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2019年02月27日
1 植樹通し意識育む
 王子幼稚園で緑化活動  (県鳥獣保護管理員連絡会 )

 新宮市立王子幼稚園(山本眞也園長)と和歌山県鳥獣保護管理員連絡会(海野和浩会長、会員数51人)は25日、同幼稚園で「実のなる木植樹事業」を実施した。同会員5人、県職員4人、同園児20人らは協力し合ってイロハモミジ、ナンテン、クヌギ、コナラの4種類の苗木を園庭の花壇に植樹した。

 県鳥獣保護管理員連絡会は自然保護の重要性に鑑み、野生鳥獣の保護および管理、適正狩猟など、鳥獣行政の推進に協力し、業務の円滑な遂行を図ることを目的に、県知事より委嘱された鳥獣管理員で構成されている。毎年県民の善意により集められた緑の募金を財源とした「緑の募金事業」を活用し、地域住民の自然保護意識を育む目的で緑化活動をしている。鳥類や小動物の良好な生育環境の形成を図る目的もあり、今年で31回目の活動となる。

 植樹開始に当たり、同会の下忠文・東牟婁支部長が「けがのないように気を付けて」とあいさつ。園児らはあらかじめ花壇に掘られた穴に苗木を植え、スコップで順番に土を掛けていった。会員は園児らに「木が倒れないように見守ってあげてね」「みんなが6年生になる頃には大きくなってるよ」などと語り掛け、植樹の様子を見守った。

 東牟婁振興局の久保田清之・健康福祉部長は「季節ごとに姿を変える苗木を見て、自然の大切さに関心を持ってもらえたら」と述べ、園児らに「皆さんと同じようにすくすく育っていくのを楽しみにしています。日々の手入れをして、大切に育ててください」と呼び掛けていた。

 県では、毎年新緑の春季(3~5月)と紅葉の秋季(9~10月)を中心に「緑の募金運動」を実施している。集められた募金は、毎年7月ごろに募集する「緑の募金事業」などによって、県内各地域の森林整備や緑化活動などに活用されている。

(2019年2月27日付紙面より)

協力し合い4種類の苗木を植えた=25日、新宮市立王子幼稚園
2019年02月27日
2 多くのステージに来場者沸く
 色川大文化祭盛大に開催  (那智勝浦町 )

 那智勝浦町の色川山里文化クラブ(千葉智史会長)は24日、同町田垣内の籠ふるさと塾で「第11回色川大文化祭」を開催した。踊りや劇、歌など盛りだくさんのステージ披露や内容に集まった地域住民ら約150人は大きな拍手を送り、会場は終始にぎわった。

 大文化祭は毎年恒例の人気の催し。千葉会長は「この日のために出演者の皆さんは、たくさん練習をしてきてくれた。また、多くの力作も並んでいます。時間の許す限り、ステージを楽しんでください」とあいさつした。

 トップバッターは同町立大野保育所の園児ら9人が務め、童謡「たき火」を歌い、皆勤出演している江戸芸かっぽれが場を盛り上げた。さらに手品、合唱、ダンス、漫才、空手演武、バンド演奏などが行われた。なかでも初参加の色川郵便局の局員ら10人が日々、練習に打ち込み、仕上げた昭和を代表する音楽番組を独自に再現した「ザ・ベストヘン!?」は会場を沸かせた。軽快なトークの司会役と完成度の高い踊りや歌を披露する歌手役の演出に、笑い声や拍手が送られた。

 会場内には住民らによる絵、書、盆栽、生け花などが展示されたほか、おまぜや赤飯、カレー、焼き餅などが販売された。

 町内在住の80代女性は「毎年楽しみにしています」と笑顔で語った。

(2019年2月27日付紙面より)

展示された作品に足を止める=24日、那智勝浦町田垣内の籠ふるさと塾
色川郵便局のステージが会場を沸かせた
催しを楽しむ来場者ら
2019年02月27日
3 歩くことを軸にし合同活動
 わかやまシニアエクササイズの自主8グループ  (串本町 )

 串本町保健センター主催のわかやまシニアエクササイズ自主活動グループを対象にした合同交流会が22日に同町立体育館であり、同グループに属するメンバーや保健推進員45人が歩くことを軸にした合同活動に取り組んだ。

 同エクササイズは和歌山大学教授の本山貢さんが県と共同考案し奨励する▽準備運動▽ストレッチ運動▽ステップ運動▽筋トレウオーク―の4要素からなる高齢者向けの軽運動群で、基本3カ月間の体験メニューで成果を実感した人が仲間づくりの面でも功を奏する自主活動グループを結成して継続する形で実践の裾野が広まっている。

 同町域では現在▽ハーモニー(串本1)▽大島さくら▽お元気プロジェクト串本2▽お元気プロジェクト有田▽お元気プロジェクト田並▽はまゆう(潮岬)▽お元気プロジェクト古座▽田原自主トレ隊―が結成され、仲間内で取り組む中でこの運動を長く続ける工夫を重ねている。同日現在、8グループ全体で150人が所属し、月2~4回の頻度で各地域の集会施設に集まり活動しているという。

 この日開かれた合同交流会は、同町が介護予防目的で展開する事業「お元気プロジェクト」の一環。規定のメニューの繰り返しで単調になりがちな自主活動に刺激をもたらす目的で、おおむね年1回開いている。今回は同町地域おこし協力隊の隊員で町民への運動習慣の普及に取り組む木戸俊秀さんを講師として迎える形で計画し、8グループのメンバーに参加を呼び掛けた。

 木戸さんは「ウオーキングの効果的な方法と注意点」と題して準備運動や筋力トレーニング、ストレッチに取り組むときのポイントを解説。併せて「歩く」と「○○」といった具合に二つの事柄を同時にこなすことを強調して意識付けた。メンバーはそれらの実践を通して日頃の自主活動で培った筋力の活用の幅を広げる視点を培い、同じ町で同エクササイズに励む仲間との交流も深めた。

 同日現在、同エクササイズの体験メニュー実施の予定はないが、一部を除くグループが若干名の新規メンバーを募集している。詳細の問い合わせは同センター(電話0735・62・6206)まで。

(2019年2月27日付紙面より)

歩くことを軸にした合同活動を主導する木戸俊秀さん(右)=22日、串本町立体育館
「歩く」と「蹴る」を同時にこなすことに挑戦する自主活動グループのメンバー
2019年02月27日
4 日頃の意識が命を守る
 森岡茂夫さんが防災講習会  (乳幼児の命を守る会 )

 新宮市で活動する子育て支援の団体でつくる「乳幼児の命を守る会」(勢古啓子委員長)は23日、市保健センターで防災講演会を開いた。約20人の参加者を前に、1級建築士で防災士の森岡茂夫さんが「災害から子どもの命を守る」をテーマに話した。

 同会は2011年の紀伊半島大水害を教訓として、乳幼児や子どものいる家庭の防災意識を高めようと13年に発足。親子で楽しみながら学んでもらおうと、防災キャンプを行うなどさまざまな催しを開いている。

 南海トラフ巨大地震が起こった場合、最悪のケースで約32万3000人の死者数が予想されている。内訳は▽建物の倒壊8万2000人▽地震火災1万人▽津波23万人▽その他(塀の倒壊など)30人―など。森岡さんは「災害は起きてからでは遅い。起きる前にどうやって安全性を確保するか、それが一番大事。命を守るのは日頃の意識」と呼び掛けた。

 森岡さんは、東日本大震災の際に多くの住民が亡くなった宮城県名取市の閖上(ゆりあげ)地区において、ただ一人も犠牲者を出さず「閖上の奇跡」と呼ばれるようになった市立閖上保育所を紹介した。当時の同保育所長・佐竹悦子さんの防災意識が強く、普段から訓練を繰り返しては防災マニュアルを更新していたことなどに触れ、「奇跡を起こしたのは先生たち。普段からここまで考えているのかと感銘を受けた」。

 佐竹さんら職員は園児らに恐怖心を与えないように、避難している間もお話をしたり歌を歌ったり、避難所ではお遊戯やゲームなどをして子どもたちをなだめながら命を救った。森岡さんは「奇跡って偶然の上に起きるものではない」という佐竹さんの言葉を紹介。「小さいお子さんがいる家庭にとって、とても良いサンプル」と述べ、普段から想像力を働かせて災害に備えるべきと訴えた。

 森岡さんは「小さい子どもには全てが凶器となり得る。家具にストッパーを付けるなど全てに対してあらゆる対策を」と喚起。ベッド型シェルター「防災ベッド」や、通電火災を防ぐブレーカー自動遮断装置、段ボールベッドなどを紹介し「日本では避難所の国際基準である『スフィア基準』が守られていない。行政も知らないケースがある。各自治体が準備できるように、市民の皆さんが意識を持ち、発信していくべき」と話していた。

(2019年2月27日付紙面より)

約20人が聴講した防災講演会の様子=23日、新宮市保健センター
森岡茂夫さん
2019年02月27日
5 河田さん、坂本さんが優勝 グラウンドゴルフ三和大会 
2019年02月27日
6 総合優勝は新高陸上部 第9回太地町くじら浜公園駅伝大会 
2019年02月27日
7 全日制平均倍率0・93倍  県立高校入試出願状況を発表  (和歌山県教委 )
2019年02月27日
8 訓練重ね有事に備える  新宮市福祉センターで避難訓練  
2019年02月27日
9 住民投票条例制定を本請求  「つくる会」請求代表者らが市へ  (新宮市 )
2019年02月27日
10 アシビが花盛り  熊野地方  
2019年02月27日
11 49人が熱戦を展開  5児童館交流「ドッジビー大会」  (新宮市 )
2019年02月27日
12 小中学生作品269点展示  橋杭小で学校版画展串本展  (串本町 )
2019年02月27日
13 伸び伸びと遊びを楽しむ  串本小学校で「忍者修行」  (串本町 )
2019年02月27日
14 重要課題に取り組む  鈴木英敬知事が事務所開き  (三重県知事選 )
2019年02月27日
15 スポーツボイスを体験  紀宝町で初の取り組み  
2019年02月27日
16 市町対抗駅伝の結果を報告  紀宝町教育委員会会議で  
2019年02月27日
17 4月3日に完成式典  3月22日に改修工事完了  (鵜殿運動場 )
2019年02月27日
18 特選に吉田澄子さん 写連紀南支部県本部顧問審査1月優秀作品 
2019年02月27日
19 お悔やみ情報
  
2019年02月16日
20 新たにヤフーで情報収集
 市内外から4件の情報  (新宮城復元対策委 )

 新宮城復元対策委員会(須川倍行委員長、12人)が14日、新宮市役所3階会議室であった。委員11人が出席し、事務局から「新宮城復元資料収集懸賞事業」の状況報告を受けた。

 市では新たに「ヤフー」のインターネット広告を活用して、広く情報を集めている。「新宮」「城」「古写真」「懸賞金」をキーワードとして検索すると、ユーザーの検索結果ページに「懸賞金総額1700万円! 新宮城の古写真等を探しています」とのタイトルが掲載される。

 今月5日から開始し、12日までのクリック数は108回だった。委員からは継続を求める声が上がった。

 懸賞事業は、最高総額1700万円の懸賞金をかけて新宮城の天守や大手門、やぐらの復元につながる古写真や設計図などの資料を来年3月31日まで募っている。

 昨年9月号から市広報紙に「シリーズぶらり新宮城」の連載を開始し、市のホームページに事業概要を掲載、ユーチューブでPR映像を配信している。新宮城入り口2カ所にポスター看板を設置した。

 国内では三菱史料館や水野総家20代当主・水野勝之さん、和歌山県立図書館など市町村や施設などにポスターやパンフレットなどを送付した。

 資料が外国に秘蔵されている可能性から、姉妹都市サンタクルーズ市(アメリカ)、独日フォーラム・エルベ(ドイツ)、海外美術館などにも協力を依頼した。

 昨年11月から今年1月までに「父が依頼を受けて新宮城の油絵を描いた時、依頼者から設計図のような図面を渡されたように記憶している」「壊れかけの状態の新宮城の古写真を見たことがあるように思う」など4件の情報が寄せられた。

 委員から「一部の樹木を切ってきれいになったが、配水池周辺も伐採すると全景が見えるのでは」との意見があり、市では所管課で協議するとした。

 新宮城跡は石垣の修復や遺構整備などの課題があり、市では今後、修理と整備に関し、国庫補助事業の活用を検討していく。

 委員会は来年度に視察を計画しており、高松城(香川県高松市)、丸亀城(香川県丸亀市)、福山城(広島県福山市)から視察先を絞る。

(2019年2月16日付紙面より)

状況報告を受ける委員=14日、新宮市役所3階会議室
2019年02月16日
21 食事など通して情報交換
 チームくまのがわと太田地区が交流会  (新宮市熊野川町 )

 新宮市熊野川町の熊野川総合開発センターで14日、「チームくまのがわ」と那智勝浦町の太田地区福祉委員会の交流会が開催された。両地区の地域活動や地域のつながり、地域活性化についてお互いに情報交換し、より良い地域をつくるために開催。両地区民は昼食会などを通して交流を深め合った。

 チームくまのがわは「いつまでも、自分たちの生まれ育った町で元気に楽しく過ごす」という思いから発足した。地域の課題や情報などを住民同士が気軽に集い、話し合える場を設けようと月1回のペースで会合を開いている。

 開会に当たり、チームくまのがわの玉置利春さんが「高齢になるほど助け合っていかなければ。それぞれの地域の意見を交換し合って、いい方向を見つけていきたい」。太田地区福祉委員会の仲三喜夫さんは「今日はいろいろとお世話になります。よろしくお願いします」とあいさつした。

 太田地区福祉委員会は、太田地区は人口が1023人で高齢者率が51%、女性の1人暮らしが多いことなどを報告。民生委員や福祉委員の活動内容などを紹介した。同地区では平成元年から、独居高齢者などを対象に、見守り活動を兼ねた食事サービスを月1回行っているが、「調理をする側も高齢化しており負担が大きくなってきている」と課題を述べた。

 チームくまのがわは、熊野川町には34地区1322人が暮らしており、高齢者率は46・7%であると報告した。福祉委員会は民生委員や区長など計74人で構成されており、それぞれの活動が福祉委員の仕事を兼ねていると説明。チームくまのがわの発足については、将来の不安に備えて、地域のつながりを全体で考える場づくりが必要であるとの考えを示した。

 グラウンドゴルフなどのふれあい交流事業や、「ひまわりまつり」をはじめとした地域活性化事業内容なども紹介し、「内外にPRして、今後もっと仲間を増やしていければ」。みつの地域活性化協議会の下阪殖保会長は「今後は農業と福祉を連携させていきたい」と展望を示した。

 各地区の発表後には、みつの地域活性化協議会が作った弁当を食べながら交流を図った。「地域のつながりについて」をテーマに情報交換をした後、グループごとに発表。「一人で地域の見守りには限界を感じる。集まりが必要」「災害時の避難に関しては、普段のつながりで解決」といった意見が上がっていた。

(2019年2月16日付紙面より)

昼食会などを通して情報交換した=14日、新宮市熊野川町の熊野川総合開発センター
2019年02月16日
22 子どもの学力向上目指し
 井田小と矢渕中が取り組みを発表  (紀宝学力向上推進協 )

 第5回紀宝町学力向上推進協議会が同町役場で14日に開かれ、教員の授業力向上と指導方法の改善を目指した取り組みの成果が町立井田小学校と矢渕中学校から発表された。

 協議会は児童生徒の学力向上を目的として平成26年10月にスタート。今回は町立小中学校の教員19人が参加した。

 はじめに井田小の前田幸利校長が、低学年が高学年の授業見学で学ぶ姿勢を学んだことや、全学年児童の机を「コ」の字に配置することで分からないことを互いに聞き合う関係が生まれ、落ち着いて授業を受ける環境が整ったことなどを発表。児童がペアになって、分からないことを教え合う時の優しい表情から「子どもほど上手な支援者はいない。クラスで誰も一人にしない関係ができてくる」と述べた。

 矢渕中は数学担当の永田将大教諭が少人数での授業効果を説いた。習熟度によってベーシックとスタンダードに分けて授業した結果、ベーシックでは活躍できる子が増えて喜ばれた半面、スタンダードでは逆の現象も生じたという。「これからの工夫次第では、やりがいがあるかも」と結び、県教育支援事務所の前田綾指導主事は「子どもたちができないことを、できるようにする取り組みを学校全体でやってほしい」と注文を付けた。

 西章教育長も出席。「会議が授業改善をどう進めるかが大切。会議結果を単に学校へ持ち帰るだけでなく、授業の改善が必要」と述べて、教師の工夫と実践を求めた。

(2019年2月16日付紙面より)

永田将大教諭(左端)と前田幸利校長(右奥)が講師を務めた=14日、紀宝町役場
2019年02月16日
23 精神文化のシンボルに 日本ヤタガラス協会設立に向け 

 全国各地のヤタガラス伝承を情報交換し、地域振興の魅力ある素材として役立たせることを目的に、地元有志らが中心となり「日本ヤタガラス協会」を設立することを発表。14日に新宮市緑ヶ丘の東牟婁振興局で行われた会見では「ヤタガラスと朝鮮半島の三足烏(サムジョゴ)の起源が同じであることを伝え、文化交流の必要性を説いていきたい。精神文化のシンボルとして、東アジア世界にも広げていければ」と語った。有志らは今後会員を募り、4月以降に設立総会を開催する。

 カラス神話は世界各地に伝わっており、日本には中国大陸から朝鮮半島を経て飛来してきたといわれている。日本においては神武天皇東遷の折に天照大神の使いとして大和の国へ道案内したという伝承が残っている。朝鮮半島には高句麗の古墳壁画や百済の武寧王陵遺品に三足烏が表されており、かつては太陽信仰の象徴だった。

 同協会は昨年3月に那智勝浦町で開催された「熊野の魅力・再発見シンポジウムin那智勝浦~熊野の神秘と八咫烏を通じた日韓文化交流と観光~」をきっかけに構想が練られ、昨年韓国で立ち上がった「韓半島三足烏交流協会」に誘起され設立の運びとなった。

 有志らは「ヤタガラスを通して、将来は東アジア共同体を考え、人・文化・観光での交流が深まることを願っている。まずは熊野地方から魅力ある鳥を検証し発信していきたい」とし、ヤタガラスが「東アジアの友好の鳥」となることを期待する。設立後はヤタガラスにまつわる伝承の調査や研究、情報発信、講演会や研修会、韓国などとの相互交流事業などを計画していく。

(2019年2月16日付紙面より)

東牟婁振興局であった会見の様子=14日、新宮市緑ヶ丘
2019年02月16日
24 一層の精進を誓う  西川流友千恵会「初舞会」  (那智勝浦町 )
2019年02月16日
25 洪水浸水想定区域図を公表  和歌山県  
2019年02月16日
26 身近な人にできること  脇仲会館で救命実習  (那智勝浦町 )
2019年02月16日
27 不審者の侵入想定し対応  中央児童館で防犯訓練  (新宮市 )
2019年02月16日
28 議長の不信任決議案否決 文化複合施設の予算審議午後に持ち越し (新宮市臨時議会)
2019年02月16日
29 上野の河津桜が満開に  御浜町  
2019年02月16日
30 稲荷神社祭礼を前に  宇久井青年会が練習に熱  (那智勝浦町 )
2019年02月16日
31 6人の力作たたえる  石垣記念館特別絵画展の表彰式  (太地町 )
2019年02月16日
32 施設の立地条件考える  和大ワークショップ参加の2年生  (串本古座高校 )
2019年02月16日
33 声援受け課題距離を完走  西向小第1回持久走大会  (串本町 )
2019年02月16日
34 普通教室空調予算を承認  町教委、来夏前完了目指す  (古座川町議会 )
2019年02月16日
35 声を掛けながら車いす操作  3、4年生が福祉体験学習  (成川小 )
2019年02月16日
36 莊司健氏を新議長に選出  副議長には山本精一氏  (紀宝町議会 )
2019年02月16日
37 お弓行事や獅子舞奉納  熊野三所大神社、飛烏神社で例大祭  (那智勝浦町 )
2019年02月16日
38 お悔やみ情報
  
2019年02月03日
39 植樹通して交流深める
 ふるさとすくすく森づくり  (新宮警察署 )

 子どもたちに木や森林を大切にする気持ちを育んでもらおうと、新宮警察署少年補導員連絡会(柳本利文会長)と同署(大髙圭司署長)は2日、紀宝町浅里の山林で植樹行事「ふるさとすくすく森づくり」を実施した。神倉少年野球クラブと蓬莱フレンズに所属する児童や保護者ら約60人が参加し、ヤマザクラやイロハモミジ、アカガシなど5種類の苗木50本を植えた。

 青少年健全育成の一環として2008年から始まり9回目。12年は紀伊半島大水害の影響で中止している。植樹後には豚汁やおにぎりが振る舞われ、交流を深め合った。

 柳本会長は少年補導員の活動を紹介し「普段、大自然の中で作業をすることはそんなにないと思います。すくすくという言葉を辞書で調べると、『積極的に、前向きに真っすぐ伸びる』とありました。これは樹木にも人間にも当てはまること。今日は笑顔で頑張りましょう」と呼び掛けた。

 山林を所有する公益財団法人熊野林業の尾﨑征朗理事長は「樹木を通して自然の大切さを学んでほしい。元気にすくすく育つように心を込めて植えてください」とあいさつした。大髙署長は「学校も学年も異なる児童や保護者が参加してくれています。互いにコミュニケーションを取りながら、協力して友達、親子の絆を一層深めてください」と話した。

 熊野林業の佐竹剛さんらが作業の流れや植樹の仕方などを説明。子どもたちは五つのグループに分かれてくわを使い、それぞれ場所を決めて穴を掘り、苗木を入れて土をかぶせた。

 参加した井上慎晟(じんせい)君(11)は「穴を掘るのが難しかった。(木が)大きく育つとうれしいです」と話していた。

(2019年2月3日付紙面より)

木の苗を植えていく参加者ら=2日、紀宝町浅里
参加者の皆さん
2019年02月03日
40 火の取り扱いに注意を
 行政無線と消防車で防火広報  (新宮市消防本部 )

 新宮市消防本部は1日から、防災行政無線放送と消防自動車による防火公報活動を始めた。今月下旬までの予定。防災行政無線は毎日午前10時に放送され、消防自動車については、行政無線の放送後に必用に応じて適宜実施される。

 新宮市では今年に入り7件の火災が発生しており、例年に比べて非常に多くなっていることや、昨年1年間の発生件数(5件)をすでに上回っている状況などから、住民に対して注意喚起のために防火広報を実施することになった。

 担当者らは「当地方は空気が乾燥し、火災の発生しやすい気象状態になっていますので、火の取り扱いには十分にご注意願います」と呼び掛けると同時に、「防災行政無線による放送は、毎日実施する予定ですが、当日の気象状況などから判断し、放送を実施しない日もありますのでご注意願います」と理解を求めた。

(2019年2月3日付紙面より)

注意喚起の防火広報のために消防署を出発する消防自動車=1日、新宮市新宮
2019年02月03日
41 新宮高で世界遺産講座
 ロングハイキングを前に  (新宮市 )

 新宮市神倉の県立新宮高校(前田成穂校長)は1日、新宮ユネスコ協会会長で元同校校長の中谷剛さんを講師に迎え、世界遺産講座を開いた。7日(木)に実施する熊野古道ロングハイキングの事前学習として開催。1年生200人が聴講した。

 国連教育科学文化機関(ユネスコ)は教育や文化に関わるさまざまな活動を行っているが、世界遺産を登録し保護することもその活動の一つ。1960年代、エジプトでアスワンハイダム建設の際に、水没の危機にひんしたアブシンベル神殿を守るためにユネスコが立ち上がり、遺跡群を他の場所に移した。中谷さんは「この出来事がきっかけとなり、72年にユネスコ総会で世界遺産条約が採択された。以降、ユネスコは世界遺産の保護活動を行っている」などと説明した。

 ユネスコ憲章の一文「戦争は人の心の中で生まれるものであるから、人の心の中に平和のとりでを築かなければならない」を紹介し、ユネスコは教育や科学、文化上の関係を通じて国際平和と人類の共通の福祉という目的を促進すべく設立されたものと解説した。

 世界遺産には文化遺産、自然遺産、複合遺産があることも解説し、7日のロングハイキングで歩く予定になっている熊野古道の小雲取越を含む世界遺産「紀伊山地の霊場と参詣道」は文化遺産として登録されたと話した。

 三つの分類以外にも戦争や差別によって生まれた「負の遺産」や、紛争や災害によって破壊の危機にある「危機遺産」も存在することを説明し、中谷さん自身が訪問した負の遺産・アウシュビッツ強制収容所(ポーランド)についてスライドを使って解説した。

 中谷さんは「道が世界遺産になっているのはこことスペインのサンティアゴ・デ・コンポステーラの巡礼路だけ。日本で12番目に登録された、非常に貴重な場所。大切にしながら、7日は一緒に熊野古道を歩きましょう」と講座を締めくくった。

(2019年2月3日付紙面より)

中谷剛さんの話を聴く生徒ら=1日、県立新宮高校
中谷剛さん
2019年02月03日
42 力を合わせて鬼退治
 王子幼で節分集会  (新宮市 )

 3日の「節分」を前に、新宮市立王子幼稚園(山本眞也園長、園児21人)で1日、「節分集会」があった。この日は王子ヶ浜小学校の児童14人も参加。子どもたちは歌やゲーム、紙芝居などで楽しいひとときを過ごした。

 交流は学期ごとに年3回以上実施しており、毎年行われている。園児と児童らは『鬼のパンツ』『鬼の祭り』の合奏を元気いっぱいに披露した。○×クイズでは節分にちなんだ問題などが出され、子どもたちは「どっちかな?」「こっちこっち」と移動し、正解を発表するたびに歓声や拍手が上がるなど、会場はにぎわった。

 同小教職員扮する鬼が登場すると、泣き出す園児らもいたが、児童らを中心にみんなで力を合わせて豆をまき、鬼たちを退治した。交流を深めた子どもたちは一緒に豆を食べ、紙芝居の読み聞かせを楽しむなどして節分気分を満喫した。最後は全員で記念撮影をし、次回の再会を約束した。

 山本園長は「泣いてしまった園児もいましたが、みんなが協力しあう姿が見られました。子どもたちに少しでも季節感や日本の伝統文化を感じてもらえれば」と話していた。

(2019年2月3日付紙面より)

鬼に向かって立ち向かう児童園児ら=1日、新宮市立王子幼稚園
2019年02月03日
43 意見くみ上げ、国県町の懸け橋に 現職・谷洋一氏が事務所開き (和歌山県議選)
2019年02月03日
44 地域福祉の推進に向け  第2回市地域福祉計画策定委員会  (新宮市 )
2019年02月03日
45 お別れ会と英語学習  宇久井保育所  (那智勝浦町 )
2019年02月03日
46 87人が試験に臨む  県内でいち早く前期入試  (近大新宮高校 )
2019年02月03日
47 志願倍率は2・15倍  三重県立高校全日制の前期選抜試験  
2019年02月03日
48 大型絵本に目を輝かせ  うどの幼稚園で読み聞かせ  
2019年02月03日
49 泣き虫鬼をやっつけろ!  町内保育所などで豆まき  (紀宝町 )
2019年02月03日
50 初の入賞目指して頑張るぞ  美し国三重市町対抗駅伝  (紀宝町チーム )
2019年02月03日
51 華やかに舞台披露  第10回新宮市伝統芸能大会  
2019年02月03日
52 バイカオウレン  那智勝浦町高野  
2019年02月03日
53 お悔やみ情報