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2020年11月29日
1 歴史や伝統学んで
 宇久井小で伝統継承活動  (那智勝浦町 )

 那智勝浦町立宇久井小学校(芝﨑勝善校長、児童155人)で26日、4、5、6年生を対象に「地域伝統文化継承体験活動」があった。宇久井青年会(柴原寛会長)のメンバー5人が講師を務め、児童68人が獅子舞や笛、太鼓に触れ、地域の歴史や文化を学んだ。

 地域学習の一環として、児童が地域の伝統や文化を体験し学ぶことで、地域への興味や関わりを自分自身で考え、継承につなげることが目的。

 柴原会長は祭りや獅子舞について▽宇久井地区には青年会と秋葉会の獅子舞がある▽青年会は伊勢獅子を学び、ゆっくりとした舞が特徴▽秋葉会は串本町の古座獅子の流れであり、速さと元気の良い舞▽宇久井神社例大祭はいつから始まったのか詳細は不明▽江戸時代には巨大地震による津波のため100年間、祭りが途絶えた―などと説明した。

 続いて、例大祭前日に町内を巡り実施する「地下(じげ)まわし」の演目を披露。迫力ある華麗な舞に児童は大きな拍手を送った。

 児童は獅子舞、笛、太鼓の三つのグループに分かれ、基本の舞や太鼓や笛を実際に演奏するなど各体験を楽しんだ。

 最後はメンバーが宇久井地区の場所や歴史が歌詞に盛り込まれた「宇久井音頭」を披露した。

 児童は「笛を吹くのが難しかった」「初めて太鼓をたたいたが楽しかった」などの感想を述べ、全員で「宇久井の伝統を教えてくれて、ありがとうございました」と感謝を述べた。

 自身も同小在学時に校内で両団体の獅子舞に感動し入会したという柴原会長は「先人たちが伝え守ってきた歴史や文化が宇久井地区にもあるということを知ってほしい。そしてこの宇久井をもっと好きになっていただけたら」と語った。

 芝﨑校長は「本来は全学年に体験してほしかったが、新型コロナの感染防止のために人数を減らす形となった。子どもたち自身にさまざまな考えを持っていただき、文化をつなげてもらいたい」と話した。

(2020年11月29日付紙面より)

地域の伝統文化を体験する児童=26日、那智勝浦町立宇久井小学校
太鼓の演奏にも取り組んだ
2020年11月29日
2 歴史ある地蔵のほこら新設
 中里区民らが供養  (那智勝浦町 )

 那智勝浦町中里区の原見の谷にある通称「一本木の地蔵さん」がこのほど、区民の手によってきれいに磨かれ、ほこらも新設された。

  □     □

■ほこらを新設した思い



 「今まではお参りする場所も狭かった。大雨や台風が来るとお地蔵さんが水につかってしまい、かわいそうだった」―。

 そう話すのは同区在住の太田平悟(ひらのり)さんだ。太田さんによると、これまでは地蔵のほこらが低く、設置の向きも違ったため、地元以外には知られていなかったという。

 過去に同地蔵のために普請をしてきた人々に続き、太田さんも行動に移した。地蔵や手水鉢(ちょうずばち)のコケやさまざまな汚れをきれいに洗い流し、ほこらの向きを変えた。さらに元々あった土台を用いた上で参拝しやすいようにほこらを高くし屋根も新設した。

 社の破風板(はふいた)などに取り付けられる飾り板の懸魚(げぎょ)をほこらに付けてはと同区の生駒善一さんが提案し、新しい屋根に懸魚が取り付けられた。

  □     □

■地蔵の歴史



 熊野古道の一つで串本町田原と那智勝浦町を結ぶ「八郎峠」付近に同地蔵がある。生駒さんや大江淑允(よしちか)さんらによると、区民はこれまで古道周辺の区有林や町有林の手入れなどに取り組んできた。作業の集合場所は必ず「一本木の地蔵さん」だったという。

 前述の新設の際にきれいになった手水鉢には「奉再建地蔵」「みぎはやまみち」「ひだりはこざみち」の文字があり、左面には「願主 孫治郎」、右面には「文政5年正月」の文字があった。さらに奥の四角い石の台座には「奉 再建地蔵」、左面には「明治32年正月 世話人 大野辰平 畑中繁松」と確認できた。

 地蔵は子どもを抱き、けさ懸け姿で10枚以上のハスの葉と思われる円形の台座石と一体に彫られた精巧なつくりとなっている。

 同区によると、地蔵本体は200年以上前に設置されたもので、1822(文政5)年に孫治郎氏が手水鉢を再建。その77年後の1899(明治32)年に大野氏と畑中氏が世話人となり、台座石と石積みのほこらを再建したのではと推察しているという。

  □     □

■中里区民らが供養



 ほこらの新設に伴い、区民や関係者など40人が集まり、地蔵に手を合わせ供養を行った。

 「なちかつ古道を守る会」の太田耕二代表も参列し、八郎峠が昔の田原串本方面への主要な街道であったことなど、古道の詳細を説明。区役員の太田憲男さんが地蔵の詳細を話した。

 現在、上田原と中里をつなぐ道路の工事が行われているが、供養の際は2事業者も作業を止め、参列した。上田原区の杉本百生区長から田原側の工事の進捗状況について報告があったという。

 なお、同区の大江敏之さんらが毎年、紅葉を楽しみにしているモミジの木が工事現場にあったことから今後の所在を懸念していたが、現在は地蔵近くに移植されたため区民一同、喜んでいるという。

 大江清一区長は「お地蔵さんの形状からすると昔、古道を歩いていた子どもが行き倒れたのを供養するために作られたのだと思う。太田平悟さんの思いや行動は本当にありがたいです」と語った。

(2020年11月29日付紙面より)

ほこらが新設された一本木地蔵と中里区の皆さん=26日、那智勝浦町中里区
供養が行われた際の様子(中里区提供)
2020年11月29日
3 コロナ対応のボラセン運営
 第6期災害ボラコ養成講座  (紀宝町 )

 第6期紀宝町災害ボランティアコーディネーター養成講座の最終講座が24日、町福祉センターであり、受講生9人と災害ボランティアコーディネーターら27人が災害ボランティアセンター(ボラセン)設置訓練に取り組んだ。

 2月から始まった全6回の講座で、これまで避難生活における新型コロナウイルス対策、災害医療の課題、町の風水害タイムラインなどを学んできた。

 今回の設置訓練では、県内で初めて「災害ボランティアセンター受付・ボランティア保険Web加入システム」を活用した。QRコードを通して事前登録すると、システムを採用した被災地の災害ボラセンでの受け付けがスムーズに行えるという。

 町災害ボランティアコーディネーター連絡会の久原章作会長が「災害状況をボランティアセンターで説明し、資材を貸し出して現場に派遣する」と流れを説明し、「コーディネーターはニーズとボランティアのベストマッチングを考えることが大切」と伝えた。

 震度7の巨大地震が発生した2日後に災害ボラセンを設置したとの想定で開始。受講生が新型コロナに対応した受付や加入システム、マッチング、資材貸し出しなどの担当業務を経験した。

 終了後は、5回以上受講した全9人に修了証を交付した。今後、同コーディネーターに登録するという。

(2020年11月29日付紙面より)

災害ボランティアセンターの設置訓練に取り組む=24日、紀宝町福祉センター
2020年11月29日
4 新酒の仕込みが本格化
 尾﨑酒造で初搾り  (新宮市 )

 熊野地方唯一の地酒メーカー、新宮市船町の尾﨑酒造株式会社(尾﨑征朗(いくろう)社長)で新酒の仕込み作業が本格化している。来年4月初旬までに一升瓶で約8万本を造る予定で、正月用の太平洋しぼりたて生原酒、大吟醸、純米酒など約30種類の銘柄になる。

 同社は紀伊半島の和歌山県田辺市以南から三重県松阪市周辺までの間で唯一、本州最南端の蔵元。6代目の尾﨑社長(76)が「地元の皆さんにかわいがってもらえるお酒を」と1880(明治13)年から140年の伝統を守っている。

 熊野川の伏流水や地元産「コシヒカリ」を使用するなど、地元「熊野」にこだわった酒造りを続けており、新宮出身の文豪・佐藤春夫や中上健次も愛飲していたことで知られている。代表銘柄「本醸造太平洋」は「ワイングラスでおいしい日本酒アワード」で2017年、18年2年連続の最高金賞を受賞するなど、数々の栄冠に輝いている。仕込みは先月25日から始まり、杜氏(とうじ)を務める小林武司さん(46)らがタンクに入ったもろみを櫂(かい)でかき混ぜる「櫂入れ作業」などに取り組んでいる。

 27日には初搾りが行われた。出来上がったもろみを機械に入れて酒かすと清酒に分離。清酒を利き猪口(ちょこ)にすくい、色や不純物の有無などの品質を確認した。新酒は「太平洋」の搾りたて生原酒として12月中旬に店頭に並ぶ予定となっている。

 小林さんは「温度管理が難しかったですが、ちゃんとおいしくできており安心しました。今年もすっきりとした味わいに仕上がりました」。尾﨑社長は「今年は新型コロナウイルスの影響から外出してお酒を飲むことが少なくなったと思う。制限が多い中ではありますが、お正月には自宅で新酒を味わってもらえれば」と話していた。

(2020年11月29日付紙面より)

もろみをかき混ぜる「櫂入れ作業」=27日、新宮市船町の尾﨑酒造株式会社
2020年11月29日
5 なおちゃん弁当が優勝 第160回職場対抗ボウリング大会 
2020年11月29日
6 県新人大会初優勝を報告
 那智中バレー部が町長訪問  (那智勝浦町 )
2020年11月29日
7 5チームが参加し開幕
 県軟連東牟婁支部学童部新人大会  
2020年11月29日
8 模擬議会で一般質問㊦  生徒が当局と議論  (太地町 )
2020年11月29日
9 遠足で神倉山の山頂へ  丹鶴幼稚園の5歳児が  (新宮市 )
2020年11月29日
10 受賞した児童生徒らを表彰  人権・同和啓発作品  (那智勝浦町 )
2020年11月29日
11 児童・生徒の力作を展示  紀南児童生徒図画習字作品展  
2020年11月29日
12 熊野姫まつりをオンライン配信  那智勝浦町  
2020年11月29日
13 お悔やみ情報
  
2020年11月28日
14 公共交通の利便性向上目指し 近畿運輸局と地域連携サポートプラン締結 (新宮市)

 新宮市と国土交通省近畿運輸局はこのたび、「地域連携サポートプラン」協定を締結した。26日に市役所で協定締結式が行われ、田岡実千年市長と辻野晃・和歌山運輸支局長が調印した協定書を交換。今後は地域公共交通の確保維持や利用促進に関する課題解決に向け連携を図っていく。

 新宮市では人口減少や少子高齢化が急速に進行する中、2012(平成24)年12月に「新宮市都市計画マスタープラン」を、18(平成30)年に「第二次新宮市総合計画」を策定。公共交通機関を高齢者などの交通弱者にとって重要な交通手段としてだけでなく、市外・県外からの交流人口の増加や地域産業の振興においても必要不可欠なものと位置付けている。

 そんな中、民間事業者の路線バスをはじめ行政バスの利用実績が少ないといった現状を鑑み、熊野川町でデマンドタクシーを導入。10月から運用を開始した。高田地区や三佐木地区、市街地などにおいても公共交通再編を求める声が多く、公共交通の維持や確保、利便性向上などの諸課題を抱えている。

 「地域連携サポートプラン」は、自治体の公共交通に関する課題について近畿運輸局が現地に赴き、意見交換などを通じて解決策とその実施について提案などを行うもの。協議会への参画や支援制度の紹介などをもって市をサポートしていく。これまで20の自治体と協定を締結しており、県内では橋本市、紀の川市に続いて3例目となる。

 田岡市長は締結に当たり「交通事情やニーズが異なる、地域に応じた公共交通の在り方を検討する中で、ご支援いただけて心強く思っている。交通施策から地域振興につなげていきたい」と協力を求めた。

 辻野支局長は、人口減少に伴い地域の公共交通のさらなる減少が見込まれており、交通ネットワークの維持に限界がきていると説明。一方で地域公共交通の維持・改善・活性化はまちづくりや環境、健康、福祉などさまざまな分野に大きな効果をもたらすとし「課題解決を図り、市の取り組み推進の一助となるべく、これまで以上に連携協力していきたい」と述べた。

 近畿運輸局は今後、21(令和3)年度中の提案書交付を目標に、現地調査やヒアリングなどを通して現状を把握し課題を整理、課題解決に向けた具体策の考案や参考事例を抽出していく。

(2020年11月28日付紙面より)

協定書を手に、辻野晃・和歌山運輸支局長(左)と田岡実千年市長=26日、新宮市役所
2020年11月28日
15 県教委交え意見交換
 「県立高等学校の今後の在り方」懇談会  (新宮市PTA連絡協議会 )

 新宮市立緑丘中学校で26日夜、「県立高等学校の今後の在り方」に関する個別懇談会があった。新宮市PTA連絡協議会(市P連、金田有史会長)が県教育庁の清水博行・教育企画監らに高校再編に関して集約した意見を示したほか、濱口太史県議も交えて質疑応答や意見交換を行った。

 新宮、新翔の両校統合も視野に入れた和歌山県立高校の再編問題。市P連は17日、臨時役員会を開き、各校育友会の声を集結。県教委に提出するために意見の集約を行っていた。

 市P連がまとめた意見は▽ICT教育(オンラインなどを含む)の充実▽生徒が地元に就職できるなどの専門的な学科(社会福祉系・土木・建設・商業・看護・農林・水産・観光・スポーツなど)の設置▽30人以下のクラス編成(学びの多様性や個に応じた学び、進学クラスや低学力生徒への対応、専門的な教員数の充実)▽クラブ活動が活性化できる再編▽高等学校再編だけの考えではなく、それに関わる新宮市の現状を大きく捉えながら、連携して取り組んでほしい―など。

 金田会長は、特色が違う二つの学校が一緒になるのが不安であるといった意見もあるとし「地域の声を聞いていただき時間をかけて丁寧に。情報を開示しながら進めてほしい」と求めた。

 清水教育企画監は「新宮高校と新翔高校を単純に足すのではなく、個々に変えていかなければならないと思っている。その上で新しい学校をつくることができれば」などと返答。理解を得るためには見える形で青写真を示すことが大事とした。

 濱口県議は「消極的な話になりがちだが、積極的な話の中で皆さんの意見が聞けた。建設的な話し合いを重ねて、子どもたちが進学する高校に対して希望が持てるようなものにしていければ。意見や話し合いを続けることで理想的なものになると思う」。

 市P連はこの日の懇談会を終えて「丁寧な説明で分かりやすく、納得がいくものだった。これからも意見や要望など挙げていけたら」と話していた。

 県教委は各地域から寄せられた意見を基に12月末までにプログラム案を作成。パブリックコメントを募集し、来年3月末の完成を目指し再編整備実施プログラムを作成していくとしている。

(2020年11月28日付紙面より)

意見交換や質疑応答などが行われた=26日夜、新宮市立緑丘中学校
2020年11月28日
16 コロナに勝つ思いも掲げて
 水中クリスマスツリー設置  (串本ダイビング事業組合 )

 串本ダイビング事業組合(高岡誠会長)が26日、ダイビングポイント「備前」に水中クリスマスツリーを設置した。

 より多くのダイバーに串本を認知してもらい、町全体を盛り上げ地域内外の活性化につながればという思いを込めて毎年取り組んでいるダイビングイベントで、今年でちょうど10回目となる。

 前日に高さ3㍍のクリスマスツリーの組み立てと飾り付けを済ませ、当日はダイバー7人が備前の水深約18㍍の海底に固定した。ダイバー2人はサンタクロースの衣装を着て作業をし、終了後はアピール用の撮影もこなして締めくくった。

 今回はコロナ禍の打撃を受けたレジャー産業の復活を願って「コロナに負けへんで!」と記したプレートを飾りの一つとして掲げ、総じて串本の海の話題として情報発信をしている。

 設置期間は来月25日(金)までを予定。

(2020年11月28日付紙面より)

備前の海底に設置した水中クリスマスツリーとアピールするダイバー(串本ダイビング事業組合提供)
2020年11月28日
17 新型コロナ対策学ぶ
 従業員対象にセミナー  (ウミガメ公園 )

 紀宝町井田の道の駅「紀宝町ウミガメ公園」で26日、新型コロナウイルスの感染拡大防止を目的としたセミナーがあり、従業員が対策や手指消毒などの重要性を再認識した。

 ウミガメ公園では毎年、上半期と下半期に全館を休館し、機械点検や清掃作業に取り組んでいる。今回は休館日に合わせて全体会議とセミナーを実施した。

 セミナーは町みらい健康課の保健師・新家春奈さんと工藤紀子さんを講師に招いた。新家さんは「新型コロナは鼻水、せき、発熱、喉の痛み、倦怠(けんたい)感、下痢・嘔吐(おうと)といった風邪に似た症状があるが、味覚・嗅覚障害が特有の症状」と説明した。

 「重症化を引き起こしやすい」「軽症でも感染力が強い」といった特徴を挙げ、飛沫(ひまつ)、接触によって感染するとした。感染対策は▽3密を避ける▽手洗い▽マスク着用を含むせきエチケット―が基本とし、「店舗では徹底した換気を行い、多数の人が触れるドアノブやトイレなどを定期的に消毒する。従業員は健康チェックと個人の健康・衛生管理の徹底、各自が店舗にウイルスを持ち込まない」と伝えた。

 工藤さんは「熱やせきなどの風邪症状が出た場合は仕事を休み、外出を控えて経過を見る」と話した上で、発熱などの症状があった場合は、かかりつけ医など医療機関に電話で相談するよう求めた。

 この後、従業員が正しい手指消毒を実践。2人のアドバイスを受けながら、アルコール消毒液を手のひら、指先、爪、手の甲、手首に乾くまで擦り込んだ。

(2020年11月28日付紙面より)

正しい手指消毒を実践する=26日、紀宝町の道の駅「紀宝町ウミガメ公園」
2020年11月28日
18 もみじ会11月ゴルフコンペ
  
2020年11月28日
19 声援を背に受け「トライ」
 新宮RFC交流会  
2020年11月28日
20 1位に西美晴さん  写連新宮支部11月例会  
2020年11月28日
21 西村伊作の本家など訪問  西村記念館・旧チャップマン邸の会  
2020年11月28日
22 故・炭藏正美さんに旭日単光章  新宮市議として12年尽力  
2020年11月28日
23 模擬議会で一般質問㊤  生徒が当局と議論  (太地町 )
2020年11月28日
24 一緒に音楽であそぼう!  子育て支援セが育児講座  (新宮市 )
2020年11月28日
25 「ツルツルしてかわいい」  熊野なまずの養殖場見学  (木の川認定こども園 )
2020年11月28日
26 プレーを通じて連携図る  市野々小で地域交流会  (那智勝浦町 )
2020年11月28日
27 色づき進む「地蔵紅葉」  田川の清流山瀧川寺で  (古座川町 )
2020年11月28日
28 2021年版販売始まる  串本町の観光カレンダー  (南紀串本観光協会 )
2020年11月28日
29 薬剤師・畑美恵さんに感謝状  薬物乱用防止の功績たたえて  (古座川町 )
2020年11月28日
30 坂本卓巳さんに栄誉銅章  少年補導員表彰状等贈呈等  (串本警察署 )
2020年11月28日
31 モルック競技で交流  町村協議会がチャリティースポーツ大会  (紀宝町 )
2020年11月28日
32 会員23人が楽しくプレー 井田同好会グラウンドゴルフ大会 (紀宝町)
2020年11月28日
33 白熱したOB戦繰り広げ  若手、ベテラン入り交じり  (紀南高校野球部 )
2020年11月28日
34 期末手当引き下げにノー  紀南病院組合議会が臨時会開く  (御浜町 )
2020年11月28日
35 「鬼滅の刃」限定ファイル  「赤い羽根共同募金」に協力で進呈  (紀宝町 )
2020年11月28日
36 ママも子どもも笑顔になる「疲れない食育」
 【第25回】かむことは良いことばかり  

 「よくかんで食べなさい」と親からよく言われましたよね。実は「よくかむ」ことには驚くべきたくさんのメリットがあります。そのメリットを表した標語が「ひみこの歯がいーぜ」です。「ひ」は肥満の防止。「み」は味覚の発達。「こ」は言葉がはっきりする。「の」は脳の発達。「は」は歯の病気の予防。「が」はがんの予防。「い」は胃腸の健康。「ぜ」は全身を元気にする。こうやって聞くと、良いことずくめですよね。もちろんこれには、それぞれにエビデンスがあります。

 「肥満の防止」は、よくかむことで満腹中枢が刺激されるだけでなく、副交感神経も刺激されるので、脂肪の分解が進むのです。しかも副交感神経の脂肪分解は内臓脂肪に効果的とされています。

 「味覚の発達」と「歯の病気の予防」「がんの予防」「胃腸の健康」の四つには、唾液の力が大きく関係しています。咀嚼(そしゃく)は唾液の分泌を促しますが、唾液には殺菌作用や酵素が含まれています。味物質が唾液に溶け出すことで、味の広がりが生まれ、おいしいと感じる味覚が広がるとされています。そして、唾液の自浄作用で口内を清潔に保ち、ペルオキシターゼと呼ばれる酵素が虫歯や歯周病の予防につながるのです。

 がんの予防については、少し古い論文ですが、こんな記述を見つけました。「発がん物質としては、(中略)多数のものについて実験した。(中略) 唾液によってその毒性が完全に、またはほとんど消去された。この毒消し効果はほとんどの発がん物質に及んでいたのである」(日本咀嚼学会雑誌「咀嚼とがん予防」、1991年)。つまり発がん性物質の毒消しに唾液が有効であるということです。これもすごいですよね。唾液の酵素は消化の促進にも役立つので、胃腸の健康に役立ちます。とにかく唾液の力がすごいということが分かりますよね。

 かむことは、口内やあごの筋肉を鍛え、言葉の発達を促すことにもつながります。実際に実験結果として、よくかまない子は言葉の発音が不明瞭だったとする論文もあります。また、ラットを使った実験で、咀嚼を必要とする餌を与えた方が、学習成績が優れていたという結果が出ています。他にも、運動能力を高めることや、集中力を高めることなど、「よくかむ」ことには驚くべきメリットが多数証明されているんです。

 大人はもちろん、子どもにも1口30回かむというのを心掛けてみてください。丸のみしてしまう子どもには、スルメやグミなどでかむ練習をさせてみるのもおすすめです。あと「うさぎとかめ」の替え歌もおすすめです。私が作った歌は、「よくよくかめよよくかめよ、世界のうちでお前ほど、よくかむ賢い子はいない、どうしてそんなにかめるのか」というものです。この歌をゆっくり歌うと、その間にだいたい30回かむことができます。そしてこの歌をお子さんに覚えてもらって、かんでいる間、頭の中で歌ってもらいましょう。

 楽しみながら、よくかんで健康に! かまない理由はありません。

(2020年11月28日付紙面より)

2020年11月28日
37 お悔やみ情報
  
2020年11月26日
38 児童ら防災学びウオーク
 赤十字奉仕団と地域連絡協議会  (太地町 )

 太地町赤十字奉仕団(和田千明委員長)と太地町地域連絡協議会(法花真左美会長)は23日、町内の避難路を歩く「小学生と歩く太地町避難道防災ウオーク」を開催した。園児、児童15人含む団員や会員、保護者など計21人が参加し、ウオーキングを楽しみながら防災への意識を高めた。

 防災ウオークは両団体が協力し、モデル赤十字奉仕団活動の一環として実施。今年8月の飛鳥神社大絵馬作成に引き続き2回目の事業となり、日本赤十字社和歌山県支部の助成で行われた。

 発生が懸念される巨大地震や津波を想定し、児童に町内の避難階段などを知ってもらい、防災意識の高揚を促すとともに、世代間の交流を図ることも目的だという。

 法花会長は「天気にも恵まれたので良かった。皆さんで仲良く歩きましょう」とあいさつ。

 この日は町多目的センターを出発し、同町太地にある「いさなの宿 白鯨」前の避難階段を確認し上った。道中、同団員らは児童らに対し、同町の歴史や名所の説明を行い、浅間山(せんげんやま)を登った。

 続いて、一行は太地町立くじらの博物館(林克紀館長)のシロナガスクジラの標本前に集合。赤十字奉仕団が教材としてインターネットで公開している「新型コロナウイルスの3つの顔を知ろう」を元に手作りで紙芝居化したものを和田委員長が読み聞かせた。

 児童らは紙芝居からコロナの実態や危険性、自身が取るべき行動などを学んだ。その後はクジラのショーなどを楽しんだ。

 参加した町立太地小学校6年の由谷蓮太郎君は「今日は良い運動になった。知らない避難階段もあったので勉強になった。地震が起きたときはしっかりと避難します」と話した。

 和田委員長は「防災訓練への子どもたちの参加が少ないため、このような場で防災について楽しく学んでほしい。次世代を担う子どもたちには太地を愛し、将来も太地をよりどころに感じていただける人になっていただきたい」と語った。

(2020年11月26日付紙面より)

防災ウオークに参加した皆さん=23日、太地町の浅間山頂上
太地町多目的センターを出発
紙芝居でコロナを学んだ
2020年11月26日
39 地元の歴史を学ぶ
 神倉小6年生がふるさと学習事前授業  (新宮市 )

 新宮市立神倉小学校(藪中秀樹校長)で24日、ふるさと学習に向けた事前授業があった。6年生83人が、熊野学研究委員会や市文化財保護審議会で委員などを務める中瀬古友夫さんから市が発展した経緯や川原家(かわらや)などについて学んだ。

 ふるさと学習は神倉小学校運営協議会(下岡輝子会長)が取り組む「ヤタガラス子ども未来プロジェクト」の一環。子どもたちに地元の歴史や文化を学んでもらい、愛着を持ってもらおうと、同協議会メンバーを中心に有志ボランティアの協力の下に取り組んでいる。12月10日(木)には県立新翔高校の野間清教諭と同校生徒による川原家作りの見学を行う予定になっている。

 事前授業で中瀬古さんは、明治時代末期と現在の熊野速玉大社下の河川敷の写真をスライドで紹介。当時の住宅である川原家を説明し「昔はここで生活している人が多くてお店などもあり、200軒ほどの川原家がありました。かつてこの地域は材木が盛んな町で、本宮町や奈良県十津川村、北山村などから筏(いかだ)で運ばれ、新宮から東京や大阪に向かい木炭や和紙などと取引されていた」と述べた。

 「一見、不便に見えるかもしれませんが、当時の人たちにとって舟での移動が中心だったので陸路よりも距離が短く、むしろ便利に感じていたと思います。新宮市は熊野川と一緒に成長してきた町。昔の発展があったからこそ今があるという歴史を理解して、見学に臨んでください」と呼び掛けた。

 上野碧(あお)さん(12)は「昔と今の写真を比較して地形は変わっていないけど、建物が川原家なだけで大きく雰囲気が違って驚きました。勉強していく中で、自分たちが住んでいる町をもっと知っていきたい」と話していた。

(2020年11月26日付紙面より)

中瀬古さんの話に耳を傾ける児童たち=24日、新宮市立神倉小学校
中瀬古友夫さん
2020年11月26日
40 親子38人串本の海に親しむ
 串本環境学習FPを初実施  (南紀串本観光協会 )

 南紀串本観光協会(島野利之会長)が22日、実証モニターツアー「串本環境学習フィッシングプログラム(FP)」を実施し、親子38人が串本海中公園見学や珍魚釣り体験を通して串本の海の環境に親しんだ。

 このツアーは、環境省「国立・国定公園への誘客の推進事業」の適用を受けて同協会が展開する「本州最南端 自然を学べる環境学習型フィッシングプログラム整備事業」の一環。

 適用により同協会は将来的に同プログラムの定着を目指す状況にあり、コロナ禍の情勢を考慮しつつ具体的な形として同ツアーを22日と29日(日)の2回実施することを計画して告知し、まずは主ターゲットの地域外、次いで地域内から事前申し込みを募った。両日とも定員40人をほぼ満たす申し込みを得ているという。

 初回の22日は、同事業の一環で研修育成中のアドバイザリースタッフ候補11人とオブザーバーのオダギリサトシさんらが親子の一連の活動をサポート。前半は串本海中公園センター水族館で館内展示やバックヤードなどを見学して串本の海の実像のイメージを培い、昼食休憩を経て後半は串本漁港へ移動し珍魚釣りを体験した。

 触れてはいけない魚を教わった親子は貸し出しや持ち込みの道具で魚を釣り上げ、その感覚を重ねて経験しながら参加者一丸で水槽「串本珍魚釣り水族館」を仕立てて串本の海に宿る豊かな生態系の一端を実感した。

 2回目の29日も39人の申し込みを得ているそう。同事業を担当する宇井晋介事務局長は「珍魚釣り自体はこれまでにも大会や体験を実施してノウハウがある。今回は初めて串本海中公園とコラボして実施。串本の海のイメージを持ち、釣り好きの皆さんにじかに教えてもらって釣り上げた時の親子の喜びを見て人の関わりは本当に大事だなと感じた。アドバイザリースタッフの価値を感じる良い機会にもなった」と初回の手応えを語った。

(2020年11月26日付紙面より)

スタッフに支えられながら護岸での釣りに挑戦する親子=22日、串本漁港
クマノミを釣り上げて喜ぶ子ども
参加者一丸で水槽「串本珍魚釣り水族館」を仕立てて釣り上げた魚を観察
2020年11月26日
41 農作物の恵みに感謝
 新嘗祭・献穀講祭  (熊野那智大社 )

 那智勝浦町の熊野那智大社(男成洋三宮司)は23日、「新嘗祭(にいなめさい)・献穀講祭(けんこくこうさい)」を営んだ。

 新嘗祭は古くから伝わる宮中儀式の一つで、天皇陛下がその年にとれた五穀を神々に供え、自身も食して収穫を感謝する祭り。

 同大社でも神前に新しい穀物などをささげ、農作物の恵みに感謝した。責任役員や町内の農家からなる献穀講員ら11人が参列し、五穀豊穣(ほうじょう)を祈った。

 祭りでは男成宮司が祝詞を奏上し、正装した2人の巫女(みこ)が「浦安の舞」を奉納した。献穀講代表の大江清一さんらが玉串をささげた。

 大江さんは「今年の豊作をお礼に来た。来年の豊作や関係者の健康もお祈りさせていただきました」と語った。

(2020年11月26日付紙面より)

神前で浦安の舞を奉納する巫女=23日、那智勝浦町の熊野那智大社
2020年11月26日
42 新宮弓友会Bが優勝
 新宮弓友会主催の月例射会  
2020年11月26日
43 ソフトバレーで白熱
 那智勝浦町総合体育大会  
2020年11月26日
44 日頃の練習の成果を競う
 U―8キッズサッカーフェスティバル  (和歌山県サッカー協会 )
2020年11月26日
45 中畑光史さんが受賞  栄養関係功労者厚生労働大臣表彰  
2020年11月26日
46 観光カレンダーを販売  NACKTが町の魅力PR  (那智勝浦町 )
2020年11月26日
47 税や財政への考え深める  近大新宮高、新宮高で税の作文表彰  (新宮市 )
2020年11月26日
48 1位に垣本正道さん  写連紀南支部11月例会  
2020年11月26日
49 「笑顔咲く奇跡の時間」  熊野川中で学習発表会  (新宮市 )
2020年11月26日
50 「地域を結び合いたい」  椎葉村との文化交流を計画  (串本町出身の椎葉哉子さん )
2020年11月26日
51 児童ら地震の揺れを経験  三尾川小で出張!減災教室  (古座川町 )
2020年11月26日
52 手仕事の逸品求め活気  芳流館互盟社で物産市  (古座川町 )
2020年11月26日
53 津波に対する意識を促す  警察と海保が合同啓発で  (串本町 )
2020年11月26日
54 小学生向け実演し意見求む 議員を対象にロケットワークショップ (串本町)
2020年11月26日
55 災害時の行動を考える  防災学習で「クロスロード」  (相野谷中 )
2020年11月26日
56 男女とも矢渕中が優勝  県ジュニアソフトテニス選手権  (南牟婁予選 )
2020年11月26日
57 アロマワックスバー作る  MANABI★ボランチ  (紀宝町 )
2020年11月26日
58 憩いの場所になること願い  「花作りの会」を設立  (紀宝町 )
2020年11月26日
59 厳かに神事執り行う  烏止野神社、神内神社で例大祭  (紀宝町 )
2020年11月26日
60 赤く熟したタンキリマメ  新宮城跡で見頃  
2020年11月26日
61 お悔やみ情報
  
2020年11月03日
62 今季の漁を終えて帰港
 第七勝丸が無事戻る  (太地町 )

 再開2年目の商業捕鯨を終えた太地町漁業協同組合(脊古輝人組合長)の第七勝丸(竹内隆士船長、乗組員5人、32㌧)が2日早朝、太地漁港に無事帰港した。今季はミンククジラ29頭を捕獲した。〆谷(しめたに)和豊参事は乗組員に対し「事故やけが、病気もなく無事に戻ってきてくれてありがたい。来季に向けてゆっくりと英気を養ってほしい」とねぎらった。

 勝丸は4月3日夜に同港を出港し、宮城県や千葉県の捕鯨船と協力し、宮城県や青森県、北海道でミンククジラ漁の操業を行った。

 水産庁が定めるミンククジラの漁獲枠100頭に対し、船団で95頭を捕獲。うち29頭は勝丸が捕獲した。千葉県では国際捕鯨委員会(IWC)の規制対象外のツチクジラを4頭捕獲している。

 同漁協によると、今季は天候不良が続いたため、各漁場でも影響を受けたという。漁獲枠残り5頭だったが、天候の問題などを考慮して、先月27日に漁を切り上げた。

 今季の漁について〆谷参事は「昨年は調査も含まれていたが、今年からは本格的な商業捕鯨となった。全体的に天候が安定しない中、よく捕ってくれたと思う」。

 来季に向けては「場所や船の数などの課題をクリアし捕獲頭数を広げていきたい。そして多くの皆さまにクジラの肉を幅広く食べていただけたら」と語った。

(2020年11月3日付紙面より)

無事帰港した第七勝丸=2日午前4時ごろ、太地町の太地漁港
2020年11月03日
63 運転の限界感じ意識高める
 第4回自動二輪車運転講習  (串本LC )

 串本ライオンズクラブ(串本LC、大江規彦会長)が1日、串本町古座にある国保古座川病院跡地で第4回自動二輪車安全運転講習会を開いた。会員を含む愛好者24人が県警交通機動隊(泉政勝隊長)による指導の下、日頃の安全運転意識を高めるための講習に取り組んだ。

 安全運転の知識や技能の向上を図り事故抑止を目指す狙いで年次実施。今回も串本警察署の協力を得て同隊の指導を求め、会員制交流サイト(SNS)などを使った口コミで参加者を募ったという。

 穏やかな秋晴れの下で開会を迎え、主催者を代表して大江会長、警察を代表して泉隊長と同署交通課の楠間慎也課長がそれぞれあいさつをして無理をしすぎず安全な練習を促した。

 講習内容は運転前の安全点検とスラローム走行とオーバル走行の3種類で、同課の課員や串本LC会員が会場周辺の安全を確保。参加者は同点検の説明後、2組に分かれ前後半で入れ替わる形で各走行メニューに取り組んだ。

 公道では実施する機会が少ない急な加減速や急旋回を実践して自身の運転の限界を感じ、万が一限界に迫ったときの対処力を高めつつその領域に踏み込まない安全意識を経験で培うのが約2時間にわたって行われたこの講習の目指す成果。

 自らも愛好者の一人として、愛車持参で参加した大江会長は「事故を少しでもなくしていきたいという思いで同じバイク乗りの小森(正剛)さんらと一緒に警察と話し合い、交通機動隊のご協力を頂いて毎年この講習会を開いている。参加いただいた皆さんには講習を受けて技術が高まったからスピードを出すのではなく、いざというときの回避能力を高める機会にしてもらえれば」と実施に込めた思いを語った。

(2020年11月3日付紙面より)

交通機動隊の指導で講習に取り組む参加者ら=1日、串本町古座
講習会実施の思いを参加者に託す大江規彦会長
2020年11月03日
64 ごみを再び漂流させない
 古道を守る会が清掃活動  (那智勝浦町 )

 「なちかつ古道を守る会」(太田耕二代表)は10月29日、那智勝浦町北浜地区の海岸で清掃活動を実施した。10人が参加し、10月に発生した台風の影響で打ち上げられた多くの流木やごみを片付けた。

 会員によると、同所は台風が発生するたびにさまざまなごみが漂着しやすく、そのごみが再び漂流しないように近隣住民もごみ拾いを行っているという。

 ごみは流木をはじめ、ペットボトルなどのプラスチックごみや工事で使用する巨大なポリエチレン管や土のうなど。

 会員は、長い流木はのこぎりやチェーンソーで短く切るなどして一カ所に集め、崩れてこないように固定。そのほかの燃えるごみやプラスチックごみは町指定のごみ袋に詰めた。

 また、土のうなどは大量に砂が付着していることから、クリーンセンターに配慮し、洗い流してからごみとしてまとめた。

 太田代表は「これだけの人数で取り掛かるからこそなんとか片付いている。1人や2人では無理。浜は和歌山県の管理となるので集めた流木については振興局に申し入れをしようと思う」と話していた。

(2020年11月3日付紙面より)

清掃活動に取り組んだ会員の皆さん=10月29日、那智勝浦町北浜の海岸
流木などのごみを片付けた
2020年11月03日
65 自宅の災害リスクを知ろう
 丹鶴公民分館が防災訓練  (新宮市 )

 新宮市の丹鶴公民分館(西孝分館長)は1日、丹鶴体育館で令和2年度防災訓練「ハザードマップを使って自宅の災害リスクを知ろう」を開催した。市防災対策課職員がコロナ禍における避難行動について講話したほか、市社会福祉協議会による福祉相談、福祉用具の展示などもあり、約60人の地域住民が防災意識を高めた。

 市、市社協が協力し、地域住民の防災意識の向上を目的に行っている恒例の取り組み。先月11日の開催を予定していたが台風14号の接近に伴い、日を改めての実施に至った。参加者らはペンライトやネックライトなど、災害時に役立つグッズを土産として持ち帰った。

 開催に当たり、西分館長は「丹鶴地区は避難場所が少なく、どこに逃げたらいいのか不安に感じている人もいる。自分が住んでいる所の安全性や避難場所の確認を行う機会としてもらえれば」と呼び掛けた。

 防災対策課の櫻井勇太さんが「今、考えたい! 新型コロナ×災害」をテーマに講話。災害発生前に、市役所や気象庁の発表やハザードマップを基に安全性を確認することが大切とし「危険な場所にいる人は避難が原則です」と話した。

 ウェブ版新宮市ハザードマップの使い方についても解説。▽洪水・津波・土砂災害の危険箇所▽過去の浸水被害実績▽自宅の情報―の確認ができるとし「事前に確認し家族で共有を」。現在、冊子版ハザードマップの作成も予定していると述べた。

 避難所における新型コロナ感染リスク軽減のための「分散避難」に触れ、避難のために宿泊した市民の宿泊料金を割引する「市旅館等宿泊避難支援事業」の活用を推進した。

 櫻井さんは災害時における人権尊重や、避難所に避難する際のコロナ対策への協力などを求め「皆さんで過ごしやすい避難所にしましょう」と呼び掛けた。

(2020年11月3日付紙面より)

約60人の地域住民が防災意識を高める機会とした=1日、新宮市の丹鶴体育館
2020年11月03日
66 近大新宮、和歌山北に惜敗
 全国高校サッカー和歌山大会  
2020年11月03日
67 野球通じて立派な大人に
 那智勝浦少年野球クラブが優勝  (新宮警察署防犯学童軟式野球大会 )
2020年11月03日
68 優秀施工者に百﨑政弘さんら  和歌山県  
2020年11月03日
69 南の国の雪まつり中止  インフルやコロナ流行鑑み  (那智勝浦町 )
2020年11月03日
70 助成対象者を抽選  国民健康保険・後期高齢者医療保険脳ドック受検費用助成事業  (新宮市 )
2020年11月03日
71 コロナの影響で減少  夏季の観光客入り込み数  (和歌山県 )
2020年11月03日
72 貴祢句会が吟行に訪れる  太田の郷の休憩処で  (那智勝浦町 )
2020年11月03日
73 社会や福祉などに貢献  令和2年秋の褒章受章者決まる  
2020年11月03日
74 海岸清掃15分チャレンジ  毎月第4日曜日に井田海岸で  (紀宝町 )
2020年11月03日
75 光の通過や集光を確認  まなびの郷で第2回の科学教室  (紀宝町 )
2020年11月03日
76 「田舎暮らし」の魅力を発信  移住ウェブセミナー  (紀宝町 )
2020年11月03日
77 お悔やみ情報