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2019年02月06日
1 文化複合施設予算審議を継続
 臨時議会の会期延長  (新宮市議会 )

 新宮市議会(屋敷満雄議長、15人)は4日、市役所議場で臨時議会を開いた。文化複合施設整備に関する予算2億5000万円を盛り込んだ平成30年度新宮市一般会計補正予算が審議された。紛糾する議論は12時間に及び、午後11時13分、会期延長が決まった。再開された2日目も議論が続いた。

 事業費約63億円となる施設建設は市にとって命運が懸かる50年に1度といわれる事業。初日は1号議案が可決された午後から補正予算案の審議が始まり、多くの市民が傍聴に訪れその様子を見守った。

 施設整備事業の交付金引き下げや国との協議過程など市当局の説明が不十分だとして、北村奈七海議員が国会の国政調査権に相当する地方自治法第100条に基づいた「百条委員会」の設置を求める決議を提出。賛成少数で否決された。

 各議員は先月29日に当局が開いた議員説明会での説明内容について触れ、国からの都市再構築戦略事業の交付金減額や県の補助金について指摘し、説明を求めた。また、傍聴席からは市に対する疑義の声や議員の質疑に拍手が送られる場面もあった。

  □     □

■議長の不信任決議案提出



 会期延長された5日午前の議会では、前日に引き続き北村、大西強、榎本鉄也の各議員が質疑。議論は紛糾し、屋敷議長が声を荒らげる場面もあった。

 一連の議会運営に対して、大西議員が屋敷議長の不信任決議案を提出。

屋敷議長の不信任決議に伴う議事日程の追加変更が賛成少数で否決された。

 不信任決議についての議事は5日中もしくは会期を延長して行われる予定。

 傍聴者からは議員の品位などについて苦言を呈する声もあった。

(2019年2月6日付紙面より)

会期延長を決めた新宮市議会臨時議会=4日午後11時13分、新宮市役所議場
屋敷満雄議長に対する不信任決議が提出された=5日午前11時48分、新宮市役所議場
2019年02月06日
2 お的の儀に向け連日稽古
 弓頭2人的場などで励む  (水門祭 )

 串本町大島にある水門(みなと)神社の例大祭「水門祭」で奉仕する弓頭の稽古が同神社的場などで連日行われている。

 2日に同神社社務所で営まれたおみくじ祭で選ばれた今年の弓頭は滝本虎之介君(18)と稲田駿也君(17)の2人。旧来の本祭日(2月11日)に比べて今年の本祭日が早いなどの事情で稽古は先月30日から始まり、2人は弓頭候補として指南役の稲田博さん(67)から先んじて所作を教わりつつ人選を受ける形となった。

 初日は紀伊大島開発総合センター内で一通りの動作を教わり、2日目以降は同神社の的場で通し練習を積み重ねている。2人とも弓頭の奉仕は初めてだが、幼い頃から境内でのお的の儀を見て流れはある程度分かっているという。

 人選を受けて滝本君は「動作の一つ一つをピシッ、ピシッとこなしながら矢を的に当てたいと思う。家族が健康でいられるよう、そして自分は来年の公務員試験で合格できるよう願いながら頑張りたい」。稲田君は「自分は弓道部ですが、弓が重く動作にも違いがあって射た後の弓さばきなどに少し難しさを感じています。本番ではしっかりと当てられるよう頑張り、自他の健康を願って矢を放ちたい」とそれぞれ意気込みを語った。

 稽古は7日まで連日行い、雨天時は同センター内で動作にいっそうの磨きをかけるという。2人に伝えられている動作は、序盤で左右対称の動きをする結びの型。稲田さんは「今日(2日)の時点で2人はすでに型を一通り覚えていて、今年の弓頭は飲み込みが早いと感心している。後は2人の動きをどこまでそろえられるかといったところで、今後の稽古でしっかりと仕上げていきたい」と話した。

 2人が奉仕するお的の儀は9日(土)午前10時30分ごろに同神社的場、午後に御旅所(苗我島)の2回行われる。御旅所は船渡御先であり陸づたいで赴くのも困難。同神社的場で行われるお的の儀が一般拝観の見どころとして例年注目を集めている。

(2019年2月6日付紙面より)

水門神社的場で稽古に臨む滝本虎之介君(右)と稲田駿也君(中)=2日、串本町大島
2019年02月06日
3 演奏通じて詐欺被害防止啓発
 三重県警音楽隊コンサート  (紀宝町 )

 三重県警察音楽隊演奏会「ふれ愛コンサート」&地域安全講話が3日、紀宝町生涯学習センターまなびの郷で開かれた。会場を埋めた400人以上の観客が演奏に聞き入った。

 同音楽隊は1955年の創設以来、交通安全運動や地域安全運動などの行事で県民と警察とを結ぶ「音のかけ橋」として演奏活動に取り組んでいる。

 主催者を代表して町青少年育成町民会議の門賢会長が「素晴らしい演奏を期待しています」とあいさつした。

 続いて、紀宝警察署生活安全刑事課の鈴木亮介課長が地域安全講話。県内で振り込め詐欺などの特殊詐欺が増加しているとし、「おととしは県内で200件ほど発生し、被害総額は5億円に上った」。

 元号が変わることを悪用した詐欺が全国で発生しているとし、「振り込め詐欺、オレオレ詐欺は認識しているが、被害に遭ってしまう。電話があると頭が真っ白になってしまう。普段からコミュニケーションを取り、不審な電話があったら家族に相談してほしい」と呼び掛けた。

 ふれ愛コンサートはアニメ『名探偵コナン』のテーマ曲で開幕し、『北国の春』『糸』などを披露した。

 演奏に合わせた特殊詐欺被害防止寸劇もあり、音楽と劇を通して振り込め詐欺被害に遭わないよう啓発した。

 アンコールの『U・S・A』を含む8曲を奏でると、会場から大きな拍手が湧き起こった。

 同音楽隊の中川達也楽長は「防犯意識高揚の助けになればと、各地の会場で寸劇を披露しています」と話していた。

(2019年2月6日付紙面より)

演奏を披露する三重県警察音楽隊=3日、紀宝町まなびの郷
コンサートに訪れた多くの来場者
門賢会長があいさつ
2019年02月06日
4 消防団色川分団に新車両
 小型ポンプ付積載車更新  (那智勝浦町 )

 那智勝浦町消防団(貝岐昌志団長)の第6分団(色川地区、吉田創分団長)の消防ポンプ自動車が更新され、4日に同町役場前で配備式があった。平成30年度消防団第6分団小型動力ポンプ付軽積載車整備事業。総事業費は約297万円。

 約20年前に導入された旧車両が老朽化したための更新整備。ダイハツ工業株式会社の658㏄に小型動力ポンプを積載した軽四輪駆動車で、山間部の狭い道路の進入や、急勾配な道路事情に対応できる仕様となっている。旧車両よりも車両周辺を照らすLED作業灯を充実させており、夜間活動の視界改善に配慮されている。

 配備式には貝岐団長をはじめ分団員、堀順一郎町長ら関係者が出席。堀町長は日頃の任務にねぎらいの言葉を述べ、「これからも訓練に励んでいただければ」とあいさつ。配備式の後、吉田分団長は「旧車両は年数のわりには走行距離が短かった。出番のないことが一番良いので、普段から防災、安全対策に務めたい」と話し、団員らと車両装備などの説明を受けた。

(2019年2月6日付紙面より)

車両装備の説明を受ける第6分団の団員ら=4日、那智勝浦町役場
2019年02月06日
5 宇久井SSが連覇
 第32回和田禎佑杯サッカー大会  
2019年02月06日
6 谷口君が近畿大会で二冠
 地元・和歌山開催の全国選抜出場へ  
2019年02月06日
7 観光客総数が過去最多  年末年始の主要7カ所  (和歌山県 )
2019年02月06日
8 市長の政治姿勢など問う 新宮市議会臨時議会 
2019年02月06日
9 希少なコショウノキが開花  準絶滅危惧種  
2019年02月06日
10 中学校の学びに触れる  光洋中学校で入学説明会  (新宮市 )
2019年02月06日
11 「毎日が勉強」  西川流友千恵会「初舞会」  (那智勝浦町 )
2019年02月06日
12 夏山海岸の自然楽しむ  熊自連が新春ひだまり観察会  (那智勝浦町 )
2019年02月06日
13 元気に「鬼は外」  にこにこ広場で節分イベント  (串本町 )
2019年02月06日
14 初午の行事が活気を誘う  豊川稲荷神社や古座神社  (串本町 )
2019年02月06日
15 言葉と思い掲げ胸に刻む 串本中1年生が立志式で (串本町)
2019年02月06日
16 柔らかくておいしい  「寺子屋広場」でパン作り  (紀宝町 )
2019年02月06日
17 税金で助け合える社会に  6年生が税について学ぶ  (相野谷小 )
2019年02月06日
18 一年の無病息災願う  井田神社で「古札炊上祭」  (紀宝町 )
2019年02月06日
19 お悔やみ情報
  
2019年02月05日
20 「福は内、鬼は外」
 那智山両社寺で節分行事  (那智勝浦町 )

 那智勝浦町那智山で3日、熊野那智大社の節分祭や那智山青岸渡寺の節分会(せつぶんえ)が営まれ、境内や堂内に「福は内、鬼は外」の声が響き渡った。

 熊野那智大社(男成洋三宮司)では午前8時に節分祭、以降2回にわたって節分祭鬼追い追儺式(ついなしき)があった。午前10時の式には大勢の大檀那(だんな)=特別崇敬者=が参列し、内庭で神事が執り行われた。

 古式にのっとった衣装と鬼の面を付けた役人役が社殿の鈴門柱に進み、福升に入った豆をまいた後、鈴門の基礎石を鬼やらい用具(先の割れた竹)で3回打ちながら「家内安全、延命息災、家運隆昌」と大声で唱える式を務めた。

 境内では神職がお弓の儀に臨み、「鬼」と朱書きされた的に矢が当たると拍手と歓声が起こった。男成宮司や大檀那らが宝物殿から豆まきをし、厄災を払って地域に春を呼んだ。

 那智山青岸渡寺(髙木亮享住職)では、本尊の秘仏「如意輪観世音菩薩(ぼさつ)」が開帳され、午前7時から午後3時ごろまで、節分会を順次営んだ。大勢の人々が次々と訪れる中、髙木住職がかみしもを着た参列者の名前を一人ずつ読み上げ、所願成就を祈った。続いて「七難即滅、七福即生」と詠唱し、内陣に向けては「福は内」、反対を向いて「鬼は外」と豆をまき、一年の健勝や家内安全を願った。

(2019年2月5日付紙面より)

宝物殿から豆をまく男成洋三宮司ら=3日、熊野那智大社
本堂で豆をまく信者ら=3日、那智山青岸渡寺
2019年02月05日
21 目で見る熊野の近代史
 歴探スクールで中瀬古友夫さん  (新宮市 )

 新宮市教育委員会など主催の「歴史探訪スクール第6回講座」が2日、市福祉センターであった。熊野学研究委員会委員の中瀬古友夫さんが「目で見る新宮・熊野の近代史(5)」をテーマに、明治後期から大正時代に発行された「熊野百景写真帖」について、写真などを交えて解説した。

 「熊野百景写真帖」は、現在も同市内で営業を続ける久保写真館の久保昌雄さんが、明治33(1900)年に製作。皇室に献上された。同年には官製はがきの私製が認可され、同写真館では絵はがきの販売も始まった。

 同写真館は大正2(1913)年以降、同写真帖や、改訂版「紀伊熊野百景」の一般販売を開始。熊野地方の風景などを積極的に紹介した。中瀬古さんは「定価12円とあり、当時にしてはとても高額。広告や時刻表なども掲載されており、ガイドブックとしての色合いも濃く見られる。版を重ねるごとに内容も充実していった」と解説。旧浦神小学校の廃校の際に見つかった、同校が所持していた「紀伊熊野百景」には脱落した写真も多くあり、中瀬古さんは「当時は貴重な教材として使われていたのではないか」と予想した。

 中瀬古さんは、昨年9月に文化財保護審議会の研修として福井の一乗谷朝倉氏遺跡、三国湊を視察したことについても触れ、保存や展示の様子を報告した。遺跡は芝生や砂利を敷き一部を復元しており、朝倉氏の館周辺の遺構はそのまま保存されているなどと説明した。

 講座終了後、本年度同スクールの閉講式があり、速水盛康教育長が皆勤賞の9人に記念品を贈呈。「皆さんの熱心なご聴講により、無事に閉講することができた。熱意と一体感が感じられる情報提供の場として、来年度も重要な探訪スクールと位置付けて実施していきたい」とあいさつした。

(2019年2月5日付紙面より)

熱心に耳を傾ける聴講者ら=2日、新宮市福祉センター
中瀬古友夫さん
2019年02月05日
22 一本の綱から幸福を
 花の窟神社で「お綱かけ神事」  (熊野市 )

 熊野市有馬町の「花の窟(いわや)神社」(山川均宮司)で2日、春の例大祭が営まれ、一本の綱を引くことで、全ての幸福が得られるという県の無形民俗文化財「お綱かけ神事」が行われた。

 同神社は日本書紀に記述があり、日本最古の神社ともいわれる。国指定文化財と世界遺産に登録され、神事は、同神社に葬られているイザナミノミコトの魂を鎮めるために始まったとされ、毎年2月2日と10月2日に行われる。

 午前10時の花火を合図に神事が始まり、長さ約170㍍の大綱の一端が白装束の氏子たちの手でご神体の上にくくりつけられ、もう一端は信者や地元の人たちの手で国道42号を挟んだ七里御浜海岸の波打ち際まで引っ張られ、移動しながら神社を囲う形で境内の支柱にしっかりと固定された。

 1日から早稲田大学オープンカレッジフィールドワークでこの地を訪れている一行14人も神事に参加した。「初めて」という都内在住の松元浩子さん(58)は「熊野古道もお綱引きも、東京では伝えられていない。こういう神社は、どんどん全国に発信すればよいのに」と話していた。

(2019年2月5日付紙面より)

多くの参拝者と氏子が大綱を引く=2日、熊野市有馬町の七里御浜海岸
2019年02月05日
23 全国初のシステム導入へ
 タイムラインの進化版  (紀宝町 )

 紀宝町は2014年度、災害が発生する前にあらかじめ取るべき対策を時間ごとに決める「タイムライン」(事前防災行動計画)を導入し、台風発生時などに運用してきた。現在は、町全体と浅里、大里、鮒田の3地区で運用しており、今後、他の地区にも広げていく計画。今年4月からは、町内各地区の避難所に専用タブレットを配布し、最新の情報を確認しつつ、住民自らが発信できる新システムを構築する。町や地区ごとの行動計画の進捗(しんちょく)状況などが共有できるタイムラインの進化版で全国初の取り組みとなる。

 タイムラインは、台風発生時などの行動を事前に時系列で組み立てておくもの。甚大な被害を受けた11年9月の紀伊半島大水害を教訓に、紀宝町が全国に先駆けて導入した。

 国土交通省近畿地方整備局紀南河川国道事務所、同省中部地方整備局紀勢国道事務所、気象庁津地方気象台と行政、警察、消防、消防団など関係団体が連携して活用してきた。

 災害時には町防災拠点施設が災害対策本部になる。各担当がタイムライン表に記入し、情報共有しながらステージ1~5の行動項目に沿って運用する。

 台風が発生した場合、約5日前から行動を開始。ステージ1では情報収集や施設の点検を行う。紀宝町が台風の予報円に入り大雨が予想された際はステージ2に移行する。

 警報が発表されるとステージ3、避難判断水位に到達するか土砂災害警戒情報が発表されるとステージ4、台風が最接近、河川氾濫危険水位の超過、氾濫発生でステージ5に移る。

  □     □

■新システム

 新システムを導入することで、タブレットやスマートフォンなどで進捗状況の入力や確認が可能となる他、避難者数の入力、地区別の雨量、水位、避難所の開設状況、気象情報なども確認できる。

 各地区と町との情報共有がより早くなる。刻々と変化する状況を瞬時に把握できるようになる。

 町では運用開始後、出水期の6月までに訓練を実施する予定だという。

(2019年2月5日付紙面より)

2019年02月05日
24 1月度月例杯の結果
 那智勝浦ゴルフ倶楽部  
2019年02月05日
25 高学年チームが3位と健闘
 和歌山少年ラグビー大会  (新宮RFC )
2019年02月05日
26 46チームが太地町を疾走
 総合優勝は新宮高校陸上部  (くじら浜公園駅伝大会 )
2019年02月05日
27 山田直史さんが優勝
 もみじ会1月月例杯  
2019年02月05日
28 西垣戸農園part2が優勝 第139回職場対抗ボウリング大会 
2019年02月05日
29 佐野・和田組が優勝
 第12回ミックスダブルス大会  (紀南テニス協会 )
2019年02月05日
30 JAPAN、なちBが優勝
 那智勝浦町体協冬季ソフトバレー大会  
2019年02月05日
31 目標金額大きく達成  川舟クラウドファンディング  (新宮市 )
2019年02月05日
32 住民の手で町の美化を  港花壇にハマボウ植える  (那智勝浦町 )
2019年02月05日
33 協力し合い鬼退治  きたやま保育所で節分行事  
2019年02月05日
34 節分の由来や文化を知る  中央児童館で「節分のつどい」  (新宮市 )
2019年02月05日
35 熊野地方各地で節分行事   
2019年02月05日
36 「高く揚がって」  井田小低学年児童がたこ作り  (紀宝町 )
2019年02月05日
37 「なれずし」販売に長蛇の列  元気やで!浅里なれ寿しまつり  (紀宝町 )
2019年02月05日
38 渡御関係の役者を決める  神社社務所でおみくじ祭  (水門祭 )
2019年02月05日
39 決意掲げて気を引き締める  串本町チームが結団式挙行  (ジュニア駅伝 )
2019年02月05日
40 お悔やみ情報