりとなる。
メンバーは石垣佳祐さん、木山裕就さん、山本康人さん、瀧之上修平さん、上地悠太さんで小型ポンプ操法に出場する。
訓練は毎週2~3回、紀宝町井田の熊野市消防本部紀宝分署で行う。同分署の小田敏雄・分署長らが指導し、団員は訓練礼式の習得に励んでいる。5、6月は大会に向けてポンプと資機材を使った訓練に取り組む。
逢野団長は「3市町の代表としてベストを尽くすために、けがや事故がないよう頑張ってもらいたい」と話していた。
(2021年4月18日付紙面より)
県内は新宮市からスタート
東京五輪の聖火リレーは9日、和歌山県に舞台を移した。3月25日に福島県でスタートしたリレーは、栃木、群馬、長野、岐阜、愛知、三重の各県に続いて8県目。県内のスタート地点となる新宮市では、県道231号あけぼの広角線のみはらし台で出発式が催された。
9、10日の2日にわたって行われる県内のリレーでは、同市、那智勝浦町の「那智の滝」や、串本町の橋杭岩などの景勝地を経て最終地点・橋本市に至る。翌日には奈良県にリレーが引き継がれる。
出発式では、田岡実千年市長が「東京オリンピック開催に先駆け、福島県をスタートした聖火リレーが本日、近畿地方最初の地として新宮で開催できることを心から喜んでいる」と開催への協力に対し、関係各位に感謝を述べた。
「この聖火が東京まで届き、オリンピックが大成功するように祈念します」とあいさつし、1964年東京オリンピック体操金メダリストの早田卓次さん(田辺市出身)に聖火を託した。
早田さんは「コロナ禍で大変な思いをされていると思うが、7月から始まる東京オリ・パラが安心・安全に迎えられるようご支援を」。
トーチは第2走者・新宮市出身で1996年アトランタオリンピックレスリング銅メダリストの太田拓弥さんへ。2011年の紀伊半島大水害で家族5人を亡くした中平史都さん(新宮市)も走者を務め、リレーの舞台を那智勝浦町に預けた。
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同町市野々の大門坂入り口では、ミニセレブレーションが実施された。
堀順一郎町長は「まさに世界遺産のど真ん中となる大門坂から那智の滝までのコース。この素晴らしい場所を全国や世界にPRできる絶好の機会とし、大変期待している」。競技選手らの活躍と祭典の安全開催を願った。
小賀柚那さん(那智中2年)が「しっかりと走りきって地域の方々や、病気で来れなかった私のおじいちゃんにもエールを送りたい」と思いを語り、トーチを手に出走。11人の走者が飛瀧神社目指してリレーをつないだ。
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新宮市と那智勝浦町の走者は次の皆さん。
■新宮市
▽早田卓次▽太田拓弥▽杉浦資史▽加藤玲▽飛鷹このの▽はつ▽福水祐貴▽山本典正▽田中亮▽松下佑太▽中平史都
■那智勝浦町
▽小賀柚那▽湯川夏貫▽前寿馬▽福島伊津美▽松本春美▽けいちゃん▽堤康夫▽橋本純奈▽やす▽星畑太一郎▽西山等
(2021年4月10日付紙面より)
花まつりの平和祈念祭 (新宮仏教会 )
新宮仏教会(会長=白井清牧・清蔵寺住職、会員13人)は8日、新宮市福祉センターで花まつりの記念行事「平和祈念祭」を営み、祖国の平和と繁栄を願いながら亡くなった諸英霊の冥福を祈った。
祈念祭には遺族約20人が参列し、住職らの読経の中焼香した。田岡実千年市長は、戦後、市においても平和で心豊かに生活できる魅力と活力のあるまちづくりのためにまい進してこられたことは戦没者のご加護と遺族の協力・支援のたまものであるとし「現在享受している平和と繁栄が戦争によって心ならずとも命を落とした方々の犠牲の上に築かれていることを忘れてはならない」と追悼の辞を述べた。
池上順一・市遺族連合会長は「先の大戦より76年を迎えるが、世界からは今なお戦禍の報が絶えることはない。その中にあってわが国が平和でいられるのは祖国の繁栄と将来を案じながら尊い命をささげられた諸霊の思いが導いてくださったから。コロナ禍を乗り越え、あの戦争を後世に伝え続けるとともに、世界平和への道を進むことを誓う」と祭辞を読み上げた。
祈念祭後には「新型コロナウイルス終息祈願法要」が営まれ、世界的に猛威を振るい続ける新型コロナの早期終息を願い、般若心経などが唱えられた。
(2021年4月10日付紙面より)
勝浦LC協力し大泰寺に植樹 (那智勝浦町 )
勝浦ライオンズクラブ(勝浦LC、鵜殿忠德会長)の会員ら25人は6日、那智勝浦町下和田の古刹、定光山大泰寺(西山十海住職)に山アジサイ100本を植樹した。同クラブ奉仕委員長の樋口眞奈美さんは「新型コロナの収束を祈願し植樹した。勝浦LCもアジサイと共に発展することを願っています」と思いを語った。
植樹は、西山住職の「寺がアジサイの名所になるように」との思いに賛同した勝浦LC会員の協力によるもの。
同寺では、和歌山県の「未来を彩る花の郷づくり事業」を活用して、すでに1000本のアジサイの植樹を行っているが、この日はそれに上乗せする形で勝浦LCが100本の苗を提供し、その植樹を実施した。
寺の縁起によると、同寺は1200年ほど前に地域住民を苦しめる大蛇を封じるため、天台宗の開祖・最澄が柳の木より薬師如来を彫り上げ祀ったことが始まり。現在の本尊・薬師如来は保元元(1156)年の銘があることから最澄のものではないものの、当時最先端の彩色が施されており、国の重要文化財の指定を受けている。
西山住職は「かつて当寺は地域の中心だった。しかし時間が経過し、現在は町民にも知らない人がいる」と現状について述べ「勝浦LCの皆さんと花の力を借り、多くの人に寺のことを知ってもらって寺を訪れる人がひとときの安らぎを得られる場所になれば」と話していた。
アジサイのシーズン前には、同所で勝浦LCによる植栽記念石碑も建立される予定。
(2021年4月10日付紙面より)
聖火リレーに向井さん、逢野さんら (熊野市 )
東京オリンピックの聖火リレーが8日、熊野市に入り、24人のランナーがJR熊野市駅前から山崎運動公園まで約1時間かけてトーチをつないだ。
福島県をスタートした聖火リレーは7日に7番目として三重県に引き継がれ2日間で県内12市町を回った。熊野市区間は、タレントで「みえの国観光大使」の磯野貴理子さん、元紀宝町消防団長の向井治さん(紀宝町)、県立伊賀つばさ学園高等部3年の逢野響さん(紀宝町)、団体職員の内田鈴子さん(熊野市)、羊飼いの北見悠加さん(御浜町)らがランナーを務めた。
熊野市駅前では木本高校吹奏楽部が演奏を繰り広げ、聖火をともした向井さんが出発。花の窟(いわや)神社前では熊野鬼城太鼓の演奏や打ち上げ花火、熊野古道参詣衣裳に身を包んだ小学生と高校生が出迎えた。
逢野さんは父・殖章(しげあき)さんと一緒に走り、山崎運動公園で地元ダンスチームから歓迎を受ける中、磯野さんに聖火を託した。
磯野さんがサポートメンバーと共にゴールした後の聖火リレーセレブレーションで、鈴木英敬知事は「希望の光をつないでくれたランナーの皆さんは、さまざまな思いを発揮して走ってくれた」と感謝の言葉を述べた。
大役を務め終えた逢野響さんは「長くて短い一瞬の出来事だった。熊野や紀宝町にお世話になっているので恩返しの気持ちで走ってうれしかった」、殖章さんは「息子と聖火をつなげることができてうれしかった。夢がかなった」と喜んでいた。
向井さんは「1年待ったが、無事にランナーを務めることができてよかった」と話していた。
(2021年4月10日付紙面より)
町歌と春夫の歌詞が体文へ (那智勝浦町 )
那智勝浦町は6日、ヒノキ製の町歌ボードと新宮市輩出の文豪・佐藤春夫の「秋刀魚(さんま)の歌」直筆原稿を体育文化会館に移設した。町歌ボードはアリーナの壁面に、原稿はアリーナ前のロビー壁に設置された。
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町歌は那智勝浦町制30周年を記念し、1985年4月に制定されたもので、ボードは40周年を迎えた95年に姉妹都市である長野県上松町から寄贈され、町長室に飾られていた。
今月より午後5時のチャイムが町歌に変更となったことから、町民に広く知ってもらいたいという堀順一郎町長の思いもあり、多くの人々が利用する同館への移設に至った。
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新宮市出身の春夫は同町にもゆかりのある人物で、同町八尺鏡野(やたがの)には父の豊太郎の生家である下里懸泉堂(けんせんどう)もある。
直筆の歌詞原稿は、59年に紀勢本線が全通した際に記念してJR紀伊勝浦駅前に建立された歌碑の元となったもの。
原稿は91年2月に町指定文化財に登録され、長きにわたって町長応接室に設置されていた。町歌ボードと同様、多くの人に知ってもらおうと同館に移設した。
堀町長は「これまで町歌は町民の皆さまに歌っていただける機会がなかった。町のことがしっかりと盛り込まれた分かりやすい歌詞となっている。これを機会に親しんでいただき、歌っていただけたら」。
原稿については「春夫の直筆が見られることも少ないと思う。町民だけでなく、多くの方々に見てもらいたい」と語った。
(2021年4月8日付紙面より)
新型コロナワクチン (新宮市 )
新宮市は5日、65歳以上の市民に対して、新型コロナウイルスワクチン接種券を送付した=写真。封筒にはワクチン接種までの流れや予約方法・接種会場などの説明や、ファイザー社製ワクチンの説明などが同封されている。
接種は「集団接種」「個別接種」のいずれかを選択可能。集団接種に関しては25日(日)、市役所別館での接種を皮切りに、佐野体育館(5月9日)、熊野川総合開発センター(23日)、市役所別館(6月6日)を予定している(いずれも1回目の接種日)。
25日の集団接種については、12日(月)から予約受付を開始する。25日の市役所別館と、5月5日の佐野体育館での集団接種については、定員を超えた場合は重症化リスクの高い「高年齢順」で受付を確定する。
接種会場への移動について、市はタクシーの初乗り料金(580円分)を補助。タクシー利用券も同封されている。また、集団接種会場への無料シャトルバスの支援も予定しているという。
個別接種については5月上旬からかかりつけ医(直接予約)などで接種開始予定としている。
市新型コロナワクチン接種推進室では「当初は、ワクチンの数に限りがありますので接種いただけるまでしばらくお待ちいただくこともありますが、国から順次供給される見込みで、必ず全員の方が接種できますのでご安心を。これまでの感染症対策を継続しながら、接種の時期までお待ちください」と呼び掛けている。
(2021年4月8日付紙面より)
オンラインで姉妹都市交流 (新宮市、サンタクルーズ市 )
新宮市は7日、市の姉妹都市アメリカ・カリフォルニア州サンタクルーズ市(サ市)とオンラインをつなぎ「オンライン生徒交流会」を実施した。市内の中学校に通う4人が参加。「バーチャルホスト生徒」としてサ市の生徒9人に市の魅力などを発信。交流を深める機会とした。
両市は1974年12月25日に姉妹都市関係を結んでおり、文化交流や訪問団の派遣などを通して友好関係を築いてきた。
本来なら春の生徒訪問団が来新する予定だったが、新型コロナウイルス感染症拡大防止のため昨年に引き続き相互訪問が困難な状況に。隔年で実施していた国際理解教育海外研修も、本年度は市内中学生の派遣の中止が決定している。
そういった状況の中、両市は姉妹都市間の往来と本来の交流活動の再開を願いつつ、友好関係継続のための交流方法を模索。本年度の交流事業として、市内中学校に在籍する生徒にサ市の生徒や市民との交流を持つためにオンライン交流会を実施するに至った。
交流会は10日(土)にも開催予定で、この日は小西汰知君(緑丘中2)、宮本彩音さん(近大中2)、吉良和子さん(同)、吉良佳子さん(同)が参加。
市教育委員会の雜賀まどかさんが生徒らに対し「サ市の生徒たちは新宮市に来たかったのに来られなかった人たち。今日はバーチャルホストとして新宮の魅力を伝え、顔の見えるつながりを」と呼び掛け。市姉妹都市親善協会の須崎恵美会長や外国語指導助手(ALT)らが交流会の様子を見守った。
生徒らは英語で自己紹介を行った後、ミニゲームや、折り紙を使って日本文化を紹介するなどして交流。最後にカードとプレゼントを交換し、コロナ終息後の再会を誓い合った。
吉良佳子さんは「コロナの影響でオンラインという形になったが、英語力を生かして交流できて良かった。これからも勉強してもっと交流を図れるようになれたら」と話していた。
(2021年4月8日付紙面より)
新型コロナウイルスの影響で (熊野市 )
熊野市の七里御浜海岸で8月17日に開催を予定していた「熊野大花火大会」の中止が決まった。全国で新型コロナウイルスの感染拡大が続く中、昨年に続き2年連続の中止となった。
6日に実施した熊野大花火大会実行委員会で協議し、新型コロナの影響がいまだ継続している中で観覧者や大会関係者、ボランティアなどの感染防止対策を講じての安全安心な大会運営が難しいと判断した。例年、地元や各企業からの協賛によって運営しており今年は協賛募集も中止とした。
大会本部長の河上敢二市長と大会実行委員長の中平孝之市観光協会長は連名で「毎年、熊野大花火大会を楽しみにしていただいている皆さまのためにも、開催に向けて協議を重ねてまいりましたが開催中止に至りました。新型コロナウイルス感染症が一日も早く終息し、来年は多くの方に楽しんでいただけるような熊野大花火大会が開催できるよう、実行委員一同力を合わせていく所存です」などとコメントを公表した。
熊野大花火は初盆供養として江戸時代から始まり、300年以上の歴史と伝統を誇る。全国屈指の花火大会として知られ、海上に直径600㍍の半円を描く「三尺玉海上自爆」、フィナーレの鬼ヶ城大仕掛けなど色とりどりに夜空を覆う花火が観衆を魅了している。例年、17万~18万人が訪れているが、昨年は戦後初の中止となった。
(2021年4月8日付紙面より)