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2019年01月25日
1 異文化交流で友好深める
 台湾から姉妹校生徒ら来校  (新宮高校 )

 県立新宮高校(前田成穂校長)に23日、同校姉妹校の台湾國立彰化女子高級中學(陳香妘校長)の生徒66人と教職員5人の計71人が来校した。両校は、県が国際交流を目的に台湾の修学旅行誘致を始めたことをきっかけに2004(平成16)年から交流。14(平成26)年3月に正式に姉妹校提携を交わしている。

 彰化女子の到着後、新宮高ESS部員による学校紹介と校内ツアーがあり、その後には同校体育館で全校生徒による歓迎式典が開かれた。前田校長が「大家好(ダージャーハオ)」と歓迎。「交流を通して関係や協力体制を深めていければ」などと英語であいさつした。生徒会長の古根川健君(2年)が「新宮高校と日本に興味を持ってくれたら幸いです。私たちもあなたたちの国のことを教えてほしいです。日本での滞在を楽しんでください」と英語で歓迎の言葉を述べた。

 彰化女子からは学部主任の丁志昱団長が「交流活動を通して異文化を体験し、姉妹校として末長くお付き合いさせていただきたい」。代表生徒は「これを機会に日本文化や風習などを勉強できれば」とスピーチ。両校は記念品を交換し、親交を深め合った。

 空手部と吹奏楽部による歓迎発表があり、彰化女子の生徒らは興味深げに空手の形に見入り、演奏に手拍子を送って盛り上げた。彰化女子は日本のアニメ曲に合わせてダンスを披露するなどして友好関係を育んだ。

 新宮高は、3月14日(木)から代表生徒ら20人と教員2人が台湾への海外研修旅行を行う。彰化女子を訪れ交流を深めるほか、生徒宅へのホームステイや台北での歴史文化学習を予定している。

(2019年1月25日付紙面より)

舞台発表などを通じて交流を深めた=23日、新宮市神倉の県立新宮高校
友好を示し記念品を交換し合った
2019年01月25日
2 町独自のノベルティ導入
 認知症サポ増を目指して  (串本町 )

 串本町地域包括支援センターはこのほど、認知症サポーターであることを知らせる缶バッジ300個を作り、同町として行う同サポーター養成講座修了者への配布を始めた。

 同サポーターは厚生労働省「認知症を知り地域をつくる10カ年」(2005―15)の一環で導入された制度。同講座修了者にノベルティ「オレンジリング」(シリコン製ブレスレット)を託す形で同サポーターの裾野を全国規模で広げている。

 同町は、認知症になっても安心して暮らせるまちづくりを目指して2010(平成22)年から同講座を実施している。これまでに約350人が修了しているが、人口に対して2%という実績は県内でも低い域に当たり、その割合を高め地域による見守りを充実するきっかけとしてこの缶バッジを町独自のノベルティとして導入することにした。

 直径約4㌢で、ピンとクリップの両用タイプ。オレンジリングをイメージした輪の中に日本トルコ友好キャラクター「まぐトル」を描いたデザインを採用している。リング以上に目立つところにつける事が多いバッジの特性を生かして同サポーターであることをいっそう分かりやすくするとともに、なじみ深いキャラクターの姿で見た人の関心を引き同サポーターへの関心を高めるのが狙い。関心の延長で同講座の実施頻度を上げ、町域における修了者の裾野拡大を図るという筋書きだ。

 同講座は90分の内容で、10人以上の受講と会場が確保できる状況であれば同センターに依頼して出前実施してもらえる。受講は無料で、修了者には同サポーターのノベルティとしてオレンジリングと缶バッジの両方が託される。

 喫緊では町職員を対象にして同講座を開く予定。同センターの中まどかさんは「この講座は認知症や患者の気持ち、接し方を正しく理解するところがポイント。串本町も高齢化率が40%を超え、厚生労働省の指標によると高齢者の4人に1人が認知症またはその予備群とされている。そのような状況だからこそ、認知症サポーターを増やし地域で見守る目を宿したい。一人でも多くの町民の皆さまにこの講座を受講してほしい」と缶バッジに込めた思いを語った。

 同講座の実施依頼や認知症関係の相談、問い合わせは同センター(電話0735・62・6005)まで。

(2019年1月25日付紙面より)

串本町独自のノベルティとして配布を始めた認知症サポーター缶バッジなど=23日、串本町串本
2019年01月25日
3 学校は地域コミュニティの核
 推進フォーラムin紀宝  

 「地域とともにある学校づくりに向けて」と題したコミュニティ・スクール推進フォーラムin紀宝が23日、紀宝町生涯学習センターまなびの郷研修室で開かれた。松阪市立第四小学校学校運営協議会理事長の鈴木逸郎さんが「コミュニティ・スクールを起点とした地域づくり」をテーマに講演した。

 コミュニティ・スクール(学校運営協議会制度)は、学校と家庭、地域が知恵を出し合い、学校運営に意見を反映させる仕組み。今年度、町内全小中学校に協議会を導入し、町学校運営協議会連絡協議会(山田十司会長)が発足した。

 フォーラムは町教育委員会(西章教育長)と同連絡協議会が主催。町内各学校の運営協議会委員、PTA、教員など約70人が出席した。

 西教育長が地域の見守り活動に感謝し、「今年度、町内七つの小中学校がコミュニティ・スクールとして再スタートを切った。子どもたちが豊かに育つようご協力を」、山田会長は「コミュニティ・スクールを皆さんの力で地域に広げてください」とあいさつした。

 鈴木さんは、「子どもたちの『生きる力』は、多様な人々と関わり、さまざまな経験を重ねていく中で育まれるものであり、学校のみで育まれるものではない。地域社会とのつながりの中で、子どもたちは豊かでたくましく成長していく」と示した。

 第四小学校の取り組みを紹介した上で、「学校は地域コミュニティの核。地域に愛着と誇りを持ち、地域の未来を切り開く人材の育成を」と求め、「子どもたちが大人になった時、帰ってきたくなる紀宝町になろう」と呼び掛けた。

 講演後、町内各小学校の校長らが学校運営協議会の活動を紹介した。

(2019年1月25日付紙面より)

フォーラムに出席した学校関係者ら=23日、紀宝町まなびの郷
鈴木逸郎さん
2019年01月25日
4 一年の健康など祈る
 加寿地蔵尊で初地蔵祭  (那智勝浦町 )

 那智勝浦町天満の加寿地蔵尊で24日、初地蔵祭が営まれた。加寿地蔵尊世話人会(中田勝康代表)が奉仕した。

 毎月24日は地蔵菩薩の縁日で、この日は信仰厚い多くの人々が参拝した。午前10時からの法要では中田代表、修験道者の冨岡秀清さんが般若心経、地蔵菩薩の真言を唱え、参列者の健康や家内安全を祈願した。

 参列者らは、赤いよだれかけに子どもの健康や合格祈願などの願を掛けて奉納した。夫婦で参拝した田中秀薬(一平)さん(79)、芙空(芙代子)さんは、四国遍路を30年かけて75回巡り、100回を目指している。那智山青岸渡寺、補陀洛山寺、熊野那智大社へのお参りも810回、毎月24日の加寿地蔵尊への参拝も欠かさないと話し、「お参りを通していろいろな方との一期一会、健康であることに感謝しています」と笑顔を見せた。

(2019年1月25日付紙面より)

初地蔵祭を営む中田勝康さん(前列右)ら=24日、那智勝浦町
2019年01月25日
5 新宮市駅伝大会2019結果㊥
 中学生男女の部  
2019年01月25日
6 唱歌や民謡口ずさむ  円満地公園で「うたごえ喫茶」  (那智勝浦町 )
2019年01月25日
7 どうなる?今後の政治  末延吉正さんが今年の経済語る  (新宮市 )
2019年01月25日
8 新年のお茶のお稽古  浮島児童館で「初釜」  (新宮市 )
2019年01月25日
9 伝統的な遊びを楽しむ  くろしお児「お正月遊びを楽しもう!」  (新宮市 )
2019年01月25日
10 「のどごし良くもっちり」  太田の郷でピロール米の麺を商品化  (那智勝浦町 )
2019年01月25日
11 教わったことをおさらい  伝統文化体験教室が閉講  (古座川町 )
2019年01月25日
12 当船の外観を3D計測  東北の手法でデータ保存  (水門祭 )
2019年01月25日
13 若い力に防災減災を期待  矢渕中と鵜殿3組が合同避難訓練  (紀宝町 )
2019年01月25日
14 園児らが袋いっぱいに集め  太陽水産が井田、鵜殿保で餅ほり  
2019年01月25日
15 お悔やみ情報
  
2019年01月17日
16 商売繁盛など祈願
 大泰寺で「大般若法要」  (那智勝浦町 )

 那智勝浦町下和田の古刹(こさつ)関南七薬師第一古道場として薬師尊像を祭る霊場、定光山大泰寺(西山十海住職)で13日、「大般若法要」が盛大に営まれた。

 法要は西山住職をはじめ太地、那智勝浦両町の寺から住職が出仕。大般若経典(600巻の大般若経典の一部)を左右に波打たせながら一気に読む転読が行われ、厄払い、家内安全、商売繁盛などを祈った。

 その後、本堂や薬師堂の回廊などから西山住職や各寺住職、檀家役員、区長総代らが米約290㌔分の餅やいなほ作業所のパン150個を一斉に投げ、近隣から集まった大勢の善男善女らが境内で餅拾いを楽しんだ。

 同寺は伝教大師により1200年前の平安時代初期に創建された桓武天皇勅願道場と伝えられている。薬師堂は関南七薬師の第一霊場として昔から近隣の人々の信仰を集めてきた。本尊の薬師如来像(国重要文化財)は1156(保元元)年の作。その優美な姿に引かれ、ご開帳の際は大阪や東京などからも参拝者が訪れる。堂内では、鎌倉時代に作られた毘沙門天・不動明王像および十二神将と共に祭られている。

(2019年1月17日付紙面より)

法要を営む住職ら=13日、那智勝浦町の定光山大泰寺
餅投げに大勢の人が集まった
2019年01月17日
17 弓頭らの奉仕注目集める
 潮﨑本之宮神社祭礼「お的祭」  (串本町 )

 串本町串本にある潮﨑本之宮神社(深美芳治宮司)の祭礼「お的祭」が14日にあり、弓頭2人らによる「お弓式」が注目を集めるなどした。

 同神社の「お的祭」は、総代会(吉村健三総代長)の奉納行事「お弓式」を軸にした祭礼で、毎年1月第2月曜日(成人の日)を期日にして営んでいる。今年は南区の人選により吉村海君(18)が正弓頭、岡村龍之介君(18)が副弓頭を務めることになり、指南役の堀好之総代と共に4日から前日まで稽古に励んで所作を習得。当日は正弓頭に矢拾いの堀遥陽さん(9)と堀周雄総代、副弓頭に矢拾いの堀結陽さん(8)と深石遂総代がつく形で式に臨んだ。

 弓頭2人は早朝の潮ごりで身を清め、深美宮司と共に神前奉告。吉村総代長の仕切りで境内に設けた的場へ入り、総代らが直径約2・7㍍のお的を据えて式を始めた。弓頭は1巡目に2本、2巡目は左右で入れ替わり2本。「おーまとー」の掛け声に合わせて計4本の矢をお的めがけて放ち、吉村君は4本、岡村君は2巡目の2本を的中させて見守る人々を歓喜させた。1巡ごとに矢拾いが矢を集めて弓頭に戻し、3巡目は境内の茂みを越える遠矢(とおや)を串本古座高校グラウンド方向へ放って締めくくった。

 2巡目終了直後、お的は総代らにより細かくちぎられ、災いよけとして配られた。「お弓式」と並行して同神社は厄よけ祈祷(きとう)を営み、年の節目を迎えた12人が参列した。「お弓式」終了後は総代会から米1石分、併せて祈祷参列者が奉納した餅がまかれた。

 「お弓式」を経て、弓頭の奉仕2回目の吉村君は「3年前は1本外したが、今回は全て的中できて良かった。自分は自衛隊に就職するので、国や串本を守れるよう願いたい」。奉仕は初めての岡村君は「最初の2本を外したけれど、3本目の的中でいい音が出せてよかった。自分は進学するがこれからも健康第一で過ごしたいし、地域の皆さんも健康に笑顔で暮らせるよう願いたい」。吉村総代長は「家内安全、大漁満足。うちは漁神様なので、毎年そのように願っている。カツオ(の漁場)がまだ遠いので、早く黒潮が接岸してくれたらなぁと思う」とそれぞれ話した。

(2019年1月17日付紙面より)

お的めがけて弓矢を構える弓頭ら=14日、潮﨑本之宮神社
2巡目終了後、ちぎり配られるお的
境内にやぐらを据えて餅まき
2019年01月17日
18 南海トラフの揺れを体験
 井田小学校で防災学習  (紀宝町 )

 紀宝町立井田小学校(前田幸利校長、児童118人)は15日、防災学習を実施。全校児童が地震体験車で最大震度7の揺れを体験した。

 いつ発生してもおかしくないといわれている南海トラフを震源とする巨大地震に備えることが目的。地震体験車を所有する三重県防災対策部の金城健二・防災啓発専門員らが出向いた。

 各学年に分けて実施。1年生に対し、金城さんは「半年前に大阪で震度6弱の大きな地震が発生し、ブロック塀が倒れて女の子が犠牲になった。震度6弱はブロック塀や家の中のタンス、冷蔵庫などが倒れる大きな地震。南海トラフ地震はもっと大きいため、どれだけ揺れるのか体験してほしい」と話した。

 体験車は、過去に起こった地震や今後予想される地震パターンの震動を再現できる。この日は「南海トラフ地震」の揺れで訓練。最大の震度7の震動では、児童らからも驚きの声が上がった。

 揺れを体験した児童に金城さんは「今日の体験を家族に話し、家具が倒れないようになっているか確認してください」と呼び掛けた。

 全学年の児童は「防災ノート」を活用して、危険箇所を確認するなどした。防災ノートは、県教育委員会が南海トラフ地震や台風、集中豪雨などの自然災害から児童生徒の命を守るために作製し、県内各小中学校などに配布している。

(2019年1月17日付紙面より)

地震体験車で地震の揺れを体験する児童たち=15日、紀宝町立井田小学校
2019年01月17日
19 草鞋作り追い込み
 元鍛治町の堅田裕見子さん  (御燈祭りに向け )

 新宮市元鍛治町の堅田裕見子さんは自宅近くの作業所で、「御燈祭(おとうまつ)り」で上(あ)がり子たちが履く草鞋(わらじ)を作っている。本業である理容業の合間を縫って毎年50足ほど編んでいる。

 近年、地下足袋を履く上がり子が目立っていたが、「石段で滑る」と正装である草鞋に戻る人が増えている。上がり子の数は2000人前後と、50年前の約3倍に増える一方、草鞋を作る人は高齢化で年々減っており、関係者らを悩ませている。

 新宮で生まれ育った堅田さんは、草鞋の確保が難しくなっていることを知り、同市熊野川町や紀宝町鮒田の女性たちから直接学び、5年ほど前から本格的に作り始めた。作っているサイズは15~27㌢だが、大きなサイズのものも別注で受け付けている。

 草鞋作りは力仕事。指や腰、腕などを痛めることもある。材料のわらが確保できるのが8月下旬以降ということもあり、秋から冬にかけての冷え込む中での作業となる。「作り手が一人、また一人といなくなり、材料の確保も難しい。わらを運搬する車も必要」と不安を口にする。「奉仕の気持ちで作っている。上がり子の皆さんには現状を理解し、大事に使ってほしい」。

 草鞋一足を作る苦労を知ってもらうとともに将来、作り手を育てるための「草鞋作り体験教室」の開催や、観光客など一度しか使わない上がり子への荒縄の貸し出しなども提案していた。

(2019年1月17日付紙面より)

草鞋を編む堅田裕見子さん=13日、新宮市元鍛治町
2019年01月17日
20 暖かな日差しと声援を背に受けて
 2019くまの駅伝大会  
2019年01月17日
21 伝統ある脊美祭り  多くの催しで盛り上がる  (那智勝浦町 )
2019年01月17日
22 消防団員が恒例の餅つき  臨済宗海翁禅寺で、どんど焼きも  (那智勝浦町 )
2019年01月17日
23 「まぐろ祭り」開催に向け  業務分担など最終確認  (那智勝浦町 )
2019年01月17日
24 警察、消防らと連携確認  速玉大社で御燈祭り事故防止協議会  
2019年01月17日
25 コミカルな動きに笑い  三輪崎会館でピエロ公演  (新宮市 )
2019年01月17日
26 思い思いの形に成形  蓬莱保が卒園記念に陶芸制作  (新宮市 )
2019年01月17日
27 お弓祭りや厄払い  森浦蛭子神社で祈念祭  (太地町 )
2019年01月17日
28 大漁や航海安全願い  飛鳥神社でお弓神事  (太地町 )
2019年01月17日
29 大同会の獅子出しで弾み  「水門祭」執行に向け  (串本町 )
2019年01月17日
30 安泰の願い込めて祈願  一乗寺で「開運だるま市」  (熊野市 )
2019年01月17日
31 子どもみこしが練り歩く  梶鼻王子権現の例大祭  (紀宝町井田 )
2019年01月17日
32 ヒカンザクラが開花  JR那智駅前  
2019年01月17日
33 お悔やみ情報