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2020年11月25日
1 感謝込めたコンサート
 那智勝浦吹奏楽団  (那智勝浦町 )

 那智勝浦吹奏楽団(大江一恵団長)は22日、那智勝浦町体育文化会館で「ありがとう~勝吹ファミリー感謝コンサート~」を開催した。団員家族や支援者など約120人を招待。地元団員ら35人が演奏やパフォーマンスを通してさまざまな「ありがとう(感謝)」を伝えた。

 毎年、県内外から多くの来場者でにぎわう同楽団の定期演奏会。今年は11月1日に25回目の演奏会を開催する予定だったが、新型コロナウイルス感染症の影響で無期延期が決定していた。

 同楽団では長期間に及んだ練習自粛中に今後の演奏会の形を模索。これまで、多くの人々の支援により活動できていたことを再確認し、今回楽団にとって身近な関係者を集めて感謝の気持ちを表現しようとコンサート開催に至った。

 コロナ対策に重点を置いてのコンサートとなった。会場ではマスク着用を呼び掛け配布するほか、検温、アルコール消毒を徹底。客席の間隔を取るほか、団員間は2㍍を確保し団員と客席を5㍍離すなどのソーシャルディスタンスを実践した。演奏者以外のマスク着用も心掛け、常時換気を行った。

 オープニングファンファーレでコンサートは幕を開け「ナイルの守り」や「大河ドラマ『麒麟(きりん)が来る』のテーマ」、医療従事者と新型コロナ終息への思いを込めた「日曜劇場『JIN―仁』メインテーマ」などに加え、大人気アニメ「鬼滅(きめつ)の刃(やいば)」の主題歌「紅蓮華(ぐれんげ)」や「パプリカ」などを披露した。

 また、楽器紹介や人気ドラマ「半沢直樹」メインテーマの演奏に合わせた寸劇も会場を湧かせた。いきものがかりの「ありがとう」では、「あ」「り」「が」「と」「う」と一文字ずつ書いたパネルを持った団員が登場。演奏とともに感謝を伝えた。

  □     □

■楽団の思いや今後に向けて



 コンサートを終え、大江団長は「自分たちだけではコンサートはできない。家族やボランティアなど多くの方々にいつも支えていただいている。その感謝を伝えたかった」。

 来年の定期演奏会や今後の活動について「コロナの状況を鑑みながら、プロを呼んでのレベルの高い演奏会を開催したい。そして今回のコンサートが今後の楽団の活動を模索する形になれば」と語った。

(2020年11月25日付紙面より)

感謝を込めて演奏を披露=22日、那智勝浦町体育文化会館
コンサートを楽しむ来場者
2020年11月25日
2 オンラインで熊野姫まつり
 YouTubeで配信  (那智勝浦町 )

 加寿(かす)地蔵尊世話人会(中田勝康代表)は22日、新型コロナウイルス感染拡大防止の観点から恒例の「熊野姫まつり」をオンラインで開催した。催し自体は熊野古道大辺路「駿田峠」の加寿地蔵尊(同町湯川笹ノ子)で実施し、YouTube(ユーチューブ)でもリアルタイムで配信した。

 熊野姫まつりは例年、多くの来場者でにぎわう催し。同会によると、動画はパソコンやスマートフォンなどから同世話人会のYouTubeチャンネルで視聴できる。この日の催しに加え、同町などの観光PR動画も紹介されているという。

 この日は奈良・金峯山寺の富岡秀清さんのほら貝に合わせ、平安行列が出発し、参列者や関係者らが加寿地蔵尊に祈りをささげた。

 その後は藤紀流藤紀和会やTeam雅龍、江戸芸かっぽれ勝浦芳紀会、平野恵子さんらによる踊りや笛の演奏が披露された。また、会場内の来場者から最高齢者を選び、長寿を祝うとともに加寿姫まんじゅうを贈った。

 祝いを受けた三重県紀宝町在住の田野上之保さん(95)は「90年前に母と加寿地蔵尊にお参りに来た。20年前から再びお参りに来ています。長寿を祝っていただきうれしい。長生きしてこれからも参りに来たい」と話した。

 中田代表は「熊野地方の安寧を祈りました。自分たちの機材を使い、手作りで動画配信をしました。全国の方々に見ていただけたら」。

 来年については「コロナの様子を見ながら、春の祭りや姫まつりに向けて協議を進めていきたい」と意気込みを語った。

 なお、動画や動画を収めたDVDの販売に関する問い合わせは同世話人会(電話0735・52・3071)まで。

(2020年11月25日付紙面より)

来年への期待を込め、熊野姫まつりが行われた=22日、那智勝浦町の加寿地蔵尊
2020年11月25日
3 本州最南端で練習などに励む
 ラグビー日野RDがキャンプ  (串本町 )

 ジャパンラグビートップリーグの一角、日野レッドドルフィンズ(RD)が22日、串本町総合運動公園でキャンプを始めた。滞在期間は28日(土)までの7日間。ラグビークリニックの実施など地域交流もしながら本州最南端で来季に向けた調整を進めている。

 日野RDは日野自動車株式会社を母体とするラグビーチーム。1950(昭和25)年の創部から数えて70周年の節目となる本年度は、日本のラグビー界でレジェンドとたたえられている箕内拓郎さんをヘッドコーチ(=監督)に迎えて来年1月から始まる次期リーグに向けた調整を積んでいる。

 今回のキャンプはその一環で、温暖な場所を探す中で宿所から徒歩圏内に練習場があり雨天やトレーニングにも対応する環境を持つ同公園を最適と判断し、キャンプ地として選んだという。

 利用は初で、初日は同町の潮﨑伸彦教育長や教育委員会教育課員とホテル&リゾーツ和歌山串本の久保幸彦総支配人や串本町B&G海洋センターの林亨所長(スポーツクラブNAS株式会社の同センター統括責任者)らスタッフ、県ラグビー協会の土井雅史理事長が差し入れを贈りつつ歓迎。

 選手を代表して堀江恭佑キャプテンは「この素晴らしい環境(での練習)を楽しみにしている。串本町の良いところもたくさん知り、シーズン後に自分たちは串本で成長したと言える合宿にしていきたい」と抱負を掲げてキャンプを始めた。

  □     □

地元高校生対象にクリニックも



 日野RDの理念は「ラグビーを通じて社内外の人々の心身の健全な発達と地域社会の発展・活性化に貢献し、社会的課題を解決する」。翌23日は県ラグビー協会の仲介によるラグビークリニックを開き、新宮、新翔、星林の各高校ラグビー部選手計25人が箕内ヘッドコーチ監修のメニューに沿って指導陣や選手有志と一緒に練習に励んだ。

 時間にして75分の貴重な交流の機会を得て、新宮の佐野正往君(2年)は「細かく教えていただいたテクニックを今後の練習に生かしていきたい。緊張する僕たちに積極的な声掛けをしてくれたプロの皆さんのコミュニケーションも印象的で、自分もそのようにやっていきたいと思いました」、新翔の斉藤雅功(がく)君(同)は「今までも練習には真剣に取り組んできたけれど、プロの人と一緒に練習してその一つ一つに意味を持つことが大切だと感じました」、同じく太田翔大(しょうた)君(同)は「プロの方の何事にも真剣な姿がとてもかっこ良くて、自分も同じように真剣に学び元気にやっていきたいと思いました」と高まった気持ちを語った。

 日野RDの選手数は53人。指導陣らスタッフを含め73人で以降の練習などに励んでいる。

(2020年11月25日付紙面より)

地元からの歓迎に感謝する日野RDの箕内拓郎ヘッドコーチ=22日、串本町総合運動公園
近隣の高校ラグビー選手を対象にしたクリニックの様子=23日、串本町総合運動公園
2020年11月25日
4 本宮大社で迎春準備 大しめ縄と大絵馬掛け替え 

 田辺市本宮町の熊野本宮大社(九鬼家隆宮司)で24日、迎春準備が始まり、神門の大しめ縄と大絵馬の掛け替え、奉告祭があった。新しいしめ縄を前に九鬼宮司は「毎年、いろいろな思いでしめ縄を見せていただいているが、今年は疫病をなぎ払うかのような勢いのあるシャープなしめ縄」と感想を述べた。

 大しめ縄は紀宝町成川の榎本政子さん(87)が家族や友人、親族らと毎年編んでいる。今年、九鬼宮司は新型コロナウイルス感染症対策を実施する上で早めの迎春準備を予定していたことから、6、7月ごろに榎本さんに制作を依頼。8月ごろから作業を始め、稲わら約1200束を使用し、長さ4・5㍍、重さ約250㌔に及ぶ大しめ縄が今月23日に完成した。

 榎本さんが同大社の大しめ縄を作り出して今年で37年目。「自然の神様の力を借りて、疫病が退散するような力のあるしめ縄を作りたかった」。

 「悪いことは続かない」とつぶやき「みんなで力を込めて作ったのできちっとしたものができた。多くの人に幸せになってもらいたいと願いを込めました」と笑顔で語った。

 来年のえと「辛丑(かのとうし)」の大絵馬(縦113㌢、横232㌢)は九鬼宮司が作成したもの。新型コロナの一刻も早い終息と国内外の医療関係者への感謝をささげ青い丑を描いた。

 「困難な中にあっても新たな目標を掲げ、自分の歩幅で進んでほしい」と願いを込め、金と銀の鈴の付いたくらに「歩」、そして大きく「前進」の文字を書き添えている。

(2020年11月25日付紙面より)

神門のしめ縄の掛け替え作業=24日、田辺市本宮町の熊野本宮大社
2020年11月25日
5 那智、下里が優勝 男子第70回・女子第34回駅伝競走大会 (東牟婁地方中学校体育連盟)
2020年11月25日
6 図書館で過ごす一日  「本気フェス」にぎわう  (那智勝浦町 )
2020年11月25日
7 各企業の社員集まり学ぶ  JMAMのラーニング  (太地町 )
2020年11月25日
8 さつまいも交流会に向け  熊野川中2年生が芋掘り  (新宮市熊野川町 )
2020年11月25日
9 渚の会がブルービーチを清掃  ごみゼロ認定後初の活動  (那智勝浦町 )
2020年11月25日
10 押し絵のタペストリー  寺子屋分校「楽しい手芸教室」  (紀宝町 )
2020年11月25日
11 サツマイモの収穫を体験  熊本商会が紀南学園の子ども招き  (御浜町 )
2020年11月25日
12 保育所などで砂の入れ替え  建設業組合が地域貢献活動  (紀宝町 )
2020年11月25日
13 学習発表や焼き芋大会も  鵜殿、神内、井田、相野谷の各小で  (紀宝町 )
2020年11月25日
14 21日に約300人が利用  潮岬望楼の芝キャンプ場繁忙  (串本町 )
2020年11月25日
15 小テーマ掲げて23点を出品  写真家・續木政男さん個展  (串本町 )
2020年11月25日
16 お悔やみ情報
  
2020年11月19日
17 それぞれの研究テーマで
 課題探究ポスター発表会  (新宮高校 )

 新宮市の県立新宮高校(前田成穂校長)で17日、「合同課題探究ポスター発表会」(榎本泰雅実行委員長)が開かれた。1、2年生349人がグループごとに設定したテーマで、「総合的な探究の時間」に取り組んだ調査・研究の内容を発表し、質問に答えた。

 日常生活や社会に目を向けたときに出てくる疑問や関心に基づいて自ら課題を設定し、情報収集や分析を通じて問題解決に取り組み、明らかになった考えや意見を表現する力を培うことが目的。課題に対する調査や考察に加え、2年生は論文作成も行う。

 発表会は、学年を超えた聞く人との質疑応答を通じて新たな観点や課題の発見、自分が導き出した結論の見直しにつなげるとともに、コミュニケーション能力を高める狙いもある。今年は84グループが3部に分かれ、各ブースで模造紙にまとめた内容を発表した。

 オープニングセレモニーで榎本実行委員長は「今日まで、それぞれの課題に向かって取り組んできた。特に1年生は調査や考察が難しく、うまくいかなかったこともあったと思う。発表では全力を尽くし、これまでの調査結果や考えたことを最大限活用して頑張りましょう」とあいさつ。

 生徒たちは「夜きちんと眠れていますか?~授業中にせまる睡魔のヒミツ~」など日常生活から着想を得た疑問や、「新宮市の観光名所とコロナ対策」といった新型コロナウイルス禍中の社会問題、「自然を壊すマイクロプラスチック」などの環境問題を取り上げ、テーマ設定の理由や立てた仮説、調査や考察の過程を説明し、結論について議論する中で互いに知識を深めていた。

(2020年11月19日付紙面より)

ブースごとに研究結果発表=17日、新宮市の県立新宮高校
2020年11月19日
18 市の高校再編の行方は
 PTA連絡協議会が臨時役員会  (新宮市 )

 新宮市立緑丘中学校で17日夜、新宮市PTA連絡協議会(市P連、金田有史会長)臨時役員会が開かれた。市内5小学校と5中学校、10校の校長・教頭、教職員らが出席。「県立高等学校の今後の在り方」について、各校育友会の声を集結し意見交換を行った。

 県教委は、「現在29ある県立高校(全日制)の数を、今後15年で3分の2となる20校程度とするのが適正」などとした「きのくに教育審議会」の答申を受け、各地域から寄せられた意見を基に再編整備実施プログラムを作成していくと方向性を示している。

 新宮、新翔の両校統合も視野に入れた和歌山県立高校の再編問題。この日の会議には▽三輪崎小▽光洋中▽熊野川小▽熊野川中▽高田小・中▽神倉小▽緑丘中▽王子ヶ浜小▽城南中―が参加。各校が保護者らへのアンケートなどで集約した意見を報告。オブザーバーとして県立みくまの支援学校も意見を提出した。

 市P連はこの日の報告内容と「もう少し時間をかけて詳しい情報を開示しながら進めていってほしい」などといった多数意見を再度集約。26日(木)に行われる懇談会で県教委に提出する予定。

  □     □

■各校育友会から寄せられた意見(一部)

▽学びなおし学科やオンラインを伴う通信制、紀南地方ならではの海洋関係の学科や自然学科、グローバル科、少人数で特色のある学科も設置してほしい

▽英会話授業、ICT教育が充実した学科が必要

▽総合学科を残し、県外からも広く募集できるようにしてほしい

▽クラブ部員が少ないので分校(別校舎)になってもクラブは合体したほうがいい

▽新宮高校は伝統を守ってほしい

▽紀北(和歌山市)を中心に話は進んでいる。紀南の地域性などの声は届きにくい現状かと

▽概要に「高校の活力や多様化が低下」「高校の魅力が低下」とあるが、県教委は地域や学校に責任転嫁しているように感じる

▽子どもたちの環境の変化が大きい。子どもたちの声を聞いてほしい

▽校風などになじめない生徒のためにも分校として学級を残す必要があると考える

▽学校が減ることによって1クラスの人数が増えて教育の質が低下するようなことがあってはならない

▽遠方から通学する生徒に対する通学費や寮費などの支援を

▽学力の向上やパソコンなどの資格取得の支援に力を入れてほしい

▽地元に根差した学科(農林・水産・観光)を

▽2校を存続してほしい

▽就職につながるクラスも残してほしい

▽プール、実験施設、宿泊施設など、両校の生徒が有効に活用できるようにしてあげてほしい

▽スクールバスを保有し、生徒の送迎や部活練習の移動に利用してほしい

▽専門科を作って地元に就職して人が残るようなことも考えてほしい

▽働く場所が限られている。看護・介護・保育など専門的な学科の設置を

▽高校に支援学級を設置したり、高校と特別支援学校の中間のような学校があったらいい

(2020年11月19日付紙面より)

市内10校の小中学校が参加し、高校再編について意見交換をした=17日夜、新宮市立緑丘中学校
2020年11月19日
19 コロナ禍の防災対策学ぶ
 紀宝町民児協の11月定例会  

 紀宝町民生委員児童委員協議会(濵口啓会長)の11月定例会が17日、町福祉センターであった。委員約30人が参加し、津本地区自主防災会と町防災対策室の取り組みを通して、コロナ禍における防災対策を学んだ。

 津本自主防災会は2011(平成23)年9月の紀伊半島大水害を契機に、翌年4月に発足。14(平成26)年に避難所の津本防災センターが完成し、防災チャレンジ大運動会や訓練など防災の拠点として活用しているという。

 町防災対策室の鈴木大司さんは、新型コロナウイルスに対応した避難所のレイアウトや運営について「密になりにくい場所に受付を設け、体温計、消毒液を設置する。受付要員はマスクを必ず着用する」と説明。マスク、使い捨てゴム手袋、手指消毒液、除菌シートなど衣装ケースにまとめた備品を紹介。避難所で活用できるパーティション、簡易ベッドを組み立てた。

 前回の意見交換会であった「タイムライン運用時の民生委員の行動」について濵口会長は「地域によって実情が違う。タイムラインが発動したら、高齢者に早めの避難や縁故避難などを呼び掛けてもらえれば」と伝えた。また、町に対し「タイムライン始動を防災無線で放送してほしい」と改めて要望した。

(2020年11月19日付紙面より)

簡易ベッドやパーティションなどを紹介=17日、紀宝町福祉センター
2020年11月19日
20 森浦投手の活躍に期待
 「祝ドラフト2位」懸垂幕掲示  (新宮市 )

 新宮市、市体育協会、市スポーツ少年団本部は18日、市庁舎にプロ野球ドラフト会議で広島東洋カープから2位指名を受け、入団が決まった新宮市出身の森浦大輔投手の活躍を願い、応援懸垂幕を掲げた。来年1月31日(日)まで掲示される予定。

 森浦投手は現在、天理大学4年生。最速148㌔のストレートとスライダー、チェンジアップ、カーブを武器とする左腕だ。

 緑丘中学校では野球部に所属。3年生の時に和歌山県大会で優勝し、近畿大会に出場した。名門・天理高校に進み1年の夏からベンチ入り。2年で「春の選抜」に出場し、甲子園のマウンドに立った。甲子園には春夏の連続出場を果たした。

 天理大では1年の春からリーグ戦に出場し、5戦3勝、防御率0・92でMVPを獲得。秋には最多の5勝をマークし、MVPと最優秀投手を受賞している。

 森浦投手の今後の活躍に対し、田岡実千年市長は「新宮市出身の森浦大輔選手が広島東洋カープから2位指名を受けたことは、市としましても本当に喜ばしいことであり、当地方の子どもたちにとっても大きな目標になったと思います。厳しいプロの世界と聞きますが、森浦選手の1軍でのご活躍に地元新宮市から精いっぱいのエールを送ります」とコメントを寄せている。

(2020年11月19日付紙面より)

森浦大輔投手の活躍を願い、懸垂幕を掲示=18日、新宮市庁舎
2020年11月19日
21 楽しいステージ盛り上がる  新宮高吹奏楽部招き演奏会  (三輪崎小 )
2020年11月19日
22 今年も山の恵みに感謝し 新中会が山神祭を斎行 (新宮市)
2020年11月19日
23 知事メッセージを伝達  子供・若者育成支援強調月間  (新宮・東牟婁 )
2020年11月19日
24 家族で作業楽しむ  「くまの里山」がタマネギ定植体験  (那智勝浦町 )
2020年11月19日
25 櫻井文さんが快挙  中学生の税についての作文  (近大新宮中 )
2020年11月19日
26 親子でスポーツボイス体験  さくらんぼ&子育て支援セ  (紀宝町 )
2020年11月19日
27 紀宝、御浜両町で現状を確認  三ツ矢衆院議員らが視察  
2020年11月19日
28 「歩数記録表」を作成  みらい健康マイレージ  (紀宝町 )
2020年11月19日
29 会員143人32ホールで競う 町老連主催親睦グラウンドゴルフ大会 (串本町)
2020年11月19日
30 町内6カ所で引き換え開始  町民対象不織布マスク配布  (古座川町 )
2020年11月19日
31 笹立て漁が最盛期に  古座川町  
2020年11月19日
32 橋杭小や商工会に感謝状  推進たたえて新宮税務署  (串本町 )
2020年11月19日
33 3分団連携し遠距離放水  本年度秋季合同訓練実施  (串本町消防団 )
2020年11月19日
34 青春の良き一ページに  太地中で文化祭  (太地町 )
2020年11月19日
35 大きな秋の味覚を収穫  熊野川小1、2年生が芋掘り体験  (新宮市 )
2020年11月19日
36 地域で働く楽しさを学ぶ  宇久井中2年が職場体験  (那智勝浦町 )
2020年11月19日
37 お悔やみ情報
  
2020年11月10日
38 源泉の一番湯を奉納
 那智大社で規模縮小し献湯祭  (南紀勝浦温泉旅館組合 )

 南紀勝浦温泉旅館組合(清水貞吾組合長、組合員10館)は8日、那智勝浦町の熊野那智大社(男成洋三宮司)で「献湯祭(けんとうさい)」を営んだ。組合員らが参列し、朝一番に源泉からくみ上げた温泉水を神前に奉納した。

 今年は新型コロナウイルス感染拡大防止の観点から宿泊客の参列参加や餅投げも行わず規模を縮小して実施した。

 神事では各旅館の代表者らが14個のたるに入れた源泉の一番湯を順に神職に手渡し供えた。

 所用で欠席した清水組合長に代わり、野口滋己(しげき)副組合長が代表して玉串を奉てん。一同は自然の恵みに感謝し、業界の繁栄とコロナ終息を祈願した。

 男成宮司は「自然の恵みに感謝するとともに各旅館のご繁栄、コロナ終息を祈願した。各地で巣ごもりが続いている。旅行でリフレッシュしたい方々のためにも仕事にご精励いただけましたら」と語った。

 野口副組合長は「4~6月は前年比で100%近く客足が減少した。しかし、町の宿泊クーポンや県のリフレッシュキャンペーン、国の『Go To トラベル』、修学旅行の県内実施により、9月以降は組合全体で前年と同程度に戻った。10月も前年並みになると思う」。

 今後については「本日は各旅館の繁栄とコロナ終息を祈りました。各旅館とも感染症対策はしっかりとしているため、安心してお越しください」と語った。

 同組合によると、組合員10館の収容力は762室で、3200人だという。

  □    □

■青岸渡寺では追善法要



 献湯祭を終えた一同は那智山青岸渡寺(髙木亮享住職)に向かい、物故者追善法要を営んだ。

 法要は南紀勝浦温泉の礎を築き上げ故人となった経営者や従業員などの功績に感謝し、冥福を祈るもので髙木亮英副住職らが読経を行った。

 野口副組合長が「43回目の法要として、礎を築かれた皆さまに感謝するとともに、組合員一同、創意工夫をもって業績の向上に励み、観光産業の発展に努力します」と追悼の言葉を述べた。

 髙木副住職は「コロナの影響などで厳しい状況にあるが、皆さまの力を合わせ、この難局を乗り越えてください」と語った。

(2020年11月10日付紙面より)

一番湯の奉納に向かう南紀勝浦温泉旅館組合一同=8日、那智勝浦町の熊野那智大社
追善法要が営まれた=同日、那智山青岸渡寺
2020年11月10日
39 子育てに優しい町づくり
 保育サービス講習会開始  (那智勝浦町 )

 那智勝浦町地域子育て支援センター(戸塚ゆう子センター長)は7日、同町福祉健康センターで「保育サービス講習会」をスタートさせた。地域住民7人が参加し、子育て支援の基礎や心得、親子の気持ちを尊重した寄り添い方などを学んだ。

 本年度初の取り組み。子育て世代の労働時間や労働形態が多様化する中、子どもの送迎や残業時の預かりなど、既存の保育所・保育園での一時預かりサービスでは対応できない保育ニーズに応えることが目的で、町民からの要望があって実現した。基本的な知識・技術を習得した保育サービスの提供者を養成するとともに、母親同士の自助グループづくりを促す狙いもある。

 講師は町の保育士や救急救命士、管理栄養士、かづこ助産院の本舘千子(もとだて・かづこ)院長、NPO法人Com子育て環境デザインルームの松本千賀子理事長ら。全24時間の講習を修了すると、保育活動に際して一般財団法人女性労働協会の補償保険に加入できる。

 この日は戸塚センター長が「保育の心」と題して講話。活動時の安全で快適な空間づくりや、事前打ち合わせなどでコミュニケーションを取ることの重要性を解説し、「困ったときに『助けて』と言える人がいる、わが子の成長を共に喜んでくれる人がいるというのは、親にとってとても心強いこと。皆さんの活動が、子育てに優しい町づくりにつながる。地域の良き子育てパートナーになってほしい」と呼び掛けた。

(2020年11月10日付紙面より)

講習を受ける参加者たち=7日、那智勝浦町福祉健康センター
2020年11月10日
40 秋の深まりを楽しく
 商工会青年部が「屋台deランチ」開催  (紀宝町 )

 紀宝町商工会青年部(玉置一貴部長)は8日、同町の鵜殿港で「屋台deランチ」を開催した。新型コロナウイルスの影響で遊び場も限定されている子どもたちに、屋台の雰囲気を味わってもらいながら、親子や友達同士に楽しみの場を提供するのが目的。青年部初の試みで、ゲーム機、米、お菓子の詰め合わせなどが景品の抽選会もあり、秋の休日は最後までにぎわった。

 連絡先を記入し、検温を済ませて入場できる会場は、鵜殿ふれあい会館の裏手。焼きそば、ホットドッグ、フライドポテト、ソフトドリンクなど子どもたちに人気のメニューをそろえた屋台が並び、ほとんどが100円という安さで、売り手は青年部員が担当。屋台前に行列ができるほどの人気を集めた。コンテナを並べて設けた席も、間隔を空けてコロナの感染予防に配慮。会場のあちこちで、歓談を楽しむ様子が見られた。

 2家族6人で訪れた町立井田小1年の谷口來未(くるみ)さん(6)は、この集いを母親に教えてもらったという。仲間同士でラムネやかき氷、フライドポテト、焼きそばなど囲み「どれもおいしい」と笑顔を浮かべた。母親と妹の3人で来た町立鵜殿小4年の芝鼻美唯菜(みいな)さん(9)はやや肌寒い天候にもかかわらず、フライドポテトとともにかき氷も味わって「寒くないし、大丈夫。おいしかった」と元気。2人は「楽しい」と口をそろえ、玉置部長も「遊び場所を提供したかった。うれしい」と話し、予想以上の好評さを喜んだ。

(2020年11月10日付紙面より)

晩秋の一日を楽しく=8日、紀宝町の鵜殿港
屋台の前も行列でにぎわう
2020年11月10日
41 防火意識高揚を啓発
 秋の火災予防運動初日に  (新宮市 )

 秋の全国火災予防運動(9~15日)に伴い、各地の消防は9日、防火広報を実施した。新宮市消防本部(越水薫消防長)では新宮、熊野川の2地区に分かれて住民らに防火意識の高揚を呼び掛けた。今年の全国統一防火標語は「その火事を 防ぐあなたに 金メダル」。

 市消防本部で行われた新宮地区の出発式には丹鶴、千穂、蓬莱、三輪崎、佐野、高田、警備の7分団から26人が参加。新型コロナウイルス感染拡大防止のため、今年は団員数を縮小しての実施となった。竹内由定団長は「これから寒くなり火災の起こりやすい季節となる。防火広報活動をしっかりやっていただき、火災予防に役立つようにお願いします」と訓示。

 出発式に駆け付けた田岡実千年市長は、団員らの日頃の尽力に感謝を述べ「空気が乾燥し火災が発生しやすいこの時季は、市民一人一人が火の用心を心掛けていただけるように広報活動を」と呼び掛けた。団員らは各分団の消防車両に乗り込み、各地区の広報に向かった。

 15日(日)には新宮地区と熊野川地区の8カ所で総合訓練を実施する。

 期間中の全国重点目標は▽住宅防火対策の推進▽乾燥時および強風時の火災発生防止対策の推進▽放火火災防止対策の推進▽特定防火対象物などにおける防火安全対策の徹底▽製品火災の発生防止に向けた取り組みの推進▽多数の者が集合する催しに対する火災予防指導などの徹底―の6点。

 市消防本部では▽住まいの防火対策を進めよう▽延焼拡大危険性の高い地域を中心とした火災予防対策や警戒を徹底しよう▽放火されない環境づくりを進めよう▽防火管理体制の徹底を図ろう▽電気用品、燃焼機器、自動車などの適切な使用・維持管理を徹底しよう▽火気器具・危険物は正しく取り扱いましょう―の6点を重点に実施する。

 市消防本部管内で今年1~10月に発生した火災は、住宅火災4件、その他火災4件の計8件で、昨年同期より4件減少した。

(2020年11月10日付紙面より)

各分団が防火広報活動に出発した=9日、新宮市消防本部
2020年11月10日
42 活字を読む以外の読書体験  大人のためのおはなし会  (串本町図書館 )
2020年11月10日
43 1200人が鑑賞に親しむ  第16回串本町民総合展  
2020年11月10日
44 両町管内で防火パレード  秋季全国火災予防運動始まる  (串本町・古座川町 )
2020年11月10日
45 自然に親しみ山歩き  「歩け歩け教室」開講  (新宮市 )
2020年11月10日
46 体や心の変化など学ぶ  城南中で思春期講座  (新宮市 )
2020年11月10日
47 親子で一緒に身を守ろう  宇久井小で護身術体験  (那智勝浦町 )
2020年11月10日
48 「大きな夢を目指して」  Start Up Me 硬式野球  (新宮高校硬式野球部OB会 )
2020年11月10日
49 ウオークラリー楽しむ  1~4年生が秋の遠足  (成川小 )
2020年11月10日
50 防火意識の向上呼び掛ける  秋季全国火災予防運動でパレード  
2020年11月10日
51 本番さながら迅速に  建設業組合も復旧合同訓練に初参加  (御浜町 )
2020年11月10日
52 お悔やみ情報