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2021年03月30日
1 歴史回顧する模型絵図
 大洋捕鯨の第三文丸  (太地町 )

 「昭和弐拾五年 大洋捕鯨 南氷洋ニ決死ノ出漁記念 第三文丸 上家幸男」と記された額の中には氷が浮かぶ海とクジラが描かれており、捕鯨船の模型が一体となっている。捕鯨の歴史を回顧できる「模型絵図」を所有するのは太地町森浦にある㈲紀南水産代表取締役の漁野親行さん。漁野さんは「懐かしい。久しぶりに見たが、細かく作られていて立派」と笑顔で話した。

 この模型絵図の元の所有者は漁野さんのおじで、大洋捕鯨株式会社(現・マルハニチロ)が操業していた第三文丸で機関長を務めていた故・上家幸男さんだ。

 この模型絵図がいつ作られ、どのような形で幸男さんの手に渡ったかは不明で、親族でさえも当時の詳細を知る人はいないという。

 漁野さんによると、模型絵図は幸男さんの父、故・金一さんが同町で経営していた理容店に飾っていたもので、金一さんの死後は自宅で保管されていた。そして先日、模型絵図を見つけた幸男さんの息子がいとこである漁野さんに譲渡した。

 模型が理容店に飾られていたことなどを記憶しているという同社工場長の松岡妙子さんは「初めて見ると集中して見てしまうのでは。ぜひ、お買い物やお立ち寄りいただいた際は模型を見ていただけたら」。

 また、保護の観点から模型絵図を覆う額を同町で工務店を営む坂下行平さんが好意で作成した。

 漁野さんは「友人が額を作ってくれた。さらには店に飾れるようにしてくれるのでありがたい」と感謝。

 模型絵図については「おじさんは40年ほど南極海で船に乗っていたのでその記念にもらったものだと思う。精巧に作られているので当時の情景が浮かんでくるよう」と語った。

(2021年3月30日付紙面より)

当時の捕鯨の様子を伝える模型絵図=19日、太地町の㈲紀南水産
2021年03月30日
2 広島・森浦投手(新宮市出身)がプロ初登板
 1回無失点で初ホールド  

 新宮市出身でプロ野球広島の新人、森浦大輔投手(22)が27日、マツダスタジアム(広島市)で行われた開幕2戦目の対中日2回戦でプロ初登板を果たし、1回無失点に抑えた。試合は広島が4―1で勝利し、初のホールドも記録した。

 森浦は最速148㌔のストレートとスライダー、チェンジアップ、カーブが武器の左腕。天理大からドラフト2位で入団し、キャンプ中から実戦6試合連続無失点の成績を収めて開幕1軍をつかみ取った。

 試合では、広島が3点リードの七回表に2番手として登板し、公式戦初球はストレートで勝負した。スライダー、カーブも織り交ぜながら打者6人と対戦し、先頭の5番・平田を右飛、6番・京田を投ゴロで抑えた後、3四死球を与えて2死満塁のピンチを迎えたが、1番・大島をストレートで二ゴロに打ち取り、無失点で切り抜けた。

 この日、森浦は最速144㌔をマーク。ホールドも記録し、チームの勝利に貢献した。共同通信によると「何とか踏ん張れてよかった」とコメントした。

 初登板をテレビで観戦した父の孝二さん(52)は「いつものように丁寧に投げてほしいと思っていた。マウンドで緊張しているように見えましたが、広島ファンの皆さんの応援がうれしかった。三つ目のアウトを取ったときはうれしくて、ほっとしました」と笑顔を見せた。

 報告を受けた田岡実千年市長は「早くも開幕2試合目の登板に驚きました。大変な緊張だったでしょうが、大きな自信になったと思います。これからは広島カープの試合から目が離せません」。

 伯父の孝征さん(55)は「ピンチの場面でも、しっかり抑えたことに『よく頑張った!』と言いたい。映像で目にしたベンチに戻ったときの安心した表情が印象的でした。この日はプロとしての第一歩。けがをしないように気を配り、息の長い選手に成長してほしい」と目を細めていた。

  □     □

■2試合連続ホールドを記録



 森浦は翌28日の対中日3回戦(マツダスタジアム)でも登板し、1回無失点で2試合連続のホールドを挙げた。

 七回表、0―0の緊迫した場面で森浦が2番手としてマウンドに上がった。先頭の6番・京田に初めて安打を許すと、7番・木下拓の犠打で1死二塁に。8番・根尾から初の三振を奪った。9番の代打・福留には暴投と四球で2死一、三塁とピンチを広げたが、1番・大島を一ゴロに打ち取って無失点に抑えた。

 この日の森浦は1回20球を投げて被安打1、奪三振1、与四球1、失点0だった。

 試合は0―0で九回規定により引き分けとなった。

(2021年3月30日付紙面より)


2021年03月30日
3 コロナの早期終息祈る
 規模縮小し稲荷社大祭  (那智勝浦町 )

 天満稲荷講(久司博嗣講長)は28日、那智勝浦町天満の圓心寺(大橋正道住職)境内にある若宮稲荷大明神で春季大祭を営んだ。今年は新型コロナウイルスの感染拡大防止の観点から規模を縮小して式典のみを執り行った。

 祭りは例年餅まきが盛大に行われ、多くの住民でにぎわっている。今年は役員や関係者11人が参列し、はじめに金比羅大権現と秋葉山大権現で参拝した。

 その後、一同は裏山にある若宮稲荷大明神に手を合わせてコロナ終息や区民の健康家内安全、商売繁盛を祈った。

 久司講長は「厄払いや家内安全はもちろんだが、今は多くの方々がコロナで困っている。第4波が来ないことや、早期の終息、元の生活に戻れることを一生懸命祈願しました」と語った。

(2021年3月30日付紙面より)

区民の多幸が祈願された=28日、那智勝浦町の圓心寺
2021年03月30日
4 地域の安心安全に寄与
 熊野川第2・3分団に新車両配備  (新宮市 )

 新宮市消防本部で28日、消防団消防ポンプ自動車と小型ポンプ積載車の引渡式があった。ポンプ自動車は熊野川第3分団(音川消防コミュニティーセンター)に、小型ポンプ積載車は熊野川第2分団(小口消防コミュニティーセンター)に配備される。

 新車両の導入は老朽化に伴う更新整備で、整備事業費は2台合わせて2450万円。前回の整備以降、小口ポンプ車は22年、音川ポンプ車は19年が経過していた。

 第2分団に配備された車両は、軽自動車でありながら、水利部署から消火活動に必要な資機材を全て積載。コンパクトなサイズを生かし、狭い道路や消火栓の乏しい地区で迅速な消火活動を実施することができる。小型ポンプは毎分約500㍑の放水性能を有している。

 第3分団の消防ポンプ自動車には「e―モニタ」を搭載し、危険なポンプの操作に対応した安全機能が充実。自動化を取り入れることにより機関員の負担を軽減。簡単で安全・確実・迅速な操作が可能となっている。後方確認用バックモニター、ドライブレコーダーも配備されている。

 引渡式では、越水薫消防長が「今後も訓練に励んでいただき、消防職・団員一丸となって地域住民の安心と安全を守るためによろしくお願いします」と協力を呼び掛けた。

 竹内由定消防団長は「いざ火災が発生したときには、車を有効に活用いただき早期の火災鎮圧・鎮火に努め、熊野川地域の住民の安心と安全に寄与していただきたい」とあいさつ。各分団長にレプリカキーを渡した。

 第2分団の佐野健一分団長は「狭い所や谷沿い、山の中でも機敏に動ける。有効的に使える」。第3分団の中瀨好分団長は「気持ち新たにさまざまな災害に対応できるように頑張りたい」と話していた。

 熊野川町では昨年1件の建物火災が発生した。

(2021年3月30日付紙面より)

消防本部で車両の引渡式があった=28日、新宮市
2021年03月30日
5 串本古座、近大新宮が勝利で終える
 紀南十高校春季野球リーグ戦  
2021年03月30日
6 新宮高男子Aが優勝
 新宮弓友会主催の月例射会  
2021年03月30日
7 経験を生かし今後に
 山本君、吾妻君が関西支部対抗戦出場  (和歌山南紀ボーイズ )
2021年03月30日
8 事業継続給付金の申請始まる  県議会2月定例会で可決  (和歌山県 )
2021年03月30日
9 「ありがとう、また来てね」  にっぽん丸が入港  (新宮市 )
2021年03月30日
10 災害時の適切な手当てを学ぶ  二区が消防職員招き講習  (那智勝浦町 )
2021年03月30日
11 1位に野中誠一さん  写連紀南支部3月例会  
2021年03月30日
12 シャガの花が咲き始める  那智勝浦町の大門坂  
2021年03月30日
13 6チーム対抗で交流  中央児童館であそび大作戦  (新宮市 )
2021年03月30日
14 地域の史跡を大切に  丹鶴城公園で清掃奉仕  (新宮ユネスコ協会 )
2021年03月30日
15 交通マナーの徹底を図る  春の全国交通安全運動方針を確認  (南郡交通安全対策協 )
2021年03月30日
16 感謝を胸に新生活へ  紀宝町立全保育所で修了式  
2021年03月30日
17 町消防団の3人が受章  消防庁長官表彰の伝達式  (紀宝町 )
2021年03月30日
18 各所で受信感度を確認  デジタル無線の通信訓練  (紀宝町消防団 )
2021年03月30日
19 県道のカーブミラー清掃  会員有志5人が池野山で  (古座川町新風会 )
2021年03月30日
20 令和3年第1回定例会一般質問③  串本町議会  
2021年03月30日
21 宙ツーリズムなど事前説明  観光関係各団体の代表者に  (県熊野南紀連盟 )
2021年03月30日
22 お悔やみ情報
  
2021年03月06日
23 一般会計は36億3000万円 新年度当初予算案を発表 (太地町)

 太地町は4日、町公民館で三軒一高町長や幹部職員らが会見を開き、令和3年度当初予算案を発表した。新年度の一般会計は36億3352万9000円で前年度より9億899万5000円(33・4%)増となった。

 予算案では昨年度に引き続き新型コロナウイルス感染拡大防止対策事業を実施しながら、地域振興に取り組み、まちづくりを進めていく方針だ。

 本年度は(仮称)国際鯨類施設(以後、同施設)の本工事に着手。同施設は鉄骨造一部木造(一部2階建)で、敷地面積が2万3854平方㍍、延べ床面積が1895・46平方㍍。令和3年5月に工事発注し、翌4年3月に完成予定。同年10月から業務を開始する見込み。

 町では同施設を拠点として、鯨類研究の先進地を目指すとともにクジラ文化を継承し、新たなクジラとの関わり方を示していくという。

 三軒町長は同施設について、町が目指す30年計画の中核となる施設と主張。完成後は国際会議開催も視野に入れているとし、「住民も入ることのできる環境に配慮した施設にしたい」と語った。

 そのほか▽ごみ処理を外部委託し運営方法が変わる清掃センター改修整備事業▽駅前広場整備事業▽町営じゅんかんバスとフリー乗降バスの車両購入▽コロナワクチン接種などの予防接種事業―などを盛り込んでいる。

 予算案は10日(水)開会の町議会に上程する。

  □     □

■歳入



 大型事業の財源として県支出金、町債が大幅に増額。県補助金は同施設建設に係る補助金5億円の計上などで、前年度比558・4%増の5億9713万1000円となった。町債は同施設や清掃センターの整備に係る大型事業により、4億6290万円(前年度比75・4%)増の10億7650万円。

 町税は前年度並みの2億781万3000円で、国庫支出金は1億3700万2000円(同44・3%)減の1億7199万8000円となった。これは前年度の冷凍施設建設に係る事業補助金の計上が要因。町税などの自主財源は18・68%(6億7875万円)、地方交付税などの依存財源は81・32%(29億5477万9000円)。

  □     □

■歳出



 歳出全体を占める投資的経費の割合が43・8%と最も多く、前年度と比較して7億9516万7000円(同99・6%)増の15億9337万6000円となった。主な事業として総務関連で同施設整備事業、森浦湾周辺整備事業、駅前広場整備工事などで、町内の移動手段確保のためのじゅんかんバスの車両購入事業を計上。

 衛生関連では清掃センター整備事業、水道事業会計では配水管敷設工事の一般会計負担分の出資金、農林水産関連では太地漁港機能保全事業や向嶋船揚場改修工事。商工関係では夏山園地整備事業を行う。さらに、インフラ整備などの事業も実施する。

(2021年3月6日付紙面より)

新年度予算について記者発表が行われた=4日、太地町立公民館
2021年03月06日
24 305件の嘆願書集まる
 事業者有志らが田岡市長に提出  (新宮市 )

 新宮市の事業者有志らは4日、新宮市役所を訪れ、新型コロナウイルス感染症拡大で影響を受けた困窮事業者に対して支援を要望する嘆願書を提出した。集まった嘆願書は305件。運転代行南紀の山縣真二代表と山崎酒店の山﨑聡光代表取締役から嘆願書を受け取った田岡実千年市長は「厳しい現状を改めて理解した。現実を重く受け止めたい」と述べた。

 新型コロナウイルス感染症収束のめどが立たない現状において、国や県、各自治体は給付金や補助制度などの対策を講じているものの、長引くコロナ禍で多くの事業者が売上減や遠のく客足に悲鳴を上げている。

 また、「第3波」の襲来や緊急事態宣言の再発出、新宮保健所管内や近隣自治体の感染者確認などの影響で、県民・市民に対する不要不急の往来や宿泊、集団での飲食などの自粛が継続して喚起されている。

 市では消費の拡大を図ることを目的に、昨年から今年2月にかけて「新型コロナウイルス感染症対策プレミアム付共通商品券」を発行したが、購入者数は市民の約62%にとどまっている。

 嘆願書は、苦境にあえぐ飲食業界や観光関連事業者、その関連事業者をはじめとした各業種の小売店事業者などに対し、事業継続と従業員の雇用を守るために市独自の支援金の給付による支援の早期実施を求めるもの。

 この日、嘆願書を届けた有志4人は、持続化給付金の要件である「前年同月比で事業収入が50%以上減少した月があること」に該当しない事業者が多い現状を報告。「30、40%の売上減少は深刻な水準。コロナの情勢が落ち着くまでの間、しのげるかに関わってくる」と訴えた。

 また、プレミアム付共通商品券について「本当に困窮している人は購入も困難」「使用期限最終日には駆け込み消費による市内の活性化が見られた。使用期間を短縮しては」などと意見。「今は真綿で首を絞められている状態。長引けばもたない人は多くいる。市の財政も厳しいと思うが、早急な支援を」と求めた。

 田岡市長は「多くの人の悩みの声を頂いた。嘆願書の一人一人の名前に目を通し、どこまでできるか分からないが施策を検討していきたい」と伝えた。

(2021年3月6日付紙面より)

有志らが田岡実千年市長(中央)に嘆願書を手渡した=4日、新宮市役所
2021年03月06日
25 五輪選手に体育指導受ける
 オンライン授業で3校児童  (古座川町 )

 古座川町立の3小学校で1日、同時参加のオンライン授業があり2012年ロンドンオリンピック男子400㍍ハードル出場選手・舘野哲也さんからじかに体育指導を受ける機会を得た。

 同町観光協会が教育支援として、昨年12月実施の中学生対象授業「JALによるキャリア教育」と対で同町教育委員会へ提案した小学生対象授業を活用した取り組み。

 当初は舘野さんに来町してもらう方向で調整を進めてきたが、新型コロナウイルス感染症拡大の第3波や、それに伴う緊急事態宣言の発令で実現の機会が得られず。他方、コロナ対策の一環で整備急進中のオンライン教育環境を活用すれば対面に近い形で授業ができるのではと考え、その方向で調整を詰め直した。

 導入して間もない最新鋭の電子黒板をモニターとして使い、ウェブ会議システムで高池小の4年生と5年生、明神小と三尾川(みとがわ)小の全校児童がそれぞれの学校から同授業に参加。モニター越しで舘野さんとじかにコミュニケーションを取りながら45分間、運動をするときに意識すると良い事柄を実際に運動して実感しながら教わるなどした。

 中学校対象授業もオンライン授業の形を取ったが、この時は同時参加ではなく学校ごとの実施で、パソコンを液晶テレビにつないで画面を拡大。今回はさらに大画面で見やすい電子黒板を用い、同システムで複数校が同時参加できる状況とするなど、オンライン授業環境を駆使するノウハウを積み上げつつトップアスリートとじかに接する経験を児童へ届ける形となった。

(2021年3月6日付紙面より)

モニター越しに舘野哲也さんとコミュニケーション=1日、古座川町立高池小学校
2021年03月06日
26 コロナワクチン接種の相談を
 役場1階に窓口を設置  (那智勝浦町 )

 那智勝浦町は5日、役場1階会議室(期日前投票時に使用する場所)に町民を対象とした「新型コロナウイルスワクチン接種相談窓口」を開設した。ワクチン接種について電話または直接、相談ができる。月~金曜日の平日午前9時から午後5時まで。祝日は除く。

 同町は1月18日に福祉課、総務課、町立温泉病院、町消防本部で構成される「新型コロナウイルスワクチン接種対策室」を組織。これまでに3回会議を開き、各課の情報共有やワクチン接種に関する検討や確認を行ってきた。

 今回設置した相談窓口では▽町民が抱えるワクチンについての疑問や不安の解消▽予約の受付について▽開始時期―などワクチンに関する全般の相談を、直接または電話で応じる。

 同町によると、現時点での接種時期は未確定だが、4月下旬からの実施を予定しているという。接種方法は体育文化会館での集団接種や各医院(町立温泉病院含む)での個別接種が検討されており、準備が整い次第、町民に広報していくとしている。

 榎本直子福祉課長は「ワクチン接種について不安や疑問があれば電話やご来庁の際にお気軽にご相談ください。接種のスケジュールが決まり次第、順次お知らせいたします」と話している。

 ワクチン接種に関する問い合わせは相談窓口(電話0735・29・6137)まで。

(2021年3月6日付紙面より)

コロナワクチン接種に関する相談窓口の開設準備が進められた=4日、那智勝浦町役場1階会議室
2021年03月06日
27 友との絆をより深く  6年生が那智黒石産地に卒業遠足  (成川小 )
2021年03月06日
28 広報きほう12月号が特選に  県広報コンクール広報紙部門  (紀宝町 )
2021年03月06日
29 災害時の通信手段を確保  NTTと特設公衆電話の協定  (紀宝町 )
2021年03月06日
30 令和3年度予算大綱③  新宮市・田岡実千年市長  
2021年03月06日
31 円滑なワクチン接種目指し  集団接種会場設営確認を実施  (那智勝浦町 )
2021年03月06日
32 誓い新たに25人卒業  新宮市医師会准看護学院  
2021年03月06日
33 学生給付や商品券発行など  新型コロナ交付金活用事業  (古座川町 )
2021年03月06日
34 町長選・町議選とも定数超  立候補予定者説明会実施  (串本町選挙管理委員会 )
2021年03月03日
35 楽しんでもらう環境願う
 熊野川川舟下り今季始動  

 川の参詣道として世界遺産に登録されている「熊野川」を巡る今季の川舟下り定期乗合便が2日から始まった。乗客3人を乗せた第1便が、語り部の吉川安子さんたちとともに新宮市熊野川町田長(たなご)の河原から出航した。

 川舟下り事業は2005(平成17)年9月にスタートした。最も乗客が多かったのは07(平成19)年度の5670人。昨年度は2872人だった。本年度は新型コロナウイルスの影響もあり、昨年4月14日から5月末まで休業。特に年間を通して約半数を占めるインバウンド客を集客できなくなったことが大きな痛手となり今年2月末で1048人となっている。

 運航開始前には川舟のお清めが行われ、吉川さんや熊野川川舟センター職員らに説明を受けながら、参加者がお神酒で船を清めていった。

 同センターの大濵孝之さんは「第1便を見送り、シーズンが始まった喜びを感じています。昨年はコロナ禍でできない日々が続いていたので、早くコロナが終息しお客さんに楽しんでいただける環境が戻るよう願っています」と話していた。

 川舟下りの乗船料金は大人4300円、4歳~小学生が2000円、団体割引(10人以上)が1人3900円、定期乗合便の貸し切りは1隻3万9000円、それ以外の時間(応相談)の場合は1隻4万9000円となっている。4歳未満は乗船不可。定期乗合便は12~2月を除き、午前10時からと午後2時30分から運航している。問い合わせ・申し込みは、熊野川町田長の熊野川川舟センター(電話0735・44・0987)まで。

(2021年3月3日付紙面より)

手を振る乗客を乗せ出発した第1便=2日、熊野川町田長
2021年03月03日
36 263人が思い出胸に 規模縮小して卒業式挙行 (木本高校、紀南高校)

 県立木本高校(松本徳一校長)と紀南高校(森典英校長)で1日、本年度の卒業証書授与式があった。新型コロナウイルスの影響で学校生活が制限された一年になったものの、両校の計263人は感謝と希望を胸に未来への歩みを進めた。例年、在校生が見送っているが、昨年に続き感染予防のため規模を縮小して挙行した。

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■木本高校



 木本高校では188人(普通科110人、総合学科78人)が母校での思い出を胸に卒業した。2年生や保護者、教職員たちは前途ある旅立ちを心から祝福した。

 卒業生は拍手に迎えられて会場に入場。点呼に続いて、普通科代表の井本樹里さんと総合学科代表の井奥永遠さんが松本校長から卒業証書を授与された。松本校長は卒業生がこの1年間、コロナ禍によって苦労したことに触れ「人生を生きる力になっていると思う」と激励。「皆さんは未来への希望。木高の卒業生として誇りを持ち、思い切り羽ばたいて。郷土を愛し、何をすべきか考えてください」と式辞を述べて、日々の前進を祈念した。

 在校生代表の和田伯躍君が卒業生への感謝や送る言葉を述べ、これに応えて卒業生代表の田村祥弘君が答辞。後輩の成長に思いを寄せながら、これまで指導や支援を受けた学校、両親、地域への感謝と新しい人生への抱負を述べ、卒業後の新しい人生への抱負で母校に別れを告げた。関西方面の大学に進学するという男子卒業生の母は「元気でやってくれれば」と、健康を気遣っていた。

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■紀南高校



 創立60年目を迎えた紀南高校は卒業生が1万人を超えた。本年度の卒業生は75人(男子41、女子34)で、夢や目標を胸に3年間を過ごした学びやに別れを告げた。

 伊藤永聖君が旗手を務め、保護者と生徒会長の大西輝人君、教職員が拍手で卒業生を迎えた。森校長が卒業証書を授与し、各クラスを代表して平山步夢君、佐来京介君、植野畑颯君が受け取った。

 式辞を述べた森校長は「皆さんが立派になった姿を見せてくれることこそが、皆さんを見守り、育ててくださった人々や地域への恩返しになる。今後の豊かな人生と幸福を心より願っています」とエールを送った。

 皆勤賞15人を表彰し、在校生を代表して大西会長が「より一層ご活躍されますことを在校生一同心よりお祈り申し上げます」と送辞を述べた。卒業生を代表して奥地彩さんが「皆さんと一緒に過ごした3年間はかけがえのない宝物です。これからも、お互いのことを忘れず、また会える日を楽しみにしながら、私たちの進むべき道を歩んでいきましょう」と答辞を読み上げ、家族、教職員にも感謝の気持ちを伝えた。

(2021年3月3日付紙面より)

国歌と校歌の演奏を聴く卒業生=1日、県立木本高校
普通科代表の井本樹里さんに卒業証書
思い出を胸に卒業式に臨む=1日、県立紀南高校
卒業証書を受け取る佐来京介君
2021年03月03日
37 事務局設け見学など運営
 臨時総会開き新体制整備  (SP紀伊周辺地域協議会 )

 スペースポート(SP)紀伊周辺地域協議会(旧・民間ロケット発射場周辺地域活性化協議会、会長=下宏副知事)の臨時総会が1日、串本町サンゴ台にあるホテル&リゾーツ和歌山串本であった。新たに同協議会事務局を置くため、先んじて次年度事業計画案や予算案を承認。併せて会名の変更などの会則変更や所要の規約設置を承認し、新たな体制を整えた。

 この協議会は、地域経済の高度化や発射時における周辺地域の事業環境や生活環境の円滑化などを図り活性化に資する目的で2019(令和元)年10月21日に設置。副知事を会長、同町と那智勝浦町の両町長を副会長とし、県と両町および広域で両町に関係する主要機関・団体の代表者を会員とする形で協議を進めている。

 県産業技術政策課によると、事務局設置の狙いは県と町が分担していた企画・運営や予算管理・執行を同協議会と事務局に一元化する点にあり、県と両町から人員と負担金を出し合いロケット打ち上げ応援イベントの運営や周辺交通対策の業務委託などの発注を行う。県の商工観光労働部長を事務局長とし、事務機能は串本町役場古座分庁舎内と県庁内に分散配置して4月中の稼働を目指す。

 この日は会則変更や事務局規定および会計処理規程の制定を経て、次年度の事業計画案と予算案を審議し承認。事業計画案では現時点での初打ち上げに向けた取り組みの全体イメージ(プレミア見学場〈パブリックビューイング付帯〉、見学場兼臨時駐車場、バス輸送運営や周辺交通対策)やその実施に至るまでのスケジュールを情報共有し、予算案では県が2分の1、両町は各4分の1を負担し、未定だが寄付金を上積みして総額7320万円を確保し取り組みを具体化する内容を確認した。

  □     □

大枠の受け入れ協議会軸で運営



 プレミア見学場は旧浦神小と田原海水浴場の2カ所で、国道42号は見学場起点で1㌔までの区間を駐停車禁止、1~3㌔区間を駐車禁止、見学場周辺町道を通行止めといった通行規制をかけて支障の抑止を図る考え。臨時駐車場兼見学場を旧串本古座高校古座校舎と旧国保古座川病院跡地を設定し、有料・事前予約制のパーク&ライド拠点を那智勝浦町体育文化会館一帯と串本町総合運動公園一帯に設けプレミア見学場へのシャトルバスを運行する。これら運営は同協議会から事業者へ委託して実施する形を目指している。

  □     □

町単独事業は引き続き町で



 前述した内容に含まれない両町単独のロケット振興事業(例えば串本町の独自ロゴ活用による地域経済振興や樫野崎における関係者対象の見学場設置など)は一元化の枠外で継続する。事務機能の一部を受け入れる串本町によると、県と両町で各1人を出し合い実動を担う事務局体制をロケット推進グループと同居する形で迎え、双方で円滑に情報交換を進めつつそれぞれの目的達成を目指すという。

(2021年3月3日付紙面より)

臨時総会を開くに当たりあいさつする会長の下宏副知事=1日、ホテル&リゾーツ和歌山串本
2021年03月03日
38 37人が看護への道歩み出す
 なぎ看護学校で卒業式  (新宮市 )

 新宮市蜂伏の県立なぎ看護学校(塩路喜英校長)で1日、令和2年度卒業式があった。37人(女子27、男子10)が学びやを巣立ち、看護の道へと歩み出した。

 校歌演奏の後、一人一人に卒業証書を授与した塩路校長が、看護師は現場で命を支え続ける重い仕事であるとし「患者さんとつながる看護の本質的な部分はこれからも機械ではない、生身の人が担い続けていくと思っています。実際に現場に出て、患者さんと向き合う日々の中で戸惑いや迷いが生じるときもあると思いますが、なぜ看護師を志したかを忘れないでください」と激励した。

 在校生代表の鈴木さやかさんが「どんな状況であっても、私たち後輩からの実習に関する質問について丁寧に答えていただき感謝しています。これからも仲間と助け合いながら学びを深め、成長していきたい」と送辞。

 卒業生の道中るいさんは、自分の知識や技術、精神面の未熟さ、十分なケアを提供できないもどかしさや悔しさを感じていたと述べ「私たちの心が折れそうなとき、患者さま自身も大変な状態であるにもかかわらず、温かい言葉や笑顔を向けていただいた。『ありがとう』の声が何よりも励みになりました」と振り返った。実習を通じて命の尊さや看護師の役割、責任の重さを学んだと語り、患者とその家族、医師、仲間、自身の家族に感謝を伝えた。

 在校生には「一人一人がぶれない信念を持ってほしい。そうすれば、どんな壁に直面しても自分自身が崩れることはありません。何事も積極的に取り組み、たくさん経験を重ねてください」と答辞を述べた。

 卒業生からの記念品贈呈や来賓祝辞などもあり、学校長賞には奥地優香さんが選ばれ塩路校長から表彰を受けた。

(2021年3月3日付紙面より)

令和2年度卒業生の皆さん=1日、新宮市蜂伏の県立なぎ看護学校
一人一人に証書が手渡された
2021年03月03日
39 2月度月例杯の結果
 那智勝浦ゴルフ倶楽部  
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 和歌山トヨタカップABリーグ県大会  (小学生サッカー )
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54 お悔やみ情報