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2020年04月08日
1 お茶で自然の恵みをPR 熊野本宮大社で新茶祭 

 田辺市本宮町の熊野本宮大社(九鬼家隆宮司)で7日、新茶祭が営まれた。大社裏の茶園で巫女(みこ)らが摘み取った特産品「音無茶(おとなしちゃ)」の新芽を神前に供え、自然の恵みに感謝するとともに産業の発展を祈った。

 音無茶は、平安時代に熊野を訪れた殿上人が植えたのが始まりといわれている。名前は大社近くを流れる音無川にちなんで付けられた。昭和30~40年代に栽培面積を増やし、現在は町内40戸約4・5㌶で栽培している。黄金色でスッキリとした味わいが特徴だ。

 茶葉はペットボトル飲料やアイスクリーム、お菓子などの加工品としても販売されているほか、最近では二番茶を使用したほうじ茶の需要が伸びている。昨年の一番茶の収穫量は、渇水の影響で約440㌔、製品化されたのは80㌔強と例年の3分の1程度だったいう。

 白衣に赤いたすき姿の巫女と大社敬神婦人会役員らが、祓戸(はらいど)王子近くの茶園(約10㌃)で新芽を摘み取った。大社は毎年、収穫した一番茶を皇室に献上している。本格的な茶摘みは4月下旬を予定。収穫量は1200㌔を見込んでいる。

 JAみくまの熊野川営農センターの内野智文センター長によると、今年は暖冬と降雨の影響で新芽の動きが活発。例年より収穫が2週間ほど早いという。「今年は品質が良く、おいしいお茶ができるのでは」。

 九鬼宮司は全国的に猛威を振るう新型コロナウイルス感染症の影響に言及。「13日から始まる本宮祭では、この国難の状況の中、一日も早い収束を願いながら祈願を中心に執り行いたい」と述べ、新茶祭の斎行に際して「音無茶を通して、多くの方々に熊野の自然の恵みを知ってもらえれば」と話していた。

(2020年4月8日付紙面より)

新茶を摘み取る巫女ら=7日、田辺市本宮町
2020年04月08日
2 釣りをするような形が特色
 ウラシマソウが花の時季に  (古座川町 )

 古座川町小川にある滝の拝周辺で今年も、ウラシマソウが花の時季を迎えている=写真

 ウラシマソウはサトイモ科テンナンショウ属の多年草。地中にある球茎が越冬し、春にやり型で波打つ小葉が放射状に広がる葉を出し次いでその葉で隠すような位置に花を咲かせる。

 筒状に見えるのは仏炎苞(ぶつえんほう)と呼ばれる葉で、その中に肉穂花序(にくすいかじょ)と呼ばれる花の集まりがある。花序の先がさらに伸びて仏炎苞からしな垂れる形が浦島太郎のさお先の糸を思わせることから和名がついたといわれている。

 草丈は50㌢ほど。都道府県によっては絶滅危惧種に指定しているケースもあるなど、見かける機会が限られている野草となっている。写真は滝の拝橋右岸側駐車場の近くで撮影。周囲には葉が若々しくまだ花茎を出していない株もあり、しばらくは開花の様子を楽しめそうな状況だ。

 よく似た植物にナンゴクウラシマソウがあり、小葉がさらに細いやり型で波打たないなどの違いがある。他にもマムシグサやテンナンショウがあり、これらは葉よりも高い位置に花を咲かせウラシマソウのように花序が極端に伸びない。葉柄にマムシのような濃いまだら模様が伴うのがマムシグサ。やり型ではなく広卵型の幅広い小葉をつけるのがテンナンショウ、と区別ができる。

(2020年4月8日付紙面より)


2020年04月08日
3 新1年生が初登校
 町内全小学校で入学式  (紀宝町 )

 紀宝町内の全小学校で7日、入学式があり、真新しいランドセルを背負った新1年生が元気に初登校した。

 町内の新入生は鵜殿小35人(男子18、女子17)、井田小23人(男子12、女子11)、成川小9人(男子6、女子3)、神内小15人(男子11、女子4)、相野谷小7人(男子6、女子1)の計89人(男子53、女子36)。各校では新型コロナウイルスの感染防止のため、式の時間を短縮し、全員がマスクを着用した。

 井田小では、会場の体育館を花で飾り新入生を迎えた。高学年の児童と一緒に入場した新入生たちは、自分の名前が呼ばれると「はい」と元気よく返事した。

 石谷正秀校長は「一日も早く学校生活に慣れて、井田小学校を好きになってくださいね」と祝い、在校生は「入学おめでとう」と歓迎の言葉を贈り、「さんぽ」を歌った。

 新1年生は教材や学習道具などを受け取り、初めての学校生活をスタートさせた。

(2020年4月8日付紙面より)

入学式で元気よく返事する新1年生=7日、紀宝町立井田小学校
2020年04月08日
4 新入児24人迎える
 マリア保育園で入園礼拝  (新宮市 )

 新宮市野田のマリア保育園(三浦恒久園長)で7日、第50回入園礼拝が開かれ、教職員と在園児たちが新入児24人を温かく迎えた。

 三浦園長は「エフェソの信徒への手紙」5章1節を読み、「マリア保育園に春が来て、新しい家族が増えました。この家族をどうぞお守りください。神様がいつも一緒にいてくださいますように」と祈りをささげた。

 保護者会の林英明会長は「初めて子どもを手元から離す方もいると思うが、楽しく最高の先生ばかりなので、安心してお預けください」と話した。

 聖歌「ひかりのこらしく あるきなさい」を歌って閉会した後は、クラスごとに記念撮影をした。保護者たちは満開のサクラの木の前などでわが子の姿をカメラに収めていた。

(2020年4月8日付紙面より)

入園礼拝で聖歌を歌った=7日、新宮市のマリア保育園
2020年04月08日
5 3月定例会一般質問⑦  串本町議会  
2020年04月08日
6 放送や掲示で意識を喚起  春の全国交安運動始まる  (串本警察署 )
2020年04月08日
7 満開の桜を楽しむ  いきいきサロン牡丹  (紀宝町 )
2020年04月08日
8 交通ルールの周知呼び掛ける  自転車安全対策強化日に  (紀宝署 )
2020年04月08日
9 学校運営や医療センターなど  感染症対策について市が方針  (新宮市 )
2020年04月08日
10 充実した高校生活を  新宮高で入学式  (新宮市 )
2020年04月08日
11 明日から元気に登園してね  木の川認定こども園で入園式  (新宮市 )
2020年04月08日
12 ツール・ド・熊野中止  コロナウイルス感染症拡大防止対策のため  
2020年04月08日
13 栃の木のオープンガーデン見頃  柴田さん夫妻が手作り  (那智勝浦町 )