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2019年03月24日
1 南海トラフに備える
 被害想定し災害対策本部設営  (那智勝浦町立温泉病院 )

 大規模地震による災害に備え、那智勝浦町立温泉病院(山本康久院長)は20日、同院2階大会議室で災害対応訓練を実施した。

 災害派遣医療チーム(DMAT)のインストラクターで和歌山県立医科大学の助教・那須亨さんが、訓練を評価するコントローラーとして加わった。山本院長をはじめ、職員33人が参加した。

 DMATは、災害急性期に活動できるトレーニングを受けた機動性を持つ医療チームと定義されている。医師、看護師と、それ以外の医療職ならびに事務職員で構成され、大規模災害や傷病者が多く発生した事故などの現場で、おおむね48時間以内に活動できる専門的な訓練を受けたチーム。阪神淡路大震災での被害教訓をもとに平成17年に発足した。災害時において平時の救急医療レベルを提供するため、多岐にわたる医療支援を行う。

 訓練では、南海トラフ地震の発災1時間後を想定し、同院のマニュアルに基づき災害対策本部を設営した。ライフライン被害は▽建物の損壊なし、全館火災なし▽停電あり・自家発電運用中▽近隣断水、ガス漏れなし、携帯、衛星電話、ポケットWi―Fi(ワイファイ)以外の通信不可―などを想定した。

 山本院長の発災宣言があり、院内から被害状況の第一報が次々に入った。本部員が対応に追われる中、余震が発生するなどの実際に起こり得るケースに基づいた訓練が行われた。

 訓練後には反省会が開かれた。那須さんは、本部の運営改善や情報を時系列で記録するクロノロジーの活用を説き、「反省点は多くあるが、災害対策能力を高めるための第一歩。訓練に完成形はない。皆さんで考え、積み重ねることが大切」と講評した。

 山本院長は「通常の業務を調整し、多くの参加を得ることができた。さまざまな課題が浮き彫りとなった。今日の反省を踏まえ、マニュアルの改善や実施頻度を検討する」と話した。

(2019年3月24日付紙面より)

大規模災害に備え訓練する職員=20日、那智勝浦町立温泉病院
被害状況の第一報を届ける看護師ら
2019年03月24日
2 地域防災の中心になって
 王子ヶ浜少年消防クラブ修了式  (新宮市 )

 新宮市消防本部で20日、王子ヶ浜少年消防クラブの修了式があった。クラブ員第6期生、市立王子ヶ浜小学校の6年生8人が証書を受け取った。

 子どもの頃から正しい火災予防知識と技術を身に付け、学校や家庭で防火意識を高めるとともに、将来、火災予防を習慣として実行できる社会人になってもらおうと、昭和55年に前身の王子少年消防クラブを結成。小学校の統合に伴い、平成25年度から同クラブとして再スタートしている。これまでに火災予防研修や消火器の取り扱い、救急救命法などを学んできた。

 一人一人に修了証書と記念品を手渡した内野井愼搾・市消防本部予防課長は1年の活動を振り返り「皆さんが体験、経験、学んだことを将来に生かし、地域防災活動の中心となる人になってほしい」と呼び掛けた。

 委員長を務めた下古谷奏明君(12)は「どうなると火災が起きやすくなるのか、防ぐためにはどうすればよいかを楽しく学びました。取り組みを通じて、将来の私生活などに生かせれば」と話していた。

 この日は午前中に防火ハイキングを実施。クラブ員たちは燃えやすいゴミや看板の設置確認などに取り組みながら同市の世界遺産・熊野古道「高野坂」を歩いた。

(2019年3月24日付紙面より)

修了証書を受け取るクラブ員たち=20日、新宮市消防本部
修了式を終えた第6期生の皆さん
2019年03月24日
3 シートベルト着用徹底を
 御浜町で広報啓発活動  

 交通死亡事故が発生した御浜町阿田和の国道42号で22日、広報啓発活動があった。紀宝警察署と紀宝地区交通安全協会、同町が実施し、「交通安全ミルミルボード」を掲げて通行車両にシートベルトの着用徹底を呼び掛けた。

 18日午後4時35分ごろ、同地区の国道42号で普通乗用車と大型貨物車が正面衝突する事故があり、乗用車後部座席に乗っていた熊野市の女性(75)が胸などを強く打ち、搬送先の病院で亡くなった。

 啓発活動は交通事故の発生を抑止することが目的。関係者が歩道に並び、「シートベルト着用」などと書いたメッセージボードとのぼりを持ち、安全運転を訴えた。

 同署地域交通課の横山哲也課長は「直線道路の国道42号は見通しが良く、スピードが出やすい。脇見運転に気を付けてもらいたい」と話していた。

(2019年3月24日付紙面より)

ボードを掲げて交通安全を呼び掛ける=22日、御浜町阿田和の国道42号
2019年03月24日
4 地域共生社会の実現考える
 地域福祉活動計画推進委  (紀宝町 )

 本年度3回目の地域福祉活動計画推進委員会が22日、紀宝町福祉センターであり、委員ら20人が地域共生社会について考えた。

 活動計画は「みんながふだんのくらしをしあわせに感じるまちへ」を基本理念に、住民が主役となって紀宝町の生活と福祉の現状と施策について見直し、これからの取り組みを作っていく計画。現在、2020年度までの第2次計画を進めている。

 委員会は同計画の進捗(しんちょく)を確認するもので、町社会福祉協議会、町福祉課、民生委員、住民代表らで組織している。今回は計画策定に携わってきた皇學館大学現代日本社会学科の大井智香子・准教授が講演した。

 「我が事・丸ごと」「地域共生社会の実現」をテーマに、「日本は人口減少が進んでいるが、これからは1人暮らしが増え、世帯数が増加していく。今後、サービスの在り方も変わってくる」と説明した。

 その上で、「人は1人で生きていけない。集団をつくって生きてきたはずだが、今は社会的孤立や地域コミュニティーの希薄などでつながりが薄くなった」。血縁、地縁の煩わしさからつながりを拒絶するケースも多いという。

 ▽「我が事」は住民の助け合い、支え合い▽「丸ごと」は多職種連携による縦割り解消―と紹介。支え合いの地域づくりに向けて「サービスではなくサポートを」と呼び掛けた。

(2019年3月24日付紙面より)

本年度3回目の地域福祉活動計画推進委員会=22日、紀宝町福祉センター
大井智香子さん
2019年03月24日
5 ミツバチと森をつくる  ビーフォレスト・クラブが那智高原へ  (那智勝浦町 )
2019年03月24日
6 地域の魅力をアピール  「第31回旅まつり名古屋」に参加  (新宮市・那智勝浦町 )
2019年03月24日
7 スポーツ観光や地域医療連携など  那智勝浦町議会一般質問  
2019年03月24日
8 火災件数や救急出動など  昨年の消防統計まとめる  (新宮市 )
2019年03月24日
9 新宮城跡からの景色描く  新宮市観光協会で「てっぺんスケッチ」作品展示  
2019年03月24日
10 生活衛生功労をたたえる 山根博さん叙勲祝賀会 
2019年03月24日
11 太地町の人事異動   
2019年03月24日
12 一般職27人の人事異動 子育て支援やねんりんピック事業推進 (那智勝浦町)
2019年03月24日
13 七川診療所医師など23人  4月1日付人事異動内示  (古座川町 )
2019年03月24日
14 異動規模は例年並み 新宮・東牟婁地方関係の人事 (和歌山県)
2019年03月24日
15 イベント通し川に親しむ  熊野川きらきら清流まつり  
2019年03月24日
16 紀宝町人事異動   
2019年03月24日
17 胸を張って新しい夢に  うどの幼稚園24人が羽ばたく  (紀宝町 )
2019年03月24日
18 3月定例会が閉会 那智勝浦町議会 
2019年03月20日
19 文化財指定・登録へ 蓬莱山出土品と三輪崎青年会館 

 国の文化審議会(佐藤信会長)は18日、文化財分科会を開き、新宮市阿須賀の阿須賀神社境内(蓬莱山)出土品の重要文化財(美術工芸品・考古資料)指定と、同市三輪崎の三輪崎青年会館を登録有形文化財(建造物)として登録するよう文部科学大臣に答申した。近日中に官報告示を経て正式に指定される予定。指定後、市内の国重要文化財は8件、登録有形文化財は1件となる。

 文化財登録制度は1996(平成8)年に誕生。50年を経過した歴史的建造物のうち、一定の評価を得たものを文化財として登録し、緩やかな規制を通じて保存が図られ活用が促されている。2000(平成12)年に有形文化財として登録された西村記念館(同市伊佐田町)が、10(平成22)年に重要文化財に指定されて以来、市内において登録有形文化財件数はゼロだった。重要文化財には「木造皇太神坐像」(熊野速玉大社所有)や「太刀 銘正恒 附糸巻太刀拵」(同)など、現在7件が指定されている。

 同審議会の答申を受け、田岡実千年市長は「この度の指定答申にあたりましては、10年以上にわたり調査をいただきました立正大学教授・時枝務先生をはじめ、所有者の阿須賀神社の皆さま、国・県など関係各位に並々ならぬご尽力を賜りました。心よりお礼を申し上げます。今後も、市民の皆さまのご理解とご協力のもと保存、管理に努めるとともに、地域の宝として活用してまいります。皆さまのさらなるご協力をお願い申し上げます。また、登録有形文化財に登録される『三輪崎青年会館』につきましては、三輪崎青年会や三輪崎郷土芸能保存会の活動拠点として、古くから三輪崎の人々に親しまれております。末長く地域の皆さまに活用され、継承されることを願っております」とコメントを寄せている。

  □     □

■阿須賀神社境内(蓬莱山)出土品



 1959(昭和34)年の伊勢湾台風で立木が倒れた際に、本殿裏の蓬莱山の麓から石組(いしぐみ)遺構が発見され、多数の御正体(みしょうたい)などが出土した。このたび、市が出土品の再調査をしたところ、その全貌が明らかになった。

 200点弱の御正体は阿須賀神社祭神の本地である大威徳明王(だいいとくみょうおう)を表現した個体が多数を占め、これに薬師如来像や阿弥陀如来像など、熊野三神の本地である尊像を表現した個体が加わる。さらには和鏡や一字一石経(いちじいっせききょう)、銅銭や建築物の金具残欠(かなぐざんけつ)も存在する。

 多くの資料に被熱痕が認められることから、室町時代に社殿に奉安されていたものが火災などで焼亡、一括して神体山の麓に納められたものと考えられる。

 同神社の西俊行宮司は「長い間丁寧に研究していただき、価値と質の高さを証明してくださった。喜びでいっぱい。2016年に世界遺産に追加登録されたことも含め、当神社は運がいい」と喜びを語る。「おかげさま」は神仏などの目に見えない力の庇護(ひご)を受ける言葉であるとし「人間さま、神仏様のおかげさまです。霊場や聖地にいる、目に見えない方々への感謝、そして目に見える関係者らの努力に感謝申し上げます」と話していた。

  □     □

■三輪崎青年会館



 1927(昭和2)年に三輪崎青年会の活動拠点として建築。木造平屋建、切妻造桟瓦葺妻入りで、正面に日の出の浮彫を施し、両端の突出部にペディメント(破風=はふ)を載せる。熊野地方で現存する数少ない青年会館の一つであり、保存状態も良い。現在は三輪崎郷土芸能保存会の「三輪崎の鯨踊」(県指定文化財)、「三輪崎の獅子舞」(市指定文化財)の練習場として利用されている。

 同青年会の柳本泰寛会長は「大変光栄でうれしく思っています。先輩たちの思いを受け継ぎ、これからも建物の維持や活動に頑張っていきたい」と話していた。

(2019年3月20日付紙面より)

阿須賀神社境内出土品(新宮市提供)
阿須賀神社境内出土品(新宮市提供)
新宮市三輪崎の三輪崎青年会館
2019年03月20日
20 思い出胸に巣立つ
 新宮市内小学校で卒業式  

 新宮市の公立小学校で19日、一斉に卒業式があった。児童たちは校長から卒業証書を受け取り、思い出の詰まった母校を巣立っていった。

 今年は神倉96人、王子ヶ浜68人、三輪崎76人、高田4人、熊野川5人の計249人が卒業した。

 三輪崎小では芝﨑勝善校長が一人一人に卒業証書を手渡し、6年間でいろんな経験をしながら、この日を迎えたとし、「皆さんには『ありがとう』の言葉や、笑顔であいさつができる人になってほしい。地に足を着け、これからの人生を歩んでください」と送り出した。

 来賓の市教育委員会の湊川大介さんは、道徳心豊かな人、地域を大切に思う心を持ってほしいと呼び掛け、「人としてどうあるべきかを常に忘れないで」。仮屋宏育友会長は小、中学校で得る経験は将来、自分のやりたいことが見つかった時に生かす『貯金箱』と述べ「今後の皆さんの活動を楽しみにしています」と、それぞれ祝辞した。

 在校生らは「学校の中心として引っ張ってくれてありがとうございました。自分自身や友達を大切にできる素晴らしい先輩でいてください」と送る言葉。卒業生たちは小学校生活を振り返り、「すてきな仲間と出会い、たくさんのことを学びました」と別れの言葉を述べ、教職員や学校関係者、保護者たちに感謝の気持ちを伝えた。

(2019年3月20日付紙面より)

卒業証書を受け取る児童=19日、新宮市立三輪崎小学校
2019年03月20日
21 390人が春をつかむ
 県立高校で合格発表  (和歌山県 )

 和歌山県の県立高校で19日、一般入学試験の合格発表があった。新宮・東牟婁地方では新宮、新翔、串本古座高校で390人が合格した。

 合格発表は午前10時、一斉に各校内の掲示板などに張り出された。小雨が降る中、緊張した面持ちで待っていた受験生たちは、自分の受験番号を見つけると友人と抱き合うなどして合格を喜んだ。各校の合格者数は、新宮高校全日制176(定員200)人、定時制7(同40)人、新翔高校118(同160)人、串本古座高校89(同120)人だった。

 新宮高校に合格した仲美咲さん(光洋中)は「自分の番号があってうれしかったです。まだ決めていませんが部活に入って勉強と両立させたい」。那智中出身の男子生徒は「合格できてうれしい。バドミントン部に入る予定です。英語が苦手なので置いていかれないように頑張らないと」。

 新翔高校に合格した三浦麗音君(緑丘中)は「昨夜は不安で眠れなかったけどとてもうれしい。合格に向けて、中学校3年間の復習を中心に頑張りました。野球部に入って、クラブ活動を頑張りたいです」と喜んだ。

 串本古座高校では竹本一晴君(古座中)が「受かるかとても心配だったけど、無事合格して良かったです。部活動は考えていないけど、勉強を頑張りたい。特に英語には力を入れていきたいです」と期待を込めて話していた。

 定員に満たなかった高校の追加募集は25日(月)に出願受け付け、27日(水)に学力検査、29日(金)に合格発表する予定。

(2019年3月20日付紙面より)

「番号あった!」合格を喜ぶ受験生ら=19日、県立新宮高校
合格を確認し笑顔を見せる受験生ら=19日、県立新翔高校
雨の中、合格を喜び合う受験生ら=19日、県立串本古座高校
2019年03月20日
22 情報保障目指す機運を醸成
 串本で耳の日記念のつどい  (県聴覚障害者協 )

 県聴覚障害者協会(福田美枝子会長)が17日、串本町文化センターで公開行事「第38回耳の日記念のつどい」を開いた。式典では聴覚障害者が等しく情報保障を受ける環境実現を目指す機運を醸成。各種アトラクションも織り交ぜ、障害の有無を問わず社会参加を共にするひとときで盛り上がった。

 この行事は1981(昭和56)年の国際障害者年の翌年から始まった啓発事業。聴覚障害者とその関係者や県民をつなぐ場として年1回、県内各地で開いている。

 今回は同協会紀南ブロック(東牟婁・新宮市聴覚障害者協会とたなべ聴覚障害者協会)が同つどい実行委員会(南村道雄実行委員長)を立ち上げ、式典とアトラクションを計画して当日の来場を呼び掛けた。

 式典で南村実行委員長は、手話言語条例制定の推進を掲げ「手話は言語であるという認識を広め、誰もがコミュニケーションできる環境の実現に向けみんなで力を合わせて取り組もう」と呼び掛け。福田会長は、聴覚障害者老人ホーム「きのくにの手」開所報告と協力への感謝を掲げつつ、南海トラフ巨大地震など大地震発災時は聴覚障害者も逃げ遅れないよう呼び掛けるとともに、避難所における同障害者への情報保障をどう図るかを課題視しているとし「聞こえる人も聞こえない人も助け合うためには、音声も手話も交えた社会が大前提。手話を広め、手話を学ぶ場を広げるため手話言語条例制定を目指してほしい」とあいさつした。

 来賓を代表して東牟婁振興局健康福祉部串本支所の榎本律夫支所長が仁坂吉伸知事のメッセージを代読。田嶋勝正町長は新宮・東牟婁地方の広域事業として手話奉仕員養成講座が始まっていることを伝え、そのような流れに沿いみんなで支え合い安心して暮らせるまちづくりに努めたいとした。

 来賓紹介や祝電披露を経て北尾洋子さんが今回のアピール案を手話朗読。情報保障とその先の社会参加推進に向けた重点スローガン8点を今後の力点として掲げ、来場者は起立などで賛同し採択した。表彰もあり、支援者の小出公味子さんと一障害者として串本町域の支援環境向上に尽力する和田要三さんが誉れを受けた。

 その後は同町トルコ文化協会による民族舞踊披露をオープニングにしてアトラクションが始まり、聴覚障害者として社会で活躍する竹内一宏さんの手話落語と山口洋一さんのマジックを楽しんだ後、福引で盛り上がりながらつどいを締めくくった。

(2019年3月20日付紙面より)

耳の日記念アピール案を手話朗読する北尾洋子さん=17日、串本町文化センター
表彰を受け喜びを語る小出公味子さん(中央)と和田要三さん
2019年03月20日
23 団体は新高女子Aが連覇
 個人戦は野尻和利さんが優勝  (新宮弓友会3月例会 )
2019年03月20日
24 里際・西山組らが優勝
 第33回勝浦バドミントン大会  
2019年03月20日
25 高瀬会が優勝 紀南福祉ソフト連盟ボウリング大会 
2019年03月20日
26 昨年以上の成績を
 智弁和歌山・久保亮弥君が3度目の甲子園へ  
2019年03月20日
27 クマノザクラを眺めながら  ゆかし潟から夏山海岸を散策  (那智勝浦町 )
2019年03月20日
28 のびのび外遊び楽しむ  子育てサロンに18人  (新宮市 )
2019年03月20日
29 動物愛護啓発を誓う  慰霊碑前で犬猫を供養する会  (紀南狂犬病予防連絡会 )
2019年03月20日
30 歌声や演奏を披露  新宮市民音楽祭合唱・器楽の部  
2019年03月20日
31 西行の魅力語り合う 国際熊野学会が例会 (那智勝浦町)
2019年03月20日
32 サクラにちなんだ食器披露  やまさき屋旅館で展示会  (古座川町 )
2019年03月20日
33 離れてもずっと友達  丹鶴幼稚園でお別れ会  (新宮市 )
2019年03月20日
34 夜桜用提灯300個  丹鶴城公園に設置  
2019年03月20日
35 「たいせつなともだち」  上野山こども園でお別れ会  (串本町 )
2019年03月20日
36 美しさをもっと知ってほしい  クマノザクラのタイプ木を観察  (古座川町 )
2019年03月20日
37 キンカンソフトが復活  道の駅フードコートで販売へ  (串本町 )
2019年03月20日
38 熊野市連合婦人会が解散  会員数減少で今月末に  
2019年03月20日
39 “幸せの国”の生活ぶり学ぶ  スカイプ使い英語で会話  (矢渕中 )
2019年03月20日
40 巣立ちの春に新たな一歩  井田、相野谷、成川小で卒業式  (紀宝町 )
2019年03月20日
41 平成を音楽に乗せて  第9回定期演奏会に240人  (近大新宮 )
2019年03月20日
42 お悔やみ情報
  
2019年03月15日
43 姉妹校訪問を前に結団式
 20人の生徒が台湾へ  (新宮高校 )

 新宮市の県立新宮高校(前田成穂校長)で13日、台湾への海外研修旅行に参加する20人の生徒の結団式があった。旅行は14日~17日(日)の日程で、姉妹校の台湾國立彰化女子高級中學(台湾女子、陳香妘校長)を訪問し、歌や踊りを発表し合う交流会や、アニメ映画『千と千尋の神隠し』のモチーフとなった九份や台北市内などを見学する歴史・文化学習を予定している。

 研修旅行は、異文化経験を積むことで日本や郷土を再認識し、同校の教育目標である「知・徳・体バランスの取れた人間形成」「地域社会に積極的に貢献する人材、次代の日本社会・国際社会で活躍できるリーダーの育成」を図る目的。2016(平成28)年3月に初めて台湾女子を訪れて以来、2回目の訪問となる。今回は1年生10人、2年生10人が参加を希望した。生徒らは現地の交流会で『きいちゃんダンス』を披露する予定。

 両校は、県が国際交流を目的に台湾の修学旅行誘致を始めたことをきっかけに04(平成16)年から交流。14(平成26)年3月に正式に姉妹校提携を交わした。今年1月には台湾女子の生徒と教職員の計71人が来校し、親交を深め合った。

 結団式では前田校長が「交流によって姉妹校の重みを感じるとともに、異文化を理解することも大きな目的の一つ。見るだけではなく文化に触れ考え方を聞き、そして親交を強化なものにしてほしい」とあいさつ。引率の宇戸博一教頭は「言葉は伝わらなくても積極的に交流を」。橘恭子教諭は「ダンスの発表では心を一つにして最高のステージに」と呼び掛けた。

 宮井貴浩教諭が出発時間や連絡先などを確認し「行動や振る舞いがそのまま日本の印象となります。いろいろなことを学んで吸収して良い経験をたくさんしてきて」と激励した。

 歓迎式典で代表あいさつをする坂本彩海さん(2年)は「大学では国際学部を志望しており、そのためにも海外に行っておきたいと思い希望しました」。カナダやブルネイにホームステイ経験がある坂本さんは「台湾は食べ物がおいしいと聞く。『千と千尋の神隠し』のモチーフとなった街並みも楽しみです」と話していた。

(2019年3月15日付紙面より)

研修旅行に参加する皆さん=13日、新宮市神倉の県立新宮高校
2019年03月15日
44 認知症への理解深める
 サポーター養成講座に12人  (新宮市 )

 新宮市地域包括支援センターは13日、同市の橋本隣保館で「認知症サポーター養成講座」を開いた。12人の参加者を前に、センター職員が「認知症の知識と接し方について」をテーマに講話した。

 平成29年4月末現在、市内の高齢者数は65歳以上1万408人、85歳以上1961人で、その中で認知症の症状がある人は490人いる。今後、認知症の症状がある人は増加することが予想されている。

 職員は、認知症は誰にも起こりうる脳の病気であると説明。「正しい知識を持ち、認知症の人や家族を支える手立てを知っていれば、尊厳ある暮らしを守ることができる」と話した。認知症の原因や症状、種類などについて解説し、「脳血管性認知症なら、原因となる脳血管の病気の再発を防げば進行を止めることができる。アルツハイマー型認知症なら、治療薬によって進行を遅らせることが可能な場合もある」と早期診断と早期治療の大切さを呼び掛けた。

 認知症の人を介護する家族を応援することによって、負担が軽くなれば認知症の人にも良い影響を与えると解説。家族の今の気持ちを知る手掛かりとして▽戸惑い、否定▽混乱、怒り、拒絶▽割り切り▽受容―の四つのステップを覚えておくことが有益と説明した。

 職員は終末医療や介護の方針について「軽症のうちから専門家との信頼関係を築くことが大事」とし、日頃から周囲の人に自分の生き方や考え方を理解してもらうよう心掛けることが重要と話した。

 参加者らは講話とDVD鑑賞を通して、認知症に対する理解を深めていた。

(2019年3月15日付紙面より)

認知症に対する理解を深める参加者ら=13日、新宮市橋本の橋本隣保館
2019年03月15日
45 現在の構想基に話し合う
 観光周遊バス実現に向け  (串本町 )

 串本町文化センターで13日、(仮称)くしもと観光周遊バス推進協議会の設立に向けた準備会があった。同バスは本州最南端付近で7月開所予定の南紀熊野ジオパークセンターと時期を合わせた運行開始が目指されていて、円滑な実現を目指し関係各者が現在の構想について話し合うなどした。

 このバスは、JR串本駅、大型宿泊施設、道の駅と本州最南端や樫野崎を結ぶ新規バス路線として開設、運行する方向で実現が目指されている。同協議会はこれを支援する団体として、県と町が各366万7000円、JR西日本和歌山支社が50万円、ホテル&リゾーツ和歌山串本と大江戸温泉物語南紀串本と南海エフディサービスが各5万円を負担して発足させる予定。その時点で必要になる会則、役員体制、事業計画、予算、運行計画といった諸案を適切に固めて運行開始を同センターの開所に間に合わせるため、準備会と題して関係各者が内容をすり合わせる機会を持った。

 前述の各団体(県は自然環境室、町は企画課と産業課の2課)に加え、南紀串本観光協会と串本タクシー株式会社の各関係者14人が出席。代表して県自然環境室の岡田和久室長があいさつし、同室から諸案を説明し意見や質問を寄せる形で総会までに煮詰めるべき事柄を探った。

 会則案では、同バスの運行目的を▽観光客の利便性向上▽滞在時間の延長や消費の拡大―と設定。初年度は新規バス路線を開設し宣伝と運行支援を事業とし、4月中の設立を目指す。役員体制は町産業課を会長、県自然環境室と南海エフディサービスを副会長、南紀串本観光協会を監事、の各候補とすることなどを申し合わせた。

 同日現在の運行計画案は、乗客定員13人のマイクロバス2台(稼働車と予備車)を運用し1日4便(最終便のみ経路延長)を走らせる内容。経路は「串本駅~ホテル&リゾーツ和歌山串本~大江戸温泉物語~道の駅くしもと橋杭岩~串本駅~潮岬(潮岬観光タワー付近)~樫野(樫野崎駐車場付近)~串本駅」の巡回とし、最終便のみ同駅から各大型宿泊施設まで延長運行する想定となっている。白浜以南の鉄道利用促進を狙って特急くろしおとの乗り継ぎを前提にした時刻表編成を意識しているほか、運賃は1日券1000円とし同券の提示で同町コミュニティバスも無料で利用できる方向で調整が進んでいる。

 これら説明に対する意見では、▽1便当たりの利用者が13人以上の時の対応▽ビジネスホテルや民宿などの宿泊者も同駅から利用できることの明示▽コミュニティバスとの併用を分かりやすくする情報媒体の作成▽乗車予約制実現の見通し(当面は行わない)▽運行開始の具体的なめど(県は同センター開所と同発を希望)―などがあった。暫定的に事務を担う県自然環境室はそれら意見を参考にしながら諸案を煮詰め、4月中に同協議会の設立総会を開いて円滑な初動を目指すとしている。

(2019年3月15日付紙面より)

くしもと観光周遊バスの実現に向け意見を求める岡田和久室長=13日、串本町文化センター
2019年03月15日
46 春の野草を味わう
 自然探訪スクールに40人  

 新宮市教育委員会と熊野学研究委員会は10日、那智勝浦町の宇久井ビジターセンターで自然探訪スクール第9回講座「春の野草を味わう」を開催した。この日は雨天で、小学生から大人まで40人が参加し室内で講座を受け、揚げたての野草の天ぷらを味わった。

 講師の瀧野秀二さん(熊野学研究委員会委員)が春の野草の種類とそれぞれの特徴、似ている植物との見分け方などを丁寧に説明。クマノザクラについても触れた。例年は周辺を散策しながら野草を摘み、採ってきたものを天ぷらにするが、今年は雨天のため、事前に用意した野草をその場で天ぷらにした。

 フキノトウやノビル、アシタバ、ツクシ、ヨモギ、ハマアザミ、ツワブキなどを揚げ、野草の料理やトウモロコシ入りの茶がゆなどと一緒に味わった。

 すさみ町から参加した山本慶子さん(64)はいろいろな野草の見分け方などを学べたことが印象に残ったと話し「家にツワブキがありますが、こんなにおいしいとは」。

 瀧野さんは「できるだけこのような機会を利用し、自然の恵みを感じてもらいたい」と話していた。

 本年度の同スクールはこの日で終了。来年度も年間を通して開催される予定となっている。

(2019年3月15日付紙面より)

野草の天ぷらを味わった=10日、那智勝浦町の宇久井ビジターセンター
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