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2019年05月30日
1 和歌山、三重で事業進む
 近畿自動車道紀勢線説明会  

 紀伊半島の海沿いを一周する高速道路「近畿自動車道紀勢線」の事業説明会が28日、紀宝町生涯学習センターまなびの郷であった。和歌山県側は国土交通省近畿地方整備局紀南河川国道事務所の堤英彰所長、三重県側は同省中部地方整備局紀勢国道事務所の桑昌司所長が説明した。

 田岡実千年新宮市長、西田健紀宝町長、大畑覚御浜町長、河上敢二熊野市長、山口賢二北山村長をはじめ各市町村の関係者、議会議長らが出席した。

 開会に当たり、開催地を代表して西田町長が「紀宝熊野道路、熊野道路が新規事業化された。事業が進むよう協力し、一日も早く完成することを願っている」とあいさつした。

 堤所長は救急医療や地域の活性化、観光客の増加といった道路効果を挙げ「魅力ある地域づくりを進めることで通過ではなく、入り込み客増加につながる」。和歌山県側で進む各事業の状況を伝えた。

 新宮道路は新宮市あけぼの―三輪崎間を結ぶ延長4・8㌔で、熊野川河口大橋を含み紀宝町神内に至る延長2・4㌔の新宮紀宝道路につながる。本年度は測量、地質調査、道路設計に取り組む。

 新宮紀宝道路については「現在、3基の橋の設置工事を実施しており、秋以降に着手する三重県側下部工事のための契約手続きも進めている」と述べた。

 事業中のすさみ串本道路は西牟婁郡すさみ町江住から東牟婁郡串本町サンゴ台までの延長19・2㌔。本年度は調査設計、用地調査・取得、改良・橋・トンネル工事を進める。

 昨年度新規事業化した串本太地道路は、那智勝浦町八尺鏡野から串本町鬮野川に至る延長18・4㌔。現在事業中のすさみ串本道路、開通済の那智勝浦新宮道路と接続する。

 北山村と熊野市を通る奥瀞道路(Ⅲ期)は昨年11月に起工式を行い、本年度は橋・トンネル工事などを推進する。

 三重県側について桑所長は、本年度事業化した紀宝熊野道路に関し「紀宝町神内から熊野市久生屋町までの延長15・6㌔で、神内の紀宝インターチェンジ(IC)=仮称=から新宮紀宝道路、久生屋町の熊野IC(仮称)から熊野道路にそれぞれつながる。御浜ICの位置が正式確定した後、ルートなどを説明する」と述べた。

 熊野道路は熊野市久生屋町から同市大泊町までの延長6・7㌔。本年度は用地買収、詳細設計、埋蔵文化財調査などを経て大泊ICの橋から工事着手する。

 尾鷲市内の熊野尾鷲道路(Ⅱ期)は順調にトンネル工事が進んでいることを報告した。

(2019年5月30日付紙面より)

紀勢線の事業進捗を説明する=28日、紀宝町のまなびの郷
2019年05月30日
2 いよいよ30日開幕
 第21回ツール・ド・熊野  

 熊野地方を舞台に国内外の強豪17チームが集い熱戦を繰り広げる、国際自転車競技連合(UCI)公認の国際自転車ロードレース「ツール・ド・熊野」が、いよいよ30日に開幕する。NPO法人SPORTS PRODUCE熊野(角口賀敏理事長)が主催。

 レースは全4ステージで行われ、30日に新宮市内でのプロローグ(0・7㌔)個人タイムトライアルで開幕。

 翌31日(金)は、第1ステージ「赤木川清流コース」(100・4㌔)で、レース前には、新宮市役所からパレード壮行も実施される。6月1日(土)の第2ステージは、熊野市や御浜町などが舞台で、大会の山場となる「熊野山岳コース」(109・3㌔)。2日(日)の最終第3ステージは、捕鯨の歴史が色濃く残る太地町が舞台の「太地半島周回コース」(104・3㌔)となっている。

 レースの模様は地元ケーブルテレビ局で生中継される他、インターネット(https://cycling-ch.tv)で生配信される。その他のツール・ド・熊野に関する情報は、大会ホームページ(https://tourdekumano.jp/)を参照。

(2019年5月30日付紙面より)

昨年の大会の様子
2019年05月30日
3 健康づくり定着目指し
 熊野古道をウオーキング  (那智勝浦町 )

 宇久井ニュータウン東・西熟年クラブ(峰武久、角本聖洋会長)は28日、那智勝浦町狗子ノ川の熊野古道「小狗子峠」などを歩く「健康ウオーキング」を実施した。参加した会員30人は会話や景色を楽しみながら約5㌔の道のりを歩いた。

 健康ウオーキングは、和歌山県老人クラブ連合会などが実施主体となり、定期的なウオーキングを通して健康づくりの定着を目指している。新宮市、那智勝浦町、太地町、串本町、古座川町、北山村の各市町村老連で各1地区(計6地区)をモデル地区として指定し、最低月2回の活動を行う。高齢者向け体力測定の紹介やウオーキングの正しい知識を学習し、活動PRなどに取り組む。実施期間は本年4月から来年2月末まで。

 この日は同町宇久井のコミュニティーセンター和を出発した。小狗子峠の入り口では、会員で熊野那智ガイドの会に所属する宇保英生さんが熊野古道や小狗子峠について説明した。途中、雨も降り出したが一行は約90分かけて狗子ノ川とニュータウンの境目までたどり着いた。

 峰会長は「皆さんが健康を維持していくためにウオーキングを習慣にしていただけたら。1人でも多くの方々に参加していただきたい。今後も活動を継続していく」と述べ、「雨も降ってきたが皆さんのご協力があったから最後まで来ることができた」と話した。

 次回の開催は6月25日(火)を予定している。

(2019年5月30日付紙面より)

小狗子峠を歩く
2019年05月30日
4 時代見据え方針決める
 H&Rで本年度総代会  (串本町商工会 )

 串本町商工会(須賀節夫会長、会員674人)が26日、同町サンゴ台にあるホテル&リゾーツ(H&R)和歌山串本で本年度通常総代会を開き、事業関連諸議案の審議に加えて優良従業員や功労役員を対象にした県商工会連合会会長表彰伝達や懇親会も交えて今後に弾みをつけた。

 同町域の商工業者らが結成する総合経済団体としてイニシアチブを発揮する同商工会。各種会員事業の支援に加え、会下組織の青年部や女性部、串本リリースタンプ会が消費者との距離を縮める地域貢献の取り組みを活発に展開し、その総和により地域商圏の活性化を推し進めている。

 会員規模が大きく、事業関連諸議案の審議は例年会員が代表選出する総代の判断に基づいて実施。今回は開会時点で総代31人が出席し、委任状提出27人を加えて規約に定める過半数条件を満たし総代会が成立した。

 開会に当たり須賀会長は▽会員増減の推移(前年度は長らくのマイナス推移から一転しプラス3人の実績)▽県内でも特に活発な小規模事業者持続化補助金の申請と採択現況▽経営指導員異動に伴う事務局体制の変化―などを報告。併せてキャッシュレス決済などこれからの時代の変化に対応できる人材に会長職を引き継いで取り組みに弾みをつけたい考えも掲げ、人材の推薦を求めてあいさつとした。

 来賓を代表して田嶋勝正町長は、ロケット発射場進出など好調な環境変化に対し商工会や観光協会を軸にしていかに知恵を絞るかが肝要だとし、この波に乗り遅れないよう共に取り組むことを呼び掛けた。佐藤武治議員はロケット射場が10年間でもたらす経済効果の達成は会員の力にもかかっていることを示唆し、そのために微力だが一生懸命努めることを誓いつつ、それぞれ祝辞を述べた。町議会の結城力議長、町当局の清野武志副町長と南和夫産業課長、日本政策金融公庫田辺支店の須藤健文支店長、紀陽銀行串本支店の坂本充寿支店長も同席して総代会の始終を見届けた。

 以降は堀周雄さんを議長に立てて前年度と本年度の事業関係諸議案を審議し承認。事業計画では、喫緊の消費税率引き上げと軽減税率制度導入や今後の事業承継への支援、キャッシュレス化や東京オリンピック、大阪万博といった大きな景気拡大要素の商圏への引き込みなどを会員への伴奏型支援と共に進めることを具体的な取り組み事項と共に基本方針として決めた。

 総代会冒頭では県商工会連合会会長表彰の伝達もあり、功労役員として苫谷伸一郎さん(トマタニ電器店)、優良従業員として桑山崇明さん(株式会社人見建設)と尾﨑友昭さん(おざきのひもの)が須賀会長から誉れを受けた。

(2019年5月30日付紙面より)

開会に当たりあいさつする須賀節夫会長=26日、ホテル&リゾーツ和歌山串本
2019年05月30日
5 地域一体で競技楽しむ  高田連合運動会  (新宮市 )
2019年05月30日
6 下原幸三さんが代表理事に  自動車車体整備協同組合が総会  (和歌山県 )
2019年05月30日
7 玉置之一会長留任決まる  宇久井海と森の自然塾運営協が総会開く  (那智勝浦町 )
2019年05月30日
8 地域に活力取り戻す  南紀くろしお商工会が総代会  
2019年05月30日
9 「お茶をどうぞ」  丹鶴幼稚園でお茶ごっこ  (新宮市 )
2019年05月30日
10 食テーマに事業サポート  新商品開発プロデュース事業  (新宮信用金庫 )
2019年05月30日
11 スモークツリーの花  新宮市のタウンガーデンで  
2019年05月30日
12 避難路2本使って実践  大地震想定し防災訓練  (串本古座高校 )
2019年05月30日
13 地に足をつけた展開意識  いろり館で通常総会開く  (古座川町商工会 )
2019年05月30日
14 発表会の内容を通し練習  6月2日に文化セで本番  (串本コーロびおれった )
2019年05月30日
15 虫歯にならないように  飯盛保で歯磨き指導  (紀宝町 )
2019年05月30日
16 優秀団員として全国表彰  紀宝町出身・塩野真大君  (全日本剣道連盟 )
2019年05月30日
17 海の生き物と触れ合う  みくまの支援学校で「巡回水族館」  (新宮市 )
2019年05月22日
18 国内外屈指17チーム集い
 30日から「ツール・ド・熊野」  

 熊野地方を舞台に30日(木)から6月2日(日)までの4日間、国際自転車競技連合(UCI)公認で国内屈指の自転車ロードレース「第21回TOUR・de・熊野(ツール・ド・くまの)」が開催される。NPO法人SPORTS PRODUCE熊野主催、熊野新聞社など後援。

 同レースには、現在UCIアジアランキング2位で新宮市を拠点とする「キナンサイクリングチーム」など国内から11チーム、海外からは現在UCIアジアランキング1位のトレンガヌ・INC・TSG・サイクリングチーム、同3位のHKSIプロサイクリングチームなど6チームが出場。17チーム102選手(各チーム6選手)が熱戦を繰り広げる。

 21回目を迎え新たなスタートを切る今大会は、昨年まで同時開催していた全日本実業団自転車競技連盟による「3デイズ・ロード・熊野」を行わず、国際ランキングのポイントが加算される「ツール・ド・熊野」のみで実施。第1、第3ステージのコースが変更になった他、第2ステージでの熊野市街のパレード走行は行わない。

 コースは海、山、川の景観と、起伏のある自然豊かな環境で、本場ヨーロッパのコースに似た雰囲気が特徴。30日は新宮市の市田川沿いでタイムトライアル。31日(金)の第1ステージは同市熊野川町の赤木川清流コース。1日(土)の第2ステージは三重県熊野市~御浜町の山間部を走る熊野山岳コース。2日の第3ステージは太地町の太地半島周回コース。

 開催に当たり角口賀敏実行委員長は「できるだけスムーズな運営を行い、地域の皆さまに喜んでいただける大会にしたい。期間中、皆さまにご迷惑をお掛けすると思いますが、ご理解、ご協力よろしくお願いします。国内外17チームによる熱い戦いを期待します」と話している。

 今年のレースアシスタントは、森下紗妃さんと上西ありささんが務め、毎年恒例のフォトコンテストやインターネット生配信、地元ケーブルテレビ局での生中継を予定している。

(2019年5月22日付紙面より)

開催をPRする(左から)角口賀敏実行委員長、レースアシスタントの上西ありささんと森下紗妃さん=20日、新宮市浮島
2019年05月22日
19 要望書提出し考え聞く
 身障者連盟が定例総会  (串本町 )

 串本町身体障害者連盟(中野實会長、会員43人)が19日、同町地域保健福祉センターで定期総会を開いた。役員改選があり、中野会長を再任とする体制案を承認。議事に先立ち来賓として列席した田嶋勝正町長に要望書を提出し、考えを聞く機会も持った。

 障害の種別を超え一丸で結成する同連盟は、会員相互の親交を深め結束を高めるとともに、地域における社会的障壁を解消するための提案を当事者の視点で町当局など関係機関に行う重要な役割も担っている。

 定期総会は年1回、年度序盤に町長らとじかに意見を交わす機会を取り入れながら計画している。開会に当たり中野会長はかねて要望してきた文化センターのトイレのバリアフリー化が実現したことへの感謝を掲げ、昨今の関心事として災害時要支援者個別計画策定と手話言語条例制定を課題視しつつあいさつ。

 来賓として田嶋町長と同町社会福祉協議会の松本英明副会長が列席し代表して田嶋町長は大字串本東側堤防のかさ上げによる避難時間確保と小型ロケット射場建設の展望を報告しつつ祝辞を述べた。

 その後に提出した要望書の事項は▽障害者用駐車場整備(青色塗装の実施)▽歩道環境整備(潮岬西口信号交差点~同東口信号交差点間の国道42号)▽コミュニティバス運行(リフト付きバスの採用と停留所増設や増便)▽JR串本駅にエレベーター設置▽公的機関に手話通訳者を配置▽災害時要支援者の個別計画策定や災害時福祉避難所の明確化―の6点。

 回答は提出した翌年の総会で聞くのが近年の慣例だが、今回は中野会長から①エレベーター設置②リフト付きバス導入③手話言語条例制定―の3点で質問をして町長の考えを聞いた。

 田嶋町長は、①について小型ロケット射場稼働時に車両以外の交通手段として鉄道を振興することで駅の利用者数を増やし設置条件をクリアすることをJR西日本和歌山支社長と話す、②について一気に全部とはいかないがまずは補助的なステップ装置が付いたバス1台を導入したい、③について実効性がある制定を目指す、とそれぞれ答えて今後を示唆した。

 続く議事では前年度と本年度の事業関係諸議案を審議。本年度は同連盟グラウンドゴルフ大会を晩秋から初夏に振り替えた以外、前年度をほぼ踏襲する事業計画とすることを決めた。

 役員改選は事前に役員会で体制案を立案し、その内容を読み上げて承認を受ける形で決めた。任期は2年間で、続投となった中野会長は「老骨にむちを打って皆さんと共に頑張りたい。毎年同じ要望をし、少しずつだが解消しているので今後も粘り強く続けていきたい」と意気込みを掲げた。

(2019年5月22日付紙面より)

田嶋勝正町長(右)に要望書を提出する中野實会長=19日、串本町地域保健福祉センター
2019年05月22日
20 防災センター視察など承認
 自主防災組織連協が総会  (紀宝町 )

 紀宝町自主防災組織連絡協議会(会長・東口高士鮒田自主防災会長)は20日、同町防災拠点施設防災研修室で本年度総会を開催。視察研修会や防災訓練など事業計画を決めた。

 同協議会は加盟する町内37の自主防災組織が連携を密にし、災害時に迅速、的確な活動ができるよう各種事業に取り組んでいる。

 総会には、各自主防災組織の代表らが出席し、東口会長が「訓練は訓練、実践は実践。災害時には何があるか分からない。皆さまは地域の代表として、共助を大切にしてもらいたい」とあいさつ。西田健町長は「皆さまの活動のおかげで安全安心の向上を図っていける町になってきた。今後ともご協力を」と述べた。

 議事では昨年度の事業を報告し、本年度の事業計画案を審議して採択した。町の担当職員が防火防災訓練災害補償共済制度や町地震対策支援事業などについて説明した。

 本年度は10月から来年3月にかけて研修会を実施し、名古屋市港防災センター、京都市市民防災センター、稲むらの火の館、淡路大震災記念「人と防災未来センター」などを視察する。尾鷲市、紀北町、松阪市などの県内自主防災組織と意見交換も行う。また、年間を通して各地区で防災訓練に取り組む。

(2019年5月22日付紙面より)

総会に出席した各自主防災組織の役員=20日、紀宝町防災拠点施設防災研修室
東口高士会長
2019年05月22日
21 支援の募金手渡す
 「生命の駅伝」ランナーが到着  (新宮市 )

 がんと闘う人を励まし、研究の支援を呼び掛ける「第25回生命(いのち)の駅伝」(同駅伝の会主催)のランナー6人が20日夕方、新宮市に到着した。速水盛康教育長と田中幸人市健康福祉部長が、市役所などに設置していた募金箱をランナーに手渡した。

 同駅伝は三重大学が共催。駅伝を通してがん治療や予防の研究者を支援し、社会全体でがんと闘う募金啓発イベントで毎年開催されている。ランナーは三重県から和歌山県にまたがるコースを走り、事前に各所に設置されていた募金箱を受け取る。

 午前中に串本町立文化センターを出発し、古座川町、太地町、那智勝浦町の各役場、市立医療センター、市立光洋中学校、東牟婁振興局を経て、雨脚が強まる中、市役所別館に到着。約40人の市民や市職員が拍手で迎えた。

 同所でランナーをねぎらう激励式が行われ、田中健康福祉部長が「皆さまの活動を広げようという意志、活動は多くの人の心に響いている」と田岡実千年市長のあいさつを代読。「元気に完走し、さらなるがん医療の充実化が図られますよう祈念します」と結んだ。

 同駅伝実行委員会の上村眞由実行委員長は協力に感謝の意を表し「医学部を出たからといって誰でも研究者になれるわけではない。研究者が恵まれた環境とは言い難い」と実情を説明し「がんと闘う人や家族だけでなく、人類全体を救う気持ちでがん研究を支援していきたい」と思いを語った。

 ランナーは22日から三重県に入り、6月1日(土)まで各地の役場や医療機関で支援を呼び掛ける。ゴールは松阪市中部台運動公園。

(2019年5月22日付紙面より)

速水盛康教育長(右)と田中幸人市健康福祉部長(中央左)がランナーに募金箱を手渡した=20日、新宮市役所別館
2019年05月22日
22 2種目12部門で熱戦展開
 会長杯紀南卓球大会  (新宮東牟婁卓球協会 )
2019年05月22日
23 坂野医院が優勝 第143回職場対抗ボウリング大会 
2019年05月22日
24 JAPAN・SとクローバーAが優勝
 第30回体協ソフトバレーボール夏季大会  (那智勝浦町 )
2019年05月22日
25 清水峠と浦神峠を整備  なちかつ古道を守る会  (那智勝浦町 )
2019年05月22日
26 防災や観光行政など  4議員が登壇し一般質問  (那智勝浦町議会 )
2019年05月22日
27 新部長に成田雅史さん  南紀くろしお商工会青年部が総会  
2019年05月22日
28 砂地広がり環境整う  アカウミガメの産卵に期待  (王子ヶ浜 )
2019年05月22日
29 本紙エリアで6人受章  令和元年春の叙勲  
2019年05月22日
30 望楼の芝にぎわう  くしもとこども園、和深保育所が遠足  (串本町 )
2019年05月22日
31 濱重明議長と川口朋副議長を再任  熊野市議会  
2019年05月22日
32 「緑のカーテン」を設置  きぼらんせの有志5人  (紀宝町 )
2019年05月22日
33 全員で一丸となって 新宮、那智勝浦、太地6中学校で体育祭 
2019年05月22日
34 お悔やみ情報
  
2019年05月11日
35 若さが創る新時代へ
 総会でスローガンなど決める  (新宮YEG )

 新宮商工会議所青年部(新宮YEG、瀬古伸一郎会長、部員81人)は9日夜、新宮市井の沢の同会議所で令和元年度総会を開き、事業計画や収支予算を承認したほか本年度スローガンを「清新~若さが創る新時代~」にすることなどを決めた。

 承認した本年度事業計画は▽新宮秋まつり実行委員会との連携・協力▽地域活性化に向けた事業の企画・運営▽忠度(ただのり)まつり実行委員会との連携・協力▽熊野川地域フラワーツーリズム推進協議会との連携・協力▽「熊野川きらきら清流まつり」の開催―など。本年度予算は303万4140円。スローガンには、清い心で新しい気持ちで若さと情熱を持って新しい時代を築き上げたいという思いを込めた。

 瀬古会長は新紙幣一万円札の顔として「日本資本主義の父」と呼ばれた渋沢栄一が選ばれたことに触れ「渋沢栄一は東京商工会議所の設立者、初代会頭としても知られる。ますます商工会議所に注目が集まり、役割も多様化、重要化してくるのでは」とあいさつ。「利益と公益を追求する渋沢の意志をつなぐために、地域社会の発展に貢献し、共に新時代を築いていきたい」などと決意を新たにし協力を呼び掛けた。

 昨年度は「熊野川きらきら清流まつり」や「ひまわりまつり」を開催。RIZAP健康増進セミナーや熊野古道トレッキング、新宮城跡を活用した地域活性化事業「あえかなる城」を初めて実施した。

(2019年5月11日付紙面より)

総会に出席した皆さん=9日、新宮商工会議所
2019年05月11日
36 新宮と串本の2会場で開講
 本年度手話奉仕員養成講座  (美熊野福祉会 )

 社会福祉法人美熊野福祉会が展開する手話奉仕員養成講座〈串本会場〉が8日、串本町役場古座分庁舎で始まった。年度を通して計39回開く計画で、24人が受講登録し修了を目指す。

 この講座は、新宮市・東牟婁郡の1市4町1村が同法人に委託して実施。高校生以上を対象にし聴覚障がい者の母語・手話の表現技術を託し支援者を育成することを目的としていて、実施2年目となる本年度は▽新宮会場(同法人ワークランドそらで毎週火曜日午後7時~8時30分)▽串本会場(毎週水曜日午前10時15分~11時45分)―の2会場を設け、それぞれで国が規定するカリキュラムに沿って目的の達成を目指す。

 各会場とも定員先着25人で受講生を事前募集し、新宮会場は25人の受講登録を得て7日、串本会場は24人の受講登録を得て8日にそれぞれ開講した。串本会場の初回は受講生21人が出席。同法人本部の大代聖子さんと東牟婁・新宮聴覚障害者協会の松尾玲子さんが講師を務め、手話を学ぶ前段階として聴覚障害を正しく知るための基礎知識や聴覚障がい者の生活の様子を伝えて理解を促した。

 新宮会場は来年3月10日(火)、串本会場は来年2月26日(水)に最終回を迎える予定。全39回は前半が入門編、後半が基礎編となっていて、講師は健聴講師4人と同協会会員2人・県聴覚障害者協会会員2人が対となって務める。出席率80%以上の受講生に対し、本年度は新宮市名で修了証を交付するという。

 本年度は両会場ともほぼ定員を満たす受講登録を得て開講。大代さんは「古座川町に続いて新宮市も手話言語条例を制定する中、地域で手話奉仕できる人が増え、聴覚障がい者の皆さんがどこに行っても手助けをしてもらえる環境をこの講座で充実していければ」と目指すところを語った。

(2019年5月11日付紙面より)

聴覚障害の基礎知識を伝える講師の大代聖子さん=8日、串本町役場古座分庁舎
2019年05月11日
37 学校周辺で消火栓など確認
 児童ら対象に防災研修会  (井田小 )

 紀宝町教育委員会は9日、井田小学校で児童、職員対象の学校防災研修会を実施。5年生21人と6年生24人がそれぞれ学校周辺を歩き、防災マップづくりに取り組んだ。

 防災教育事業の一環で、児童の研修会は地域を歩いて地理的特徴を把握し、地震、津波が起きた際の身の守り方を考えることが狙い。

 町学校防災アドバイザーで三重大学大学院工学研究科の川口淳・准教授が講師を務めた。5年生の授業では「地震は突然地面が揺れることが怖い。揺れると建物やブロック塀などが倒れ、火災も発生する。地震の後には津波が来るかもしれない。できるだけ高い場所に逃げるしかない。地震が起きるとこの町はどうなるのか考えながら歩いてほしい」と呼び掛けた。

 地図上で歩くルートを確認し、川口准教授は「揺れたら倒れそうな物や火事のときに使う消火栓を探してほしい。役に立ちそうな公衆電話、避難場所の位置も確認しよう」とアドバイスした。

 学校周辺の地図、筆記用具、デジタルカメラを持ち、5グループに分かれてフィールドワークに出発。危険と思われる箇所や消火栓などを撮影し、気付いたことをメモしながら歩いた。

 児童たちは学校に戻った後、調べた箇所を地図に記して防災マップを作った。

 町教委では、本年度も町内各小中学校で防災研修会を実施する予定だという。

(2019年5月11日付紙面より)

消火栓の場所を確認する5年生の児童=9日、紀宝町井田
2019年05月11日
38 公民館の新しい顔に
 福岡脩惠さんを館長に任命  (新宮市 )

 新宮市はこのほど、新公民館長に福岡脩惠(のぶよし)さんを任命した。任期は1日から令和2年3月31日まで。10日に行われた任命式では速水盛康教育長が「令和元年にふさわしい館長であると思っています」と激励した。

 福岡さんは1952(昭和27)年生まれ。大学卒業後三重県職員として採用され、市立丹鶴小学校をはじめ、市内・東牟婁郡内で小学校教諭、教頭、校長として奉職。2013(平成25)年3月に市立神倉小学校長を定年退職後、法務省新宮人権擁護委員会人権委員や市総務部人権啓発(政策)課人権教育指導員として人権尊重に関わる業務に従事した。

 福岡さんは「公民館の大きな目標は生涯学習と地域コミュニティーの形成。丹鶴、蓬莱公民館に関わったことがあるが、地域の実情や特性に応じて特色のある活動をされており、コミュニティーの形成に大きな役割を担っている。それを陰で支えるのが自分の役目だと思っています」。

 速水教育長は「豊富な経験のもと、実践もされている方なので、広い知見からさまざまな各公民館活動に理解を示されている。公民館長がしっかりと見守り支援をしていく、そんな活動になっていくのではと期待しています」と話していた。

(2019年5月11日付紙面より)

任命を受ける福岡脩惠さん(左)と速水盛康教育長=10日、新宮市役所教育長室
2019年05月11日
39 手縫いの雑巾を寄贈  千穂第一地区福祉委員が神倉小に  (新宮市 )
2019年05月11日
40 新支部長に坂下行平さん  商工会太地支部が総会  (太地町 )
2019年05月11日
41 連携図り活動の発展を  市ボランティア・市民活動センター総会  (新宮市 )
2019年05月11日
42 51年間の集大成並ぶ  後呂茂利雄さん写真展  (太地町 )
2019年05月11日
43 福祉支援に思い届ける  三踊の会がチャリティー舞踊会  (那智勝浦町 )
2019年05月11日
44 「ヨイハ」の声元気よく  三輪崎小5年生が鯨踊り練習  (新宮市 )
2019年05月11日
45 池野山で田植えに挑戦  高池小5、6年生21人  (古座川町 )
2019年05月11日
46 事業計画案など話し合う  老人クラブ連合会が理事会  (古座川町 )
2019年05月11日
47 毛筆に心を込めて  千枚田オーナーの立て札を制作  (木本、紀南両高書道部 )
2019年05月11日
48 楽しみながら規律を学ぶ  相野谷中1年が宿泊体験研修  (熊野少年自然の家 )