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2019年04月28日
1 10連休がスタート
 まちなかに帰省や観光客の姿  (熊野地方 )

 新天皇即位と改元に伴う10連休が27日からスタートした。同日、JR新宮駅などでは休暇をふるさとや観光地で過ごそうとする帰省客や観光客の姿が多く見られた。

 皇位継承と新元号の施行により、今年に限りゴールデンウイーク(GW)が異例の10連休となった。愛知県名古屋市から訪れた香村(こうむら)哲也さん(57)、規容衣(きよえ)さん(53)夫妻は「新宮市内を見て本宮町へ。熊野古道を歩きます。和歌浦、高野山などへ行く予定です」と話していた。

 3日(金・祝)には同駅前で恒例の「しんぐう駅マルシェ」が開かれる。4日(土・祝)には新宮港に客船「スターレジェンド」が入港する予定。

 他府県ナンバーの車も増え始めた。和歌山県警が発表している交通事故発生予報によると、当地方の厳重警戒日は27日、5月2日(木・休)~5日(日・祝)。日本道路交通情報センターによると、6日(月・振休)までの期間中は交通量が増加し、高速道路を中心に激しい渋滞の発生が予測される。

(2019年4月28日付紙面より)

列車を降りる乗客ら=27日、JR新宮駅
2019年04月28日
2 啓発活動拡大について協議
 なんなんネットが総会  (那智勝浦町 )

 東牟婁地方の精神医療、保健、福祉関係者で組織される南紀の心の医療・保健・福祉を何とかしよらネットワーク(通称・なんなんネット、屋敷満雄代表)は25日、那智勝浦町宇久井の南紀ひまわり作業所で本年度の総会を開催した。啓発活動の拡大や催しの在り方などの話し合いを進め、全ての議案が拍手をもって承認された。

 なんなんネットは平成18年に東牟婁地方の精神医療保健福祉の質の向上を目的に発足。精神障害者の社会参加の促進や障害者と健常者が平等に生活する社会の実現を促進するために相互理解を深め、地域支援ネットワークの構築を目指している。

 屋敷代表が「なんなんネットでは障害者を大切にしている。新宮市がさまざまな事例を出しながら学ぶ勉強会を2カ月に1度、実施している。同じようなものをこちらでも取り入れてはどうか」とあいさつ。続いて、本年度の事業計画として、専門的知識・技術研修、地域住民への普及啓発活動、当事者・家族研修、情報交換事業などを事務局が説明した。また、5月25日(土)午後6時から那智勝浦町体育文化会館で実施するシンポジウム「発達障がいの子が自立するために身につけておきたい大切なこと」はNPO法人ぷろぼのくまのとなんなんネットの共催で行うことを紹介した。

 委員からは「精神などについての相談や悩みをどうすればよいか、地域住民は知らない人が多い」「困っている人たちのためにもなんなんネットで何とかすべきでは」「『なんなん祭り』の運営方式を変更してみては」などの意見が挙がった。

 司会を務めた日浦頼和さん(南紀ひまわり作業所)は「皆さまから多くの意見を頂き、参考にしながら今年度も進めていきたい。なんなんネットの存在やその活動を知ってもらい、啓発につなげていけたら」と締めくくった。

(2019年4月28日付紙面より)

本年度の総会を開催した=25日、那智勝浦町の南紀ひまわり作業所
2019年04月28日
3 熊野川舟下り安全点検
 大型連休前に近畿運輸局  

 大型連休を前に国土交通省近畿運輸局勝浦海事事務所(吉武愼二所長)が26日、新宮市南檜杖に係留している熊野川川舟下りの川舟3隻の安全を点検した。吉武所長ら4人が救命道具の備えなどを確認し、船頭らに安全運航を指導した。

 国交省は2011年8月に静岡県浜松市の天竜川で発生した川下り船転覆事故を受け、13年に策定した「川下り船の安全対策ガイドライン」を基に、全国の事業者を対象に安全点検を実施している。この日は、船体検査、運航管理や操船技術、救助体制などの点検のほか、救助用ロープ使用方法の指導もあった。

 川の参詣道として世界遺産に登録されている「熊野川」を巡る川舟下り事業は05年9月にスタート。11年の紀伊半島大水害の影響で一時は乗客が減少したが徐々に回復し、昨年度は水害以降最も多い4563人を記録した。外国人観光客も年々増えており、本年度は乗客の約7割が外国人という。

 点検を終え、吉武所長は「安全を順守して運航しているという印象を受けた。船頭さん、語り部さんに関しては、十分健康に留意し、今後さらなる安全運航を心掛けてください」と講評した。森本博也・熊野川川舟センター長は「年に1度の点検ということで、毎回初心に戻れるいい機会だと思っています。安全運航をモットーに、訪れるお客さんに楽しんでもらえるように努力したい」と話していた。

 日本周辺では毎年2000隻近くの船舶事故が発生しているが、7割以上が小型船舶によるもの。国交省は、警察、海上保安庁などの協力を得て小型船舶の安全キャンペーン期間中(4月22日~8月30日)、啓発やパトロールを強化している。

(2019年4月28日付紙面より)

船体や運航管理などを点検した=26日、新宮市南檜杖
救命胴衣や救助体制を確認した
2019年04月28日
4 こいのぼり40匹泳ぐ
 復興願い地域住民ら設置  (新宮市熊野川町 )

 熊野川地域フラワーツーリズム推進協議会(下阪殖保会長)は27日、新宮市熊野川町の道の駅「瀞峡街道熊野川」付近と日足道路バイパス付近の水田にこいのぼりを計約40匹設置した。

 2011年9月の紀伊半島大水害からの復興を願い、地元住民らが設置を始めて8回目。

 こいのぼりは水害後、熊野川行政局が新聞などで提供を呼び掛け、県内各地から集まったものを使用している。熊野杉の間伐材で作った高さ約12㍍のポール11本を会員約15人で取り付けた。

 下阪会長は「水害からの復興に向けて『元気です』の思いをアピールしたい。今年は10連休ということもあり、大勢の方々に見てもらって気持ちが安らげば」と来場を呼び掛けていた。

 取り付けたこいのぼりは5月12日(日)まで設置を予定している。

  □     □

■5月5日に地域物産展

 同協議会は5月5日(日・祝)午前10時から午後2時ごろまで、同バイパス下で「熊野川地域物産展鯉(こい)のぼり祭り」を開催する。

 熊野川町内で採れた野菜などを販売するほか、各種屋台、創作ダンス、午後1時30分からは100㌔分の餅まきを予定している。小雨決行。荒天中止。

(2019年4月28日付紙面より)

こいのぼりを設置する会員たち=27日、新宮市熊野川町田長
2019年04月28日
5 喫茶アリスが優勝 第142回職場対抗ボウリング大会 
2019年04月28日
6 2大会で好成績
 新宮ジュニアレスリングクラブ  
2019年04月28日
7 三輪崎がうれしい初優勝
 予選から全試合ストレート  (JAみくまの杯少女バレー )
2019年04月28日
8 格差をなくし、平和を守る  第90回新宮・東牟婁メーデー  
2019年04月28日
9 楽しい食事の時間を過ごす  北山小学校で親子給食  
2019年04月28日
10 農業の楽しさ大切さ養う  熊野川小学校が田植え  (新宮市 )
2019年04月28日
11 「地域活性化に貢献したい」  リムジンバス運行開始  (熊野交通 )
2019年04月28日
12 男女とも矢渕が優勝  中学ソフトテニス大会  (南牟婁予選 )
2019年04月28日
13 新入園児27人を迎え  鵜殿保で歓迎会  (紀宝町 )
2019年04月28日
14 空き店舗活用しませんか  町内での新規開業を応援  (紀宝町 )
2019年04月28日
15 200点の花がずらり  23回目の展示会にぎわう  (紀州石斛の会 )
2019年04月28日
16 お悔やみ情報
  
2019年04月23日
17 松畑玄さんがトップ当選
 新人議員は3人誕生  (新宮市議選 )

 任期満了(30日)に伴う新宮市議会議員一般選挙が21日、投開票され、現職11人、元職1人、新人3人の計15人が当選した。トップ当選は松畑玄さん(47)で1341票を獲得した。元職の三栗章史さん(55)と、新人では岡﨑俊樹さん(34)、竹内弥生さん(58)、大坂一彦さん(55)が当選を果たした。

 議員定数を2削減し、15議席となって初の選挙。現職12人、元職1人、新人6人の計19人が立候補した。現職3人が勇退を表明し、早々に新人が立候補の動きを見せるなど、14日の告示前から選挙戦モードに突入していた。

 各候補者は人口減少や防災・減災、福祉医療、建設にかじを切った文化複合施設と市の財政などを争点に舌戦を繰り広げてきた。市民の注目も高く、前回(2015年)の6758人を上回る7753人(男3211、女4542)が期日前投票を済ませた。

 午後8時10分から市立総合体育館で開票作業があり、各候補の支持者らが作業を見守った。午後10時18分に結果が確定し、当選した各陣営では候補者と支持者が喜びを分かち合った。

 投票率は69・75%で、前回を1・16㌽上回った。

  □     □

市民生活を第一に トップ当選の松畑さん



 厳しい選挙だった。結果は支えてくれた皆さんのおかげ。新人が6人出てきたということは、それだけ議会に対する不信感があったのでは。これからはそういうことのないように市民目線で取り組んでいきたい。

 文化複合施設建設における決定など、新宮市は間違った方向に向かっている。いずれ来る財政難に対して、市民生活を一番に考えていきたい。

  □     □

情報発信をしっかりと 新人トップの岡﨑さん



 応援してくれた仲間や投票してくれた皆さんに感謝しています。自分の足で歩くことで多くの声を頂いた。市民からの期待を感じました。議員は市民への報告義務がある。市民が一番求めている情報の発信をしっかりと行いたい。

 父・武人さん「歩いて一人一人の声を聞いたのが勝因だと思う。これからも市民の声を聞き、市政に生かしてもらいたい」。

 母・節子さん「皆さんが支えてくれたおかげで当選できた。感謝の気持ちでいっぱいです。市民の方々に恩返しできるように市を良くしてもらいたい」。

  □     □

■開票結果

当落得票数候補者名年齢党派現元新
1,341松畑  玄47
1,271上田 勝之53
1,163岡﨑 俊樹34
1,075久保 智敬61
1,053三栗 章史55
985大西  強75
955竹内 弥生58
945榎本 鉄也62
909濵田 雅美53
904前田 賢一71
896東原 伸也53
836松本 光生68
834福田  讓69
769屋敷 満雄72
754大坂 一彦55
752大石 元則64
648池田 稔夫50
341月輪 匡克51
299栗須 政志68
※案分による小数点以下の票は切り捨て。

当日有権者数 24,237人

投票者数 16,905人

無効投票数 174票

投票率 69.75%

(2019年4月23日付紙面より)

支持者らと当選を喜ぶ松畑玄さん(中央)=21日、新宮市井の沢
父の武人さん(前列右から2人目)から花束を受け取る岡﨑俊樹さん(同3人目)=21日、新宮市新宮
2019年04月23日
18 秋の収穫楽しみに
 企業と地域団体が田植え  (紀宝町 )

 紀宝町神内のパナソニックライフソリューションズ紀南電工株式会社(矢野剛社長)は21日、「農山村活性化の取組に関する協定」を結ぶ地域活性化団体「神内生き活き協議会」(矢熊敏男会長)の協力を得て、同地区の田んぼで田植え作業を実施した。

 協定は、県が2012年度から取り組む「三重のふるさと応援カンパニー推進事業」の一環。農山漁村の豊かな地域資源を生かして、社会貢献や新規ビジネスなどに取り組む企業や地域を応援する事業で、両者の締結は県内で11例目となった。

 今年で3年目の取り組みで、同社の社員や家族ら120人が参加。西田健町長も足を運び、「今日は平成最後の田植え。令和時代の発展のために共に頑張りましょう」とあいさつした。

 矢野社長が「田植えを精いっぱい頑張って秋を迎えたい」と述べた後、参加全員で記念撮影した。

 この後、休耕田になる予定だった10㌃の田んぼで作業を開始。3年目の参加者は慣れた手つきで、初参加者は悪戦苦闘しながらもコシヒカリの苗を丁寧に植えた。

 秋には稲刈りを行う予定だという。

(2019年4月23日付紙面より)

田植えを楽しむ参加者=21日、紀宝町神内
作業を前に全員で記念撮影
2019年04月23日
19 谷のあれで38本優雅に泳ぐ
 旧須江小前のこいのぼり  (串本町 )

 串本町須江、旧須江小学校(現・須江ダイビングセンター)前の旧耕作地(通称・谷のあれ)で20日、こいのぼり38本が優雅に泳ぎ始めた。近くに住む井本成二さん(62)が近所の応援を得て掲げていて、今年は5月6日(月・振休)ごろまで飾り続けるという。

 谷のあれは須江小があった時代に耕作地として活用され、児童の身近な自然学習教材であり遊び場でもあった。後に須江小が現大島小として統合されて児童の活気が消え、耕作地としての役目も終えて雑木林へと二次遷移。かつて親しんだ場所が雑然とする状況を憂い、華やかさを取り戻したいという願いが所有者の谷文子さんら区民有志の間で高まる中、三重県亀山市から須江の親元へ戻った井本さんが技術面の担い手として加わり、3年前からこいのぼりを掲げるようになった。

 当時は支柱1組に親ひもを横張りし、区内外からこいのぼりを譲り受け横一列で掲げた。生い茂る木々と雨風が元所有者の大事なこいのぼりを傷めないよう、2年目は前もって雑木を切り耕作地の外観が見て取れる状態まで再興。託されたこいのぼりの本数も増え、支柱を3組増やし4列で約50本を掲げた。

 日中によく風が吹き抜けるが地形的に風が巻くことが多く、親ひもや隣同士で絡みつきひどいときには破れてしまうことも。布製も古い分傷みやすいが、さらに寿命が短いのが紫外線に弱いナイロン製。3年目からは掲げる期間を3週間弱に縮め、4年目の今年は絡みつき予防としてこいのぼりに竹芯を通す工夫も加えて掲げている。

 「絡みつきにくくなっても、芯の重さで泳がなくなったら意味がない。ちょうどいい竹の太さはどれぐらいか、実際に何度も試して探ってきた」と井本さん。その集大成を注いで20日に掲げたこいのぼりは数が2割減となり微風では舞わなくなったが、時折吹き抜ける強い風を受ければ不規則に舞い上がること無く安定して優雅に泳ぎ出す。過度な荒天時は今まで通り外して守るが、応援してくれる区民有志も高齢のため小雨や弱風ぐらいなら掲げたままにしておくという。

 一番の悩みはこいのぼり自体の経年劣化。最初に預かったこいのぼりは年々数が減っている状況で、井本さんは今後も託してくれる人が現れることを期待しつつ、こいのぼりを見守っている。

(2019年4月23日付紙面より)

旧須江小前で絡みつき予防の工夫をしつつ掲げているこいのぼり=20日、串本町須江
2019年04月23日
20 優勝は山根和子さん
 もみじ会4月月例杯  
2019年04月23日
21 久司侑佳さんが1位に
 第1回和歌山陸上競技協会記録会  
2019年04月23日
22 光洋・近大新宮が優勝 中学校野球大会紀南大会郡予選 
2019年04月23日
23 三輪崎少女バレーが初優勝
 第3回JAみくまの杯  
2019年04月23日
24 地域活性化に役立てて  スーパーカー実行委が寄付  (新宮市 )
2019年04月23日
25 打ち上げ花火のBGM募集  那智勝浦町花火大会実行委員会  
2019年04月23日
26 紀伊半島大水害を振り返る  「減災カフェ」で実用減災学  (新宮市 )
2019年04月23日
27 15人の新議員、喜びの声  新宮市議選  
2019年04月23日
28 ホタルの保護呼び掛ける  守る会が啓発看板設置  (紀宝町 )
2019年04月23日
29 家族連れでにぎわう  ウミガメ公園14周年祭  (紀宝町 )
2019年04月23日
30 ダンスやゲームなど楽しむ  潮岬青少年の家で親子遠足  (高池保 )
2019年04月23日
31 両陛下視察時の写真展示  本館ロビーで5月6日まで  (県立潮岬青少年の家 )
2019年04月23日
32 お悔やみ情報