17日の「雪まつり」前に到着 (那智勝浦町 )
那智勝浦町役場前に16日、翌17日に開催される「第24回商工祭・南の国の雪まつり」で使われる約100㌧の雪が長野県白馬村から大型トラック8台で運ばれ、メイン会場の役場駐車場前に雪山が設営された。
昭和61年に始まった、南国の子どもと雪の触れ合い企画。
17日は午前8時30分から雪山を開放。「熊野朝市」や物産展、バザーが開かれ、9時30分からステージイベントが始まる。雪像コンテストや近くの機関車公園ではヤギや犬との触れ合いコーナーなどもあり、午後3時の「お菓子な餅まき」までさまざまなイベントが繰り広げられる。
当日は、会場周辺に駐車場が無いため、主催者は公共交通機関やシャトルバスの利用を呼び掛けている。バスの停車場は那智漁港、JR紀伊天満駅近くのパルスイン勝浦、ホテル浦島駐車場、築地の中西商店前、茶ケ浦に設置。ここから出るシャトルバスが無料で利用できる。午前8時~11時、午後1時~3時の間、那智漁港から茶ケ浦間をピストン運行する。バスに乗ると、珍しい景品が当たる「お楽しみスタンプラリー」に参加できる。
(2019年2月17日付紙面より)
神戸大学卓球部 (那智勝浦町 )
神戸大学の卓球部は14日、那智勝浦町入りし、18日(月)まで町体育文化会館で春季合宿を行っている。初日の14日は合宿参加メンバー36人を迎え、町観光協会の花井啓州会長らが出席して歓迎式が開かれた。
歓迎式には町、同協会のほか、南紀くろしお商工会、南紀勝浦温泉旅館組合、同町民宿組合、休暇村南紀勝浦の代表者や関係者、町体育協会元卓球部長の中西毅さんが出席した。
同大学卓球部の合宿は同町では初。合宿責任者の津田健裕さん(20)によると、同町での合宿経験を持つ近畿大学や同志社大学の担当者の薦めもあり、同町に決めたという。合宿は、春と夏の2回実施しており、春季は親睦を兼ねて大阪市立大学など関西の六つの大学の卓球部からゲストを受け入れ全体のレベルアップを図っている。
歓迎式では堀順一郎町長の歓迎のメッセージを町観光企画課の職員が代読。花井会長は町内の名所を紹介し、「今後もぜひ来町を」と呼び掛けた。旅館組合の職員が、平安衣装姿で学生らにお土産のタオルを手渡し、飲料の差し入れもあった。
女子主将の仲絢香さん(20)は、「バスで移動中に見た海がとてもきれいでした」。男子副主将の前田忍さん(20)は「春季関西学生リーグ1部入りを目指しています。今回の合宿で力を付けたい。時間はないと思いますが、那智山に興味があります」と話し、町を挙げての出迎えに感謝の言葉を述べた。
(2019年2月17日付紙面より)
高校生対象に企業説明会 (新宮市 )
ふるさとUターンフェア実行委員会は14日、新宮市立総合体育館で「地元企業知っとこガイダンス2019」を開催した。地方公共団体、サービス業、金融業など20社が会社の概要などを説明。和歌山県立新宮高校(12人)、県立新翔高校(80人)、三重県立紀南高校(91人)の生徒ら計183人が参加した。
高校生たちに地元で働くことの良さを知ってもらい、若年層の都市部への流出を抑止しようと新宮市、那智勝浦町、新宮商工会議所、南紀くろしお商工会、新宮地区職業安定協会で組織する同委員会が開催。今年で3回目となる。
開会にあたり、勢古口千賀子・実行委員長が「就職する方はもちろん、進学する方にも、進学先で地元の良さを広めていただきたい」などとあいさつ。生徒たちは事前に希望していた3社のブースを回り、各企業の担当者から説明を受けた後、気になったことについて質問した。
新宮高校の坂本健一さん(2年)は「そこで働いている人たちが説明してくれることによって、職場や人の雰囲気が感じられて良かったと思います」と話していた。
(2019年2月17日付紙面より)
音楽体操の研究結果を報告 (紀宝町 )
御浜・紀宝フォローアップ・プロジェクトの結果説明会が15日、紀宝町生涯学習センターまなびの郷であった。
三重大学附属病院認知症センターの佐藤正之センター長が、認知症予防を目的に両町で実施してきた「音楽体操」の効果を発表した。
両町と三重大学、ヤマハ音楽振興会の産学官連携で2011年度から御浜・紀宝プロジェクトが始まった。「音楽付きの運動は音楽なしの運動より認知機能への効果が高い」と仮説を立て、地域の健常高齢者を対象に音楽あり・なしの運動を1年間行い、その前後での認知機能の変化を調べてきた。
対象者の肺活量や視空間認知、記憶検査などを検査した結果、運動は体と脳に良く、音楽が付いた運動はさらに脳に良いことが明らかになった。
紀宝町では取り組みを継続しようと、13年度から音楽体操の「きほうまちかどエクササイズ」を開始。今年度は61人が参加し、月に3回、音楽に合わせた運動に取り組んでいる。
説明会にはエクササイズの教室生ら60人が参加。佐藤さんは、認知症に対する音楽療法やプロジェクトの経過などを報告した。
13年度から5年間の効果を17、18年度にフォローアップ・プロジェクトとして検証してきた。
佐藤さんは5年間の変化をデータで示した上で、「運動回数が多いほど、記憶と精神運動速度がより良好になる。現時点で認知症の予防効果が科学的に認められている活動は運動であり、音楽を組み合わせることでその効果が増強されることがプロジェクトで分かった」とまとめた。
(2019年2月17日付紙面より)
新宮市料理飲食業組合(平見一雄組合長、組合員60人)は1月31日、新宮市の東牟婁振興局で、23日(土)に実施する「新宮まちなかバル」(後援=新宮市、新宮商工会議所、市観光協会)の記者発表を開いた。平見組合長と、同組合の新宮まちなかバル担当で「#新宮スタで新宮を盛り上げる会」理事長の里中陽互・市観光協会長が出席し、「普段食べるよりもお得に楽しめるイベントになっています。ぜひお越しいただければ」と多くの参加を呼び掛けた。
「新宮まちなかバル」は、地域活性化を目的に、飲食店を食べ歩き飲み歩きして楽しむグルメ「バル」のイベント。同イベントは「新宮ガンバル」という名称で、平成23年に第1回を開催。同28年の第5回まで開催していたが、6回目となる今回は決意を新たに「新宮まちなかバル」と名称を変更。「食べて、食べて、ちょっと飲んで」をキャッチフレーズに、より一層の楽しいイベントにしていこうと準備が進められている。
また今回は「新宮バル×新宮スタ」をテーマに、インスタグラムを活用した情報発信「#新宮スタ」とタイアップしたインスタグラムフォトコンテストも合わせて開催。コンテストは「新宮城址(じょうし)」「新宮の冬」「新宮の夏」をテーマにこれまでに3回開催され、今回で4回目。入賞者には、バル参加加盟店の3000円分のお食事券(5人)や同盛り上げる会理事メンバーからの協賛品が贈られる。
バルへの参加には、参加各店舗、新宮商工会議所、新宮市観光協会(熊野交通1階)で4日(月)から販売される4枚つづりで前売り3000円(当日は3400円)のチケットが必要。当日にチケットを使い切れなかった場合は、24日(日)から3月2日(土)までの「あとバル」期間に、1枚650円の金券として利用できるようになっている。
会見の冒頭では、第5回開催時のチケット上部にある「次回バルチケット応募用紙」による応募者の中から3人に当たる無料招待チケットの抽選会も行われ、当選者が決まった。今回のチケット上部にも「次回バルチケット応募用紙」が付いており、「必要事項を記入して、4枚目のチケットを利用したお店でお店の人に渡すなどして応募してください」と呼び掛けている。
参加店舗などの詳細はフェイスブック「新宮まちなかバル」ページ、チケット販売などに関する問い合わせは、午前9時から午後5時までに料理飲食業組合(電話0735・21・1120)、または新宮市観光協会(電話0735・22・2840)まで。
(2019年2月2日付紙面より)
新宮青年会議所が総会
一般社団法人新宮青年会議所(新宮JC、鈴木竜司理事長)は1月31日夜、新宮市のホテルニューパレスで第14回総会と1月例会を開いた。OBを含めた約40人が出席する中、2019年度収支予算案など6議案を承認した。平野貴之・前理事長は「鈴木竜司・新理事長の下、油断することなく、心一つに大きな節目となる50周年を迎えていただきたい」と協力を呼び掛けた。
4月14日に創立50周年を迎える新宮JCの本年度のスローガンは「心をひとつに~新たなる挑戦へ~」。基本方針は▽50周年式典・事業の開催▽みんなの想いを結集したまちづくり▽新たなる情報発信の強化▽全員が心を一つにして取り組む会員の増強と育成。
重点事業計画は▽創立50周年事業の開催▽まちづくり事業の開催▽青少年育成事業の開催▽全員で取り組む会員増強▽会員開発セミナーの開催▽会員交流事業の開催▽組織力の強化▽例会事業の開催▽地域への情報発信▽他団体への協力―など。
シニアクラブを代表して阿万卓也さんが「創立後50年間、JCはずっとつながれて継承されている。JCが何をしているのかと聞かれたときに、人や社会のために尽くすこと、それがいずれ自分のためになるということを胸を張って言っていただけたら」とあいさつした。
例会開催に当たり、鈴木理事長は「仲間を信じ、全身全霊をかけて様々な困難に立ち向かっていく」と決意を新たにした。
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「北方領土の日」(7日)を前に、新宮JCは1日、新宮市橋本のイオン新宮店で北方領土返還要求街頭啓発運動を実施した。買い物客らに啓発用のチラシとグッズを配った。
日本青年会議所では、1970年に北方領土現地視察団を派遣したのを皮切りに、北方領土返還運動への取り組みを全国規模で展開。新宮JCでも「北方領土返還要求運動全国強調月間」(毎年2月、8月)を周知しようと毎年2月に街頭での啓発活動を続けている。鈴木理事長は「北方領土のいち早い返還を望みます。日本の経済も良くなるのでは。こういった活動を地域に広げたい」と話していた。
北方領土問題は、北海道根室半島沖合にある島々の領有権をめぐるもの。現在ロシアが占拠、統治する択捉(えとろふ)島、国後(くなしり)島、色丹(しこたん)島、歯舞(はぼまい)群島の島々に対し、日本が返還を求めている。北方領土の日は、国民の関心と全国的な返還要求運動の推進を図り、1981年に閣議決定。日露の国境が択捉島とウルップ(得撫)島の間に定められた日魯通好条約が調印された1855年2月7日にちなんでいる。
(2019年2月2日付紙面より)
子育てワークショップ (紀宝町 )
紀宝町保健センターで1月31日、「子育てワークショップ」があり、子育て中の母親11人が子どもの名前に込めた思いなどを伝え合った。
子育ての疲れや気持ちをリセットして、母親らが元気になれることを目的に、町子育て世代包括支援センターが定期的に実施。かづこ助産院(那智勝浦町)の院長で助産師の本舘千子さんをアドバイザーに迎えた。
「お母さんって大変」をテーマに、本舘さんは「おなかの中で大きくなり、動いたりする妊娠中がうれしかったと思う。初産婦(しょさんぷ)さんにとっては夢のような生活だが、そこがゴールではない。そこから始まる」。
自身の出産経験を交え、「抱っこをして、体を接触させることは子どもの安心の原点。抱っこすることで、子どもから母親に対する愛着が生まれるだけでなく、母親から子どもに対する愛着も強くなる。幼い頃にしっかりと守られて育った人は大人になっても自分を上手に守れる」と話した。
この後、座談会を開催。2グループに分かれて呼びやすさや愛着、字画など名前の由来などを紹介した。ワークショップ中は、ファミリーサポートセンターで子どもを預かった。終了後は、きほう食の会が「子育て中のママにおすすめしたい手作りランチ」を用意。参加者はテーブルを囲み、和気あいあいとランチを楽しんだ。
(2019年2月2日付紙面より)
朝日生命和歌山支社 (那智勝浦町 )
朝日生命保険相互会社和歌山支社串本営業所(平野裕史所長)は1月30日、那智勝浦町天満にある株式会社かしの木(谷口利和代表取締役)のグループホームかしの木に車いす1台を寄贈した。
介護保険の普及を推進している同社では、社会奉仕活動の一環として毎年1台寄贈している。寄贈先は顧客のアンケートなどを基に選定。かしの木には2度目の寄贈となる。
平野所長は「介護施設では車いすは必需品。少しでも皆さまのお役に立つことができればありがたい」と述べ、同行した中田了子(さとこ)さんは「ヘルパーさんにも活用していただけたら」と話した。
寄贈を受けた谷口さんは「訪問ヘルパー事業ではご家庭で介護を行い、今までと変わらない生活を送れるよう支援している。この度、朝日生命様より車いすのご寄贈をいただき、誠に感謝に堪えません。これからも地域の安心を支えるために努力いたします」と感謝を述べた。
(2019年2月2日付紙面より)