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2019年05月31日
1 きれいな花の咲く町に
 休耕田にヒマワリとコスモス  (熊野川フラワーツーリズム協議会 )

 熊野川地域フラワーツーリズム推進協議会(下阪殖保会長)は30日、新宮市熊野川町のバイパス下の休耕田にヒマワリとコスモスの種をまいた。7月下旬~8月上旬の日曜日には「ひまわりまつり」を予定しており、下阪会長は「きれいに咲いてくれれば」と話していた。

 同協議会は2011年9月の紀伊半島大水害で被災した町を花の名所にして元気づけようと、休耕田や耕作放棄地に種をまいている。今年は神丸地区でも作業をし、今回の場所と合わせて約2㌶にヒマワリ、約1・5㌶にコスモスを植えた。

 この日は新宮商工会議所青年部もスタッフとして参加。晴天の下、手まきや機械で種を植えていった。

 下阪会長は「昨年までボランティアを募集して一緒に作業をしていましたが昨年、一昨年と天候や台風の影響で花が育たず、心苦しく思っていました。今回は自分たちだけで行い、きれいに育ったらまた協力をお願いしたいです。今年はヒマワリの迷路も作れればと考えています」と語った。

(2019年5月31日付紙面より)

青空の下、種をまいていくメンバーら=30日、新宮市熊野川町
2019年05月31日
2 委員としての自信と自覚を
 民生児童委協が総会  (那智勝浦町 )

 那智勝浦町民生児童委員協議会(岡本美智子会長、委員56人)は29日、町福祉健康センターで令和元年度総会を開き、本年度事業計画などを承認した。

 岡本会長は「各担当者が地域ごとに家庭や住民を見守るのが大切な活動です。委員としての自信と自覚を確認し、役割と責務を果たすことに、いっそうの尽力を」とあいさつ。昨年度の活動日数は1284日、訪問回数は1669回。相談支援の件数は分野別に、高齢者に関すること154件、障害者16件、子ども9件、その他48件となっており、内容は日常的な支援が4割弱を占めている。

 本年度の事業計画は▽福祉課児童支援▽青少年健全育成支援▽災害弱者調査支援▽高齢者見守り支援▽生活福祉資金貸付支援▽心配ごと相談所運営▽地域子育て支援センターへの協力―などを決めた。

 委員全員で児童憲章前文を読み上げた。来賓の堀順一郎町長は、日頃の活動に感謝の言葉を述べ、「那智勝浦町の人口は年間300人の減少が見られている。少子化や急激な高齢化対策には、まず住みやすく子育てのしやすい町にしなければならない。どうか皆さんの協力を」と求め、役場1階に設置した「子育て世代の包括支援センター」の活用も呼び掛けた。高齢者については「地域全体で支える仕組み作りに取り組んでいる」と述べた。

(2019年5月31日付紙面より)

民生委員の歌『花咲く郷土』を歌う委員ら=29日、那智勝浦町福祉健康センター
岡本美智子会長
2019年05月31日
3 春の星空を楽しむ
 下里水路観測所を一般公開  (那智勝浦町 )

 那智勝浦町下里の第五管区海上保安本部下里水路観測所(瀬尾徳常所長)は25日、海上保安庁の開庁記念日である「海上保安の日」に伴い施設内を一般公開した。大勢の家族連れが参加し、観測業務で使う人工衛星レーザー測距(そっきょ=SLR)の光線や春の星空を楽しんだ。

 同施設は海上保安庁唯一の水路観測所で、船舶の航行に必要な情報を収集するための組織として1954年に設立された。一般公開は水路観測所の業務や役割について、周知と理解を得るため実施している。

 この日は敷地内に天体望遠鏡1台、双眼鏡3台を設置。午後7時30分ごろから星が見え始め、参加者は一番星のアークトゥルスや全天で最も明るいというベガ、春の大三角形などの星々を職員の説明を聞きながら観測した。屋内では、第一観測所を休憩室として開放し、SLRのある第二観測所も公開した。

 SLRは人工衛星に向けてレーザー光を発射し、戻ってくるまでの往復時間から衛星と観測地点の距離を測定するもの。実演による緑のレーザー光線が空に現れるとたくさんの歓声が上がり、光のしくみや人工衛星について、子どもも大人も熱心な質問を職員に投げ掛けていた。

 町内から参加した宮本心(そうる)君(太田小4年)と東龍輝君(勝浦小5年)は「春の大三角形が見たかったので来て良かった」「レーザー光線がすごくて、お母さんにも見せたかった」と喜び、瀬尾所長は「子どもたちが喜んでくれるのは何よりうれしいですね」と話していた。

(2019年5月31日付紙面より)

天体観測を楽しむ参加者=25日、那智勝浦町下里
レーザー光線に注目が集まった
2019年05月31日
4 屋外で自然感じながら実践
 望楼の芝で合同鍛錬会開く  (串本町健康太極拳協会 )

 串本町健康太極拳協会(鈴木清代表)主催の第5回合同鍛錬会が28日、同町潮岬の望楼の芝であり愛好者30人が屋外での実践に取り組んだ。

 この鍛錬会は、国内では屋内実践が主になりがちな太極拳を本場・中国のように青空の下で自然を感じながら実践する機会として、併せて地域に健康太極拳を紹介する目的で年1回、参加無料で開いている。

 本年度は21日を期日にして白浜町~新宮市の各教室と太極拳に関心がある地域住民に参加を呼び掛けたが、当日明け方まで降った雨で芝地が湿ってしまったため1週間後に延期。あると信じて集まった愛好者は同協会が同町武道館で開いている教室に合流し、指導者の大澤順子さん(楊名時太極拳師範)による主導で鍛錬交流に臨んだ。

 改めて参加を呼び掛けて迎えた28日も空は曇天。大澤さんは晴天の暑さがなくむしろ太極拳向きの日和だとしつつ参加を歓迎し、準備体操に相当する練功十八法や実践に相当する八段錦の実践を主導。半ばの休憩では学びの機会も織り交ぜて紹介した。

 5回目の節目となる合同鍛錬会を無事挙行。鈴木代表は「私たちは『健康寿命を延ばして家族に極力負担をかけない』という思いで集まり、健康太極拳に取り組んでいる。この合同鍛錬会を通して私たちの意義をご理解いただき、もっと多くの地元の皆さんに健康太極拳を取り入れてもらえればと思う。参加いただいた皆さんには交流の刺激を継続する力に変え、結果として元気な老後を自らつくり出していくことを願って、これからもこの鍛錬会を続けていきたい」と実施に込めた思いを語った。

 同協会の教室は基本火曜日午前10時~正午に実施。会場とする同館の貸し出し料を参加者で按分するため月謝制となっている。問い合わせは鈴木代表(電話0735・62・5317)まで。

(2019年5月31日付紙面より)

望楼の芝の一角で健康太極拳を実践する愛好者ら=28日、串本町潮岬
2019年05月31日
5 身近な自然と触れ合う  丹鶴幼が園外保育  (新宮市 )
2019年05月31日
6 「くまくま」6月号発行  デザインをリニューアル  
2019年05月31日
7 海邊俊行理事長を再任  新宮地方建設業協同組合が総会  
2019年05月31日
8 鮮やかな花が育つ  須川睦代さん宅のアマリリスが満開  (新宮市 )
2019年05月31日
9 4回目の庭先サロン  担当者らと意見交わす  (新宮市 )
2019年05月31日
10 一緒に仲良く交流  1所2園5歳児が交流会  (新宮市 )
2019年05月31日
11 かわいい子ヤギに歓声  三尾川保育所が園外保育  (古座川町 )
2019年05月31日
12 老ク会員に教わり苗植え  高池保がサツマイモ栽培  (古座川町 )
2019年05月31日
13 明るく楽しく元気に活動  串本町老連女性部が総会開く  
2019年05月31日
14 青空に笑顔弾ける  遠足で久しぶりの山崎運動公園に  (うどの幼稚園 )
2019年05月31日
15 功労者表彰などを伝達  総会で本年度事業決める  (紀宝町商工会 )
2019年05月31日
16 入賞15作品を展示中  ほたる灯ろう展  (紀宝町役場 )
2019年05月31日
17 自助の意識を育む  各小学校で防災の取り組み  (紀宝町 )
2019年05月31日
18 ハマヒルガオ  新宮市大浜海岸など  
2019年05月31日
19 欅大太鼓を奉納 椋野さんと河崎さんが熊野本宮大社へ 
2019年05月28日
20 全国の村々の希望の光に
 北山村でg7サミット開催  

 北山村で25、26の両日、「第4回小さな村g7サミットin北山村」が開かれた。25日に村民会館で行われた開会式では、全国から7村の村長や関係者ら約80人が一堂に会した。山口賢二村長が「暑い中、われわれも熱くなってこのサミットを盛り上げていきたい」と歓迎。7村はパネルディスカッションや懇親会を通して連携を強化し、親交を深め合った。

 g7サミットは、北海道から九州までの、地域で一番小さな村が絆を深め、情報交換を行いネットワークを築く目的で毎年開催している。構成団体は▽北海道音威子府(おといねっぷ)村▽福島県檜枝岐(ひのえまた)村▽山梨県丹波山(たばやま)村▽岡山県新庄村(しんじょうそん)▽高知県大川村▽熊本県五木村▽北山村―の7村。第1~3回を丹波山村、檜枝岐村、音威子府村でそれぞれ開催した。

 サミットのコンセプトは「小さな村同士が一堂に集まり、情報を交換し連携・刺激し合うことで、互いの価値を高めると同時に新たな視点から村を見つめ直す」。今回は「小さな村のシティープロモーション」をテーマに開催した。

 山口村長はじゃばらや観光筏(いかだ)下りなど、北山村の特産品や観光産業について説明。「子どもも高齢者も村の宝。その中で人口減少などの課題に取り組んでいきたい」とあいさつし、「守るだけでなく攻める姿勢も大事。人口にとらわれることなく、夢を持って村づくりに取り組んでいきたい」と決意を表した。

 来賓の東川智昭・東牟婁振興局長が「それぞれの課題解決に向けて情報交換していることは、同様の課題を抱える自治体にとって参考になる取り組み」と祝辞。他6村の各村長や参事らが「実りのある議論をさせていただきたい」などとあいさつをした。

 閉式に当たり、山口村長が「私たち小さな村がこれからの地域というものの新しい在り方を示すことで、日本各地で奮闘する村々の希望の光となるべく、その存在感を示していかなければならない。ここに目的を共有した村が集い、その魅力を広く発信・発展していく」と共同宣言を読み上げた。併せて、来年のサミット開催予定地が岡山県新庄村であることも伝えられた。

 26日には、関係者らはじゃばら農園やおくとろ公園など村内を見学。筏下りを楽しむなどして北山村の自然に触れた。

(2019年5月28日付紙面より)

さらなる連携強化を誓い合った=25日、北山村
2019年05月28日
21 娘家族も来新し祝う
 旧チャップマン邸でセレモニー  (新宮市 )

 改修工事を終え、4月に供用を開始した旧チャップマン邸で5月25日、オープニングセレモニーがあった。チャップマン宣教師の次女、サラ・エリザベス・スターンズさん(94)と三女のアーネスティン・チャップマン・ホイットさん(92)家族や西村伊作の孫、立花利根さんらをはじめ約60人が出席し、改修を祝った。

 旧チャップマン邸は、大正時代を代表する文化人で新宮市名誉市民の西村伊作が米国人宣教師のE・N・チャップマンのために設計、1926(大正15)年に建設した洋風建築物。サラさんとアーネスティンさんは実際にチャップマン邸で過ごしていたことがある。

 セレモニーで田岡実千年市長は「チャップマン邸は歴史ある素晴らしい建物。旧西村家住宅と共に市の宝として活用していきたい」とあいさつ。「西村記念館・旧チャップマン邸の会」の関康之会長は、チャップマンの長女、メアリーさんが幼少の頃に日本の友人らに呼び掛けられた「メリチャン(メアリーちゃん)遊ぼれ」の新宮弁を、チャップマン家族とみんなとの友好・友情の言葉であると覚えていてほしいと呼び掛けた。

 アーネスティンさんとサラさんは「私の子どもたちも一緒に来られてうれしい。皆のおかげでとても素晴らしい日」と感謝。幼い頃の思い出を振り返り「もうおばあちゃんになったけれども、昔々、大昔、この家は私の家でした。大変懐かしい。毎日友達が遊びに来た。本当に面白かった。新宮は生活の元。来られて大変うれしい。お父さんとお母さんに感謝。皆さんにありがとう」と日本語であいさつした。

 立花さんは伊作の書いた文章から、「新宮の町で、チャップマンの家族は清く正しく幸福な生き方をつくった。家族のライフはアメリカのクリスチャンの心によるものであり、人間の持ち得るもっともよい生活であった。夫妻は彼らの一生をイエスのため、教会のためにささげたが、彼らのデイリーライフと穏やかな心は真の伝道となっていると私は信じる」などを紹介。「父(伊作)は自身が建てた建物に住んだ人の哲学やものの考え方などを話してくれたと思う」と語った。

 西村記念館・旧チャップマン邸の会事務局長の西山修司さんがチャップマン邸の保存と活用について新宮の観光振興と魅力あるまちづくりのために非常に意義深いものであると説明した。

 セレモニー後は庭で植樹があり、サラさんやアーネスティンさん、田岡市長、関会長らがシャベルを手にハクモクレンを植えた。

(2019年5月28日付紙面より)

約60人が出席したセレモニー=25日、新宮市の旧チャップマン邸
記念にハクモクレンを植えた
2019年05月28日
22 多くの観客が音色を堪能
 アカデミー合奏団がコンサート  

 アカデミー合奏団(大江輝雄代表)によるスプリングコンサートが26日、紀宝町生涯学習センターまなびの郷であり、メンバー12人が約120人の来場者にバイオリンやフルートなどの音色を届けた。

 開演を前に大江代表が「アカデミー合奏団は設立49年目を迎え、当時からのメンバーが3人います」と紹介し、「今日はごゆっくりお楽しみください」とあいさつした。

 3部構成で第1部は『真珠採り』『早春賦』『みかんの花咲く丘』『浜辺の歌』を演奏。大江代表が「バイオリンの表板は音の伝達速度が速いマツ、横や裏はカエデの木を使っています。イタリア、フランス、ドイツなど外国製で、楽器だけで自動車が買える」などと紹介し、来場者がバイオリンの演奏体験をした。

 第2部は例年好評の「歌いましょうコーナー」。『四季の歌』『学生時代』『少年時代』『ふるさと』の4曲を、出演者の伴奏で来場者が歌った。

 クラシック・ポピュラーの第3部は『シバの女王』『ばら色のメヌエット』『シンコペイティッド・クロック』など7曲を披露し、出演者がクラシック音楽の魅力を伝えた。

 那智勝浦町市野々から訪れ、演奏体験した村田圭子さんは「ちょっとした角度で音色が変わりおもしろかった」と話していた。

(2019年5月28日付紙面より)

アカデミー合奏団によるスプリングコンサート=26日、紀宝町生涯学習センターまなびの郷
演奏に合わせて歌う観客
来場者がバイオリン体験
2019年05月28日
23 海霧が周囲を白く覆う
 那智海水浴場周辺で発生  

 那智勝浦町で26日午前10時ごろ、海霧(かいむ・うみぎり)が発生し、那智海水浴場(ブルービーチ那智)や大勝浦地区の弁天島付近を包んだ。周辺を真っ白に覆った霧は約20分後、風の影響で那智山方面へと流れて消滅した。

 海霧は温かく湿った空気が冷たい海面に接することで生じる濃霧で、陸上まで移動することも多いという。

 散歩をしていた町内在住の60代男性は「友人に声を掛けられたが、姿が見えないくらいだった。あっという間に真っ白になった」と話していた。

(2019年5月28日付紙面より)

周辺を覆った海霧=26日午前10時ごろ、那智海水浴場
2019年05月28日
24 暑さに負けずはつらつと 敷屋グラウンドゴルフ同好会が第1回部内大会 
2019年05月28日
25 3選手が準優勝、ベスト8に2人
 三重県少年柔道選手権  (紀宝柔道会 )
2019年05月28日
26 5度目の挑戦で合格つかむ
 隻腕の剣士・西村良介さんが六段に  (三輪崎剣道クラブ )
2019年05月28日
27 地域資源生かし元気に  恒例の「チームくまのがわ」  (新宮市 )
2019年05月28日
28 「自立に近づくことが重要」  発達障害支援シンポジウム  (那智勝浦町 )
2019年05月28日
29 地域で豊かに暮らすため  新宮・東牟婁手をつなぐ育成会総会  
2019年05月28日
30 晴天の下でミニ運動会  大野保育所が春の遠足  (那智勝浦町 )
2019年05月28日
31 過去に学び未来に備える  上野山巳喜彦さんが講話  (新宮市井の沢自治会 )
2019年05月28日
32 全力で競技に取り組む  王子ヶ浜小、三輪崎小で運動会  (新宮市 )
2019年05月28日
33 人とカルガモが交流  「喫茶&軽食きよもん」脇で和やかに  (那智勝浦町 )
2019年05月28日
34 「祈り」持って心を寄せる  中田重顕さん沖縄学徒隊について講話  (環境問題研究会 )
2019年05月28日
35 園児と楽しいひととき  亀楽苑で交流会  (紀宝町 )
2019年05月28日
36 市木木綿の歴史を学ぶ  「東紀州学」で好みの香り袋作りも  (紀南高校 )
2019年05月28日
37 塩分控えめの4品  きほう食の会が栄養教室  
2019年05月28日
38 幻想的な風景広がる  ほたる灯ろう展  (紀宝町 )
2019年05月28日
39 笑顔で全力目指し挑戦  潮岬小など連合運動会  (串本町 )
2019年05月28日
40 生徒と育友会両輪で熱戦  西向中の本年度体育大会  (串本町 )
2019年05月28日
41 完全燃焼意識し成果発揮  古座中学校が体育祭挙行  (古座川町 )
2019年05月28日
42 熊野地方で真夏日続く  熱中症に注意  
2019年05月28日
43 お悔やみ情報
  
2019年05月14日
44 50周年祝し記念大会 家元名代の千敬史さん来勝 (茶道裏千家淡交会南紀支部)

 一般社団法人茶道裏千家淡交会南紀支部(支部長・九鬼家隆本宮大社宮司、関宗重幹事長、会員168人)は12日、那智勝浦町勝浦のホテル浦島で「茶道裏千家淡交会南紀支部・茶道裏千家淡交会南紀青年部創立五十周年記念大会」を開催した。

 茶道裏千家家元・千宗室さんの次男で茶人の敬史(たかふみ)さんが来勝したほか、記念式典では田岡実千年新宮市長、堀順一郎那智勝浦町長、宇佐川彰男太地町教育長などが来賓として出席。功労者表彰や祝賀会も行われ、出席者200人が50周年を祝い、交流を深めた。同会南紀支部は近畿第二地区(大阪東・西・南・北、堺、和歌山で構成)に所属していて、この日は各支部の関係者らも祝いに駆け付けた。

 式典では九鬼支部長が「昨年は台風のため、記念大会を実施できなかったが、令和の年に50周年を迎えることができた。お茶を通し、人々の心を豊かにしてほしい。日本の伝統や文化の素晴らしさを感じながら発信いただければと思う」とあいさつ。谷口尚子青年部長が「これからも支部、青年部の発展のために皆さまのご指導を賜りたいと思います」と話した。

 敬史さんは「50周年おめでとうございます。歴史を感じるとともに歴代支部長や青年部長などの先人の方々をはじめ、皆さまのご努力のおかげです」と述べ、「他人を理解しようとする姿勢は人間関係の良い緩衝材になる。年齢も仕事も違う組織で衝突することはあるだろうが、その姿勢を持って淡交会の活動をしていただきたい。60年、70年の歴史につながっていくことを期待しております」。来賓を代表して堀町長が祝辞を述べた。

(2019年5月14日付紙面より)

利休居士道歌を唱和する多くの関係者ら=12日、那智勝浦町のホテル浦島
千敬史さん
2019年05月14日
45 中井宏次さんが笑いを語る
 まなびの学級開講講座  (紀宝町 )

 紀宝町教育委員会は11日、令和元年度まなびの学級開講講座を同町まなびの郷で開いた。第1回講座は「医笑同源 笑う門には健康が来る」と題し、NPO法人健康笑い塾を主宰する中井宏次さんが講演した。学級生や近隣住民約100人が来場し、生活における笑いの重要性を学んだ。

 同教委が実施する春秋学級とチャレンジ学級が昨年度合併し、まなびの学級となった。本年度は講座や健康ストレッチ体操、視察研修、制作講座など年7回を予定ており、75人が学級生として参加している。

 開講式で西章教育長は「皆さまにはいろんな講座に参加していただき、さまざまなことを一緒に楽しむことで人としての豊かさを生涯にわたって培っていってもらいたい。進化し続けるAIを搭載したロボットにもそれはできない。今後もその学びを大事に伸ばしてほしい」とあいさつした。

 講師の中井さんは2007年に同法人を設立し、笑い(ユーモア)で心豊かな歓(よろこ)びのある生活をテーマに「笑配師(しょうばいし)」として、全国で活動している。

 講演で中井さんは健康長寿の道しるべとして、「好奇心」「ユーモア」「協調性」が重要だと説いた。

 多くの病の原因とされるストレスやがん細胞を攻撃するリンパ球の一種であるナチュラルキラー(NK)細胞を挙げ、「ストレスには神様が人間にだけ与えてくれた能力の『笑い』が必要になる。笑いは健康長寿につながる」と述べ、「皆さんは毎日、がんになっている。発症しないのはNK細胞が戦ってくれているから。笑うことで免疫力が上がり、健康になることは科学的にも証明されている。泣くことも大事で、人間関係も重要になってくる」と話した。

 来場者は2人一組となり、中井さんの指示の下、互いを褒めながら笑い合った。中井さんは「脳が楽しいと思う笑いが必要。楽しい、うれしいと考える回路になれば行動にもつながる」と伝えた。講演会は最後まで笑い声が絶えず、盛り上がった。

 同教委は学級生を随時募集している。問い合わせはまなびの郷(電話0735・32・0241)まで。

(2019年5月14日付紙面より)

中井宏次さんが笑いの重要性を講演した=11日、紀宝町のまなびの郷
笑いを学んだ参加者
2019年05月14日
46 魚道を跳ね上流目指す
 滝の拝でアユの滝越え  (古座川町 )

 古座川町小川にある渓流瀑(けいりゅうばく)「滝の拝」(県指定名勝・天然記念物)で今年も、アユの滝越えが始まった。下流から見て本流の右側にある多段の魚道を一段ずつ跳ねて登る様子が観察できる。

 今年は5月初旬から滝越えが始まったと地元でささやかれているが、天然の稚アユの遡上(そじょう)が例年になく鈍く数はまだまだ少なめ。流域を管轄する古座川漁業協同組合が8日に海産稚アユ900㌔を放流し、その遡上に注目が集まる状況にある。

 魚道は、落差約8㍍ある滝の拝を越えてさらに上流に行けるよう人為的に作っている流れ。落差30㌢前後の小さな滝とその淵が幾重にも連なる構造になっていて、アユは一段ずつ跳ね上がって滝越えに挑んでいる。

 流れに負けて押し戻されるアユも多い中、滝越えに成功したアユは上流の豊かな餌場に恵まれ滝の拝から下流域よりも大きく育つ。11日は頻繁とはいかないが、1匹また1匹と魚道を跳ね上がる様子が観察できた。

 同漁協管内のアユ漁「友釣り」の解禁は6月1日(土)。滝の拝一帯で組合員が行う土着の釣法「トントン釣り」は同月16日(日)が解禁日となっていて、以降しばらくは起伏の激しい熱変成岩でできた河原に陣取って「トントン釣り」に挑戦する様子も見学できるようになる。

(2019年5月14日付紙面より)

魚道を跳ね上がって滝の拝を越えようとするアユ=11日、古座川町小川
2019年05月14日
47 自然探訪スクールが開講
 1年通し熊野の自然に親しむ  (新宮市 )

 熊野学研究委員会自然部会と新宮市教育委員会、一般財団法人新熊野体験研修協会主催の第36回自然探訪スクールが12日、開講した。和歌山県立新宮高校駐車場での開講式後、参加者ら約20人が千穂ヶ峰で植物などの自然観察を楽しんだ。

 開講式で速水盛康教育長は「熊野の自然の豊かさ、その価値を味わってください」とあいさつ。「足元に気を付けて『つれもて行こら』の気持ちでお願いします」と呼び掛けた。千穂ヶ峰では熊野学研究委員の高塚建さんが植物などの解説をし、参加者らは緑豊かな山中を散策した。

 同スクールは美しいふるさとの自然に触れ、親しみながらその恵みに感謝し、大自然の営みを学び、それを愛護する精神を培う目的で開いており、年間を通じ7講座を予定している。次回は6月16日(日)午前9時30分から、新高田会館で「顕微鏡で見るミクロの世界」をテーマに行う。1講座500円。申し込み、問い合わせは市教育委員会文化振興課(電話0735・23・3368)まで。締め切りは6月12日(水)。

(2019年5月14日付紙面より)

千穂ヶ峰に向かって歩き出す参加者ら=12日、県立新宮高校駐車場
2019年05月14日
48 新高女子が5種目で入賞 和歌山県春季陸上競技選手権大会 
2019年05月14日
49 一打ごとに感じる楽しさ
 県年金受給者協会グラウンドゴルフかつうら大会  
2019年05月14日
50 三輪崎が3年ぶりの優勝
 全小バレー県東牟婁地方大会  
2019年05月14日
51 票の再点検を実施  大石元則さんの異議申し立てを受け  (新宮市議選 )
2019年05月14日
52 遺跡が語る熊野新宮の歴史  丹鶴体育館で調査報告  (新宮市 )
2019年05月14日
53 活動に対する理解深める  総会で本年度事業など決める  (新宮ユネスコ協会 )
2019年05月14日
54 那智湾で幻日現象観測   
2019年05月14日
55 会場が笑顔であふれる  「ぼくときみ。」親子コンサート  (新宮市 )
2019年05月14日
56 活動を通して成長を  「ポンポコ学園」が入園式  (熊野少年自然の家 )
2019年05月14日
57 県3位で全国、近畿へ 前向日葵・濵本琴心組 (ソフトテニス競技)
2019年05月14日
58 真心の安全運転呼び掛け  春の全国交安運動始まる  (串本町・古座川町 )
2019年05月14日
59 通勤の車に啓発物資  那智勝浦町で早朝街頭啓発  
2019年05月14日
60 お悔やみ情報