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2019年07月26日
1 姉妹都市名取市へ出発 招待事業で10人が防災や歴史学ぶ (新宮市)

 新宮市の姉妹都市である宮城県名取市主催の招待事業「もう1つの熊野三社と復興・防災について学ぼう」に参加する新宮市の小学5年生から中学2年生までの児童生徒10人と引率の市職員らが25日、宮城県に向けて出発した。4泊5日の日程で見学や体験、防災講話、地元の子どもたちとの交流などを行う。

 事業は姉妹都市締結10周年を記念して昨年初めて行われた。全国で唯一熊野三山から分霊された「名取熊野三社」を探訪し、姉妹都市盟約のゆえんを再認識するとともに、被災地見学や防災学習を通じて防災意識の高揚を図る目的。交流事業を通じて名取市と新宮市の児童生徒の友情の輪を広げ、市民全体の交流につなげる狙いもある。

 日程の中で、新宮市の子どもたちは名取市長を表敬訪問し、熊野三社や市内の見学、震災学習や体験などを行う予定。交流会ではフィールドワークに取り組む。

 2泊3日の行程で同行する速水盛康・新宮市教育長が「きっと出発するときよりも仲良くなって帰ってくると思う。名取市がどういうところか、新宮市と似ているところ、違うところを見て、聞いて、体いっぱいで体験していきたい」と呼び掛けた。

 班長の坂本明希さん(10)は「なかなか行ける機会がないので参加しました。大きな地震があった所。まちの風景などを見たい」と話していた。

(2019年7月26日付紙面より)

参加した児童生徒と引率の皆さん=25日、新宮市徐福のJR新宮駅
2019年07月26日
2 ボランティアスクール開校
 50人が市内各所で福祉を体験  (新宮市 )

 新宮市社会福祉協議会(田中信秀会長)主催の令和元年度ボランティアスクールが25日、市福祉センターで開校した。市内の中学校、高校に通う50人(中学生24、高校生26)が特別養護老人ホームや障害者福祉施設、保育園など14施設で30日(火)までの平日4日間、福祉を体験する。

 社会福祉への理解と関心を深め、ボランティアへの参加のきっかけとし、心豊かな人間形成を目的に1994年から始まった。毎年夏休みに開催している。

 開校式で田中会長は「皆さんと会って良い笑顔をしている印象を受けました。その中には優しさがあるのだと感じました。社会で働くためには、あいさつと返事が必要であり大切。人として協調性がないといけない」とあいさつ。「体験の中で将来に生きてくることがあるはず。皆さんの気持ちが相手にも伝わるため、意識を持ちながら学んでください」と呼び掛けた。

 注意点の確認や日程説明を受けた後、生徒はそれぞれの体験先となる施設へと移動し、介護や保育などを体験した。

 たづはら保育園で体験する県立新宮高校2年の池田有梨映さん(17)は「教育の道を目指しているため保育園を希望しました。子どもとの触れ合いを将来に生かしたい」。わかば園作業所で学ぶ同校2年の久保奥巧君(16)は「医学部を志望しているので選びました。他の医療系の仕事などを参考にできれば」と意気込みを語った。

 最終日にはグループワークや作文制作などを行い、修了証を受け取る予定。

(2019年7月26日付紙面より)

ボランティアスクールに参加した生徒=25日、新宮市福祉センター
田中信秀会長
2019年07月26日
3 「通いの場」の支援者に
 介護予防サポーター養成講座修了式  

 紀宝町は24日、町保健センターで介護予防サポーター養成講座の修了式を行い、志田育哉・健康福祉担当理事が受講生12人に修了証を手渡した。

 町みらい健康課による初の取り組みで、住民が主体的に運営する「通いの場」の支援者(サポーター)を養成することが目的。5月29日に開講し、5回の講座を開いた。受講生は口腔と栄養、介護の現状、介護保険、介護予防サポーターの活動と役割などを学んだ。実習として、町内各地区で自主活動する「いきいき百歳体操」に参加した。

 この日の最終講座では、住民主体の活動を地域で発展することをテーマにグループワークを行い、「趣味などを一緒にできる集まりがいい」「高齢者と若者が集える場を」「一人暮らしの方に気を付ける」などの意見を出し合った。

 講座修了後に修了式があり、志田理事は「町ではもっと身近で歩いて行ける場所に集まって、体を動かすことができる通いの場を各地域につくっていきたいと考えている。住民の皆さんが自主的に自立して通いの場を運営していくためのサポーターになってもらいたい。これまで学んできたことを地域で生かしつつ、皆さん自身の健康づくりにつながるよう楽しく活動を」とあいさつした。

 全講座を受講した同町鵜殿の橋本純子さんは「神内地区で百歳体操に参加した。DVDを見ながらの体操なので講師も要らず、気軽に取り組めるのでは」と話していた。

(2019年7月26日付紙面より)

養成講座で修了証を受け取った受講生ら=24日、紀宝町保健センター
2019年07月26日
4 心無い行為はやめて!
 ハマカンゾウ持ち去られる  (那智勝浦町 )

 那智勝浦町勝浦の「海のホテル一の滝」横の空き地や付近の道端に植えられ、きれいな花を咲かせていた「ハマカンゾウ」が13日、何者かに持ち去られた。

 花は歴史や文化、環境を大切にし、さまざまな活動を行う「なちかつ古道を守る会」(太田耕二代表)が知人から譲り受けた苗を数年前の清掃作業後に植えたもの。

 ハマカンゾウは海岸の砂浜などに生える多年草で地下茎を伸ばし増え、冬枯れしないという。毎年、夏時期に咲き、道行く人や犬を散歩させる人などの目を楽しませていた。

 同会によると同日朝、根から抜かれたハマカンゾウを持ち去る白い車の姿を近隣住民が目撃したという。その後、会員の1人が現場に駆け付けたところ、空き地や付近にも植えていたハマカンゾウが全てなくなっていたと話す。

 「年々、株が増えて今年はたくさんのオレンジ色の花たちが夏の暑さを忘れさせてくれるように咲き、多くの人たちを和ませてくれていた」と落胆の表情を浮かべていた。

 「人だけではなく、アリも花の蜜を食糧にしているし、クモは花のそばに巣を張って虫を待ちます。花がなくなると鳥やクモや虫を食べる食物連鎖も成り立たなくなってしまう」と主張。「少し前にも青いきれいなサザンカの株も抜かれてしまった。犬のフンの始末をしない人もいる。心無い行為はやめていただきたいものです」。

 「警察には相談していません。こういったことが何度も起きてしまうのは心が痛みます」と述べ、他市町村に設置される防犯カメラにも触れ、同町への導入を訴えた。

(2019年7月26日付紙面より)

全ての花が持ち去られた=13日、那智勝浦町勝浦(提供写真)
持ち去られたものと同時期に植えられたハマカンゾウ(同)
2019年07月26日
5 近大新宮コールドで涙  南部に敗れ7年ぶりベスト8ならず  (全国高校野球選手権和歌山大会 )
2019年07月26日
6 さらに愛される施設目指す  ルピナス納涼祭にぎわう  (那智勝浦町 )
2019年07月26日
7 プレミアム付商品券発行へ  取扱登録店舗も募集中  (新宮市 )
2019年07月26日
8 木本の変遷を解説  中瀬古さんが絵はがきなどで  (熊野市民大学 )
2019年07月26日
9 テーブル囲み会話弾む  大里でカフェいっぷく亭  (紀宝町 )
2019年07月26日
10 母国で日本の文化伝える  マリオ・グラントさん「絆大使」に  (紀南高校 )
2019年07月26日
11 地元就職への意欲向上に  紀南高生が事業所見学  
2019年07月26日
12 森の中で神秘の光  シイノトモシビタケ  
2019年07月26日
13 保育の学びに触れる  近大新宮高が信愛女子短大見学  
2019年07月26日
14 池野山のコーラスを鑑賞  認知症カフェの利用者ら  (古座川町 )
2019年07月26日
15 梅雨の合間に楽しい一夜  くしもとこども園の夏まつり  (串本町 )
2019年07月26日
16 連夜の練習で獅子舞磨く  奉納3団体の稽古大詰め②  (河内祭に向け )
2019年07月26日
17 幸運富くじ当選番号決まる  令和元年度中元大売出し分  (串本商店会・古座商店会 )
2019年07月13日
18 町民の長寿を盛大に祝う
 「喜寿の集い」に91人  (那智勝浦町 )

 那智勝浦町と町社会福祉協議会(岡﨑晴賀会長)は11日、同町勝浦のホテル浦島で「第25回喜寿の集い」を開催した。本年度喜寿(77歳)の町民290人中91人が出席し、食事や余興を楽しみ祝福を受けた。

 堀順一郎町長は「町の発展は戦後や高度成長期など激動の時代を生き抜いてきた皆さまのご努力、ご労苦の賜物(たまもの)。豊かな経験と知恵をまちづくりや地域社会の活性化のために大いに発揮いただきますようお願いします」とあいさつ。荒尾典男町議会議長が「皆さま方には深く敬意と感謝申し上げます。地域社会の良き助言者や指導者として後進の指導にもご尽力いただきたい」と話し、東牟婁振興局の東川智昭局長も祝辞を述べた。

 招待者を代表し、柴田三彌子さんが「今日は神様がくれた特別な日。一日を大切に過ごしたいです。やる気、根気、元気の3本の木(気)を大切に育て100年時代に向って過ごしたい。地域社会のために頑張ることが恩返しだと思う」と述べた。

 わかば保育園の園児ら16人は歌やダンスを披露し、会場を盛り上げた。手作りの首飾りを招待者全員にプレゼントし、「77歳おめでとうございます。これからも元気でいてください」と激励。同町社協の岡本美智子副会長が長寿を祝い乾杯の音頭を取った。

 岡﨑会長は「皆さま方には地域の活性化にも先頭に立っていただきたい。今後もご壮健でご活躍くださいますようにお祈り申し上げます」と話した。

 同町下里の上田桂三さん(76)は「今後もできる限り、さまざまなものに関わっていきたい。個人プレーには注意し、みんなと仲良くしていきたい」と笑顔を浮かべた。

 その後は町区長連合会の大江清一会長が万歳三唱を行い、餅投げで締めくくられた。

(2019年7月13日付紙面より)

招待者らが喜寿を祝い乾杯=11日、那智勝浦町のホテル浦島
わかば保育園の園児らが手作りのプレゼントを贈った
2019年07月13日
19 旅行客を「食」でおもてなし 英語版グルメマップが完成 (新宮市料理飲食業組合)

 新宮市料理飲食業組合(平見一雄組合長、組合員60人)と新宮・東牟婁菓子商工組合(切畑屋伊和男組合長、組合員35人)はこのほど、外国人観光客向けの「英語版グルメマップ」を完成させた。11日に同市緑ヶ丘の東牟婁振興局で記者会見を開き、平見組合長は「一人でも多くの外国人観光客の方に見ていただきたい」と呼び掛けた。

 グルメマップはA5版フルカラー16㌻。市内の飲食店48店舗と、新宮~那智勝浦町の和・洋菓子店21店舗の計69店舗の写真と情報が掲載されている。店の看板を見て一目で分かるように、日本語で屋号を併記するなど工夫を凝らした。今後、各店舗や観光協会、ホテル組合などに設置するほか、新宮港に入港するクルーズ船乗船客などにも配布していく。

 当地方を訪れる外国人観光客が増えたことを受け、熊野三山をはじめとする観光スポットだけではなく、「おいしいもので胃袋を満たし、『食』でも楽しんでいただき、また訪れてもらいたい」との思いから作成に至った。約1年前から作成に取り組み、試行錯誤を重ねながら5000部の発行にこぎ着けた。

 平見組合長は「飲食店を紹介する英語版のパンフレットが今までなかった。料理にしてもお菓子にしても、その店の一押しメニューを掲載しています。当地方にこれだけの飲食店があることが分かれば、『ここで食事を』というきっかけになるのでは」と期待を込める。

 切畑屋組合長は「菓子業界は特に、写真で見て、食べたいと思ってもらえることが大事。海外にはお土産の習慣がないが、来ていただいて一度味わってもらいたい」。企画した倉本幹也さんは「今まではインターネットで検索しづらく、お店を見つけにくかった。歩きながらでも見られるグルメマップによって、『新宮市で食事をしよう』という流れになるのでは」と思いを語った。

 里中陽互・市観光協会長は「これを機に、店舗側が外国人観光客に対しての心遣いや一歩踏み込んだおもてなしができることを期待します。地域一丸となってお客さんをおもてなしするために、積極的に組合に加入してくれる店舗も増えれば」と話していた。

(2019年7月13日付紙面より)

英語版グルメマップをPRする(左から)切畑屋伊和男さん、里中陽互さん、平見一雄さん、倉本幹也さん=11日、東牟婁振興局
2019年07月13日
20 300人規模でごみ回収
 上浦海岸で清掃活動  (串本町 )

 串本町串本にある上浦海岸で7日、串本・みんなの海をまもろう会(堀口一志会長)の呼び掛けによる海岸清掃活動があり、約300人で漂着したごみを回収するなどした。

 この活動は、串本の海を愛する人々が一体になって美化活動を展開し、秀でた環境を守り続ける気持ちを高める目的で年1回実施。近年は串本地区南西にある上浦海岸を対象にして呼び掛けをしていて、本年度は当初6月30日に行う予定だったが、天候不良のため今月7日に延期する形となった。

 参加者の内訳は▽柏木商店▽紀南農業協同組合串本支所▽きのくに信用金庫串本支店▽紀陽銀行串本支店▽串本海上保安署▽串本町役場産業課・教育課▽串本町商工会▽K―BAYサーフィンクラブ▽航空自衛隊串本分屯基地▽小森組▽新宮保健所串本支所▽和歌山東漁業協同組合▽個人有志―などの各関係者と合同参加する串本小育友会。当日は午前7時20分をめどに現地集合し、堀口会長と串本小の濵正和校長があいさつをして活動に取り掛かった。

 同海岸は住民の散歩、サーファーの挑戦、近年は緩慢だがウミガメも産卵に訪れるなど幾重にも親しまれ、須賀漁港の設置で幾分縮小しているが約700㍍にわたり砂浜が広がる。他方、二色から潮岬にかけての大きな湾の一角にあり、ごみが漂着しやすいという状況も抱えている。

 この日は1時間強の人海戦術で漂着ごみを一掃。町指定ごみ袋〈大袋〉換算で可燃ごみ470袋相当、不燃ごみ110袋相当を引き上げたほか、散在する流木も寄せ集めて砂浜を整えたという。終了時は同会から飲料を差し入れ、串本リリースタンプ会のエコポイント(100㌽分)引換券も贈って感謝した。

(2019年7月13日付紙面より)

上浦海岸の漂着ごみを人海戦術で集める参加者=7日、串本町串本
2019年07月13日
21 戸別受信機の配布率向上を
 紀宝町区長会が定例会  

 町内14区と町で組織する紀宝町区長会(会長・辰巳尚鵜殿区長)は11日、同町役場大会議室で定例会を開いた。役員改選に伴い会長に辰巳区長、副会長に猿口芳志神内区長を再任した。

 年に1回の定例会で各地区の区長と西田健町長、各課課長らが出席した。あいさつで西田町長は「熊野川河口大橋を含む新宮紀宝道路は和歌山県側で橋の工事が行われ、三重県側も準備が進んでいる。用地は地権者の97%の方に協力をいただいている」と述べた。

 また、2級河川神内川が特定大規模河川事業の指定を受けたことや、9月から県内の医療機関で未就学児が無償で診療を受けることができることなどを報告した。

 辰巳会長は、デジタル防災行政無線の戸別受信機を各区で配布できないか提案し、各区長が了承した。

 続いて各課の担当職員が町防災情報システム、町花火大会、空き家バンク、移動支所の利用状況、介護予防事業、獣害対策などについて説明した。

 町花火大会は8月15日(木)午後7時から鵜殿港で開催を予定。追善供養に続き7時30分ごろから花火を打ち上げる。

 空き家バンク事業は紀宝町に定住、移住を希望し、物件を探している人に売買や賃貸を紹介するもので、企画調整課が担当している。獣害対策は農地侵入防護柵の資材購入費補助や追い払い講習会、小型箱わなの貸し出しなどに取り組んでいる。

 戸別受信機の配布率は約75%で、設置が進んでいない地区もあり、出席者からは「100%配布に向けて自主防災会で取り付けしては」「台風シーズンまでに配布を」との意見があった。

(2019年7月13日付紙面より)

区長会で町の取り組みを聞く=11日、紀宝町役場
辰巳尚会長(右)と猿口芳志副会長
2019年07月13日
22 親子で食育に触れる  映画「いただきます」上映会  
2019年07月13日
23 町の課題解決に向け協議  まちづくり地域推進会議  (那智勝浦町 )
2019年07月13日
24 「飛び出し」に注意して  三輪崎小で交通安全教室  (新宮市 )
2019年07月13日
25 研究の一端に触れる  近大新宮高が水産実習  (新宮市 )
2019年07月13日
26 夏野菜使った料理作る  新宮市で4回目の男性料理教室  
2019年07月13日
27 持続可能なまちづくり目指し  「地方創生ゲーム」体験会  (新宮市 )
2019年07月13日
28 ゴカイの音の研究成果発表  平林勲学芸員ら研究チーム  (串本海中公園センター )
2019年07月13日
29 集団に大切な事柄考える  ジュニアリーダー研修会  (串子連 )
2019年07月13日
30 官民連動で町内美化  古座川のおおそうじ  (古座川町 )
2019年07月13日
31 6月定例会一般質問⑥  串本町議会  
2019年07月13日
32 薬物乱用はダメ!  熊野市・南郡で街頭啓発  
2019年07月13日
33 ケーキ作り楽しむ  「寺子屋広場」に11人  (紀宝町 )
2019年07月13日
34 一層の満足度向上を  「熊野倶楽部」が10年の愛顧に感謝  (熊野市 )
2019年07月13日
35 「横断歩道“SOS”の日」を啓発  夏の交安県民運動初日に広報活動  
2019年07月13日
36 観光やビジネスの拠点に  ホテルシーモアレジデンスがオープン  (白浜町 )
2019年07月13日
37 はがきで思い伝える  啓発に暑中見舞いはがき活用  (管内小学校で )
2019年07月13日
38 お悔やみ情報