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2021年04月29日
1 第7勝丸が今季初の漁獲
 仲買人ら新鮮なミンク入札  (太地町 )

 太地町漁業協同組合(脊古輝人組合長)の捕鯨船「第7勝丸」(32㌧、竹内隆士船長、乗組員5人)が今漁期の商業捕鯨で初漁獲したミンククジラの鯨肉の入札が26日、太地漁協地方卸売市場で行われた。地域の仲買人7業者が参加し、2業者が入札した。

 今回、日本鯨類研究所が依頼した生態調査のために日本小型捕鯨協会(貝良文会長)に所属する同町の勝丸は先月9日に太地漁港を出港。今月3日から商業捕鯨が開始されたが、天候不良のためスムーズに操業が進まなかったという。

 当初は青森県八戸沖での操業だったが、悪天候やクジラが小型のものばかりだったため、22日にむつ市沖に移動。翌23日午後2時5分ごろ、沖合50㌔付近で勝丸がミンククジラを発見。千葉県の純友丸と協働でミンククジラを捕獲した。

 同町漁協によると、クジラはメスで全長7・9㍍、内臓などを取り除いた重量が約5・5㌧。鯨肉は同町以外では北海道から九州までの全国28カ所の市場へ運ばれたという。

 太地漁協地方卸売市場では新鮮な赤身35㌔や畝須(うねす)17・5㌔が競りにかけられた。入札された肉は競り後すぐに町漁協スーパーに並んだほか、新宮市や那智勝浦町のスーパーなどにも並ぶ予定だ。

 同町漁協の貝良文専務理事は入札については「クジラが好きな町民にとっては今回のミンクは好みの色ではなかったため、初漁の割には平均的な価格になった」。

 勝丸の活躍や鯨肉につては「天候が悪い中、苦戦しながらも初漁で大きなクジラを捕ってくれてありがたい。今後も多くのクジラを捕ってくれることを期待している。近隣市町でも手に入るので新鮮なクジラをおいしく食べていただけたら」と語った。

(2021年4月29日付紙面より)

第7勝丸が今季初漁獲したミンククジラの入札があった=26日、太地漁協地方卸売市場
新鮮な鯨肉が取り引きされた
2021年04月29日
2 令和6年秋に開通予定 新宮紀宝道路 (国交省)

 国土交通省近畿地方整備局は27日、新宮市と三重県紀宝町をつなぐ「新宮紀宝道路」(2・4㌔)が2024(令和6)年秋に開通するという見通しを公表した。現在整備が進む「すさみ串本道路」(19・2㌔)は25(令和7)年春に開通する見通しだ。

 和歌山県における「防災・減災、国土強靱(きょうじん)化に向けた道路の5か年対策プログラム」で明らかにした。国交省では同プログラムに位置付けられた災害に強い国土幹線道路ネットワークについて、高規格道路のミッシングリンク(未整備区間で途中で途切れている区間)解消および4車線化、高規格道路と直轄国道とのダブルネットワーク化などによる道路ネットワークの機能強化対策を推進している。

 新宮紀宝道路(紀宝町神内―新宮市あけぼの間)は、国道42号の渋滞緩和による地域相互の振興と発展に寄与するほか、台風などによる土砂災害や南海トラフ地震などの地震災害時におけるネットワークの構築による救命活動や観光をはじめとした地域振興支援、救急医療活動の支援を主な目的とする道路。

 災害時、一般国道42号現道のうち、紀宝町の大部分の区間が津波により浸水し通行不能になると予想されており、整備により東南海・南海地震時の津波などによる浸水時には、迂回路、避難および避難場所として機能すると予想される。また、熊野川渡河部で慢性的に発生する渋滞の緩和にも期待が持たれる。

 公表を受け、田岡実千年・新宮市長は「長年の悲願が現実になった。心よりうれしく、みんなで祝いたい気持ち。熊野川河口大橋の開通により交通の便が良くなり、地域経済活性化の起爆剤になることを期待している。長年建設促進にご尽力いただいた関係機関の方々に感謝申し上げたい」と話している。

(2021年4月29日付紙面より)

令和6年秋の開通に向けて工事が進む熊野川河口大橋=27日、三重県紀宝町側
2021年04月29日
3 世界見据えて初動を固める
 推進協がオンラインで総会  (南紀熊野ジオパーク )

 南紀熊野ジオパーク推進協議会(会長=仁坂吉伸・和歌山県知事)が27日、オンライン形式で本年度通常総会に臨んだ。新任の東垣(あずま・わたる)・同パークセンター長が世界ジオパーク認定を見据えた今後の方向性を会員に示し、関連して一度打ち切った南紀熊野ジオパークガイド新規育成の再開を盛り込んだ事業計画案を承認するなどして初動を固めた。

 この協議会は、南紀熊野ジオパーク振興の中核組織として県や関係9市町村と関係諸機関・団体で結成。本年度の通常総会はコロナ禍の情勢を鑑み、串本町潮岬にある同センター内に感染症予防を考慮したサテライト拠点を置き遠方の会員をウェブ会議システムでつないで審議の場を整えた。

 当日は会員42人中31人が出席し11人が議長委任を提出。会長の仁坂知事はコロナ禍にあって同センターの教育活用が活発な状況や取り組みの高まりを期して3月に和歌山大学と連携協定を締結したことを報告し、「世界ジオパークとするためにはさらに実力を高めなければならない」と思いを掲げてあいさつ。和大を代表してアドバイザーに加わった伊東千尋学長が大学の持ち味を生かして盛り上げに協力したいという思いを掲げて会員との歩み寄りを深めた。

 東センター長は海洋研究開発機構特任技術統括を務め、同協議会のアドバイザーも務める人材。非常勤待遇での起用で、「地元が楽しんで豊かになる状況を世界に知らしめることに頑張りたい」と将来ビジョンを掲げ、前任から引き継いだ世界ジオパーク認定を目指す上での課題に対する見解、世界ジオパークや日本ジオパークの最近の傾向を踏まえて南紀熊野ジオパークや同パークセンターが果たすべき役割を論じて「できるのかではなく、話し合い汗をかきたいと思う」と同調を求めた。

 議事では前年度と本年度の事業関連諸議案を審議し承認。前述した同ガイド新規育成の再開により数と活動領域を国際的に通用する域まで増強し、世界認定に向けた弾みをつける方向性を新たに宿すことになった。その他、環境省近畿地方環境事務所が吉野熊野国立公園内におけるジオ事業の前年度実績と本年度の予定を報告し、それらの情報共有を図って終了した。

(2021年4月29日付紙面より)

感染症予防のためオンライン形式で開かれた本年度通常総会=27日、南紀熊野ジオパークセンター
着任あいさつを兼ね今後の方向性を示した東垣センター長
2021年04月29日
4 「安堵感を与えられたら」
 千鳥会が会員に支援金配布  (新宮市 )

 新宮市の町内会・千鳥会(濱優治会長)は、20日から数日かけて、新型コロナウイルス感染症の支援策として町内会67世帯に対し支援金5000円を配布した。

 長期化し、先の見えない不安に多くの人がストレスを抱えている新型コロナウイルス感染症。25日からは3回目となる緊急事態宣言が東京都・大阪府・京都府・兵庫県に発出されるなど、終息のめどはいまだ立ちそうにない。

 同町内会では、最初の緊急事態宣言が発令されていた昨年5月、「会員のために何かできないか」と一足早く独自の支援を決定。町内会員に対し現金1万円を支給した。

 このたびの支援については「コロナの時代をいかに乗り越えるか。コロナ終息に向け、町内会の存続を考えた」と濱会長。コロナ禍で役員が集まることも困難な中において、電話などで協議を重ねたという。

 支援金には町内会の予備費を充当。「少しでも安堵(あんど)感や喜びを与えられたら」との思いを込め、役員らが会員宅を一軒一軒訪ねて支援金を手渡した。なお、同町内会では昨年、災害対策として古くなった街路灯を撤去し電柱に新たに電灯を取り付ける工事を実施。工事は維持管理費の低減にも一役買っているという。

 支援金を受け取った町内会員の佐藤輝子さん(71)は「新しい電灯も支援金もありがたく、町内会のみんなが喜んでいる。心強く感じています」と笑顔。

 濱会長は「有事の時にどう気遣えるかが大事。共助の気持ちこそ町内会の在り方では。町内会の皆さんには健康で笑顔でいてくれたら」と話していた。

(2021年4月29日付紙面より)

会員に支援金を手渡す濱優治会長(右)=新宮市徐福
2021年04月29日
5 おかはな農園が優勝
 第165回職場対抗ボウリング大会  
2021年04月29日
6 那智勝浦町花火大会が中止  新型コロナ感染拡大防止のため  
2021年04月29日
7 建学の精神に立ち返る日に  近大新宮教職員が墓参り  
2021年04月29日
8 1位に松本武則さん  写連新宮支部4月例会  
2021年04月29日
9 3人が藍綬褒章を受章  令和3年春の褒章  
2021年04月29日
10 早朝から中曽公園で草刈り  讃寿会がボランティアで  (紀宝町 )
2021年04月29日
11 楽しく絵本に触れる  「紀宝はぐくみの森」で社会見学  (成川保育所 )
2021年04月29日
12 高学年が田植えを体験  地域の協力を得て2年ぶりに  (神内小 )
2021年04月29日
13 122組244人が40ホールで対戦 本年度会員交流ペア大会 (串本町)
2021年04月29日
14 一品物求める人でにぎわう  サンゴ台で「手作り五人展」  (串本町 )
2021年04月29日
15 住崎に海中こいのぼり設置  串本盛り上げの思い込めて  (串本ダイビング事業組合 )
2021年04月29日
16 4年後の春への期待高まる  すさみ串本道路予定公表で  (串本町 )
2021年04月29日
17 お悔やみ情報
  
2021年04月25日
18 色川茶畑が降霜により打撃
 県内各地でも被害  (那智勝浦町 )

 「こんなことは10年に1回くらいではないか。収穫量はどうしても落ちてしまう」―。そう話すのは那智勝浦町熊瀬川にある農事組合法人両谷園の岡洋祐代表だ。10日早朝、一番茶収穫前の色川地域で発生した降霜(こうそう)によって両谷園のメンバーや取り引きする生産者の茶畑の茶葉に枯死(こし)被害が相次いだという。

 両谷園は同地域在住の榎本静夫さんが1983年に無農薬の茶の栽培を行う自園自製の茶工場を創設。一番茶を使った「上ほうじ茶」や「ほうじ茶」、「大雲取」などの煎茶が町内外から人気で、個人やスーパーなどに販売している。

 当日、被害に気付いた岡代表らは茶畑各所を回り状況を確認。その後、メンバーらで被害に遭い変色した箇所や良い葉も含めて枝をそろえることで木の成長を合わせる整枝を行った。

 被害を調査した東牟婁振興局では、今年は暖かく例年より木の成長も早かったことから新芽に霜の被害が出たと見解を示した。

 和歌山県農林水産部によると、10日の降霜によって県内では同町に加え、白浜町日置川の茶に新梢(しんしょう)しおれや枯死が。さらに梅では、田辺市と上富田町で果実陥没、傷果(しょうか)、落果、新梢しおれの被害が発生しているという。21日現在、県内全体で被害面積が84・5㌶、被害総額が8022万1000円と報告されている。

 同部職員は「2010年に霜の被害は発生しているが、近年は今回のような被害はなかった。適正な温度管理のために暖かい空気を防霜ファンなどで送ることが対策となる」。

 岡代表は整枝を終えた茶畑を見つめ「われわれも含め生産者の方々にとって1年かけて育てた木なのでショックは大きいと思う。自分たちが行った方法が木にとって正しいかはまだ分からない。木をリセットした形となった。品質が落ちなければありがたい」と語った。

(2021年4月25日付紙面より)

降霜被害があった色川地域の茶畑=21日、那智勝浦町熊瀬川
変色した茶葉
2021年04月25日
19 「県民へのお願い」内容変更
 緊急事態宣言発出を受け  (和歌山県 )

 和歌山県は23日、東京都・京都府・大阪府・兵庫県に「緊急事態宣言」が発出されたことを受け、「県民の皆様へのお願い」の内容を見直した。

 3度目の発令となる緊急事態宣言。期間は25日から5月11日(火)まで。また、「まん延防止等重点措置」を実施すべき区域に愛媛県が追加された。

 これを受け、和歌山県は「大阪府、兵庫県、京都府、東京都、埼玉県、千葉県、神奈川県、愛知県、宮城県、沖縄県への不要不急の外出を控える」の項目に愛媛県を追加。「政府対策本部が『まん延防止等重点措置』の区域を指定している期間」を「政府対策本部が『緊急事態措置を実施すべき区域』等を指定している期間」に変更した。

 県では引き続き▽カラオケ・ダンス等の大規模な催しへの参加を控える▽在宅勤務(テレワーク)の積極的な活用―などを呼び掛けている。

(2021年4月25日付紙面より)

2021年04月25日
20 大水害から10年、念願の高台完成
 テープカットで竣工祝う  (紀宝町鮒田 )

 2011年の紀伊半島大水害から今年で10年。相野谷川の氾濫により甚大な被害を受けた紀宝町鮒田地区の高台に一時避難場所が完成し、23日に竣工(しゅんこう)式が行われた。避難場所(約850平方㍍)は海抜20㍍に位置し、今後は鮒田区、鮒田自主防災会と町が連携を深めながら消防車庫の設置など整備計画を進めていくという。

 式では西田健町長、東口高士・鮒田区長、国土交通省近畿地方整備局紀南河川国道事務所の川尻竜也所長、町議会の向井健雅議長、萩野進也・総務産業常任委員長がテープカットし、竣工を祝った。

 西田町長は、当時の被害を振り返り「人の命が一番を基本に、安全安心な町づくりに取り組む」とあいさつ。東口区長は高台整備に感謝し「町では日本で最初のタイムラインを策定し、鮒田区でも生活タイムラインをつくった。これからもこの地区で防災の取り組みを頑張りたい」と述べた。

 大水害時、鮒田地区は約13㍍浸水し、家屋の全壊が4棟、大規模半壊が127棟、半壊が41棟、土砂による全壊1棟など181棟が被害を受けた。区では水害を教訓に2018年、高台用地を確保。熊野川で掘削した土砂を活用して紀南河川国道事務所が整備し、今年3月末に完成した。

 想定を超える浸水に備え、一時避難場所より高い海抜60㍍の地点にも避難場所を整備した。

(2021年4月25日付紙面より)

テープカットで一時避難場所の竣工を祝う=23日、紀宝町鮒田
2021年04月25日
21 未成年飲酒防止訴える
 新宮小売酒販組合らが街頭啓発  

 新宮小売酒販組合(辻良治理事長)などは23日、新宮市佐野のスーパーセンターオークワ南紀店で未成年者飲酒防止・飲酒運転撲滅キャンペーンの街頭啓発を実施した。組合員ら約20人が買い物客らにチラシとティッシュを配った。

 毎年4月は「未成年者飲酒防止強調月間」。和歌山県全体では2000年から、新宮組合では1993年から街頭キャンペーンを実施している。

 国税庁では20歳未満の者が飲酒をしてはいけない理由について▽脳の機能を低下させる▽肝臓をはじめとする臓器に障害を起こしやすくする▽性ホルモンの分泌に異常が起きるおそれがある▽アルコール依存症になりやすくなる▽20歳未満の者の飲酒を禁ずる法律(未成年者飲酒禁止法)がある―を挙げている。

 この日、同組合以外に参加したのは、新宮市立少年相談センター、新宮料理飲食業組合、フランチャイズチェーン協会、(株)オークワ、紀南酒造組合などの皆さん。

 啓発活動は、ソーシャルディスタンスの確保や手指消毒、「なるべく声を発さない」などの新型コロナウイルス感染症対策を講じた上で実施。

 辻理事長の開会宣言の後、マスクと手袋を着用した参加者らは「飲まへん、売らへん、勧めへん」「二十歳未満の飲酒は法律で禁止されています」「年齢が確認できない場合は、新宮小売酒販組合加盟店は酒類の販売はいたしません」とエンドレステープが流れる中、買い物客らに啓発物資を渡した。

 強調月間に当たり、辻理事長は「未成年者はまだ体ができていないため辛抱いただきたい。お酒は二十歳になってから楽しんで」と呼び掛け。

 新型コロナの影響で規模縮小となった啓発活動や、小売店や飲食業など多くの事業者が長引くコロナ禍により売り上げ減などにあえぐ現状に対し「多くの事業者が苦労していると思う。コロナが終息し、みんなでワイワイとお酒を楽しめる日が早く来れば」と話していた。

(2021年4月25日付紙面より)

買い物客らに未成年飲酒防止を訴える=23日、新宮市佐野のスーパーセンターオークワ南紀店
2021年04月25日
22 矢渕中、紀宝柔道会が活躍
 松阪市スポ少交流柔道大会  
2021年04月25日
23 優勝は久司雅代さん
 なちかつGGCクラブ大会  
2021年04月25日
24 玉置裕さんが新委員長に  千穂第一地区福祉委員会が総会  (新宮市 )
2021年04月25日
25 自費PCR検査に助成  紀宝町が上限1万円を  
2021年04月25日
26 紫と白の競演を期待  フジの花が新緑に映える  (那智勝浦町南平野 )
2021年04月25日
27 きれいなお花がいっぱい  丹鶴幼稚園がお散歩  (新宮市 )
2021年04月25日
28 お悔やみ情報
  
2021年04月18日
29 町長選、田嶋勝正さんが4選
 町議選は13人の新議員決まる  (串本町 )

串本町長選挙 4月18日21時52分確定



当落得票数候補者名年齢党派現元新
5,934田嶋 勝正62
3,430小野  恵69


当日有権者数 13,617人

投票者数 9,634人

投票率 70.75%

  □     □

串本町議会議員一般選挙 4月18日23時30分確定【定数13】



当落得票数候補者名年齢党派現元新
1,158清水健太郎43
835吉村聡一郎50
818北地  稔64
711角   寛65
672水口  崇62
626芝山 定史64
579鈴木 幸夫69
555長脊  守70
552五十川清紀72
507島野  靖52
476仲江 孝丸63
458橋爪 和雄65
383沼谷 美次77
365末永  潔69
349松下 修巳66
293尾﨑  公70
202西尾 寿夫80


当日有権者数 13,617人

投票者数 9,634人

投票率 70.75%


2021年04月18日
30 甘~い「まりひめ」堪能
 太田小児童がイチゴ狩り  (那智勝浦町 )

 那智勝浦町立太田小学校(上地巳奈子校長)の全校児童20人は16日、イチゴ狩りで同町中里の太田農園を訪れ、甘く実った「まりひめ」をおなかいっぱいになるまで堪能した。

 同農園の太田美保さんが地元の子どもたちを招いて実施している恒例行事。昨年は新型コロナウイルス感染症の影響で中止となっていたため、児童にとっては2年ぶりのイチゴ狩りとなった。

 太田さんは「甘いイチゴを見分けるポイントは、へたの近くが白く割れていること」と説明。児童はミニバケツを片手にハウスへ駆け出し、真っ赤に実ったイチゴを収穫してかぶりついた。最後は家族への土産分を収穫。花の構造やミツバチを使った受粉について学ぶ姿も見られた。

 この日は児童会(仲地主琉会長)による1年生歓迎会もあり、じゃんけん鬼ごっこやじゃんけんピラミッド、だるまさんが転んだをして一緒に遊んだ。1年生4人は名前と好きなものを発表し、「よろしくお願いします」とはにかんだ。

 仲地眞洋君(1年)は「イチゴがたくさん食べられて楽しかった。何個食べたかは覚えていない。小学校の上級生はみんな優しい」と話していた。

(2021年4月18日付紙面より)

真っ赤なイチゴを収穫=16日、那智勝浦町中里
じゃんけんピラミッドで遊ぶ=同日、那智勝浦町立太田小学校
2021年04月18日
31 鳴子響かせよさこい練習
 くろしお児童館で開講  (新宮市 )

 新宮市佐野のくろしお児童館で15日、よさこいソーラン教室が始まった。小学生9人が参加し、鳴子を響かせて練習に汗を流した。

 同館で10年以上続く教室。子どもたちに楽しく汗を流してもらおうと企画され、当時よさこいチーム「ハレヤMISAKI」に参加していた前田優香さんを招いて始まった。

 毎年4月に開講し、黄色いTシャツをトレードマークに新宮秋まつりや佐野柱松、南紀海彩まつりなどに出演。昨年度は新型コロナウイルス感染症のため活動を休止していたが、感染対策を取りつつ9月に開講し、月2回練習に励んできた。

 初回のこの日は新メンバー4人を迎え、GreeeeNが歌うみんなでよさこいプロジェクト総踊りテーマソング「この地へ~」の練習に取り組んだ。鳴子の握り方やステップ「ランニングマン」を覚えた後は、早速振り付けの練習に入っていた。

 前田さんは「テンポも速くなく、誰でも踊れる曲を選んだ。新型コロナの再拡大で先は見えないが、子どもたちも一生懸命練習しているので、どこかで発表する場があればと思う」と話していた。

 同館では現在もよさこいソーラン教室の参加者を募集している。問い合わせは同館(電話0735・31・9640)まで。

(2021年4月18日付紙面より)

「この地へ~」の振り付けを覚える=15日、新宮市のくろしお児童館
2021年04月18日
32 3市町の消防団を代表して
 県消防操法大会に向け訓練  (紀宝町消防団 )

 7月11日(日)に開催される三重県消防操法大会に出場する紀宝町消防団(逢野統一団長)の団員5人が9日から訓練を開始した。

 消防団員の技術向上と士気高揚を図るため、各消防団がいかに早く正確にポンプの放水を行うかを競う大会。2年に1度、鈴鹿市の県消防学校で開催され、優勝団は全国大会に出場する。昨年は新型コロナウイルスの影響で中止となり、今年の開催に至った。

 熊野市、御浜町、紀宝町の消防団で組織する県消防協会紀南支会の代表として持ち回りで出場しており、紀宝町は7年ぶりとなる。

 メンバーは石垣佳祐さん、木山裕就さん、山本康人さん、瀧之上修平さん、上地悠太さんで小型ポンプ操法に出場する。

 訓練は毎週2~3回、紀宝町井田の熊野市消防本部紀宝分署で行う。同分署の小田敏雄・分署長らが指導し、団員は訓練礼式の習得に励んでいる。5、6月は大会に向けてポンプと資機材を使った訓練に取り組む。

 逢野団長は「3市町の代表としてベストを尽くすために、けがや事故がないよう頑張ってもらいたい」と話していた。

(2021年4月18日付紙面より)

礼式訓練に取り組む消防団員=14日、紀宝町井田の熊野市消防本部紀宝分署
2021年04月18日
33 「くまの学通信」を発行  熊野学研究委員会  
2021年04月18日
34 不正大麻・けし撲滅運動  厚労省と県などが連携し  (6月末まで )
2021年04月18日
35 一人で抱え込まず相談を  児童家庭支援センターきしゅう  (御浜町 )
2021年04月18日
36 緩やかに斎行、春の例大祭 熊野本宮大社 
2021年04月18日
37 次の4年の担い手誰に?  18日、いよいよ投開票へ  (串本町長選・町議選 )
2021年04月18日
38 お悔やみ情報