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2020年04月25日
1 飲食店に給付金など 28日臨時議会で上程 (新宮市新型コロナウイルス感染症対策本部)

 新宮市新型コロナウイルス感染症対策本部(本部長・田岡実千年市長)は24日、市役所別館大会議室で記者会見を開き、新型コロナウイルス感染症対策に係る市独自の支援政策などに関して説明をした。支援策に係る補正予算については28日(火)の臨時議会で上程する。

 市が打ち出す支援策は▽「新宮市飲食店経営持続化支援金」の給付▽水道料金の免除▽帰省自粛学生応援事業―など。国の特別定額給付金事業(仮称)などを含め、補正予算総額は29億9536万8000円。

 また、25日(土)から5月31日(日)までの期間、出勤に伴う職員間の接触機会を減らし、市役所業務の継続性を確保するため、土・日曜日も開庁し交代制勤務を実施する。平日の窓口の混雑の緩和を図り、来庁者の感染リスクを低下させる。対象職場は市役所本庁、三輪崎支所、高田支所、熊野川行政局、保健センター、水道事業所。

 会見に当たり、田岡市長は「幸いにも市では現在、感染者は発生していないが、不要不急な外出自粛要請を行う中、市民生活や地域経済は大きな打撃を受けている」とあいさつし、支援策の内容を説明。国の給付金についても「できるだけ早く市民の皆さんにお渡しできるように作業を進める」と報告した。

  □     □

 市が提案する支援策は次の通り。

■「新宮市飲食店経営持続化支援金」の給付

 売り上げの減少など大きな影響を受けている市内飲食店の支援のため、定額10万円を給付(持ち帰り、宅配専門店除く)。

■水道料金の免除

 市内の全使用者の5月請求分(4月検針分)の水道料金(基本料金および使用料金)を全額免除。

■帰省自粛学生応援事業

 市出身の学生に対して、帰省の自粛を求める代わりに地場産の米5㌔やレトルト食品、市長メッセージなどを「仕送り」して生活を支援する。

(2020年4月25日付紙面より)

新宮市新型コロナウイルス感染症対策本部記者会見の様子=24日、新宮市役所別館
2020年04月25日
2 三つの密に注意して
 まちなか商品券の引き換えについて  (那智勝浦町 )

 新型コロナウイルス感染症に関連する緊急経済対策として那智勝浦町は22日より「那智勝浦まちなか商品券」の引き換えはがきの郵送を開始した。引き換えは27日(月)から5月29日(金)まで町内郵便局で行われる。同町では引き換え時の混雑配慮や「三つの密」を避けるための対策を呼び掛けている。

 商品券は収入の減った町民と小規模事業者への支援が目的。同町では緊急事態宣言が発出されていることや、引き換え時には郵便局に多くの町民が集まってしまうのではいかとの不安の声も寄せられていることに触れ、「生活が苦しい方には一刻も早くお届けしたいと考えている。5月末まで期間があるため、引き換えを急がない方は郵便局が混雑しないよう配慮をお願いいたします」と呼び掛けている。

 対策としては▽引き換え場所を町内11カ所(紀伊勝浦、那智勝浦朝日、那智天満、那智勝浦港、那智宇久井、那智山、那智井関、色川、太田、下里、那智浦神)の各郵便局に分散▽郵便局に安全を確保する取り組みを依頼▽引き換えに行く人の誕生月での振り分け(奇数月生まれは奇数の日、偶数月生まれは偶数の日に引き換え)―などを挙げている。

 同町は「町としても感染予防対策を行っているため、町民の皆さまにもマスク着用やせきエチケットの徹底、発熱など体調不良の際は引き換えを控えるようお願いいたします。引き続き、手洗いなどの感染予防の取り組みをお願いいたします」と話している。

 問い合わせは那智勝浦町役場総務課(電話0735・52・4811)、観光企画課(電話0735・52・2130)まで。

(2020年4月25日付紙面より)

2020年04月25日
3 約束通り道中3カ所へ設置
 高池小前6年生制作の看板  (古座川町 )

 古座川町立高池小学校(大畑眞校長)の前年度6年生11人が卒業記念で制作したクマノザクラ道案内看板3基が23日、道の駅虫喰岩からクマノザクラのタイプ木を目指す道中に設置された。

 この看板は、同町観光協会(須川陽介会長)と連携したふるさと学習「クマノザクラ学習」の一環で1月下旬からデザインを練り、2月下旬から制作を開始。組み上げの段階に差し掛かった3月2日に新型コロナウイルスに伴う臨時休業が始まり、未完成で終わらせたくないと考え11人から残りの作業を引き受けた大畑校長が仕上げた。設置するまでには至らず、大畑校長は卒業時に11人と「必ず設置する」と約束をして仕上がった看板を預かっていた。

 他方、同協会は制作時に想定した設置場所3カ所の地権者と交渉を進め、諸事情で年度をまたぐ形となったが一通り協力を得ることができこの日の設置に至った。

 作業には同協会の須川会長と事務局職員2人、同校の大畑校長ら教職員3人、役場地域振興課職員1人が参加。タイプ木基準で手前約700㍍、約420㍍、約280㍍の県道沿いに見やすい高さを意識して打ち込んだ。

 看板の素材には、同校児童が6年来使う学習机の使用済み天板(65㌢×45・5㌢)を活用。描かれている内容は▽クマノザクラまで あと700m▽よっていってよ クマノザクラ この先420m▽いらっしゃいませ 楽しんでね★ あと少し280m―の3種類で、縦辺両端に長さ1・8㍍の支柱、横辺両端に装飾木を組み付けた形になっている。

 11人との約束を果たした大畑校長は「遅くなってしまったが、約束した通りに設置できて良かった。11人には来シーズン、この看板が役立つところを見て達成感を感じてほしい」とコメント。

 須川会長は「今日こうして子どもたちが作った看板を設置できたことは、本協会の『未来につなぐ』という点も含めてうれしく思うところ。今後も子どもたちと一緒に取り組みを続けていきたい」と語った。

 この日は道案内看板と併せ、11人が同協会主催の桜フェア開会行事に自主参加して取り組んだクマノザクラ卒業記念植樹用の看板も設置された。

(2020年4月25日付紙面より)

高池小前年度6年生制作の看板を設置する作業参加者=23日、古座川町池野山
2020年04月25日
4 「飛雪米」の田植え作業
 飛雪の滝百姓塾がブランド化  (紀宝町浅里 )

 「にほんの里100選」に数えられる紀宝町浅里で23日、町のブランド米「飛雪米」の田植えがあった。農事組合法人飛雪の滝百姓塾(木下起査央・代表理事)の会員が80㌃の田んぼに飛雪米の「結びの神」を植えた。

 百姓塾は2005(平成17)年に任意団体として誕生。11(平成23)年9月の紀伊半島大水害で甚大な被害を受けたが、翌年には農地の復旧に努め、15(平成27)年に法人化した。

 設立当初は耕作面積37㌃からスタート。年々、耕作放棄地を耕し、今では120㌃の水田を管理。昨年は約3・3㌧を収穫した。また、国や県の補助金を活用して環境美化や獣害対策にも取り組んでいる。

 結びの神は県農業研究所が12年かけて開発した品種。同地区では結びの神とコシヒカリを生産し、「飛雪米」としてブランド化した。熊野川と山々に囲まれ、豊かな水と土地で育った飛雪米は、ふっくらした食感が特徴だという。

 例年、名古屋市の岡谷鋼機の社員や「おもしろ大学」のメンバーなどを招き田植え体験を行っているが、今年は新型コロナウイルスの影響で中止した。

 8月中~下旬に稲刈りを予定しており、木下代表理事は「新型コロナの終息を願い、夏には稲刈りを体験してもらいたい。多くの人においしい飛雪米を食べてほしい」と話していた。

(2020年4月25日付紙面より)

ブランド米「飛雪米」の田植えを行う=23日、紀宝町浅里
2020年04月25日
5 町民にマスクを配布  太地町  
2020年04月25日
6 GW中の県外往来自粛について  堀順一郎町長が呼び掛け  (那智勝浦町 )
2020年04月25日
7 「シニアエクササイズ」を放送 ZTVで25日から 
2020年04月25日
8 道路の快適利用のために  県職員が恒例の清掃活動  (那智勝浦町・新宮市 )
2020年04月25日
9 弘法大師の命日法要  妙法山阿弥陀寺で御影供  (那智勝浦町 )
2020年04月25日
10 町民にマスクを無償配布  5月3日に引き換え実施  (串本町 )
2020年04月25日
11 釣りやキャンプの自粛を  熊野市  
2020年04月25日
12 医師不足改善に期待  医師宿舎16戸を建築  (紀南病院 )
2020年04月25日
13 九分咲きで満開間近  奥地謙一さん宅の牡丹桜  (那智勝浦町 )
2020年04月07日
14 地域の安全のシンボルに
 大橋交番が開所  (新宮警察署 )

 新宮市の新宮警察署大橋交番(同市大橋通4丁目2番地)が先月31日に完成。6日に同所で開所式が行われた。小畑博昭署長、田岡実千年市長、大橋交番連絡協議会の大崎俊明会長をはじめとした委員らが出席し、新築された交番での勤務開始を祝った。

 同交番は老朽化により昨年10月31日から建て替え工事を実施。同交番配属の警察官は工事中、同市新宮にある広角警察官連絡所を拠点に勤務を行っていた。工事前の大橋交番は1974(昭和49)年に運用を開始。築45年が経過しており、新宮署管内で最も古い交番となっていた。

 開所に当たり、小畑署長は「大橋交番管内には熊野速玉大社や神倉神社などの世界遺産があり、高速道路の延伸などにより今後観光客の増加が見込まれる。今まで以上にまちの明かりとなり、地域住民や観光客の手助けができるよう、安心で安全なよりどころとなるように署員一丸となって治安向上に取り組んでいく」とあいさつ。

 来賓の田岡市長は「これまで以上に住民の安全を支え、安心を与えてくれると感じている。地域の皆さんの困り事などの相談の場として、大きな役割を果たしてくれることを期待しています」。大崎会長は「今まで以上に地域の安全のシンボルとなることを確信しています」などと祝辞を述べた。

 新交番は木造2階建て。敷地面積は231・41平方㍍で延べ床面積は89・78平方㍍。建物面積71・9平方㍍。12・53平方㍍のカーポートや5・35平方㍍の二輪車置き場などを備えている。1階には地域住民が交流できるコミュニティールーム、事情聴取室、防御板が装備されたカウンター、事務室などを配置。2階は仮眠室となっている。

 同交番には6人の警察官が配置。同日より原則2人態勢で勤務を開始していく。

(2020年4月7日付紙面より)

新しい交番の前で記念撮影を行った=6日、新宮市大橋通
2020年04月07日
15 ビンチョウの漁獲減少響く
 昨年度のマグロ類9億円のマイナス  (勝浦地方卸売市場 )

 国内有数のマグロはえ縄船の基地、那智勝浦町の勝浦地方卸売市場の2019(令和元)年度のマグロ類の取引高(カジキ含む)は、60億9179万円、前年比8億7685万円減(税抜き)となった。同市場を運営する和歌山県漁業協同組合連合会(JF県漁連)がまとめた。数量は㌧未満、金額は万円未満切り捨て。

 小物類を含む全体の取引高は66億6953万円(税込み)。14年度以降、初めて70億円台を下回った。水揚げ量は過去10年間で最も低く9380㌧にとどまった。昨年度初頭から続く同市場主要魚のビンチョウマグロの大幅な漁獲減少が大きく、クロマグロは数量、金額共に前年度を上回った。

 19年度末集計ではビンチョウマグロ706㌧、5億5897万円の減。キハダマグロ95㌧、2億8422万円減。メバチマグロ75㌧、7335万円減。カジキ類84㌧増、5550万円減。クロマグロは38㌧、9520万円増。同市場占有率の低さからも年度集計にマイナスの影響はなかった。

 新型コロナウイルス感染防止の自粛などについてJF県漁連勝浦市場は、宿泊施設や飲食店の需要は減っているものの全国のスーパーやデパートは機能しているとして、相場への影響は今のところはないとみている。

  □     □

■クロマグロの規制解除



 (一社)全国近海かつお・まぐろ漁業協会の2月2日の通達で、目的採捕停止となっていたクロマグロ大型魚の規制が今月1日に解除された。漁業関係者や仲買人の多くから「最盛期のクロマグロの取引は相場の変動も大きいがその年の不漁を挽回するチャンス。関係者全員が規制の解除を待ちに待っていた。コロナは心配だが鮮度の良いマグロと共に元気を届けたい」などの声があった。

 16年に同市場で417㌔の巨大クロマグロを揚げた第一海伸丸(宮崎県)の船頭、児玉博さんも「クロマグロ狙いで勝負をしているので値の良い時季の禁止は痛かった。コロナの影響もどうなるか見えないが5月いっぱい頑張りたい」と話していた。

(2020年4月7日付紙面より)

出荷準備が進むクロマグロ=2日、那智勝浦町築地


2020年04月07日
16 規模縮小し式典を営む
 中湊の稲荷神社で例祭  (串本町 )

 串本町中湊にある稲荷神社で5日、例祭があった。新型コロナウイルス感染予防のため、今年は式典のみ実施。神保圭志神社総代代表や中湊区の生熊和道区長ら約20人が参列して祭神への礼を尽くした。

 この神社は正法寺後背の山腹に鎮座する旧中湊村社(中湊の氏神社)。近年は周辺の伐採により中湊コミュニティセンター付近から鳥居などを見て取れる状態になっている。主祭神は倉持稲命だが例祭は2月の初午(はつうま)でなく4月3日に近い日曜日を期日としていて、近年は式典と厄よけ祈とうに加え青年会「英進社」による子どもみこしや縁日、餅まきなどの奉仕奉賛をして区内随一の祭礼として活気を見せている。

 今年は英進社の奉仕奉賛と区関係要職の来賓招待を見合わせ、祈とうも6人中2人を代表参列とし餅まきを行わない形として規模を縮小。参列者が例年の5分の1程度になる中、古座神社の石田保宮司を迎えて式典や厄よけ祈とうを営んだ。

 例祭に合わせるように満開を迎える傾向が強い境内の桜は今年も花盛り。時折吹き抜ける風が花びらを運ぶ中、今年も生熊区長のあいさつで開式し区内各団体の代表者が玉串をささげて祈願した。県神社総代会の世耕弘成会長から届いた祝電を披露し、神酒を頂いて今年の奉仕を締めくくった。

 生熊区長は「毎年快晴の下でにぎやかに営むのだが、今年は式典のみとなってしまい残念。本厄を迎えた皆さんは来年、後厄となるが改めて参列してほしい。区民の幸せと共に、中湊区からコロナの感染者が出ないことを願った」とコメント。

 英進社の谷端洋会長は「一年で一番の奉仕ができなかったのは本当に残念。英進社はこの祭りのほかに夏の盆踊りでも縁日を出すが、その頃には新型コロナウイルスが終息していてほしいし、その時は今回の分も含めて地域の盛り上げに頑張りたい」と思うところを語った。

(2020年4月7日付紙面より)

規模を縮小して営まれた稲荷神社の式典=5日、串本町中湊
開式のあいさつを述べる生熊和道区長(右)
2020年04月07日
17 教育や避難場所で地域貢献
 木の川認定こども園が開園  (新宮市 )

 社会福祉法人弘德(こうとく)会(西昭嘉理事長)は6日、新宮市木ノ川に新設した幼保連携型認定こども園「木の川認定こども園」(丸本知加子園長)の竣工(しゅんこう)を祝う落慶式を開いた。式では西理事長らが歓喜天(ガネーシャ神)を祭り読経。法人役員や各関係者ら約40人が出席し、市内で新たに誕生した施設の開園を祝った。

 同園は発生が予想される巨大地震や津波に備え、海抜約35㍍の高台で安全な保育環境を整えるとともに、三佐木蜂伏地区の待機児童解消を目指し、西理事長らが開園に向け取り組んできた。

 完成した施設は敷地面積が1767平方㍍、延べ床面積763・40平方㍍の鉄骨3階建て。建設工事費は約2億5000万円。設計監理は大阪市の株式会社チャイルド社が行い、同市佐野の有限会社中谷工務店が施工した。

 0~5歳児が対象で、幼児教育や幼児期の英語教育の充実を図り、延長保育や一時預かり保育、特定保育や未入園児の子育てクラブなどにも取り組む。初年度は41人が入園した。

 西理事長は「5年間かけて完成し、感無量の思い。各関係者の皆さまにお礼を申し上げます」と感謝。「幼児教育や英語教育に取り組み新宮市に貢献するとともに、高台の園舎を地域の方々の避難場所としてご活用いただければ」と語った。

 丸本園長は「どのお子さんも明るく元気に安心して過ごしていただけるように、また、初めての集団生活でこども園が楽しいと思ってもらえるように職員一同、頑張っていきたいです」と話した。

 なお、入園式は同日午後2時から開かれた。保護者の希望もあり、新型コロナウイルス感染症予防のため、2回に分けて行われた。

(2020年4月7日付紙面より)

高台に開園した木の川認定こども園=6日、新宮市木ノ川
竣工を祝う落慶式が開かれた
2020年04月07日
18 小中学校で新学期始まる  一斉に1学期始業式  (熊野・南牟婁 )
2020年04月07日
19 「幼稚園は楽しいよ」  うどの幼稚園で入園進級式  
2020年04月07日
20 遭難者想定して捜索訓練  団員40人が子ノ泊山で  (紀宝町消防団 )
2020年04月07日
21 スムーズな支払い可能に  「PayPay」の取り扱いを開始  (熊野御坊南海バス )
2020年04月07日
22 一緒に楽しく遊ぼうね  きたやま保で入園式  (北山村 )
2020年04月07日
23 楽しい園生活スタート  認定こども園白梅保で入園式  (新宮市 )
2020年04月07日
24 春の交通安全運動始まる  「集中レッドパトロール」で事故抑止  (新宮警察署 )
2020年04月07日
25 ブルーラインに案内板設置  海ルートやその支線対象に  (和歌山県 )
2020年04月07日
26 3月定例会一般質問⑥  串本町議会  
2020年04月07日
27 お悔やみ情報