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【検索ステータス】 
2019年06月25日
1 中岩和子さんがトップ
 新人は3人が当選  (那智勝浦町議選 )

 任期満了に伴う那智勝浦町議会議員選挙が23日に投開票され、現職9、新人3の計12人の新議員が決まった。観光振興や地域活性化、少子高齢化、防災、医療・福祉を争点に15人の立候補者が激しい選挙戦を展開。現職の中岩和子さん(71)=公明党=が1000票を獲得しトップ当選を果たした。新人は城本和男さん(62)=無所属、加藤康高さん(49)=同、藤社和美さん(57)=同=の3人が当選した。

 令和初の同町議選は現職9、新人6の計15人が立候補した。不出馬を表明した現職3人の票の行方も注目された。18日の告示後は5日間の短期決戦に突入。立候補者は選挙運動最終日まで、各地域で取り組むべき町の課題や自身の施策を訴え、票の上積みをすべく支持を呼び掛けてきた。

 午後8時から体育文化会館で当落を決定する開票作業が行われ、各候補の支持者らがその様子を見守った。午後9時25分に結果が確定し、当選した各陣営では候補者と支持者が喜びの声を上げた。

 期日前投票は4日間で4038票あり、前回(2015年)より533票増えた。当日有権者数は1万3024人(男5995、女7029)で投票者数は9004人。投票率は69・13%で、前回の72・32%から3・19㌽下がり、過去最低を更新した。新人の出馬などで投票率増が見込まれていた今回の選挙だが、有権者の政治に対する関心も低調な結果となった。

  □     □

子育て支援やバスの充実を トップ当選の中岩さん



 15年から同町議会議長を務め、6期目の当選を果たした中岩さんは「これまでと違い、戦況が見えない大変な選挙戦でした」と振り返り、「当選は支援してくれた皆さまのおかげです。6期目は高齢者のための町内循環バスの充実や子育て支援、観光客の誘客に務め、町の活性化に全力で取り組みたい」と抱負を語った。

 峰武久後援会長は「5期20年間の実績が高く評価された。献身的な支援の結果と感謝しています。山積する町の課題に真摯(しんし)に取り組んでいただけると期待しています」と述べ、選挙事務所はお祝いムード一色に包まれた。

  □     □

地域の元気が活性化に 新人トップの城本さん



 同町役場で税務課長や総務課長を歴任し、今回952票を獲得した城本さんは「ここまで支援していただけるとは思わなかった。今回の結果は皆さまのおかげ。お一人お一人に感謝を申し上げたい」。取り組むべき課題については「安心安全の町づくりや町の活性化に取り組みたい。地域が元気にならないと町の発展は難しい」と語った。孫の池田結ちゃん(2)と紬さん(9)から花束を受け取った城本さんは、集まった支持者らと当選の喜びをかみしめていた。

  □     □

■開票結果

当落得票数候補者名年齢党派現元新
1,000中岩 和子71
953亀井二三男70
952城本 和男62
752曽根 和仁56
738金嶋 弘幸51
677加藤 康高49
630藤社 和美57
597東  信介60
592荒尾 典男65
500左近  誠78
492引地 稔治60
489森本 隆夫80
378松本 和彦49
140山本  勉72
33清水 俊幸59


当日有権者数 13,024人

投票者数 9,004人

無効投票数 82票

投票率 69.13%

(2019年6月25日付紙面より)

6期目の当選を祝う中岩和子さん(左から2人目)=23日、那智勝浦町市野々
新人トップで初当選した城本和男さん(中央)=23日、那智勝浦町下里
2019年06月25日
2 高木顕明師しのぶ
 非戦、平和願い遠松忌  (新宮市 )

 新宮市大橋通の淨泉寺(山口範之住職)で22日、真宗大谷派主催の「遠松忌法要」が営まれた。大勢の市民や関係者らが参列し、非戦・平和を唱え、差別と闘った同寺12代住職、高木顕明師(1864~1914年)の遺徳をしのんだ。

 「前(さき)を訪(とぶら)う 今、この時代に聞く非戦・平等の願い」をテーマに毎年営まれている法要。1998(平成10)年に滋賀県大津市の本證寺で有志らが第1回を営み、翌年から新宮市で開かれている。今年22回目で、2000(平成12)年から同派が主催している。

 関係者らは、市内の南谷墓地にある顕明師顕彰碑での勤行後、淨泉寺本堂で営まれた法要に参列。ノンフィクション作家の田中伸尚さんの法話「熊野『大逆事件』過去から未来へ」や交流会もあった。

 顕明師は新宮出身の医師・大石誠之助(1867~1911年)らと共に非戦、平和を唱えて活動していたが、明治天皇暗殺を企てたとして「大逆事件」1910(明治43)年に連座し無期懲役となり、無念の中、14(大正3)年6月24日に秋田監獄で自ら命を絶った。事件を受け、顕明師は同派から追放されたが、96(平成8)年に処分取り消しとなり、名誉が回復されている。

 山口住職は「遠方は北海道から、多くの人がこの日のために駆け付けてくれたのはありがたいこと。盛況のうちに法要を営むことができた」と感謝を示し、「顕明師の『余が社会主義』の内容を指針とし、もう一度自己を見直すきっかけとしたい」と話していた。

(2019年6月25日付紙面より)

高木顕明師顕彰碑前での勤行=22日、新宮市の南谷墓地
2019年06月25日
3 医療関係者ら意見交換
 災害医療勉強会兼ね救護研修会  (紀宝町 )

 紀南地域救急医療対策協議会主催「災害時医療救護研修会第2回救護班研修」が23日、紀宝町生涯学習センターまなびの郷で催された。第3回南紀災害医療勉強会と合同開催で、メインテーマは「南紀の災害医療とDMAT」。医療関係者や行政職員など約150人が参加し、大災害発生時の医療について事例発表や意見交換をした。

 松阪市民病院救急部の谷口健太郎医師が災害急性期に活動できるDMAT(災害派遣医療チーム)について、1995年の阪神淡路大震災をきっかけに編成されたことや2016年の熊本地震、18年の西日本豪雨での体験などを語り、公開ディスカッションではコメンテーターを務めた。

 ディスカッションのテーマは「紀伊半島の災害医療とDMATについて」。くしもと町立病院の寺島真由美副看護師長は「災害マニュアルに沿った訓練はどのように?」と問いかけ、那智勝浦町立温泉病院の山本康久院長は「当院にはヘリポートがなく、水、食料、電気の備蓄は3日分。補給計画はない」と実情を述べた。新宮市立医療センターの舟津稔博医師は介護施設との連携訓練の必要性を訴えた。

 機体の大きい防災ヘリは病院のヘリポートに着陸できないことや、ドクターヘリの病院への運行回数は一日5回以下が限度と思われることが明らかになり、訓練に医師の参加が少ないなどの課題も出された。大災害では、DMATは大都市周辺に多く派遣されることが予想され、「この地方への派遣は大丈夫か?」との疑問の声も上がった。派遣は必ずされるが、規模は不明という。

 午後には御浜町、紀宝町、熊野市消防署、那智勝浦町立温泉病院、新宮市立医療センター、JSCOPE実行委員会による発表会があり、防災・減災への勉強会、情報発信や収集、応急手当講習会などそれぞれの取り組みが発表された。

 会場には医療職志望の高校生約10人も姿を見せ、近畿大学附属新宮高校2年の大井美空(みく)さんは「この地方は高齢者が多い。私達が動けることもあるのでは。将来は看護師になり、この地方で働きたい」などと話した。

(2019年6月25日付紙面より)

医療関係者参加の会場=23日、紀宝町の「まなびの郷」
DMAT活動を語る谷口健太郎医師
課題など発表のディスカッション参加者
2019年06月25日
4 薬物乱用防止機運を醸成
 管内の3カ所で街頭啓発  (新宮保健所串本支所 )

 新宮保健所串本支所管内3カ所で22日、「ダメ。ゼッタイ。」普及運動街頭啓発があり、啓発員約30人が薬物乱用を防ぐ機運の醸成に努めた。

 この運動は厚生労働省が主唱する全国規模の薬物乱用防止キャンペーン。その趣旨に賛同する和歌山県は、国内の薬物事犯検挙人数が年間1万3000人余りで推移し若年層も少なくない状況を鑑みつつ今年3月に「第四次紀の国薬物乱用防止五か年戦略」を策定。関係機関団体と連携して対策に力を入れることとし、その一環で同支所は県民の意識を高め国連総会決議に基づく「6・26国際麻薬乱用撲滅デー」の趣旨を周知し防止の機運を高めることを目的とした同啓発を実行した。

 前述の3カ所は▽Aコープ紀南VASEO店前▽同こざ店前▽オークワ古座川店前―で、啓発員は県薬物乱用防止指導員、串本警察署、串本青少年センター、串本町と同町教育委員会、古座川町と同町教育委員会、同支所の各関係者。

 Aコープこざ店前では11人が買い出しなどで往来する住民にポケットティッシュなどの啓発物資を手渡し、趣旨を説明するなどして薬物乱用防止を意識するきっかけを託した。

 同支所の堀内達司さんは「世界を見るとカナダが昨年に大麻を合法化したが、日本はそうではなく今も危険であることに違いはない。その危険がインターネットの普及と巧みな誘い掛けで都会や地方関係なく身近になっているのが今の時代で、若年層の検挙者も多いからこそ、社会は十分に啓発をして『ダメ。ゼッタイ。』を伝えなければならない」とこの啓発に込めた思いを語り、その実践をする啓発員の活動を後押しした。

(2019年6月25日付紙面より)

往来する住民に薬物乱用防止を意識するきっかけを託す啓発員=22日、Aコープこざ店前
2019年06月25日
5 新宮―和歌山工で開幕
 準々決勝までの組み合わせが決定  (全国高校野球選手権和歌山大会 )
2019年06月25日
6 宇久井マーリンズが優勝
 小学生バレーボール男女大会地方予選  
2019年06月25日
7 参院選について抱負語る  世耕経産相が国政報告  (新宮市 )
2019年06月25日
8 12人の新議員、喜びの声  那智勝浦町議選  
2019年06月25日
9 親子のつどいで交流育む  新宮市障害児者父母の会  
2019年06月25日
10 宿泊、日帰り共に増  GW中の主要観光地観光客入込数  (和歌山県 )
2019年06月25日
11 福祉会、独り立ちできた  いなほ後援会が解散  (那智勝浦町 )
2019年06月25日
12 健康食の調理と試食  第2回きほう食の会栄養教室  
2019年06月25日
13 不審な動き見逃さず  紀宝地区金融機関防犯協会が訓練  (第三銀行御浜支店 )
2019年06月25日
14 新作「いないいないばあ」  布絵本作り講座始まる  (鵜殿図書館 )
2019年06月25日
15 当局は初日に29案件上程  串本町議会6月定例会始まる  
2019年06月25日
16 雰囲気楽しみ気持ち高める  児童館行事「たなばたかい」  (古座川町 )
2019年06月25日
17 お悔やみ情報
  
2019年06月21日
18 「空き家問題だけじゃない」
 農地転用における課題など  (新宮市 )

 高齢化や若者の都市部への流出などで全国的に放置され荒れた農地の管理が問題となっている。高齢人口比率35・5%(2018年1月1日現在)となっている新宮市においても空き家問題同様、所有者が高齢で管理が困難であったり、相続した農地を持て余したりするなど、農地の利活用が課題となっている。

 農地を農業以外の目的に利用することを「農地転用」という。農地転用の際には、権利の移転などを行う場合、原則として国や都道府県知事の許可が必要となる。農地転用許可制度を適正に運用し、優良農地を確保する目標を立てるなどの要件を満たしている一部自治体は、指定市町村として都道府県と同様の権限を有するが、それ以外の自治体では「農地法」が定めた規定により手続きが必要となる。

 市町村の農業振興地域整備計画により農業を推進することが必要と認められた「農業振興地域内農用地区域」においては、農地以外での土地利用が厳しく制限されている。また、一般人が畑などを所有し耕作する場合は1000平方㍍以上(新宮市の場合・自治体によって異なる)持つことが必要とされており、市民からは「農道の整備拡幅や舗装なども大事。農道沿いに住宅が建っている所もたくさんある」「高齢になり耕作ができず近所迷惑になってしまい心苦しい」などと規制緩和を望む声も聞こえてくる。

 農地などの利用関係の調整、農地の交換分合その他農地に関する事務を執行する「農業委員会等に関する法律」の改正により、市では17年12月1日、農地利用の最適化を推進するため農地利用最適化推進委員を設置。担当区域の農地の無断転用や耕作放棄地の防止・解消などを図るための利用状況調査、農業者からの相談対応や助言指導を行うなど、人と農地とのマッチング、農地利用の最適化を図る業務を担っているが、その役割としては「農地の有効利用の意義・重要性を地域に伝えること」であり、農地転用についての業務は農地法に基づいた審査にとどまっている。

 農業委員会の担当者は「農業を振興する立場として、守るべき農地を明確化していく必要がある」と話している。

(2019年6月21日付紙面より)

(イメージ写真)
2019年06月21日
19 歌に合わせて体動かす
 ゆうゆうクラブ女性部が音楽体操  (新宮市 )

 新宮市ゆうゆうクラブ(老人クラブ連合会)女性部(石原千里部長)は19日、市福祉センターで令和元年度「健康づくり教室」を開いた。会員約100人が参加し、音楽に合わせて体を動かした。

 音楽を通じて脳の活性化と健康づくりを推進しようと、「楽しい音楽体操」をテーマにピアノや健康体操の指導などを行う宇都宮惠美さんから教わった。

 石原部長は「女性部も1000人を超え、おおいに活動を」とあいさつ。宇都宮さんは「すてきな曲に合わせて体を動かせばあっという間」「痛いとストレスになるので、気持ちいいと感じる程度に」など解説しながら指導した。

 会員は背筋を真っすぐするための「手振り体操」をはじめ、隣の人と触れ合う動きや脳トレの動作を取り入れた手遊び、ボールやひもなどの道具を使った体操などにもなじみの歌に合わせて取り組んだ。会場には歌声と笑い声が絶えず響いていた。

 宇都宮さんは「これを機に継続して実施したい。人の輪に入り、笑いながら過ごすのはいいこと。たくさんの人が来てくれてよかった」。

 松﨑和代さん(84)=船町=は「散歩以外は座り込んでばかりで、体を思うと体操をしたいと考えていました。誘っていただき、参加できた。ありがたいこと」と笑顔。閉会に当たり河原良子副部長は「皆さんの心が大きな一つの輪になって楽しいひとときを過ごし、認知症も遠ざかったのでは」と締めくくった。

(2019年6月21日付紙面より)

100人が輪になって取り組んだ=19日、新宮市福祉センター
2019年06月21日
20 事前説明受け準備始める
 メ市派遣の中学生7人ら  (串本町教育委員会 )

 串本町教育委員会(潮﨑伸彦教育長)が19日、同町文化センターで本年度姉妹都市青少年交流事業〈派遣事業〉に参加する町内在住の中学生7人とその家族を対象にした事前説明会を開き、事業の概要などを伝えて質問に答えるなどした。

 この事業は1994(平成6)年度に旧串本町で始まり、現串本町は教育委員会事業に位置付けて継承実施している。後者は西暦奇数年に国際姉妹都市・トルコ共和国メルシン市(以下メ市とする)などへ青少年を派遣し同偶数年にメ市などから青少年を受け入れる形で相互交流を重ねる流れにあるが、派遣については同国の治安悪化に伴い直前中止した2013(平成25)年度以降2回見送ったため8年ぶりの実施となる。

 本年度の派遣先は今も相互交流が続いているメ市で、7月21日(日)午前11時に出発し29日(月)午後6時ごろ帰町する8泊9日の行程で赴く。メ市滞在は現地時間で22日(月)から27日(土)までの6日間で、その前後は移動日。交流プログラムは調整中で、近日中にメ市から同町教委に連絡が入る見込み。

 中学生7人の内訳は男子2人と女子5人で、学年で見ると1~3年生がそろっている状況。町内の中学校経由で、古座中や近大附属新宮中に通う中学生には個別でそれぞれ案内を出して参加を呼び掛けた。同町総務課付けで国際交流員を務めるトルコ人女性ドゥルナ・オズカヤさんら引率者3人を加えた10人で青少年団を結成し、ホームステイをしながら同プログラムに臨むという。

 同説明会は中学生7人と引率者3人がそろって初顔合わせするタイミングとなり、同町教委教育課の平田秀次長は同事業の経緯を伝え「皆さんの作文を読んでしっかりとした目的意識を持っていることに感心した」と述べつつあいさつ。同団を結成する10人が自己紹介をし合った後、同町教委が派遣事業の行程の説明と早急のパスポート取得や海外旅行保険加入推奨などの事務連絡をし、オズカヤさんが同国やメ市の紹介と事前に求めた質問事項への回答をするなどして来る派遣に向けた準備の初動を固めた。

(2019年6月21日付紙面より)

メ市派遣に参加する中学生やその家族にあいさつする平田秀次長=19日、串本町文化センター
2019年06月21日
21   

2019年06月21日
22 3決で同地区対戦も
 串本、宇久井がそろって関西大会へ  (オークワカップWTV小学生サッカー )
2019年06月21日
23 川村淳二さんが優勝 新宮グラウンドゴルフ同好会「あじさい大会」 
2019年06月21日
24 髙野乙葵君(新宮バドスポ少)が全国へ
 全国小学生ABCバド県予選で優勝  
2019年06月21日
25 楽しく体を動かす  熟年クラブが健康講座  (那智勝浦町 )
2019年06月21日
26 より良い学校づくりを  城南中で生徒総会  (新宮市 )
2019年06月21日
27 情報発信や高齢者問題など  新宮市議会一般質問②  
2019年06月21日
28 ササユリが見頃  農家民泊不動坂  (那智勝浦町 )
2019年06月21日
29 オリジナルのけん玉作る  「つくってあそぼう!」  (新宮市中央児童館 )
2019年06月21日
30 防災意識を高める  三輪崎保で立ち合い訓練  (新宮市 )
2019年06月21日
31 タッセル作りを楽しむ  日好荘スマイルカフェ  (那智勝浦町 )
2019年06月21日
32 103組が部門別で対戦 第39回ソフトテニス大会 (串本セントラルクラブ)
2019年06月21日
33 児童12人伝統文化に学ぶ  本年度茶道子供教室開講  (古座川町 )
2019年06月21日
34 大正琴の演奏楽しむ  恒例の「カフェいっぷく亭」  (鵜殿地区 )
2019年06月21日
35 4議員が町の見解ただす  紀宝町議会一般質問②  
2019年06月21日
36 候補者に聞く  那智勝浦町議選  
2019年06月21日
37 旧梛の設備費など計上  6月定例町議会が開会  (太地町 )
2019年06月21日
38 票の行方に注目集まる  町内各所で舌戦展開  (那智勝浦町議選 )
2019年06月21日
39 お悔やみ情報
  
2019年06月12日
40 新体制で6議案を審議
 6月定例会が開会  (新宮市議会 )

 新宮市議会(前田賢一議長、15人)の6月定例会が11日、開会した。会期は27日(木)までの17日間。改選後初となる定例会で、一般会計補正予算など6議案を審議する。一般質問は18日(火)から21日(金)までの4日間を予定している。

 一般会計補正予算は、「個別予防接種事業」に520万円を追加。地方譲与税の一つである森林環境譲与税を財源とし、長期森林管理方針の作成および森林所有者への意向調査のために1004万2000円を補正。併せて「森林環境譲与税基金」を設置し、1608万4000円の積み立てを行う。補正後の予算総額は178億6589万8000円となる。

 市森林環境譲与税基金条例の制定や、市重度心身障害児者医療費の支給に関する条例、高田保育所の新高田会館への移転に伴う保育所条例、市火災予防条例の一部改正なども審議する。

 冒頭で田岡実千年市長が「今年は当市にとって節目となる年。先日の新宮港開港40周年記念式典も盛大に執り行うことができた。多くの議員にも参加いただき、素晴らしい催しとなった」と感謝を示した。11月に予定している水野家入部400年を祝う式典では、ドイツから水野家直系の子孫であるモニカ・水野・ベロイターさんを招く予定であることなどを伝えた。

 当局から、新宮港埠頭株式会社や公益財団法人佐藤春夫記念会などの業務報告があり、徐福公園の運営状況について「昨年度の来園者数は2万7667人で前年比1313人の減少。売店売り上げにおいても前年度と比べると減少し、収益的にも厳しい状況が続いている」と報告。竹内弥生議員は「観光客は増えているのに徐福公園の来園者だけが減っている」と指摘した。当局は台湾観光客の減少が来園者数に反映されていると説明し「売店に関しては新規の商品の開発も検討している。今後具体的なアイデアを出していきたい」と回答した。

 一般財団法人熊野川町ふれあい公社の業務報告では、上田勝之議員が「川舟の船頭の確保、育成は急務」と述べ、屋敷満雄議員は「渇水によるキャンセル客を減らすため電源開発と協議をするべき」などと提言した。

(2019年6月12日付紙面より)

6月定例会開会に当たりあいさつする田岡実千年市長=11日、新宮市役所
2019年06月12日
41 写真で地域の魅力発見
 紀南フィルムがまち歩き撮影会  (那智勝浦町 )

 南紀地方とカメラが好きな人たちで構成される「紀南フィルム」のメンバーら11人は9日、那智勝浦町で「Have a nice PHOTO! まち歩き撮影会」を実施した。同町朝日の「ハナイ」に集合したメンバーらは写真家の鈴木さや香さんの講習を受けた後、勝浦漁港などを巡り、思い思いの写真を撮った。

 「紀南フィルム」は、昨年度に熊野灘捕鯨文化継承協議会が、日本遺産「鯨とともに生きる」の対象エリア情報発信のため実施したフォトライター養成事業を契機に結成。撮影会は無料写真雑誌「Have a nice PHOTO!」を発行する株式会社シー・エム・エスと、大手機器メーカー「キヤノン」とのコラボ企画として開催した。

 鈴木さんは「自分の気持ちを知るためにも、好きという感覚を探ることが大切。同じ被写体でも寄ったり引いたりすると違って見える」などと撮影のポイントを説明。「良い天気でも雨でも曇りでも、その時の条件を受け入れて心動く部分を探して。もっとこうであったら、ではなく今の景色を丁寧に見てみましょう」などと呼び掛けた。作品のタイトルにも言及し、「自分の気持ちを具体的に正直に表すことが大事」などとアドバイスをした。

 講習後、メンバーらは「町の表情」をテーマに町内を撮影してまわった。港町の風景や漁業に関わる仕事、人にスポットを当て、写真を通して地域の魅力を発見した。

(2019年6月12日付紙面より)

撮影会を通じて地域の魅力を見つけた=9日、那智勝浦町

2019年06月12日
42 7月にホテルとして開業
 古民家「稲村亭」「園部邸」  (串本町 )

 串本町串本にある古民家「稲村亭」「園部邸」が7月1日(月)、古民家コンセプトホテル「NIPPONIA HOTEL 串本 熊野海道」として開業する。建物を管理する株式会社一樹の蔭(博多敏希代表取締役)にとっては初の再生活用事例。建物を運用する株式会社subLime(花光雅丸代表取締役)と両輪でともす明かりが今後いっそうの増棟の弾みになれば、と期待しながら創業に備えている。

 所有者から古民家の譲渡を受けた同町は活用を模索する中で紀陽銀行が推奨する篠山市の手法に注目し、その仕掛け人の一般社団法人ノオトを含めた3者で街並みの保存継承と観光振興を目的とした地域活性化包括連携協定を締結。株式会社NOTE(藤原岳史代表取締役)と同町地域おこし協力隊の博多敏希さんが共同出資して一樹の蔭を設立し、同町から両古民家の土地の有償貸与と建物の無償譲渡を受けた。

 以降は民力で運用する事業者を探してsubLimeと出会い、同ホテルの具体化を目指すことになった。2018年春に「稲村亭」、秋に「園部邸」と順次古民家再生が始まり、当初予定の2月末ごろから4カ月ずれこむ形となったが両古民家そろってオープンするめどが付いた。

 先だって今月10日、subLimeのセッティングで経緯に関係する諸氏が稲村亭に集まり両古民家の再生後を内覧。田嶋勝正町長、紀陽銀行の日野和彦常務執行役員、南紀串本観光協会の島野利之会長、稲村亭の元所有者・神田家を代表して神田直樹さん、藤原代表取締役、subLimeの松岡庸一郎執行役員らがそれぞれ思いを掲げた。

 それらを受け今後の事業展開に臨む博多代表取締役(35)は、具体化に至るまでの歩みと多くの支えを振り返り「6月に地域おこし協力隊(の任期)が終わるが、最後にこうして事業が出来上がったのをうれしく思う。一樹の蔭は一本の木陰に雨宿りする人の出会いも運命という意味で、神田さんも言われたが1本の流木から150年の時を経てたくさんの人が集まる場所に生まれ変わるのは素晴らしいことだ。これはまだ第1期。これからもまだまだ人の出会いを生んでいく事業にしていこうと思う」と応えた。

  □     □

レストランやカフェも付帯



 再生後の「稲村亭」は客室1室と地産地消レストラン「紀州原始焼みなも―minamo―」があり、飢饉(ききん)救済の返礼で仕立てたという由緒がある奥座敷二間はほぼそのままの形でレストスペースになっている。「園部邸」は客室2室と古民家カフェ「こより―coyori―」を内包。オープン時点でレストランはディナーで、カフェは午後1時~4時に宿泊客以外も利用でき、古民家を受け皿にした人々の交流の場として振興を目指すとしている。

 このオープンを足掛かりにして一樹の蔭とsubLimeは増棟の挑戦をさらに進め、喫緊では2020年までに客室10棟15室の実現を目指すとしている。

 同ホテルのコンセプトなど詳細は公式ホームページ(https://nipponia-kushimoto.jp)を参照。

(2019年6月12日付紙面より)

再生活用への思いを交わし合う関係諸氏=10日、串本町串本の稲村亭
再生後の稲村亭
再生後の園部邸
2019年06月12日
43 避難情報分かりやすく
 「警戒レベル」運用始まる  (和歌山県 )

 水害や土砂災害の防災情報を5段階に分け、避難情報を分かりやすく伝える「警戒レベル」の運用が10日から和歌山県内で始まった。

 「警戒レベル」は今年3月の国の「避難勧告等に関するガイドライン」改定に伴い導入された。レベル3を「高齢者等避難」、4で「全員避難」とするなど避難のタイミングを明確化。5は「災害発生情報」として命を守る最善の行動を促す。

 昨年7月の西日本豪雨ではさまざまな災害情報が発信されていたものの、多様かつ難解で住民が活用できないでいた。このことを踏まえ、情報の意味を直感的に理解できるようにし、住民などの避難行動を支援する目的がある。

 洪水、土砂災害、高潮、内水氾濫などに用いる。津波はレベル区分になじまないため対象外とする。

 避難勧告の発令権は各市町村にある。基準は従来と変わらず、伝達を行う際にレベルを示し、防災無線やメールなどで住民らに知らせる。自治体によってはシステムの改修が必要なこともあり、改修を終えてから導入する所もあるという。

(2019年6月12日付紙面より)

各レベルと避難行動、情報など(和歌山県ホームページより)
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